フランスの映画界の大スター ブリジット・バルドーの訃報が発表されて以来、この国民的女優の葬儀をめぐっての構想は政界を二分していると言われています。
フランス国民にとっての偉大なスターであった彼女の訃報に際し、大統領府は、国民全体からの追悼の意を表す場として国が追悼式を開催する提案をしていましたが、彼女の遺族はこれに応じず、彼女の葬儀はブリジット・バルドー財団がサントロペのノートルダム・ド・ラソンプション教会で葬儀を執り行うことを発表。葬儀の模様は教会の外の大型スクリーンにて中継され、その後、海兵隊員の墓地にて私葬を執り行い、その後、「サントロペのすべての住民と彼女のファンに公開された追悼式」が行われると発表しています。
大統領府はこのような提案をしたことは、共和国の慣習に則ったものであり、追悼は遺族との合意に基づいて決定されるものであると説明しています。
葬儀は年明け1月7日に行われることが予定されています。
また、この葬儀には、マクロン大統領は招待されていないとのことで、そんな中、極右のマリン・ルペン氏は葬儀に参列することを発表しています。
ブリジット・バルドーは生前、マクロン大統領に対しては、あまり好意的な感情を持っていなかったといわれており、彼女は2023年にマクロン大統領を「邪悪な存在」と呼び、マクロン大統領に動物虐待に対する無策を批判する辛辣な手紙(「私はあなたの無策、臆病さ、そしてフランス国民への軽蔑に憤慨しています」という内容)を送っています。
一方、ブリジット・バルドーは国民連合(RN)とは先代?ジャン・マリ・ルペン氏の代から密接な関係にあり、今回の彼女の訃報が流れると国民連合は、すぐに、「類まれなる女性」、「信じられないほどにフランス的」、「自由で不屈で誠実な女性であった」と彼女を絶賛するコメントを発表しています。
前党首のマリン・ルペン氏とは政治以外にも動物への情熱を共有していたと言われています。
それを裏付けるかのように、マリン・ルペン氏は「私は彼女への愛情、感謝、そして尊敬の気持ちを表すために、個人的な友人として葬儀に参列します」とマリン・ルペン氏は述べています。
ここ数年、特に不人気の声が大きくなっているマクロン大統領、国民的大女優の葬儀というある種の一大イベントに接し、形無しといった感じに陥っています。
ブリジット・バルドーの葬儀
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