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2026年11月1日日曜日

検査のハシゴ

  


 ここのところ、風邪をひくと、あっという間に気管支炎になってしまい、ゼーゼーと苦しくなってしまうのですが、今回もまた、ここのところお客さんが相次いだこともあってなのか、寒くなってきたのと同時にあっという間に風邪?→気管支炎になってしまいました。

 先週のあたまくらいに、これはやっぱりダメだ・・と思い、お医者さんに行って、抗生物質の薬を飲んでいたのですが、今一つすっきりせず、これは、キッチリ治してしまった方がよいな・・と、切れてしまった抗生物質の薬をもらいにお医者さんに行ったのです。

 ところが、「抗生物質の薬を一応、飲み切ったのに、治らないのは、別の要因があるかもしれないから、検査した方が良いから・・」と言われ、急遽、その日のうちに、検査を2つすることになったのです。

 ひとつは、今、またコロナウィルスが流行っているから、コロナの検査と、もうひとつは、胸のスキャンをとって、その結果をとりあえず、電話して・・と言われ、処方箋を書いてもらって、まず、薬局に行きました。


 薬局に行くと、コロナウィルスの検査は、もう無料ではなくなっていて、検査キットを買って、その場でやってもらうことに・・。さんざん待たされましたが、検査をその場でやってもらうと、こちらは陰性でした。

 次に、いつも検査をしてもらうクリニックに直行。予約は取っていませんでしたが、かかりつけのお医者さんが「緊急」の処方箋を書いてくれたために、その場でスキャナーの検査を受けることに。

 お昼過ぎの、検査場としては妙な時間帯だったためか、そのクリニックでは見たことがないくらい空いていたので、検査の同意書にサインして、すぐに検査をしてもらえることに・・。

 「上だけ脱いで、この部屋で待っててください・・」と言われて、待っているとなかなか予呼びに来てくれず、「ん??」と思っていたら、「マシンが故障してしまったので、今、テクニシャンを呼んだから、ちょっと時間がかかるだろうから、洋服を着直して、待っていてください・・」と。

 私は内心、「でたでた・・まただ・・フランス・・」と思いながら、もうあまり腹をたてる元気もなく、自分でも驚くほど冷静に友人とLINEなどをしながら、待つことに・・。

 それから、40分~50分くらい待ったでしょうか?テクニシャンらしき人が表れ、ヤレヤレ・・それでも「結局、今日は治りませんでした・・」なんてこともあり得る・・と思いながら、さらに待つことに。

 結果、それからしばらくして、マシンは修理され、スキャナーの検査を受けました。

 検査の結果は、特に問題は見受けられないということで、安心して、主治医のところに電話すると、これで抗生物質の薬を出してもらえるかと思いきや、「少し、様子を見てから、来週、もう一度、来てください」と来週なかばの予約を入れて、その日は、家に帰りました。

 昼食時間くらいに主治医のところにちょっとでかけたつもりが、検査のハシゴをするハメになったため、ランチを食べていなくて、家に帰った時には、もう腹ペコで、あわてて昼食をとると、もうその日は疲れ果てて、眠り込んでしまいました。

 そもそも具合が悪くてお医者さんに行っているのに、お医者さん、薬局、検査2軒のハシゴをして、もうグッタリ。

 フランスでは、検査は別の場所でするのが基本ですが、具合の悪いときに疲れる話です。


検査


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2026年10月30日金曜日

日本からの訃報はいつも辛いけれど・・

  


 私の海外生活も長くなって、これまで、何人の身近な人を遠くから見送ることになったかは、覚えていないくらいになりました。

 実際に危篤の報せを聞いて駆け付けたのは、母の時くらいなもので、父の時には、もう間に合わず、訃報となった時点で報せを受け、葬儀のために、一人で帰国しました。

 その後は、ポツポツと父方の親戚は亡くなっていって、母方の親戚・・というか兄弟姉妹たちは、母の没後もずっと皆、元気で、私が日本に帰国する度に顔を合わせていました。内心、「なんでママだけがあんなに早く亡くなっちゃったんだろう?」と、こっそりと、ちょっと悔しく思ったりするくらいでもありました。

 しかし、母方の兄弟姉妹たちは、いつまでもとても仲が良く、また、私や娘とも海外でずっと暮らしているというのに、これまでと変わらずにずっと私たちともつきあいを続けてくれていました。(父方の親戚とも仲良しですが・・)

 けれども、突然、昨年、母の兄が亡くなり、ちょうど、そのすぐあとに日本に帰国したときにお参りでもしなくては・・残された叔母と少しでも話したい・・と思っていたところに、帰国早々に羽田から、亡き母の妹(叔母)に電話したところ、なんと、亡き母の弟が入院してしまったという話を聞いて、びっくり!急遽、一人の叔父の弔問と、もう一人の入院している叔父のお見舞いに別々の日に予定をあけて、行くことになったのでした。

 結果的にその時に入院していた叔父に会ったのが、最期になってしまったわけですが、もうこちらの方の叔父は、特に私とは、関係が深く、私がまだ子どもの頃、物心つくかつかないかくらいの頃、まだ叔父が独身で実家(私の祖父母の家)にいる頃から、私は叔父にずっとお世話になり続けてきました。

 叔父はあまり器用に世渡りするタイプではありませんでしたが、お坊ちゃん育ちの優しい優しい人でした。特に私の大好きだった祖母はこの叔父が誰よりもお気に入りで、私と祖母とこの叔父と3人で出かける機会がとても多かったのです。

 祖父が突然、入院した際などにも二人で何回もお見舞いに行きましたし、祖母が亡くなるまでの半年間も頻繁に病院で顔を合わせてきましたし、何より、私が娘とともに一時帰国をする際には、娘が小さい頃かった頃から、もうかなり大きくなってまでも、必ず羽田に迎えに来てくれて、送ってくれて、日本滞在中にも、一緒に山の家に付き合ってくれたり、料理の上手だった叔父は、自分の手料理をわざわざ私の実家まで届けてくれたりもしていました。

 母の没後もそれは変わることなく、時には両親以上というか、私にとって、とてもとても大きな存在でした。ここ数年はもう運転するのは危ないし、迎えに来てくれることはなくなりましたが、それでも、必ず一度は会って、一緒にお墓参りに行ったり、うちの近所で二人で食事したりと、もうそれは、思い出は限りなく浮かんできます。

 昨日の朝、たまたま午前中、私の外出中に従姉妹からLINEが入り、突然の彼の訃報に、もう呆然。その後、すぐにその従姉妹が電話をくれました。そのあと、娘からもすぐに電話がありました。

 もうただただショックなのですが、悲しいのに涙も出ない・・というか、どうしても実感が湧きません。なのに、心の中はずっしりと重たく、何も手につきません。

 あいにく、娘も翌日から海外に出かける予定になっているので、娘に頼むわけにもいかず、私も今、猫の具合が悪いので、長期間、家を空けるわけにもいかないので、日本にも行けません。

 こんなとき、海外生活の悲哀を感じます。大切な人の最期に立ち会えないこと。

 これは、海外生活のとても辛いことのひとつです。

 この間、会っておいてよかった・・と思う気持ちと、また、来るからそれまでに元気になってって言ったじゃない!と両方の気持ちが渦巻いています。

 最初に届いた訃報のLINEを何度も何度も読み返しています。


日本からの訃報


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2026年10月27日火曜日

時差ボケを全くしない従姉妹

 


 私が年々、日本への一時帰国が辛くなっている理由のひとつは、年々、酷くなる時差ボケが酷くなっていることにあります。

 これだけは、如何ともしがたいことで、日本とフランスの時差8時間(サマータイム時は7時間)ですが、これに加えて、直行便でも14時間というフライト時間。

 これは、正直、本当に辛いです。

 娘もこの時差ボケ緩和に色々と知恵をつけてくれて、メラトニンを服用するとか、日本に到着後は、できるだけ太陽の下に出ることや、夕日を眺めるといいらしい・・なんてことを教えてくれて、これらを試みてはいるものの、そこまでの効果がありません。(それでも、メラトニンは、多少、助けにはなっています)

 今回、従姉妹がものすごく久しぶりにパリに来てくれて、私は彼女の時差ボケを心配していたのですが、これが彼女には全く時差ボケというものがなく、驚いています。

 もっとも、日本からフランスに来たときは、フランスから日本に行ったときに比べると、私とて、時差ボケは弱いのですが、それでも、夕方になると、強烈な眠気に襲われたりするものです。

 時差ボケというのは、年齢とともに、酷くなるもののようで、娘の成長の過程で見てみると、(娘は2歳の時から毎年、日本に連れて行っていました)最初の数年、つまり2歳から5歳くらいまでは、日本に着いた途端に日本時間に順応し、フランスに帰ればすぐにフランス時間に戻るという本当に羨ましい感じでした。

 ところが、さすがの娘も年齢とともに、人並みに時差ボケを感じるようになり、今では、人並みに時差ボケを感じているようです。しかし、彼女は若く、体力もオバケなみなので、その時差ボケくらいは、今のところ難なく乗り越えています。

 しかし、今回、日本からやってきた従姉妹は、私と同い年。どうして、こうも私と違うのか?と思うのですが、彼女曰く、「時差ボケというものを経験したことがない」そうで、前回、パリに来た時のことは、よく覚えていないのですが、どこの国に行っても、時差ボケはなしなんだそうです。

 彼女は結構、お酒を飲むので、それも影響しているのか?いやいや、私は今はアルコールを飲まなくなってはいますが、以前は、結構飲んでいた時期もあり、その頃もしっかり私には、時差ボケというものがあったのです。

 ともかくも、外地に到着してすぐに、身体が現地時間に対応できて、フルに動き廻れるということは、効率的、しかも、本人の身体もラクなので、なによりなことなのですが、毎回、日本とフランスを往復する度に時差ボケに苦しめられている私としては、本当に羨ましい限りなのです。


時差ボケ


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2026年10月24日土曜日

ローマのマルシェ MERCATO TRIONFALE

  


 最近、私は、パリでもマルシェ巡りが楽しくなっているのですが、それが私の大好きな食の宝庫であるイタリアともなれば、絶対に訪れたかったのは、ローマでもマルシェは絶対に外せませんでした。

 色々と行程を組んでいて、比較的、立ち寄りやすい充実したマルシェを探していたら、みつけたのが、「MERCATO TRIONFLE」でした。

 広い屋内のマルシェですが、もうマルシェに入る前から興奮状態のため、もう右に左にと目をやりながらも、もうよだれが出てきそうなものばかりです。




 新鮮な野菜、今はキノコの季節なので、大きなポルチーニ茸、色とりどりのトマト、オリーブ、チーズ、ハム、肉・・などなど・・魚屋さんなども、パリには、置いていない魚、特にイカやタコの類、貝類などは、とても充実しています。

 ほんと、パリに持って帰りたいものばかりで、ガマンするのが苦しかったです。

 野菜などもパリにはない野菜類、また、野菜を調理しやすいようにカットしてあるものなども、食へのこだわりが感じられるところです。

 イタリア料理は、素材の味を上手に生かしていると感じられるものが多く、その分、素材の質は、高いように思います。



 マルシェの中のお店のおじさん、おばさんたちも、明るく陽気な人が多く、買い物をして、写真撮ってもいいですか?というと、笑顔でポーズをとってくれました。

 時間があまりたっぷりあったわけではないし、また、持てる荷物にも限りがあるために、買えるものはごくごく限られているので、気ばかり焦っていたな・・と後から思いますが、美味しいオリーブに関しては、かねてから、パリでも美味しいオリーブを探して歩いていたのですが、どうにも納得がいくものが見つからず、一度、レストランでとても美味しいオリーブを出してくれたので、「これ、とっても美味しいんだけど、どこで買えますか?」と聞いたのですが、「これは、業者から買ってるものだから、一般の人が買えるのかわからない・・」と冷たい返事でした。


 それ以来、ずっと探していた美味しい食べやすいオリーブにここでは出会え、1㎏買ってしまいました。

 あとは、パルミジャーノの大きな塊を2つ。ここのおじさんは、全く英語を話す気がなく、ずっとイタリア語だけ。でも、なんとなく通じるのが不思議でしたが、結局、最後にはおまけまでしてくれて、大変、陽気で楽しいお買物ができました。


 また、子豚の丸焼きを売っていたおじさんは、パフォーマンスがすごくて、大きな声で人を呼び、興味ありそうに近付くと、これ?試食?と驚くような量を食べさせてくれました。

 私はこれまでパリでも、どこかのマルシェで子豚の丸焼きを見かけたことはあったのですが、どうにもグロくて、ちょっと遠目から見ていただけで、実際に食べたことはありませんでした。

 それが今回は、このおじさんのおかげで初めて食べてみたのですが、これが驚くほどしっとりジューシーで、また、薄味なのに、しっかりと味わい深く、どうやって味をつけているのか?とっても不思議でしたが、とにかく想像以上に美味しくて、思わず買ってしまいました。

 皮の部分もテリテリ、カリカリに焼いてあって、それもまた美味しいのです。

 もうこれだけ買ったところで、もう岩でも持ち歩いているくらいの感じになってしまったので、買い物は終了しました。

 今度は、このマルシェでの買い物だけのためにローマに行ってもいいな・・と思うくらいでした。

 つくづく、私は食べることが好きなんだ・・とあらためて、再確認しました。

 美味しいものは、人を幸せにしてくれます。


ローマのマルシェ MERCATO TRIONFALE


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2026年10月23日金曜日

ホテルの星の数の不思議

  


 旅行をするときのホテルの予約の際には、星の数をある程度は、参考にはするのですが、この星の数は、必ずしも当てにならないというか、なんか納得いかなくて、モヤモヤすることがあります。

 これは良い意味でも悪い意味でも、期待を裏切ってくれることがあるということです。

 ホテルの星の数は、客室や設備の充実度、サービスの質、ホテルの施設、利便性などを評価したものとされていますが、これは、その国や地域の総体的、相対的な評価ということならば、違ってくることもあるだろうし、世界共通の統一基準のようなものがあるわけではなさそうです。

 一度、フランス国内の地方で四つ星ホテルを予約したら、驚くほど部屋も狭いし、設備も今ひとつだったので、かなりガッカリした覚えがあります。

 また、逆にイタリアのプライアーノで三ツ星ホテルに泊まったときには、お部屋や調度品、眺望などから、その施設もサービスも申し分なく、なんで?このホテルが三ツ星?少なくとも充分に四つ星はあってもいいんじゃないの?と思ったことがありました。

 だいたい、ホテルの予約をするときは、サイトを見て、その写真や立地条件やサービス内容などを検討して予約します。実際に行ってみると、あの写真、たしかに、ここなんだろうけど、うまく写真、撮ったな・・と思うことは、多々、あって、まあ、それが笑って許せる範囲内であることもあれば、そうでないこともあります。

 今回はローマの四つ星ホテルに泊まったのですが、まず、行きたいところに行きやすい立地条件、ある程度、ゆったりできる快適さ、朝食がついていることなどを基準に選びました。

 ローマなので、お部屋が四つ星にしては、少々、狭めかな?とは思いましたが、インテリアなどもまあまあセンス良く、バスタブもついていたし、パティオもあったりして、まあまあ優雅な感じではありました。

 イタリアに行く時は、私はホテルの朝食というものをとても楽しみにしていて、色々な種類のハムやチーズやソーセージ、サラダ、フルーツ、シリアル、パンなどなど、シンプルなものでも、その素材自体がとても素晴らしいので、その地域の色々なものを試せる絶好のチャンス。

 美味しいものを見つけたら、ハムならハム、チーズならチーズの名前をホテルの人に聞いて、マルシェに買いに行って、パリに持って帰るのも楽しみのひとつなのです。

 ああ、あと、かならず、オリーブオイルやバルサミコなどの銘柄もチェックします。今回はこのホテルでは、とても美味しいバルサミコを置いていました。

 そんなわけで、今回の四つ星ホテルの朝食は充分に納得のいくものでした。

 ただし、納得いかなかったのは、ホテルのサービスで、フロントの人の対応がまるで無責任。ホテルにチェックインしたあとに、その日の夕食と翌日の昼食用のレストランの予約を頼んだのですが、「サイトから予約すれば・・」と。

 サイトから予約できるようになっていなかったので、頼んでいるのに・・。そうしたら、「サイトからできないなら、電話すれば・・」と。

 ふつう、四つ星ホテルくらいだったら、レストランの予約くらいは快くしてくれると思うのですが・・。

 しつこく食い下がったら、やっと電話してくれて、「応答がないから、電話して、後で知らせます」と。その日は私たちはそのまま出かけてしまう予定だったので、その予約がとれたかどうか、確認できないので、もう、そのレストランは諦めることにしました。

 そして、それなら、ホテルからあまり遠くないところでおススメのレストランを紹介してくださいとお願いし、その中からひとつを選んで、ようやく予約してくれました。

 それから、翌日のレストランは、帰ってきてから結果を聞きますから・・と言ってでかけました・・が、ホテルに戻ってみると、フロントの人は時間で交代しており、何の申し送りもしてありませんでした。

 もう、その段階でほぼほぼ諦めて、部屋に戻り、別のレストランを検討しました。翌朝、一応、チェックアウトの際に一応、再びレストランの予約の件を確認しましたが、やっぱり予約はしておらず、何の申し送りもありませんでした。こんな無責任なことある?と憤慨しました。食べ物の恨みは大きいのです。

 また、もうひとつ、四つ星なのに・・と思ったのは、アメニティです。小さなシャンプーやバス○○などはあるものの、二人分には足る量ではなく、コンディショナーもありません。

 せっかく良い施設などはあるのに、サービス面では、十分ではないというところでした。

 敢えて、名前は出しませんが、朝食以外は、ちょっと残念なホテル。

 あらためて、ホテルの星の数とは?と思ってしまったホテルでした。


ホテルの星数


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2026年10月22日木曜日

数十年ぶり?のローマ 私はローマを侮っていた・・

  


 今回の旅行に関しては、本当は、南スペインに行くつもりにしていたのですが、我が家のポニョが病気になってしまったため、人に頼むにしても、あまり長くは家を留守にはできない気持ちが強く、一泊くらいだったら・・と、もう少しパリから行きやすいところに変更することにしたのです。

 となると、やっぱりイタリア・・ローマだったら、ローマに着いてからの乗り継ぎ等もなく、比較的、移動に時間がかからないため、また、一緒に行く従姉妹がとにかく、イタリアには一度も行ったことがないから、どこでも・・という話だったので、ちょうど、たまたま、とても行ってみたいレストランなどもあったことから、ローマに行くことにしたのでした。

 まあ、私がイタリアに行くのは、ほぼほぼ食べることが目的で観光は二の次なのです。しかし、従姉妹が初めて・・というので、一応、観光っぽいものもしないと、なんとなく気の毒かな?とも思い、ローマでは、映画「ローマの休日」に出てくる「真実の口」とか、「コロッセオ」とか、「スペイン階段」とか、「トレビの泉」、そして「サンピエトロ大聖堂」などを廻る予定を組みました。

 そして、大きなマルシェも・・。

 ホテルもそれらの場所に比較的、行きやすい場所を選び、市内では、ほとんど徒歩か路線バスで移動しました。

 私が以前、ローマに来たのは、来たといってもはるか昔。断片的な記憶しかありませんでしたが、特に市内を路線バスに乗っているだけで、ごくごくすぐそばに次々にあらわれる遺跡の数々、パンテオン・・コロッセオなどなどの他にそこまで有名ではなくても、すぐそこに保存されている遺跡があちこちにあり、大興奮でした。

 パリにもパンテオンがありますが、あまりに綺麗に整備されすぎていて、古代感が薄く、逆にローマは、あまり、きっちり整備されきっていないところが、逆にリアル感があり、グッとくるものがあります。

 同じものでも、その時の自分によって、感じることは違うと思うし、現在の私は、気が付いてみると、無意識に色々とパリと比較してしまうところがあるので、また、別の感じ方があるのかもしれません。

 なんとなく、部分的にあった記憶よりも、実際にスマホ片手に手探りで歩きながら、名所を廻っていると、また独特な感慨があります。

 こんな歴史を身近に感じられる都会ってスゴイ!そんな風に思い、なんとなく、ローマを軽んじていた自分を恥じ、また、ゆっくり来たいな・・と思いました。もうすっかりローマのバスの乗り方もマスターしました。

 これはパリも恐らく同じですが、観光客に対して、公共交通機関はあまりに説明がなさすぎです。

 あと、街中では、パリよりも英語を話してくれる人が少なく感じましたが、英語で尋ねても、イタリア語まじりの英語、もしくはイタリア語だけで説明してくれます。

 それから、なんといっても、大きいのが食べ物です。私は、ここ数年はずっと南イタリアばかりに行っていたので、ローマはなんといっても首都だし、都会だし、物価はそこまで安くはないのではないか?と少し思っていたのですが、やっぱり安いです・・というか、パリの物価って、異様に高いんだな・・とあらためて再確認しました。

 ローマ滞在中はイタリア料理オンリーでしたが、もうちょっとした名前を知っているようなメニュー、例えばブルスケッタなどでも、種類はいっぱいあり、また、そのひとつひとつが、小憎らしいくらいにシンプルだったり、「えっ?これ使うの?」みたいな、ちょっとしたアクセントが効かせてあったり、いちいち、大感動です。

 しかも、やっぱりどこのレストランでもハズレなし。毎回、何かをオーダーしても、想像以上のクォリティのものが登場します。いちいち、こんなのパリで食べたら大変な値段!と思ってしまうし、また、別の話ではありますが、パリで美味しいイタリアンを見つけるのは大変なことです。

 シンプルなメニューでも、新鮮な素材が使われているので、この材料が使われていて、この値段!と嬉しい驚きの連続です。

 もちろんパスタも、まず、なかなかパリではお目にかかれないしっかりとした食感の生パスタ・・これをピッタリとアルデンテに茹でるのも難しそう・・と思ったり・・。

 食べ物に関しては、ほぼほぼパリの半額に近い印象です。

 もちろん、マルシェでも、もう欲しいものばかり!マルシェごと買って帰りたい気持ちでしたが、浅漬けのグリーンのオリーブとチーズ、子豚の丸焼きの一部しか、買えませんでしたが、これだけでも重い重い!でも大満足。

 特にパリでも良く買っているイタリアのチーズなどは、なんで、パリだとあんなに高いの?と恨めしくなるくらいでした。

 食べ物は、間違いない!と思っていましたが、やっぱり間違いないどころか、いつも想像の上をいってくれて、しかも安い!そのうえ、ごくごく身近なところに遺跡がポコポコあって、そんなものも楽しめる。ローマがローマ帝国であった・・全ての道はローマに続く・・などと言われた輝かしい過去の面影が見える気がしました。

 そうそう、バチカンについて・・忘れていましたが、凄く壮大!パリのノートルダム大聖堂の何倍もインパクトあり。やはりカトリックの総本山。しかし、ものすごい人・人・人。この荘厳さ・・偉大さ・・世界中の多くの人が惹かれるのもわかります。

 とにかくローマ・・やっぱりすごいです。パリから2時間で行けるし・・。

 また、ぜひ、行こう!と思っています。

 そうそう、一個、忘れていました。ローマの空港は、液体の持ち込みが2リットル以内であれば、OKになっていました。これは、パリでは、まだそんな風になっていなかったので、ローマの空港の方が進んでいます。


ローマ


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2026年10月21日水曜日

へんな飛行機に当たっちゃった・・

  


 イタリアは、大好きな国ですが、イタリアへの往復のフライトには、警戒しています。まず、トラブルありき・・と思っていた方がダメージが少ない・・そんな気がしています。

 飛行機が時間どおりかどうかなどは、もはや、あまり期待はしておらず、たまにオンタイム!なんて表示されていると、こんなこともあるの?と驚くくらい・・。

 遅延はあたりまえです。

 荷物に関しても、痛い目にあったことがあるので、絶対に預けません。

 その他は、パリからだと飛行時間も短いので機内でのサービス等はどうでもいいです。

 しかし、今回のローマ往復は格安航空会社だったので、ちょっと普通ではありえないことがありました。たまたま前日にオンラインチェックインをした際に、残りの席が非常口近くの席以外は追加料金・・と表示されていたので、「まっいいか!」とその席にしてしまったのですが、実際に搭乗すると、「フランス語話せますか?」と。

 「フランス語を話せない方はこの席には座れません」と、もう一人の従姉妹は別の席に移動させられてしまいました。

 なにやら、非常時に手伝ってもらわなければならないから、その時の説明はフランス語なので、フランス語が分からない方はこの席はダメなんだ・・と。

 「そんなこと、書いてなかったじゃない!」と、私が物申すと、「いいえ、書いてありました!」と。そんなこと、今さら、言い合いしても仕方ないので、従姉妹は別席へ。

 しかし、他の席にすると、追加料金をはらわなければならなかったはずなのに、あれって、なんだったの?と後でいぶかしく思いました。

 あと、たまたま、その便は、学生の団体と、なんだか、黄色いスカーフを首に巻いている妙な宗教の団体(なんだか素朴な顔した年配の人々)が一緒になってしまって、乗客のほとんどがその人たち・・。

 異様な雰囲気の宗教団体と学生たちのうるさいこと、うるさいこと・・。

 学生がうるさいのは、まあ、あるあるですが、その妙な宗教団体のおじさん、おばさんたちもよくしゃべる人たちで、なんだか搭乗するや否や、お互いに飴やお菓子を仲間内で配り始めたり・・もう帰りで疲れているのに、ウンザリでした。

 飛行機の便は、その航空会社のサービスもありますが、たまたま乗り合わせる人々によってもずいぶんと差があります。今回はそれも大外れでした。

 しかし、これは、予約時点では、知る由もなし、全くの運です。

 いつか、日本行きのたしかJALだったと思いますが、パリ・オペラ座の一団と一緒になったことがあって、大変、目の保養になったことを思い出しました。でも、パリ・オペラ座の人たちが、エアフランスじゃなくて、なんでJAL?と思ったりもしたのですが・・。

 とにかく飛行機は、色々と当たりはずれがあります。


フライトの当たりハズレ


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2026年10月16日金曜日

私のいない日本での娘と私の友人

  


 友人から、突然、LINEで写真が送られてきて、「サプライズー!」と書いてあったので、ふむふむ、どんなサプライズなのかと思ったら、写真には、その友人とそのパートナーともう一人・・なんと、娘が映っていて、ホントにサプライズでした。

 どうやら、写真は彼女の家のような感じ(といっても私は、大昔に一度おじゃましたくらいなので、全くどんなお家だったかは覚えていない)で三人がニッコリ笑っています。

 私の友人と娘は面識はあるし、私が日本に帰国した際などに、一緒にでかけたりしたこともあったし、それこそ、娘が小さい頃には、私は日本に帰国時も(母がすでに心臓の具合があまりよくなかったこともあって・・)どこに行くにも娘を連れ歩いていたので、私が帰国時に友人に会ったりしている場所には、常に一緒にいたので、自ずと、私の親しい友人は、全員、娘のことを知っているわけです。

 とはいえ、娘が大きくなってから、また、一人で日本で生活を始めてからは、そうそう接点はなく、といっても、娘が日本で生活を始めたばかりの頃には、なにか困ったことがあったら、きっと助けてくれるだろうから・・と、娘と私の友人たちのLINEを繋げてもらっていました。

 以前にも別の友人と彼女がパリに来るときに、友人が託してくれたものがあって、それを受け取りに二人で食事してきた・・とかいうのが、そういえば、あったのですが、今回は、まるでそんな話を事前に聞いていなかったうえ、彼女の自宅。

 そりゃビックリです。

 娘は、そのへんは、妙に腰が軽いというか、食べ物につられて出かけるというか・・あまり、私の友人に私なしで会うということに抵抗がないらしく、今回も、近々、パリに来る従姉妹に言伝てくれるものを受け取りに行ってくれたとのこと。

 なんともありがたい話です。

 しかし、自分自身に置き換えてみるならば、私が母の友人に母ぬきで会って食事する・・なんてことは、想像すらつかなかった話。これまでの経緯があればこそという感じではありますが、不思議な気持ちです。

 以前にも、娘には、「そういうの(私の友人に私なしで会ったりすること)って嫌じゃないの?大丈夫?」と聞いたことがあり、彼女はサラッと「全然・・」とひとこと。

 「美味しいもの食べられるもん!」と。

 思うに、なんなら、私が死んだあとも、彼女たちは、こうして付き合い続けられるんじゃないかと・・。そんな妙な勘ぐりまでしてしまうのでした。

 それもこれも、娘が日本語をふつうに話せるようになっていたおかげ・・日本語教えておいて、本当によかったな・・と思います。

 しかし、嬉しい話です。


娘と私の友人


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2026年10月15日木曜日

半年以上待たされた心臓専門医の予約が・・

  


 もう今や、予約を取ったのがいつだったのかも、よく思い出せないのですが、明らかに予約を取った時点で、「え~~半年以上先じゃん!」と思ったのだけは覚えていました。

 この心臓専門医の予約待ちの長さは、フランスではしばらくは、フランスでは会う人ごとに愚痴っていた気がするのですが、みんながみんな、揃いも揃って、「まあ、そんなもんでしょ・・自分もね・・」とごくごく当然のこととして受け入れられているのです。

 もはや半年以上もたって、よく考えないと、なんで予約取ったんだっけ?(体調不良で、他にも色々検査をした挙句、最後に残っていたのが心臓の検査でした)と思うくらいの予約当日、まず、家のエレベーターが故障していて、階段でえっちら、おっちら、下まで降りることになり(上るときのことを考えながら・・)、「なんだか、今日はついてないな・・」と思いながら、半年以上待った、心臓専門医に向かいました。

 受付で、「今日、11時55分に予約を入れてあるのですが・・」というと、「カルト・ヴィタル(保険証カードのようなもの)を出してください」と。しばらく、受付の人が照会してくれていましたが、どうにも時間がかかり、「なんか、嫌な予感・・」と思っていると、その予感は命中。

 なんと、とっていたはずの予約はキャンセルになっていました。そんなことってある?と思うのですが、フランスだったら、あり得ないことではありません。こんな時は、もう自己防衛本能で、「できるだけ腹を立てないスイッチ」が作動し、すんなりと、「じゃあ、次の予約を入れてください」と涼しい顔をして、言ってのけたつもりでした。

 しかし、次の予約はというと、「来年の4月」ということで、もう半年以上待ちというのは、もういつでも変わらないのでした。

 前回、待たされることになったときには、半年先なんて、もし悪いところがあったら、そんな先なら死んでるよ!と思ったのですが、今度は、さらにまた半年先・・。

 もうどうでもよくなってきました。


専門医の予約待ち


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2026年10月7日水曜日

エアフライヤーが楽しくてたまらない・・

  


 食べることが好きな私は、常日頃から美味しいものを求めて、美味しいお店(といっても、どこどこの三ツ星レストランとか、そういう高級レストランではなくて、お手頃価格のお店)があれば、できるだけ行くようにしているのですが、それでも外食というものは、なぜか飽きるし、結局は、自分で好きなように家でお料理して食べることが一番なのかな?という気がしないでもありません。

 日本ならば、行きたいお店や食べたいものは、短い一時帰国の日程では足りないくらいあるのですが、パリでは、そこまでではありません。

 時々、これは大当たり!と思うようなお店に出会うこともありますが、それは、本当にごくごく稀なことで、実はハズレ・・大したことないのにやたら高い・・これにして、この値段は納得できない・・というものも少なくありません。

 元来、お料理は嫌いではないので、手に入らないものは自分でつくる努力を日々、重ねています。

 そんな中、最近、ずっと気になっていたのが、「エアフライヤー」で、なにかとカロリーが気になるお年頃?、少しでもカロリーを抑えてお料理ができるという「エアーフライヤー」に興味津々でした。

 YouTubeなどでも、エアフライヤーを使ったお料理を紹介している動画などが多々あり、私が作りたいお料理は、ふつうの日本人が作るようなお料理なので、必然的に日本人が紹介しているお料理動画になるわけです。

 もう見ていると、「こんなものまでできるの~~?」と感動していると、どんどん、そのエアフライヤーが欲しくてたまらなくなってしまったのですが、問題は、私が住んでいるのはフランス。

 フランスで売っているエアフライヤーは、当然のことながら、フランス人が使うようにできているわけで、多くのエアフライヤーは、まず、「フライドポテトが油で揚げずにできます!」と「フライドポテト」が前面に広告されているものが多く、その他は「プーレ・ロティ(鶏の丸焼き・もしくは丸のままでなくとも・・」などが主なのです。

 しかし、私の作りたいものは、必ずしも揚げ物ばかりではないし・・となると、フランスで買えるエアフライヤーの中でどれを選ぶのが良いのか?とそれを悩んでいました。

 結果から言うと、エアフライヤーで、こんなものを作りたい・・とか、置く場所を考えたサイズなどを提示して、最近、よくお世話になるChatGPTに相談して決めました。

 私にとっては、新しいおもちゃがひとつ増えたみたいな感じで、今はエアフライアーで色々なものを試してみるのが楽しくてたまりません。

 オーブンなどと、結局は変わらないのでは?とも思うものもありましたが、結局は、今のところ、オーブンよりも時短・・というか、効率がよく、時間がかからず、あっという間にできるものが多く、オーブンほど乾燥しすぎない・・という印象です。

 また、洗い物が少なくて済むのもありがたいところです。

 特に揚げ物のようなものは、健康面だけではなく、油の始末がいらないのは、本当にラクです。

 なにかと揚げ物が注目されがちではありますが、野菜を焼いたりする(今のところ試したのは、ナスととうもろこし)のにも便利であっという間にできます。

 私が今のところ、特に気に入ったのは、焼きおにぎりです。これは、本当に外側がカリッと香ばしく、中がふっくら出来上がるので、とても美味しいです。ナスの焼き浸しのようなものも、下処理というか、前段階まで処理しておいて、あとは、ちょっと漬けるだけ・・とか・・そんな使い方も気に入っています。

 つい先日はローストビーフを作り、たった10分でできてしまい、ちょっと感動ものでした。

 ちなみに私が買ったエアフライアーはMOVA Aero Glass AF20 Proというタイプのものですが、AIR FRY, ROAST, BAKE, REHEAT, FRENCH FRIES, CHICKEN WINGS, STEAK, VEGTABLESのいずれかがチョイスできるようになっていて、温度、時間をセットすることができます。

 私は、この一台しか使ったことがありませんが、基本的には、エアフライアーは、こんなものなのかな?と思います。

 食品を入れる場所は耐熱ガラスでできているので、調理中の焼け具合?が外からも覗けるのが便利ですが、一時停止をして、また再スタートをすることも自由にできるので、非常に扱いやすいです。

 このエアフライヤーで試したいものが次から次へと出てきて、買い物に行くと、あれもこれもとついつい買いすぎてしまうのですが、実際には、私は一人暮らし(+猫一匹)なので、作っているものが、どんどん溜まって行ってしまって、買い物に行っても、もう冷蔵庫の中身を考えると、もうムリ・・となってしまっています。

 しかし、ともかくも迷いに迷ったすえ、ようやく買ったエアフライヤー・・使いこなせるかな?、買ったのはいいけど、結局、使わないまま放置・・ていうことになりかねないと思っていたのですが、今や、炊飯器以上に使う頻度が高くなっています。

 少しでもカロリーオフになるかと思いきや、結局、以前よりも食べています。


エアフライヤー


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2026年10月4日日曜日

イワシの缶詰めが品薄になっているのは・・

  


 イワシの缶詰めは、そこまで頻繁に食べるわけではないにせよ、我が家には、たいてい、いつも、なぜかストックがある気がします。

 おそらく、多くの家庭において、その程度のもののような気もしますが、そのイワシの缶詰めが今、スーパーマーケットの棚から急激に姿を消しつつあるようです。

 フランスにおけるイワシ缶産業は、モロッコ産のものにその多くを依存している状態で、90%以上がモロッコ産のものです。今年のモロッコ産のイワシは、海洋環境の変化(気候変動)のために資源が不安定化し、具体的には、イワシが小さくなり、加工効率が低下し、生産性(缶詰め)が低下しているために、缶詰めの輸出量が減っているということです。

 気候変動による海洋環境・プランクトンの変化がイワシの成長や生息状況に影響していると言われていますが、そもそも缶詰めに入っているイワシは、もともとあまり大きなものではないのに、それがさらに小さなイワシになっているということは、どの程度の大きさのイワシになっているのだろうか?と思います。

 そもそもの品薄に加えて、最近、缶詰食品そのものがフランスで再び人気になっており、特に若い世代の消費が増加しています。

 これはインフルエンサーたちがSNSで安価な滋養食品と推し始めたこともあり、25歳~35歳の缶詰消費者が30%以上増加したといわれています。

 そういえば、少し前に、若い男の子がバゲット2本抱えて、スーパーにイワシの缶詰だけ3缶を買いに来ていたのを見かけたことがあり、若い子って、こういう食事しているの?とビックリした覚えがありました。

 つまりイワシ缶がスーパーの棚から急激に姿を消しているのは、イワシが完全になくなったというよりも、イワシが小さくなり加工効率が低下+海洋環境の変化で資源が不安定+モロッコなどからの供給減+缶詰人気による需要急増という複合的な現象です。

 これは、一時的な品切れではなく、供給構造の問題ともいうべく事態。

 私など不勉強でイワシ缶はブルターニュで作られていると思っていましたし、(もちろん、今でもブルターニュ産のイワシは現在も存在している)、モロッコがそんなにイワシ缶で有名な国であったことも知りませんでした。

 しかし、缶詰そのものが再注目されていることは、悪くない話。冷蔵、冷凍などが必用なく、保存が効き、安価。栄養的にも決して悪くありません。

 そのままでも食べることができて、それを材料にして、お料理することもできる。

 なんとなく、これまで見過ごされていた缶詰をイワシだけでなく、探求してみるのも、ちょっとおもしろいかもと思っています。

 

イワシの缶詰不足


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2026年9月28日月曜日

ロンドンとパリの違うところ・・というか、ロンドンはパリよりもずっと活気がある気がする・・

 


 ロンドンとパリ・・なにかと、同じような括りをされたりすることもありますが、似ているようで、全然、似ていない街です。

 ロンドンは、私が初めて海外生活を送った街なので、特別な思い入れがあり、若干、フラットに見れないところもあるとはいえ、その後、パリで長く生活するようになってから、あらためてロンドンに行ってみると、「パリとは全然、違うんだな・・」と思うことが多々あります。

 まあ、私はロンドンには、現在は住んでいるわけではないので、暮らしてみれば、まあ、色々とあると思いますし、あくまで、私の個人的な感想ですが、ロンドンの方がパリよりもきちんとしている印象があります。

 まず、ユーロスターでパリ北駅から行った場合、ロンドンのキングスクロス・セントパンクラス駅に着いたときの、この駅の違いは、毎度のことながら、あまりにきれいで整っていて、この差に驚きます。

 まあ、ロンドンとて、その他の駅はびっくりするほど、古くて汚い駅もありますが、国の玄関口の駅としては、この差は大きいです。それでも、パリ北駅もこれでも以前に比べれば、ずいぶんきれいになったのですが・・。

 街中でお掃除をしている人などを見ても、パリよりも、ずっときちんとお掃除して下さっているように見えます。(あくまで私にはそう見えたというだけですが・・)

 ただ、メトロ、地下鉄に関しては、パリも大概、酷い路線もありますが、ロンドンの地下鉄(一部ではあると思いますが・・)は、古くて、老朽化がかなりすごくて、たまたま私が行っていたときが、けっこう気温が高かった(といっても9月)こともあり、空調の悪さと暑さが、「こりゃ、パリのメトロよりも酷いかも・・」と思いました。

 古い車両やスタイルを使い続けることは、私は嫌いではないのですが、この気候変動が激しいご時世には、少しは改良の必用があるのでは・・と思った次第です。



 あとは、やっぱりロンドンの方が街に活気があるということです。今回は、オックスフォードサーカスやオックスフォードストリートのあたりを歩く機会があったのですが、人の流れも多く、近辺のお店やレストランなどに躍動感があり、ひとくちに言えば、活気があるな・・と感じたのです。

 これだけ街に活気があれば、経済的にもずいぶん違うんだろうな・・とも思います。

 これは、一概に良い悪いはありませんし、パリにはパリの良さがあると思うし、街のスタイル?雰囲気の違いもありますが、とにかく、オックスフォードサーカスやピカデリーサーカスあたりの繁華街の感じに該当する場所で、パリには思い当たる場所がありません。

 それから、人々の服装に関してですが、これは、たまたまだったのかもしれませんが、ロンドンは全体的に地味な印象で、色使いが比較的少ないような気がしました。

 パリは、わりと皆が自由でバラバラというか、色とりどりというか、もう少し華やかな感じがします。

 まあ、物価が高いことなどは、パリと同等です。

 その他、観光客に対しては、パリの場合は英語対応をしてくれるか?などがあり、ずいぶんと以前に比べれば進歩してきたと思いますが、ロンドンの場合は、そもそもが英語の国なので、ここに関しては比較になりません。

 ・・が、全般的な印象は、ロンドンはパリよりも、街に活気があり、都会だな・・という感じがしました。これには、賛否両論があると思いますが、私の個人的な感想です。

 わっ・・パリ、負けてる・・という感じ。もっとも、まったく、良さは違うところにあるので、それぞれに良さがあると思うし、私は、どちらの街も大好きなのです。


ロンドンとパリ パリとロンドン


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2026年9月25日金曜日

エアフランスのファーストクラスが世界最高のファーストクラスに選ばれた!

 

 


 今月、ロンドンで開催されたスカイトラックス・ワールド・エアラインアワードにおいて、エアフランス航空はサービスの質の高さで数々の賞を受賞しました。

 なかでも、2025年春からリニューアルされている「ラ・プリミエール(ファーストクラス)」が世界最高のファーストクラスに選ばれました。

 また、エールフランス航空は6年連続で西ヨーロッパ最高の航空会社に選出されており、ファーストクラスラウンジにおける最高の機内食と機内で提供されるアメニティキットも高く評価されています。

 エールフランス航空は、「新しいプリミエールキャビン・プロジェクトの開始当初から、私たちは、世界最高のファーストクラスを提供することを目標に掲げてきました。真に卓越した他に類を見ないサービスであり、私たちの伝統とフランスならではの旅の芸術に対する独自のビジョンを体現しております。このスイートのデザインには3年の歳月を要し、5つの窓を備え、お客様にプライベートジェットに匹敵する体験をお届けするために、あらゆる細部までこだわり抜きました。空港到着から目的地到着まで、エールフランス・ラ・プリミエールは間違いなく、私たちが考える最高の旅の姿であり、スカイ・トラックスに認められたことは、大きな誇りです」とこの受賞の喜びを表現しています。

 数十年にわたる革新とエレガンスの証を誇るエアフランス・ラ・プリミエールは、オートクチュールの制服、歴史的なメニュー、食器類に至るまで心くばりされています。

 このプリミエールが評価された理由の一つは、機内の個室感が非常に強いという点で、大型のアームチェア、長いロングシェーズ、これらを組み合わせた約2mのフルフラットベッドです。

 また、パリ・シャルルドゴール空港では、プリミエール専用の非常にプライベートな導線が用意され、ラウンジには個室型のスイートがあります。そして、食事も大きなポイントでラウンジの料理・ワイン・シャンパンは、アラン・デュカス氏のチームが監修しています。

 このラ・プリミエールは単純に広い座席を目指したというよりも、「フランス料理×シャンパン×ワイン×ファッション×化粧品×ホスピタリティ」というパリのラグジュアリー文化そのものを商品にしています。

 機内のアメニティにはフランスの高級スキンケアブランド「Sisley」を採用しています。

 ・・とこんな紹介をしておいて、私はファーストクラスというものには一度も乗ったことがないので、他と比較するとか、そういうことは全くわかりませんが、エアフランスはそこそこ利用していたこともあります。

 エコノミークラスでもシャンパンが飲めるし、クルーのサービスも適切で、その場に応じて融通をきかせてくれるし、食事だって、機内食としては、そんなに悪くはないので、サービス自体は、わりと好きな航空会社ではあります。

 しか~し!なんといっても、ストライキにあたる可能性が一段と高く、勝手にフライトを変更されたりすることが、何回かあり、これは、まったくもって困るわけです。

 フライトがキャンセルされたりすることは、いくらファーストクラスを予約していたとしても、それなりのケアーがあったとしても、如何ともし難い話。

 一度くらいは、乗ってみたいと思いますが、ハードルは高いです。

 ちなみに気になる料金は、時期によって、かなり差がありますが、おおよそ、往復で10,000€~16,000€(現在のレートだと約180万円~290万円)くらいだそうです。

 

エアフランス ファーストクラス 世界最高 ラ・プリミエール


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2026年9月21日月曜日

想像以上のクォリティだったロンドンの素晴らしい美術館 テート・ブリテン

 


 私が友人とロンドンへ行くにあたって、私たち二人は旅行日程まるまるを必ずしも、常に一緒に行動するという前提ではなく、それぞれが行きたい場所を尊重して、行きたい場所が重なっている部分は一緒に行き、異なる場所に関しては、それぞれ別行動ということにしていて、前回も1日目は一緒に行動し、2日目は、彼女は以前、住んでいたウィンブルドンへ行き、私は行きたいスーパーマーケット巡りをして、帰りに駅で待ち合わせるというカタチを取っていました。

 今回、私はポニョ(家の猫)の具合が悪かったこともあって、あまりロンドンについては事前に詳しく検討していなかったので、彼女に「どこ行きたいの?」と聞いてみると、彼女は「テート・ブリテン」にターナーを見に行きたいというので、ターナーの作品は私も好きなので、それに乗っかることにしました。




 私の記憶ではターナーは「テート・ギャラリー」に多くの作品があったように記憶していて、この「テート・ブリテン」というものは、存在さえも知りませんでした。

 ターナーの作品には、思い出があり、大昔に私がロンドンに住んでいたころに、SOHOのあたりに買い物や食事に行った際にトイレに行きたくなると、必ず行っていたのがナショナル・ギャラリーでした。あそこは、入場無料だし、トイレもきれいなので、トイレに行った際に必ず、ターナーの海と船の絵を眺めて帰ってくるのが私のささやかな?贅沢でした。






 ターナーの作品を見るのはおそらく、それ以来のことだと思うのですが、この「テート・ギャラリー」には、多くのターナーの作品が展示してあり、感動ものでした。

 また、ミレーの「オフィーリア」などもあり、この絵は本当に一日、見ていても飽きないだろうと思われるほど美しく、ホンモノの絵ってこんなに美しいんだ!!!と大感動でした。



 非常に有名な絵で、日本では、これを捩ったCMなどもあったりしたので、見れば、「ああ~~」と思う絵です。・・がホンモノの絵を見た後では、とてもこの絵を捩ってCMを使うなんて、失礼ではないか・・と思ってしまうほど、とにかく美しい絵で、正直、私は絵を見てこんな感動したことはない・・くらいに感動しました。

 ここも入場無料です。







 パリでは、かなり色々な美術館に行っていますが、ロンドンの美術館は、本当に久しぶり・・。パリの美術館は絵の展示の仕方がとても素敵ですが、ロンドンもまた、負けず劣らず、素晴らしいです。

 この「テート・ブリテン」に関しては、絵の展示の位置(高さ)が比較的、低めであることが印象的でもありました。

 大英博物館やナショナル・ギャラリーなどに比べて、知名度は、イマイチですが、素晴らしい美術館でしたので、おススメです。


🌟テート・ブリテン (Tate Britain) Milbank, London SW1P 4RG United Kingdom


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2026年9月20日日曜日

パリ北駅からロンドン行きのユーロスター

 


 パリ北駅からユーロスターでロンドンまでは、約2時間半で行けます。すごく早くてラクな移動方法です。

 まず、空港ほどセキュリティチェックが面倒でもなく、フランス側の出国とイギリスへの入国のコントロール両方をパリ北駅で済ませてしまう感じです。

 また、ロンドン到着時もキングスクロス・セントパンクランス駅、ロンドン市内の中心地に着くので、少なくとも空港(ヒースロー空港)からよりは、到着後の移動が圧倒的に楽です。

 ロンドン行きを決めたら、まずしなければならないのがETA(電子渡航認証)の取得です。これは、携帯があれば、簡単にできます。時には、申請が受理されて1〜2日待たされることもあると明記されていますが、私の場合、申請から2〜3分であっという間に認可が降りました。

 このETAの個々のナンバーは当人のパスポートに紐づけられるようになっているため、有効期限内はパスポートさえ持っていれば良いので、これもラクで簡単です。

 ユーロスターのチケットを予約すれば、事前に「少なくとも、○時○○分までには、駅に来てください」という連絡が入るので、その時刻どおりに行けば、大丈夫。しかし、まあ、少し?は並びますし、必ずしも予定の時刻どおりに出発するかは、わかりませんが、これは、パリやロンドンなら、時間どおりではないことが、通常ですので、そのあたりは承知しておかなければなりません。

 パリからロンドン行きのユーロスターの中では、ロンドン市内を移動する際のチケット(オイスターカード)が、ロンドンからパリ行きのユーロスターの中では、パリ市内を移動する際のチケットNAVIGO(ナビゴ)が購入できます。

 座席は、ふつうの座席(エコノミー)でも、飛行機のエコノミークラスよりはラクな気がします。

 今回は、友人が3ヶ月前くらいに予約してくれたので、料金はパリ⇔ロンドン往復で2万3千円程度だったと思います。この金額で行けるんだったら、パリに来たら、ロンドンもついでに・・ロンドンに来たら、パリもついでに・・と思う人もいるかもしれません。

 なんなら、日帰りも可能です。日帰りならホテル代もいらないし・・。

 パリとロンドンは、似ているようで、全然、似ていないので、違うヨーロッパ(ロンドンはヨーロッパではなくなっているけど・・)の景色を楽しめます。

 私など、パリにいるのだから、いつでも行けるよな・・なんなら、欲しいものを買い物するだけでもいい(イギリスのスーパーには欲しいものがいっぱいなのです)から・・などと、一度来るたびに、思うのですが、これがなかなか重い腰が上がらない・・でも、ほんと、日帰りで買い物だけでも・・今度、いつかやってみます。


パリ⇔ロンドン ユーロスター


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2026年9月19日土曜日

友人との旅行に行くか?行かぬか? ポニョの病気と旅行の計画

  


 私の友人が昨年に引き続き、パリに遊びに来てくれていますが、彼女がパリ行きのチケットを取って、まもなく、「また、一緒にロンドンに行こう!」と一泊だけですが、一緒にロンドンに行く約束をしていました。

 彼女にとっても、私にとっても、時期は異なりますが、二人ともロンドンに留学していたことがあり、私たちにとって、ロンドンは少し他の国とは、別の感慨のある国なのです。

 私たちのロンドン留学の目的は全く異なったものでしたが、最初に彼女の方がロンドンに留学し、彼女が帰国して、しばらくたってから、私もまた、別の目的でロンドンに留学したのでした。

 数十年経った今になって、思い返すに、彼女は私の人生の節々に非常に大きな影響を与えてくれて来た人で、私のロンドン留学も彼女がイギリスから帰国して、大きく背中を押してくれたからこそ(きっと彼女は背中を押したつもりはないと言うだろうけど・・)、初めての海外生活に踏み切れた感じがあります。

 そんな彼女と一緒にロンドンへ行くことはこの上ない喜びではあるのですが、今年は、悪いことに我が家の愛猫ポニョが夏の初めに病気になり(腎臓病)、一時は、もうダメかもしれない・・と思い詰めてしまうほど、何も食べなくなってしまったりしたので、とてもポニョを一人で家に置いて、旅行に行くなど、考えられないことでした。

 しかし、「ロンドン行こう!」という話をしてから、彼女は早々に、ユーロスターやホテルの手配をしてくれていたので、一方では、「キャンセル」ということにも、思いきりがつかず、ギリギリまで待って、ポニョの容態次第で、最悪、チケットやホテルの予約分は捨てる覚悟で決めずにいました。

 いつもは、1~2泊の旅行くらいなら、キャットフードと水を用意していけば、ポニョはお留守番してくれていたのですが、今回ばかりは、フードは全て療法食になっているため、ポニョは食べたり、食べなかったりで、なんとかなだめすかして、手を変え品を変え、やっと食べてくれる日が続いていたので、ちょっと難しいかも・・?と思っていました。

 ところが、ポニョは私の友人が大好きで、彼女がパリに到着して以来、波はあるものの、これまでよりはずっと、食べてくれるようになっていて、これならば、ジャンピエール(日本行きなどの長期旅行の際にはポニョのお世話をお願いしている人)に頼めば、行けるかもしれない!と思えるところまでになってきました。

 これから、しばらくは、日本行きのような長期旅行はもちろんのこと、ポニョを置いて留守にすることは、考えづらく、これが私にとって、当面の旅行の最後のチャンス。

 今から予約を取ってまでは、ちょっと行く気になりませんが、幸か不幸か、すでに予約済。当日ギリギリまで、一応、様子を見て、ジャンピエールに事細かに色々なことをお願いして、行ってくることにしました。

 一泊だけなので、ジャンピエールには、私たちが出発する日と翌日だけ来てもらえば、なんとかなる・・と信じ、束の間の旅行に行ってくることにしたのです。


猫の病気と旅行


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2026年9月16日水曜日

NAVIGOを拾ったら・・

  


 私はあまり、落とし物とか失くしものをする方ではないのですが(家の中でなら、どこに入れちゃったかわからなくなって、しばらく見つからないということはしょっちゅうありますが・・)、パリで落とし物をしたら、まず見つからないのがふつうなので、外では、かなり注意してはいます。

 落とし物をしないようにするというよりは、盗られないようにするという感じですが・・。

 まあ、落とし物(落としたのか?盗られたのか?わかりませんが)をして、まず見つからないのですから、当然といえば当然なのですが、そういえば、落とし物を拾うということも、滅多にありません。

 以前に一度だけ、動物園で子ども用の帽子が落ちているのを見つけて、受付に届けに行ったことがありましたが、私がパリで落とし物を拾った記憶はその時くらいしかありません。

 その時も、落とし物が届くという経験がなかったのか、動物園の受付にいた女性は、「???」、まるで、そんなものわざわざ届けるの?みたいなリアクションをされたので、よっぽど落とし物が届くということがないんだろう・・と妙に納得した気がしたものです。

 ところが、先日、メトロのホームのベンチで電車が来るのを待っていて、電車がやってきたので、立ち上がったところ、ベンチの座席にNAVIGO(フランスの定期券のようなもの)が置き去りになっていたので、あわてて手に取って、ちょうど、そのあたりに座っていたような気がした男性2~3人が乗った車両に慌てて飛び乗りました。

 そして、そばにいたような気がする男性2~3人に、「これ、あなたのですか?」と聞いてみたのですが、いずれも、「いいえ、私のではありません・・」と。

 すると、私は余計なものを持ってきてしまったわけですが、ベンチには、もう誰も座っていなかったし、おそらく、私たち?より以前に座った人が落としていったと思われます。

 もう持ってきちゃったものは仕方なし、もう私も電車に乗ってしまっているし、まあ、帰りにでも拾った駅の事務所に届けよう・・と思っていたら、そばにいた若い男の子が、「駅の事務所に届けた方がいいよ・・」と。

 大変、失礼な話ではあるのですが、フランス人に「落とし物を拾ったら、届けた方がいいよ・・」などと言われるとは、初めてのこと・・嬉しい驚きでした。

 若い男の子ではありましたが、なんだか、「こんなこと言うまともな子だってちゃんといるんだな・・」ちょっとホッと温かい気持ちになったのです。

 NAVIGOには、顔写真も入っている(短髪の男性の写真でしたが、この写真の本人かどうかなんて、私は見分けがつきません。しかし、名前もナンバーも入っているので、(一応)本人しか使えません。

 そういえば、私は、一度、このNAVIGOをパンツのおしりのポケットに入れていて、落としたことがあって、(といってもレストランに座っているときに落ちたらしい)慌ててレストランに戻って、取りに行ったらレストランの人が取っておいてくれたことがありました。

 まあ、街中で落としたわけではないとはいえ、NAVIGOは、比較的、落としても見つかる可能性があるものなのかもしれませんが、それにしても、今回は、街中(といっても駅でですが・・)で、落ちていたものを届けた方がいいよ・・とフランス人の男の子に言われたことに驚いた!という話なのですが、そんなことに驚くのって、どうよ・・と、逆に後になってから思ったのでした。


落とし物


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2026年9月14日月曜日

いつのまにか、不要になってしまった LONDON AZ と Paris par Arrondissement

  
 


 本棚を片付けていたときに、「LONDON AZ」と「Paris par Arrondissement」が出てきて、いつのまにか、すっかり使わなくなってしまったけれど、なんだかとても愛おしく、捨てるに捨てれないような気持ちになりました。

 「LONDON AZ」も「Paris par Arrondissement」も、どちらも同じようなサイズになっている本になっている地図なのですが、Google Map のなかった時代、時代というのが、なんだか寂しくさえあるのですが、ずいぶんお世話になりました。

 最初は、ロンドンにいた頃、この「 LONDON AZ」の存在をまず、教えてもらい(A to Zと呼んでいましたが・・)、どこへ行くにも、初めてのところに出かける時には、事前にこの「AZ」をチェックして、「はいはい、この辺ね・・」と目ぼしをつけ、実際に出かけるときにも必ず、これを持って、出かけていました。

 Google Map に慣れてしまった今なら、こんな地図、見ながら歩くなんて、ちょっと面倒だな・・と思ってしまうのですが、当時は、「こんな便利なもの!すごい!住所がわかれば、どこにでも行ける!」と感動ものの本でした。

 ロンドンもパリも同じですが、あらゆる通り(道路)には、通りの名前がついていて、番地は、通りごとに両側(偶数・奇数)で順序良く番地が並んでいるので、住所がわかっていて、この地図があれば、どこにでも行けるのです。

 本の後ろの方に、索引のようなものがあって、通りの名前を探すと、その通りがどこのページのどのあたりに載っているのかがわかります。中には、同じ名前の通りが複数ある場合もあるのですが、それは、地域が追加で記載されているので、それを参考にします。

 日本は、番地は、規則的に並んでいるわけではないので、このような本で、どこにでも行けることが画期的に感じたのです。

 今や、パリの街中を見回してみても、観光客も地図を持って歩いている人など滅多に見かけることはなくなったのですが、それでも、ごくごくたま~に、地図を持ってどこかを探している人を見かけたりすると、なんか、愛おしいような、思わずホッコリするような気になるのです。

 古い本を処分しようと思って、片付けているのですが、この「LONDON AZ」と「paris par Arrondissement」は、なんとなく、捨てられないな・・と思って、また本棚に戻してしまったのです。

 だからといって、この本を使って出かけることも、多分、もうないんだろうな・・とは思うんですけどね・・。

 

 LONDON AZ とparis par Arrondissement


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2026年9月12日土曜日

ポニョと友人と黒オリーブのタプナード

  


 現在、闘病中?というか、腎臓病のために、かなり食事制限、というか、腎臓病用の療法食のキャットフードに切り替えている我が家の猫のポニョですが、まあ、その食べ物の好みが今までよりもグッと限られてきてしまい、その療法食のキャットフードも昨日までは、ふつうに食べていたものを突然、全く食べなくなったり、また別の療法食フードに変えると、まるで何事もなかったように食べたり、全く、その好みの変化に振り回されて、試行錯誤を続ける毎日です。

 また、ポニョは病気になる前から人の好き嫌いが激しくて・・というよりも、外から来る人に対して、異常な警戒心を示し、「カーッ!シャー!」と唸ったりもします。

 これまで、家族以外でポニョが受け入れた人は、片手に足りる程度しかおらず、滅多に他人を気に入るということがありません。

 それが唯一の例外的な存在が私の友人の一人で、昨年、彼女が日本から来てくれた際は、こちらが驚かせられるほど、懐く・・というよりも、彼女を自分のしもべのように顎で使うような感じがあり、自分からスリスリしにいくことさえあって(なにかおねだりをするときですが・・)驚かされました。

 その彼女が今年もパリに来てくれているのですが、彼女が到着した日は、わりとそっけなかったものの、その翌朝から、「あ~この人、あの人だ!」と思い出したようで、もう朝から有頂天で、私と彼女を起こし、二人の間を行ったり来たり。ポニョはとにかくご機嫌です。

 相変わらず、ポニョの食事には苦労しているものの、とにかく、ポニョが嬉しそうなのには、救われる気持ちです。

 それが、昨夜、私と彼女が夕食の際にオリーブのタプナードを食べようとしていたら、ポニョが突然、あらわれて、もう大興奮で、もうそれは、これ、もしかして麻薬かなにか?みたいな反応を示し、よだれを垂らして、顔をタプナードの入れ物にスリスリしながら、かなり狂暴な感じでタプナードを奪おうとするのです。

 友人と二人で「なに?これ?ちょっと怖いくらい・・タプナードってマタタビみたいな成分入っているの?」と調べてみました。

 タプナードには、黒オリーブ、エクストラバージンオリーブオイル、ケッパー、アンチョビ、ガーリック、ハーブなどが入っていますが、中でも黒オリーブそのものの香りが主犯格、そして、オリーブを加工・熟成した際に生じる揮発性の香りの成分に猫は反応しているようです。

 タプナードは、そもそも塩分の強めな食べ物でもあり、ガーリックなどの猫にはよくない食品が含まれているのは食べさせてはいけないものなのですが、それにしても、このポニョの「よだれを垂らして、身体をよじり、スリスリしながら、興奮する様」が麻薬患者ってこんな?と想像させられるほど、ちょっと怖い感じでした。

 しかし、友人はこのタプナードがたいそう、気に入ったそうで、日本に買って帰るそうです。


猫・タプナード・黒オリーブ


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2026年9月6日日曜日

私がフランスでの生活で好きなところ

  


 特に私は以前からフランスが好きだったわけでもなく、フランスについての知識が特にあったわけでもなく、極めつけには、フランス語ができるわけでもないのに、たまたま夫がフランス人でフランスに転勤?というか、フランスに戻ることになったので、フランスで生活することになりました。

 どちらかといえば、フランス語に関しては、大嫌いで、フランス語だけは絶対に嫌だ・・と思っていた時期もあったくらいでした。否応なしに勉強を始めた時は、途方に暮れそうになるほど、頭に入らず、大変苦労しました。

 フランスに来た頃は娘が生まれたばかりだったし、それから間もなくして、私は仕事を始めてしまったので、子育てと仕事と家のことで、日々の生活に必死で、フランスには、慣れないこともあり、もう頭に来ることばかり、そのうえ、日々の生活は、子どもの学校やお稽古事の送り迎えと仕事、家事で全くフランスを楽しむ時間もありませんでした。

 しかし、夫が若くして他界してしまい、現在は、娘も独立し、一人で好きに歩きまわれる時間ができたことで、フランスの好きなところが増えてきています。

 そのひとつは、知らない人とでも、すぐに話が始まることや、知らない人とでも必ず挨拶を交わし、目があったら、ニッコリし合う・・そんな些細なことなのですが、この習慣?というか国民性?というものが私にはとても心地よくなっています。

 逆にたまに日本に一時帰国した際には、なんとなく、知らない人とはできるだけ皆、目をあわさず、無表情でそっけなく、寂しく感じてしまいます。

 フランス人、特にパリジャン・パリジェンヌはお高くとまっていて、冷たい・・というイメージを持たれることが多く、私自身も最初はそんな風に思っていましたが、全くそんなことはないのです。

 むしろ、街中を歩いていたりすると、お年寄りや赤ちゃんを連れている人などに、サラッと声をかけて、手助けをしてくれる人は、とても多く、優しい人が多いな・・と思います。

 私がフランスに来たばかりのころ、頭にくることが多くて、居心地悪く感じることがあったのも、その国の習慣というか、フランス人なりの礼儀というか、人との接し方を心得ていなかったことも大きかったのだな・・と今になって、思います。

 日本だったら、知らない人に話しかけられるとか、ニッコリ微笑みかけられるということは、奇妙なことで、逆に居心地悪い感じがするかもしれませんが、これに慣れてみると、こんなに過ごしやすいことはありません。

 いきなり知らない人と話をしたりするのは、抵抗があっても、せめて、ニッコリとボンジュール、ボンソワール程度の挨拶や、ありがとう、MERCIを必ず言うことを心掛けるだけでもずいぶん過ごしやすくなるはずです。

 なにか、道や物事を尋ねるときにも、かならず、ボンジュールと挨拶してから尋ねるのがフランスです。そんな習慣?が私にはとても心地よいのです。


フランス人の習慣


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