2025年2月15日土曜日

日本で頑張っている娘

  


 私が日本に一時帰国している間は、当然?のことながら、東京にある実家に滞在しているのですが、この家は、両親が他界している今、日本で仕事をしている娘が一人で暮らしています。

 この家は、両親が他界して以来、私と弟の名義になっているのですが、私も弟も海外暮らしで、空き家のまま放置しないで済んでいるだけでも、娘がここで生活してくれていることは、ありがたいことなのです。

 娘にとっても、古くてボロい家とはいえ、家賃ゼロで、そこそこ一人暮らしとしては、スペース的にもかなり余裕があり、家の中の大きな部屋の一つは、彼女のスポーツ用品倉庫のようになっていて、かと思うと、彼女の書斎のようなスペースになっている部屋があったり、ベッドルームとして、その隣の部屋を使っていたり、工夫して、それなりに暮らしやすいように様変わりしているのにもびっくりさせられます。

 この実家は、都内のそんなに悪くない?場所にあるのですが、いわゆる住宅街で、たとえば、繁華街やオフィス街からは、ちょっとアクセスしにくい場所ではあるのですが、彼女の友人たちは、しばしば、鍋パーティーだのなんだのとやってきているらしく、(よくこんなところに平日、仕事帰りに寄ってくれたりするもんだ・・と感心している)、また、彼女の友人の仮倉庫にもなっているようで、大きな犬小屋までがおいてあるのには、ちょっとびっくりしました。

 とはいえ、家の中を見るだけでも、彼女の充実した日本での生活が見えるようでもあり、また、仕事もかなりバリバリやっているようで、リモートワークが基本とはいえ、朝早くから出勤したり、夜遅くまで仕事をしていたり、でも、仕事ばっかりというわけではなく、休日の日は、もれなくスキーだなんだと、寸暇を惜しんで楽しんでいる様子には、すごいパワーとエネルギーを感じ、さすが、若い!と感心します。

 けっこうなお給料をもらいながら、家賃ゼロの分だけ、好きに旅行したりすることができるようで、また、締まり屋の彼女はガッチリ貯金もしているようです。

 彼女が独立して、もう数年が経ちますが、私がせっせとお料理しておいたものや、買ってきておいた食べ物がいつのまにかなくなっていて、「え〜〜??あれ、食べちゃったの〜〜?」というようなことも懐かしさを感じます。

 今は、期間限定なのに、笑って許せますが、これが日常となったら、ケンカになりそうです。

 独立しても娘は娘。でも、それぞれに別々の暮らしやペースがあり、きっと、実際に今、一緒に生活することは、難しいと思います。

 でも、とにもかくにも、夫が急逝したときには、どうなることかと思いましたが、無事に育って、こうして私の祖国でもある日本でフランス育ちの娘が立派に生活できていることに、私は、大変、満足し、また、現在の娘の周囲の人々にとても感謝しています。


日本での娘の生活


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