今回、わりと日本国内を数カ所、旅行してみて、気がついたことは、駅や新幹線などの車内にゴミ箱がないことです。これまでも、街中でも、ゴミ箱は、なかなか見当たらなくて、ゴミどうするの?と来日した外国人のようなことを感じたりしていたのですが、まさか長距離の電車の車内でさえも、ゴミ箱がないのには、驚きました。
たしかに長距離電車の発着がある東京駅や品川駅、新宿駅などにもゴミ箱が見当たらず、でも、さすがに車内で駅弁を食べたりして、当然、けっこうなゴミが出そうな長距離線の車内くらいには、ゴミ箱というものがあるものだと思っていました。
みな、食べた駅弁のお弁当の箱などは、しっかり持ち帰ったりしているのを見かけるので、「これはスゴいもんだな・・日本でしか成立しないシステム?だな・・」と思うのです。
これまで、日本に来た際に長距離を旅行する場合は、飛行機を利用していたので、あまり、考えなかったのですが、今回、新幹線などの長距離電車を利用したいと思ったのには、「電車の車内で駅弁というものを食べてみたい!」という子どもみたいな希望があったのです。
中には、食べてみたいお弁当の2つのうち、1つを選べなくて、両方買ってしまうということもしてしまったこともありました。
しかし、お弁当を食べたあと、以前(といっても大昔ですが・・)はトイレあたりにあったはずのゴミ箱がなくなっていること、そして、到着後の乗客は空になったお弁当のゴミをちゃんと持っていることに気がつきました。
たしかに、このゴミ箱がない場合、その大量なゴミ収集の作業はなくなるわけで、ひとりひとりが自分のゴミを持ち替えれば、こんな効率的?なことはありません。しかし、それは、きっとフランスではありえないこと、ゴミ箱がなければ、皆、好き勝手な場所にゴミを置いていくだろうと思います。
よく、海外でのサッカーの試合などのスタジアムで、試合終了後に日本のサポーターが帰ったあとは、ゴミが落ちてなくて、とてもきれいだと海外では、絶賛されていますが、あれは、スタジアムだけではなく、日本国内のいたるところでも、個々人が同じようにゴミを処理しているんだ・・と思って、やっぱりスゴいんだな・・と、今回は実感した次第です。
街・駅・新幹線のゴミ箱
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