フランスのシェアハウスで二年目を迎えた娘は、今年も寮長を続けているのか?
昨年から、シェアハウスで一人暮らしを始めた娘。
去年は、家を離れての初めての一人暮らしで、当初は、多少なりとも心配したものです。しかも、周りは、全てフランス人の、彼女より年上のかなり個性的な?男性ばかりで、うまく、みんなと仲良く暮らしていけるのだろうか?
家では、洋服は脱ぎっぱなし、何かを出したら、出しっ放し、お料理もこれから仕込もうと思っていたところに、突然のように学校の通学の問題から、一人暮らしをすることになってしまって、大丈夫だろうか?と、多少なりとも心配していたのです。
ところが、同居人たちは、彼女よりも年長者ばかりにも関わらず、学生なはずなのに、学校に行っていない、仕事をしているはずなのに、すぐに辞めてしまう、四六時中、家にいて、暇なはずなのに、忙しいと言って、ゴミをちゃんと捨てない、大きな音で音楽を聴く、食器、調理器具を洗わない、片付けない、一応、共同スペースの掃除は交代で週末にやることになっているのにやらない・・などなど、だらしない人たちばかりで、そんな中に入ると、俄然、娘は、しっかりとし始めて、彼らにゲキを飛ばし、諸々の問題を取り仕切り、いつの間にか寮長のような存在になっていたのです。
今年は、大家さんの方針で、シェアハウス内は、学生のみということになり、彼女以外の昨年の同居人は、全員退去となりました。
なんでも、昨年の同居人の中に、マリファナを吸っている人が見つかったのだそうです。
シェアハウスを運営している大家さんにとったら、シェアハウス内でマリファナ問題勃発・・となったら、これは、放置しておくわけにはいきません。
彼女がスタージュと夏休みのためにパリに帰ってきていた間に、代わりの同居人の部屋は、全て埋まり、今年のメンバーは、彼女と同じか、少し年下の学生、スタージュ中で、学生と社会人の半々の生活をしている、比較的、おとなしめの人だけになっていました。
彼女の学校が始まるのが、他の学生よりも少し遅かったため、彼女がシェアハウスに戻った時には、もう、すでに、他の全員が新しい生活を始めていました。
今年の同居人の様子を聞くと、大家さんが、昨年のメンバーに懲りて、慎重に人選をしたのか、みんな、全然、まともな人たちで、みんなに去年の話をしたら、「そんな中で、よく我慢してきたね〜!」などと言われたとのことで、「もう、寮長は、引退だ〜!」と話していました。
ところが、新学期も始まって、約二ヶ月経って、自分の部屋で勉強していた彼女は、隣のキッチンでの、同居人たちの話が漏れ聞こえてくる話を聞いてしまったのです。
「ちゃんと、ゴミの分別やらないと彼女に怒られるよ!」とか、何か、同居人同士で、少し、揉めている様子の時は、「じゃあ、彼女にどうしたらいいか、聞いてみたらいいよ!・・」と話しているのを・・。
やはり、娘は、今年も寮長を継続している模様です。
しかし、シェアハウスで一人暮らしをしたことによって、彼女に植えつけられた寮長気質に母としては、複雑な思いなのであります。
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