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2026年7月30日木曜日

ポニョお医者さんで大暴れして麻酔を打たれるの巻

  


 そもそも我が家の猫のポニョは、ず~っと家の中で暮らしているので、外出すること自体が本当に滅多にあることではありません。

 以前、娘が家にいた頃には、たまには、一緒に連れて出かけるようなこともあったのですが、私一人になってからは、ほぼ不可能。そもそもポニョは外出が大嫌いなので、それを無理強いする必要もありません。

 そんなポニョは、夫が突然他界して、娘と二人になり、どん底に落ち込んでしまった頃に我が家にやってきてくれた猫なので、もう立派な家族の一員、我が家の主のような存在です。

 気が強く、人の好き嫌いが激しいために、自分の気に入らない人が家にやってくると、容赦なく、「カーッ!」と威嚇します。もう「シャー!」ではなく、「カー!」なのです。

 ふだんは私と二人なので、私にとっては、誰よりも大切な存在です。

 食い意地が張っていて、そこまで食べるわけではなくても、とにかく食べ物に対する勢いがすごく、冷蔵庫を開けるだけ、電子レンジのチンという音がするだけで、家の中のどこにいても、すっ飛んできます。

 そんなポニョが先週から、ぱったりとキャットフードを食べなくなり、食べ物への執着が目に見えてなくなってしまいました。いつも家の中で一番居心地の良い場所をみつけては移動しながら、悠々と寝ているので、そこのところは、変化はないのですが、明らかに食欲が減退して、鶏肉だけはかろうじて食べてくれるのですが、大変、心配していました。

 でも、吐いてしまったりするわけでもなく、いつもどおりに過ごしているので、そのうち回復するだろうと思っていたのですが、翌日になっても変わらず鶏肉しか食べないので、やっぱりふつうじゃない!と思ってお医者さんに連れて行くことにしたのです。

 ポニョは今年で17歳という猫にしたら、高齢なので、なにかあってもいけないな・・と思いつつ、過去、数回、病院に連れて行ったときのことを思うと二の足を踏んでいたのです。

 想像どおり、まず、外出するだけで大変な騒ぎで、さらに病院についたら、いきなり「カーッ!」と始まりました。他の動物の匂いがするのでしょうが、もう袋の中に閉じこもって、時々、顔を出しては、「カーッ!」と唸っています。

 そして、診察台に乗せたが最後、それは「カーッ!」という唸り声だけではなく、暴れ始めて、手がつけられなくなりました。

 しかし、そこはプロ、なんだかいかついグローブを持ってきて、ケージの中にポニョは入れられてしまいました。

 ここ数日のポニョの様子を説明すると、獣医さんは、「麻酔を打ってから、血液検査をしますから、夕方、迎えにきてください」とのこと。

 私は、暴れるポニョの行状に、ひたすら謝り、なんだか問題児を持った母親のような気持ちになりました。

 ひとまず、一人で家に帰ると、そういえば、ポニョがいないこの家は、ものすごく久しぶりでした。

 以前、一度、まだポニョが子どもの頃、急に弱ってしまって、あわてて夜中にお医者さんに連れて行ったことがありました・・が、その時以来のことです。その時は点滴をして、様子を見るのでとりあえず、3日間入院させてください。面会は毎日、できますから・・と言われて娘と泣く泣く家に帰りました。そして、翌日、面会に行くと、ポニョは点滴であっという間に回復したら、猛烈に暴れ出すほどに元気になったので、もう連れて帰ってください・・と言われたことがありました。

 今回は、まさにその時のことを思い出しました。

 そして、夕方になってポニョを迎えに行くと、ポニョは相変わらず大変な怒り様でした。

 しかし、獣医さんの説明によれば、麻酔をして、血液検査をしたあとは、しばらく眠っていて、その後は薄暗い部屋で大人しくしていた模様。

 そして、問題のポニョの病状ですが、なんと腎臓に問題があるとかで、一応、今日の段階では点滴をしたので、3日後からこの薬を飲ませてください・・と2種類の薬を処方されてきました。

 なんとか、この薬が効いてくれればよいのですが、もうそれからは、心配で心配で、何をしていてもポニョのことが気にかかって、心穏やかではありません。

 なんせ、高齢のうえ、自分で自分の身体の具合を話してくれないので、もどかしいことこのうえありません。とりあえずは、少しずつでも食べるようになってくれれば・・と小分けにして食事をあげています。

 もともと、寝てばっかりいるのですが、なんともいつもガツガツしていたポニョに「少しでも食べて!」と祈るような気持ちになるとは・・想像もしていませんでした。

 しかし、それにしても、麻酔しないと血液検査ができない猫って、珍しいのではないかと思うのです。


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2026年7月25日土曜日

執念の航空券チケット探し

  


 昨年、しばらく海外旅行から遠ざかっていた友人がパリに来てくれて、「これで、パリの様子もわかったし、これからは、毎年、来ればいいじゃん!」と話していました。

 彼女も転職して、これまでよりも、休暇が少し取りやすくなったので、これからは、できるだけ旅行がしたいと言っていたのです。

 とはいえ、日本からフランスは遠く、また、他に行きたいところもたくさんあるだろうし、パリばかり誘っても申し訳ないかも・・とも思っていました。

 しかし、彼女は日本に帰ってからしばらくして、「やっぱり行きたい!」という気持ちが膨らんでいたようで、航空券を探していました。

 ところが、ここのところの航空運賃の値上がりはハンパなく、東京⇔パリの航空運賃がちょっと、目を疑うような金額で、平気で40万とか、下手をすると70万とかするのには、ビックリ!!エコノミークラスでの話です。

 「これだけ高いとやっぱり無理かも・・」と言いだしたので、私も、「そりゃ、あまりにも馬鹿げてるよね・・」と、彼女はもうあきらめたものと思っていました。

 ところが、どこからか、彼女は「「ANA国際線航空券タイムセール」というものがあって、それだとすごく安くなるらしいから、それを見てみるね・・」と連絡があり、彼女はそのタイムセールとやらを待っていました。

 しかし、間際にならないといつからそのセールがあるのかわからず、毎月、月半ば過ぎくらいにやるらしい・・ということだけでひたすら彼女は待っていました。そして、そのタイムセールとやらの日は、夜中まで待って、チェックしたところ、「それほど安くもなかった・・」とのことで、じゃあ、しょうがないね・・と私は諦めていました。

 けれども、彼女は諦めなかった・・次第にそのシステムを把握し始め、ヴァリューチケット(早割)、というのではなくて、ライト(LIGHT)というのが本当に安い分だった!ととうとうチケットをゲット!

 色々、日にちを変えて、検索してみて、一番安いところを見つけた!のだとか。

 そして、とうとう彼女はANAの直行便、羽田⇔パリ間を19万円台(9月)で買えたとのこと。

 探せばあるもんだな・・とビックリしましたが、しかし、同じ行先で、同じ飛行機で、どうして、こんなに金額が変わるものなのか?とビックリしていますが、次回、私が日本行きのチケットを取るときには、これを利用してみようかな?と思っています。


国際線航空券 ANA国際線航空券タイムセール


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2026年7月24日金曜日

夏はとにかく工事が多くて困る・・

  


 昨日、いつも通りに出かけようとしたら、いつも利用しているバス停が撤去されていて、ひとつ先の停留所まで歩くハメになりました。家の近くでビルを潰すのかと思われるけっこう大々的な工事をしていることは知っていたのですが、車を通行止めにしてまでの工事になるとは思っていませんでした。

 そんなわけで、こんな工事がそうそう簡単に終わるわけはないので、これからしばらくは、停留所1区間分、歩かなくてはならなくなりました。

 まだ比較的、新しいビルだったのに、なにも壊さなくてもいいじゃない・・古いものでもいつまでも大切に使うフランスらしくない・・などと、もぞもぞ思ってはいますが、私には、なにも抵抗できることではないので、黙って諦めるしかありません。

 そもそも、この夏のバカンス期間は多くの人がバカンスに出かけるために、やたらと工事が多く、メトロなどの公共交通機関の運休・一部運休もやたらと多いです。

 それは、日常に比べれば、迷惑を被る人も少ない時期ではありますが、夏にバカンスに出かけない人もけっこういるわけで(私もその一人)、ウンザリする季節でもあります。



 現在、パリ市内のメトロの運休状況は・・・

・メトロ4号線(7月6日~24日)Les Halles~Montparnasse間が運休

・メトロ8号線(8月20日~27日)Balard~Concorde間が運休

 また、République駅は7月22日から改修工事のため長期間停車しません

・メトロ12号線(7月16日~26日)Jules Joffrin~Concorde間が終日運休

・メトロ13号線(7月31日~8月17日)Saint-Denis Université~La Fourche間が運休

・RER B線(シャルル・ド・ゴール空港方面)7月下旬~8月中旬に中心部で運休

・RER C線(ヴェルサイユ方面)7月15日~8月22日に大規模運休

・RER A線(ディズニーランド方面)8月に一部区間運休

 と、ちょっと見ただけでも、こんなにたくさん!

 こんなに工事しているのに、ちっともきれいにならない気がしているのですが、少しずつ変わっているので、気が付かないだけかもしれませんが・・。

 しかし、日本の場合を考えると、こんなに一度にあちこちが工事中・・ということはあまりないような気もするというか?一体、いつの間に?というくらい工事の期間も短い気がするのは、私の気のせいでしょうか?

 この時期、パリを旅行する方は、予め「Bonjour RATP」のサイトなどで確認のうえ、お出かけすることをお勧めします。(英語表記にもできます)


パリ公共交通機関夏季工事


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2026年7月21日火曜日

やっと、どうにか涼しくなりました! これが本来のパリの夏

  


 もう何もまともにできない・・とぐったりさせられていたあの鬼のような暑さがウソのように消え去り、今週はあの暑さがよもや思い出せなくなるような涼しく、心地よい気候が戻ってきています。

 今朝の気温は14℃、日中でも24℃までという理想的な夏です。本来のパリの夏はこんな感じでした。

 先週まで夜、寝るときに抱えていたアイスノンや凍らせたペットボトルなども必要なくなったどころか、朝は肌寒く、あら・・半袖のTシャツの方がいいかな?いや、長袖の方がよかったかも・・?というように、みるみる従来の服装に戻ってきました。

 とはいえ、これだけの短期間の気温の変化は体力的にもキツいことで、猛暑の間は夜は遅くなるまで気温が下がらないため、夜、窓を開けるためには夜、遅くまで待ってから窓を開けるために、夜更かしになり、朝は、家の中の空気を入れ替えるため、また、ベランダの野菜に水をやるために、早朝に起きていたので寝不足の日が続き、なんといってもこの短期間のこの温度差には身体がついていくのが大変です。

 とはいえ、まだ7月もようやく半ばを過ぎたばかりなので、これからまだまだあの暑さがいつ戻るとも限らないので、動けるうちに動いておかなければ・・と、これまでの夏とは違って、ちょっと焦るような、追い立てられるような気持ちがあることも妙なことでもあります。

 異常な暑さが続いていた日々は我が家の猫のポニョにとっても、それはそれは苦しそうで、彼女ももう17歳。人間にしたら、76歳くらいの高齢で、全身に毛皮をまとった身としては、それはきっと私以上に辛いだろうとずいぶん、心配もしました。

 常日頃から外に出ることは嫌いで、家の主のように、自由気ままに時間帯によって心地よい場所を転々と移動しながら、ゆったりと寝ているポニョも、この暑さには、ほとほと参ったようで、いつもは丸まって寝ているのに、まさに文字どおり身体も足ものばして、伸びきった状態で横になっていました。

 それでも、さすがのポニョ、食い意地だけは一向に衰えることなく、食べ物の気配がするとすっ飛んできていたので、「まあ、大丈夫かな?」と思っていました。

 ポニョはツンデレで、絶対に私にもベタベタしたりしないくせに、寂しがり屋で私が外出することを嫌がっているので、ポニョにとっては、暑くてしんどいのは辛い反面、私がほぼほぼ外出できないでいた猛暑の期間はそれはそれで満足だったのです。

 今週になって、ようやく普通に外出もできる気候になったので、また猛暑が来るまえにとせっせと外出するようになった私にポニョは、それはそれで、警戒しています。

 なにせ、猛暑の間は家の中でろくに服を着ていなかった私が外出用の服に着替え始めると、ポニョは不穏な気配を感じ始め、今は、ジッと私の動向を監視し、不安な目で私のことを見つめるようになっています。 

 また、それがあたりまえの日々が続いていけば、ポニョも受け入れて、それなりに平穏に過ごしていくと思いますが、ポニョにとっては、気温の変化だけでなく、同居人の動向の変化への適応も大変なのです。

 今回のパリの猛暑は日本でもずいぶんと報道されていたようで、日本にいる友人たちからずいぶん、だいじょうぶ?と連絡を頂きましたが、なんとか生き延びました。ご心配ありがとうございました。でも、また、いつあの猛暑が来るかと思うと気が気ではありません。


本来のパリの夏


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2026年7月17日金曜日

フランス国民議会 終末期医療法案「aide à mourir(死への援助)法案」可決 安楽死認可へ

  


 フランス国民議会 は、長らく議論が続けられてきた終末期医療法案「aide à mourir(死への援助)法案」を可決しました。この法案は、一定の条件を満たす患者に対して、医療者の関与のもとで生命を終えるための薬剤を提供するものです。

 この法案は長年の議論を経て可決しましたが、適用対象は欧州の中でも比較的厳格に限定されています。また、最終的な施行に至るまでには、憲法評議会による審査などの手続きが残されているので、まだ、ただちに施行されるというわけではありませんが、かなり大きく前進したと言えます。

 非常にデリケートな話ですが、終末期医療について議論する際に、若干、曖昧な気もする「尊厳死」と「安楽死」の違いについては、「安楽死」については、医師が薬などを投与して死期を早める行為であり、「尊厳死」は延命治療を中止し、自然に死が訪れるのを待つというのが、一般的な見解のようです。

 今回のフランスでの法案は、「安楽死」を認めるものです。

 対象となるのは、18歳以上の成人であること、フランス国籍または、フランスに居住している者、重篤かつ治癒不能の疾患であり、病気が進行期または終末期であること、持続的な身体的苦痛があり、治療では充分に軽減できない、または本人にとって耐えがたい苦痛があること、そして、本人が充分な判断能力を保持し、自発的かつ明確な意思表示ができることなどの条件が連ねられています。

 しかし、本人が希望してもただちに認められるわけではなく、主治医が申請を審査、少なくとも複数の医師および医療・介護関係者との協議が必用で、条件を満たすと判断された場合でも熟慮期間(2日間)を設けたうえで、最終確認後に薬剤が投与されます。

 この法案の反対派は特に、この熟慮期間(2日間)が短すぎるという声が大きいようです。

 また、ちょっと驚きなのは、原則、薬剤の投与は患者自身が自分で行うとなっており、医師幇助自殺の形をとっている点です。ただし、ALS(筋委縮性側索硬化症)などで身体機能の低下により自分で投与できない場合は、医師または看護師の幇助が認められます。

 この自分で、自分を死に至らしめる薬剤を投与するという部分で私が思い出したのは、以前、末期がんで入院していた友人のお見舞いに行ったときに、友人の腕には点滴が繋がっていて、手元にはボタンがあり、痛みが辛いときには、自分でいくらでもボタンを押してよい(モルヒネが点滴に入っている)と言われていて、制限されていない・・と友人が困惑して話してくれたのを思い出します。

 自分で好きなだけモルヒネ??

 友人は、一度、試して、自分が幻覚に襲われて怖くなったということで、自分を見失いたくないと、ボタンを押すことはなく、痛みに耐えていたのを思い出しました。

 話は戻って、安楽死のこの場合、医師・看護師には、宗教的・倫理的な理由から実施を拒否できる条項が含まれていますが、一方で医療機関そのものが制度全体への参加を拒否することはできない仕組みとなっています。

 そして、この改革の特徴は、「死への援助」と「緩和ケアの充実」をセットで進める方針であることで、この法案と並行して全国で緩和ケアへのアクセスを改善する法律も成立し、政府は緩和ケアへの大幅な投資を進める方針です。

 このフランスの安楽死に関する法案は既に安楽死を認めているオランダやベルギーなどより対象が狭く設定されていることが特徴です。

 また、長年、議論が進まなかったものが急に話が進みだしたのは、任期の迫ったマクロン大統領が自分の功績として残そうとしているなどという話もあるのですが、法案自体は若干の修正が加えられることはあったとしても、充分に熟考された内容になっているのではないか?という印象です。


フランス終末期医療法案 安楽死


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2026年7月12日日曜日

真夏のオランジュリー美術館

  

 

 猛暑が少しおさまっていた頃に、つい、うっかり、どこか近場の美術館に行きたいな・・と思って、できれば、モディリアーニの絵がみたいな・・と調べたら、現在、確実にモディリアーニの作品が展示されているのは、パリではオランジュリー美術館だということで、オランジュリー美術館に行くことにしました。

 通常ならば、予約なしでも行けないこともないのですが、今はバカンスシーズンに入っているし、この暑い中、延々と並ぶのも嫌だったので、まあ、予約しておこうかな・・と思い予約を入れました。

 直近で空きのあったのは、1週間後くらいだったのですが、まさかこんなにまた暑くなるとは思わずにうっかり予約してしまいました。予約の直前になって、また猛暑がぶり返してきたわけですが、ついうっかり予約してしまったので、行かないわけにもいかず、また、行ってしまえば中は涼しいので、「まっいいか!」と行ってきました。

 予約して出かけたのは、不幸中の幸いというか、現在、猛暑のために事前予約以外は受け付けないということになっていて、ずいぶんたくさんの人が泣く泣く帰されていました。



 ルーブル美術館は夏季(7月8月)は、もともと事前予約以外は受け付けていませんが、オランジュリーは当日でも多少、並べば入れたのです。今年は猛暑のための例外ということでした。

 また、ルーブル美術館の方はたとえ、事前予約があったとしても、かなり並びます。(オランジュリー美術館の方は事前予約があれば、ほとんど並びません)

 美術館内に入ってしまえば、館内はこのうえない避暑の場所でもあり、冷房もちゃんと効いていて、暑くもなく、寒くもなく、美しいものに囲まれて、まさに天国です。

 私がオランジュリー美術館が好きなのは、有名なモネの睡蓮の絵の部屋なども好きなのですが、家からあまり遠くなく、中を見て歩くのに、ちょうどいい大きさで、美術館の周囲もチュイルリー公園、コンコルド広場、シャンゼリゼと、まさにパリそのものの美しい景色に囲まれたロケーションということもあります。




 現在は、アンリ・ルソーの特設展をやっていました。ルソーに関して言えば、そこまで詳しく知っている画家ではありませんでしたが、それでも、「あっ!この絵、どこかで見たことあるかも?」というような有名な絵があることも、飽きずに見れてしまう空間です。








 パリの美術館を色々と見ていると、最近、感じるのは、ただただ、絵が並んでいるというだけではなく、その展示の仕方、飾り方がスマートで洗練されたものであるところがとてもすごいな・・と思います。

 ある程度、こじんまりとしたスペースを使って、部屋中を大きく取り囲むような展示の仕方、バックの壁の色、ライティングなども素晴らしいな・・と思うのです。

 私のお目当てだったモディリアーニの作品ももちろん、しっかりありました。私は絵のことは、専門的には全くわからず素人なので、どこがいいのかわからないのですが、なぜか好きというそれだけなのです。



 一年中を通して、美術館は私の好きな場所で、わりとよく出かけますが、この暑い時期の美術館は涼しいし、格別なものです。心地よい美しいものに囲まれた空間は、心の奥底が癒される気がする場所です。


オランジュリー美術館 Musée de l'Orangerie Paris 

Jardin des Tuileries 75001 Paris 


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2026年7月9日木曜日

急に思い立ってパリ・プラージュ散歩

  


 また、熱波が迫りくる・・というより、もうすでにやってきているパリですが、前回の猛暑に比べると、今週はまだ少しはマシ・・。とりあえず、今のところは、夜中のうちに気温がある程度、下がってくれているので、朝のうちは、まだ過ごしやすい時間が存在しています。

 それも、早めの朝の時間だけなので、動くなら、午前中の早めの時間帯・・と思って、久しぶりにパリ・プラージュを歩いてきました。



 2002年以来、たぶん、ほぼ毎年やっているパリ・プラージュですが、私は毎年、行っているわけでもなく、今回も数年ぶりな感じです。


 まだ暑くならない朝の時間帯だったので、人もあんまりいないだろうと思ったものの、けっこう人が来ているもので、特に自転車でビュンビュン飛ばしている人(単に通勤経路にしている感じの人から、サイクリングをしている人など)や、ジョギングをしている人、お散歩をしている人、また、セーヌ川の遊泳場に泳ぎに来ている人など、それぞれにセーヌ川沿いのパリ・プラージュを満喫していました。


 何回見ても、ここで泳ぐのは、私にはちょっと抵抗があります。(だって水がみどり・・)フランスはバカンスに突入しているため、小さな子どもを連れたパパの姿もあり、しかし、入口には、一応、年齢のチェックというのではなく、身長のチェックポイントがあって、この線よりも大きくなければ入れない・・ということになっているようで、たまたま居合わせた小さな男の子は、「今年はまだ、ダメだね・・来年になったらきっと入れるよ・・」と言われていました。

 中にはおそらく育休中の、なかなか素敵な若いパパが生後1カ月にも満たないほどの赤ちゃんにミルクを慣れない手つきでミルクをあげていたりもしている姿は微笑ましいかぎり。




 パリの街中で、この暑さの中救われるのは、街路樹がけっこう多くて、緑に覆われて木陰になっている部分がけっこうあることです。しかし、セーヌ川沿いとなると、そこまで街路樹は多くなく、しかし、朝の時間帯ならば、ふつうに車やバスなどが走っている車道からは、階段で降りていく感じになっているため、その突堤というか壁の部分が日陰を作ってくれています。



 ほぼ、以前に行ったときと大きな変化はありませんが、給水ポイントが以前よりも増えたことと、給水ポイントのような感じで、お水ではなく、日焼け止めが出てくるようになっているポイントなどもありました。

              


 ところどころに公衆トイレが設置されていましたが、かなり匂うところもありました。美しいパリ・プラージュにこの匂い・・なんか逆にパリっぽい気もします。

  


 しかし、朝、比較的早い時間帯ということもあったのでしょうが、思いのほか、川辺というものは涼しいもので、一般道のようにアスファルトに囲まれていない場所というのは、それだけでも少しマシなのかも??と思いました。

 あちこちに置かれたデッキチェアで昼寝をしている人もいれば、本を読んでいる人もいれば、昼寝というよりも、ひょっとしてこの人、昨夜から寝てる?と思うほど爆睡している人・・またテーブル・ベンチ・パラソル尽きのスペースでは、朝ごはんを持ってきて食べている人たちもけっこういて、なんか、以前に来たときよりも、生活に根付いている感じがあるな・・と思いました。

 

パリ・プラージュ2026 PARIS PLAGE 2026


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2026年7月5日日曜日

デジタルユーロとはなにか?

  


 欧州議会経済通貨委員会は先月末、デジタルユーロ(€N)プロジェクトに関する立場を採択し、決定的な一歩を踏み出しました。

 これは単なる決済手段の改革にとどまらず、デジタル時代における欧州連合(EU)の通貨主権維持能力に関わる問題として注目されています。欧州連合の主権と競争力は、現在、決済システムの根本的な変革に直面していると言えます。

 現在、デジタル決済は現金利用をはるかに凌駕する一方で、その運用を支えるインフラの大部分は欧州以外主体のものに支配されています。

 EUにおけるカード取引の10件中6件はVISAとMastercardのネットワークを経由しており、モバイル決済においては、Apple PayとGoogle Payの支配力が拡大しています。このような状況は、単なる経済競争を超えた欧州の通貨主権という重大な問題を引き起こしていると欧州議会は考えています。

 欧州の通貨システムは現在、欧州中央銀行が発行する2種類の公的通貨(紙幣と銀行が保有する準備金)に依存している一方、日常の決済は民間銀行の資金によって行われています。

 現金の使用が減少するにつれ、公的通貨が日常的な決済手段から姿を消し、外国の主体によって支配されることが多い民間の決済手段に取って代わられるリスクが高まっているのです。

 この依存関係は、欧州の主体にとって決済コストが増加し、非欧州企業によるデータや付加価値の獲得が容易になり、EUを地政学的リスクに晒すことになり、米国の域外制裁は、決済インフラが権力行使の手段として利用され得ることを示しているのです。

 デジタルインフラが主権にとって不可欠なものになりつつ世界において、欧州はこの動向を無視し続けることはできないのです。

 こうした背景の中で、欧州中央銀行はデジタルユーロプロジェクトを推進しつつあるわけですが、その目的は新たな通貨を創設することではなく、公的通貨をデジタル形式でも存在させることです。

 これは仮想通貨でも、暗号通貨でもなく、銀行や決済プロバイダーが配布するデジタルウォレットの形をとります。

 簡単にいえば、VISAやMastercardを通さない決済システムを構築するということです。

 現在、多く利用されているVISAやMastercardに手数料を支払うことなく、欧州独自のシステムを作るということでもあります。

 この大枠を管理するのは、欧州中央銀行ですが、日常的に使用するアプリ等のサポートは銀行が行うことになります。

 ただし、デジタルユーロは金融システムの安全性を維持するために複数のセーフガードが盛り込まれ、預金の流出を防ぐために保有できる金額には上限が設けられ、利息はつきません。

 かといって、現金を廃止するわけではなく、あくまでも共存、また、既存のカード会社の決済とも共存を目指し、用途や金額によって使い分けるという形を目指しているようです。

 これは、欧州全体の海外企業への依存を減らし、欧州独自の決済インフラを持ち、緊急時にも欧州内で決済を維持することを目的としているようです。

 まだこのシステムは実際にはスタートしていませんが、このような方向に世の中が動いているということを知っておくことも必要かと思います。


デジタルユーロ


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2026年7月1日水曜日

今年の私の暑さ対策 家にあるものでお金をかけずになんとかする・・

  


 現在、あの一時の暑さがおさまっているものの、まだまだ夏が終わったわけでもなく、また週末から猛暑が戻ってくるという予報があって、一瞬、ホッとしたものの、まだまだ気を抜けない日々が続いています。

 今回の猛暑は、昨年の猛暑から教訓を得て、ネックリングや冷却シート、ハンディタイプの冷却機能付きファン、日傘などを購入してあって、ある程度、備えていたので、これらがあれば、大丈夫!となんか少し過信していたところがありました。

 しかし、これらの冷却グッズはもちろん、大いに役立ってくれたものの、実際にはそれだけでは間に合わないほどの苦しいものでした。

 まだまだ続きそうな猛暑に私がこれまでに感じた、これは良い!という暑さ対策をご紹介したいと思います。

 まず、非常に基本的なことですが、出かけるときには帽子、しかし、帽子というものも、モノにもよるとは思いますが、気温も自分の体温も上がってくると、けっこう蒸れて暑いものなのです。なので、やはり、帽子プラス日傘、今さらながら、日傘というものは、大変、有効なものだということを今さらながら、実感しています。

 猛暑の中、外を歩かなければならない場合、自ずと救いを求めるように日陰を探しながら歩くのですが、日傘があれば、とりあえずはずっと日陰状態なわけで、街路樹の脇にできている日陰を日傘をさして歩ければ、ずいぶん違います。

 帽子が暑く、蒸れてくる場合は、頭の上に保冷剤をのせて、帽子をかぶると、かなり違います。(なりふりかまわなくなっていることは言うまでもありません)

 ネックリングは大変、有効で気持ちよいし、首を冷やしているだけで、ずいぶんと違ってくるのですが、とはいえ、首だけです。

 あと、大変、有効なのは、水を入れて凍らせたペットボトルです。大小取り交ぜたペットボトルはいくつあっても便利で、今回はずいぶんと助けられました。

 今回のような猛暑ではなくても、私は少し暑くなってくると、お水やお茶を入れたペットボトルを凍らせたものを持ち歩いているのですが、これは大変便利です。まず、猛暑の場合の水分補給は大切で、外で飲み物を買おうと思うと、水ならばともかく、それ以外の飲み物はフランスの場合、甘い飲み物ばかりでアイスティーなどはあっても甘いことが多いのです。

 日本はウーロン茶とか、日本茶とか甘くないペットボトルがどこででも買えていいな・・と思うのですが、もうそれなら、自分で作ってペットボトルに詰めて持ち歩けばいいじゃん!ということで、私はいつもこの甘くない飲み物を凍らせて持ち歩いています。

 猛暑の場合、これは、自分の水分補給とともに凍らせているので、自分の身体を冷やす役割も果たしてくれるので、とても助かります。凍ったペットボトルを小脇に抱えてみたり、おでこにあててみたりしていると、あっという間に溶けます。

 また、この凍らせたペットボトルをMONOPRIX(モノプリ)などのエコバッグのリュックバージョンがあるので、それに入れて背中に背負っていると、背中を冷やしてくれるので、とてもラクになります。

 あまりに猛暑で気温が高くなると、ハンディファンはもはや熱風を拡散するだけで、あまり涼しく感じられなくなるので、これすらも無力感に襲われます。

 あと、思いのほか、優れものだったのは、パレオです。簡単に言えば、ビーチなどで身体に纏う一枚の薄手の布なのですが、これがとても有効でした。

 私の持っているパレオはずいぶん前にイタリアのどこかのビーチで、行商人が売りに来たときに、何の気なしに買った安物なのですが、非常に通気性もよく、かさばらないし、サラッとしているので、大変、使い勝手が良いです。

 家の中にいるときはもちろんのこと、外出する時にも、これを濡らして絞って、肩から背中を覆っていると、ひんやりととても気持ちよいです。いくら外が暑くても、パレオを身にまとっていれば、熱気の中のハンディファンでさえも、少々、涼しく感じられます。

 すぐに乾いてしまうのですが、凍らせたペットボトルの水がすぐに溶けてくるので、この水で濡らして、再び身体を覆います。

 このパレオを買ったときには、ビーチでなんとなく、欲しくなって買ってしまって、滅多にビーチなんて行かないのに、こんなのどうするのよ!と思ったのですが、意外にも役立っています。

 なんか、間に合わせ感覚でひょんなことで買ったものをけっこう長く使っているということってありますよね・・このパレオはまさにそんな感じです。

 あとは、今回、救われたのはなんといってもペットボトルを凍らせたもの・・。これは、日中、持ち歩くだけでなく、夜、寝る時にも大きめのペットボトルを凍らせたものにタオルを巻いて、自分の両脇に抱えて眠りました。

 保冷剤も大変、助かります。日本に行って食料品を買うとやたらと保冷剤を入れてくれて、あっという間に保冷剤が山のようにたまるのですが、そのいくつかをフランスに持ち帰っています。

 この保冷剤をアイマスクを縫い合わせたものに挟んでおでこにあてています。

 暑くて寝苦しくて眠れないというのは最悪。ただでさえも暑くて疲れるところ、睡眠がしっかりとれないことはとてもダメージです。

 こう考えてみると、家にあるもので、けっこうお金がかからない方法でなんとか涙ぐましい努力をして頑張っているのです。


暑さ対策


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2026年6月21日日曜日

パリのベストシーズンはいつなんだろうか?

   


 私が日本に一時帰国する際は、夏は絶対NGで、暑いし、航空運賃は高いし・・。とにかく長く日本を離れている身としてはまず、飛行機を降りた瞬間に呼吸がしにくいというか、あのむっとくる感じの湿度の高さが厳しく感じられるのです。

 とはいえ、娘が小さい頃は、娘を日本の小学校に行かせたかったこともあり、また、フランスの学校の長いお休みをどう乗り越えるか?ということもあり、否応なしに長いこと、高い航空運賃を払って暑い夏の間に日本に行っていました。

 最近は、自分で好きに選べるので、まず、夏の日本行きは避けます。時期的には


特に、何か特別な用事がない限り、特にいつということはありません。なにより、日本はとりあえずは行ったら絶対に楽しいので、あとは、できるだけ航空運賃の安い時期を選んでいます。

 となると、たいていは、11月か、1月末から2月になることが多いです。

 逆にパリに来る場合は一体、いつがベストシーズンなんでしょうか? 少し前までだったら、5月、6月あたりが一番気候も良く、日も長くベストシーズンと言われていた気がしますが、特にここ数年、5月、6月の暑さは尋常ではなくなっているので、あまりおススメできなくなりました。

 まあ、観光でパリに来る場合は、まさか、ホテルにエアコンがないということはないだろうし、お天気が良く、日が長いということには変わりないので、暑さに対する耐性が強い方ならば、やはり良い季節かもしれません。

 7月、8月はまあ、もともと夏だし、暑いことには、変わりませんが、本格的なバカンスシーズンになっているので、7月から8月にかけて、徐々にパリの住民たちは、バカンスに出てしまい、観光客の方が多いくらいになっていきます。

 特に8月の2週目あたりからは、2週間程度、お店を閉めてしまうところも多いので、注意が必用です。

 航空運賃に関しては、6月から徐々に上がり始め、7月、8月はおそらく一年で一番高いのではないかと思われます。

 結局のところ、航空運賃もそこまで高くなく、気候も比較的良いのは10月、11月にかけてくらいなのではないか?という気もしています。そこまで寒くもなく、暑くもなく・・。また、航空運賃だけで考えれば、1月、2月も比較的、安いチケットがあります。

 また、クリスマスシーズンも街中のイルミネーションがとてもきれいなので、おススメしたいです。

 ただ、ひとつ、気を付けた方が良いのは、フランスの場合、ストライキを最大限回避する努力をすべきということです。

 ストライキのために、フライトキャンセル・・というのも日本⇔パリの場合は長距離フライトのために、フライトがまるまるキャンセルということにはなりにくいのですが、他の便との調整でフライトが勝手に変更されるリスクがあります。

 日本の航空会社は比較的、ストライキの影響を受けるリスクは低いです。ストライキに関して言えば、エアフランスは最悪、また、格安航空会社もストライキの影響を受けやすいです。ストライキは航空会社そのものだけでなく、空港や管制塔などのストライキもあるので、その際には、格安航空会社から切られる傾向にあります。

 また、パリに到着した後の移動に窮する可能性も無きにしも非ずです。滅多にないことではありますが、その滅多にないことに遭遇してしまう、しかも旅先で・・こういったトラブルはできる限り最小限にしたいところです。

 フランスは冗談抜きに、本当にストライキの多い国なので、可能な限り避けられたら避けたいところです。

 かなり前もって予告して行うストライキもありますが、そうでない場合もあります。一般的に言って、できるだけ、人を困らせるためにやるので、より効果的なタイミングを狙うため、学校のバカンス期間の入り口くらいのタイミングを狙っていることが多い気がします。

 バカンス期間といっても、フランスでは、うんざりするほどバカンスが多いのですが、夏の初め7月の1週目の週末あたり、ノエルのバカンスのあたり、あとは、トゥーサン(ハロウィン)、冬休み、パック(イースター)のバカンスがあります。

 バカンスの時期は毎年、同じころなのですが、その年によって日にちが変わるので、○○日ということはできませんが・・。

 ただでさえ、トラブルが多い国、避け得るものなら、避けるのが賢明だと思います。


パリのベストシーズン


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2026年6月17日水曜日

G7サミット開催中のエヴィアンは地元住民にとってはほぼロックダウン

  


 現在、G7サミットを開催中のフランス南東部にある都市エヴィアンは、ほぼほぼロックダウンのような状態になっているらしいのです。

 ヨーロッパ最大の湖、レマン湖とアルプスに挟まれた美しい環境に恵まれている都市で、おなじみのミネラルウォーター「エヴィアン」で有名な都市でもあります。

 現在、G7サミット開催中で大々的に報道されてはいますが、この街は5日間封鎖状態にあり、歩いているのはジャーナリストと警察官くらいと言われています。

 水のきれいな場所ゆえ、療養地としても有名で、通常ならば今ごろ、かなりの観光客にも恵まれている季節なはずなのです。

 エヴィアン駅は前の週、11日から閉鎖されており、サミット終了まで閉鎖が続きます。約100人の爆発物処理専門家が現場に待機し、レマン湖では巡視艇が常時パトロールを行っています。湖の一部は航行が禁止されており、騎馬警官が湖岸を定期的に巡回しています。

 G7サミットの映像に映る美しい景色からは、およそ不釣り合いな感じの厳重警戒の物々しい感じです。

 エヴィアンに通じるすべての道路では、法執行官が車両と歩行者がブルーゾーン(厳重警備区域)に入るための通行許可証を所持しているかどうかを確認しています。通行証がなければ、車は市街地の入り口で引き返さなければなりません。

 エヴィアンを見下ろす高級ホテルは、さらに厳重な警備区域の中心に位置し、サミット期間中、各国首脳人の滞在先となっています。この区域では警備はさらに厳重で、入場する車両は全て検査され、その後、警察の護衛を受けます。

 レッドゾーンに位置するいくつかの学校は1週間サミットのために休みになっています。

 これだけの厳重警備を行っているエヴィアンは、現在、世界一安全な場所だろうと地元民は言っています。

 人口9,000万人のこの街は、例年夏には人口が倍増するのに、「G7サミットのため休業」という看板を掲げている店が多く、「サミットは3日間だが、住民にとっては10日間の制限で、失われた収入を取り戻すことはできない」と嘆いています。

 こんな話を聞くと、まさしくパリオリンピックの時を思い出しますが、あの時も超厳重な警備体制で多くの道路が閉鎖され、街中を歩いていると10メートルくらいおきに何人もの警察官とすれ違う異様な警戒ぶりでした。

 パリオリンピックの時は、開会式をセーヌ川で行うという突飛なプランゆえに、この警戒体制が広範囲にわたり、住民は大迷惑し、オリンピックが近付く頃には、住民は早めにパリを脱出してしまったがために、パリ市内はガラガラという思わぬ事態になりました。

 やはり地元の商店やレストラン等は、その間、営業できなかった・・客が極端に減ったことを理由に補償を求める騒ぎになっていましたが、今回のサミット開催に関しても、補償を申し立てるのでしょうか?

 それにしても、今回のサミットも溢れる自然の中の美しいリゾート地ではあるものの、山や湖に囲まれた場所は、警備もことさら大変な場所。

 セーヌ川の開会式といい、今回のエヴィアンでのG7サミットといい、なぜ?そんなに警備が大変なところばかりを選ぶんだろうか?と思うのです。


G7サミット エヴィアン


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2026年6月6日土曜日

娘の誕生日に際して色々考えること

  


 6月は娘のお誕生日の月で、私は毎年、その頃になると、一先ず、出産のときのことを思い出します。

 こう長く生きていると記憶は薄れていくものではありますが、出産の時の記憶は、かなり強烈に記憶しています。なんといっても娘の出産はアフリカでということもあったので、余計に記憶が強烈に残っているのかもしれません。

 出産は担当の女医さんと相談して、予め出産の日を決めて入院した計画的な出産・・のつもりでした。朝、入院して、陣痛促進剤を打って、その日のうちには出産・・の予定だったのですが、娘はよほど、私の狭いお腹の中の居心地がよかったのか?その日のうちには、出てきてくれず、私は、一日、陣痛促進剤で苦しんだにもかかわらず、翌日の朝から、もう一度、仕切り直しということになりました。

 そして、翌日朝から、また陣痛促進剤を打ち、ようやくその日の午後に生まれてきたのでした。分娩台の上ではまた、信じられないような生みの苦しみに苛まれながら、もう頭が出るか出ないかのところで、もう途中でやめたくなったのですが、こればかりは、今、や~めたというわけにもいかず、引っ込みがつかないということはこういうことだな・・などと考えていました。

 2日間苦しんだのち、ようやく生まれてきた娘はなんだか赤くて、なるほど、だから赤ちゃんっていうのかな・・などと思ったと同時に、一人の人間を生み出してしまったことに大変な責任を感じ、大変なことをしでかしてしまった・・そんなどこか、まだまだどこか客観的でもあるような、そんな気持ちでした。

 あれから、毎年毎年、娘の誕生日を祝ってきましたが、今や20代後半に差し掛かっている娘は、もうここ3年くらい離れて生活しているし、あまり当日にはお誕生日のお祝いらしいことはできなくなりました。

 いちおう、最近はお誕生日やクリスマスプレゼントは一緒に旅行することでプレゼント代わりにしてきましたが、もうなんだかそれが誕生日プレゼントだったのか、クリスマスプレゼントだったのかわからなくさえなってきました。

 今年は、なんだかそれだけというのも味気なく、なにかプレゼントを送ろうかな?と思い、なにか欲しいものない?と娘に尋ねてみたのですが、もともと物欲というものがあまりない子で、しかも、今は、自分でもかなり稼ぐようになったので、本人も「欲しいものがあったら、自分で買うから・・」とあっさり。

 もう巣立って行った娘に親として、してあげられることがなくなってしまったような、寂しい気持ちにもなり、なにか、ほんの少しでもの気持ちだけでも届けたい・・と、Amazon Japanで娘の好きな高級スイーツをポチリました。

 できれば、お誕生日当日に届くようにしたいと思ったのですが、期日指定だと+200円というのに、「え~~~??」と驚きました。だって、早く届けてほしいならば、追加料金も納得するのですが、配送予定日という日にちよりも遅めに設定するのに追加料金を取られるなんて、なんか悔しくて、追加料金がいらなくなる日まで待って注文を入れました。

 なんとも、200円ごときのことで、ケチな自分に苦笑しましたが、そこはもう意地です。無事、娘のお誕生日プレゼントは200円払わずに無事に当日に届きました。ヤレヤレですが、今年の娘のお誕生日には、今まで感じなかった一抹の寂しさを感じたお誕生日でした。

 そんなこんなで、娘の今年のお誕生日は無事終了しました。


誕生日プレゼント


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2026年6月5日金曜日

フランスの高級ホテル 五つ星ホテルと「パレス」の称号認定ホテル

  



 「今月、6つのホテルがパレスホテルの仲間入りをしました!」とのニュースに、「パレスホテル」ってなに?と思って調べたら、フランスのホテルには、五つ星ホテルのさらに上をいく「パレス」なる称号があることを知りました。

 まず、今回、この「パレスホテル」の仲間入りしたパリの3つのホテルは、ブルガリ(Bulgari Hotel Paris)、シュバル ブラン(Cheval Blanc Paris)、フーケ(Hôtel Barrière Fouquet's Paris)の3つです。

 この3つの新規認定の結果、現在、パリには、パレスの称号を持つホテルは13軒あります。

 フォーシーズンズ ジョルジュⅤ(Four Seasons Hotel George V, Paris)、ホテル クリヨン(Hôtel de Crillon, A Rosewood Hotel)、ルテチア(Hôtel Lutetia)、プラザアテネ(Hôtel Plaza Athénée)、ラ レゼルヴ(La Réserve Paris – Hotel and Spa)、ブリストル(Le Bristol Paris)、ホテル モリス(Le Meurice)、ロワイヤル モンソー(Le Royal Monceau - Raffles Paris)、シャングリ ラ(Shangri-La Paris)、ペニンシュラ パリ(The Peninsula Paris)です。

 この「パレス」の称号の制度は、2010年に創設されたもので、一流の施設のための称号を定め、この称号の使用をこれらの施設のみに限定することを目的にしています。政府機関であるアトゥー・フランスがこの称号にふさわしい施設の選定を担当しています。

 これは星の数で認定されている基準とは別物で、5つ星の中でも例外的な卓越性を持つホテルとされています。

 パレス認定には、圧倒的な立地、歴史的文化価値、建築や内装の独自性、伝説的な名声、オーダーメイドのパーソナルなサービス、フランス文化や芸術への貢献、国際的な評価などの厳しい基準があります。

 つまり、5つ星ホテルの中でも、ことさら優れている特別な最高のホテルの称号ということなのです。

 この認定は永久的なものではなく、定期的な更新審査もあり、今回の審査では、パリでは、マンダリン オリエンタル(Mandarin Oriental, Paris Hotel)、パークハイアット(Park Hyatt Paris-Vendôme)の2つがこの称号を失っています。

 なお、有名なリッツホテル(Ritz Paris )はパレスの称号を持っていませんが、これは格が足りないというわけではなく、ホテル側がこの制度に参加していないためで、実際には世界最高峰のホテルの一つとして扱われています。

 この「パレス」の称号付きのパリのホテルがどの程度のお値段なのか?わかりませんが、きっとお値段も最高峰なのでは?と思います。

 パリに住んでいれば、パリのホテルに泊まるという機会はないのですが、せめてお茶しにいくくらい行ってみてもよいかな?とチラッと思います。

 ちなみに、先日、スパに行った際に「ここ以外におススメのスパはどこですか?」と聞いてみたら、今回、新たにこのパレス称号ホテルに加わった「Cheval Blanc Paris」のスパを奨められました。

 パリで最高峰のホテルをお探しの方はどうぞご参考になさってくださいませ。


パリ 「パレス」の称号認定ホテル


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2026年6月2日火曜日

忘れた頃に必ず行くハメになる歯医者

  


 なんやかやと、やたらと医者通い、検査ばかりの日々に、また追い打ちをかけるように私に試練がやってまいりました。

 歯医者さんが好きな人というのも、あまりいないとは思うのですが、かくゆう私もできれば避けたい場所でもあり、自分の歯のことにもかかわらず、「もしかして、これってヤバい?」などと思いつつ、先へ先へと延ばしてしまう傾向にあります。

 今回もまさに、そのケースが仇になったという感じです。

 そもそもは今年の3月頃の話。

 日本滞在中に、いつもの3~4倍くらい歯を酷使した・・というより、手っ取り早く言えば、がっついていたわけですが、その際に奥歯の嚙み合わせがおかしい?というか、おそらく以前に治療してもらった歯の一部がグラっときた気がしていました。

 そして、フランスに戻ってきてからも、「ヤバいな・・」と思いながら、「なんとか、このままで凌げないかな??」などと思って、そのまま放置していたのです。

 それが、ある日、そのグラついた歯の一部が欠けてしまい、気がついたら「ない・・」。なんと、私は欠けた歯の一部を飲み込んでしまっていたのです。

 ここまで来ないと思いきりがつかない私もさすがにようやく重~い腰をあげ、歯医者さんに予約を入れて、ようやく昨日、行ってまいりました。

 私は全く意識していなかったのですが、その日、たまたま着て行ったTシャツがパリ・サンジェルマンのTシャツで、診察室に入るやいなや、「パリ・サンジェルマン!ブラボー!」とそれでひとしきり大騒ぎになりました。

 私は別にサッカーが好きなわけでも、パリ・サンジェルマンのファンなわけでもなく、そのTシャツは、たまたまシャンゼリゼを歩いていた時に、サッカーショップを見かけたので、ちょっと、どんなものかと好奇心でお店に入って見かけたデザインが可愛いというだけで衝動買いしてしまったTシャツだったのです。

 なので私は別にパリ・サンジェルマンを応援しているわけでもなんでもありません。

 歯医者さんやそのアシスタントたちは、そのTシャツを私が先週末に優勝したことを讃えてそのTシャツを着ていると思い込んでしまったようです。

 別にことさら否定するのも面倒だったので、そのまま彼女たちの歓喜ぶりを見ていたのですが、こんなところにもサッカー熱がくすぶっているのか・・と、苦笑してしまいました。

 歯の治療に関しては、実際に欠けてしまった歯は、2012年に治療していたものだという記録が残っていて、その歯だけでなく、その隣の歯にまで被害が及んでしまっており、再び大事になってしまいました。

 その時になって、いつも思う・・。さっさと観念してさっさと来ていればよかったのに・・と。よくよく考えてみれば、絶対に放置して救われる道はなかったなんてこと、わかりきっていたことなのに・・。

 というわけで、しばらく私の歯医者通いは続きます。


歯医者


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2026年5月31日日曜日

あまりに暑くてアフリカ生活を思い出しました

  


 連日の酷暑に、もう息も絶え絶えの生活を送っています。

 もう一日のうちに何回、天気予報のアプリを開いて気温を確認していることか?自分でやっていて、愚かしいと思いながら、一縷の望みを込めながら(もしかして、急に雨が降ってこないかな?とか、少しでも気温が下がらないかな?とか・・)何度も何度も気温を確認してしまいます。

 考えてみれば、まだ5月なのです。なのに、これだけ暑いなんて!こんなことってある?とか考えだして、「そういえば、アフリカにいた頃は一年を通してほぼ、こんな感じだった・・」とアフリカ生活の一遍を思い出しました。

 赤い土、突き刺すような日差し・・。

 アフリカのアパートは、メゾネットになっている、とても広いアパートでしたが、冷房はあったものの、その冷房がしょっちゅう故障。修理を頼むと、ぞろぞろと10人くらいで修理にやってきました。

 イカツい男たちがゾロゾロと家に入ってくるのですから、なんだかとっても怖かったです。

 修理が終わって、しばらくは、冷房が復活するのですが、また少しすると、また冷房が効かなくなり、また修理・・を繰り返すうち、これは修理を頼んでもムダ。しかも10人くらいの男性が家にやってくるのですから、なんとなく不用心な感じもあり、さりとて、留守にするわけにもいかないので厄介でした。

 終いには、わざとちゃんとなおさないんじゃない?という気がしてきて、なので、しばらくしてからは、もう冷房はないものと諦めていました。

 パリの家ではもともとエアコンがないので、同じですが、家が狭いので、もっと室内が蒸している気もしています。

 今から考えるとアフリカでは、アパートの敷地内にはプールもあり、家にはボーイさんもいて・・と一見、優雅な生活な感じもしますが、とはいえ、日中はマラリアに感染するリスクのある蚊にさされる危険性があるために、朝の早い時間か夜しか入れないプールで、冷房はろくに効かない、一人で気軽に出かけるということもできず、不自由さも結構、ありました。

 なにせ、ボーイさんがいてくれるのはありがたかったのですが、とにかく他人が家に一日中いるということが、慣れていない私にとっては、けっこう疲れることでもありました。自分で何でもやるから気ままに一人で過ごしたい・・そんな風にも思ったこともあります。

 でも、私は当時はほとんどフランス語ができない状態だったので、とにかくフランス語の勉強に必死で、市内の大学に通って、帰ってくると復習と予習で、とにかく勉強の日々でした。

 年中夏で、夏服しかいらないというのはラクといえば、ラクでしたが、これほど味気ないものもありません。ましてや夏といっても、生半可な夏ではなく、お昼過ぎには、もうまともに外に出れない、仕事にならない暑さになってしまうという暑さ。

 ごくごくたま~~に、朝、起きて、曇っている日があったりすると、心の底からホッとしたことを覚えています。今のフランスもいささか、そんな感じ・・しかし、残念ながら、猛暑日が始まってから、曇っている日はありません。

 アフリカではフランス語でしたが、お昼過ぎには、あいさつも「ボンジュール」ではなく、「ボンソワール」なのです。つまり、午前中でほぼ終わりということです。アフリカでは、この気候のために、仕事にならない・・一日、半日しか仕事をしない・・発展しない・・んだな・・と思った記憶があります。人間、暑すぎると物事に集中して取り組めません。

 それでもアフリカでは7月8月にかけては、若干、気温が下がっていたりすることもあり、とはいえ、若干、暑さがマシになる程度でしたが、家に来ていたボーイさんが、ある日、その比較的、気温が下がっている日に毛織物のセーターを着てきたことがあったのに、驚いたこともありました。えっ?そんなに寒くないでしょ・・と言ったのですが、(比較的、低温といっても20℃台前半程度の気温です)彼にとっては、充分、寒いんだとか・・。

 フランスでも、年々、夏の期間が長くなり、以前は厳しい夏の暑さはせいぜい8月の1週間か10日間くらいだったのが、今では耐えきれない暑さが5月から・・。

 先ほど、近所のスーパーマーケットに行ったのですが、さすがのあんまりの炎天下に街中を歩いている人は、ほとんど見かけませんでした。さすがにね・・やっぱり、みんなしんどいのです。 

 まさか、このまま暑さが続くとは思えませんが、だんだんとアフリカみたいになってきた・・と思ってしまうのです。

 今は外出する時は、日傘と手持ち扇風機、ネックリングに凍らせたペットボトルの重装備で出かけるのですが、必ずなにか忘れているのです。今日は日傘を忘れて出かけてしまいました。でも、ネックリングだけは、もう手放せなくなっていて、今日、マルシェのおにいさんに、「それなに?冷たいの?いいなぁ~~」とうらやましがられました。

 ほんと、ネックリングは最近の私の命綱・・救世主みたいなものです。

 こんな暑さの中で、また、フランスは、まだまだこの猛暑に公共交通機関が猛暑対応できておらず、冷房の入っていないバスも多く、なぜかTGVなどは、事故・・というか、列車がストップしてしまうケースをここ数日、よく聞きます。

 この暑さの中、冷房もストップし、列車の中で缶詰め状態は、まさに地獄。見かねたSNCF(フランス国鉄)は、緊急対応として、待機時間中、乗客を野原におろしている様子が報道されていました。

 夏前から猛暑が訪れるようになったフランスは、まだまだ猛暑対応が行き届いていないのです。


猛暑 酷暑 フランス 


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2026年5月30日土曜日

年に一度の極上 SPA スパ 今年は Maison Albar Le Pont Neuf

  


 ここ数年、私のお誕生日には、娘がスパのチケットをプレゼントしてくれるので、私にとっては、年に一回の贅沢なひとときを過ごすことができています。

 この手のチケットはたいてい一年間有効なので、もう実際にプレゼントをもらってからは、かなり時間が経っていて、もう少し、気候が良くなってからにしようと大事にとってありました。

 自分の都合の良い日に予約を入れるのですが、気候が良いどころか、ここ一週間ほどは、驚くほどのお天気・・というか、猛暑の日々。しかし、一度、予約を入れてしまってから暑いから予約を変更する・・というのも何なので、しっかり行ってまいりました。 




 今回のスパは、パリのメゾンアルバーという5つ星のホテル(Maison Albar Le Pont Neuf)の中にあり、プールやジャグジー、ハマムも利用できて、その後にマッサージ、そしてランチまでついているものでした。

 パリの5つ星のホテルですから、それなりにゴージャスで静寂が保たれていて、とても良い雰囲気でサービスも行き届いています。

 予約の時間より、5分ほど前にホテルに到着して、受付を済ませると、すぐに地下にあるスパエリアに案内してくれます。なんと、他にお客さんはおらず、貸し切り状態。外があんなに暑かったのがウソのような適温。何気なく置かれている調度品も品よく洒落ています。

 スパエリアをひととおり案内してもらうと、ロッカールームで着替え。バスローブとスリッパ、タオルなどが備え付けられています。



 まずは・・プールへと直行。プールに入ってみると、一人だけお客さんがいましたが、静かで落ち着いた雰囲気の中、プールに入って、軽くひと泳ぎ。そして、本当に久しぶりのジャグジーに移動。かなりの水圧に、「これも立派なマッサージになるな・・」と思いながら、ジャグジーを堪能。

 優雅な雰囲気ではあるものの、貧乏根性が頭をもたげ、ハマムにも入らなくっちゃ!と次はハマムに移動。「外があんなに暑くてしんどいのにハマムの暑さは全然、不快じゃないのは、どうしてなんだろう?」などと思いながら、昔、私が通っていたジム(ひととおりのマシンとプール、ハマムなどもあって、超おしゃれできれいでした)は、よかったなぁ~・・などと思いつつ、ハマムも堪能。

 昔、私が通っていたジムはパンデミック後に潰れてしまったので、今度、あんな感じのジムをまた探して通おうかな?などと思いつきました。




 プール、ジャグジー、ハマムのエリアは、1時間ほど滞在し、次はマッサージへ。若い女性が担当してくれましたが、「本日、お客様の担当をさせていただきます」とごあいさつ。

 ソフトでやさしい感じの方で、「本日はインディアン・マッサージをさせていただきます」とマッサージの説明をしてくれた後、その後、マッサージ用の使い捨ての下着を渡されて、着替えて、ベッドにうつ伏せに横たわり、マッサージがスタートします。

 どこのスパでもそうなのですが、流されているBGMもほどよい音量で、リラックスを促してくれるような優しい音楽。室内の照明の色も自分で選ぶことができます。

 最初はマッサージを心ゆくまで味わおうと、おとなしく、半分、眠りそうな感じで身をゆだねていたのですが、少し、身体がほぐれたところで、彼女とゆる~いおしゃべりを楽しみました。

 こんなに快適ならば、お誕生日だけではなく、自分でスパを探して、色々、行ってみようかな?などと思い始めた私は、「あなたに聞くのも気が引けるんだけど、ここ以外に、パリで良いスパを知りませんか?」と尋ねてみました。

 すると、「「NUXE」もなかなか良いですよ・・」と。NUXEは、昨年、行ったところだったので、他には?と聞いてみると、もう一か所、別のホテルのスパを教えてくれました。

 それでも彼女には、「でも、パリにはスパがいっぱいあるから・・」と言われて、まあ、もっともだ・・と思い、スパに来て、他に良いスパをしつこく聞き出すというのも、気が引けてきて、そこまでで断念しました。

 マッサージは1時間ほどで、その後は、好みの飲み物とドライフルーツを出してくれました。

 このチケットには、ランチもついていて、ホテル内のレストランでフレンチも堪能しました。ホテル内のレストランとはいえ、ミシュランガイドにも掲載されているレストランです。




 
 別世界のように静かで、落ち着いたスペースに身を置くということは、身体だけではなく、心もなんだかほぐれる気がするものです。
 
 しかし、ランチを終えて、家に帰るのには、また鬼のような暑さの中に身をおかなければなりません。
 
 次回、行くときには、もう少し気候の良いときを選ばなければ・・と思いつつも、とっても満ち足りたひとときでした。

2026年5月29日金曜日

フランスでは欧州で初めて肥満治療薬「ウェゴビー」と「ムンジャロ」が保険適用になる

 


 フランスでは6月中旬から画期的な肥満治療薬として注目されている「ウェゴビー」と「ムンジャロ」が厳格な条件付きで健康保険により65%がカバーされることになりました。

 「肥満治療薬」、「保険適用」と聞いて、なんとなくダイエットのための薬が保険適用??と、一瞬、「いいな・・」とすら、思ってしまったのですが、これは、当然のことながら、病的肥満から重度の肥満患者を対象としており、その他の適用条件も厳しく定められています。

 つまり、肥満治療薬とはいえ、生半可な肥満には適用されないということです。

 これらの治療薬は、体格指数(BMI)が40を超える「高度肥満」、または、BMIが35を超える「重度肥満」で、かつ併存疾患(他の重篤な疾患)を有する患者のみに保険適用となります。

 このBMIが35~40とかとは、どの程度の肥満なのか?というと、身長170㎝の場合、体重が約101㎏~116㎏、160㎝の場合、約90㎏~102㎏程度なのだそうです。つまり、病的肥満の場合ということです。

 フランスでは、影響を受ける患者数は100万人~200万人と推定されています。

 そして、65%の保険適用は二次治療、つまり初期の栄養管理が奏功しなかった場合のみに適用され、低カロリー食と運動量の増加を補完するものとして適用されなければならないとされています。

 デンマークの製薬会社ノボノルディスクの「ウェゴビー」、アメリカの競合企業イーライリリーの「ムンジャロ」は、GLP- 1 アナログと呼ばれる薬剤で、ホルモンの作用を模倣し、食欲抑制剤として機能します。

 その効果は劇的とも言われ、数週間で数十キロの減量が可能であり、2型糖尿病の消失や心血管疾患、腎疾患リスクの低減といったメリットも期待できるそうです。

 これらの薬は約10年前に登場し、当初は糖尿病の治療に効果があるとされ、現在は肥満治療薬として存在しています。その効果は時に目覚ましく、ソーシャルメディアでは、「奇跡の薬」と謳って宣伝しています。

 しかし、一方では、これらの薬には、副作用がないわけでもなく、吐き気、嘔吐、便秘、下痢などの消化器系の問題から、膵炎のリスクもあり得るという話もあります。

 フランスにそこまでの肥満の人がそんなにいるのかな?と思わないでもありませんが、これらの薬剤の費用は月額250ユーロから400ユーロ(約46,000円~74,000円)。

 フランスの社会保障制度が既に多額の負債を抱えていることを考えると、これにかかると言われる年間約1億ユーロの出費も厳しいものになるのでは?とも思います。

 

肥満治療薬「ウェゴビー」と「ムンジャロ」が保険適用  


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2026年5月23日土曜日

なんかテイストが変わってきた気がするパリのユニクロ

  


 最近は、買い物といえば、食料品ばかりの色気のない私です。

 それでも日本に一時帰国した際には、ユニクロには必ずといっていいくらい寄ることにしていて、ヒートテックとか、下着類とか、靴下とか、インナーっぽいものをまとめ買いして帰ってくるので、かろうじてユニクロでは買い物をしてきました。

 ごくごくたま~に、パリでもユニクロがあると、覗いたりもしていたのですか、ここのところ、ずっとご無沙汰していました。

 最近は、ユニクロはパリでは、本当にどこに行っても見かけるくらい、店舗が増えているので、いちいち覗いてみることさえしなくなっていたので、かえってご無沙汰していた感じがあります。

 先日、たまたま、通りかかったユニクロが入口から華やかな色合いの飾りつけで「パリのユニクロは展示の仕方も美しいな・・」と思いながら、お店のショーウィンドーを眺めながら通り過ぎようとしたところ、「ん??これユニクロなの?」と思うような夏用のワンピースが並んでいて、ビックリしました。


         


 「ん??今はユニクロってこんな感じの服も置いてるんだ・・」と思って、久しぶりにユニクロの店内に入ってみました。ユニクロといえば、インナーとか、ラフな感じの服という印象だったのですが、どうやら、ちょっとテイストが変わった、もう少し普段にもラフに着れるようなワンピースなんかがあって、ちょっと興味を惹かれました。




 価格的にもユニクロ価格なので、そこまで高価なものではありませんが、シンプルなデザインで、しかも夏服ということもあるのでしょうが、エアリズムの素材で出来ている服などがあって、これなら、きっと着心地も良いだろうし、洗濯もラクラクできそうだし、なかなか良いな・・と、ちょっと見直しました。

 これ?ユニクロ?と思ったワンピースは、ずいぶん前にユニクロが買収したと聞いてはいたプリンセスタムタムのデザインのものでした。



 相変わらず、平日の日中にもかかわらず、店内はけっこう賑わっていて、しかも、店内を見て歩いている人々は、けっこうな数の洋服を抱えていて、買う気満々な感じです。

 ヨーロッパの他の国からの観光客もけっこうユニクロで買い物をしていくという人は多いらしいのもパリのユニクロの特徴でもあります。

 私が日本に行くのは冬のことが多いので、日本でユニクロに買い物に行っても、比較的、色合いも地味で華やかさとは程遠い印象があるのですが、今頃の季節は日本のユニクロも華やかになっているのでしょうか?

 いずれにしても、フランスの衣料品業界で、ハイブランドは別としても、中堅どころの衣料品メーカーは軒並み、業績不振で傾いてしまったり、倒産してしまっているメーカーが多いところ、ユニクロは堅調に業績を伸ばしている理由がお店に入ってみると、わかる気がします。

 圧倒的な品質の良さ、お手頃価格、その高品質な素材を使ったシンプルなデザインの洋服。お手頃価格とはいえ、激安というわけでもなく、価格設定は日本よりも高く、高級品とまではいわないまでも、日本のユニクロのイメージよりは、ちょっと高級なイメージにしていることは、店内の飾りつけなどからも感じられます。

 それが見事に成功しているわけですが、そんなユニクロも少しずつ変化していっているんだな・・だからこそ、廃れることなく、生き残っている・・どころか、どんどん勢力を伸ばしているような気がしました。

 私も、そんなお店のようすを眺めながら、「あっ!こんなの夏の暑いときにいいな・・」と思うようなワンピースが2~3着あって、なんだか勢いづいてしまって一気に買い物しそうになったのですが、そこはちょっと思いとどまって、「いやいや、ちゃんと試着してからにしよう・・」と。

 ビックリしたのですが、試着するときも、一旦、ユニクロがレジに使っているボックスに入れて、試着するものをチェックしてから試着室に入るようになっています。

 結果から言うと、「もうちょっとダイエットしてから買おう・・」と思い、即、断念。夏服試着のときにありがちです・・私の場合・・。こんなこと、すっかり忘れているくらい、洋服を買っていませんでした。

 とはいえ、試着室のすぐそばにあった帽子が妙に気に入り、帽子をひとつ買ってしまいました。

 帽子とはいえ、全然、買い物するつもりなんてなかったのですが、こういうのも、たまにはありかな?とさっそく買ったばかりの帽子をかぶって、ごきげんで帰ってきました。


パリのユニクロ


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2026年5月19日火曜日

フランスの庶民の見方のスポーツ用品店 DECATHLON デカトロン

  


 恐らくフランス人なら知らない人はいない有名なお店・・でありながら、考えてみれば、不思議な存在感のお店です。「DECATHLON(デカトロン)」はフランスのスポーツ用品のお店で、フランス国内に324店舗、世界中に82の国や地域で展開、全世界では約1,900店舗あるそうです。

 日本では、現在はオンラインが中心のようです。

 とにかく、広範囲にわたるスポーツ用品を扱っており、アウトドア、ウォータースポーツ、トレッキング、水泳、自転車、大半の球技、射的、馬術、ハンティング、ボルダリング、柔道、バレエ、スキー、スケート等の用品まで思いつくスポーツ用品はなんでもあります。



 スポーツ用品に関していえば、とりあえず、DECATHLONに行ってみれば、あるだろう・・そんな感じです。



 我が家は、娘が子どもの頃は、本当に定期的にお世話になっており、とにかくバカンスの多い国、バカンス期間のたびに、ありとあらゆるスポーツ合宿のようなものに参加させていたために、その度に、そのための靴やウェアなどを買いに行っていました。




 子どものものなので、サイズもどんどん変わるために高価なものを買っているわけにはいかず、比較的、庶民的なお値段のものも置いているDECATHLONには、大変、お世話になりました。

 低価格のわりには、品質が良いので、特に子どものスポーツ用品には、有難い存在です。

 新年度の始まり、また、シーズンごとに、どんどんサイズが変わっていく子どものもの(特に靴)には、ほんとうにウンザリするほどで、今でもその残骸が少なからず残っていて、乗馬のブーツやバレエの靴などは、一体、何足あるのか?と思うほどです。

 先日、そろそろ水着を買い替えた方が良いかも?と思い、DECATHLONに本当に久しぶりに行ってきましたが、相変わらずというか、スッキリきれいになったというか、たまに覗いて見るのも楽しいな・・と思いました。

 私がいつも行くのは交通の便も良いのでマドレーヌにある店舗なのですが、あの場所で、あれだけのスペースを維持しているのは、さすが・・。正直、マドレーヌ界隈は、有名な高級食料品店が目白押しの場所だったのですが、ここ10年くらいの間にフォションやエディアールなどの大きな店舗が消え、時代の流れを感じる中、このあたりに大きなお店を存続させているのは、すごいなと思います。



 とにかく、たいていのスポーツ用品はあるので、見ていて飽きることがありません。なんと柔道着まであるのには、驚愕しますが、柔道は、フランスの子どものお稽古事?の中でも人気のあるスポーツなので、それも当然かもしれません。

 とにかく、お手頃価格のものの品揃えがけっこうあって、(もちろん、高価なものもあるけど・・)しかも、品質もしっかりしているのが、人気の秘訣なのかもしれません。

 自社ブランドも、提携しているであろうオリジナルブランドもあって、ある程度、安心感があります。

 ちょっとユニクロ感覚でのお買物をしている感じにも似ています。

 しばらく来なかった間に、レジも無人のオートレジ、しかもユニクロのように箱に入れると全て清算されるタイプになっていました。

 しかし、箱に入れるまえからお買物リストに載ってしまったりするハプニングもあり得ます。



 このレジ、フランス語だけなの?と思ったら、英語表示にもできるので、フランス語がわからなくても利用できます。

 いわゆるハイブランドのもの等ではありませんが、なかなか良いお買物ができると思いますので、もしもパリで見かけることがあったら、覗いて見るのもいいかもしれません。


DECATHLON デカトロン

Decathlon Paris Madeleine 23 Blvd. de la Madeleine 75001 Paris 


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