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2026年3月17日火曜日

フランスの医療制度のひとつ 長期疾病 ALD(Affection Longue Durée)制度           

  


 以前、同僚がガンに罹った時、そのガンという病名自体も衝撃的でしたが、病気発覚後、入院、手術を控えている彼女がミューチュエル(補足健康保険・通常の国民健康保険ではカバーされない部分を保証してくれる保険)に入っていなかったということで、それを聞いた私は、「えっ??なんで?どうするの?どうやって治療費、入院費払うのよ!」と真剣に心配したのでした。

 彼女は「だって私、これまで病気らしい病気はしたことなかったし、父が医者だったので、お医者さんにかかるということをほとんどしてこなかったから・・」と。

 彼女は「独身で子どももいないし・・今まで全く必要なかったし・・でも、不幸中の幸いというか、フランスはガン治療にはお金がかからないんだって・・」と聞いて、それ以来、フランスでガン治療にはお金がかからないことを知っていました。

 もちろん、ガン治療でも、特別、特殊な治療をしたりする場合は、違うのでしょうが、ガン保険などという保険がある日本から比べたら、すごいことです。

 しかし、最近、ひょんなことから、これはガンに限ったことではなく、このガンに関しての治療費関連のことは、フランスの長期疾病 ALD(Affection Longue Durée)制度によるもので、これに該当する病気は他にもかなりあることを知りました。

 このALDに分類される疾病には免除対象(自己負担の免除)になるものと非免除対象のものとに分かれており、長期疾病とはいえ、免除対象にならない疾病もあります。

 この免除対象になるALDでも、若干、超過料金、2ユーロの定額拠出金等、一部の費用は自己負担となります。とはいえ、治療費が免除というのは、大きなことです。

 基本的に、入院予定があること、繰り返し行われる医療処置があること、繰り返し行われる臨床検査があること、頻繁かつ定期的な医療補助を受けていること、複数の疾患を併発し、6ヶ月以上続くと予想され、特に高額な治療費が必用となる、身体に障害を及ぼす病的状態にあることなどの条件があります。

 これに該当する疾病として、障害を伴う脳卒中、再発性うつ病および双極性障害を含む長期疾患、進行性潰瘍性大腸炎およびクローン病、虚血症状を伴う慢性動脈症、1型および2型糖尿病、重度心臓病(心不全、不整脈、弁膜症、先天性心疾患等)、ガン・・ちょっと書ききれないほどの疾病が並んでいます。

 こうしてみると、同じ長期疾病でありながら、自己負担の免除を受けられない場合は悲惨な感じがしますが、通常の割合で治療費の払い戻しは受けられますし、一定の条件下で6ヶ月を超える病気休暇と病気に関連する交通費の補償は受けることができます。

 このALDに関しては定かではありませんが、補償や補助金のようなものというものは、概して、自ら制度を探し出して申請しなければ、受けられないことが多いため、知っておくと便利かもしれません。

 まあ、できれば、そんな制度のお世話にならないで済むのが一番よいのですが・・。


長期疾病 ALD(Affection Longue Durée)制度


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2026年3月12日木曜日

欧州連合(EU)域内の女性のほぼ3人に1人がの暴力を経験しているという驚くべき調査報告書  

  


 EUの2つの機関である欧州連合基本権機関(FRA)と欧州ジェンダー平等研究所(EIGE)が発表した調査報告書によると、EU域内の女性の3人に1人が生涯で暴力を経験していることが明らかになっています。

 この調査は2020年9月から2024年3月にかけて18歳から74歳までの女性11万4,000人以上を対象に実施されています。

 欧州連合基本権機関(FRA)によると、「女性の約30%がパートナーから屈辱、脅迫、または支配的な態度をとられた経験があり」、約10人に1人が「パートナーから傷つけられた」と回答し、17.2%が性的暴力を受けた」としています。

 さらにFRAは、「女性の8.5%がネットいじめを受けた」と報告し、「10.2%がパートナーからオンライン監視、またはストーカー行為を受けた」と付け加え、オンライン暴力の増加を指摘しています。

 この調査によると、パートナーによる虐待の被害者のうち、警察に通報するのは、わずか6.1%、パートナー以外の人物から暴行を受けた被害者のうち、わずか11.3%です。

 EUは、女性に対する暴力を撲滅させるための法的文書である「イスタンブール条約」(女性に対する暴力および家庭内暴力および、これらとの闘いに関する国際条約)に批准し、各国に対し、法律整備や被害者支援体制の強化の義務付けや国際的な監視制度を設けることを規定していますが、事実上、これは全く機能していないと言わざるを得ません。

 しかし、このイスタンブール条約に対して、ブルガリア、チェコ共和国、ハンガリー、リトアニア、スロバキアの5ヵ国は批准していません。

 ちなみに日本は加盟していません。

 この調査に関しては、特にオンライン暴力の増加を問題視していますが、女性への暴力に関しては、「知られたくない」という心理が働くことから、通報にも至らず、暴力が常態化したり、無視されたりする結果に繋がることから、制度的な欠陥が浮き彫りになったと言えます。

 以前、職場にどうやらDVを受け続けているらしい同僚がいて、心配したことがありましたが、本人が「転んだ・・」などと言い訳するので、それ以上は介入できず、それでも、あまりに頻繁に転びすぎるので、「絶対、転んだんじゃないよね・・」などと言っていましたが、結局、彼女はしばらくして、仕事を辞めてしまって以来、その後はどうなったのかはわかりません。

 このような国際条約などには、実際には、まるで機能していないものがけっこうあるものです。


女性への暴力


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2026年3月7日土曜日

最近の報道は辛すぎて苦しくなる・・

  


 日頃から、最近、起こっているニュースや報道には一応、目を通すようにしていますが、ここのところの世界的な紛争になりつつある中東での悲惨な状況には非常に胸を痛めています。

 実際に被害に遭われている方々に比べれば、ニュースや報道などを見ているだけで胸を痛めている・・などと言っている場合ではないのは、もちろんなのですが、これらの報道やテレビやネットでの悲惨な状況の映像を見続けているのは、本当に苦しくなってきてしまいます。

 特にフランスのテレビのニュースチャンネルなどでは、この紛争の様子を四六時中流している状態で、次から次へと新たな攻撃や爆撃が起こるので、それを伝えているのは、おかしなことではないのですが、これらの映像の連続には、かなり、気持ちが滅入ってきてしまいます。

 とはいえ、この世界中を巻き込みかねない状況では、「見たくない」では済まされず、特に海外に住んでいる場合、私の場合はフランスですが、フランス政府はどのような姿勢でいて、どのようなことをしようとしているのか?を知っておく必要もあり、また、日本人としては、この問題に対して、日本政府はどのような姿勢をとっているのかを知るべきでもあります。

 見たくないけど、見ずにはにいられない状況、これは、コロナウィルスによるパンデミックの時とも、ロシアのウクライナ侵攻が始まった時と同じです。

 パンデミックの時には、フランスではロックダウンという家から出られなくなるという実質的に日常生活に関わる事態でもあったし、当初は得体の知れないウィルスの登場に怯え、外では救急車のサイレンの音が途切れない中、テレビなどのニュースでは、病院が飽和状態になって、病院の廊下に患者さんが並べられていたりする映像や、毎日、毎日、死者数が発表されるような異常な事態でした。

 あの時は、目に見えない、ウィルスという敵が襲ってくるのは怖かったけど、この敵が人間で自分たちを襲ってきたら、どんなに怖いだろう・・と思ったのを覚えています。

 そして、ようやくパンデミックが収束してきたと思ったら、今度はウクライナ・・。まったく、なんて世の中になってしまったんだ・・と思いました。長引く戦況に、終わりは来るのだろうか?と思いながらも、ピーク時に比べれは、報道は若干、減っては来ていました。 

 ウクライナ侵攻も今回の中東の状況も直接、フランスが関わっているわけではないにせよ、核保有国としてのフランスは国としての発言や態度には目が離せないものでもあります。

 とはいえ、これらのニュースや報道を見続けていることは気持ちが疲弊していくのを感じ、ここのところは、できるだけ映像を見ることは控えるように、またニュースも時間を限って目を通すように心がけるようになっています。

 これはパンデミックの時もロシアによるウクライナ侵攻が始まったときも同じだったな・・と思っているのですが、それにしても、こういうことが多すぎることに、困惑しています。

 この状況が一刻も早く、終息してくれることを望むというか祈るような気持ちです。


戦争の報道


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2026年2月18日水曜日

「日本の鉄の女の甘い力」・・フランスで報道されている「サナマニア」、「サナ活」

  


 私は、時々、フランスでの日本に関してのニュースをチラチラ目を通しているのですが、つい最近、その中に「サナマニア sanamania」、「サナ活 sanakatsu」とかいうワードが出てきて、「ん?なにこれ?」とビックリしたので、ご紹介します。

 これは、一紙だけではなく、複数紙の報道があったので、決して極端な論調ではない気がします。

 高市首相に関するこれまでの報道は女性首相ということもあり、元英国首相のマーガレット・サッチャーがロールモデルとして挙げられていたことが多かったのですが、今回は、それに変化球が加えられたといったところでしょうか?

 『「日本の鉄の女」の異名を持つ彼女は超保守的で国家主義的、そして安全保障重視の姿勢から極右のリーダー的存在として位置づけられている。しかし、衆議院選挙で自民党史上過去最高の得票率で勝利に導いた彼女の選挙戦は、「サナマニア」を巻き起こし、世論と特に若年層を巻き込む「スイートパワー」が導いたものであった』

 『この結果、18歳から29歳の間では驚異的な84%の支持率を叩き出している』

 『このメソッドは今やあらゆる政治的立場において、そして彼女自身のスタイルにも適応した方程式となっている』

 『「サナマニア」を名乗る彼女のファンたちは、創業150年の歴史を持つ日本の皮革製品ブランド「ハマノ」の黒い革製バッグや三菱のジェットストリームのピンクの多機能ペンを次々と購入・・この現象には「サナ活」という名前までついている』

 『彼女はソーシャルメディアのエンターテイメントフィードにおいて欠かせない存在となり、カルト的支持を獲得。Xでは270万人以上のフォロワーを抱える彼女は、他の政敵をはるかに凌駕し、彼女のコンテンツは常におすすめフィードに表示され、批判されることもほとんどない』

 『政治家でありながら、政策等で話題になったり、人気が上昇したりするわけではなく、むしろ、はっきりした政策については多くを語らず、概ね、このスイートパワーで戦い抜いた選挙戦であった』

 私が痛快に感じたのは、最後の一行、『肝心なのは、この甘ったるいコミュニケーションが世界第4位の経済大国におけるインフレの苦しみに耐えられるかどうかです』という部分。

 ほんと、そんなことで政治家が選ばれてしまうという嘆かわしい状況を私は心の底から、憂いています。


「サナマニア」、「サナ活」


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「衆議院選挙 在外投票が異例に伸びた理由 前回選と比べて67%増加」 

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2026年2月11日水曜日

衆議院選挙 在外投票が異例に伸びた理由 前回選と比べて67%増加

   


 日本の外務省の発表によると、衆議院選挙の比例代表で在外投票をした在外邦人の数は2024年の前回選と比べて67%増の2万9,089人でした。海外に住む日本人の間で今回の選挙は非常に関心が高く、1998年の制度(在外選挙制度)導入後、参議院選挙も含めて過去最多だったと言われています。

 私自身、今回の解散・総選挙の知らせを聞いて、「これはいけない!今回は是が非でも行かなくちゃ!」と強く思いましたが、実際には、周知期間が短く、日程的にあまりに急な話で、「これでは、投票に来れない人が多いだろうから、投票率は低くなるのではないか?」(投票はパリにある日本大使館で行われるため、誰もが早々急に簡単に投票に来れるわけではないため)と思っていました。

 しかし、実際に投票に行ってみると、見たこともない、いつも以上の人出で在外邦人が今回の選挙に対して、非常に危機感を感じていることを目の当たりにした気持ちでした。

 では、なぜ?海外で生活している日本人がこれほど現在の日本の政治に危機感を感じているのか?を考えてみました。

 まず、海外在住者はそれぞれが居住している国、世界情勢から、日本の状況を比較しやすいため、世界、日本での変化を感じとりやすいためではないかと思います。

 また、日本を国際政治の中の一プレーヤーとして客観的に見ているところもあります。

 私は海外在住者代表ではありませんので、皆がそのように感じているのかどうかはわかりませんが、少なくとも私が危機感を感じているのは、政府の方向性、特に安全保障・外交への懸念(集団的自衛権の扱いや憲法改正論議など、憲法9条改正の是非、緊急事態条項の導入)や権力集中の危険性(政府の権限がどこまで拡大してしまうか?)、民主主義の揺るぎ、歯止めが外れることへの不安、崩壊の危険性など、国家の進路そのものを心配しています。

 また、移民問題に関しても、自分たち自身が外国人として生活しているため、その危険性についても、それぞれの国でも問題となっていることを肌身で感じつつも(例えばフランスでの移民問題は日本の比ではない)偏った政策については、実感として思うところが日本に住む日本人よりも多いと思われます。

 そして、選挙戦だけでなく、日本でのマスコミの位置づけ・役割についても大きく疑問に感じていることもあります。少なくとも既に報道規制がなされているような報道機関の仕事は大いに疑問、危機感を感じています。

 現在の不安定な世界情勢も日本での報道以上にダイレクトに悲惨な映像の報道も海外ではなされているため、戦争などに対する危機感も自ずと高くなるのも当然のことで、それだけマスコミの役割は非常に高いことを感じています。

 そもそも、少々、極端な言い方をすれば、自己主張をしなければ生きていけない外国で生活していて、それでも「日本人は黙って我慢するからダメなんだ・・」と言われながら、日本の政治に関しては、唯一、声をあげられる「在外投票」という機会。

 やっぱり、黙ってはいられなかった在外邦人が多かったのは大きく頷けるところなのです。

 日本は今までのように「あたりまえに平和な国」ではなくなるかもしれません。


在外投票率 過去最高を記録


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「在外選挙人証 3ヶ月以上かかってやっと受け取れました!」


 

 

 

2026年1月30日金曜日

在外投票に行ったら、意外にもいつもよりもずっと多くの人々が投票に来ていてビックリした!

  


 今回の急な解散・総選挙に憤りを覚えながら、こんなに急に言われたって無理な人がたくさんいるだろうに・・と思いながら、「こんな無謀な解散・総選挙をすることだけでも許せない!」という気持ちで日本大使館に在外投票に行ってきました。

 選挙公示のあった2日後の平日の日中で、さぞかし、人も少なかろうと思っていました。「でも、私は行くぞ!」と投票所(日本大使館の中の会議室の一室)に足を踏み入れるとビックリ。

 これまで在外投票には、何度も行っていましたが、これまでは、正直、お世話係の人、こんなに大勢必用?と思うほど、投票に来ている人よりも、お世話係の人の方が多いことが目立つような感じで、待ち時間はもちろんゼロ。

 ところが、今回は、急な投票にもかかわらず、投票所には今までここでこんなにたくさんの人がいるのを見たことない!くらいの人出でビックリしました。

 投票のために仕切られた机と椅子はほぼ満席。

 投票の前の確認やら投票用紙とそれを入れる封筒などをもらって、投票してきました。

 係の人に「ずいぶんたくさん人がいらしてますね・・」と聞いてみたら、「ハイ!昨日もたくさんのが方お越しくださいました・・」とのこと。

 考えてみれば、私も今回ほど、「是が非でも投票に行く!」と思ってやってきたことはなく、多くの人が同じように感じたのかもしれません。

 それでも、海外にいながら日本の選挙に投票できることはありがたいことではあるのですが、それにしても、この原始的なやり方・・フランスでは在外投票のオンライン化も着々と進んでいるというのに、フランスにできることが日本になぜできない?と思わせられることも多々あります。

 フランスに来たばかりの頃は、日本であたりまえのことだからといって、フランスで同じことを求めてもしょうがない・・ここはフランスなんだから・・と思うことが多かったのに、最近は、逆に思うことも増えつつあります。

 日本を悪戯に貶めるつもりはありませんが、明らかに進歩が止まっている・・外から見ていると、そんなふうに感じることもあるのです。

 かといって、フランスがすごいわけでも決してなく、やっぱりダメダメなところもたくさんあるのですが・・。


在外投票


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2026年1月5日月曜日

ヨーロッパにおける中国医薬品ブーム

  


 私は、いつのまにか、日常的にかなりの量の薬を飲むようになっていて、薬は私にとって、とても身近なものでもあります。

 フランス人は比較的、すぐに薬に頼りがちなところがあり、また、薬を処方してくれるお医者さんも、大盤振る舞いな気来があります。

 しかも、ひとつひとつの薬が箱入りなので、非常にかさばって、毎月もらう薬は本当に山のようになるので、文字通り山盛りの薬になります。

 そんなフランス(ヨーロッパ)で売られている薬は、いつの間にか中国の薬が侵食していて、今では中国の医薬品がヨーロッパに溢れる事態になっているといいます。

 別の言い方をすれば、中国は製薬大国になりつつあるということで、わずか10年足らずで革新的な医薬品や治療法の開発において、ヨーロッパや米国と肩を並べるに至っています。いやいや、肩を並べるどころか追い越されています。

 現在、臨床試験の約40%は中国で行われています。10年前は4%だったものが10倍になっており、これは世界の医薬品業界のパワーバランスに変化をもたらしています。

 現在、ヨーロッパは多くの医薬品を中国から輸入するようになっています。

 特にアメリカが法外な関税を課して以来、特に中国からのヨーロッパへの輸出が激増しているのです。

 特にこの問題が顕著なのはドイツであると言われており、ドイツでは抗生物質の4分の3以上が中国から輸入されており、他国で製造されたドイツの医薬品にも中国製の成分が含まれています。

 中国は世界で既に使用されている有効成分の大部分を生産しており、また、これらの製品は、以前に比べると、遥かに高品質になっており、中国から輸出される医薬品は非常に厳格に管理されており、欧州規準を満たしています。

 そのうえ、価格が安いために、多くの国が輸入しているのです。

 パンデミックの際に世界中の人の流れとともに物通がとまり、特効薬がないままに、とりあえずの医薬品として使用されていたパラセタモールが不足し、フランスでは大問題となりました。

 あの時点でも、フランス人が「とりあえずは飲んどけ!」と誰もが言う「ドリプラン」(パラセタモール)でさえも、皆がフランスの製薬会社の薬だと思っていたのに、その多くは中国で生産されているということがわかり、非常時に備えて、このようなベーシックな薬の製造拠点をフランスに置き続けなければならない!などとマクロン大統領が熱く語っていたのが印象的でしたが、結局は、そのための対策を講じてこなかったことになります。

 少し前に、(今でも続いていますが・・)中国の服飾業界、特にEコマースのSHEINがあまりにフランスの服飾業界を脅かしており、問題が発覚するたびに、なんとか、これを排除しようとフランスが躍起になっているあらゆる騒動を見るに、医薬品だけではなく中国があらゆる分野において、革新的にシェアを伸ばしていることは、明白です。

 しかし、こと、医薬品が既に、ここまで侵食している状態で、人々の健康問題にかかわる医薬品ともなると、簡単に排除というわけにもいきません。

 今、私がフランスで飲んでいる薬のパッケージを見る限り、フランス語表記だし、すっかりフランスの薬なんだと思い込んでいましたが、実は良く見てみれば、中国で作られている薬なのかもしれません。薬ひとつひとつが何の薬なのかは理解していますが、その薬がどこで作られている薬なのかまでは、確認していないのです。

 とはいえ、国にとっては、やはり、ある程度のベーシックな薬は自国内で薬は賄えるくらいにしておくということは、やっぱり必要なことなんじゃないかと思うのです。


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2025年12月28日日曜日

数十年ぶり?に弟と過ごしたクリスマス

  


 私と弟は、それぞれに、ずっと海外生活を送っており、私はイギリス、アフリカ、パリ(パリがほとんどだけど・・)、弟は、アメリカ、シンガポール、そして、今年の3月くらいから、ドイツで仕事をしています。

 そんなわけで、もう何十年もめったに一緒の時間を過ごすということがなく、その間、顔を合わせたのは、母が亡くなった時、父が亡くなった時、その後の相続手続きの時やその後の家の手続きの時くらいなものでした。

 なんといっても、、双方に都合の良い時に合わせて日本に帰国するということもなかなか簡単ではなく、本当に一緒に時間を過ごしたのは、お互いに学生の頃くらいなもの・・しかも、弟は大学生の頃には、父とケンカして、ほとんど家に寄りつかないような感じだったので、一緒の時間を過ごしたのは、子どもの頃くらいなものでした。

 特に仲がよいわけでも悪いわけでもありませんが、単に物理的に遠い状態であったのです。

 彼の今の赴任地であるデュッセルドルフは、これまでで一番、私とは近い場所になって、もしかしたら、クリスマスか年末年始、予定が空いていたら、うちにご飯食べに来ない?とさそってみたら、なんとか都合をつけてきてくれたのです。

 彼はパリまでユーロスターでデュッセルドルフからやってきましたが、パリまでは4時間程度(飛行機なら1時間半くらい)だったそうで、「こんなに簡単に来れるんだね・・」と。

 飛行機でくれば、もっと早そうな気もするのですが、電車が好きな彼・・ユーロスターを楽しみにしていたそうです。そういえば、小さい頃、電車が好きで、母親とよく電車に乗りに行ったりしていたな・・なんてことも忘れていましたが、おじさんになった今でも電車が好きなんだそうです。

 今では姉としてはビックリするほど出世した彼、初めてのヨーロッパ勤務で四苦八苦しているようですが、それでも仕事は大変そうでもあり、楽しそうでもあり、頼もしく、色々な経験をしているようで、色々な話を聞かせてくれました。

 自分たちが育った家庭(父や母)の話、それぞれの家族の話、仕事の話などなど、お昼くらいに家に着いて、それから、延々と食べて、飲んで、夜中までずっと話込みました。

 私と弟は全然、性格も違いますが、それぞれに同じルーツを持ち、同じように育てられてきたということは、とても大きなことです。価値観なども、とても理解し合える気がします。

 実は彼がパリに来てくれたのは、2回目で、前回は、夫が突然亡くなってしまった1ヶ月後くらいの時のことでした。本当にあの時は、彼が来てくれたことで、私はとても救われました。

 あの時は、人生最悪の時で、もうあまりに突然のことで私のショックもハンパなく、すぐに仕事に復帰はし、娘も学校に復帰したものの、私は、もうしばらくは何も食べられなくなり、何を食べても吐いてしまう状態が1カ月近く続いていて、もう食べない・・食欲もなし・・となっていた時でした。

 しかし、弟が来てくれて、なんだか、急に気持ちが和らいで、食事が喉を通るようになり、「身内が近くにいてくれるってことは、こんなに安心できることなんだ・・」と本当に思いました。あの頃は、彼はアメリカにいた頃で、週末だけの数日間、忙しい中をぬって、パリまで来てくれたのでした。

 あの時は、本当にありがとう・・あんな時もあったね・・こんなこともあったね・・なんてことも言いながら、最近の話までしていると、本当に話が尽きることはありません。

 あれから何十年も経っていますが、やっぱり、他の友人や親戚などが来てくれるのとは違って、やっぱりどこかホッとできるというか、安心感があるというか、きょうだいって不思議な関係だけど、大事だな・・と心底思いました。

 そもそも、弟も私も海外に出やすいというか、そんな要因のひとつになったのは、母がそれぞれ小さい頃から、英語を教えてきてくれたことで、二人とも英語を学ぶのにそんなに苦労していない気がします。

 弟が活躍していることを、二人ともヨーロッパに住んでいる今のような状態を、もし、母が生きていたら、誰よりも喜んでくれただろうし、きっと、もう日本には、ほとんどいなかったんじゃないか・・そんなことも話しました。

 仕事の関係で卸値で日本食が買えるから・・とかで、ドイツからなのに、たくさんの日本食のお土産を持ってきてくれました。

 私も昔、母がよく作ってくれたお料理を思い出して作り、とっても喜んでくれました。それにしても、相変わらず、よく食べるし、よく飲むこと・・。かなり張り切って作り過ぎたお料理、弟は「これ、持って帰っていい?」と大きなタッパーにいくつも詰めて、ドイツに持って帰りました。

 とっても楽しいクリスマスでした。

 やっぱり家族っていいですね。


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2025年12月16日火曜日

はじめての OSTEOPATHES オステオパット 整骨医 

  


 足の付け根の部分の痛みがもう3ヶ月近く続いていました。転んだとか、どこかにぶつけたというわけでもなく、いつの間にか・・という感じだったのですが、そのうち治るだろう・・と思いつつ、湿布をはったり、痛み止めのクリームを塗ってマッサージをしたりして、ずっと様子を見ていました。

 思い当たることといえば、秋の初めに娘がパリに来た際に、ママはもう少し筋肉をつけるトレーニングをした方がいいと言われて、それを忠実に守って、スクワットを毎日40回やるようにしていた・・ということくらいです。

 こういう場合はキネ( Kinésithérapeute (キネジテラプート・通称キネ)(運動療法やマッサージなどを行う医者)に行った方がいいんだろうな・・と思いつつ、キネには、昔、娘がまだ小さい頃に気管支炎にかかったときにキネに行きなさいといわれて、キネに行ったら、娘の胸をバンバン叩く治療がなされ、それが見るに堪えずに途中で治療をストップしてもらって、帰ってきてしまった苦い思い出があり、なんとなく、その時の印象が強くて、足がなかなか向きませんでした。

 しかし、あまりに長い間、痛みが抜けないので、これがいつまでも続くのは辛いな・・と思い、いつも通っているかかりつけのお医者さんに相談したところ、腰と足の様子を少し見てくれた結果、骨盤がズレているから、これは、OSTEOPATHES (オステオパット)に行きなさい・・と、近所のオステオパットのお医者さんを紹介してくれました。

 正直、このOSTEOPATHES (オステオパット)というフランス語を私は知らず、思わず、「えっ?それなに?」となり、つい、「キネじゃないんですか?」(キネというのは、フランスではよりポピュラーなので・・)と聞いたら、「あなたの今のケースはオステオパットです」というので、言われたとおりに予約をとりました。

 このオステオパットというのは、整骨医のことでした。正直、整骨医というのも私は日本でも行ったことがなかったし、なんとなく、ニュアンスはわかるものの、どのように治療するところなのかは知りませんでした。

 ここ数年、今まで聞いたこともなかったフランス語の医者の名前(例えばプニュモログとか・・)を初めて聞いて、実際に行くことになるケースが増えたな~と、つくづく思います。

 行ってみると、人体模型のようなものがいくつもあって、私の身体の状態を見て、模型を使って、「この部分が歪んでいるので、それを治します」と説明してくれました。

 施術自体は、15分程度でしたが、ちょっと優しくソフトにプロレス技をかけられた感じでしたが、この施術だけで、骨盤の位置が一瞬で改善されました。

 しかし、痛みはすぐには消えるわけではないそうで、とりあえず、一週間くらいは、ソファには座らないこと・・、運動は避けること・・などの注意を受け、帰ってきました。

 先生曰く、やはりスクワットが原因だったろう・・と。1ヶ月経っても改善されないようだったら、連絡ください。もしくは、問題は他にあるかもしれないから、かかりつけのお医者さんにもう一度行って、相談した方がいい・・とのことでした。

 このオステオパット・・治療とは別にショックだったのは、保険が適用にならないこと。ガッツリ治療費、取られました。70ユーロも!!

 とはいえ、ここ数ヶ月間、ずっと痛みが続いていた足の付け根の部分、これで良くなってくれればよいのですが・・。

 これで、良くなれば、今度こそは、キネ(運動生理学医・理学療法・運動療法)に行って、身体に支障が出ない程度の軽い運動方法を相談してきたいと思います。

 しかし、スクワットくらいでこんなことになるとは・・健康のためにやっていることが、別の支障を生むという悪循環。全く情けない限りです。


OSTEOPATHES オステオパット 整骨医


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2025年11月24日月曜日

案の定、ガッツリ体調崩しました・・

  


 日本から来てくれていた友人と一緒にパリ市内を廻ったり、一緒にバルセロナに行ったり、ロンドンに行ったり、3週間程度の期間でしたが、トラブルも多々ありましたが、とても楽しい時間を過ごしました。

 最後に友人を空港まで送って行って、家に戻って、その時は、ちょっと風邪気味かも・・なんか疲れがどっと出たかも・・??と思いながらも、友人が使っていた部屋を片付けたり、シーツなどを洗濯したり、掃除したり・・してから、その日は休みました。

 翌日になると、本格的に体調が悪くなりはじめ、おしゃべりしていてついつい夜更かしになったりもしていたし、忙しく動き回りすぎていたからな・・と思い、少しおとなしく寝ていることに・・。

 しかし、その翌日には、さらにゴホゴホと咳が出始め、本格的に体調が悪くなり、これはもうダメだ・・とお医者さんに行くと、気管支炎起こしている・・といわれ、抗生物質を出してもらってきました。

 友人が来たら、色々でかけたりするだろうからと、前もって、インフルエンザやコロナウィルスのワクチン接種をしていたのですが、やっぱり、それだけではダメだったようです。

 もう無理はできないと思いつつも、ついつい無理しちゃっていたのか? もう無理だと自分では思っていないことがすでに無理な範疇に入ってしまっていたようで、そういえば、友人も途中、3日くらいダウンしていて、寝てたんだな・・と思うと、私の場合はそれが遅れて出たのかもしれません。

 そのうえ、パリはここ数日、急に寒さが本格的になってきて、外はすでに氷点下の世界です。

 毎回、ダウンするたびに体力には自信をなくしていくのですが、こんなことにめげて、楽しいことを諦めてはいけない・・今が一番、若いんだから、こんなことにめげずにこれからも色々な場所に出かけたい!そんなことをベッドの中でふつふつと思っているのです。

 しかし、狭い我が家は誰かが来ると、今はいない娘の部屋をつかってもらうのですが、通常は、私の色々なものを置いてある倉庫状態。

 当然、誰かが来ているときには、その倉庫内に置いてあるものは、私の自分の部屋に避難させているのですが、今はようやく、それらのガラクタ?をまた、娘の部屋に戻し、私の部屋はまた通常の落ち着きを取り戻しています。

 人が来てくれるのもうれしいけど、またいつもの日常が戻ってくるのも、やっぱりホッとするところもあります。

 日常的には、自分のリズムだけで暮らしている私。それが崩れることが、こんなダメージをもたらすとは、ちょっとショックでもありました。

 


体調不良


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2025年11月22日土曜日

ロンドン スーパーマーケット巡りがとっても楽しい!

  


 わずか1泊という今回のロンドン滞在では、行きたいところがありすぎて、この短い時間で一体、どこへ行こうか?と考えました。

 ロンドンには思い出がいっぱいで、かつて住んでいたエリアとか、行きたいところは山ほどあるのです。

 しかし、ロンドンに住んでいた頃は短い間にけっこう引っ越しをしていたので、たった1日で廻りきれるものでもなく、それでも、ホテルは私がロンドンで最後に住んでいた場所の近くに取っていました。

 パリからロンドンに到着したその日は、一緒に来た友人と一緒にバラ・マーケットに行ったり、コベントガーデンに行ったりして、食事してからホテルへ。翌日は、パリに帰るユーロスターが出る時間までは、それぞれ別行動で、友人は彼女が以前住んでいた場所を歩きたいということで出かけていきました。

 私はといえば、昔、良く行っていたスーパーマーケット巡りをすることに。ちょうど、ホテルの通り沿いの道に懐かしいセインズベリーズの大きな店舗があり、また、そこから少し歩いたところにウェイトローズの店舗があり、ユーロスターの出発する駅には、M&S(マークス&スペンサー)があり、その3店舗を時間をかけてじっくり廻りながら、買い物をすることにしました。



 一番最初に立ち寄ったセインズベリーズは一番、庶民的なスーパーマーケットですが、まさに、30年くらい前に私が通っていた場所と同じところに同じお店がまだあって(ずいぶんきれいになっていましたが・・)、もうそれだけで感動的!

 あのお店がまだあった~~~!と。



 しかし、買い物といっても、欲しいものは、ごくごく他愛もないクッキーなどのお菓子だったり、マフィンやクランペットといったパン類だったり、ちょっとしたお惣菜のようなものだったり、住んでいれば、ふつうに買い物するようなものばかり。それでも、そんな他愛もない食品ひとつひとつにまさに感動するというとても風変り?な楽しみなのですが、今の私には、他では味わえない感動です。

 スーパーマーケットもなんだか、今ではいつも見飽きているパリの品揃えとは、また、全然、趣が違って、なにからなにまで楽しくてしかたありません。

 どこに旅行に行っても現地のスーパーマーケットを覗いて見るのが好きなのですが、またロンドンは別の意味、懐かしさも感じられる場所なのです。

 中には必ずしも美味しいとはいえないものもあるのですが、その一般的にはあんまり美味しくないものでも、懐かしさというものは、また別の味わいでもあるのです。

 そして、セインズベリーズの次は、ちょっと高級路線のスーパーマーケット「ウェイトローズ」へ。これは、以前の私は全く知らなかったスーパーマーケットで、王室御用達とも言われるちょっと高級路線のスーパーマーケットです。たしかにお店の中もどこか落ち着いていて、置いてある商品も少し良質な感じがするものが多くて、安心してお買物ができる・・そんな感じです。




 そして、最後につい最近までパリにもあったM&S(マークスアンドスペンサー)。ブレグジットとともに、徐々に縮小し、ついにはパリから姿を消してしまったイギリスのスーパーマーケットです。

 パリにあったM&Sは、ロンドンにあるM&Sよりは、品揃えも少な目とはいえ、それでも定期的にイギリスのもの(クッキーや紅茶やパンなど)を買いに行けていたのに、このスーパーがなくなってしまったことは、とっても残念で、これまた久しぶりに目にするM&Sにもう、うるうるしそうで、もうあれもこれも欲しくなってしまいました。



 おかげで、私にとっては、宝物のような買い物なのですが、帰りの荷物は岩でも入っているんじゃないの?というくらい重くなってしまいました。しかし、なんとしてもこの食材たちを持って帰りたいという一心で、パリに持って帰ったのでした。

 これらの食べ物がなくなる頃に、今度は日帰りでもいいから、またロンドンに行こうかな? などと思っているのです。


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2025年11月21日金曜日

ロンドンの地下鉄内の座席 譲り合い合戦

  


 とても個人的な事情なのですが、私にとってロンドンは他の外国とはちょっと異なる思い入れのある場所で、私が若い頃に初めて一人で海外で生活した場所であるために、その時の印象はとても強烈に私の中に刻みつけられているもので、パリとはまた別の意味で私の中で強烈な存在感のある場所でもあります。

 若い頃、初めての海外生活で緊張もしていたし、目的に向かって必死だったりした自分自身がなんとなく愛おしく思い出されるような、そんな場所でもあるのです。

 私がロンドンに住んでいたのは、もう遥か昔のことではあり、街の様子もずいぶんと変わっているところも多々あるのですが、同時に変わっていないものもたくさん残っていて、例えば、ロンドン市内を走っている地下鉄などは、昔の古いまんまだったりして、こんなに地下鉄の中が狭かったんだな~とあらためて思ったり、地下鉄の路線図の駅名ひとつひとつを見ていても、どの駅も懐かしく、そのひとつひとつで降りてみたくなってしまいます。

 今回、あらためて、ロンドンの地下鉄の中であの頃には気が付かなかったことがあるのですが、それは車両の中で、実にロンドン市民は、座席の譲り合いをしているということで、高齢者だったり、妊婦さんだったり、いわゆる座席を譲ってあげた方が良いかな?という人がいたりすると、すぐに誰かが席を立って、譲ってあげることで、時には、同時に複数の人が立ちあがって、座席の譲り合い合戦のようなことがおこっていたりして、また、席を譲った人に対して、また別の人が座席を譲ろうとしていたり、「あら?ロンドンってこんなだった?」と思ったのです。

 私がたまたまそういう場面に複数回遭遇しただけなのかもしれないのですが、今回の私のロンドン滞在はわずか2日間だけで、その短い間にこう度々、そういう場面に遭遇するということは、やっぱり座席を譲ろうとする人が多いんじゃないかと思うのです。

 それは、パリにしても、ある程度、似ていて、実に彼らは周囲の弱い立場の人々に優しく、さっと席を立って譲る人が多いのです。

 しかし、それにしても、ロンドンはパリ以上に座席譲りあい合戦は頻繁な気がしました。

 優先席などというものはあらためて必用ないような感じさえしてしまいます。

 この現象は以前、私がロンドンに住んでいた頃には気が付かなかったことで、なんだか新たなロンドンの一面を発見したような、ホッコリするような気分になりました。人が人に対して優しくしあえている場面って温かい気持ちにさせられますね。


ロンドンの地下鉄


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2025年11月20日木曜日

食べることが大好きな私が大興奮したロンドンのバラ・マーケット

 


 今回、ほんの短い滞在ではありますが、久しぶりにロンドンに行くことにしてから、さて、この短時間にどこへ行こうか?とSNSなどで情報を調べていたら、食べることが大好きな私にとって、まさにうってつけの場所「Borough Market」(バラ・マーケット)を見つけました。

 非常に歴史のあるマーケットらしいのに、私はなんで今まで知らなかったんだろう?と不思議に思うくらいでした。


 地下鉄ロンドンブリッジの駅をあがってすぐに広がる大きなマーケットには、ヨーロッパを中心とした色々な食材、チーズ類、様々な種類のパン、お菓子類、お茶、スパイス、肉、魚、また屋台のような世界各国のお料理を提供するお店がたくさん並んでいて、あれもこれもと目移りしてしまいます。


ソルトビーフって初めて見たな~


 もちろん、イギリスならではのソルトビーフのサンドイッチとか、ソーセージロールだとか、スコッチエッグみたいな、ずっしりとしたお肉の塊だったりもたくさんあります。






 中でも、大人気で大行列ができていたのは大きな鍋で作っているパエリアでしたが、そこは、スペインに行ったばかりの私たちは、さすがに、スルーして、ここはイギリスの王道、フィッシュアンドチップスを食べました。




 とっても大きなフィッシュアンドチップスで、アツアツの魚のフライとポテトは、外はカリッと中はホックリしていて、とっても美味しかったです。しかし、かなりの大きさ、量があるので、2人で1つを食べるくらいで、充分でした。


これも人気だった・・マッシュルームリゾット・・


 マッシュルームのリゾットなどもとっても美味しそうでした。(しかし、これは結局、断念)

 もっと、あれこれと食べたかったのですが、もうこれでいっぱいいっぱいで、あとは持って帰るようにと、ソーセージロールやスコッチエッグなどを買い込みました。

 パリにもマルシェがたくさんありますが、ここほど、国際色豊かな感じではなく、マルシェといっても、ずいぶんテイストが違うんだな・・と思いながら、満足のいく、訪問でした。

 どのお店もカード対応OKでした。


Borough Market  London SE1 9AL England  月休 

ロンドン バラ・マーケット


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2025年11月19日水曜日

携帯電話にデジタル健康保険証(Carte Vitale)を読み込めるようになった!

  


 フランスでは、2025年11月18日から、すべての被保険者が携帯電話でデジタル健康保険証(Carte Vitale)を読み込み、有効化できるようになりました。

 カルト・ヴィタルを携帯上で有効化するには、iOSとAndroidで無料で利用できる「Carte Vitale」アプリをダウンロードする必要があります。この専用アプリは、France Identitéアカウントを持っていなくても、フランス全土のすべての被保険者が利用できます。

 このデジタル健康保険証を使用すると、スマホから直接、健康保険の資格情報をデジタル形式で提示できます。

 デジタル健康保険証は2025年3月18日より開始されている、France Identité(18歳以上の国民がデジタルIDカードと運転免許証をスマートフォンで利用できるFrance Titresアプリ)と並行して利用することができます。

 このFrance Identitéアプリをバイパスする機能は、6月にフランスの一部の県で既に導入されています。

 デジタル健康保険証をアクティベートするには、France Identitéを持っていない場合には、セキュリティ手続きが必用になりますが、France Identitéアプリを利用する場合には、本人確認は即座に行われます。

 France Identitéを持っていない場合には、本人確認のため、身分証明書の映像とアプリ内の顔の映像を提供する必要があります。不正使用を防ぐため、オペレーターが提供された情報を確認し、アクティベーションを承認することになります。

 そのどちらの場合も社会保障番号(セキュリテ・ソーシャルナンバー)が必用になります。

 このデジタル健康保険証は、病院・診療所や薬局などで、これまでの物理的なカードと全く同じように使用できます。使用方法はアプリのロックを解除し、スマホのこの画面を相手に提示すると、QRコードまたばNFCでカードが読み取られます。またこのアプリにより、現在自分が受けている医療情報と費用をリアルタイムで追跡することができ、最終的には健康保険による直接請求の恩恵を受けることができます。

 とはいえ、このデジタル健康保険証は、当面不可欠な物理的な健康保険証を補完するものであり、すべての医療従事者や薬局がデジタル健康保険証を読み取るために必要なツール(QRコードまたはNFCリーダー)をまだ備えているわけではないので、完全にこの体制に移行するまでは、現行のカードも携帯しておくほうが良さそうです。

 国民健康保険制度は、この移行を通じて医療従事者を支援しており、段階的に導入されていく模様です。

 しかしながら、携帯ひとつでなにもかもが済んでしまう時代がまた一歩進みつつあるようです。


携帯電話にデジタル健康保険証(Carte Vitale)


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2025年11月16日日曜日

イギリス入国のためのETA(電子渡航認証)取得は拍子抜けするほどあっという間に認証された 申請手続きの手順

  


 友人と「ロンドン行こうよ!」という話をしていて、体調に今一つ自信がなかったり、ちょっと他の諸事情が重なったこともあり、また、私が二の足を踏んでいたのには、イギリス入国のためには、ETA(電子渡航認証)を申請しなければいけないことも、けっこう億劫な気持ちになっていた原因のひとつでもありました。

 説明には、「携帯で10分ほどでできる簡単な申請です」、「多少、時間を要する可能性もあるので、少なくとも出発日の3日前(3営業日)までに申請してください」と書いてあったものの、携帯の操作には異様なアレルギー意識を持っている私にとっては、大きなハードルのひとつでもありました。

 パソコンならば、少しは恐怖感が少ないのですが、私は携帯電話での操作となると、途端に怖くなってしまうおばちゃんなのです。

 ロンドンに遊びに行くこと自体もどうしようか?迷っていたのですが、「じゃあ、ETAがすんなり通ったら、行こう!」と友人にも側で見ていてもらって、思い腰をあげて、申請作業を行ってみたのです。

 結果的には、拍子抜けするほどにあっさりと申請ができて、この認証自体も返事が来たのは、1分後くらいのあっという間のことでした。

 この手の手続き?に不安を感じる方もいらっしゃると思うので、私が申請した手順をご紹介します。

 ETA取得に際しては、色々なサイトがあるようですが、中には詐欺サイトもあるので、イギリス政府がやっているものを利用するのが一番確実ですので注意が必用です。

 まず、携帯にETAを取得するためのアプリをいれます。これはアプリを検索するときに、「UK ETA」というアプリを選びます。

 アプリを開くと、「How to apply for an ETA」という画面が出てきて、3ステップの手順が説明されています。

 次のページに行くと、この申請に必要なもの(パスポート、e-mail のアドレス、支払い用のクレジットカードまたはデビットカード、ApplePay、GooglePayでも支払い可能)が書いてあります。

 また次のページに進むと「このアプリはあなた自身のためだけではなく、他の人の申請もできます」と説明が書いてあります。

 次のページはこのETAについての簡単な説明、このETAはイギリス入国の許可証であり、これは2年間有効であるというような説明と支払いに使えるカードの種類(VISA、MASTER、AMEX、JCB)が書いてあります。

 次はプライバシー、Cookiesについての同意が求められるので、同意します。

 そして、国籍、(次ページ)、e-mailアドレス、この後、このアドレスに6ケタのコードが届くので、それを入力します。次に電話番号を入力。

 次はあなたのパスポートはICチップの入っているものですか?と出てくるので、ここは「YES」。

 次は指示どおりにパスポートの写真を撮影します。その後、自分自身の写真もセルフィーで撮り、携帯をパスポートの上にのせます。

 また、犯罪歴はありますか?等の質問がありますので、これに回答します。(犯罪歴等が自己申告というのも、なんだか、もやっとしますが・・)

 さらに、支払いのためのカードナンバー、セキュリティーナンバー等を入力すれば、終了です。

 終了からわずか1分ほどで登録したメールアドレスには、「あなたの申請は認証されました」という「ETA reference number」が届き、この認証の有効期限(申請日から2年後の日付)が記載されています。

 これで完了です。

 もっと申請から、認証をもらえるのに時間がかかると思っていたのに、あまりに早くて拍子抜けして、むしろ、「ホントにこれで大丈夫なの?」と思いましたが、大丈夫でした。

 イギリス渡航を考えていらっしゃる方でこのETA取得に不安を感じていらっしゃる方が少しでも安心して、申請ができますように。

 また、今後、ヨーロッパ諸国でも同様のシステムが開始される予定になっていますので、一度、やってみておくと良いかもしれません。

 料金は日本円で3,600円くらいでした。


ETA(電子渡航認証)


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2025年11月15日土曜日

友人とポニョの不思議な相性

  


 今回、友人がしばらく家に滞在することで、私にはひとつ心配なことがありました。

 それは、我が家の猫のポニョのことです。

 ポニョはハッキリ言えば、酷く内弁慶で外から来た人に対して、自分が嫌いな人に対しては、容赦なく「シャーッ!」と敵意丸出しの態度を見せて、絶対に近寄らず、どこかの部屋に籠って出てこなくなってしまいます。

 自分から噛みついたり、引っ掻いたりすることはありませんが、険悪な雰囲気になることこのうえありません。

 また、それほどでなくとも、決して、距離を縮めることはなく、食事をしていたりするときだけ、近寄ってきますが、食事が終わるとスーッといつのまにか消えてしまいます。

 いつも一緒に暮らしている私にさえも、仕事でパソコンに向かっていたりすると、何気に微妙に邪魔なところに陣取って寝ていたり、パソコンを打っている両腕の間に座りに来たりはするのですが、決して私の膝の上に乗って来たりすることはありません。

 とにかく家猫なので、生まれてこの方、ずっと家の中で暮らしてきた猫なので、外に出ることはほぼほぼなく、家の主のような顔をして暮らしているので、家族(私と娘)以外の人に対しては異常に警戒心が強くなってしまったのは、仕方ないところもあります。

 今までも、私の友人や親戚が泊まりに来たことはありました。しかし、せいぜい1週間か10日程度のことで、ほぼ家族のような存在ということで取り立てて問題はありませんでしたが、今回、友人は3週間ほど滞在予定だったので、3週間もの長い間、ポニョと友人が険悪な感じになってしまったら、双方ともに、嫌な思いをするんじゃないか?そんな風に心配していました。

 ところが、友人が家にやってきて、家に入ったとたん、私一人が家に帰ってきたと思っていたポニョは玄関で待っており、そんなポニョのキャラクターは説明済みだった友人はポニョに挨拶。

 すると、ポニョは、珍しく警戒心を全く見せずにすり寄っていくではありませんか?こんなことは、今までなかったことで、もうその日から、まるで私のような言うことを聞いてくれる存在が増えたと思っているかのように、冷蔵庫を開ければ友人にキャットフードを出してほしいと頼み、眠くなれば、私の部屋をあけてくれと友人に頼みに行って、あけてもらい、私の友人をまるで自分のしもべが一人できたかのように、また、ずっと昔から知っているかのように、ごくごくふつうに過ごしているのです。

 これは嬉しい誤算というか、飼い主の私としては、「あなた、いったい誰の猫ちゃんなの?」とちょっとやきもちを焼きたくなるほどです。

 友人曰く、彼女はなぜか昔から動物にはやたら好かれるとのことで、「でも、ポニョに嫌われなくてよかった・・」と言ってくれています。

 ポニョはいったい、どうして彼女を気に入ったのか?彼女のどんなところが他の人と違うのか?聞いてみたい気がしています。

 ともあれ、友人とポニョが仲良しになってくれて、よかったです。


猫の好みの人


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2025年11月14日金曜日

日本から来ている友人が病気になった・・

  


 日本から友人が来て、約2週間が経過した頃、1周目はパリを二人でぶらぶらして、一緒に食事したり、買い物したりして過ごしたあと、二人でバルセロナにも行ってきました。

 2週目頃は、もう出るものが出なくて、こちらもなかなかキツカッタ模様。出たの出なかったの・・そんなことを始終言いあってました。

 そして、バルセロナからパリに戻って、さすがに疲れたから1日はゆっくりしよう・・と1日を過ごし、次の週の旅行前にさて、どうする?なんて言ってたと思ったら、数日前からコンコンと空咳のような咳をしているな・・と思っていたら、それが日に日に悪化していき、とうとうダウン。

 まあ、もう1日、ゆっくり家で寝てたら、よくなるんじゃない?と思って1日を過ごしたその翌日、朝、起きても一向に良くなっている感じがなく、咳も空咳だけではなくなってきて、ますますヤバい感じになってきました。

 同い年の彼女は、いつもは全くタフで元気な人で、一緒に出掛けたりしても、まったく元気で、途中でバテるとしたら、私の方だと思っていただけに、ショック。

 次のプチ旅行のチケットやホテルの予約をしたとたんに具合が悪くなったので、なんとしても、その旅行までには、治ってもらわないと・・と彼女はもちろんのこと、私も焦ってしまいました。

 しかし、考えてみれば、彼女は日本からの長旅をしてきて、そのままほとんど時差ボケも感じさせずに、ついついおしゃべりが止まらなくなって、いつまでも起きていたり、なにしろ、CDG空港に着いた途端からトラブルの連続。

 言葉も不自由で、治安も決してよくないパリ市内、いつもにはない緊張状態の日が続いていたのです。まあ、疲れが出て、当然です。

 でも、せっかくといってはなんだけど、ホテルではなくて、家なんだから、ホテルに缶詰めになるよりマシだったのでは・・?とも思うのですが・・せっかくパリまできて、家で寝てるのもなんだか気の毒なことです。

 せめて買い物に行ったり、食事の支度をしてあげるくらいで何の力にもなれないのがもどかしいですが、仕方ありません。

 私もなんだか、せっかく来てくれているのに、彼女が寝てばっかりいるので、つまんな~い!なんて思っちゃうのですが、やっぱり彼女にしても、私にしても、もう少し控え目にスケジュールをたてなきゃいけなかったな・・とちょっと反省しています。

 少しでも早く彼女が回復して、元気を取り戻して、楽しいパリ滞在を再開させてほしいな・・と思っています。

 旅先で病気になるって、ホント辛いですよね。


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2025年11月12日水曜日

パスポートのスタンプ ヨーロッパ間の移動

  


 私は、旅行をするたびに、自分のパスポートにこれまで自分が行った国々のスタンプが増えていくことをなんとなく楽しみにしているところがあります。

 これまで、私はわりと旅行することが多かったので、10年有効のパスポートの最後の方までには、それなりにスタンプがたまっていっていました。

 かといって、そういえば、パスポートをそんなに見返してほくそ笑むようなこともないのですが、なんとなくスタンプが増えていくことが嬉しいような気持ちってないですか?

 しかし、そんな各国への出入国スタンプが最近は激減していて、ちょっと残念なのです。

 夏の終わり頃に娘とイタリアに行った時も、先日、友人とスペインに行った時も、スタンプはないのです。

 ヨーロッパ間の移動ということで、たとえ、日本人で日本のパスポート(欧州の加盟国のパスポートではないという意味)であっても、まったくパスポートのチェックもありません。

 もちろん、出国の際、飛行機にチェックインする際、搭乗する際にパスポートを見せてはいますが、入国の際には、なんのチェックもないのが、「えっ??ほんとにこれでいいの?」という気分にさえなります。

 入国の際の荷物のチェックをしているのさえも見かけません。

 まあ、飛行機に乗る前のセキュリティチェックで荷物検査をしているので、まあ、これでよしとしているのでしょうか?

 考えてみれば、陸続きのヨーロッパ諸国の陸路の移動に関しては、ずっと前からパスポートを見せることもありませんし、ほぼほぼノーチェックで通過。

 島国の日本で生まれ育った私にとっては、国境をこんなに簡単に越えられてしまうことが不思議な気がしてしまうのは、長年、フランスに住んでいても変わりません。

 ともあれ、私が今持っているパスポートを書き換えたのは、今年の3月だったと思うのですが、あれからイタリア、スペインと旅行しているにも関わらず、新品同様のノースタンプ・・。私が旅行している痕跡はまったくパスポートには残っていないのは、なんだか寂しい気がしてならないのです。


パスポートのスタンプ ヨーロッパ間の移動


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2025年11月10日月曜日

バルセロナは意外と日本人観光客が多くて驚いた

  


 ふだん、パリの街中を見ていると、以前に比べると海外旅行をする日本人が減ったんだな~と思います。

 それこそ、日本人の旅行形態も変化して、以前は大人数のグループで観光バスでド~ッとやってきている感じだったのが、その観光バスで移動している感じの旅行者が減り、(もっともパリ市内は観光バスが走れない場所も増えたこともありますが・・)、個人個人がこじんまりやってきて、自由に自分の好きなところを廻っている感じが多いです。

 とはいえ、相対的には実際にパリに来ている観光客はそれでも少なくはないのだとは思いますが、ふだんの私の日常生活の範囲内とあまり重ならないこともあるのか?あまり日本人観光客を見かけることは、そんなに多くはありません。

 今回、まさにバルセロナでは、私は日本人観光客の一人で、いわゆる観光客が行くような場所、サグラダファミリアやグエル公園やピカソ美術館などを見て廻っていたこともあるのでしょうが、そのどこでも必ず何組かの日本人観光客に遭遇し、市場や訪れたレストランなどでも必ず日本人がいるということにかなり驚きました。

 特にレストランでは、こんなところ、日本人いるわけないよね・・というところでも、けっこう年配の日本人カップルがいたりするので、これは、けっこうな日本人がバルセロナに来ているのでは・・ひょっとして、今、バルセロナって日本人にかなり人気なのかもしれない・・と思いました。

 考えてみれば、比較的、こじんまりとしていて、自分の足でも廻りやすいし、なによりもパリよりも格段に物価が安い!治安もさほど悪くはないし、街はわりと清潔です。

 友人に言わせれば、フランス語よりもスペイン語の方が地名からして、読みやすい(基本的にカタカナ読みでだいじょうぶ)ので地図なども見やすいのだそうです。

 物価に関して言えば、逆に言えば、パリって物価が高いんだな~とあらためて実感。

 もうバルセロナにいると、レストランにしても、ちょっとした食品などにしても、全然、パリよりも安くて、もうごくごく簡単な日常の食料品、野菜や魚や肉類などまで買って帰りたくなりました。

 なんか、肌感覚として、パリの物価はバルセロナの1.5倍くらいな感じです。


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2025年11月9日日曜日

サグラダファミリアは2週間以上前に予約を取らないと入れない バルセロナ観光チケット問題

  


 バルセロナは国際的な観光都市とはいえ、パリに比べると規模も小さい?ので、比較的、簡単に廻れるイメージがありました。

 バルセロナに行ったのは、なんといってもガウディの建築、サグラダファミリアやグエル公園などが見たくて・・・、あとは美味しいものを食べたくて行ったのですが、私たちはサグラダファミリアを甘く見ていました。

 私も友人もバルセロナは2回目で、とはいえ、2人とも、前回、行ったのは、ウン十年前のこと。色々、事情も変わっていて、簡単に言えば、サグラダファミリアは、予約が取れなくて、中には入れませんでした。

 ちょっと前に予約サイトを見た時は、まだまだ全然、空きがあったので、これなら天候を見て、ギリギリになってからでも、なんなら、当日券でもいいんじゃない?今はバカンス期間でもないし・・とか言っていたのが、甘かった・・。

 実際に行ってみると、当日券どころか、2週間先まで予約がいっぱいとのこと。現場にはチケットオフィスなどはなく、全部、オンラインで予約とのこと。

 外観を見るだけでも大感激なので、残念ではあるけれど、まあ仕方ありません。それでも、2人とも、以前見た時には、20〇〇年完成予定・・なんて話を聞いても、そんな先の話、もうそんな先まで私は生きてないでしょ!くらいに思っていたのに、もう完成間近のサグラダファミリアを見れて、それなりに、やっぱりすご~く完成に近づいていて、感無量の感激を味わいました。

 やっぱりサグラダファミリアはすごい!比べるのはおかしな話だけど、これまで相当な数のカテドラル、大聖堂を見てきた私でもここはちょっと全然、違います。

 とても精巧で、色合いもデザインも壮大さも荘厳さも、全く異質です。

私たちは、その日、お天気が良かったので、そのままグエル公園に行くことに・・。

 グエル公園の方は、入れはしたものの、やはり現地でのチケットオフィスはなく、その場でネットでチケットを購入することになります。

 いつの間にか、全てがオンラインになっていて、ビックリ仰天。

 翌日、ピカソ美術館に行ったのですが、ここは、さすがにチケットオフィスがあり、その場でチケットを購入できます。



 ついでにバルセロナ観光で購入して、とっても良かったものは、バスやメトロやトラムなどが無制限で乗れるチケット(Hola Barcelona Travel Card)。これは、公共交通機関に乗るたびに、いちいちチケットを買う必要もないし、割安になるので、とっても便利でした。

 値段は、72h26.30€、96h34.40€、120h42.10€で、事前購入も可能です。


サグラダファミリア バルセロナ


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