足の付け根の部分の痛みがもう3ヶ月近く続いていました。転んだとか、どこかにぶつけたというわけでもなく、いつの間にか・・という感じだったのですが、そのうち治るだろう・・と思いつつ、湿布をはったり、痛み止めのクリームを塗ってマッサージをしたりして、ずっと様子を見ていました。
思い当たることといえば、秋の初めに娘がパリに来た際に、ママはもう少し筋肉をつけるトレーニングをした方がいいと言われて、それを忠実に守って、スクワットを毎日40回やるようにしていた・・ということくらいです。
こういう場合はキネ( Kinésithérapeute (キネジテラプート・通称キネ)(運動療法やマッサージなどを行う医者)に行った方がいいんだろうな・・と思いつつ、キネには、昔、娘がまだ小さい頃に気管支炎にかかったときにキネに行きなさいといわれて、キネに行ったら、娘の胸をバンバン叩く治療がなされ、それが見るに堪えずに途中で治療をストップしてもらって、帰ってきてしまった苦い思い出があり、なんとなく、その時の印象が強くて、足がなかなか向きませんでした。
しかし、あまりに長い間、痛みが抜けないので、これがいつまでも続くのは辛いな・・と思い、いつも通っているかかりつけのお医者さんに相談したところ、腰と足の様子を少し見てくれた結果、骨盤がズレているから、これは、OSTEOPATHES (オステオパット)に行きなさい・・と、近所のオステオパットのお医者さんを紹介してくれました。
正直、このOSTEOPATHES (オステオパット)というフランス語を私は知らず、思わず、「えっ?それなに?」となり、つい、「キネじゃないんですか?」(キネというのは、フランスではよりポピュラーなので・・)と聞いたら、「あなたの今のケースはオステオパットです」というので、言われたとおりに予約をとりました。
このオステオパットというのは、整骨医のことでした。正直、整骨医というのも私は日本でも行ったことがなかったし、なんとなく、ニュアンスはわかるものの、どのように治療するところなのかは知りませんでした。
ここ数年、今まで聞いたこともなかったフランス語の医者の名前(例えばプニュモログとか・・)を初めて聞いて、実際に行くことになるケースが増えたな~と、つくづく思います。
行ってみると、人体模型のようなものがいくつもあって、私の身体の状態を見て、模型を使って、「この部分が歪んでいるので、それを治します」と説明してくれました。
施術自体は、15分程度でしたが、ちょっと優しくソフトにプロレス技をかけられた感じでしたが、この施術だけで、骨盤の位置が一瞬で改善されました。
しかし、痛みはすぐには消えるわけではないそうで、とりあえず、一週間くらいは、ソファには座らないこと・・、運動は避けること・・などの注意を受け、帰ってきました。
先生曰く、やはりスクワットが原因だったろう・・と。1ヶ月経っても改善されないようだったら、連絡ください。もしくは、問題は他にあるかもしれないから、かかりつけのお医者さんにもう一度行って、相談した方がいい・・とのことでした。
このオステオパット・・治療とは別にショックだったのは、保険が適用にならないこと。ガッツリ治療費、取られました。70ユーロも!!
とはいえ、ここ数ヶ月間、ずっと痛みが続いていた足の付け根の部分、これで良くなってくれればよいのですが・・。
これで、良くなれば、今度こそは、キネ(運動生理学医・理学療法・運動療法)に行って、身体に支障が出ない程度の軽い運動方法を相談してきたいと思います。
しかし、スクワットくらいでこんなことになるとは・・健康のためにやっていることが、別の支障を生むという悪循環。全く情けない限りです。
OSTEOPATHES オステオパット 整骨医
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