メトロ14号線は、パリに来た当初から私が一番利用することの多いメトロで、当初は、ほんの短い路線でマドレーヌから ビブリオテック・フランソワ・ミッテラン駅までの7駅だけしかありませんでした。
それが少しずつ延長し、ついには、ここに来て、オリンピックのおかげ?なのか、オルリー空港まで開通し、反対側は、サンドニ(オリンピックのスタジアムがあります)まで通じる21駅を有する路線になりました。
当初から比べると3倍の長さになり、平日は、2~3分に1本くらいの本数で、ほとんど待ち時間もなく、何よりもありがたいのは、自動運転のために他の路線がストライキをやっている時でも、まずストップしてしまうことがないことです。
とにかくパリのメトロの中でも最もトラブルの少ない路線なのではないか?と思います。
正直、私自身はオルリー空港を利用することは稀なのですが、それでも空港までとなると、これまでは、そこまで遠くはないのに(特にオルリーは)、とても行くのが億劫な感じがあったのですが、14号線が空港まで開通したことで、パリ中心部のシャトレから空港まで25分という便利さで、実際に空港まで乗ってみましたが、また空港の駅(メトロの駅)がきれいで、空港までのアクセスもラクラクで、ちょっと感動ものでした。
気のせいかもしれませんが、このパリ中心部から空港まで25分というのを達成するためかわかりませんが、他の路線よりも若干、走行速度が速いような気もします。
空港駅から空港までのアクセスの案内等もわかりやすく表示されていて、また、空港からパリに行く際のチケット売り場などは、かなり大きな駅のチケット売り場よりもさらに大きく、券売機などもたくさん用意されています。
ただ、空港からの旅行者が大きな荷物を持って乗るための車両には、なっていないために(CDGシャルルドゴール空港から走っているB線などには、荷物置き場のようなスペースがあったりもする)、大量の観光客が大きなスーツケースなどを持って乗って、その乗客でいっぱいになった場合は、どんな感じになるのかな?とちょっと思いました。
行先を入力するとどうやって行ったらいいか教えてくれます |
しかし、パリにあるメトロの中では、14号線の車両は、比較的、ゆったりしている方ではあるうえ、オルリー空港からの便は比較的、国内線やヨーロッパ線が多いので、荷物も少なく見積もっているのかもしれません。
やっぱり五輪は人気みたいで、記念写真を撮る人が絶えない |
これが、いよいよオリンピック本番になって、オリンピック関係者やオリンピック観戦のためのお客さんで埋まるようになったとき、どんな感じになるのかは、想像がつきません。
今のところは、電車も駅もピカピカで新しくてきれいで、大変快適で、どうせ、すぐに落書きだらけになったり、汚してしまったりするのだろうな・・と思いつつも、やっぱり新しくてきれいなものは、気持ちよくて、「パリも進化したなぁ・・長い間、工事のための閉鎖期間をガマンしたかいがあったな・・」などと思います。
この拡張工事には、35億ユーロの費用が投じられているそうで、あまりに多すぎてピンとこないほどですが、どうやら、これで終了というわけではないらしく、将来的には、現在は建設段階の15、16、17、18号線との接続により、さらに延長していく予定になっているそうです。
メトロ14号線 オルリー空港開通
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