2024年7月6日土曜日

フランスも日本も選挙 どっちの選挙にも行けない・・

  

 フランスでは国民の政治への関心が高いために、選挙といえば、大概、投票率は日本では想像もできないほど高いのですが、今回は、皆、当然のことながら、思うところが激しくあるようで、もうこの2~3週間、選挙の話題ばかりです。

 私は、フランス国籍ではないので、いつものことながら、フランスでの投票には行けないのは仕方ありません。

 そして、日本でも東京都知事選挙を目前に控えているため、その報道は、少しずつYouTubeなどで見ています。東京都知事選挙は国政選挙ではないために、在外投票はできないため、こちらの方も私は投票ができません。

 フランスも日本も選挙で大騒ぎなのに、そのどちらにも行けないのがとても残念です。

 東京都知事は、国政選挙ではないとはいえ、日本の将来に大きく関わる大変な選挙です。海外から見ている日本のニュースや、海外で生活しながら、「いつのまにか、おやおや日本、いつのまにか、おかしなことになってる・・」、「フランスであたりまえのように進化していることが日本では昔のまんまだ・・」なんてことが増えてきて、「どう考えても、日本の政治、今のままでいいはずがない!と憤りのようなものを感じるようになっています。

 日本人は真面目でポテンシャルは高い国民性を持っているのに何が悪いのか?といえば、政治が悪いのです。賢く、健全な志を持った力強いリーダーが国を率いて行けば、日本は確実に生まれ変われると思うのです。しかし、もう時間的な猶予はありません。まったなしです。

 しかし、もう長い間、日本でそんな割に合わない政治家なんていうものを志す若い人はいないのではないかと思っていました。しかし、今回の選挙では、そんな志がありそうな人も存在しています。日本が今のままでいいはずはありません。

 長期にわたる権力は腐るといいますが、まさにそのとおりなのではないかと思いますし、また明らかに偏向報道をしているテレビなどの日本の大手マスコミも(私は日本のテレビは見られないので詳しくはわかりませんが・・)マスコミの役割を果たしておらず、腐りきっています。

 主要な候補者同士が討論・議論をしているところをテレビなどで流さないというのは、フランスでは信じられない光景です。

 東京都知事選挙は地方選挙とはいえ、日本の首都であり、日本の将来を大きく左右する立場にあり、重大な問題です。私は、できることならば、一時帰国して、住民票を一時、日本に戻してでも投票に行きたかったくらいです。

 私は生まれも育ちも東京都だし、もし、将来、日本に本帰国することがあるとすれば、東京に帰るので決して他人事ではありません。

 一般的には、現職の知事が優勢であろうと言われているようですが、東京都民?日本国民が日本を今のままにしておいていいと思っているとは思えないのに、どうしてそのような予想になるのか?よほど、利権の恩恵に預かって、それを守りたいと思っている人が多いのか?それともこのままの日本の状況が続いても未来の世代のことはどうでもいいと思っているのか?全く、理解しがたいです。

 海外から見るからこそ、そんなのおかしい!と思うことが浮き彫りに見えるということもあると思うのですが、「誰に入れたらいいかわからない・・」などという言い訳は通用しません。わからなければ、知る努力をして、どの候補者がどんな姿勢で選挙に臨んでいるか?どんな志を持っているのかを知ろうしなければなりません。それは国民の義務です。

 選挙権というものは権利であると同時に義務でもあると思っています。

 どうか、投票できずに悔しい思いをしている私の分も東京都民の方々はどうか選挙に行って投票してきてください。そして、日本が本来のポテンシャルを取り戻してくれることを切に願っています。


東京都知事選挙


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