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2026年9月4日金曜日

ル・ボン・マルシェで開催中の「SUPER JAPON」スーパー ジャポン

  


 パリのル・ボン・マルシェは私の大好きなお店のひとつ(といっても私の場合は、その中の食料品館)なのですが、現在、そのル・ボン・マルシェは「SUPER JAPON」と銘打って、大々的に日本関連の商品がデパートの多くの部分に散りばめられています。

 まず、正面入り口には、こいのぼり?のイラスト?を掲げ、店内に入ると、このこいのぼりの垂れ幕?のようなものが見事に飾られています。



 おそらく、この催し物の一番、目立つところには、日本の食料品や細かな雑貨類、小物類、食器類などなど・・可愛い箸置きがあったり、ハローキティの小物があったり、だるまがあったり、モンチッチがあったり、たまごっちがあったり、卵焼きフライパンやたい焼きを作るフライパンなどなど、なるほど、こういうところに目をつけるのね・・とそんな感じがしました。



 



 この中の一部は、日本のお土産・・というコンセプトらしいです。

 日本の調味料はなかなか充実していて、味噌、醤油、ポン酢、唐辛子、ゆず胡椒などなどとともに、私の大好きなお漬物(しば漬けや晩菊など)まであって、ちょっと嬉しくなりました。

 店内には、日本語の歌詞のふんわりした曲が流れていて、最初は、私の聴いたことのない歌でしたが、その後、ユーミンの曲がかかって、ちょっと嬉しくなりました。




 しかし、この部分は全体的には、ぼやっとした印象でしたが、平日の昼間にもかかわらず、けっこう人は集まっていて、日にちや時間帯によっては、大変な人が集まっているのだそうです。

 これだけ?と思ったら、また、その少し離れたところに、雑貨類、バッグや靴下、小物、文房具などを集めた一塊があり、どうやらこのル・ボン・マルシェの中に点々とこのようなカテゴリー別の集合体がバラバラと散りばめられているようです。




 中でも驚いたのは、AKI(パリの日本のパン屋さん第一号)もお店?を出していることで、その展示がまるで一流パティスリーのようにうやうやしくガラスのフタ(何と呼ぶのか知らない)に覆われて、かなり良いお値段で置かれていましたが、これは、この場所柄からしたら、まあ妥当なお値段かもしれません。

 いつの間にか、AKIのバッグやTシャツやキャップまであって、ビックリしました。



 上の階には、「DOKI DOKI」という名前のハンドロール(いわゆる手巻き寿司)のお店がド~ンと出店していて、私が行った時間帯は食事の時間帯ではなかったため、そこまで混んでいませんでしたが、これがなかなか人気で大行列ができることもあるのだそうです。



 個人的には、そのカテゴリー毎の塊が、バラバラしすぎて、ヘタをすると、一部だけ見て、これだけ?となってしまう可能性もあり、もう少し、まとめてくれたら、見やすいような気もしますが、他のお店への集客というなにか、別の意図があるのかもしれません。

 しかし、店内の中央の吹き抜けになっている場所には、見事にこいのぼり?が飾られていて、「SUPER JAPON」を大々的にアピールしている・・ル・ボン・マルシェ全体が「SUPER JAPON」に彩られているような、そんな印象を受けます。




 私の一番の興味のある食料品に関しては、ル・ボン・マルシェ本体の食料品館の方もかなり充実している(日本の食料品に関しても)ので、ことさら、この「SUPER JAPON」が感動的!という風にも感じないのですが、全体的には、一見の価値ありかもしれません。

 デパートは、経営難に見舞われているところが多く、色々と集客を試みて、創意工夫をしてイベントなどを試みているようですが、そんな中、日本のものが集客の一端になっていることがわかって、とても嬉しかったです。

 「SUPER JAPON」は10月18日まで開催しています。


🌟Le Bon Marché Rive Gauche    24 Rue de Sèvres 75007 Paris 


SUPER JAPON・スーパージャポン ル・ボン・マルシェ


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2026年7月19日日曜日

日本の皇室典範改正に関するフランスの報道

  


 日本では、皇室典範改正問題が物議を醸していますが、この件に関しては、フランスでも報道されています。

 比較的、事実を淡々と説明する内容が多かったものの、日本のマスコミ、特に大手新聞社各社がこの件に関して批判的な報道を始めたことによって、その報道を紹介するという形に加えて、若干の諸々が付け加えたりされているケースが多いようです。

 ただ、共通して、その報道に描かれていることをざっくりとまとめるならば、「日本中が敬宮(としのみや)愛子内親王殿下を慕っているが、法律の壁により天皇になれない 愛子内親王の不思議なケース」という感じのような気もします。

 しかし、フランスは文化・歴史を尊重することを大切にしていることも事実で、日本固有の歴史・文化に深く根差した制度に外部の価値観で評価すべきではないという見方もあります。 (ただ、歴史を尊重するだけあって、2600年の伝統と言われている皇室の歴史において、日本はすでに複数の女性天皇を輩出していることは大きな矛盾であるとも指摘しています)

 そのため、国民の多くが望んでいないことに進んでいく日本社会がどのような合意を形成するかが重要という中立的な論調になりやすいとも言えます。

 今回の皇室典範改正は、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎え入れること、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できるが、その家族は皇族として認められないこと、女性天皇は認められなかったことが柱となっていますが、フランスの場合は、男女平等(男尊女卑批判)、人権問題等からこの件を疑問視する見方が強いとも思われます。

 フランスの場合、今回の日本のように多くの国民の意志に反する方向に向かおうとするときには、少なくとも、野党が激しく追及し、議会での徹底的な議論を要求します。

 また、メディアでは民主的正当性が大きな論点となり、国民は大規模なデモやストライキを起こします。国民が大きな反応を起こし、社会的反発が起こる背景の一番の理由には、「議論が充分に尽くされていない」ことにあります。

 ただ、逆にフランスでも、共通してアピールされることになっているのは、敬宮(としのみや)愛子内親王殿下がいかに国民に愛されているか?ということでもあります。

 どのメディアにも共通して見られることは、愛子さまが魅力的な笑顔、情熱、機知にとんだ会話で国民に愛されている存在であるということなのです。

 強引な法案を通したことにより、より人気が高まり、女性天皇を望む国民の気持ちに火をつけた感もあり、また、女性初の首相が女性天皇を排除しようとしていることが皮肉な結果だと述べているところもあります。

 いずれにせよ、フランスには皇室はありませんが、このような歴史的・伝統的な存在を非常に崇拝する傾向にあり、現在の天皇陛下の即位の儀式などもフランスでは大絶賛していました。

 また、報道は、日本の国会は、19世紀に制定された皇室典範を歴史的に改正し、父系男性のみが天皇になると規定したが、これにより、すでに縮小傾向にある皇室が崩壊するのではないかという懸念が高まっている・・という次の段階への懸念にまでも及んでいます。


日本の皇室典範改正 フランス


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2026年7月11日土曜日

最近、あらためて実感している・・日本のエアコン・空調システムはスゴいんだな・・と

  


 また、パリには熱波がやってきて、これがまだしばらく続きそうな予報を見ていて、心底、ウンザリしています。

 家の中では、もうエアコンなしでも、それなりにエアコンなしで、なんとか頑張る体制ができてきているので、苦しいけど、まだまだなんとか乗り切れそうな気もしているのですが、やはり、家以外、主に公共交通機関の空調管理は、本当にどうにかしてほしいと思っています。

 娘が小さい頃は、学校の長い長いバカンス期間の調整や日本の小学校に体験入学させたかったことなどもあったりして、夏の暑い期間に日本に行かざるを得ない時期もありましたが、娘も成人している今は、真夏の暑い間は、絶対にあの暑い日本には行きたくないと思っていました。

 しかし、今、こうして、パリの夏も厳しくなっている今、一体、日本の夏とパリの夏とどちらが苦しいのか?と思ってしまうことがあります。久しく夏に日本に行っていないので、実感として、湿度も高い日本の暑い夏を忘れていることもあるかもしれませんが、少なくとも、日本では、夏の暑い間に冷房の入っていないバス、電車などの公共交通機関などはないし、どこへ行っても、冷房がしっかり効いているので、その途中の交通機関に辿り着くまでのわずかな時間を耐えることで、なんとか凌げているわけで、もちろん、それでも暑さは厳しいのですが、これまで日本のバスや電車やその他の施設に冷房がしっかり効いている状態をあたりまえのように思っていましたが、ほんとうは、それってスゴいことなんだな・・とあらためて思っています。

 最近の日本は停滞気味で、正直、情けなく思うことが多かったのですが、パリがこの異常な猛暑に見舞われることが珍しくなくなっているこのタイミングになって、あらためて、あの暑い夏を少しでも快適に過ごせるように整えられている様々な設備はスゴいことだったんだなと思っています。

 ここ5年くらいの間に、パリの猛暑は年々酷くなっているにもかかわらず、この空調管理のことは、話題にのぼりつつもなかなか前進せず、例えば、パリおよびパリ近郊のバスに100%冷房車になるのは10年後・・とか言っているので、とりあえず、パリにエアコンがしっかり入るのには、少なくとも10年はかかるということで、それだって、言っているとおりにはならず、ズルズル遅れるのがフランスなので、全く、私の生きているうちにお願い・・と思うばかりです。

 これまで夏にエアコンは必要なかった国なので、進歩しなかったのも仕方がないと言えば、仕方がないのですが、本来ならパリよりも数段、辛いはずの暑さに対する対応をしっかりできている日本ってやっぱりすごいんだな・・と久しぶりに見直す気持ちでいます。

 最近は、来年に迫った大統領選挙の候補者の中で、「自分が当選したら、まず早急に空調システムを整える!」などと公約に掲げる政治家も登場したりしていることには、ビックリです。


日本のエアコン・冷房


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2026年6月15日月曜日

フランスのテレビでの相撲中継番組に感動

  


 日曜日の夕方、そういえば、今日はテレビで相撲中継やってるんだった・・と慌ててテレビをつけてみると、なにやら、やけに興奮して解説しているフランス語が飛び込んできて、不思議な気持ちになりました。

 私は、日本に住んでいた頃もあまり、相撲というものを自ら進んで見た覚えもなく、家族の誰かが見ているのに便乗してなんとなく見ている程度だったので、ほとんどお相撲さんの名前もよくわからないくらいでした。

 ましてや、日本を離れてから、もう四半世紀以上も経って、現在のお相撲さんのことは、正直、一人もわからないくらいです。

 それでも、けっこう「SUMO PARIS」は宣伝されていましたし、けっこう話題にもなっていたので、気になってはいましたが、高いチケットを買って、見に行くという気にもなりませんでした。

 テレビでやるならば、ちょっと見てみようか・・その程度だったのですが、テレビ中継は、土俵を中心とした中継なのでよくわかりませんが、背景に映る会場の様子を見ると、広い会場は、かなりの人で埋まっていて、正直、日本の相撲がパリでこんなに集客力があるものなのか・・と実際に目の当たりにすると驚きでもありました。

 また、解説をしている人の熱量がものすごく、相撲の技等に関しては、「YORIKIRI」とか、「UWATENAGE」とか、日本語なのですが、それ以外は当然のことながら、フランス語で、「ヌメロ アン モンディアル!(世界一!)」とか、「ア!トンシオン!(気を付けて!)」とか、「セ・マ・二・フィック!(すばらしい!)」と、もう叫んでいる感じで、「こんなに熱心に相撲を見てくれているんだな・・」とちょっと妙な感動を覚えました。

 日曜日の夕方にテレビでお相撲を見る・・フランスで・・。というのが、なんだかとても不思議な・・でも、妙に嬉しい気持ちでした。


 だいたい、髷をゆって、まわし姿のお相撲さんそのものも、また行事の衣装、拍子木、土俵という独特な舞台・・あらためて見てみると、これは、大いに日本の文化を感じさせるもので、異文化の歴史あるスポーツとして、また、欧州にはないもので、非常に日本文化として価値のあるものなんだということを感じました。

 表彰状や優勝カップの授与に加えて、和牛(森和牛)一頭分!などという大きな商品目録を掲げたりするのも、フランスでは他のスポーツにはあまりないのではないか?しかも和牛一頭分とはなお珍しいでしょう。

 実にパリに大相撲がやってきたのは31年ぶりのことだったそうで、初日は1万人超えの集客を記録し、トータルでは、3万人の来場者であったであろうと言われています。観客には、フランス人だけでなく、ドイツやスイスなどの近隣のヨーロッパ諸国からわざわざやってきている人も少なくなかったようです。

 私は人混みが大の苦手なのですが、こんな雰囲気のものであったなら、ちょっとチケットが高くても行ってみてもよかったかな?とちょっと思っています。

 私はテレビ中継を忘れていたので、最後の30分程度しか見れませんでしたが、相撲自体は、日本語主体で進められ、フランス語の解説がつくという感じで、また観客も私が想像していたよりも充分に楽しんでいる様子がうかがえて、なんだかちょっと嬉しくなりました。

 この興行は「スペクタクル・エクセプショナル!(格別に素晴らしいスペクタクル)」と多くの人が評しています。

 今回のパリでの相撲興行が成功であったのならば、今度はまた30年後とは言わず、せめて10年後くらいにまた来てくれたらいいのにな・・と思っています。

 日本文化は、フランス人がかなり好意的に受け止めてくれているものであることは、承知していましたが、まさか、相撲がこんなに人気があるなんて!ビックリでした。


SUMO PARIS 


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2026年6月9日火曜日

パリ大相撲でお相撲さんが清め塩に使う塩は「ゲランドの塩」

  


 まもなく行われるパリ大相撲の準備が着々と進んでいるようです。

 日本国外での大相撲興行は非常に珍しいものでもあり、フランスで本格的な大相撲興行が行われるのは30年以上ぶりのことです。

 フランスでは、柔道は、もはや子どもに最もポピュラーなお稽古事のひとつにもなるくらい浸透しており、また、日本文化への関心も高い国で、近年は相撲クラブも増えているという話もあるくらいです。

 そのため、日本人コミュニティだけでなく、フランス人の日本文化ファン、格闘技ファンからも、今回のパリ大相撲は、大変注目されています。

 大会案内でも「単なるスポーツイベントを超えた日本文化体験」として宣伝されています。以前から度々書いてきましたが、フランス人の中には、日本文化を愛でることは、どこか高尚な趣味という感覚があり、日本文化は特に富裕層に好まれる傾向にあります。

 そこに、マンガやアニメなどの、また別方面からの日本文化の浸透に加わっていることから、幅広い層の人々が日本文化が以前よりもずっと身近なものになっている気もします。

 今回のパリ大相撲は、アリーナという大きな会場で行われることになっており、2日間にわたり、満席になるものと予想されています。

 そんな大きなイベントとなりつつあるパリ大相撲で、「相撲の清め塩に使用される塩にゲランド産の塩200㎏が運び込まれた!」という報道が舞い込んできました。

 大相撲とゲランドの塩・・とは、なんともユニークな感じです。

 「ゲランドの塩」とは、フランスのブルターニュ地方のゲランド半島で採れる塩で、海水を天日干しして作られる伝統的な製法の塩です。フランスではかなり一般的な高級なお塩のひとつで、バターなどにもこのゲランドの塩が使われていることが多いです。

 日本でもこの「ゲランドの塩」は人気があるようで、一時、私が日本に一時帰国する際には、「ゲランドの塩、買ってきて!」という注文が多かった時期もありました。

 ゲランドの塩といえば、グルメなイメージがあるところ、大相撲の清め塩にまで登場するというのは、なかなか意外なことです。

 私はこれまで相撲の清め塩に注目したことはありませんでしたが、相撲の清め塩というものは通常の食塩とは異なり、海水から自然に結晶化された粗塩が使われるということで、その意味では「ゲランドの塩」は、条件に適っています。

 この清め塩は神聖な土俵を清め、邪気を払うといった大いにスピリチュアルな意味合いもあることから、日本から輸送してくるものだとばかり思っていただけに、少し意外でしたが、逆にフランスでは、「塩は神道に根差した神聖な側面も持つハイレベルなスポーツである相撲において中心的な役割を果たす」とし、この塩にゲランドの塩が使われることは、光栄なこととして受け止めています。

 「力士が手を叩くのは神々に祈願するため、足を踏み鳴らすのは、悪魔を追い払うため、そして、塩は空間を浄化するためです」、「怪我や呪いなどあらゆる災いを遠ざけるためのものなのです」相撲における清め塩をフランスでは、こんなふうに解説しています。

 今回のパリ大相撲は最も安いチケットで81ユーロ、しかし、これはアリーナ席のために、ほぼほぼそこに参加するため程度にしか見られないと思われ、かといって、高い席になると500ユーロから2,000ユーロという金額に恐れをなして、チケットはとらなかったのですが、この「ゲランドの塩」の話を聞いて、ちょっと後ろ髪を引かれるような気持ちになっています。


パリ大相撲 ゲランドの塩


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2026年5月23日土曜日

なんかテイストが変わってきた気がするパリのユニクロ

  


 最近は、買い物といえば、食料品ばかりの色気のない私です。

 それでも日本に一時帰国した際には、ユニクロには必ずといっていいくらい寄ることにしていて、ヒートテックとか、下着類とか、靴下とか、インナーっぽいものをまとめ買いして帰ってくるので、かろうじてユニクロでは買い物をしてきました。

 ごくごくたま~に、パリでもユニクロがあると、覗いたりもしていたのですか、ここのところ、ずっとご無沙汰していました。

 最近は、ユニクロはパリでは、本当にどこに行っても見かけるくらい、店舗が増えているので、いちいち覗いてみることさえしなくなっていたので、かえってご無沙汰していた感じがあります。

 先日、たまたま、通りかかったユニクロが入口から華やかな色合いの飾りつけで「パリのユニクロは展示の仕方も美しいな・・」と思いながら、お店のショーウィンドーを眺めながら通り過ぎようとしたところ、「ん??これユニクロなの?」と思うような夏用のワンピースが並んでいて、ビックリしました。


         


 「ん??今はユニクロってこんな感じの服も置いてるんだ・・」と思って、久しぶりにユニクロの店内に入ってみました。ユニクロといえば、インナーとか、ラフな感じの服という印象だったのですが、どうやら、ちょっとテイストが変わった、もう少し普段にもラフに着れるようなワンピースなんかがあって、ちょっと興味を惹かれました。




 価格的にもユニクロ価格なので、そこまで高価なものではありませんが、シンプルなデザインで、しかも夏服ということもあるのでしょうが、エアリズムの素材で出来ている服などがあって、これなら、きっと着心地も良いだろうし、洗濯もラクラクできそうだし、なかなか良いな・・と、ちょっと見直しました。

 これ?ユニクロ?と思ったワンピースは、ずいぶん前にユニクロが買収したと聞いてはいたプリンセスタムタムのデザインのものでした。



 相変わらず、平日の日中にもかかわらず、店内はけっこう賑わっていて、しかも、店内を見て歩いている人々は、けっこうな数の洋服を抱えていて、買う気満々な感じです。

 ヨーロッパの他の国からの観光客もけっこうユニクロで買い物をしていくという人は多いらしいのもパリのユニクロの特徴でもあります。

 私が日本に行くのは冬のことが多いので、日本でユニクロに買い物に行っても、比較的、色合いも地味で華やかさとは程遠い印象があるのですが、今頃の季節は日本のユニクロも華やかになっているのでしょうか?

 いずれにしても、フランスの衣料品業界で、ハイブランドは別としても、中堅どころの衣料品メーカーは軒並み、業績不振で傾いてしまったり、倒産してしまっているメーカーが多いところ、ユニクロは堅調に業績を伸ばしている理由がお店に入ってみると、わかる気がします。

 圧倒的な品質の良さ、お手頃価格、その高品質な素材を使ったシンプルなデザインの洋服。お手頃価格とはいえ、激安というわけでもなく、価格設定は日本よりも高く、高級品とまではいわないまでも、日本のユニクロのイメージよりは、ちょっと高級なイメージにしていることは、店内の飾りつけなどからも感じられます。

 それが見事に成功しているわけですが、そんなユニクロも少しずつ変化していっているんだな・・だからこそ、廃れることなく、生き残っている・・どころか、どんどん勢力を伸ばしているような気がしました。

 私も、そんなお店のようすを眺めながら、「あっ!こんなの夏の暑いときにいいな・・」と思うようなワンピースが2~3着あって、なんだか勢いづいてしまって一気に買い物しそうになったのですが、そこはちょっと思いとどまって、「いやいや、ちゃんと試着してからにしよう・・」と。

 ビックリしたのですが、試着するときも、一旦、ユニクロがレジに使っているボックスに入れて、試着するものをチェックしてから試着室に入るようになっています。

 結果から言うと、「もうちょっとダイエットしてから買おう・・」と思い、即、断念。夏服試着のときにありがちです・・私の場合・・。こんなこと、すっかり忘れているくらい、洋服を買っていませんでした。

 とはいえ、試着室のすぐそばにあった帽子が妙に気に入り、帽子をひとつ買ってしまいました。

 帽子とはいえ、全然、買い物するつもりなんてなかったのですが、こういうのも、たまにはありかな?とさっそく買ったばかりの帽子をかぶって、ごきげんで帰ってきました。


パリのユニクロ


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2026年4月30日木曜日

KALDI を誤解していました・・ 今回、私がKALDIで買ったもの

  


 ここ数年、日本に行くと、急成長しているな・・と思うお店があります。KALDIです。

 都内だと、比較的、大きな駅には、どこにでもある・・みたいなので、待ち合わせをしていたりして、ちょっと時間に余裕がある・・でも、外に出てしまうほどは、時間がない・・そんな時にでも駅ビルの中にあって、KALDIくらいのお店なら、ちょっとのぞいておこうかな?という気になります。駅にあるKALDIの店舗はそんなに大きくないので、ちょっとの間の時間潰しには、最適なのです。

 KALDI側もそんなお客さんをターゲットにこのような店舗を増やしているのだと思いますが、それにしても、いくら、手頃な広さのお店でも興味をそそられなければ、わざわざ入ってみることはしません。

 以前は、外国のものを中心に置いていた印象があったので、わざわざ外国から来て、立ち寄らなくてもいいかな?と思っていたのですが、全体的に見ると、日本のものの割合がずいぶんと増えた感じ、日本の食卓に並ぶもののためのちょっとした調味料的なもの、簡単にお料理できるためにちょっと工夫されたもの、なかなか興味深いものも売っています。

 実家の立地的なことから、私は、どこへ行くにも渋谷を通らなければならないことが多いのですが、渋谷もここ10年くらいの代わりようには、ちょっと目が回る思いです。

 渋谷には大きなカルディがあり、店員さんによると、「ここが日本一大きなKALDIです」ということでしたが、なるほど、ここは、なかなか店舗も広いだけあって、商品の数もかなり多いようです。

 お店に入ると、コーヒーをサービスしてくれるのも、嬉しいところです。

 海外からの観光客もけっこういるようで、日本語表示でよくわからないんだけど、これは何でしょうか?とか、尋ねられたりもしました。海外からの観光客を目論んでいるのか、私の行ったときには、やたらと抹茶関係の商品が多いのにもビックリしました。

 価格的にもそんなに高価すぎるわけでもなく、お手頃価格で、大きさも比較的、小さなパッケージが多いような気もします。

 日本にいるときには、ひたすら美味しいもの、パリに持って帰れそうなものを見つけては、バラバラと買い物をして集めているので、実際には、自分がこれ?どこで買ったっけ?と覚えていないものもあるくらいです。

 一度には、あまり大量に買い物をしていなくても、バラバラと買い物をしていると、帰る頃には、かなりの量になってしまっているわけで、しかし、日本を出るまでは、それをパッキングすることに必死で、あまりあらためて、思い返すこともしていませんでした。

 ところが、帰ってきて、日本からのおタカラを整理して大事しまっていく段になって、「ん?」これどこで買ったんだ?などと、パッケージを確認してみると、KALDIの商品がかなり多くて自分でも驚きました。買い物している時には気が付かなかったのですが、「もへじ」マークのものがけっこうありました。

 このKALDIの「もへじ」には意味があるようで、「へのへのもへじ」の目のない部分=つまり目がなくなるほど美味しい・・という意味なのだというのをどこかで見ました。




 今回、私が買ったのは、「卵のいらないたまごかけご飯の素」とか、「どらい納豆」とか、「お魚チップス」とか、「カスピ海ヨーグルトの種菌」とか、「シナモンキャンディ」とか、ちょっと思い出すだけでもたくさんあります。




 持って帰ってくるのに重いものは諦めるか、日本にいるうちに食べてしまっているので、実際には、もっと買っている気がします。

 パンダのパッケージの杏仁豆腐とか、抹茶プリンとか、抹茶わらびもちとか、やっぱり、思い出すだけでも、(KALDIのものだけでも)ずいぶん食べてたな・・とちょっと反省します。

 店内は雑然としているようでも、小さなスペースにところ狭しと商品が並んでいるのは、日本のスーパーマーケットなどでは、いつも感心するところですが、KALDIは、さらにそれに輪をかけた感じですごいです。

 そして、欠品がほとんどなく、欠品の場合は、ちゃんと「現在、在庫切れです」という表示がされています。

 こういうところは、ほんと、フランスのスーパーマーケットなども、少しは学ぶべきだと、毎回、日本に来るたびに思います。

 商品がちゃんと置かれていれば、確実に売れたであろうものが、店頭に出ていないだけで、売れないのですから、そこをきちんとするだけで、売上げが上がるだろうに・・などと、フランスではよく思うことです。

 ちなみに今回、買ってきたものは、まだ、全て食べてみたわけではありませんが、「卵のいらないたまごかけご飯の素」は、あたりまえですが、本当にたまごかけご飯でした。

 生卵を食べることが躊躇われる(気にしないで食べられないこともない)海外在住勢には、うれしい一品で、おみやげにもいいかな・・と思います。

 また、健康に留意した食品が多いことも日本市場の特徴でもあり、嬉しいところです。

 先日、カスピ海ヨーグルトを作りましたが、牛乳に混ぜておくだけで、簡単にでき、独特な粘りがしっかり出て、美味しかったです。

 どんどん、時代の潮流に乗って、商品構成を変化させ、店舗を拡大していく感じ、日本は、特に、そのスピードが速いようで、そんな変化を見ているのも、日本一時帰国の楽しいところです。


KALDI カルディ


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2026年4月29日水曜日

日本での体調不良、めまいの理由を探すために検査・検査の毎日      

  


 いつも、結局は、ギューギューのスケジュールになってしまうのですが、今回の日本への一時帰国は、やはり、というか、いつも以上にスケジュールが詰まってしまい、本当に最後の2〜3日頃になってくると、もう座っていても眩暈がするようになって、朝、起きたときの疲労感がちょっと怖いくらいになり、私が呼吸器を使うようになる(睡眠時無呼吸症候群)少し前の状態以上にしんどくなってきてしまいました。

 それでも、食欲というか、食べたい欲だけは衰えることがなく、なんとか、日本にいる間に食べたいものを食べて行こうという気持ちばかりが焦って、スケジュールをキャンセルすることはいかにしても耐えられず、大袈裟ではありますが、息も絶え絶えな感じになってしまいました。

 あまりの疲労感に今まで一度も試したことのなかった栄養ドリンクのようなものまで試してみたりもしました。それも、一瞬、なんか元気になりかけた気がするだけで、気休めにしかなりませんでした。

 この座っていても眩暈がする感じは、やっぱり不気味なことで、しばらく横になったりしていれば、一時的にはマシになるものの、叔父のお見舞いに行った際の叔母(座っているのに眩暈がして具合が悪くなってしまった)と同じなのかもしれない・・とも思ったりして、大いに不安を感じ、フランスに戻ったら、すぐにお医者さんに行かなければ・・と思っていました。

 要は、動きすぎが大きな原因だと思うのですが、食べ過ぎで胃に血液が全部いっちゃって、頭がくらくらするのかしら??というような、めちゃくちゃなことを思ったりして、なんとか、日本滞在中のスケジュールは消化してきました。

 パリに戻って、しばらくは、ひたすら眠り、少し落ち着いた頃に、まず、かかりつけのお医者さんに行って、日本で起こった恐ろしいだるさと眩暈(めまい)について話すと、心臓かもしれない・・と言われて、血液検査をして、心臓専門医に行った方がいい・・と言われて、予約を取ろうとしたら、なんと予約が取れたのが年内とはいえ、10月でした。

 とりあえず、その前にと言われた血液検査をしたら、なんと肝臓の数値が異常に悪くなっていて、今度は、肝臓のスキャナーを取るように言われて、スキャナー検査へ。

 スキャナー検査の結果、どうやら、肝臓の血管内に問題がありそうということで、さらに詳しい検査と言われて、今度はMRI検査へ。

 そんなわけで、毎週のように血液検査、スキャナー、MRIと続いて、4月中はほぼほぼ、検査に明け暮れる毎日となりました。

 検査というものは、とにかく疲れるもので、その度に食事を抜かなくてはならないし、検査自体も、なにやら、点滴のようなものをしながらする不気味な検査。息を大きく吸って~ハイ、止めて~を繰り返し10回くらい行います。



 最後のMRIでは、ヘッドフォーンのようなものをして、白いドームに永久に吸い込まれていくような、このまま異次元の世界に吸い込まれていくような(少々オーバーですが・・)、他ではちょっとないような体験でした。

 結果的に血管腫というものがあることが判明したのですが、それは、悪性のものではなく、問題ないということで、ちょっとは安心。

 しかし、結果的に、これはめまいやだるさの原因ではないということで、結局眩暈の理由はわからずじまい、お医者さんからは、ストレスや過労などだったのでは・・というのですが、つくづく無理が効かなくなったことを実感しました。

 いやいや、もしかしたら、先生の最初の懸念のとおり、心臓なのかもしれません。

 今後、定期的に検査をしなければならないそうで、病院とは、さらに深いお付き合いが続きそうです。

 以前・・というか、海外に出る前は、海外で病気になったら、一番、困るな・・と思っていたのですが、もうすっかり我が家の近所のあちこちのお医者さん、検査施設なども、常連客のようになっています。

 ちなみにMRIはフランスだとIRMです。

 

MRI検査


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2026年4月12日日曜日

パリに登場した「ガチャガチャ」のお店 ガシャポン GASHAPON PARIS

  


 「ガチャガチャ」というのが、昔から私が知っていた名前ではありますが、今は、正式にはなんと呼ばれているのかは、わかりませんが、カプセルトーイとも呼ぶらしいです。

 一時期は廃れたと思われていた「ガチャガチャ」が最近、復活し始めたということは、なんとなく知っていたのですが、まさかその「ガチャガチャ」専門店がパリにオープンしたというので、びっくりして、様子を見に行ってきました。

 店舗はパリ市庁舎からも近いリヴォリ通りにあり、けっこうなスペースでまさに一等地と言っても差し支えない場所で、なかなかなスペースを有しています。

 オープンしたてということもあったのでしょうが、平日の昼間にもかかわらず、店内はけっこうな人で賑わっており、私がイメージしていたものよりはずっと立派な店構えでした。



 店内には、整然と約300台のガチャガチャが置かれており、あらゆる表示が日本語をベースにしており(もちろん翻訳もされていますが・・)、はっぴを着た店員さんが数名います。






 私が知っていた昔のガチャガチャは、現金のコインを入れてダイヤルを回すという感じだったと思うのですが、ここでは予めここでしか使えないコインを受け付けで買い求める方法をとっています。





 カプセルの中身は、ミニチュア玩具、フィギュア、キーホルダー、小型カメラなどなど本当にたくさんの種類を取り揃えているようです。



 値段はそのカプセルによって異なるようですが、だいたい1個のカプセルは5ユーロから6ユーロのものが大半を占めています。



 この店舗は、世界第2位の玩具メーカーであるバンダイがフランスの小売店キングジュエ(King Jouet)と提携してオープンしたそうですが、前面的には、バンダイのお店という感じになっています。

 バンダイ・ヨーロッパはすでに、イギリス、ドイツ、スイス、イタリア、スペインでこの「ガシャポン」をオープンしているのだそうで、これらのヨーロッパでの店舗がある程度成功しているからこそ、パリでのオープンにも繋がったのだと思います。

 しかし、正直、私には、どうしてこれが人気なのか?まるでわからないのですが、バンダイは、スーパーマリオ、マインクラフト、ドラゴンボール、たまごっちなどのバンダイのライセンス商品が多数取り揃えられています。

 この種のマスコットや多くのマンガに登場するキャラクターなどのお店は、ここだけでなく、パリ市内にもずいぶんと増えたことから、もっとお手軽に、しかも、ガチャガチャという海外の人からしたら、珍しい「何が出てくるかわからないワクワク感」が楽しめるそこそこなお手軽価格で楽しめるというところがウケるのかもしれません。

 それにしても、こんな場所でこんな低価格?のもので、成り立つの?と思わないでもありますが、とりあえずは、私の見たかぎり、客層は20代の若者が中心でお休みの日には、子どもづれの家族やもっと違う年齢層の子どもたちも訪れるのではないか?と思います。

 マンガを始めとした日本のポップカルチャーがフランスで人気なのは、今や長らく知られていることではありますが、まさかあのガチャガチャが・・「ガシャポン」として、フランスに上陸したということも驚きです。


🌟ガシャポン GASHAPON 37 Rue de Rivoli 75004 Paris 


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2026年4月11日土曜日

飛行機の中という特別な時空間  

  


 私が利用する国際線の長距離フライトは、ほぼほぼパリ⇔羽田ばかりなのですが、このフライト、なんといっても現在は直行便でも14時間とかなり体力的にも厳しいうえに、その後の時差ボケを考えると年々、気が重くなるものであります。

 しかし、この長距離フライトの空間、時間は、独特なものでもあり、体力的なこととは別として、一面では、嫌いではない空間でもあります。

 それは、どこの国にもおらず(正確には空域というものがあるのでしょうが・・)どこの時間にも存在しない、なにがあろうと、この空間にはどんなことも及びようがなく、どうにも対処しようがない空間であり、ある意味、色々な雑事から解放された時空間であるということで、妙な解放感があります。

 要は、一時とはいえ、現実回避というか現実逃避できる時空間だということで、ある意味、ホッとできる時空間でもあり、それはそれで自覚して過ごすとなかなか楽しいものでもあります。

 そもそも、現実には、そこまで逃げたいことがあるわけでもないのですが、母が危篤という知らせが届いて、慌てて日本へのフライトに乗ったときなど、もうその知らせが入ったときから、飛行機に乗るまでは、もう心配で心配で、涙が止まらなかったのですが、飛行機に乗った途端に、異次元空間?に突入して、しばし、涙が止まっていたことがありました。

 何ごとも自覚して過ごすのとそうでないのは、違いがあります。

 これに関連していうと、どうにも辛い時差ボケに関してなのですが、どちらかといえば、日本に到着した時の方がキツく、酷いときには、日本に到着した当日、一睡もできずに、苦しい思いをしたことがあり、その後、一週間以上、辛い体調のまま過ごしたこともあります。


 今回は、娘が「これ飲むといいよ!」と錠剤をくれたのが「メラトニン」の錠剤。パリに来たときに買って帰って、帰国後しばらく飲んだけど、睡眠薬などとも違って、わりと自然に効くということで、それをもらって服用したところ、たしかに、比較的、ラクでした。

 少しまえにマクロン大統領が訪日していましたが、ああいう人たちって、着いたその日から、忙しいスケジュールをこなせていて、時差ボケなどしないんだろうか?ととても不思議に思います。

 大統領専用機ともなれば、それは、機内も快適に過ごせるようになっているのでしょうが、それにしても、時差だけは、どうにもならないはず、一体、どうして、あんなに元気でいられるのか?教えて欲しいくらいです。

 とりあえずは、しばらくは、日本には行けませんが、今度、行くときには娘が教えてくれたメラトニンの錠剤を買って、備えて行きたいと思っています。


長距離フライトの機内の時空間


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2026年4月6日月曜日

ちゃっかり娘との口ゲンカと彼女の向上心 

  


 世の中には、自分の力だけでは、どうにもないこともあるものの、自分の置かれた状況なり環境の中でも、どのように対応していくかで、その後の人生は大きく変わっていくということもあります。

 最悪と思われた状況(私の場合、若くして夫に突然、まだ小学生だった娘を残して先立たれた時がまさにその時でした)が長い目で見て、結果的には、あんな状況だったからこそせざるを得なかった経験などが、後に役立った・・というようなこともあります。

 ちょっと大袈裟な書き出しではありますが、今、日本で仕事をしているたくましい娘を見るにつけ、本人の努力ももちろんありましたが、周囲にいかに支えられてきたか?離れていた親戚や家族にもいつも見守ってもらってきたことを感じずにはいられません。

 娘は、今や親戚中からも、たくましい女の子として認識され、「〇〇(娘の名前)だけは、本当にどこでも生きていかれるね・・」と言っていただいています。

 リモートワークが良いのか悪いのか、日常的には、日本、アメリカ、ヨーロッパの時間に併せて仕事をしているために、家でも結局はものすごい長い時間を拘束されているんじゃないの?と思うほど忙しく仕事をしている娘は、親の私がいうのもなんですが、もの言いがキツいな・・と感じることが今回の私の一時帰国の間には感じられ、「あなたは、どうして、そんなことで、そんなに嫌な言い方をするの!!」と怒ったことがありました。

 娘はその時は、「人の言うことをそんなに気にすることない!気にする方がおかしいよ!」と私の言うことに反発していましたが、数日後、急に「昔、パリのラーメン屋でバイトしてた時、すごく人当たりがよくなったってみんなに言われたな・・また、単発で、そういうバイトでもしようかな?」などと言い出したのでびっくりしました。

 私が、「あなたの今の収入で、さらにバイトなんかしたら、税金とか、めんどくさいというか、大変なんじゃないの?だいたい、そんな時間あるの?」と言ったら、「いや、人との対応の勉強のつもりで・・・お金のためというより賄い目当てで・・少なくともお金を払わずに勉強になることだから・・」というので、「えっ?」と驚いたのですが、後から考えて、私が言ったことを後になって考えたのだな・・と思い至りました。

 なにより、ちゃっかりしたというか、少しでも自分に得るものがあるチャンスを伺いながら、そういった人としてのあり方についても、常に向上心を抱いて、行動に移していこうとしている彼女は我が娘ながら、すごいことだ・・と思った次第です。

 しかし、彼女のちゃっかりしているところは、日常のごくごく些細なことにも抜け目がないわけで、昨日、私が日本にいる間に買った食材を食べ尽くそうと、ちょっと家にあるダシを探していたところ、昨年、来たときに買った茅乃舎の「おでんだし」というものが半分残っているのを発見し(海外在住の場合は賞味期限が最低でも1年は自動的に延長されている感覚)、じゃあ、あるものでおでんを作ろう!とそのだしと、九州で買ってきたさつま揚げなどを煮始めていたところ、本当は大根くらい欲しいけど、大根重いしな・・もう大根買っても食べきれないしな・・と思っていたところ、娘が絶対に大根買う!と言い張り、一緒にランチをしに行った帰りに大根を買ってきたので、さっそく、味が染みるようにすぐ煮なきゃ!と大根を入れて、火にかけました。

 そこで、私は全然、味見をしていなかったことに気づいて、「あ!全然、味見していなかった!」と言ったら、娘が「ちょっと味、濃い目だよ!」と。「だから、大根入れたらちょうどいいと思って・・」と、ちゃっかり人の作ったものの味見をしていたのでした。

 まったく相変わらずというか、食べ物に関しては特に抜け目のない娘です。


口ゲンカ ちゃっかり


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2026年4月4日土曜日

機内食と最後の食い意地

  


 私の日本への一時帰国の目的のひとつは美味しいものを食べることでもあります。限られた日数の中で食事の回数も限られており、その中で絶対に食べたいもの、絶対に行きたいお店、その他、出かけて歩いている間に目にする食べてみたいものや会食でいただく食事などを加えると、今回は特に家で食事をする機会も少なくなってしまい、日本滞在中に食べるはずだったものを消費していくのが厳しくなりました。

 食べきれなければ、家においていけば、娘がいるので、全くムダにはならないのですが、それは何としても、どうにも悔しい!

 今回は、どういうわけか、パリから羽田のフライトで出てきた機内食が絶望的なものであったので、どうせ、帰りの便も同じようなものだろうと思っていたので、最後の日本での食事は飛行機の中に持ち込んで食べる食事・・みたいな気分になっていました。

 日本滞在終盤になってくると、もう「これは、持って帰ろう!」というものから、「これは、飛行機の中で食べよう!」となってきて、ただでさえ、ギリギリの荷物に手荷物が山のようになるにもかかわらず、私の食い意地は最後の最後まで日本の食べ物を諦めることはありませんでした。

 「これは、飛行機の中で食べよう!」という言葉が、私の口から出るのがあまりに頻繁になってきたことには、自分でも気が付き始めて、自分で苦笑してしまったほどです。

 気が付いてみれば、どんだけ飛行機の中で食べるのか!ってほどに・・。

 友人や従姉妹からは、「そんなに日本の食べ物がいいんだったら、日本に住めばいいじゃない!」と言われるのですが、もちろん、食べ物に関しては圧倒的に日本の方が良いことは事実ではありながら、これが日常になってしまったら、この感動はなくなってしまう!そんな気持ちもあるのです。

 実際に、以前は私と一緒にいちいち日本の食べ物に感動していた娘は、すっかり日本の食べ物がごくごくあたりまえのものになり、何の感動も示さず、涼しい顔をしているのは、私にとっては、ちょっと残念というか同志を失ったというか、寂しい気持ちさえしてしまうのです。

 これまで、こんなに飛行機に乗っているのに、気が付かなかったのは、行きと帰りのフライトの機内食では同じ航空会社でもかなりクォリティが違うということで、その時のメニューやたまたまのめぐりあわせ(少々オーバーですが・・)もあるのか、日本に来るときはさんざんだった機内食がパリに帰るフライトでは、まずまず食べられるもので、それを出されれば、それを食べてしまいます。

 娘に「ママ!どんだけ飛行機の中で食べるつもり!?」とまで言われながら、機内に持ち込んだ食糧には、結局、機内では全く食べることはなく、そのまま、パリに持ち帰ってくることになりました。

 いずれにせよ、パリに戻ってきても、しばらくは、山のような日本の食料品に囲まれて、ごきげんな日々を過ごせるのではありますが、これが不思議で、日本に滞在中は、胃が大きくなるのが追い付かないほどの食い意地、もはや、食べたいと思うのがお腹が空いたからというのではなく、もうひたすら「食べたい!」という気持ちからくる食い意地になってしまっていて、ちょっとした過食症の状態に。

 しかし、不思議なもので、パリの自宅に戻ったとたん、その食い意地はスッと消え、日本滞在中に酷使した胃を休められる状態になっています。ヤレヤレ・・痩せなきゃ・・。


機内食 食い意地


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2026年4月3日金曜日

マクロン大統領と高市首相の「かめはめ波」

  


 マクロン大統領が訪日の際の公式記者会見の席で、高市首相とともに行ったジェスチャー「かめはめ波」がフランスでも話題を呼んでいます。

 中東情勢の緊張が高まる国際情勢の中、マクロン大統領は、両国間の経済、技術、軍事関係を強化するための来日ということで、緊迫した雰囲気が予想されていただけに、この「かめはめ波」は、その厳粛な雰囲気とは対照的なものであっただけに、余計に話題を呼んだともいえます。

 この「かめはめ波」は鳥山明氏の人気漫画「ドラゴンボール」に登場する架空の技で亀仙人が編み出した体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技で主人公の孫悟空の得意技です。

 会見の中でマクロン大統領も述べていますが、フランスは世界第2位のマンガ大国でもあり、フランスでもこのシンボルは普遍的なものとなっており、今や何世代にもわたって誰もがすぐに認識できるジェスチャーであり、日本国民はもとよりフランス国民に対しても広い世代にアピールできるものとなっています。

 このフランスでのドラゴンボール人気は、2024年の鳥山明氏の訃報がフランスで、どのくらいのボリュームで伝えられたか?で、私は、あまりの大きな扱いに驚かされました。

 マクロン大統領にとっては、日本とフランスが共通して親しみやすく、広く国民から受け入れられている文化的な言語を用いてコミュニケーションをとるということが、この一連の場面を映像的に非常に力強いものにしていると言われています。

 しかし、マクロン大統領が政治とポップカルチャーを融合させた態度をとったのは、これが初めてではなく、彼は大統領就任当初から、より現代的で親しみやすく柔軟性のある外交を体現しようと努めており、この姿勢は、大統領職をより人間味のあるものにし、若い世代とのつながりを深めるという広範な戦略の一環なのです。

 彼は漫画などのポップカルチャーの要素を取り入れることで、従来の外交規範を超越しようとしているとも言われているのです。

 一見すると突発的に見えるこのジェスチャーは戦略的な側面が見え隠れし、計算されすぎたえせコミュニケーションであるとか、深刻な内容を覆い隠すものであるとか、真剣さに欠けるといった批判的な声もあがってもいます。

 両首脳は「かめはめ波」という誰もが認識できるジェスチャーを用いることで瞬時に露出を確保しました。普遍的な文化的コードを選択することで言語の壁を乗り越え、即座にインパクトを与えることができるのです。

 このジェスチャーに賛否両論があるにせよ、この「かめはめ波」は人々の心に刻まれるに充分なインパクトを与えたのです。

 情報であふれたメディア環境において、人々の注目を集めることは、政治指導者にとっての大きな課題。マクロン大統領と高市首相はわずか数秒で政治とポップカルチャーを融合させ、瞬く間に話題を呼ぶコミュニケーションの進化を如実に示しました。

 この予期せぬジェスチャーは、より広範なトレンド、すなわちポップカルチャーが最も権威ある組織にまで浸透しつつあることを示しており、人気作品への言及は、もはやアーティストやインフルエンサーだけの特権ではなく、指導者のジェスチャーやスピーチにも見られるようになっています。

 マクロン大統領と高市首相の「かめはめ波」はその顕著な例で、これは多様な聴衆に訴えかける普遍的な言語を使おうとする姿勢の表れでもあります。

 また、これは、フランスと日本の間だからあり得たことでもあると思われ、このフランス人にとってのマンガというのが、恐らく日本人の想像する以上の位置づけになっているということは、本当にスゴいことなんだと、あらためて思わされます。


kamehameha  かめはめ波


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2026年4月1日水曜日

マクロン大統領は日本で何をしようとしているのか?

  


 現在、日本に公式訪問中のマクロン大統領は、この訪日で何をしようとしているのでしょうか?

 フランス大統領府は訪問前に「中東危機が日本との協議の中心となる」と確認しています。

 両首脳は、「共通の解決策を見出す方法」について協議する予定であり、マクロン大統領はフランスのイニシアチブにおけるホルムズ海峡の安全確保と爆撃終結後の海峡再開のための「有志連合」を構築することを考えています。

 日本はG7の一員であり、次回のG7サミットはフランスが議長国を務め、エビアンで開催されます。フランスはこの議長国としても日本との連携を求めています。

 日本の石油輸入の大部分はホルムズ海峡を通過していることから、フランスはこの有志連合について、フランスは日本の協力体制を期待しています。

 しかし、フランス側は昨年10月に日本初の女性首相に就任した高市首相が超国家主義的かつ保守的な立場を確立し、ホワイトハウスの現職大統領との親和性を示すことに全力を注いでいるということについても、決して見過ごしてはいません。

 先日の高市首相の訪米の際のトランプ大統領との会談の模様もフランス側は当然、確認していることは言うまでもありません。

 外交の場となれば違うのかもしれませんが、高市首相が首相就任以来、彼女自身の首相としての発言の機会は極めて少ないように感じられ、弁が立つことで有名なマクロン大統領との会談がどのようなものになるのか?というより、忌憚なく話ができるのかどうか?と思ってしまいます。

 しかし、フランス大統領府は外交こそが危機からの脱却への道をひらく唯一の手段であるという点で日本との共通の認識を持っていると表明しています。

 この他、マクロン大統領はこの訪問をフランスの魅力をアピールする機会であるとも捉えており、多数のフランスの経済界のリーダーを伴い、経済フォーラムの傍らで人工知能分野の大手投資企業であるソフトバンクやリヨンを拠点とするスタートアップ企業Caresterに投資している岩谷産業の会談も予定しています。

 フランスはまた、既に確立された協力関係を基盤として、日本の民生用原子力エネルギーに関するロードマップに署名する意向でもあります。

 さらに宇宙分野、研究、破壊的技術におけるパートナーシップを強化する計画もあり、国防大臣や外務大臣を含むフランス閣僚が出席し、安全保障に関するセッションも予定されています。

 マクロン大統領の日本訪問は3日間。これら全てをこなしたうえに、天皇皇后両陛下からも招待を受けているとのこと。かなり忙しい日程であると思われます。

 マクロン大統領の訪日はこれが4回目。極右で超国家主義的かつ保守的な立場の首相になってからは初めてとフランスメディアは報じています。

 また3月19日、ホワイトハウス訪問中にトランプ大統領が同盟国に予告なしに行われたイラン攻撃と1941年の日本軍による真珠湾攻撃を不当に比較した際、高市首相が居心地が悪そうで当惑し、動揺した様子を見せたことも併せて報じています。

 今回のマクロン大統領との会談では、高市首相が当惑し、動揺することがないことを祈っていますが・・。


マクロン大統領訪日


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2026年3月30日月曜日

娘の成長に戸惑うけれど・・     

  


 娘が日本での就職を決めて早や4年の月日が経とうとしています。学校を卒業して就職活動を始めたころ、(といっても、いわゆる私の時代というか、日本での就職活動とは違い、実際にスーツを着て、面接に行って・・というようなものではなく)、コロナ禍ということもあって、履歴書を送って、あとはリモートでというカタチでした。

 当時、娘もフランスで暮らしていたので、まあ、フランスのどこかで就職するのだろうな・・くらいに思っていて、特に就職先が見つからないということもないだろうから、あんまり親が口を出さない方がいいなと見守っていました。

 それが、日本の会社に就職することになって、勤務地は東京ということで、それなら、家もあるし、IT関係の企業ということもあって、ほとんどがリモートワークで出社しなくてもいいとのことで、最初の3ヶ月はフランスで仕事をしていました。

 それでも日本の会社ということで、これまで私が頑張って娘に日本語を教え続けてきたことが実質的にようやく役だった!と私としては、就職したのは娘自身であるにもかかわらず、私には、それなりの達成感がありました。

 その後、日本に行くことになったので、最初に日本で生活を始めるところまでは、いろいろな手続き等は手伝えることは手伝って、娘の門出を見送りました。

 それから、約1年後、娘は早々に転職先を見つけて転職してしまったのには驚かされました。しかし、その会社はフランスの超優良企業で、彼女の専門を活かせる会社でもあり、一時は、娘が「この会社もいいな・・」と言っていた会社でもあったので、「よかったね・・」という感じでした。

 当初は、その会社での仕事はフランスのV.I.E(Volontariat International en entreprise)(国際企業ボランティア活動)というシステムを利用したもので、フランス政府がフランスの若者たちに海外で活躍する人材を育成するためのシステムになっていて、ボランティアという名前がついていますが、しっかりお給料は支払われ、そのうえ、その収入は免税になるというなかなかよくできたシステムです。

 当初の期限?は2年間、その後はその会社で本採用になれば、別の契約携帯に移行するか、やめたければ、別の道を選ぶのも自由ということになっているのですが、娘の場合は、2年を待つことなく、その前に本採用となり、現在は、ふつうに就職した感じになっています。

 その間、時々、会社の話は聞いていましたが、時が経つにつれて、「ここにいても、これ以上の自分の成長は見込めない・・」などと言い出し、私としては、そんなに成長しなくてもいいじゃない・・もういい加減・・おちついてくれたらいいのに・・と思っています。

 一般的には、よい学校を卒業し、優良企業に就職し、それなりのポジションについて、かなりの収入も得られるようになり、もういいじゃん!と思うところだと思うのですが、まだまだ止まらない彼女の「もっと、もっと成長したい」という欲望。

 もう見守るしかないのですが、どんどん遠くにいってしまう感じの娘に半心は、寂しい気持ちもしている今日この頃の母なのです。

 しかし、考えてみれば、私の若い頃を顧みても、突然、イギリスに留学するといって、いってしまったり、その後、パートナーをみつけてアフリカに行ってしまったかと思ったら、今度はフランス・・なんてことをやってきた私。

 娘を見ていると、私のしてきたことなど、たいしたことないようにも思わないでもありませんが、当時としては、そんな人、あんまりいませんでしたから、私の親たちもさぞかし、心配したり、いろいろと思うことがあったんだろうな・・とも今になって、思わされてもいるのです。


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2026年3月29日日曜日

日本の旅館の外国人労働者  

  


 ここ数年は、日本に一時帰国するたびに地方の温泉宿に泊まって、今まで知らなかった地域を訪れていますが、ここのところ、日本に来るたびに感じるのは、地方の温泉旅館には、どんどん海外からの移民が働いている場面に遭遇することが増えているということです。

 もう、そこそこのレベルの旅館でさえも、必ず外国人が従業員の中の相当の割合を占めているのには本当に驚かされます。

 多くは若者(外国人)が多いこともあり、私としては、彼らに対して「頑張って!」という気持ちが強いのですが、もっと、日本社会全体として、大きく変わり始めている「働く人々」の層?の変化を感じずには、いられません。

 こうして外国人が働いていることを決して否定をするわけではないのですが、なんというか、景色が変わりつつあることを思うのです。

 彼らは一生懸命、日本語を勉強していて、特に、旅館のような場所ではたらくにあたって、「丁寧語」、「尊敬語」などの敬語をマスターし、日本独特とも思われる日本ならではの「おもてなし」重視の接客態度を身につけることは、相当、大変なことなのではないか?と思います。

 私たちは、特に食べ物に関心が強いので、出てきたお食事の食材について、質問させていただくことも多いので、季節の野菜や季節のお魚、〇〇牛とか、〇〇豚とか、お肉のことも尋ねたかったりもするので、大変、面倒臭い客だとも思うのですが、ただでさえ、言葉遣い等を厳しく指導されている中で、食材についての知識などを習得することも、日本人以上に大変なことなのではないか?と思うのです。

 今回、ある旅館の夕食時におさしみについていた、お刺身のツマのようなものが、大根ではなく、なんだかコリコリとした食感の良いもので、海草の一種なんだろうね・・これ、なんていう海草なんだろう?と思って、お給仕をしてくださっていた方(外国人の女の子)に「これは、なんという名前の海草ですか?」と聞いてみたら、「海草でございます」と。

 「ううん、そうではなくて、なんという名前の海草ですか?」再度、尋ねたら、「海草という名前でございます」と。ここで、もうその海草の名前を聞くことは諦めたのですが、外国で、しかも、旅館のようなところで働くことって大変なんだろうな・・と感じたのです。

 おそらく、そこでは、「確かめてまいります」といって、調理場の人に聞くのがよいのではないか?実際に、そういうところもあるので・・そうも思ったのですが・・。

 気の毒に思ったのか、そばで聞いていた娘が「もう無理だよ・・まだ日本に来て1年だというのに、日本語上手だよ・・ママのフランス語よりもずっと上手・・」などと、今度は私に対して、キツいひとことで、その場は終了しました。

 それでも彼らは一生懸命働いているのは、実際にとてもよく伝わってくるので、こんなに朝早くから夜遅くまで働いて、一体、いくらもらっているんだろう?とちょっと心配したりもしたのでした。

 日本語は難しいし、独特な日本ならではの行儀作法やサービスなども、日本で生まれ育った日本人にとっても難しいのだから、さぞかし大変なんだろうと思うのです。

 以前、泊まった日本旅館で完璧な礼儀作法や言葉遣いなどをマスターしているフランス人がいて、あのフランスで生まれ育って、よくぞここまでになられた・・ものすごい努力したんだろうな・・と思うこともありました。

 少子高齢化で労働人口が減っている日本の現実を、私の呑気な温泉旅行でも感じているのです。


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2026年3月28日土曜日

日本のスーパーマーケットって、やっぱりすごいというか驚くことがいっぱい 

  


 私が日本に一時帰国する目的の一つには、日本の食べ物をたくさん買って帰ることでもあります。だいたい、来る時はスーツケースひとつに、ほぼほぼお土産や頼まれものなどがいっぱいで、帰りには、スーツケース2つ分23kg×2=46kg、手荷物にする分を入れると約50kg、そのうちの約9割以上が食糧です。

 娘と二人の頃はその倍の100kg近かったのですが、一人になったので半分しか持てなくなってしまいました・・とはいえ、一人で約50kgの食糧を持っていくのですから、なかなかエグいものですが、その後の約半年から1年間の生活がかかっているので必死です。

 パリでの日常から、私のケイタイには、「日本で買いたいものリスト」があり、随時、積み重ねて記入しているのですが、帰国して、しばらくは、日本滞在中に家で食べたいものを中心に、持って帰りたいものも横目で見ながら、「うんうん・・ここにあるある・・値段はどうかな?」などと、一応、チラ見しています。

 最後の1週間くらいになってくると、徐々に買い集め始め(といっても、すでに旅行で行った土地のものなどがどんどん溜まっている)、いよいよ2〜3日前になると、本格的に重さとの調整を始めながら準備をします。

 今回、そろそろ最後の買い物をし始めようと、朝、空いているうちにスーパーマーケットに出かけたら、朝、ほぼほぼ開店して、まもなくの時間なのに、けっこう混んでいてびっくりしました。

 パリではさすがに朝の時間帯はわりと空いているのに、びっくり・・。そして、その日は、図らずも、ポイント5倍の日、ポイント換金日だとかで、ずっと「本日は、ポイント5倍です!換金もできる日です!」とアナウンスしています。 

 そして、アナウンスはそれだけにとどまらず、「本日は、今のところは大丈夫ですが、午後からは雨の予報になっております。お買い物をしすぎた方のために、荷物をお預かりするサービスもしております・・とか、駐車場までお荷物をお運びするサービスも行っております・・」とか、さすがにサービス王国日本という感じ。

 内心、さしずめパリだったら、うっかり荷物を預けたら、中身の一部がなくなるんじゃないか?と心配しちゃうな・・と思いながら、私は、黙々とお買い物をして、それでもしっかり、日本滞在中に溜まったポイントを換金してもらって、ちょっと得した気分でお店をあとにしました。

 そもそも、そんなに広くはないスペースに考えられないほどの種類の商品が置かれていて、常に商品が補充され続けているのもすごいし(下手をするとパリのカーフールの大きな店舗と商品の数(種類)は、変わらないのではないかとも思ったりして、カーフールでは商品が横並びになっていることも少なくないし、そのうえ、欠品になっていて、「ちゃんと置いてあれば、買うのになぁ・・」と思うこともしばしばあります)

 なんだか、ガツガツとパリに持って帰る食糧を調達しながら、「日本の商売って、ガッツあるな・・」、消費者のお買い物の仕方がフランスとは異なるながらも、なんか、自分のお買い物とは全然、関係ないことに感心したひとときでした。


日本のスーパーマーケット


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