私にとっての海外生活の必需品は滞在許可証とパスポートですが、そのパスポートが今年は、私はちょうど書き換えのタイミングでした。しかし、正直なところ、まだもう少し猶予がありました。
ただ、そのパスポートの更新手続きが、4月からこれまでよりも時間がかかるようになり、少なくとも3週間はかかる(これまでは、1週間でできたのに・・)とのことで、この「少なくとも3週間」というのが、なんとなく不安で3月のうちに更新手続きをしてしまうことにしたのです。
使わないときは、余裕で数ヶ月も使わないこともあるパスポートなのですが、私の中では、常に何かあったら、日本に帰れる状態であることは保っておきたい安心のひとつです。
これまでに、母や父が倒れたとか、亡くなったとかいうときにも、急にチケットをとって、翌日の便で帰るとかいうことは、何度かありました。パスポートさえあれば、チケットさえとれば、パリからは毎日、直行便が飛んでいるので、いつでも帰ることができます。
逆にパスポートが切れた状態だった場合は、いくらファーストクラスのチケットを取ったとしても、出国することも入国することもできません。
パスポートの申請中は、その時点で持っているパスポートが失効していなければ、使用することはできます(出国することができる)が、ただ、パスポートを申請中に前のパスポートが失効してしまった場合、まだ新しいパスポートを受け取れていない場合はどうなってしまうんだろう? しかも、少なくとも3週間はかかるとか言われて・・。
余裕をもって申請すればよいだけの話なのですが、なんだか、そのあたりの感じでイラつくのが嫌で、少々、失効期限までには、時間があったのですが、さっさと1週間で作ってくれるうちに更新手続きをしてしまったのです。
まあ、4月からはどうせ、更新手数料も値上げされるだろうし、ちょっともったいなかったかもしれないけれど、捨てることになってしまった期間分よりも安心料を選んでしまいました。
考えてみれば、日本の運転免許証などは、更新手続きのタイミングきっかりに日本に帰国できるとは限らなかったため、これまでも、少々早めでも更新手続きをしてしまってきたので、期間ギリギリで更新手続きをしたことはほとんどありません。
このパスポートの更新手続きについては、これまで各大使館で行っていたものをセキュリティを高めたパスポートにするために日本でしか発行しなくなるためだと言われていますが、この新しいパスポートの発行が始まれば、また色々な不都合から、色々改正されることはあるかもしれませんが、近々には無理だろうと思ったまでです。
今回の更新手続きには、107ユーロを支払いましたが、ちなみに4月以降はいくらになるのですか?と尋ねてみたのですが、まだ発表になっていないとのことでした。
パスポートの手続きは滞在許可証の更新に比べれば、全然、ハードルは低く、ストレスも少ないのですが、とりあえず、パスポートに関しては、これから10年は安心で、次の更新手続きは、4年後の日本の運転免許証の更新手続きです。ヤレヤレ、当分、は安心して暮らせます。
パスポート更新手続き
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