2021年3月8日月曜日

海外在住者の本人確認はパスポートではできない不思議




 私が日本に一時帰国するのは、家族や親戚、友人に会うためだったり、大量の日本食材の調達だったり、銀行などの用事だったり、その時々で色々あるのですが、その一つに、運転免許証の更新手続きがあります。

 もはや、たまに日本に行った時もほとんど日本で運転することはないのですが、私がどうしても日本の運転免許証を更新し続けなければならないのは、日本に行った時の身分証明書代わりに運転免許証が必要だからです。

 おかしなことに日本では、日本のパスポートを持っているのに、「パスポートでは本人確認ができません」と言われることが多いのです。

 パスポートを作る時には、戸籍謄本やそれなりの書類が必要で、その上で発行されているものでありながら、本人確認がその書類でできないというのは、どうにも意味がわかりません。

 身分証明するものは、「保険証」か、「運転免許証」あるいは、「マイナンバーカード」なのだそうです。

 長期間、日本にいない場合は、住民票を抜いているため、普通「保険証」はありませんし、「マイナンバーカード」を持っている人もあまりいないのが現実です。

 私自身も、「保険証」も「マイナンバーカード」も持っていないので、必然的に「運転免許証」が必要になるのです。

 パスポートではダメだと言われることはわかっているので、そこで無駄な押し問答をするのも嫌なので、「運転免許証」を更新し続け、身分証明書代わりに使っているのです。

 しかも、運転免許更新の期日間近のタイミングに必ずしも帰国できるとも限らないので、更新する必要のある年に帰る時には、期日前、半年くらい期限が残っていても、早めに更新してしまうので、その分は無駄にしてしまいます。だから、積算すれば、日本に住んでいる人よりも私は、多く免許証の更新をしていることになります。

 パスポートは、大使館でも更新できますが、運転免許証は更新できないので、えらく高くつく更新になりますが、仕方ありません。

 今は、簡単に日本に行くこともできず、免許証を更新できずにいる海外在住者もきっといるのではないかと思います。一度、失効すると手続きも面倒になってしまいます。

 しかし、私など日本で運転免許証を取っていたからまだ良いようなもので、免許証を持っていない人はどうしているのだろうか?と思います。一時的にでも、住民票を戻して保険証をもらうか? マイナンバーを登録してカードをもらうかしかありません。

 戸籍謄本まで提出して作られていて、おまけに写真までついていて、そもそも本人確認をするために存在するはずのパスポートです。しかも、日本のパスポートは世界一のパスポートなどと言われているのです。しかし、そのパスポートでは、日本国内では、本人確認ができないのですから、日本というのは不可思議な国です。

 フランスでは、全国民、また私のような外国人でさえも、IDカード(Carte d'identité)を持っているので、ほぼ全ての身分証明は、そのカードで済みます。逆にこれがないと大変です。

 カードには、それぞれナンバーがついているので、これが、日本でいうマイナンバーと同じ役割を果たしていると思われます。

 しかし、先日、娘がTGVの中でお財布を取られた際に、IDカードを一緒に取られて紛失した場合もフランスでは、パスポートで身分証明は可能でした。

 ついでに言わせてもらえれば、運転免許証などの和暦表示は、いいかげん、西暦表示にして欲しいものです。私の運転免許証の期限は、「平成36年1月」までとなっています。私がこの免許証を書き換えた時は、もうすでにその年には、平成が終わることになっていたのに、平成36年などとあり得ない記載をされて、すでに、今が令和何年であったかも危うくなっているのに、しかも平成・・。

 せめて、公的書類、証明書等は、西暦に変えて欲しいと思います。


<関連>

「思ってもみなかった娘のクリスマスイブの悲劇」

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「滞在許可証更新手続きのトラブル アクセス不能なフランスのお役所」

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