2021年3月3日水曜日

フランス・「新型コロナウィルス変異株流行国・地域」に指定

  


 フランスは、日本から「新型コロナウィルス変異株流行国・地域」に指定され、3月5日午前0時以降にフランスから日本に入国する場合は、到着後、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設)に3日間隔離、3日後に改めて検査を行い、陰性と判断された場合は、入国後14日間の残りの期間を公共交通機関の利用を避けて、自宅等、別の場所で待機することが求められることになりました。

 さすがに、これまでヨーロッパのようには感染が拡大していない日本だけあって、非常に厳しいです。

 これまでの14日間の隔離だけでも、充分にハードルは高かったのですが、ここまででは、「はいはい、もう帰りませんよ・・」と、ちょっと不貞腐れる気分ですが、日本の措置は賢明です。

 実は、私が知らなかっただけで、これまでも、すでに「新型コロナウィルス変異種流行国・地域」に指定されていたイギリス、南アフリカなどの変異種先進国?からの入国に関しては、すでにこの措置が取られていたようです。

 今回、フランスが仲間入りさせていただいたようですが、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ベルギーなど、ヨーロッパのほとんどの地域からの入国に対して、同じ措置が取られるようです。

 出発前72時間以内の検査証明書に加えて、入国時の検査、その上、3日間の完全隔離、プラス14日間の自宅(あるいはホテル)隔離とその間の健康状態のチェック(SNSや電話による追跡確認)までですから、もうこれ以上はできないだろうと思うくらいの徹底ぶりには、ただただ、脱帽です。

 これは、日本が島国であるため、可能であるとも言えるのですが、肝心の「新型コロナウィルス変異株流行国・地域」本国であるフランスでは、未だ、充分な隔離対策はされていません。

 そもそも、特にこの「変異種流行国」の巣窟であるようなヨーロッパでは、陸続きのために、国境を超えて通勤している人も少なくなく、先日から出入国制限を儲けたドイツ⇄モゼル県(フランス北東部)の往来には、48時間以内の検査証明書が求められたことで、毎日通勤している人にとって、2日に一度の検査はやっていられないと悲鳴が上がっています。

 モゼル県(フランス北東部)では、2月に入って以来、南アフリカ変異種の感染拡大が深刻になっており、年末からロックダウンまでして、感染を抑えてきているドイツにとっては、充分に警戒すべき地域、ドイツの言い分は最もなところです。

 しかし、たとえ地続きの越境に関してのフランス入国に関しては、日本のような隔離は無理としても、空路による入国、空港でのチェックと隔離に関しては、不可能なことではありません。

 実のところ、フランスの感染対策は、ほぼ一年にわたるパンデミックにも関わらず、この隔離問題が実に甘く、海外からの入国に関しても、日本のような強制隔離はなく、日常の検査に関しても陽性者の隔離を徹底する動きもほとんど無いのです。

 一年近くも同じ問題に取り組みながら、ロックダウンや夜間外出禁止などを繰り返しながら、肝心な隔離問題は、一向に改善されず、検査で陽性になってもマスクさえすれば出かけて良いとか、まるで甘々な状況が続いているのです。

 せっかく検査を拡大しても、その効果は激減です。

 もっとも、フランスの場合、検査結果が陽性ならばともかく、検査の結果が陰性にも関わらず、「強制隔離」などと言えば、また、「人権問題だ!」とか言って、騒ぎ出す人もいそうです。

 どうにも、いつもフランスでは、何かにつけて、問題になったり、ことがスムーズに運ばなかったり、騒動になるのは、いつもこの「権利」と「自由」の問題で、だったら、まずちゃんとしてから言えよ!と思うのですが、とにかく「とりあえずは言うことは言う国民」。

 一先ず、この隔離問題に関しては、現在は、それよりも「ロックダウンか否か」ばかりが争点で、あまり話題にはなっていないのです。

 もっとも、感染拡大が深刻で、もはやロックダウン??に話題が集中するのも仕方ないかもしれません。ロックダウンになれば、全員否応なしに隔離状態ですから・・。

 昨日もフランスの新規感染者数は22,857人、集中治療室の患者数3,586人とヨーロッパの中でも堂々1位です。


<関連>

「ハードルが高いコロナ禍の日本への一時帰国」

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「コロナウィルスで日本が遠くなった」

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