2026年9月16日水曜日

NAVIGOを拾ったら・・

  


 私はあまり、落とし物とか失くしものをする方ではないのですが(家の中でなら、どこに入れちゃったかわからなくなって、しばらく見つからないということはしょっちゅうありますが・・)、パリで落とし物をしたら、まず見つからないのがふつうなので、外では、かなり注意してはいます。

 落とし物をしないようにするというよりは、盗られないようにするという感じですが・・。

 まあ、落とし物(落としたのか?盗られたのか?わかりませんが)をして、まず見つからないのですから、当然といえば当然なのですが、そういえば、落とし物を拾うということも、滅多にありません。

 以前に一度だけ、動物園で子ども用の帽子が落ちているのを見つけて、受付に届けに行ったことがありましたが、私がパリで落とし物を拾った記憶はその時くらいしかありません。

 その時も、落とし物が届くという経験がなかったのか、動物園の受付にいた女性は、「???」、まるで、そんなものわざわざ届けるの?みたいなリアクションをされたので、よっぽど落とし物が届くということがないんだろう・・と妙に納得した気がしたものです。

 ところが、先日、メトロのホームのベンチで電車が来るのを待っていて、電車がやってきたので、立ち上がったところ、ベンチの座席にNAVIGO(フランスの定期券のようなもの)が置き去りになっていたので、あわてて手に取って、ちょうど、そのあたりに座っていたような気がした男性2~3人が乗った車両に慌てて飛び乗りました。

 そして、そばにいたような気がする男性2~3人に、「これ、あなたのですか?」と聞いてみたのですが、いずれも、「いいえ、私のではありません・・」と。

 すると、私は余計なものを持ってきてしまったわけですが、ベンチには、もう誰も座っていなかったし、おそらく、私たち?より以前に座った人が落としていったと思われます。

 もう持ってきちゃったものは仕方なし、もう私も電車に乗ってしまっているし、まあ、帰りにでも拾った駅の事務所に届けよう・・と思っていたら、そばにいた若い男の子が、「駅の事務所に届けた方がいいよ・・」と。

 大変、失礼な話ではあるのですが、フランス人に「落とし物を拾ったら、届けた方がいいよ・・」などと言われるとは、初めてのこと・・嬉しい驚きでした。

 若い男の子ではありましたが、なんだか、「こんなこと言うまともな子だってちゃんといるんだな・・」ちょっとホッと温かい気持ちになったのです。

 NAVIGOには、顔写真も入っている(短髪の男性の写真でしたが、この写真の本人かどうかなんて、私は見分けがつきません。しかし、名前もナンバーも入っているので、(一応)本人しか使えません。

 そういえば、私は、一度、このNAVIGOをパンツのおしりのポケットに入れていて、落としたことがあって、(といってもレストランに座っているときに落ちたらしい)慌ててレストランに戻って、取りに行ったらレストランの人が取っておいてくれたことがありました。

 まあ、街中で落としたわけではないとはいえ、NAVIGOは、比較的、落としても見つかる可能性があるものなのかもしれませんが、それにしても、今回は、街中(といっても駅でですが・・)で、落ちていたものを届けた方がいいよ・・とフランス人の男の子に言われたことに驚いた!という話なのですが、そんなことに驚くのって、どうよ・・と、逆に後になってから思ったのでした。


落とし物


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2026年9月15日火曜日

パリ19区のMONOPRIXで・・盗難防止ボックス入り商品が・・

  


 私は、日頃からパリの中で、美味しいものを探して歩いているつもりで、比較的、色々なお店に行っているつもりではいるのですが、常日頃の日常で買い物に行くのは、ついつい、いつも同じようなところに行きがちになってしまっているようです。

 特に、MONOPRIX(モノプリ)やカーフールなどのチェーンのスーパーマーケットなどは、ついつい、家から比較的近い場所だったり、出かける機会の多いエリアのお店に偏りがちになっているようです。

 現在、友人がパリに来ているので、彼女につきあって、パリの街をフラフラしているのですが、いつもはあまり行かないエリア、というよりも、思いがけない場所のスーパーマーケットなどに立ち寄ったりすると、同じお店でも場所によって商品構成も、商品の陳列の仕方などもずいぶん違うんだな・・と驚くことがあります。

 私の中で、MONOPRIX(モノプリ)は、比較的、洗練されていて、安心してお買物ができるイメージだったのですが、それが、今回、19区にあるMONOPRIXにたまたま寄る機会があって、おそらく、いつも、一人だったら、あんまり見ないコーナー(店内の)なども、くまなく友人と一緒に見ていたら、盗難防止用のケースに入ったチョコレートバーが並んでいるところがあって、「えっ?チョコレートバー?こんなケースに入れてるの?」と驚きました。

 以前に万引き被害が多くて、チョコレートをこんなケースに入れているお店があると、話には、聞いたことがあったのですが、これを実際に見た記憶はなく、ビックリしました。

 だって、チョコレートバーは、2~3ユーロの商品で、正直、もっと高価な商品はたくさんあるのに、なぜ?チョコレートバーなの?と思ってしまったのです。




 ところが、また、化粧品のコーナーでもNIVEAのクリームなどが、この盗難防止用のケースに入って並んでいるのです。こちらの方も、そこまで高価な商品なわけでもなく、不思議な感じがしました。

 しかし、考えてみれば、これらの商品が万引きされるケースが多いということなのでしょう。それにしても、なんだか、このくらいの商品が一番、狙われるのは、わからないでもありません。

 それにしても、私がよく立ち寄っているMONOPRIXでは、そんな盗難防止のケース入りの商品はなく、ケース入りではありませんが、ものすごく高額なワインとか、お酒類などに盗難防止の頑丈なタグのようなものがつけられているのは、見かけたことはあったのですが、この盗難防止の方法やその商品でも、なんとなく、そのエリアの治安が推し量れるところではないかな?と思ったのでした。


盗難防止用ボックス入りチョコレートバー


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2026年9月14日月曜日

いつのまにか、不要になってしまった LONDON AZ と Paris par Arrondissement

  
 


 本棚を片付けていたときに、「LONDON AZ」と「Paris par Arrondissement」が出てきて、いつのまにか、すっかり使わなくなってしまったけれど、なんだかとても愛おしく、捨てるに捨てれないような気持ちになりました。

 「LONDON AZ」も「Paris par Arrondissement」も、どちらも同じようなサイズになっている本になっている地図なのですが、Google Map のなかった時代、時代というのが、なんだか寂しくさえあるのですが、ずいぶんお世話になりました。

 最初は、ロンドンにいた頃、この「 LONDON AZ」の存在をまず、教えてもらい(A to Zと呼んでいましたが・・)、どこへ行くにも、初めてのところに出かける時には、事前にこの「AZ」をチェックして、「はいはい、この辺ね・・」と目ぼしをつけ、実際に出かけるときにも必ず、これを持って、出かけていました。

 Google Map に慣れてしまった今なら、こんな地図、見ながら歩くなんて、ちょっと面倒だな・・と思ってしまうのですが、当時は、「こんな便利なもの!すごい!住所がわかれば、どこにでも行ける!」と感動ものの本でした。

 ロンドンもパリも同じですが、あらゆる通り(道路)には、通りの名前がついていて、番地は、通りごとに両側(偶数・奇数)で順序良く番地が並んでいるので、住所がわかっていて、この地図があれば、どこにでも行けるのです。

 本の後ろの方に、索引のようなものがあって、通りの名前を探すと、その通りがどこのページのどのあたりに載っているのかがわかります。中には、同じ名前の通りが複数ある場合もあるのですが、それは、地域が追加で記載されているので、それを参考にします。

 日本は、番地は、規則的に並んでいるわけではないので、このような本で、どこにでも行けることが画期的に感じたのです。

 今や、パリの街中を見回してみても、観光客も地図を持って歩いている人など滅多に見かけることはなくなったのですが、それでも、ごくごくたま~に、地図を持ってどこかを探している人を見かけたりすると、なんか、愛おしいような、思わずホッコリするような気になるのです。

 古い本を処分しようと思って、片付けているのですが、この「LONDON AZ」と「paris par Arrondissement」は、なんとなく、捨てられないな・・と思って、また本棚に戻してしまったのです。

 だからといって、この本を使って出かけることも、多分、もうないんだろうな・・とは思うんですけどね・・。

 

 LONDON AZ とparis par Arrondissement


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2026年9月13日日曜日

リッツのル・コントワールがこんなところにもあった!久しぶりのル・コントワール

  


 先日、ル・ボンマルシェに出かけた帰り、あたりを見回したら、「あれ?なにこれ?」と思い、近寄ってみたところ、リッツの「ル・コントワール」のお店でした。

 ル・コントワールの本店は、マドレーヌ寺院の近くにあり、以前、何回か行ったことがあったので、まさかこんなところにもう一店舗できているとは驚きでした。

 ル・コントワールは、なんといってもマドレーヌで有名なお店で、マドレーヌといえば、ル・コントワール・・と言われるほどで、食べてみたら、本当に美味しかったのです。



 ただ、マドレーヌ寺院界隈は、以前、良く行っていたお店の多くが店じまいしてしまったり、移転してしまったりで、あまりあのあたりに行くことは少なくなっていたので、しばらくご無沙汰していました。

 こちらのボンマルシェのはす向かいくらいに位置するル・コントワールは、2025年6月にオープンしたばかり?なのだそうで、全く知りませんでした。



 「こちらもマドレーヌなの?」と思って、入ってみたのですが、たしかにあのマドレーヌがありました。しかし、本店はわかりませんが、以前よりも、他の商品が増えていて、細長いクロワッサンやパン・オ・ショコラなどは、本店の方で見たことがありましたが、そのほかに、ハート型のフランや、まあ、お上品なシーザーサラダやハムとチーズ、サーモンなどのサンドイッチなどもあり、その美しさ、麗しさに「ふわ~~!」(うわ~ではなく、ふわ~~という感じ)と仰天しました。






 ちょうど、店内にいた、わりと年輩のおばさん二人組も、商品のひとつひとつを指さしながら、この「ふわ~!!」を次々とやって盛り上がっており、そばで私は、「うんうん!!わかるよ!わかるよ!」と見ていました。

 まあ、お値段もお値段なので、気軽に買っていく・・と言う感じには、なりませんが、こういうお店も心得ていて、たとえ、マドレーヌ1個だけだとしても、嫌な顔を全くしないので、買いやすい?と言えば、買いやすいです。

 まあ、このためにわざわざ行かなくとも、ボンマルシェに行ったら、ちょっと、こんなお店も近くにあったから、寄ってみるか?という感じで立ち寄ってみるのも楽しいです。


🌟Ritz Paris Le Comptoir Sèvres      45 Rue de Sèvres 75006 Paris 


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2026年9月12日土曜日

ポニョと友人と黒オリーブのタプナード

  


 現在、闘病中?というか、腎臓病のために、かなり食事制限、というか、腎臓病用の療法食のキャットフードに切り替えている我が家の猫のポニョですが、まあ、その食べ物の好みが今までよりもグッと限られてきてしまい、その療法食のキャットフードも昨日までは、ふつうに食べていたものを突然、全く食べなくなったり、また別の療法食フードに変えると、まるで何事もなかったように食べたり、全く、その好みの変化に振り回されて、試行錯誤を続ける毎日です。

 また、ポニョは病気になる前から人の好き嫌いが激しくて・・というよりも、外から来る人に対して、異常な警戒心を示し、「カーッ!シャー!」と唸ったりもします。

 これまで、家族以外でポニョが受け入れた人は、片手に足りる程度しかおらず、滅多に他人を気に入るということがありません。

 それが唯一の例外的な存在が私の友人の一人で、昨年、彼女が日本から来てくれた際は、こちらが驚かせられるほど、懐く・・というよりも、彼女を自分のしもべのように顎で使うような感じがあり、自分からスリスリしにいくことさえあって(なにかおねだりをするときですが・・)驚かされました。

 その彼女が今年もパリに来てくれているのですが、彼女が到着した日は、わりとそっけなかったものの、その翌朝から、「あ~この人、あの人だ!」と思い出したようで、もう朝から有頂天で、私と彼女を起こし、二人の間を行ったり来たり。ポニョはとにかくご機嫌です。

 相変わらず、ポニョの食事には苦労しているものの、とにかく、ポニョが嬉しそうなのには、救われる気持ちです。

 それが、昨夜、私と彼女が夕食の際にオリーブのタプナードを食べようとしていたら、ポニョが突然、あらわれて、もう大興奮で、もうそれは、これ、もしかして麻薬かなにか?みたいな反応を示し、よだれを垂らして、顔をタプナードの入れ物にスリスリしながら、かなり狂暴な感じでタプナードを奪おうとするのです。

 友人と二人で「なに?これ?ちょっと怖いくらい・・タプナードってマタタビみたいな成分入っているの?」と調べてみました。

 タプナードには、黒オリーブ、エクストラバージンオリーブオイル、ケッパー、アンチョビ、ガーリック、ハーブなどが入っていますが、中でも黒オリーブそのものの香りが主犯格、そして、オリーブを加工・熟成した際に生じる揮発性の香りの成分に猫は反応しているようです。

 タプナードは、そもそも塩分の強めな食べ物でもあり、ガーリックなどの猫にはよくない食品が含まれているのは食べさせてはいけないものなのですが、それにしても、このポニョの「よだれを垂らして、身体をよじり、スリスリしながら、興奮する様」が麻薬患者ってこんな?と想像させられるほど、ちょっと怖い感じでした。

 しかし、友人はこのタプナードがたいそう、気に入ったそうで、日本に買って帰るそうです。


猫・タプナード・黒オリーブ


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2026年9月11日金曜日

初めてポアラーヌ(Boulangerie Poilâne)の本店に行ってみました!

  


 ポアラーヌは、創業1932年のパリでも有名な老舗ブーランジェリーで、おそらく多くの人が知っているパン屋さんです。

 パリ市内のMonoprix(モノプリ)なら、たいていどこの店舗にもポアラーヌのパンは置いてあるし、ラファイエットグルメやボンマルシェなどにも置いてあります。

 どこのモノプリにもたいていあるとなったら、それは、認知度はそれなりに高く、日本から来る観光客にも、一時、大変、もてはやされて、ポアラーヌのパンやクッキーなどを買い求める人もけっこういました。

 また、当時は、このポアラーヌのミッシュが日本に空輸されて、うやうやしく「パリから空輸!○○時到着!」などとデパ地下などで売られていたこともありました。



 ここのミッシュと呼ばれるパンは、天然酵母パンの草分け的存在で、アラン・デュカスが「世界最高のパン」と絶賛したこともあり、長くパリに根付いているブーランジェリーです。

 私はこれまでモノプリでしか、買ったことがなかったのですが、少しお高め(といっても大したことはない)で、モノプリの中ではちょっと別格扱いされていて、一時、私もわりと頻繁に買っていたこともあるのですが、そのうち、なんだか慣れてしまったというか、飽きてしまったというか、しばらくご無沙汰していました。

 ここのところ、「ポアラーヌ倒産!」などというニュースが入り、「えっ?あのポアラーヌが潰れちゃうの?」とびっくりしていたのですが、そんな報道があった後も、ポアラーヌのパンは相変わらず、モノプリには、ずっと置かれていて、「え?潰れてなかったの?」と思っていたのです。

 どうやらポアラーヌは、一時、主要生産拠点が衛生上の問題で一時閉鎖されたり、売上げ減少、原材料、人件費の高騰などから、経営が傾いたのは事実で、現在、司法再建手続き中ということで、経営再建・会社更生手続き中ではありますが、現在も営業をストップしていません。

 先日、娘がパリに来ていた時に、懐かしかったのか?娘がモノプリでポアラーヌのパンを買ってきて、それを久しぶりに食べたら、「あれ?やっぱり、ポアラーヌのパン美味しい!」と思い、それならば、本店に行ってみようと、初めて本店に行ってみたのです。



 お店は思ったよりも小さなお店でしたが、店内に入るとものすごく良い香り・・。さて、どれにしようか?とりあえず、ミッシュは欲しいけれど、半分買うとしても、大きすぎるし・・と、お店の人に話してみたところ、「何枚欲しいの?好きな分だけ切ってあげるわよ!」と言ってくれたので、3枚だけ(といっても、一枚が大きい大きい!!!)と、小さなレーズン入りのライ麦パン、それと、店員さんが「これは美味しいわよ!」とおススメしてくれたりんごのタルトを買ってきました。





 ここのサブレ、クッキーも大変、人気の商品でシンプルでとても美味しいのは知っているのですが、つい最近、ちょっと上等なサブレを他で買ったばかりだったので、こちらの方は今回はやめておきました。



 本店で買って来たミッシュは、やっぱりモノプリで買うものよりもずっと美味しく、何よりも風味が素晴らしく、大概、美味しいパンを探して歩いて食べているものの、こんな風味の良いパンってなかなかないな・・とあらためて、ポアラーヌを見直した次第です。




 お店の人も大変感じがよかったし、私のよく行くエリアでもあるので、これは、また、是非、行かねば・・と深く思ったのでした。

 パリはよく美食の街などと言われますが、私は、パリ(フランス)で美味しいのは、パンとバター、チーズではないかと思っています。

 それだけ、パリには多くのブーランジェリーがあるのですが、そんな中でも経営難に見舞われながらも、なんだかんだ生き残っているポアラーヌってやっぱりすごいんだ・・名実ともに・・と痛感させられました。

 こうしてあらためて、ポアラーヌのパンを味わってみると、パリにブーランジェリーは数々あれど、やっぱり、ここは別格の感があるのです。


🌟Boulangerie Poilâne  8 Rue Cherche-Midi 75006 Paris


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2026年9月10日木曜日

LIVRET A(リブレA)の上限額は本当に引き上げられるのか?

  


 Livret A(リブレA)については、これまでも度々、言及してきましたが、Livret Aは、フランスでは、最も一般的な非課税の普通預金口座です。

 安全性が高く、いつでも使えて、利息が非課税なことから、フランスで生活する人が緊急用の資金や短期的な貯蓄を置いておくためによく利用するもので、フランス銀行によれば、フランス人の10人中8人がLivret A貯蓄口座を保有しています。

 私もフランスで仕事を始めたときに、少しずつ預金をするにはこれがいいと夫(フランス人)に薦められて、この口座を開設して、それ以来、ずっと持っています。

 とはいえ、Livret Aには、上限額があり、現在の上限額は22,950ユーロとなっています。

 今回、話題になっているのは、このLivret Aの上限額を22,950ユーロから30,000ユーロに引き上げることを環境移行担当大臣が提案したことです。前回のこの上限額の引き上げは、2013年1月のことで、これまでの上限が19,125ユーロであったものが、22,950ユーロになりました。

 もはや10年以上も前のことになりますが、当時は、この引き上げのために、貯蓄の急増を引き起こし、2013年1月だけで80億ユーロも増加しています。

 昨今は、他の生命保険等の人気におされて、Livret Aの人気は停滞しているとも言われていますが、依然として人気の貯蓄口座であることに違いはありません。

 環境移行担当大臣は、この気候変動への適応策(建物の断熱、病院の冷房システムなど)にこの資金を充当することを目的としていると述べていますが、フランス銀行は、この措置に反対しています。

 フランス銀行によると、Livret Aの平均預金額は7,554ユーロで上限額をはるかに下回っています。実際に口座が満額まで預けられているのは、わずか15%ですが、この15%が規制対象の貯蓄口座に預けられている資金全体のほぼ半分を占めています。

 まさに、これらの人々こそ、Livret Aにもっと資金を預け入れる余裕のある層です。したがって、上限額を引き上げることは、国全体よりも彼らに大きな利益をもたらすものであるというのです。

 しかし、仮にこの上限額の引き上げが実現したとすれば、現在の利率1.7%が据え置かれたと仮定すると、2027年には、現在、満額までの預金口座を維持している人が素早く上限まで預金額を増やした場合(つまり、プラス7,050ユーロを追加すれば・・)、年間505ユーロの利息を得られることになります。(これまでは、390.15ユーロの利息)

 事の行方はまだ、定かではありませんが、悪い話ではありません。


LIVRET A(リブレA)の上限額引き上げ


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