現在のパリは、異常な熱波に襲われていて、今週の気温は、ほぼほぼ毎日40℃前後の予報が出ていて、もう途方に暮れているような状態です。
この異常な熱波にパリ市はいくつか行政がこの熱波対策に動き始めています。
ひとつはパリ市内の公園と庭園(一部例外を除く)を24時間開放すると発表しています。これにより550ヶ所の緑地、409ヘクタールの庭園が夜間も解放されることになります。
こう暑いと、街を歩いている時にも街路樹でさえも、ありがたく、できるだけ日陰を探して歩くようになっているのですが、街中の緑がこれほどありがたいと思うことも珍しい気がしています。
しかし、逆に考えれば、通常は夜間は安全上の問題から公園の類は閉鎖しているわけで、これを24時間開放するということは、それだけ危険も考えられます。ただ、パリの暑さの厳しいところは、一日のうちの最高気温が夕方の17時とか18時とかで、また、これだけ暑いとなかなか気温が下がらず、30℃を下るのは、午前零時を過ぎたころになるということなのです。
例えば、公園に涼みに行きたいと思っても、夜間まで開けていなければ、涼むという感じには、恐らくならないと思います。
また、もうひとつのパリ市の暑さ対策は、市内のサンマルタン運河での遊泳を許可するようになったということで、この暑い中、少しでも水に浸かりたい気持ちを汲んでくれたようです。なかなかワイルドな熱波対策です。
別に許可されなくても、入る人は勝手に入ってしまうのがフランス人ではありますが、パリ市の許可が下りたということで、ますますたくさんの人がサンマルタン運河に飛び込むことになるでしょう。
ただし、だからといって、サンマルタン運河の水がきれいになったというわけではありません。ふつうの人(おそらく日本人の感覚)からしたら、ちょっとこの水に入るのは、躊躇するな・・という感じなのです。
Forte affluence au canal Saint-Martin transformé en piscite géante alors que la canicule continue à Paris.#canicule pic.twitter.com/qD6TVOp5PM
— Luc Auffret (@LucAuffret) June 21, 2026
一応、パリ市は水質検査を毎日して、午後4時から午後8時までということになっていますが、それもまた、時間を守るということもなさそうですが・・。
パリオリンピックの前後から、パリプラージュで泳げるスポットがいくつかできていますが、セーヌ川でさえ、水に入るのはなかなか抵抗がある感じなのに、見たところ、サンマルタン運河はそれ以上な気がします。
また、これは、もし、ほんとにできたら、すごいな・・と思うのですが、市内の620の幼稚園と小学校に設置するための1,200台のエアコンを購入、「週末までにパリの全ての学校に冷房完備の教室を確保する」とパリ市長が発表しています。
少しでもパリ市内の学校に冷房が設置されるのは良いことですが、エアコンを購入して、すぐに設置・・通常のパリで、なにか、電化製品等を買ったときに、スムーズに配達されて、設置されると考える人は誰もいないと思うのですが、今回はどうなるんでしょうか?
早くしないと夏のバカンスに突入してしまいます。
そのほか、市内のプールなどの営業時間を延長するという話などもあります。
しかし、ここ数年は、毎年、5月、6月の熱波が訪れているわけですから、今後は、今回のような付け焼刃ではなく、前もって対策を講じて備える必要がありそうです。
パリ市の熱波対策
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