2026年3月3日火曜日

忘れてたけど、在留証明書の発行には3日間もかかる・・

  


 今月、日本に一時帰国する予定にしているのですが、今回の帰国には、ひとつ「日本での公的書類の手続きをしなければならない」という目的もあるのです。

 日本の実家に手続き用の書類がもう届いているのは知っていたのですが、なんとなく行きそびれていたのと、もう少し気候が良くなってからの方がよいな・・と、なんとなく、のばしのばしになっていたのです。

 その手続きについては、なんとなくは友人にだいたいのことは聞いていたのですが、やっぱり必要な書類なんかを確認しておこうと調べたところ、海外在住の場合には、在留証明書が必用なことがわかり、大使館に在留証明書をもらいに行ってきました。

 これまで、様々な公的手続きに幾度となく、在留証明書をもらってきたにもかかわらず、この発行には申請から3日間もかかるということを、私はすっかり忘れていて、そう遠くない出発にはなんとか間に合うものの、「やばかった・・ギリギリセーフ・・」と焦った次第です。

 しかし、以前にも書いたことがありましたが、数年前に、以前、仕事でシンガポールに住んでいた弟が、「その場で20分ほどで発行してもらえた・・」という話を聞いて、なんでパリは同じ在留証明書にこんなに時間がかかるの??と思った覚えがありましたが、パリは未だ、変わっていないようです。

 そのうえ、申請書を提出した際に「もしも、これで不備がありましたら、また来てください・・」みたいなことを受け付けてくれた人に言われて、日本にこれを持っていかなければならないと言っているのに、「また来てください」ってどういうことよ!と、ムッとしました。

 そんなに簡単に日本と行き来できるわけではないのに・・。

 パリに来たばかりの頃は、フランスでは、どんなことをするのにも、ましてやお役所や銀行などなど、何をするにも時間がかかって、「日本だったら数分で終わることなのに・・」と地団太を踏んだこともしばしばありましたが、むしろ、あれから20年くらい経って、むしろ、フランスではオンラインで済むことが増え、以前に比べると、ずっとスムーズに行くようになった気もします。(とはいえ、滞在許可証の申請だけは、依然として最悪ですが・・)

 この「在留証明書発行まで3日間もかかるんだって・・」という話を娘にメッセージのついでに送ったら、「わお!お役所仕事だね!」と返事が返ってきて、「お役所仕事」などというワードまで出てくるようになった娘の日本語力にちょっと感心しつつ、この「お役所仕事」というワードについて考えました。

 一般的に「お役所仕事」という言葉は良い意味に使われることは稀で、お役所は「お役所仕事だね・・」などと言われないようにするべきであるということは、なんとも皮肉な日本語のひとつだと思いました。

 前回、日本で区役所に行った時に、とっても感じよくて、早くて親切になって、区役所も変わったな・・という印象を持ったのですが、外国にありながらの「日本」である大使館は、あまり進歩しないようです。

 大使館に行ったついでに、申請書類の中に「免税用」というものがあったので、ついでにこれも申請して行こうかな?と思って、「必用書類」等を見てみたら、日本よりもずっとたくさんの書類が必用で、「日本でもらった方が早いな・・」と断念しました。

 日本人でありながら、日本に住んでいないのですから、必用な書類が多いのも致し方ないとも思うのですが、あらためて、海外に住むということは、手続きも多くなり、大変だな・・と今さらのように思い知らされたのでした。


在留証明書


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2026年3月2日月曜日

フランスの子ども手当の実質的減額 

   


 総体的に社会保障に関しては、良い方だと思われるフランスで、3月1日から「子ども手当」が実質的に減額される法令が発効されています。

 これは、月々の子ども手当がダイレクトに減額されるというものではないのですが、これまで2人以上の子どもがいる家庭は、末っ子が14歳の誕生日を迎えた時点で家族手当が総額されていました。

 それが今後、この増額手当が14歳ではなく、18歳に引き上げられることとなり、実質、4年間分の増額分が受けられなくなることを意味しており、実質的な子ども手当の減額となります。

 これは、2026年度社会保障予算で採択されたもので、対象は子どもが2人以上いる世帯510万世帯に影響が及ぶものと見られています。

 これまでの増額分は世帯収入によって異なりますが、月額18.88ユーロから75.53ユーロとなっていて、4年間で特に低所得世帯では子ども1人あたり、3,600ユーロが減額されることになります。

 政府によると、この措置により、今年は2億1,000万ユーロ、今後4年間で年間12億ユーロの節約?が見込めるということです。

 この節約分は、7月1日から施行される出産休暇の財源に充てられるということで、産前・産後休暇に加えて取得することができます。両親それぞれ2ヶ月分の休暇で最初の1ヶ月分は給与の70%、2ヶ月からは60%が支給されます。この費用は年間6億ユーロと推定されています。

 それにしても、この少子化の時代に子ども手当を減額する措置が妥当なのかどうか?しかも、低所得世帯により多くの負担がかかるような措置がなぜ採択されてしまったのか? なんだかフランスらしくないな・・と思います。

 家族団体はインフレのために購買力が逼迫し、出生率が歴史的に低下している現状を鑑みて、この措置を批判しています。

 我が家の場合は、子どもは1人だけだったので、これまでの14歳からの増額というものは存在さえも知らなかったのですが、低所得帯の家庭にとって、年間3,600ユーロ(約66万円)の減額というのは、恐らく非常に大きなもの。

 フランス政府が財政難であることは理解できますが、削るところが、ここだったのか?と納得いかない気分です。

 フランスの2025年の出生数は64万4,000人と予測されており、これは2024年よりも2.3%少なく、2010年よりも24%少なく、第二次世界大戦以降最低の水準となります。

 

子ども手当減額


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2026年3月1日日曜日

フランスで流れてくるAJINOMOTOのGYOZAのCM       

  


 一時、日本の衆議院選挙の前に、やたらと高市首相を全面?前面に出したCMがとにかくやたらと流れてくるという評版が立っていましたが、ここのところ、私がYouTubeを見ていると、かなりの確率で流れてくるのが「AJINOMOTO GYOZA」のCMで、「ギ・オ・ザ!ル ギョウザ・・」とかなりインパクトのある呼び方に加え、日本の商品であることもあり、目にとまるというか、気にかかる分だけ、余計にその存在感?が気になって仕方ないのです。

 それこそ、すごい広告費を使っているんだろうな・・と、ちょっとビックリしています。

 いわゆる日本の餃子がここ数年、かなりフランスでも広まり、ごくごくふつうのフランスのチェーン展開のスーパーマーケットなどでも冷凍の餃子が置いてあるのようになりましたが、数々ある冷凍食品の中でも、どの程度、売れているのかは未知数でもありました。

 しかし、そんなふつうのスーパーマーケットにも置いてもらえるようになっただけでも、すごいことだと思っていました。

 そのCMがこれほどたくさん流れてくることも驚きなのですが、このたった15秒ほどのCMの中に出てくる餃子が、その焼き方、お皿の並べ方が日本人の私から見ると、まったく美味しそうには見えず、そのプレゼンテーションの仕方が日本とは全く違うのに驚かされました。

 私の個人的な感覚では、餃子はある程度、並べて焼いて若干、くっついているくらいの感じの方が美味しそうだし、なんなら離れてしまいそうな餃子は羽根つき餃子などと、羽をつけてくっつけるぐらいの感じだし、餃子はくっついていた方が実際に美味しいと思うのですが、CMの中に出てくる餃子はバラバラで何か別物のようにお皿に並べられています。

 たしかに、冷凍餃子がフランスのスーパーマーケットに並び始めたときに、「フランス人は、餃子の焼き方、知ってるんだろうか?自分で餃子を焼けるんだろうか?」と最初に感じたことを思い出しましたが、このCMを見てみると、フランス人はどうやら独自の扱い方で餃子を焼いて食べているようです。

 私の個人的な感想ではありますが、立派な職人とか、レストランなどのプロのシェフなどは別として、一般人レベルで見ると、フランス人は日本人よりも不器用な人が多い印象(日本人は概して器用な国民だと言った方がいいかもしれない)で、日頃も一般家庭ではそんなに凝ったお料理をしているイメージもありません・・というのは、ちょっと失礼かな?しかし、こちらのCOOKPADなどのサイトで作ってみた!などという画像を見ると、なかなかな割合で「???」、「これ、わざわざ載せるの?」と思うことも少なくありません。

 それに比べて、同様のサイトなどにアップされている日本人のアマチュアの人が作ったお料理の画像などは、ほとんどプロ?と思われるものも少なくない気がします。

 そして、CMの最後には、「numéro 1 au japon !」と言っていて、「味の素の餃子」って日本でナンバー1だったの?とビックリしました。

 しかし、この15秒ほどのCMで、あれこれと思いを巡らす私も暇人です。


AJINOMOTO GYOZA FRANCE


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2026年2月28日土曜日

乳児用粉ミルクのリコールで、メーカーの中国産原料への依存が明らかになった・・    

  


 今回のネスレを始めとする乳児用粉ミルクのリコール事件に関して、その中心となっている毒素とされるセレウリドが含まれていたのは、粉ミルクの成分の中のARA(アラキドン酸)という成分であることが明らかになっています。

 今回のこの粉ミルク騒動では、乳児3名の死亡と10名の入院が確認されています。

 このARA(アラキドン酸)という成分は本来ならば、母乳に自然に含まれている成分で、乳児の脳の発達に有用な成分とされていますが、ところが、これが粉ミルクとしての製品を製造するにあたってのARA(アラキドン酸)となれば、工場でバイオ発酵によって生産されているものであり、その後、粉ミルクに添加されています。

 今回のこの毒素入り粉ミルクの原因はこのARAの中に含まれているセレウリドであることが解明されつつあるため、このARAの製造元の追跡をしており、すでに世界最大級のARA生産企業である中国のキャビオ・バイオテック社のものがほとんどであったことが判明したほか、ネスレは問題のARAサプライヤーとの関係は絶ったと発表。

 ダノンは現在、フランス市場向けの欧州サプライヤーを含む複数のARAメーカーと提携していると報告し、なんとなく言葉を濁している印象を受けます。

 またVitargermineグループは、原材料は米国と中国から調達していたと説明し、残念ながら、この原材料はフランスでは入手できないとしながらも、中国からの調達を停止したと発表しています。

 いずれにせよ、今回の粉ミルクリコールに関しては、大手国際グループに製品を供給している中国のキャビオ・バイオテックの製品供給先と合致しており、いかに世界中の粉ミルク業界がいかに中国産原料に依存していたかが明らかになっています。

 このキャビオテック社は最初のセレウリド問題での警告から3ヶ月も経過しているのに、武漢工場の経営陣は自分たちに向けられた非難に対してコメントしていません。

 というか、また武漢??偏見はいけないと思いつつ、武漢ってコロナウィルスが広がった震源地的な場所ではなかったか?と思うと、なんだか、さらに恐ろしい気になってくるのでした。

 一部の欧州の企業では、この問題に立ち向かう準備はできていると豪語しているとの情報はありますが、それにしても、追加投資が必用となり、専門家の推定によると決定後、機械の発注、設置、稼働の開始までには約13カ月がかかると予想しています。

 それにしても、いつのまにか、なぜ業界全体がそんなに中国製品にガッツリ依存してしまっていたのか?恐ろしい話です。


粉ミルク事件 中国キャビオ・バイオテック社


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2026年2月27日金曜日

フランスの大部分で花粉「高」警報発令

  


 少しまえに、日本にいる友人から「今年はスギ花粉が酷くて、目が炎症をおこして眼科に行きました、あなたも花粉対策しっかりしてね・・」というLINEをもらって、「え~もう花粉がそんなに酷いの??」とビックリしましたが、「フランスはそれほどでもないしな・・」と思っていたところでした。

 気候変動のせいか、私がフランスに来たばかりのころには、まったく花粉症なんて言う話を聞いたことがなかったのですが、「ここのところ、フランスでも花粉症が増えたらしい・・」という話は聞いていました。

 しかし、それも一時、「パンデミックの影響で皆がマスクをするようになって、花粉症も減ったようだ・・」という話も聞いていて、「ああ、けっこうマスクで花粉症も防げるものなのだな・・」とも思っていました。

 ところが、パンデミックもおおよそ終息し、皆がすっかりマスクをしなくなった昨今、今ごろになって「フランスの大部分で花粉「高」警報発令」といいうニュースでまたまた花粉症がぶり返していることを知り、ビックリしています。

 年が明けてから1月2月と雨の日が多く、お天気も悪い日が多く、陰鬱な日が続いていましたが、ここ数日、急に暖かくなり、もう半袖でもいいかも・・?と思うくらい暖かい日が訪れています。

 しかし、この暖かい季節の到来とともに、花粉の飛散が始まったようです。フランスの花粉の原因の多くは「ハンノキ」だと言われ、このハンノキは、冬の終わりに受粉が始まるそうです。

 今の時期に舞うハンノキの花粉は、スギやヒノキほど有名ではありませんが、スギなどよりも早く花粉を飛ばすことが特徴です。

 ハンノキ花粉症では体にある免疫システムがハンノキの花粉を異物として認識し、過剰に反応してしまうことでアレルギー症状を起こします。

 この木はフランス全土に広く分布しており、また、この花粉は非常に細かく軽いため、アレルギー誘発性が高いのです。

 現在、フランスのほぼ全域に小さな赤い斑点が点在しており、これは花粉ピークの閾値である高い花粉量を示しています。

 科学的研究によると、気温と二酸化炭素濃度の上昇は花粉の微粉量の増加と受粉期の長期化を促進されることが示されています。

 つまり大気汚染は花粉を変化させ、アレルギーの誘発性を高める可能性があるということです。

 フランス食品環境労働安全庁(ANSES)の統計によると、フランスの成人の30%、9歳以上の20%が花粉症に悩まされているそうです。

 特に今週初めから、ヴォークリューズ県(プロヴァンス・コートダジュール地域圏)はヒノキの非常に高い警戒地域、ハンノキの高い警戒地域に指定されています。

 これに比べて、日本の花粉症の状況を調べたら、調査機関にもよりますが、国民全体の約40%、50%以上の人々が花粉症に悩まされているということで、おおよそ、約3~4人に1人、あるいは、2人に1人の割合のようです。

 私も以前、4月に日本に行った時に、花粉症から呼吸困難のような症状を起こして、非常に苦しい思いをしたことがあるので、花粉症は決して侮れません。

 ある程度は、予防できることはありそうなので、お気を付けください。


フランスの花粉症警報


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2026年2月26日木曜日

世界一の観光大国フランス 訪仏者数1億200万人  

  


 2025年、フランスは過去最高の1億200万人の海外からの訪問者数を記録し、過去最高の775億ユーロの収益を生み出しました。

 数年前からマクロン大統領が「目標1億人!」を公言していた記憶があるので、ようやく達成しましたね・・そんな感じがしています。

 とはいえ、2024年のパリオリンピックでは、期待していたほどの観光客が増えなかったどころか、オリンピック目的以外の通常?の観光客の多くがオリンピックのために便乗値上げしたホテルや交通規制などのために、敢えてパリ(フランス)は避けるという事態が起こってしまったくらいでした。

 2025年はその巻き返しを狙っていたわけですが、2024年には来れなかった人が戻ってきたこともあり、またオリンピック中にオリンピック競技をフランス全土にちらばめ、地方都市までのPR動画さながらの映像が世界中にばら撒かれたようになったため、もしかしたら、そんなことがPR効果となった可能性もあります。

 世界ランキングでフランスが世界1位ですが、2位に迫ってきているのはスペイン(9,700万人)だそうで、訪問者数ではフランスの方が勝っているものの、観光客による収益はスペインの方が多い(1,350億ユーロ)のは興味深いところです。

 これはフランスでの滞在期間が一般的に短く、またイタリアやスペインに行く多くの観光客がフランスで乗り継ぎをするためだけであるためと説明されていますが、もしかして、来仏観光客数というのは、このトランジットのために通過した人数まで加えられているのでしょうか?なんか、それではちょっと違うのではないか?という気がしてしまいます。

 しかし、このカウントの仕方は、フランスだけに限ったことではないと思いますので、まあ1位は1位、フランス政府は朗報として受け止めているようです。

 国連観光客によると、2025年は約15億2,000万人が海外旅行をしたと言われています。

 この数字によれば、その15分の1がフランスを訪れていることになります。

 このランキングによれば、2位スペイン、3位アメリカ、その後はトルコ、イタリア、メキシコ、イタリア、イギリス、ドイツとつづき、日本は第9位に食い込んでいます。

 一方、日本人はどれだけ海外に出ているのか?と思うと円安の影響もあり、期待できそうもありませんが、多くの人に海外に出る機会を持ってほしいと思っています。

 また、蛇足ではありますが、フランス国内の観光業界を見ると、フランス人観光客は見過ごせない大きな位置を占めており、バカンス好き、バカンス命の国民性もあいまって、たとえ、海外に出なくとも国内でバカンスに出かける人は依然として多く、インフレの影響もあってか、キャンプ場、アウトドア施設の伸びは目覚ましく、近隣のヨーロッパ諸国からの顧客も多いそうです。


世界からの観光客数世界一はフランス


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2026年2月25日水曜日

16歳の高校生2人の爆弾テロ計画 

   


 先日、夜9時頃の報道で、パリのモンパルナスタワー、エッフェル塔、パリ政治学院(SiencePo)、バタクラン・コンサートホール、パリ市内のショッピングセンターなど5ヶ所が標的とされ、複数の当局に「パリ各地を爆破する」という脅迫を含む複数の爆破予告メールが同時に送信されたことを知りました。

 この爆破予告があったのは午後5時頃のことだそうで、それぞれの施設には、避難命令が発令され、爆発物の捜索作業に追われました。

 この中のバタクラン・コンサートホールに関しては、当日、閉館していたために、大きな被害はありませんでしたが、他の施設はいずれも大混乱に陥りました。

 ただし、エッフェル塔に関しては、あまりに頻繁にある爆破予告のためか、避難勧告を発令しなかったと言われています。それはそれで、もしも、本当だったらと思うと怖いんですが・・。

 結局は、どの施設も爆破されていなかったので、この予告は嫌がらせ、愉快犯の類だったのかもしれませんが、この報道を聞いて、「意外と犯人は子どもだったりするのかも・・?」などと、私はこっそり思っていました。

 そして翌日、「あの爆破予告・・どうなったのかな?」と調べようとしたら、「16歳の少年が爆弾テロ計画で逮捕!」という報道がされていたので、「あぁ・・やっぱり子どもだったのか・・」と思ったら、これはまた、別の事件で、「国家テロ対策検察庁(PNAT)はフランス北部でショッピングセンターなどを狙った爆弾テロ計画を準備していた16歳の少年2人を逮捕した」というものでした。

 こちらの計画については、ただの愉快犯ではなく、既に準備のために、爆発物を製造、実験していた疑いをもたれているため、より具体的なテロ計画であったことが明らかになっています。

 2人の少年は、イスラム国のプロパガンダに利用され、インターネット上で過激化。彼らはジハード主義(イデオロギーに動機付けられた暴力を用いてウンマ(集合的なイスラム世界)を外国の非イスラム教徒や国内の異教徒とみなす人々から守る、主にスン二派の過激なイスラム世界)のプロパガンダや人物像に深い関心を抱いていたと見られています。

 実際にこの少年は、コンサートホールやショッピングセンターを標的とした爆破テロ計画をしていたこと、燃焼実験を行うための化学物質を入手し、TATP(過酸化アセトン)の製造を試みていたことを認めているということです。

 主犯格の少年は逮捕、拘留、もう一人の少年については、拘留されないまま司法監督下におかれるということです。

 パリの爆破予告との関連があるかどうかは、わかっていませんが、より衝撃的だったのはそれが16歳の高校生の少年であったことで、本来ならば、青春真っ只中で楽しく暮らしているであろう年頃に、一体、なぜ?と思う反面、それだけ純粋で思い込んだら突き進んでしまう・・信じ込んでしまう・・そんな年頃でもあるのかもしれません。

 彼らが感化されたネット上のイスラムのプロパガンダを操っているのは大人。しかもこのような少年たちを挑発して実行させようとしているその裏に控えている者たちこそ、罪をとわれなければならない気がしています。


16歳の爆弾テロ計画


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