先日のマクロン大統領の訪日に関連したニュースを見ていたら、その中に「2023年の突然の輸入停止以前は、日本はEU域外でフランス産のフォアグラの最大消費国だった・・」というものがあり、ちょっと気になりました。
フランスのフォアグラ業界は、かつてEU域内以外における主要市場であった日本(全輸出量の約6%、約540トン)を訪問中のマクロン大統領に対して、介入を要請しているというのです。
日本は2023年に鳥インフルエンザを理由に輸入を停止し、貿易の大幅な減少を招いてしまいました。フランスのフォアグラ業界は日本を訪問するマクロン大統領に「私たちのことも忘れないで!」と訴えかけているというのです。
フランス政府は鳥インフルエンザの蔓延を抑制するため、繁殖用を除く250羽以上のアヒルを飼育する農場に対し、2023年10月からワクチン接種を義務付けています。
しかし、日本は農場でのウィルスが未検出のまま蔓延している恐れがあるとして、フランス産鶏肉製品の輸入を停止してしまいました。
このニュースを見て、「日本でそんなにフォアグラって人気あるの?」とビックリしたのですが、これらは主に高級レストラン向けであったようです。
その後、日本へのフランス産フォアグラ輸出量はわずか3%にまで減少しています。
また、ブレス鶏などの高付加価値製品も日本が課した制限措置の影響を受けています。
私は日本に行ったときに、フォアグラを探すこともなければ、フレンチの高級レストランに行くこともないので、実際に日本人にフォアグラがどの程度、好まれているのかはわかりませんが、フランスにとってみれば、大きな得意先を失いかけているということなのかもしれません。
食べ物には、ある程度、トレンドのようなものもあって、こうしている間にも、あまりフォアグラが含まれるような食事が好まれなくなってしまうということもあり得ます。実際に食事に関しては、フレンチよりもイタリアン・・という人が多くなっているかもしれません。
ピザ、パスタといった比較的お手軽なものからも入れるイタリアンに比べれば、フレンチの方が敷居が高いような感覚もあるのではないか?とも思います。
そもそもフォアグラはフランス国内でさえも、ガチョウやアヒルを強制給餌して作られることから、動物愛護活動家などからは、残酷な生産方法として非難されていたりもするもので、一部地域では、フォアグラ禁止・・などとなっているところもあるくらいです。
日本も年々、インフレで贅沢できなくなっている事情を考えれば、フランス産フォアグラの復活は難しいのでは・・とも思わないでもありません。
フランス産フォアグラ
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