「もう油断も隙もあったもんじゃない!」次から次へと登場する新たな詐欺の手口に、閉口してしまいます。
まさに、この詐欺は閉口=口を閉ざすことが必用なものです。
これは、一見、無害にも思える「無言電話」なのですが、実は電話に応答した電話の持ち主の声をクローンする悪質な詐欺なのです。
もう、電話に出てみる・・「アロー(フランス語で、もしもし)」と言っただけでアウトなのです。
この詐欺の深刻さとは、裏腹に、これは非常に単純です。こうした詐欺電話は必ずしも知らない番号や非通知番号からかかってくるわけではないため、詐欺の特定は非常に困難です。
ふつう電話がかかってくると、無意識に「もしもし?」と答えてしまいます。相手が沈黙している場合なら、なんならもう一度や二度くらい、「もしもし?」と繰り返したり、「どちらさまですか?」と相手は誰なのか?を確認しようとしたりもしてしまいます。
詐欺師にとっては、この応答は長ければ長いほど、良いのですが、この無言電話には、2つの目的があると言われており、1つ目は、この電話番号が実際に使われている電話番号なのかどうかを確認することにあり、もう一つは、応答した相手の声を録音し、AIを用いて、録音された声を複製し、また、次の詐欺へと悪用します。
とりあえず、電話に出てみて、相手を確認することさえできないということです。
私は、思いつく限りの知り合いや関係各所の電話番号は登録してあるので、それ以外の電話がかかってきても、絶対に出ることはなく、もしかしたら、本当に必要な連絡かも?と思わないでもありませんが、そのような場合は、メールなりなんなり、他に連絡手段はあると思うので、絶対に電話には出ず、即刻、ブロックしてしまいます。
それにしても、そのような電話(心当たりのない電話)が最近、多いこと多いこと・・「一体、何なんだろう?」と思わないでもありませんが、トラブルに巻き込まれるのはゴメンです。
最近は、私は友人とは電話を使うことはほとんどなく、What’s upやLINE、Messengerなどの電話機能か、メッセージです。
AIの発展は私たちの生活を便利にしてくれてもいますが、一方では、こんな詐欺まで登場し始めて、逆に使えるはずのものが使えなくなるハメにも陥っています。
余談になりますが、「アロー(もしもし)」で思い出したのですが、私がまだ日本にいた頃、夫(フランス人)から電話がかかってくると、「アロー」というのを、当時、私は、フランス語の知識が全くなくて、夫とは英語で話していたのですが、フランス語で「もしもし」は、「アロー」というということを知らなくて、「この人かわいそうに・・ハローって言えないんだわ・・」などと思ったことを思い出しました。
無言電話詐欺
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