2026年4月16日木曜日

パリのアジア食材のお店「CHEN MARKET」シェン・マーケット

  


 これまでアジア食材の買い物はバカの一つ覚えみたいにタン・フレール(Tang Frere)に行っていました。まあ、タン・フレールは、おそらくパリの中では最も規模も大きく、店舗も多いアジア食材のお店で、それなりに安定?した中華を中心としたアジア食材(パリのふつうのスーパーマーケットにはあまり置いていない野菜や豆腐、麺類などなど)の品揃えがあります。

 今回、ご紹介する「CHEN MARKET」は以前から、その存在は知っていて、1~2度くらいは行ったことがあったのですが、その際には、あまり興味をそそられず、まあ、タン・フレールでいいか・・という印象を持ってしまって、その後、ずっと行っていなかったのです。

 先日、たまたま近くを通りかかって、久しぶりに何気なしに立ち寄ってみたら、以前は気が付かなかっただけなのか?商品構成が少し変化したのか?ちょっとタン・フレールとは違うものがけっこうあって、おもしろいな・・と思ったのです。

 やっぱり、私は日本人なので、日本食関連?たとえ、本当に日本で作られたものでなくても、自然と関心がいくというか、注目してしまうところがあって、そんな商品がタンフレールよりも多いような気がしたのです。



 今回の掘り出し物?は、ラーメン用の生めんで、不思議なネーミング「札幌ちだれ麺」というもので、フランス製の麺でした。価格は 2.99ユーロで3玉入っているので1玉約1ユーロでそこまで高価でもありません。

 今やパリではラーメンも大人気でインスタントラーメン(乾麺)に関しては、ほぼほぼ市民権を得たくらい出回っていて、ふつうのスーパーマーケットでも買うことができるほどになっているのですが、生めん、しかもラーメン用の生めんというのは、なかなかありません。

 実際に食べてみましたが、やはり乾麺とは全然、違って、つるっとしていて、風味もよく、とっても美味しくいただきました。

 その他、タンフレールではみかけない種類のお豆腐、日本製の乾麺のラーメン、日本のお菓子を真似して作ったであろう日本語表記のお菓子類、また、日本でよく?使われる食材を使った加工品などなど、そんなものは、見ているだけでも楽しい限りです。


 





 なんか、以前には、大したことないな・・と思っていたお店も歳月の経過とともに、どんどん進化しているので、一度、昔に行って、つまんないな・・と思ったところでも、固定観念は持たずに時々、覗いて見るのもありだな・・と思いました。


🌟CHEN MARKET  Centre Commercial「LA GALERIE Masséna」

           13 Place de Vénétie 75013 Paris 


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2026年4月15日水曜日

ツンデレ娘の食べ物への判断基準       

  


 私は日本に行ったたときには、美味しい食べ物や、私が海外で生活するようになってから、いつのまにかというか、色々、変化していることや、もちろん、やっぱり、なんといっても、日本は美味しいものが多すぎて、感動することがたくさんあって、いちいち、その感動が溢れてしまいます。

 もともと、わりと冷静というか、あまり感情を表に出さない娘は、もう日本での生活が日常になってしまったため、以前、私と一緒にパリで生活していた頃は、特に日本の食べ物に関しては、私同様、大感動していたのに、もう私と同じ感動はなくなってしまいました。

 それが、私一人が感動の嵐(特に食べ物に対して)に溺れているときに、娘は、平静を保ちつつ、あまり、感情を露わにせず、言葉少なめなのです。

 でも、とにかく、私は日本に来たら、試しに食べてみたいものに溢れていて、「これ!美味しそう!食べてみたい!」と色々と買ってきてしまうのです。

 それを家で「ああでもない・・こうでもない・・」と言いながら、みんな?(主には娘)と食べてみるのが楽しいのですが、娘の食べ物への評価の仕方が独特・・しかし、なかなか、意をついているような気もして、最近、これが我が家では流行っています。

 それは、なかなか食べ物に関して厳しい娘は、「美味しい!」と喚呼することは稀なことで、「あったら、食べる」、「あったら食べちゃうから買わない」(罪悪感がある食べ物ということだと思う)、「安くなっていたら買う」、「多少、お高めでも買う」、「買わない」の主に、この5段階で判断しています。

 多分、「多少、お高めでも買う」というのが、最高の評価、「買わない」というのが最低の評価だと思われますが、あとの3つは似通っていながらも微妙な違いが感じとれます。

 まるで、美味しいものを「美味しい!!!」というのを我慢しているのかと思うくらい、親娘でも全然、違います。

 しかし、本当においしくて彼女が静かに大感激しているときには、とても困ったような顔をして、先日は、黙って頭を抱えているところを目撃してしまい、それを指摘すると、「バレちゃった?」と照れたようにするところが娘の独特なところです。

 なかなかストレートに表現しないところは、誰かに似ているかも?と思いましたが、よく考えてみれば、私の父親でした・・。


食べ物の判断基準


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2026年4月14日火曜日

フランス人はそんなに本が好きなのだろうか?  

   


 夫の没後、しばらくは、夫のものは全くといっていいくらい手が付けられませんでした。少しずつ、夫のものを処分し始めたのは、2年くらい経ってからのことでした。

 それでも夫の息子たちが来たときや、私の弟が来てくれたときなどに、少しずつ形見分けとして、欲しいもの、使えそうなものは持って行ってもらいました。

 それでも買い物が大好きだった夫のもちものは膨大であり、とてもすぐにどうこうできる代物ではありませんでした。

 決して広くもないアパートの中に一番、場所をとるのは、夫が外国勤務の際に買い集めた(よく言えば)美術品のようなもの(ガラクタとも言う)・・これらのものは、生前から、「もうなんとかしてよ・・」とよく夫にこぼしていたものの、本人に亡くなられてみると、かえって手が付けられなくなってしまったものでもありました。

 もうひとつ、膨大な夫の置き土産は「本」です。私も本が好きなので、本が好きな気持ちはとてもよくわかるし、そんなところも夫を好きなところでもあったし、のちのち夫の息子たちや娘が読むことがあるのではないか?そんな期待もあったのです。

 もちろん、夫の膨大な本のコレクション?は、ほぼほぼフランス語の本が中心で、私は本を読むとはいえ、やはり、もっぱら日本語の本の方が楽しく、フランス語の本を読むのは苦痛で、そのまま夫の本は本棚に残されたままになっていました。

 少し前に自分の日本語の本はかなり整理して、もう2度と読みそうもない本に関しては、せっせとBOOKOFFに運び、かなり処分しました。(とはいえ、まだ相当、残ってはいますが・・)

 今回は、思い切って、夫の本をどうにかしようと、思い立ち、ここのところ、夫の本の処分を始めました。夫の本に関しては、フランス語の本なので、近所のコマーシャルセンターに設けられた「いらない本を置いて行ってください」(お好きにお持ちください)のスペースに置きに行くことにしました。

 本というものは、重たいもので、特に夫の本はハードカバーの本が多いために、さらに私の本よりも重量級なので、近所で何とかなる分だけ助かります。

 というわけで、先週から夫の本の整理にかかり始め、ようやく、いくつかの塊を置きに行ったのですが、けっこう古い本もあり、また、けっこう本の内容もバラつきがあり、かならずしも一般人受けするとも思えない本だったので、これ、一体、貰い手あるんだろうか?ちょっと場所塞ぎになってしまって申し訳ないかも?と思っていたのです。

 まず、一塊を置きに行って、翌日、行ってみると、けっこう減っている・・のを確認して、もう二塊を置きに行くと、その日は休日だったこともあったのか、もう置いているそばから、もう待ち構えているおじさんが一人、二人・・。

 「どうぞ、ごゆっくり・・」と声をかけられ、でも、なんだか照れくさくもあり、早々にその日は本を置いて帰ってきたのですが、その翌日、気になって・・というか、もうひと塊を持って行ったら、なんと、見事に数冊を残して完売・・というか本はなくなっていました。

 まあ、無料・・ということもあるのでしょうが、今、紙離れとか言われ、本が売れなくなっているという話も聞くし、メトロなどの中でも紙の本を読んでいる人をあんまり見かけなくなったので、本を読む人って減ったんだな・・と思っていたのに、こんなに処分した本が一瞬でなくなるなんて、フランス人って、けっこう本が好きなのかな?と驚いた次第です。

 まあ、フランスでは・・(といっても、私の住んでいる地域の話ですが・・)、ゴミ・・といってもけっこう大きな粗大ごみ系のゴミを捨てた場合、捨てる側から拾われていくことがけっこうあって、よく言えばムダにしない国民というか、そんなところがあります。

 もしかしたら、本の場合も同じだったのかもしれませんが、まあ、とにかく、夫が大切にしていた本がムダにならずによかったです。

 なんなら、本だけでなく、まだ使えるけど、不要なものを置いておく場所というものもどこかに作ってくれれば、いいのにな・・とも思いました。

 そういえば、EMAUSという団体があって、不要なものを寄付すると、それをきれいにして、販売して、生活貧窮者への支援に充ててくれるところがあるのですが、以前、そこには、何往復かして、不用品を処分したことがあったことをこれを書きながら、思い出しました。

 一度、処分を始めると、けっこうスペースが空いて行くのが快感になるもので、これからしばらくは、ちょっと頑張って、身辺をすっきりさせるようにしたいな・・と思っています。

 こういうことも、勢いに乗ってやってしまわないと、すぐに飽きて、また数年、放ったらかしになるので頑張ります。


古本の処分


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2026年4月13日月曜日

鳥インフルエンザ 欧州で初の人間への感染例を確認  

 


 WHO(世界保健機構)は、欧州で初めてヒトにおける「鳥インフルエンザ」の症例が確認されたことを発表しました。

 この症例は3月にイタリアで確認されましたが、感染した男性はイタリアへ渡航する前にセネガルに6ヶ月以上滞在していました。

 患者はイタリアで「発熱と持続性の咳」を訴え、救急外来を受診して、この症例が発覚したために、国際保健規則(IHR)のイタリア担当窓口(保健警報の発信などを担当)から報告を受け、確認されたものです。

 これがWHOへ報告があがったもので、WHOのウェブサイトに発表された内容によれば、この男性が感染したのは、インフルエンザA型ウィルス科に属する H9N2 ウィルス。

 H9N2 型は、一般的に鳥類由来のインフルエンザA型ウィルスの亜系であり、世界保健機構(WHO)は、「初期の遺伝子検査結果」から、感染はセネガルに関連する鳥類である可能性が高いとしており、ウィルスは「セネガルの家禽で以前に確認された株と強い遺伝的類似性を示している」と発表しています。

 男性から採取された検体からは、結核の原因菌である結核菌(Mycobacterium tuberculosis)とインフルエンザA型ウィルスが検出されました。

 患者は動物、野生動物、農村地域への直接的な接触はなかったと報告しており、症状のある患者や確定診断された患者との接触は報告されていないとしています。

 感染源を特定するための疫学的調査は現在も進行中ということです。

 この患者は隔離され、抗結核薬と抗ウィルス薬による治療を受け、容態は安定し、改善したということですが、救急外来を受診したということは、感染時の容態は軽いものとは考え難いといわざるを得ません。

 この「鳥インフルエンザA  H9N2ウィルス」によるヒトへの輸入感染症例は、ヨーロッパでは初めて報告されたものですが、ウィルスが家禽の間で広く流行しているアフリカとアジアの一部の国々では、既に症例が報告されています。

 特にヒトへの感染例の大部分は中国で確認されています。WHOの説明によれば、一般的に症例は、感染した家禽や汚染された環境への曝露に関連しています。

 しかし、この件に関してWHOは、「これまでに特徴づけられた鳥インフルエンザA  H9N2ウィルスはいずれも持続的なヒトからヒトへの感染を確実にする能力を持っていない」と断言しており、現時点でヒトからヒトへの感染の可能性は低いとし、「家禽の糞便で汚染されている可能性のある表面や家畜飼育場などの高リスク環境への接触は避けるべきである」という注意を促しつつも、警鐘を鳴らすことはしいません。

 鳥インフルエンザが人間にも感染するとは・・しかも、欧州にまでやってきたことも驚きでしたが、この人間への感染例の多くは中国というのにもギョッとします。新型コロナウィルスの時のことを考えても・・ちょっと気味が悪い気もしてしまいます。

  

鳥インフルエンザ


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2026年4月12日日曜日

パリに登場した「ガチャガチャ」のお店 ガシャポン GASHAPON PARIS

  


 「ガチャガチャ」というのが、昔から私が知っていた名前ではありますが、今は、正式にはなんと呼ばれているのかは、わかりませんが、カプセルトーイとも呼ぶらしいです。

 一時期は廃れたと思われていた「ガチャガチャ」が最近、復活し始めたということは、なんとなく知っていたのですが、まさかその「ガチャガチャ」専門店がパリにオープンしたというので、びっくりして、様子を見に行ってきました。

 店舗はパリ市庁舎からも近いリヴォリ通りにあり、けっこうなスペースでまさに一等地と言っても差し支えない場所で、なかなかなスペースを有しています。

 オープンしたてということもあったのでしょうが、平日の昼間にもかかわらず、店内はけっこうな人で賑わっており、私がイメージしていたものよりはずっと立派な店構えでした。



 店内には、整然と約300台のガチャガチャが置かれており、あらゆる表示が日本語をベースにしており(もちろん翻訳もされていますが・・)、はっぴを着た店員さんが数名います。






 私が知っていた昔のガチャガチャは、現金のコインを入れてダイヤルを回すという感じだったと思うのですが、ここでは予めここでしか使えないコインを受け付けで買い求める方法をとっています。





 カプセルの中身は、ミニチュア玩具、フィギュア、キーホルダー、小型カメラなどなど本当にたくさんの種類を取り揃えているようです。



 値段はそのカプセルによって異なるようですが、だいたい1個のカプセルは5ユーロから6ユーロのものが大半を占めています。



 この店舗は、世界第2位の玩具メーカーであるバンダイがフランスの小売店キングジュエ(King Jouet)と提携してオープンしたそうですが、前面的には、バンダイのお店という感じになっています。

 バンダイ・ヨーロッパはすでに、イギリス、ドイツ、スイス、イタリア、スペインでこの「ガシャポン」をオープンしているのだそうで、これらのヨーロッパでの店舗がある程度成功しているからこそ、パリでのオープンにも繋がったのだと思います。

 しかし、正直、私には、どうしてこれが人気なのか?まるでわからないのですが、バンダイは、スーパーマリオ、マインクラフト、ドラゴンボール、たまごっちなどのバンダイのライセンス商品が多数取り揃えられています。

 この種のマスコットや多くのマンガに登場するキャラクターなどのお店は、ここだけでなく、パリ市内にもずいぶんと増えたことから、もっとお手軽に、しかも、ガチャガチャという海外の人からしたら、珍しい「何が出てくるかわからないワクワク感」が楽しめるそこそこなお手軽価格で楽しめるというところがウケるのかもしれません。

 それにしても、こんな場所でこんな低価格?のもので、成り立つの?と思わないでもありますが、とりあえずは、私の見たかぎり、客層は20代の若者が中心でお休みの日には、子どもづれの家族やもっと違う年齢層の子どもたちも訪れるのではないか?と思います。

 マンガを始めとした日本のポップカルチャーがフランスで人気なのは、今や長らく知られていることではありますが、まさかあのガチャガチャが・・「ガシャポン」として、フランスに上陸したということも驚きです。


🌟ガシャポン GASHAPON 37 Rue de Rivoli 75004 Paris 


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2026年4月11日土曜日

飛行機の中という特別な時空間  

  


 私が利用する国際線の長距離フライトは、ほぼほぼパリ⇔羽田ばかりなのですが、このフライト、なんといっても現在は直行便でも14時間とかなり体力的にも厳しいうえに、その後の時差ボケを考えると年々、気が重くなるものであります。

 しかし、この長距離フライトの空間、時間は、独特なものでもあり、体力的なこととは別として、一面では、嫌いではない空間でもあります。

 それは、どこの国にもおらず(正確には空域というものがあるのでしょうが・・)どこの時間にも存在しない、なにがあろうと、この空間にはどんなことも及びようがなく、どうにも対処しようがない空間であり、ある意味、色々な雑事から解放された時空間であるということで、妙な解放感があります。

 要は、一時とはいえ、現実回避というか現実逃避できる時空間だということで、ある意味、ホッとできる時空間でもあり、それはそれで自覚して過ごすとなかなか楽しいものでもあります。

 そもそも、現実には、そこまで逃げたいことがあるわけでもないのですが、母が危篤という知らせが届いて、慌てて日本へのフライトに乗ったときなど、もうその知らせが入ったときから、飛行機に乗るまでは、もう心配で心配で、涙が止まらなかったのですが、飛行機に乗った途端に、異次元空間?に突入して、しばし、涙が止まっていたことがありました。

 何ごとも自覚して過ごすのとそうでないのは、違いがあります。

 これに関連していうと、どうにも辛い時差ボケに関してなのですが、どちらかといえば、日本に到着した時の方がキツく、酷いときには、日本に到着した当日、一睡もできずに、苦しい思いをしたことがあり、その後、一週間以上、辛い体調のまま過ごしたこともあります。


 今回は、娘が「これ飲むといいよ!」と錠剤をくれたのが「メラトニン」の錠剤。パリに来たときに買って帰って、帰国後しばらく飲んだけど、睡眠薬などとも違って、わりと自然に効くということで、それをもらって服用したところ、たしかに、比較的、ラクでした。

 少しまえにマクロン大統領が訪日していましたが、ああいう人たちって、着いたその日から、忙しいスケジュールをこなせていて、時差ボケなどしないんだろうか?ととても不思議に思います。

 大統領専用機ともなれば、それは、機内も快適に過ごせるようになっているのでしょうが、それにしても、時差だけは、どうにもならないはず、一体、どうして、あんなに元気でいられるのか?教えて欲しいくらいです。

 とりあえずは、しばらくは、日本には行けませんが、今度、行くときには娘が教えてくれたメラトニンの錠剤を買って、備えて行きたいと思っています。


長距離フライトの機内の時空間


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2026年4月10日金曜日

2026年 バゲットコンクール グランプリ獲得したブーランジェリー Le Fournil Didot

   


  今年のパリのバゲットコンクールが行われたのは2月のことだったので、ちょっと間が抜けているかもしれないのですが、私にとっては、毎年のバゲットコンクールでグランプリを受賞したお店へ行って、バゲットを食べてみることは恒例のことになっているので、2ヶ月近く経ってしまいましたが、今年も行ってまいりました。



 今年、栄えあるグランプリを受賞したのは、「ル・フルニル・ディド」のオーナーであるシタンパラーピライ・ジェガティーパン氏でした。

 ここのところ、フランス人ではない移民がグランプリを受賞することが続いていましたが、今年の受賞者もまたフランス人ではありませんでした。

 2003年にフランスに渡ったスリランカ出身のジェガティーパン氏はレストラン業界で様々なアルバイトを経験したのち、2008年彼は製菓の世界に足を踏み入れ、まずフランス料理の高度な技術の象徴であるマカロン作りを学びました。

 その後、ごく自然な流れでパン作りにも取り組み始め、パン作りの修行を積み、情熱を注ぎ込みました。2018年に自身の店をオープンして以来、技術を磨き上げパン作りへの情熱を昇華させていきました。

 お店はパリ14区の比較的、庶民的な感じのする通り沿いにあり、外観はごくごくふつう・・というか、むしろ、地味な感じの店構えです。同じ通り沿いには、いくつかのブーランジェリーがありますが、他のブーランジェリーの方がどちらかといえば、洗練された感じがするくらいです。





 店内に置いてある他のパンやお菓子類なども、お値段も控え目で、よく言えば素朴な感じ(無骨な感じ?)さえする印象を受けます。

 ここ数年、毎年、グランプリ受賞(バゲット・トラディショナル)のお店を見ていると、本当に様々で、お菓子の種類も多く、洗練されていて勢いに乗ってるな・・と思うところもあれば、ほんとうにごくごくふつうの街のブーランジェリーなんだな・・と思うところもあり、千差万別です。

 今回のグランプリ受賞のお店に関して言えば、後者の方で、ほんとうに目立たないごくごくふつーなブーランジェリーです。

 パリ全体を見渡せば、最近は小綺麗で、洗練されたブーランジェリーが続々と増えている印象ですが、ここは昔のまんまのブーランジェリー・・そんな感じです。

 この必ずしもイケイケな感じではないところが、パリのバゲットコンクールが厳正な審査で行われていることを物語っているのかな・・という気もします。


 今回もそのグランプリを受賞したというバゲット・トラディショナルを購入。残念ながら焼き立てではありませんでしたが、家に戻って試食。

 正直、あんまり期待はしていなかったのですが、日本から帰ったばかりで、久しぶりだったこともあってか、とっても美味しかったです。

 まず、バゲットにナイフをいれた瞬間に切れ方、そして、その香りに「おっ・・!これは・・⁉やっぱり美味しそうだ・・」となりました。

 ちょっとだけ味見のつもりが3分の1くらい、一気に食べてしまいました。

 美味しいバゲットを食べるたびに思うのですが、やっぱりフランスで一番美味しいのは、パン(バゲット)とバター・・(もしくはチーズ)。

 日本だったら、美味しいご飯とちょっとしたお漬物とか佃煮とか、おにぎりとか、そんな感じなのかもしれませんが、シンプルなものほど、飽きずに美味しく食べられるもので、フランス人にとったら、バゲットとバターなのかもしれません。

 そんなことをしみじみと思わせられるような素朴なお味のバゲットでした。


🌟Le Fournil Didot   /  103 Rue Didot 75014 Paris


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