2026年9月11日金曜日

初めてポアラーヌ(Boulangerie Poilâne)の本店に行ってみました!

  


 ポアラーヌは、創業1932年のパリでも有名な老舗ブーランジェリーで、おそらく多くの人が知っているパン屋さんです。

 パリ市内のMonoprix(モノプリ)なら、たいていどこの店舗にもポアラーヌのパンは置いてあるし、ラファイエットグルメやボンマルシェなどにも置いてあります。

 どこのモノプリにもたいていあるとなったら、それは、認知度はそれなりに高く、日本から来る観光客にも、一時、大変、もてはやされて、ポアラーヌのパンやクッキーなどを買い求める人もけっこういました。

 また、当時は、このポアラーヌのミッシュが日本に空輸されて、うやうやしく「パリから空輸!○○時到着!」などとデパ地下などで売られていたこともありました。



 ここのミッシュと呼ばれるパンは、天然酵母パンの草分け的存在で、アラン・デュカスが「世界最高のパン」と絶賛したこともあり、長くパリに根付いているブーランジェリーです。

 私はこれまでモノプリでしか、買ったことがなかったのですが、少しお高め(といっても大したことはない)で、モノプリの中ではちょっと別格扱いされていて、一時、私もわりと頻繁に買っていたこともあるのですが、そのうち、なんだか慣れてしまったというか、飽きてしまったというか、しばらくご無沙汰していました。

 ここのところ、「ポアラーヌ倒産!」などというニュースが入り、「えっ?あのポアラーヌが潰れちゃうの?」とびっくりしていたのですが、そんな報道があった後も、ポアラーヌのパンは相変わらず、モノプリには、ずっと置かれていて、「え?潰れてなかったの?」と思っていたのです。

 どうやらポアラーヌは、一時、主要生産拠点が衛生上の問題で一時閉鎖されたり、売上げ減少、原材料、人件費の高騰などから、経営が傾いたのは事実で、現在、司法再建手続き中ということで、経営再建・会社更生手続き中ではありますが、現在も営業をストップしていません。

 先日、娘がパリに来ていた時に、懐かしかったのか?娘がモノプリでポアラーヌのパンを買ってきて、それを久しぶりに食べたら、「あれ?やっぱり、ポアラーヌのパン美味しい!」と思い、それならば、本店に行ってみようと、初めて本店に行ってみたのです。



 お店は思ったよりも小さなお店でしたが、店内に入るとものすごく良い香り・・。さて、どれにしようか?とりあえず、ミッシュは欲しいけれど、半分買うとしても、大きすぎるし・・と、お店の人に話してみたところ、「何枚欲しいの?好きな分だけ切ってあげるわよ!」と言ってくれたので、3枚だけ(といっても、一枚が大きい大きい!!!)と、小さなレーズン入りのライ麦パン、それと、店員さんが「これは美味しいわよ!」とおススメしてくれたりんごのタルトを買ってきました。





 ここのサブレ、クッキーも大変、人気の商品でシンプルでとても美味しいのは知っているのですが、つい最近、ちょっと上等なサブレを他で買ったばかりだったので、こちらの方は今回はやめておきました。



 本店で買って来たミッシュは、やっぱりモノプリで買うものよりもずっと美味しく、何よりも風味が素晴らしく、大概、美味しいパンを探して歩いて食べているものの、こんな風味の良いパンってなかなかないな・・とあらためて、ポアラーヌを見直した次第です。




 お店の人も大変感じがよかったし、私のよく行くエリアでもあるので、これは、また、是非、行かねば・・と深く思ったのでした。

 パリはよく美食の街などと言われますが、私は、パリ(フランス)で美味しいのは、パンとバター、チーズではないかと思っています。

 それだけ、パリには多くのブーランジェリーがあるのですが、そんな中でも経営難に見舞われながらも、なんだかんだ生き残っているポアラーヌってやっぱりすごいんだ・・名実ともに・・と痛感させられました。

 こうしてあらためて、ポアラーヌのパンを味わってみると、パリにブーランジェリーは数々あれど、やっぱり、ここは別格の感があるのです。


🌟Boulangerie Poilâne  8 Rue Cherche-Midi 75006 Paris


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2026年9月10日木曜日

LIVRET A(リブレA)の上限額は本当に引き上げられるのか?

  


 Livret A(リブレA)については、これまでも度々、言及してきましたが、Livret Aは、フランスでは、最も一般的な非課税の普通預金口座です。

 安全性が高く、いつでも使えて、利息が非課税なことから、フランスで生活する人が緊急用の資金や短期的な貯蓄を置いておくためによく利用するもので、フランス銀行によれば、フランス人の10人中8人がLivret A貯蓄口座を保有しています。

 私もフランスで仕事を始めたときに、少しずつ預金をするにはこれがいいと夫(フランス人)に薦められて、この口座を開設して、それ以来、ずっと持っています。

 とはいえ、Livret Aには、上限額があり、現在の上限額は22,950ユーロとなっています。

 今回、話題になっているのは、このLivret Aの上限額を22,950ユーロから30,000ユーロに引き上げることを環境移行担当大臣が提案したことです。前回のこの上限額の引き上げは、2013年1月のことで、これまでの上限が19,125ユーロであったものが、22,950ユーロになりました。

 もはや10年以上も前のことになりますが、当時は、この引き上げのために、貯蓄の急増を引き起こし、2013年1月だけで80億ユーロも増加しています。

 昨今は、他の生命保険等の人気におされて、Livret Aの人気は停滞しているとも言われていますが、依然として人気の貯蓄口座であることに違いはありません。

 環境移行担当大臣は、この気候変動への適応策(建物の断熱、病院の冷房システムなど)にこの資金を充当することを目的としていると述べていますが、フランス銀行は、この措置に反対しています。

 フランス銀行によると、Livret Aの平均預金額は7,554ユーロで上限額をはるかに下回っています。実際に口座が満額まで預けられているのは、わずか15%ですが、この15%が規制対象の貯蓄口座に預けられている資金全体のほぼ半分を占めています。

 まさに、これらの人々こそ、Livret Aにもっと資金を預け入れる余裕のある層です。したがって、上限額を引き上げることは、国全体よりも彼らに大きな利益をもたらすものであるというのです。

 しかし、仮にこの上限額の引き上げが実現したとすれば、現在の利率1.7%が据え置かれたと仮定すると、2027年には、現在、満額までの預金口座を維持している人が素早く上限まで預金額を増やした場合(つまり、プラス7,050ユーロを追加すれば・・)、年間505ユーロの利息を得られることになります。(これまでは、390.15ユーロの利息)

 事の行方はまだ、定かではありませんが、悪い話ではありません。


LIVRET A(リブレA)の上限額引き上げ


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2026年9月9日水曜日

Vintedのアカウントが突然、AIにブロックされた!

  


 私は長いこと、断捨離の一環として、Vinted(メルカリのヨーロッパ版)(フリマアプリ)を利用してきました。

 もうかなりの年月になるため、これまでVintedのおかげでけっこうなお小遣い稼ぎになっていました。

 とても、よくできたシステムで、出品もラクだし、商品の受け渡しも配送方法がかなり限定されていて、その配送も徐々に簡単にできるようになってきたので、なにか、いらないものが出れば、じゃあ、Vintedに出しておこう・・と言う感じで気軽に出品できていました。

 商売目的ではないものの、私が以前、買ったけど、全く使っていなかった洋服や小物類、化粧品などなど(後になってから、ずいぶんムダな買い物をしていたものだと後悔・・)、新品のものもけっこうあり、まずまず納得する値段でも売れていました。

 正確な数字は覚えていませんが、これまで250点くらいの売買してきました。私の場合、物を処分することが目的なので、Vintedを通じて何か買い物をしたことはありませんが・・。

 出品したまま、ずっと売れないものもあったのですが、それは、そのまま放置してしまう場合もあれば、もう少し値段を下げれば売れるかな?と、出品しなおしたりするものもありました。

 それが、ある日、突然、長い間、売れていなかったため、少し値段を下げて出品しなおしたら、突然、アカウントがブロックされてしまい、一体、何が起こったのか?意味がわかりませんでした。

 品物は、買ったまま一回も使用していなかったロンシャンのお財布だったのですが、どうやらそれがAIにより、偽造品と判断されてしまったようで、苦情を申し立てました。

 すると、商品のロゴの部分や金具の部分等をわかりやすいように写真を取り直して送ってくださいということだったので、そのとおりに送って、「これは間違いなくロンシャンの本物の商品です。なんなら、ロンシャンに問い合わせてください」と送ったのですが、挙句の果てにIDを送れと言われ、それも送ったのですが、結果的に「AI判定の結果、偽造品と判断しました」とかで、その後も何度かやりとりしたのですが、埒が明かず、そのままウンザリしてしまって、私も匙を投げてしまいました。

 Chat GPTにも相談してみて、苦情のレターも見てもらったりしたのですが、AIであるChat GPTとしては、おかしなアドバイスなのですが、「AIではなく、人間の目で見て、人間がこのクレームを扱ってほしい」と頼みなさい・・というように助言されたのです。

 AIは便利なものではありますが、時に間違いを正せないという困った面もあります。

 現在、このクレームに労力を使うのがバカらしくなってきて、別のフリマサイトを利用(以前、使っていたけど、しばらくご無沙汰していたサイトのアカウントを復活)しています。

 しかし、ものすごく納得いきません。私は絶対に偽造品なんて出していないのに!!!


Vinted アカウント


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2026年9月8日火曜日

パリのとっても美味し~~いフライドポテトのお店 140℃ (140 Degrés)

  


 たかがフライドポテトごとき・・とバカにしたものではありません。ふつうなら、サイドメニューとしての扱いを受けているフライドポテトですが、美味しいものは、やはり全然、違うのです。

 最近、パリでは、やたらとストリートフード的なものがもてはやされるようになっていて、その中のひとつに「フライドポテト」があるのですが、このお店はベルギー式?フライドポテトのお店です。



 Top Chef 出身のベルギー人シェフMallory Gabsi(マロリー・ギャブシー)が2026年6月にオープンしたばかりのこのお店「140℃ (140 Degrés)」は、本格フライドポテトのお店です。以前からブリュッセルで展開していた「140℃」をパリにも本格的な店舗として持ってきた形です。

 このベルギー人シェフMallory Gabsi(マロリー・ギャブシー)という人がちょっと興味深い人で、Top Chef 2020 で一躍有名になったシェフで、その後、パリでレストランを開き、2023年には、ミシュランの一つ星を獲得しています。



 つまり、この140℃は一つ星を取る高級フレンチではなく、一つ星を取るほど料理を追求するシェフが、あえてベルギーの庶民的なフライドポテトを本気作っているお店だということで、そこがやはり、ふつうのそんじょそこらのフライドポテトとは違う所以です。

 食べてみればわかります。

 お店自体は、とても小さく、そこまで目立ちませんが、行列ができているので、すぐにわかります。



 このお店は唯一の素材であるじゃがいもにも強いこだわりがあり、フランス北部(Hauts de France)産のAgria(アグリア)種を使っています。これがまた、美味しいのです。フライドポテトに最高!です。Agria(アグリア)はフライドポテト向きの品種で揚げると外側はカリッと内側はホクッとふわっという食感を作りやすいのだそうです。

 だからといって、自分でこのアグリア産のポテトを買ってきて家でフライドポテトを作ったとしても、絶対に同じにはできない確信に近いものがあります。それがプロの技なのだと思います。

 生のじゃがいもを店内で皮むき、カットしており、140℃→190℃の二度揚げしています。外はカリッと中はホクホク、ふっくら、ふわっと、とろっとした絶妙な食感のフライドポテトです。このフライドポテトの特徴はこの絶妙な食感とともに、しっかりと美味しいじゃがいものの味がするということで、これはちょっと感動ものです。

 少し冷めてくると逆にこのじゃがいもの味はより感じやすくなります。

 正直、私はフライドポテトでこんなに感動したのは初めてです。

 Time Out誌でも、ここのフライドポテトについて「外はカリッと中は柔らかく、じゃがいもの味がしっかりする」という趣旨で評価しています。

 そして、このお店の最大のこだわりは、店名にもなっている揚げの温度です。

 まず、140℃でじっくり火を入れることによって、じゃがいもの内部を柔らかくホクホクに仕上げ、その後、高温で揚げて黄金色のカリカリした外側をつくります。

 もうひとつのこだわりは二度揚げのうち一度は牛脂で揚げていることで、これにより、香ばしさ+肉っぽい旨味+濃厚な余韻に繋がっています。

 フライドポテトにつけるソースは別売りで、クラッシックマヨネーズ、140℃マヨネーズ、トリュフマヨネーズ、ガーリックマヨネーズ、サムライソース、チリガーリックなどありますが、140℃(オリジナルマヨネーズ)が一押しだそうですが、私が行ったときには売り切れで試せませんでした。

 しかし、本来のフライドポテトを味わうなら、個人的にはグレーシュリンプ塩がおススメです。

 サイズは大(7.7€)、中(5.7€)、小(4.2€)の3種類、ソース1種類 1.1€です。

 私は中を注文したのですが、優に二人分はあります。

 ハンバーガーもありますが、ここのお店では、あくまでフライドポテトが主役級の扱いで、ほとんどのお客さんがフライドポテトを注文しています。

 正直、私はそこまで期待せずに行ってみたのですが、嬉しい裏切り?で、大感動でした。




🌟140℃ (140 Degrés)Rue des Petits Carreaux 75002 Paris  12:00~22:00 無休

 パリの食通の間では有名なモントルグイユ通りの先の方にあります。


パリの美味しいフライドポテト


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2026年9月7日月曜日

フランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃の容疑者逮捕 容疑者は18歳と未成年

 


 6月末から複数回にわたって起こっていたフランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃は、「ZeroBytes」と名乗るハッカー集団の犯行で、ダークウェブサイト上で政府機関や企業のウェブサイトを標的とした複数のサイバー攻撃の犯行声明を出していました。

 この件に関してはパリ検察庁サイバー犯罪課が捜査を開始し、その後、サイバー犯罪対策局(OFAC)に引き継がれ、捜査判事の指揮の下、関係者の特定と逮捕に向けて動いていました。

 このハッカー集団は、税務当局に加え、8月中旬には、フランス教育省から数百万件のデータ記録を盗み出したと主張していました。「ZeroBytes」は、このデータ漏洩により、生徒、保護者、教師、事務職員が影響を受けたと述べていました。

 パリ検察庁は、「ZeroBytes」のサイバー攻撃の被害者は、フランス労働組合(CGT)、フランスハンドボール連盟、インターマルシェ、SFR、ビュロー・ヴァレ、そしてPulsyも含まれていると発表しています。

 犯行後にいちいち犯行声明を出して、いかにも挑戦的な態度を取り続けてきたこのハッカー集団は、8月末に2名が逮捕されています。

 容疑者の一人はパリ近郊在住の18歳で「ZeroBytes」グループの一員であり、過去に「Free」のデーター漏洩事件を含む2件のハッキング事件(2024年に発生したBFMTVとRMCのXアカウントへのハッキング事件)で既に起訴されていたことがわかっています。

 もう一人の容疑者は未成年(16歳未満)ではありますが、こちらもまた、別の事件で起訴されたばかり「Epsylon」と呼ばれるハッカー集団の一員でもありました。

 今回の事件では、18歳の男は身柄拘束から公判前拘留されていますが、未成年の男の方は、身柄拘束からは釈放されています。

 いずれにせよ、彼らは既にハッキングに関しては、それぞれ複数の前歴を持っており、過去の事件に関わったのは、彼らが14歳、16歳という年齢でした。

 彼らは以前、この事件に関する声明を発表しつつ、「盗んだデータは既に数千ユーロで二人に売却した」とと述べていましたが、また、別の報道機関には、「このデータは法外な価格で取引されるため、利益に惹かれて活動している」と答えていたりしました。

 しかし、法外な価格って数千ユーロ?、しかも、こんな大変なデータを数千ユーロ??とか、なんだか少々、子どもじみた声明のような気がするな・・と感じていましたが、本当に子どもだったわけです。

 しかも、彼らは14歳の頃からハッキングを始めていて、数件の事件において、起訴されながら、まったくやめる気はなかったようで、こういう少年たちには、どうやって向き合うべきなのか、呆然としてしまいそうになります。

 この容疑者、過去2023年、2024年に未成年だった頃に起こしたサイバー攻撃事件で起訴されており、司法監督下にあったそうです。

 毎回、色々な事件が起こるたび、この司法監督下にあったはずの人物が再犯を起こすという事件は少なくありませんが、この司法監督下って、もうちょっと、どうにかできないの?と思わずにはいられません。

 今回の事件で彼らは、彼は懲役10年と罰金30万ユーロの刑に直面しています。


フランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃の容疑者18歳と未成年


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2026年9月6日日曜日

私がフランスでの生活で好きなところ

  


 特に私は以前からフランスが好きだったわけでもなく、フランスについての知識が特にあったわけでもなく、極めつけには、フランス語ができるわけでもないのに、たまたま夫がフランス人でフランスに転勤?というか、フランスに戻ることになったので、フランスで生活することになりました。

 どちらかといえば、フランス語に関しては、大嫌いで、フランス語だけは絶対に嫌だ・・と思っていた時期もあったくらいでした。否応なしに勉強を始めた時は、途方に暮れそうになるほど、頭に入らず、大変苦労しました。

 フランスに来た頃は娘が生まれたばかりだったし、それから間もなくして、私は仕事を始めてしまったので、子育てと仕事と家のことで、日々の生活に必死で、フランスには、慣れないこともあり、もう頭に来ることばかり、そのうえ、日々の生活は、子どもの学校やお稽古事の送り迎えと仕事、家事で全くフランスを楽しむ時間もありませんでした。

 しかし、夫が若くして他界してしまい、現在は、娘も独立し、一人で好きに歩きまわれる時間ができたことで、フランスの好きなところが増えてきています。

 そのひとつは、知らない人とでも、すぐに話が始まることや、知らない人とでも必ず挨拶を交わし、目があったら、ニッコリし合う・・そんな些細なことなのですが、この習慣?というか国民性?というものが私にはとても心地よくなっています。

 逆にたまに日本に一時帰国した際には、なんとなく、知らない人とはできるだけ皆、目をあわさず、無表情でそっけなく、寂しく感じてしまいます。

 フランス人、特にパリジャン・パリジェンヌはお高くとまっていて、冷たい・・というイメージを持たれることが多く、私自身も最初はそんな風に思っていましたが、全くそんなことはないのです。

 むしろ、街中を歩いていたりすると、お年寄りや赤ちゃんを連れている人などに、サラッと声をかけて、手助けをしてくれる人は、とても多く、優しい人が多いな・・と思います。

 私がフランスに来たばかりのころ、頭にくることが多くて、居心地悪く感じることがあったのも、その国の習慣というか、フランス人なりの礼儀というか、人との接し方を心得ていなかったことも大きかったのだな・・と今になって、思います。

 日本だったら、知らない人に話しかけられるとか、ニッコリ微笑みかけられるということは、奇妙なことで、逆に居心地悪い感じがするかもしれませんが、これに慣れてみると、こんなに過ごしやすいことはありません。

 いきなり知らない人と話をしたりするのは、抵抗があっても、せめて、ニッコリとボンジュール、ボンソワール程度の挨拶や、ありがとう、MERCIを必ず言うことを心掛けるだけでもずいぶん過ごしやすくなるはずです。

 なにか、道や物事を尋ねるときにも、かならず、ボンジュールと挨拶してから尋ねるのがフランスです。そんな習慣?が私にはとても心地よいのです。


フランス人の習慣


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2026年9月5日土曜日

ドラゴンボールパークに東映アニメーションがストップ!

  


 マクロン大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が共同で発表したセルジー・ポントワーズに建設する3つのテーマパーク、通称「ドラゴンボールパーク」に早くも暗雲が立ち込めています。

 この話は2024年リヤドで行われた大統領と皇太子の会談がきっかけとなっており、会談で両者はマンガ、特に「ドラゴンボールZ」への共通の情熱を発見したと述べていました。

 この両首脳がやけに盛り上がって発表したこの「ドラゴンボールパーク」・・に関して、ドラゴンボールのライセンスをめぐって、一悶着起こっています。

 「ドラゴンボール」の世界観に関する権利は、使用されるメディアによって異なるものの、複数の日本企業が所有しています。

 その中の「東映アニメーション」は今週初めに発表したプレスリリースの中で、「当社および本作品の権利を保有するいかなる企業も、フランスのドラゴンボールパークプロジェクトに関するライセンスを付与しておらず、そのような情報も一切把握していない」と述べており、フランスで大々的に報道された「ドラゴンボールパーク建設を承認した」との報道を否定しています。

 このようなキャラクターというか、ドラゴンボールほどの作品のライセンス問題をクリアしていなかったとは、全くもって、お粗末というか、悪い見方をすれば、軽く扱われているというか、酷い話です。

 この「ドラゴンボールパーク」建設予定地のイル・ド・フランス地域圏のヴァレリー・ぺクレス知事は、この日本のマンガに着想を得たこのプロジェクトに18ヶ月間、取り組んできたことを明らかにしています。

 18ヶ月間もプロジェクトが進みながら、ライセンス問題をクリアにしていないとは、まず、ありえない話です。

 これらのテーマパークに投資するサウジアラビアの政府系ファンド傘下のキディア投資会社は、「ライセンスを保有する主要な国際ブランドとは、協議が進行中である」と言葉を濁しています。

 この「ドラゴンボールパーク」建設にあたっては、なにかとユーロディズニー(ディズニーランドパリ)と、その規模を張り合うような文言が目立ちましたが、ワールドディズニーが場所をパリに選んでユーロディズニーを建設するのと、サウジアラビアとフランスが「ドラゴンボールパーク」を建設するのは、全く違う話です。

 ライセンスを持っている側からすれば、この「ドラゴンボールパーク」の中身によっては、大きく本来の「ドラゴンボール」のイメージが侵害されるものにもなりかねないわけで、これには、ライセンス保有者側からしたら、そうそう簡単に許可できる話ではないのです。

 この「ドラゴンボールパーク」建設にあたって、ドラゴンボールは日本の作品なのに、なぜ?日本が置き去りになっているの?と思わないでもありませんでしたが、まさか、本当にライセンスまで置き去りになっていたとは、本当に驚きでした。

 もしかしたら、両首脳がフライング気味に発表してしまったのかもしれませんが、それにしても、こんなこと、あり得ないことだと思うのです。


ドラゴンボール ライセンス問題


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