外国人居住者にとって、滞在許可証の申請、更新手続きほど、気の重いものはありません。
今回、「不法移民製造工場」、「異常な遅延」などとオード・セーヌ県庁での「外国人に対する入国管理、および居住許可サービス」の機能不全状態を強く非難する記事を見かけ、私は、オード・セーヌ県に住んでいるわけではありませんが、とても人ごととは思えず、思わず注目してしまいました。
これに関しては、外国人権利擁護弁護士協会(ADDE)が声明を出していたもので、この行政機関の予約のとりにくさ、不当な遅延、行政機関との連絡の困難さなどを訴えています。
「彼らは、以前は不法滞在ではなかった人々を不法滞在者に仕立てあげ、その後、国外退去命令を容易に出せるようにしている」とかなり過激な書き方もしています。まさか、そんなことある?と思いつつも、これがもし、故意的にこのような試みのうえになされているのであれば、こんなに恐ろしいことはないな・・と思ってしまった次第です。
私自身、前回の滞在許可証の更新は、ちょうど、ロックダウンの少しあとにあたってしまったために、その間に溜まってしまった手続きのために、大幅に手続きに時間がかかり、連絡もなかなかつかないまま、ついには、レセピせ(仮の手続き中という証明書)の期限までもが切れてしまう事態となり、「これじゃ?私、不法滞在者じゃない!!」と大いに焦り、しかも、他の行政機関だけは、やけにしっかり機能していて、健康保険などが全て切られてしまい、その類は全て、打ち切られ、それからかなり遅れて滞在許可証が更新された段階で、全ての手続きをやり直さなければならないという大変な目に遭いました。
ロックダウンの後で手続きが遅れているとは思っていても、どうなっているのか?問い合わせることさえできず、知人に相談して、弁護士を紹介してもらい、必用書類を全て揃え、いよいよ、明日、それを提出しようと思ったその日に、まるで何事もなかったように、「あなたn滞在許可証は既に用意されています」と、まるで、できているのに、取りに行っていない私が悪いかのような連絡が入り、ホッとすると同時に、腹立たしい思いに駆られたことがあります。
今回の告発記事に出ていた例は、一時滞在許可証からの滞在許可証変更の手続きに関してですが、受付を却下されたり、行政裁判所に連絡をとり、合法性を証明するための手続きを進め、正式な受理通知を受け取るまでに1年半以上が経過してしまったというもの。
本当にこの間、諦めるに諦められない気持ちもわかりますが、誰もがこんなに根気よく頑張れるものとも思えません。
本来は合法的に滞在できるにもかかわらず、この行政機関の不備?機能不全?あるいは、これが意図的なものとしたら、さらに始末が悪い話です。
私も10年に一度とはいえ、本当に気が重い滞在許可証の更新です。
これが嫌でフランス国籍申請をしたいと言っていた日本人に会ったこともありました。
外国に住んでいる以上、避けて通れないこの行政手続きですが、一日も早く、スムーズに進むようになってもらいたいものです。
滞在許可証申請トラブル
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