アラン・ドロンの家族のゴタゴタ劇は彼が存命中から既に始まり、最初は、彼の晩年のパートナーと言われていた同居していた日本人の女性を追いだすことから始まりました。
その時点で、すでに先が長くないと見ていた子どもたちが彼の財産を案じて、3人の兄弟姉妹が結託し、アラン・ドロン自身をも見方につけて憲兵隊まで巻き込んで、彼女を追い出したカタチになりました。
その時点では共通の敵?を追い出すために兄弟姉妹は団結していたのです。
それから、彼が亡くなる約1年間くらいの間は、体調の悪化に加えて認知機能の著しい衰えが表れ始めたのと同時に彼の治療法に関して、兄弟姉妹の間での争いが始まりました。
そもそも、アラン・ドロンは長女を特に寵愛していたことで、既にアラン・ドロンは彼の財産は長女に遺産の50%、その他の長男・次男にそれぞれ25%ずつという遺言を書いていました。
そんなわけで、彼には長女が一番近い存在であったためか、彼の治療に関しても、また認知機能の検査の結果なども他の兄弟には隠して治療を進めていたと兄弟が訴えていました。
今回、またアラン・ドロンの家庭内紛争の裁判の結果が報じられており、「え~?まだ済んでないの?今度はなに?」と思ったら、兄2人(アンソニーとファビアン)が妹(アヌーシュカ)と父親(アラン・ドロン)の私的な会話を無断で録音・公開した罪でパリ刑事裁判所から、執行猶予付き罰金刑(それぞれ1,000ユーロ)を言い渡されたというものでした。
また、妹に対しては、それぞれ2,000ユーロと3,000ユーロの損害賠償金支払い命令が下されています。
この会話はアラン・ドロンの自宅(ロワレ県ドゥシー)で録音されたもので、父親の健康状態に関するうわさについて懸念する話をしています。
「みんな、あなたをバカにして、私を父親を操る愚か者あつかいしているのよ・・」、「みんなはあなたが認知症だと言っていて、あなたに後見人を置くつもりなんて言っているの・・」・・というような内容で、兄弟げんかの挙句に父親にチクっている感じでもあります。
まあ、そんなことはあり得ないことでもないとも思うのですが、これを密かに録音して、公に公開するということが異常です。この兄弟姉妹、特にこの長兄は、いちいちマスコミを巻き込んで騒ぎをおこす帰来があり、なかなか見苦しいです。
二人の兄は、父親が妹に操られていると信じており、妹が父親の健康状態を隠し、税金対策のためにスイスに連れ戻そうとしていたと主張していました。
一方、妹の方は、兄たちが父親の命を危険に晒したと非難し、父親を治療のためにスイスに連れて行きたかったと主張していました。
その後も兄弟間の関係は悪化し、ファビアンはアンソニーが自分の犬を殺したと非難し、アンソニーはファビアンがドゥシーにある自宅の庭に放火しようとしたと非難。
もう、このケンカの様子だと、兄弟姉妹同士のなにからなにまで気に食わない感じです。
昨年9月には、スイス法に基づき、「妹に有利な内容になっている父親の遺言を無効にするように求める訴訟」を起こしています。スイスでは現在も和解に向けた交渉が続いています。
アラン・ドロンの遺産には、フランス・ドゥシーの大邸宅、パリの高級不動産、スイス関連資産、映画関係資産、投資資産、肖像権、ブランド権などが含まれています。
しかし、その財産の配分についてよりも私が気になるのは、もうアラン・ドロンが亡くなって、2年近く経つというのに、相続税はどうしているんだろうか?ということです。
一般的に、相続手続きの申告期限はフランスの場合は通常6ヶ月(フランス国内で死亡した場合)、国外で死亡した場合は12ヶ月以内になっています。
相続税は申告と同時に納付することになっており、相続税は連帯責任ということになっているらしく、とりあえず、支払ってから、後で修正するカタチをとるようです。
「兄弟間で争っているから支払えません」という理屈は当然ですが、とおりません。
この方たちレベルになれば、当然、代理人が手続きしているのでしょうが、この争いのエネルギーに何年も費やすというのも、なんだか虚しいと思うのですが・・。
アラン・ドロン 相続争い
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