2026年3月9日月曜日

フランスで再注目されている「ブークリエ・サニテール(Bouclier sanitaire)」        

   


 巨額の財政赤字を抱えるフランスで主に社会保障・医療制度の公平性、公正性をめぐる議論(2025年末の社会保障赤字は230億ユーロ)の中で、昨今、浮上しているのが「ブークリエ・サニテール(Bouclier sanitaire)」です。

 これは誰もが負担過多にならずに医療を受けられる仕組みをめぐって行われている議論で、直近では、フランスの公共財政専門の経済学者フランソワ・エカル氏が提案しているもので、同氏によれば、「この制度は現行の制度よりも再分配効果が高く、不平等性が少ないものだ」と訴えています。

 現行の制度は国民が支払う医療費は、国民健康保険でカバーされる部分と国民健康保険ではカバーできない部分を補足健康保険(任意)が補う形になっており、この補足健康保険(通称ミューチュエル)はもちろん別に支払うのですが、その金額によってもちろんカバーされる範囲は異なります。

 以前は、このミューチュエルに加入している人が大半という印象でしたが、この保険料も値上げされ、これに加入していない(特に若者)も増加しているようです。

 私がフランスに来たばかりの頃は、このミューチュエルは当然、加入するものと教えられて、また、娘がまだ小さくて、医者にかかることも多かったので、何の疑問もなく加入していました。

 しかし、この補足健康保険に加入しているにせよ、していないにせよ、どちらにもひっかからずに自己負担せざるを得ない医療費に関しては、(最)貧因世帯の家計にとって、(最)富裕世帯よりも大きな負担となっている・・つまり、これらの自己負担額は最低所得層10%の家庭では、生活水準の2.76%に達するのに対し、再考所得層10%の世帯にとってはわずか0.59%にしかならないということです。

 この不均衡を解消するために、医療費の年間支出上限額を所得比例型で設け、上限に達すると、それ以上の負担が発生しなくなるというシステムです。

 考えてみれば、これは非常に合理的な考え方で、多くの補助金・援助金、他の多くの社会保障については、この所得比例に応じた金額設定になっていることが多いフランス(日本のように一律いくら・・とかいう補助や援助はあまりありません)で、逆に、なんで、今までこうなってなかったんだろう?と不思議にさえ思います。

 ただ、現在、大きなネックの一つは、補助健康保険の意味が薄れることで、この大手の補助健康保険会社とこの種の類の企業と結びつきの強い政治家が反対しているそうですが、これは、主客転倒というか、そもそも何のための保険?何のための政治?という話でもあります。

 この制度は2007年に当時、貧因対策高等弁務官を務めていたマーティン・ヒルシュが提案し、技術的な実現可能性を示していたと言われていますが、実現しないままに放置され続け、最近になって、ふたたび、それを焼き直した感じでフランソワ・エカル氏が再提案しているものです。

 国民の生活を改善するためのはずである政治が有効な制度をストップしているという例はけっこうあるものです。

 高齢化問題を抱える日本にも参考になることではないか思ったので、話題に挙げさせていただきました。


所得比例型医療費上限制度「ブークリエ・サニテール(Bouclier sanitaire)」


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2026年3月8日日曜日

最近、お気に入りのパリのブーランジェリー Aux Castelblangeois    

 


 パリには、無数といっていいくらいのブーランジェリーがあって、どこへ行ってもブーランジェリーがある感じです。

 それだけ需要も多いということなのでしょうが、ここ10年くらいでパリのブーランジェリーはずいぶんと進化してきているような気がしています。

 一時、電気代が異常に高騰して、倒産に追い込まれたブーランジェリーが続出・・なんていう話も出回っていましたが、それでもやはり、そんな中を生き残ってきたブーランジェリーは、その多くは扱っている商品の数も格段に増えているきがするし、見ていて楽しくなるお店が増えています。

 セドリック・グロレなどの超高級パティスリー・ブーランジェリーは、もちろん美味しいには、美味しいのですが、あれは、特別というか特殊な存在で、一般市民が日常食としているパンやケーキ類など、美味しくて、種類もたくさんあって、しかも適正価格というお店には、ちょっと感動してしまいます。

 今回、ご紹介するブーランジェリーは以前、たまたま近くに行く用事があって、何気なく、マドレーヌを買ったことがあって、それがとても美味しくて、私の中では、マドレーヌの美味しいお店・・と記憶していたに過ぎませんでした。特別なマドレーヌではありませんが、素朴でやさしい味のマドレーヌが私の好みにピッタリだったのです。





 ところが、先日、たまたま通りかかったついでに、「あっ!マドレーヌ買おう!」と店内に入ろうとしたところ、以前よりもずっとケーキの種類もサンドイッチなど、またキッシュとか、タルトとか、他ではあまり見かけない色々な種類のパンがギッシリ並んでいて、「あれ?ここのお店、こんなに色々な種類があったかな?」とお店の中をウロウロ。




 しかも、ひとつひとつのお値段がわりとお手頃価格、というか、極めて適正な価格なのが気に入りました。パリ1区のサントノーレ通り、しかも、ルーブル美術館のすぐ近くという好立地にもかかわらず、このお値段はとても良心的です。




 そんな風に思うのは私だけではないようで、このお店、超人気店みたいで、ひっきりなしにお客さんが入って来ていて、時には行列さえできています。

 しかし、ブーランジェリーだけあって、たとえ少し行列していても、そこまで待たされることはありません。


                

 パリのブーランジェリーには大外れはないものの、超有名店ならいざ知らず、大したことないのに、そこそこいい値段のところも結構あるので、できれば、魅力的かつ順当な価格の美味しいブーランジェリーを選びたいものです。

 インフレでレストランで食事するよりも、テイクアウトで食事する人が格段に増えたことで、しっかり食事代わりにできるようなパンの種類を増やして、しかも、欲張らずに適正価格に抑えているところが人気の秘訣なのかもしれません。

 こうなってくると、好循環でどんどん繁盛していきます。

 場所柄もあり、地元市民だけでなく、観光客もけっこう多く、この近辺でレストランで食事をするとなれば、カフェなどでもそこそこのお値段になってしまうところ、ランチなどをブーランジェリーで調達すれば、デザート付きで10ユーロ前後で充分、済ますことができます。

 近くにはチュイルリー公園などもあるので、お天気が良ければ、公園でのランチなども気持ちよく、なんといっても個人的にはパリで一番美味しいのはパンだと思うので、とってもおススメです。

 今回買ってみたこのパンもすごく美味しかったです。




🌟Aux Castelblangeois

 168 Rue Saint Honoré 75001 Paris 


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2026年3月7日土曜日

最近の報道は辛すぎて苦しくなる・・

  


 日頃から、最近、起こっているニュースや報道には一応、目を通すようにしていますが、ここのところの世界的な紛争になりつつある中東での悲惨な状況には非常に胸を痛めています。

 実際に被害に遭われている方々に比べれば、ニュースや報道などを見ているだけで胸を痛めている・・などと言っている場合ではないのは、もちろんなのですが、これらの報道やテレビやネットでの悲惨な状況の映像を見続けているのは、本当に苦しくなってきてしまいます。

 特にフランスのテレビのニュースチャンネルなどでは、この紛争の様子を四六時中流している状態で、次から次へと新たな攻撃や爆撃が起こるので、それを伝えているのは、おかしなことではないのですが、これらの映像の連続には、かなり、気持ちが滅入ってきてしまいます。

 とはいえ、この世界中を巻き込みかねない状況では、「見たくない」では済まされず、特に海外に住んでいる場合、私の場合はフランスですが、フランス政府はどのような姿勢でいて、どのようなことをしようとしているのか?を知っておく必要もあり、また、日本人としては、この問題に対して、日本政府はどのような姿勢をとっているのかを知るべきでもあります。

 見たくないけど、見ずにはにいられない状況、これは、コロナウィルスによるパンデミックの時とも、ロシアのウクライナ侵攻が始まった時と同じです。

 パンデミックの時には、フランスではロックダウンという家から出られなくなるという実質的に日常生活に関わる事態でもあったし、当初は得体の知れないウィルスの登場に怯え、外では救急車のサイレンの音が途切れない中、テレビなどのニュースでは、病院が飽和状態になって、病院の廊下に患者さんが並べられていたりする映像や、毎日、毎日、死者数が発表されるような異常な事態でした。

 あの時は、目に見えない、ウィルスという敵が襲ってくるのは怖かったけど、この敵が人間で自分たちを襲ってきたら、どんなに怖いだろう・・と思ったのを覚えています。

 そして、ようやくパンデミックが収束してきたと思ったら、今度はウクライナ・・。まったく、なんて世の中になってしまったんだ・・と思いました。長引く戦況に、終わりは来るのだろうか?と思いながらも、ピーク時に比べれは、報道は若干、減っては来ていました。 

 ウクライナ侵攻も今回の中東の状況も直接、フランスが関わっているわけではないにせよ、核保有国としてのフランスは国としての発言や態度には目が離せないものでもあります。

 とはいえ、これらのニュースや報道を見続けていることは気持ちが疲弊していくのを感じ、ここのところは、できるだけ映像を見ることは控えるように、またニュースも時間を限って目を通すように心がけるようになっています。

 これはパンデミックの時もロシアによるウクライナ侵攻が始まったときも同じだったな・・と思っているのですが、それにしても、こういうことが多すぎることに、困惑しています。

 この状況が一刻も早く、終息してくれることを望むというか祈るような気持ちです。


戦争の報道


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2026年3月6日金曜日

久しぶりにボン・マルシェでお買物 あらためて思った!ここは楽しい!      

  


 ギャラリーラファイエット・グルメは、場所的に我が家からわりと行き易い場所にあるので、時々、なにか、目新しい美味しそうなものあるかな?と思って、たまに立ち寄ることもありますが、「ル・ボンマルシェ」は、同じように高級食材を扱っているお店ながら、単にちょっと我が家からは、ちょっと行くのが面倒な気がして(実際には、そこまで遠いわけでもないけど)滅多に行くことはありません。

 だいたい、高いし・・なんとなく敬遠していて、食わず嫌い的なところがありました。

 たしかにふつうのスーパーマーケットにはおいていないような、ちょっと良いものが勢ぞろいしているので、たまに行くには楽しいところです。

 いつもは、だいたい日本に一時帰国をする際のお土産探しで行くことが多いのですが、たとえば、エシレバターはもちろんのこと、オー・ボン・ブールやボルディエなど、ありとあらゆる美味しいバターが揃っていますし、しかも、他のものは比較していませんが、バターに関しては、ギャラリーラファイエットグルメよりも安いです。



 今回は近々、日本に行くにあたってのお土産はだいたいは揃ているえつつあるものの、先日、従姉妹と電話で話していて、「なんか欲しいものある?」と聞いたら、まさかの「マスタード!」と。

 マスタードも以前に何回か持って行ったことがあるものの、たいていの人は結局は、日本の食卓には、今一つ合わないのか、そこまで好評ではなく、私の想像では、だいたいは、使いかけのマスタードの瓶がいつの間にか冷蔵庫の奥に押し込まれてカピカピになっているのでは・・?そんな風に思っていました。

 その旨を彼女に伝えると、「いやいや、私はトーストにフランスの美味しいバターに美味しいマスタードを塗って食べるのが好きで、けっこうちゃんと使いきっているよ・・」と。

 なるほど、トーストにバターにマスタード・・悪くないかもしれません。できれば、ちょっとなんかフレーバーの入ったものが良いという彼女のリクエスト。「別にふつうのスーパーで売っているやつでいいから・・」とのことだったのですが、近所のスーパーでは本当に日本でも売っているであろう、ごくごくふつうのマイーユ等のマスタードくらいしかなく、他へ探しに行ってみよう!そういえば、ボン・マルシェにはたくさんあったな・・と久々にボンマルシェに行ってみることにしたのです。

 せっかく来たからには、ひととおり見て廻ろうと、じっくり時間をかけて見て廻ると、「これが楽しい!」少しずつ、商品構成も変わってきているのでしょうが、色々な国の食材の棚も国別にけっこうあり(もちろん日本の棚もあります)、ついこの間、行ったばかりのイタリアやスペイン、イギリスなどなど、え~~こんなのあったんだ!と楽しい楽しい!

 マヨネーズコーナーには堂々とキューピーまであって感激!しかし高い!




 


 中にはベロータベロータの生ハムのスタンドがあり(これは以前からある)、ここの商品もたっぷり!しばらく見ている間にどうにも耐えきれなくなり、スタンドのお姉さんに頼んで「私、一人暮らしなんで2切れでいいんですけど・・2切れだけ切ってもらえますか?」と頼んでみたら、快く承諾してくれて生ハム、2枚だけゲット。

 店内をぐるぐると見て歩きながら、つくづく私は美味しい食べ物が好きで、こういうものを見て歩くのが本当に楽しいな・・と思いながら1時間以上は楽しみました。



 彼女に頼まれたマスタードはもう、ほぼ通路1列びっちりくらいに様々な種類のマスタードがあるのですが、その瓶に貼られたラベルの小さい字を目を凝らして見ながら、どれにしようか、迷っていたところ、そばに来た女性が何の躊躇もなく、同じ瓶を2~3個カゴに入れたので、「すみません、それ、美味しいんですか?」と尋ねてみたら、ニッコリと「すっごく美味しいわよ!サラダにしてもいいし、お肉やお魚にも合うし・・」と教えてくれました。

 ので、彼女がおススメしてくれたクルミの入ったマスタードともう一つ、個人的に気になったバルサミコとハニーのマスタードを購入しました。

 以前はフランス人は辛いものが苦手・・なはずだったのに、辛いソース類の棚までできているのにもフランス人の味覚の変化がここでも目に見える感じでした。


      


 他にも、ひとつひとつの食品類を丁寧に見ていくと、さすがに厳選されているだけあって、なるほど、ここに選ばれてきたものたちに魅入られるのでした。

 こんなものもあるんだ!と思ったのはスペインのパエリア用のパウダー。

 
 それから、もうひとつ、こんなのあるんだ!と思ったのが、あの有名なバター・ボルディエの出しているビスケット!なかなかいいお値段ではありますが、絶対美味しいですよね・・。レジの近くにあります。

 


 しばらく留守にするのに、あまり自分用の食材を買い込んでもと思って、自分用のものはあまり買いませんでしたが、また近いうちに来ようと思った次第です。

 最後におまけ・・下の山盛りサントノーレは、私がここに来ると必ず覗いていくもので、いいなぁ~~と思いつつ、あまりの大きさと・・しかも高いので、一度も買ったことはないのですが、いつも「あるある・・」と確認しては、ニッコリするお菓子です。

 



🌟Le Bon Marché Paris ル・ボン・マルシェ

      24 Rue de Sevres 75007 Paris 

   

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2026年3月5日木曜日

フランスの農業用土壌でPFAS(多年生汚染物質)の濃度が記録的な水準に   

  


 数十年にわたり、産業汚泥が撒き散らされてきたムーズ地方(フランス北東部・ロレーヌ地域)とアルデンヌ地方(フランス北東部・シャンパーニニュ アルデンヌ地域)の農業用土壌でPFAS(多年性汚染物質、主にフッ素からなる人工化学物質の総称で難分解性や高蓄積性を持ち、環境や人体への影響が問題視されている物質)の濃度が記録的水準に達していることが明らかになっています。

 これは、France3等のメディアが「土壌と河川サンプルの科学的分析に基づく調査報告書」を公表したもので、この報告書では、「2025年夏以降、約10の自治体で飲用不可とされている水道水の飲用禁止措置は、このスキャンダルの氷山の一角に過ぎない」と説明しています。

 これらの多年性汚染物質は、「畑や川、農地から地下水、野菜から住民の血液に至るまで、あらゆる場所に浸透している」とメディアは44のサンプル分析結果に基づいて報じています。

 アルデンヌ県とムーズ県で実施された調査では、分析結果に基づき、多年性物質であるPFASが農地、さらには野菜にも存在していることが明らかにされており、ムーズ県の機密文書には、「重大な健康と環境問題を示す危機」が記されています。

 農業におけるPFASの拡散に関する暴露を受け、議員の一部は、国家規制の導入を訴え、「発生源から水道を止めなければならない」と訴えています。

 シャンパーニュ・アルデンヌの土壌でPFASの濃度が警戒レベルに達したことを受け、この問題は今や、国家レベルにまで及んでいます。ジロンド県選出の国会議員は環境大臣に対し、 濃度上限の設定を求めています。

 これらの化学物質は、防水性と非粘着性のために数十年にわたり産業界使用されてきましたが、分解には非常に時間がかかるのです。一度、環境中に放出されると、PFASは水や食物に移行し最終的には私たちの食品に混入する可能性を含むものなのです。

 


PFAS(多年生汚染物質)濃度警戒レベル


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2026年3月4日水曜日

最近、見過ごせないPICARD(ピカール)のお菓子    

  


 パリの冷凍食品専門店「PICARD」は、私のお気に入りのお店の一つでもあり、といっても、だいたい買う物はいつも決まっていて、何をおいても外せないのは、「鯖の切り身」です。どうやって品質管理をしているのか?安定した品質を保ち、また栄養的にも健康にもよい食品で、しかも美味しく調理が簡単なので、我が家の冷凍庫にはいつも PICARDの鯖が常備してあります。

 一般的な冷凍食品よりも、若干お高めではあるものの、クォリティーは比較的良いものが多いし、わりと頻繁に新製品が登場します。

 なので、特に買い物の予定がなくても、定期的にお店を覗くようにしています。

 パリ市内にも店舗は多く、どこに行っても、たいてい見つかる感じです。

 そのピカールで最近、気になっているのは冷凍食品ではなく、お菓子、スナックの類です。

オレンジコンフィ、塩キャラメル、アーモンドチョコレート

 以前は、本当に数点だけ、スナック類がおいてあるくらいだったのに、ここのところ、見るたびにお菓子類の種類が増えているような気がします。

 おそらく、以前から、冷凍のケーキ類などはおいてあり、これもまた、お値段もそこそこで、悪くない感じではあったのですが、最近はこの小箱入りのお菓子類がどんどん増えてきています。

レモンタルト、チョコクレープ、アーモンドチョコクッキー


パルミエ、チョコチップクッキー、メレンゲのビスケット、バタークッキー etc.

       

 しかも、どれもなかなか悪くない・・大きすぎない、わりと小ぶりなパッケージと、ちょっと他には、あんまり見かけないようなお菓子類があることも、ついつい手がのびてしまうような誘惑にかられます。

 なんで?冷凍食品のお店でお菓子類を扱うようになっているのか?と少々、疑問ではありますが、恐らく、既に数々あるこのお店のランチ用の商品にデザートの1品として加えてもらう・・そんな目論見があるように思います。

 価格帯もだいたいピカールにおいているケーキ類と同程度で、しかも、箱入りのお菓子、スイーツ類ならば、一度で食べきる必要もないため、なんか少しお得感があるような気もします。

 また、アペリティフになりそうなものもけっこう種類が増えています。




テリーヌとカナッペ用トースト


 もはや冷凍食品だけでは頭打ち・・になってきたのか? しかし、エクストラとして何を扱うかという点からいえば、このデザートにもなり得るスイーツ類、アペリティフにもなりそうな食品を選ぶあたり、なかなか悪くないな・・と思います。
 
 個人的には、誘惑に負けそうなのが辛いのですが、でもやっぱり新しい食品を見つけることは楽しいのです。

PICARDのお菓子


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2026年3月3日火曜日

忘れてたけど、在留証明書の発行には3日間もかかる・・

  


 今月、日本に一時帰国する予定にしているのですが、今回の帰国には、ひとつ「日本での公的書類の手続きをしなければならない」という目的もあるのです。

 日本の実家に手続き用の書類がもう届いているのは知っていたのですが、なんとなく行きそびれていたのと、もう少し気候が良くなってからの方がよいな・・と、なんとなく、のばしのばしになっていたのです。

 その手続きについては、なんとなくは友人にだいたいのことは聞いていたのですが、やっぱり必要な書類なんかを確認しておこうと調べたところ、海外在住の場合には、在留証明書が必用なことがわかり、大使館に在留証明書をもらいに行ってきました。

 これまで、様々な公的手続きに幾度となく、在留証明書をもらってきたにもかかわらず、この発行には申請から3日間もかかるということを、私はすっかり忘れていて、そう遠くない出発にはなんとか間に合うものの、「やばかった・・ギリギリセーフ・・」と焦った次第です。

 しかし、以前にも書いたことがありましたが、数年前に、以前、仕事でシンガポールに住んでいた弟が、「その場で20分ほどで発行してもらえた・・」という話を聞いて、なんでパリは同じ在留証明書にこんなに時間がかかるの??と思った覚えがありましたが、パリは未だ、変わっていないようです。

 そのうえ、申請書を提出した際に「もしも、これで不備がありましたら、また来てください・・」みたいなことを受け付けてくれた人に言われて、日本にこれを持っていかなければならないと言っているのに、「また来てください」ってどういうことよ!と、ムッとしました。

 そんなに簡単に日本と行き来できるわけではないのに・・。

 パリに来たばかりの頃は、フランスでは、どんなことをするのにも、ましてやお役所や銀行などなど、何をするにも時間がかかって、「日本だったら数分で終わることなのに・・」と地団太を踏んだこともしばしばありましたが、むしろ、あれから20年くらい経って、むしろ、フランスではオンラインで済むことが増え、以前に比べると、ずっとスムーズに行くようになった気もします。(とはいえ、滞在許可証の申請だけは、依然として最悪ですが・・)

 この「在留証明書発行まで3日間もかかるんだって・・」という話を娘にメッセージのついでに送ったら、「わお!お役所仕事だね!」と返事が返ってきて、「お役所仕事」などというワードまで出てくるようになった娘の日本語力にちょっと感心しつつ、この「お役所仕事」というワードについて考えました。

 一般的に「お役所仕事」という言葉は良い意味に使われることは稀で、お役所は「お役所仕事だね・・」などと言われないようにするべきであるということは、なんとも皮肉な日本語のひとつだと思いました。

 前回、日本で区役所に行った時に、とっても感じよくて、早くて親切になって、区役所も変わったな・・という印象を持ったのですが、外国にありながらの「日本」である大使館は、あまり進歩しないようです。

 大使館に行ったついでに、申請書類の中に「免税用」というものがあったので、ついでにこれも申請して行こうかな?と思って、「必用書類」等を見てみたら、日本よりもずっとたくさんの書類が必用で、「日本でもらった方が早いな・・」と断念しました。

 日本人でありながら、日本に住んでいないのですから、必用な書類が多いのも致し方ないとも思うのですが、あらためて、海外に住むということは、手続きも多くなり、大変だな・・と今さらのように思い知らされたのでした。


在留証明書


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