たかがフライドポテトごとき・・とバカにしたものではありません。ふつうなら、サイドメニューとしての扱いを受けているフライドポテトですが、美味しいものは、やはり全然、違うのです。
最近、パリでは、やたらとストリートフード的なものがもてはやされるようになっていて、その中のひとつに「フライドポテト」があるのですが、このお店はベルギー式?フライドポテトのお店です。
Top Chef 出身のベルギー人シェフMallory Gabsi(マロリー・ギャブシー)が2026年6月にオープンしたばかりのこのお店「140℃ (140 Degrés)」は、本格フライドポテトのお店です。以前からブリュッセルで展開していた「140℃」をパリにも本格的な店舗として持ってきた形です。
このベルギー人シェフMallory Gabsi(マロリー・ギャブシー)という人がちょっと興味深い人で、Top Chef 2020 で一躍有名になったシェフで、その後、パリでレストランを開き、2023年には、ミシュランの一つ星を獲得しています。
つまり、この140℃は一つ星を取る高級フレンチではなく、一つ星を取るほど料理を追求するシェフが、あえてベルギーの庶民的なフライドポテトを本気作っているお店だということで、そこがやはり、ふつうのそんじょそこらのフライドポテトとは違う所以です。
食べてみればわかります。
お店自体は、とても小さく、そこまで目立ちませんが、行列ができているので、すぐにわかります。
このお店は唯一の素材であるじゃがいもにも強いこだわりがあり、フランス北部(Hauts de France)産のAgria(アグリア)種を使っています。これがまた、美味しいのです。フライドポテトに最高!です。Agria(アグリア)はフライドポテト向きの品種で揚げると外側はカリッと内側はホクッとふわっという食感を作りやすいのだそうです。
だからといって、自分でこのアグリア産のポテトを買ってきて家でフライドポテトを作ったとしても、絶対に同じにはできない確信に近いものがあります。それがプロの技なのだと思います。
生のじゃがいもを店内で皮むき、カットしており、140℃→190℃の二度揚げしています。外はカリッと中はホクホク、ふっくら、ふわっと、とろっとした絶妙な食感のフライドポテトです。このフライドポテトの特徴はこの絶妙な食感とともに、しっかりと美味しいじゃがいものの味がするということで、これはちょっと感動ものです。
少し冷めてくると逆にこのじゃがいもの味はより感じやすくなります。
正直、私はフライドポテトでこんなに感動したのは初めてです。
Time Out誌でも、ここのフライドポテトについて「外はカリッと中は柔らかく、じゃがいもの味がしっかりする」という趣旨で評価しています。
そして、このお店の最大のこだわりは、店名にもなっている揚げの温度です。
まず、140℃でじっくり火を入れることによって、じゃがいもの内部を柔らかくホクホクに仕上げ、その後、高温で揚げて黄金色のカリカリした外側をつくります。
もうひとつのこだわりは二度揚げのうち一度は牛脂で揚げていることで、これにより、香ばしさ+肉っぽい旨味+濃厚な余韻に繋がっています。
フライドポテトにつけるソースは別売りで、クラッシックマヨネーズ、140℃マヨネーズ、トリュフマヨネーズ、ガーリックマヨネーズ、サムライソース、チリガーリックなどありますが、140℃(オリジナルマヨネーズ)が一押しだそうですが、私が行ったときには売り切れで試せませんでした。
しかし、本来のフライドポテトを味わうなら、個人的にはグレーシュリンプ塩がおススメです。
サイズは大(7.7€)、中(5.7€)、小(4.2€)の3種類、ソース1種類 1.1€です。
私は中を注文したのですが、優に二人分はあります。
ハンバーガーもありますが、ここのお店では、あくまでフライドポテトが主役級の扱いで、ほとんどのお客さんがフライドポテトを注文しています。
正直、私はそこまで期待せずに行ってみたのですが、嬉しい裏切り?で、大感動でした。
🌟140℃ (140 Degrés)Rue des Petits Carreaux 75002 Paris 12:00~22:00 無休
パリの食通の間では有名なモントルグイユ通りの先の方にあります。
パリの美味しいフライドポテト
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