スーパーマーケットの冷蔵庫に続き、今度は献血用冷蔵庫がサイバー攻撃のハッカーの標的となっています。
フランス血液センター(EFS)のサービスプロバイダーがハッカーの標的となり、血液製剤やバイオバンク向けのサンプルを保管する一部の冷蔵室が過熱しました。
EFSが確認した通常の稼働温度であるマイナス30℃に維持されていたこれらの冷蔵室は、一部報道では、110℃まで加熱されたとも言われていますが、フランス血液センター(EFS)は正確な温度についての明言は避け、「この程度の非常に高い温度であった」と述べるにとどまりました。
フランス血液センターは、「EFSはサイバー攻撃の直接的な標的ではありませんでした。EFSの冷凍サービス提供業者がサイバー攻撃を受け、複数のEFS拠点に設置されている冷蔵室の監視・制御システムに影響が出た可能性があります」と説明しています。
EFSによると、これらの冷蔵室には、医療機関への配送前の「血液製剤」と「バイオバンク向けのサンプル」が保管されていました。具体的には、「患者への輸血用血漿バッグとLFB(フランス血液分画・バイオテクノロジー研究所)での分画用血漿バッグ」が含まれていました。
EFSは、監視・警報システムのおかげで攻撃中に異常を迅速に検知することができ、その後、血液製剤やサンプルの改ざんを防ぐための措置を講じることができました。
フランス血液センターは「事案に応じて、発生後、ただちに関係機器は、製品や検体に影響を与えることなく、制御下に置かれるか、または無害化され、これらの冷蔵室に保管されていた製品は移送または、安全に保管されました」と発表しました。
健康被害は報告されておらず、血液製剤の損失も報告されていません。
EFSと連携する保健省は、「これらの予防措置の実施と製品の移送に加え、当該施設は影響を受けた機器へのリモートアクセスも無効化した」ことを発表。
EFSが管理する約100ヶ所の施設のうち、影響を受けたのはわずか3ヶ所で、いずれも同じサービスプロバイダーが管理しています。EFSはフランス国内の他のサービスプロバイダーとも連携しています。
EFSはフランス国家サイバーセキュリティ庁(ANSSI)とも連携しています。保健省は、「状況は現在、管理下にあり、綿密に関しされており、技術的な調査が進行中である」としています。
これらの調査は、事故の発生方法と状況、影響を受ける可能性のある機器の総数、および影響を受けた施設の安全な運用再開のための条件とスケジュールを明らかにすることを目的としています。
それにしても、血液センターとは、悪質極まりない話です。
フランス血液センター(EFS)サイバー攻撃
<関連記事>
「スーパーマーケットチェーンを襲った新手のサイバー攻撃で300店舗以上が大打撃」
「フランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃の容疑者逮捕 容疑者は18歳と未成年」










