En hommage à Bernadette Chirac, un registre de condoléances est mis à disposition de chacune et chacun à la Maison Élysée qui ouvrira exceptionnellement ses portes ce dimanche, de 10h à 18h. pic.twitter.com/omKoODjg9U
— Élysée (@Elysee) June 6, 2026
フランス国民に最も愛されたファーストレディと言われるジャック・シラク元大統領夫人ベルナデット・シラクが93歳で永眠されました。
著名人の訃報に際して、その後の報道などを見ていると、生前のその人の存在が国民にとって、どのようなものであったのかをあらためて知らされることも多いのですが、このベルナデット・シラクもまさに、その中の一人であったような気がします。
シラク元大統領が亡くなったのが2019年のことでしたので、あれからもう7年も経っているというのに、しかも、シラク大統領は、もう現役を引退してかなり経ってからのことでしたので、その夫人といえば、ともすると、とりたてて、大きく扱われることもない可能性もあったわけです。
しかし、今回の彼女の訃報には、極めて多くの人が弔意を示し、それこそ、現役の大統領、政治家、そして、一般の国民たちも大勢、彼女の死を悼んでいます。
ファーストレディでありながら、これほど国民に愛された人物も珍しいのではないか?と思われます。
彼女は、長い間、フランスで率直な物言いをし、献身的な姿勢を崩さず、教養があり、繊細で精力的で決意が固く、勤勉で、控えめながらも力強い女性のロールモデルとされてきました。
ジャック・シラク元大統領とは、パリ政治学院(シアンスポ)(超エリート校)の同級生だったということで、彼女自身も長年にわたり、フランス政界で最も人気のある政治家であったとも言われています。
また、常に完璧な装いを見にまとうパリジェンヌであり、その立ち振る舞い、装いはエレガントでシックであり、貴族出身で隠しきれない育ちの良さがにじみ出ると同時に飾らない、取り繕わない彼女の姿勢が国民に愛されてきました。
率直な物言いをしても、取り繕うことがなくても、嫌みがないところが、育ちの良さなのではないかとも思います。
彼女は四半世紀にわたり、イエローコインキャンペーンで病気の子どもたちを支援し続けてきました。彼女の子どもが精神疾患、拒食症を患っていたことも彼女を病気の子どもを支援い駆り立てることになっていたと思われます。
彼女はとても率直な性格で、夫のジャック・シラクに対しても遠慮せずに意見を言い、政治家たちを辛辣に批判することもありました。フランス人は権威にへつらわない人物が好きで、気が強く、皮肉が上手く、本音を隠さない彼女の性格が国民に親しまれたとも言えます。
シラク元大統領も人気の高い大統領でしたが、その横で夫を叱り、夫の欠点を公然と語ったりする姿は、多くのフランス人にとって親しみやすく映ったようです。しかし、決して目立ちすぎない・・それが彼女の美徳だったのです。
また、彼ら(シラク大統領夫妻)が重い精神疾患を抱えた娘を持ち、大きな苦難を経験してきたことも華やかなエリート家庭に見えながら、私生活では深い苦しみ、悲しみを抱えてきたことも国民の共感を集めることとなりました。
権威に阿ることなく、率直な物言いをし、気が強く、皮肉が上手く、本音を隠さない・・しかし、情に厚い・・彼女はまさしくフランス人が好む人物のロールモデルのような人物だったのではないかと思います。
ベルナデット・シラク訃報
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