高校生があまりの学習環境の酷さを訴えて始めている高校封鎖運動は、もはや一部の地域にとどまらず、フランス全土を揺るがす大きな波となっています。
この動きは9月の年度初め早々から、ずっと続いていますが、あらためて、学校組合と専門職組合は10月13日(火)に再び全国規模の抗議活動とストライキを行うことを呼び掛けています。
パリで行われた集会で学生組合のスポークスパーソンは、「100億ユーロの要求が提示されない限り、私たちは抗議活動を続ける」と述べています。
10月13日(火)は、フランス全土で26万6,000人から45万人規模のデモが行われるとみられています。
この全国規模のデモは、マルセイユ、リヨン、ナントで開始されます。パリでは午後3時にバスティーユ広場で集会が予定されています。Snes-FSU, CGT, FOなど、複数の全国教育組合がデモへの参加を決定しています。もはや高校生だけではありません。
同時刻には、3つの学生団体が国民教育省を訪問する予定になっています。3つの学生団体とは、Union Syndicale Lycéenne(高校組合)、Renouveau Lycéen(高校改革)、Lycéens!(高校生!)です。
これに対し、政府は欠勤した教員の補充のための緊急計画を間もなく発表すると約束しています。
それにしても、ここまで公立高校の状況が全国的に悪化しているにもかかわらず、放置され続けたのは、一体、どういうことなのでしょうか? 予算がないのはもちろんのことながら、学校の管理責任者は、もう諦めていたということなのでしょうか?全く理解ができません。
国民教育省によると、「学校の94%が全面的、または部分的に開校している」と発表していますが、この状況で開校していても、とても、ふつうに学習ができる状況ではなさそうな感じです。
また、今回の高校封鎖運動に関しては、高校生が登場する討論番組なども行われたり、また、デモ中の学生にインタビューしたりしている映像が流されるようになってきましたが、彼らが理論立てて、しっかり話すことができるのには、すごいな・・と感心しています。
こんなにしっかりと自分の意見を持って話すことができる高校生に正当な学習の機会や環境が与えられていないということは、フランスにとっても大変な損失だと思うのです。
フランスの教育は、自分の意見をしっかり持ち、それをしっかりと理論立てて話したり、発表することに重きを置かれている感じですが、そこのところは、しっかり教育がなされているんだな・・と妙なことにも感心してしまうのです。
なんなら、彼らは日本の政治家たちよりも、ずっとしっかり話ができている・・と思うのです。
高校生デモ10月13日
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