2026年10月6日火曜日

フランスの刑務所収容人数 90,020人で過去最多を記録 過密状態のフランスの刑務所

  


 フランスの刑務所収容人数が2026年9月1日時点で90,020人に達し、過去最多を記録しました。フランスは刑務所の収容密度において、ヨーロッパで最も劣悪な国の一つのようです。

 過密状態にある刑務所はフランスでは慢性的なものではありますが、今回の記録更新は、憂慮すべき事態と言われています。

 司法省が発表した公式統計によると、フランスの刑務所には90,020人が収容されていますが、収容定員は64,348人となっています。

 受刑者数は前年同期比で6.8%増加(2025年9月1日時点で84,311人)、収容定員は同時期に1.2%増加しました。

 したがって、現在の刑務所過密率は142.1%となります。

 短期刑を宣告された者や裁判待ちの者が収容される拘置所では、収容率が176.1%にも達します。刑務所はベッド不足に直面し、床に敷かれたマットレスの数は8,347枚に達し、昨年と比較すると51.8%増加しました。

 欧州評議会が発表したデータによると、フランスは刑務所の過密度においてヨーロッパ最悪の国の一つであり、トルコ(収容定員100名あたり131名)と同率で、クロアチア(123名)、イタリア(121名)などを上回っています。

 欧州評議会は年初にフランスの刑務所の現状を非難し、報告書の中で「人間の倉庫」と化す危険性を警告していました。

 これを受けて法務省は、建設費用が安く、工期も短いとされるモジュール式刑務所(工場などで予め製造した居住・管理用のユニット(モジュール)を現地で組み合わせて作る刑務所)に3,000人分の収容スペースを追加する計画で、そのうち半数は2027年までに完成させる予定になっています。

 しかし、2018年に策定された国家計画で計画された15,000人分の収容スペースのうち、実際に完成したのは、3分の1にも満たない状況です。

 工期どおりに行かないのは、フランスではよくあること・・というよりも、工期はあっても、まったくあてにならないのがふつうという印象です。

 むしろ、パリ・オリンピックのために様々なものがオリンピックに併せて建設されましたが、それがオリンピック開催に間に合ったのが、不思議に感じられるくらいでした。

 それにしても、ここまで刑務所の過密度が進むということは、確実に犯罪が増加しているということ。しかも、フランスでは、よほどのことがないと、刑務所には入れない。単純な窃盗等では刑務所行きにはならない・・という感じであり、妙な言い方をすれば、刑務所は「狭き門」というか、ハードルが高い・・のですが、それでもなお、刑務所に入りきらないほどの人がいる・・実際には、スペースがないところに床にマットレスをひいてまで収容しなければならない人がいる・・って、やっぱり怖いことだな・・と思います。


フランスの刑務所の過密度 


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2026年10月5日月曜日

高校封鎖の運動の騒乱から・・「暴徒賠償法案」の審議が前倒し、加速

  


 全国規模にまで拡大した高校生による「高校封鎖運動」により、多くの学校校舎や周辺が破壊、損壊、延焼の被害を被っています。

 この騒動を受けて、フランス政府は、「暴動参加者全員に賠償を義務付ける法案」の枠組みを拡大しようとしています。

 今回、上院には、「連帯責任」の原則に基づく法案が提出されています。

 これは、暴動参加者グループの一員と認められた者は、たとえ直接損害を与えていなくても、最大1万ユーロの賠償を求められる可能性があることを意味します。

 この「暴動参加者負担」の原則を最大限に活用することが目的であり、費用は時に非常に高額になることがあります。

 政府の試算によると、3年前のナンテールでのナエル君死亡事件に端を発する暴動による個人および企業の損害額はおよそ8億ユーロに上り、「黄色いベスト運動」による損害額は約2億5,000万ユーロ、昨年5月のパリ・チャンピオンズリーグ優勝後の損害額は、数百万ユーロと推定されています。

 このような大規模な暴動が起こるたびに、地方自治体、国、企業には十分な補償がなされておらず、今回の法案はこれを補完することを目的としています。

 「暴徒賠償」の原則は理論上は2019年から存在していますが、その実施は非常に困難なものとなっていました。

 現在、個人賠償を負わせるには、損害に対する直接的な責任が立証されなければなりません。

 加害者はマスクやフードを着用している場合もあり、たとえ特定できたとしても、誰が責任者なのか?を特定するのは非常に難しく、特に今回発生した燃え上がる校舎の前で行われた高校生によるデモの映像では、数十人のデモ参加者が映っている場合があり、誰が放火したかを特定するのは困難となっています。

 さらに暴徒が裁判にかけられた場合、地方自治体や国に必ずしも通知されるとは限らず(なんで?と思うけど・・)、そのため暴徒に対して賠償を請求することができなくなってしまいます。

 今回の「暴徒責任法」には、特に「集団責任」に関する条項(全5条)が含まれています。

 契約外の過失による民事責任(第1条)は、こうした行為に参加したすべての者、すなわち暴力行為の加害者だけでなく、デモにおいて近接していた周囲の人々全員に連帯責任を負わせる。各参加者は1万ユーロを上限として、損害賠償について連帯責任を負うというものです。

 この法律には、損害賠償のために社会保障給付を差し押さえる可能性も含まれていますが、極めてデリケートな問題のため、政府はこの部分は支持しないと述べています。

 加害者が未成年の場合、本条では、「国家の利益となる公益活動への参加」という形で債務を回収できる可能性が示唆されています。

 しかし、現実的に言って、連帯責任にしたとしても、この保障が回収できるかどうかは、甚だ疑問であり、単なる脅しのようなものになりかねない気がしています。

 だって、あの暴動のときの勢いや混乱ぶりの中で、このために、撮影部隊が動き始めるということなのでしょうか? そして、暴動参加者全員を特定し・・その後の賠償請求を行うに至るまでは、膨大な作業が必用になります。

 これは、警察?憲兵隊?また、別の国家組織? 一体、どこの管轄?がどのように行うのでしょうか? 

 あまり、現実的ではない気がしてなりません。


暴徒賠償法案 連帯責任賠償


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2026年10月4日日曜日

イワシの缶詰めが品薄になっているのは・・

  


 イワシの缶詰めは、そこまで頻繁に食べるわけではないにせよ、我が家には、たいてい、いつも、なぜかストックがある気がします。

 おそらく、多くの家庭において、その程度のもののような気もしますが、そのイワシの缶詰めが今、スーパーマーケットの棚から急激に姿を消しつつあるようです。

 フランスにおけるイワシ缶産業は、モロッコ産のものにその多くを依存している状態で、90%以上がモロッコ産のものです。今年のモロッコ産のイワシは、海洋環境の変化(気候変動)のために資源が不安定化し、具体的には、イワシが小さくなり、加工効率が低下し、生産性(缶詰め)が低下しているために、缶詰めの輸出量が減っているということです。

 気候変動による海洋環境・プランクトンの変化がイワシの成長や生息状況に影響していると言われていますが、そもそも缶詰めに入っているイワシは、もともとあまり大きなものではないのに、それがさらに小さなイワシになっているということは、どの程度の大きさのイワシになっているのだろうか?と思います。

 そもそもの品薄に加えて、最近、缶詰食品そのものがフランスで再び人気になっており、特に若い世代の消費が増加しています。

 これはインフルエンサーたちがSNSで安価な滋養食品と推し始めたこともあり、25歳~35歳の缶詰消費者が30%以上増加したといわれています。

 そういえば、少し前に、若い男の子がバゲット2本抱えて、スーパーにイワシの缶詰だけ3缶を買いに来ていたのを見かけたことがあり、若い子って、こういう食事しているの?とビックリした覚えがありました。

 つまりイワシ缶がスーパーの棚から急激に姿を消しているのは、イワシが完全になくなったというよりも、イワシが小さくなり加工効率が低下+海洋環境の変化で資源が不安定+モロッコなどからの供給減+缶詰人気による需要急増という複合的な現象です。

 これは、一時的な品切れではなく、供給構造の問題ともいうべく事態。

 私など不勉強でイワシ缶はブルターニュで作られていると思っていましたし、(もちろん、今でもブルターニュ産のイワシは現在も存在している)、モロッコがそんなにイワシ缶で有名な国であったことも知りませんでした。

 しかし、缶詰そのものが再注目されていることは、悪くない話。冷蔵、冷凍などが必用なく、保存が効き、安価。栄養的にも決して悪くありません。

 そのままでも食べることができて、それを材料にして、お料理することもできる。

 なんとなく、これまで見過ごされていた缶詰をイワシだけでなく、探求してみるのも、ちょっとおもしろいかもと思っています。

 

イワシの缶詰不足


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2026年10月3日土曜日

想像以上に規模を拡大している高校封鎖運動は全国規模へ拡大・・ごくごく身近にも・・

  


 昨日、バスに乗ったら、予告なしに、突然、バスを降ろされて、なんのことだかわからないものの、「えっ?また?もう~~!」と思いながら、その先は歩かざるを得なくなりました。

 正直、バスが急に路線を変更したり、途中で降りてくださいと言われたりすることは、そこまで珍しいことでもないので、ブツブツ思いながらも、そんなに大きなこととは思っていませんでした。

 幸いお天気もよく、少し歩くのも、そこまで大変ではなかったのですが、歩いている途中で、なにやら、ものものしい感じで、なんで?こんなところにこんな人だかり?

 しかも、よく見てみれば、その人だかりは、なんだか若者ばかりで、ちょっと、ふだんはあまり見ない感じの集まりでした。

 怪訝に思って覗き込むと、その人だかりの奥には、たくさんの警察官と憲兵隊がバリケードを組んでいました。そこまで見て、ようやく、この道の奥には高校があったことを思い出しました。

 ここ2週間くらい続いている高校封鎖運動の波がごくごく近所にまで迫ってきていることにビックリ!学生たちは、そこまで興奮しているわけではありませんでしたが、それでも、プラカードを持った学生もけっこういました。

 どうやら、その日は、もうすでに高校は閉鎖されているようで、高校生が高校を閉鎖しているというよりは、暴動を恐れた政府側が警察官や憲兵隊を使って、高校をブロックしている感じでした。

 私の住んでいる場所は、けっこう穏やかな街で、そんな暴動とは無縁な感じがしていましたが、ごくごく身近にまでこの波が及んでいることに大変、驚きました。

 当然?ですが、この閉鎖されていた高校は公立の高校で、少なくとも、この日は休校(もしかして、リモート授業などかもしれませんが、大勢の生徒が学校前に集まっているのですから、ほぼほぼ授業はストップ状態)。

 うちの娘は、近所ではありますが、私立の一貫教育の高校に行っていたので、この高校のことはよくわかりませんが、娘の行っていた学校の方は、まるで、なにも起こっていないように積情どおりの静けさを保っていました。

 今回の高校生の抗議内容に入っているのかわかりませんが、高校とはいえ、もう、私立と公立とでは、別次元、別世界を生きていることになっているのです。

 ちょうど、この高校のあたりを歩いていた時に、日本にいる従姉妹からLINEが入り、なんだか、「テレビでパリが燃えてる様子が映ってるけど・・大丈夫?・・」と。

 「ちょうど、今、それでバスを降ろされたところだけど、うちのあたりは燃えてないから大丈夫・・」と返事しましたが、「うちのあたりは燃えてないから大丈夫・・」とは、我ながら、おかしなことです。

 この高校封鎖運動がどのように終息していくのかはわかりませんが、ただでさえ、職員不足、資源不足などを訴えている中、暴力行為で学校を破壊したりすることは、違うのではないか? 

 この日は全国で400校以上の高校が閉鎖されたそうですが、私はその400分の1に遭遇したわけです。

 ただ、暴力行為は、間違っているとは思いますが、何か抗議したいことがあって、皆で声を揃えて立ち上がる・・と言うこと自体は、悪くないこと・・だとは思っています。


高校封鎖運動遭遇


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2026年10月2日金曜日

パリ・CDG空港 世界空港ランキング最下位に・・

  


 旅行・航空関連の民間サービス企業「Air Adviser(エアアドバイザー)」が発表した世界の空港ランキングにおいて、(最高の旅客体験を提供する世界の23の主要空港を独自の基準で比較した2026年ランキング)パリ・シャルル・ド・ゴール空港は、ランキング最下位を記録しました。

 「空港ランキング」と聞いて、即刻、「CDG空港は、どのくらい?」と思って見たのですが、まさかの最下位とは失笑しました。

 これは、定時運航率、Googleレビュー、市内中心部へのアクセス、ショッピングなどがその評価対象となっています。

 この評価においては、定時運航率(ユーロコントロールのデータに基づく)がスコアの40%を占め、Googleレビューの平均評価と同率です。続いて、市内中心部への移動費用(8%)、ショッピング(5%)、市内中心部までの距離(4%)、そして、業界トップクラスのスカイトラックス評価(3%)を加算したポイントによって成り立っています。

 今回のCDG空港への低い評価は、特に定時運行率の低さが大きなマイナス要因となっています。私は、そこまで頻繁にCDG空港を利用しているわけでもなく、定期的に利用しているのは、日本への直行便で、しかも日本の航空会社を利用しているので、そこまで遅延等に悩まされることはないのですが、それでも、その他のヨーロッパ諸国(主にイタリアですが・・)への移動の場合は、遅延でも驚かないどころか、当然・・という観念が定着しつつある気もします。

 2025年の定刻出発率は61.07%で、平均74.04%を大きく下回っています。

 また、パリの空港は、市内中心部への比較的高額な交通費(RER B線で片道14ユーロ)と平均を下回る乗客満足度によっても評価を下げています。

 この空港へのアクセスのRER B線については、私も痛い目にあった記憶があり、まったくちゃんと動いて、空港まで行けるか?空港から帰ってこられるか?については、本当に信用ならない気持ちです。

 ちなみにAir Adviser(エアアドバイザー)が選んだ最高の空港は、ロンドン・ヒースロー空港、2位ダブリン空港、3位テネリフェ・サウス空港、4位パルマ・マヨルカ空港、5位ロサンゼルス国際空港となっています。

 1位を獲得したロンドン・ヒースロー空港は、膨大な便数にもかかわらず、高い定時運航率(79%)を誇っています。その規模の大きさから世界最高の大型空港であると同時に、ランキング対象空港の中で最も豊富なショップとレストランの品揃えと高い顧客レビューも誇っています。

 一応、CDG空港の名誉挽回のために付け加えておきますが、昨年3月に発表されたスカイトラックスのランキングは、あらゆる国籍の顧客が記入したアンケートに基づき、チェックイン、乗り継ぎ、ショップ、セキュリティ、入国審査といった基準で評価されていますが、このランキングにおいては、CDG空港は世界第6位、ヨーロッパで第1位にランクインしています。


CDG空港 世界空港ランキング最下位


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2026年10月1日木曜日

創業130年のフランスの靴ブランド アンドレ(André)破産から清算手続きへ

  


 パリ商事裁判所は、フランスではかなり歴史の長い(1896年創業)靴ブランド「アンドレ(André)」が破産状態にある同社の清算を正式に発表しています。

 同文書によると、現在、従業員30名しかいない同社は再建不可能であり、その主な理由として、「家主との問題」や「ショッピングセンター大手ウェストフィールドとの交渉決裂」などが挙げられています。

 私自身、以前のように買い物をしなくなっているので、アンドレがそんな状態になっていることも全く気が付いていませんでしたが、アンドレは、以前は、パリの繁華街やショッピングセンターには、あたりまえのように存在するお店のひとつでした。

 それが最後は、従業員が30人しかいなくなっていたなんて、びっくりでした。

 アンドレは、女性・男性向けの比較的、正当派な感じのブーツ、ローファー、パンプス、サンダルなどを扱うそこそこのクォリティの靴屋さんでした。私も以前は、何度か買い物をしていました。

 すごく印象に残っているのは、娘の靴(たしかブーツだった)探しは毎年、大変なことで、多分、私が持っていたアンドレの靴が欲しくて、買いに行ったところ、一番小さいサイズでも、少し大きくて(小学校高学年か中学生くらいだった?)、娘が気に入ったブーツが彼女のサイズがなくて、「来年、買いに来てね!」と店員さんに言われたのが、なぜだか、すごく印象に残っています。

 思い返せば、フランスの古い世代であった亡き夫は、靴にはとてもこだわっている人で、娘がほんの小さな頃から、足のカタチが悪くなるからと革靴を履かせなければいけないと言い張り、娘は小さな頃から革靴を履かされて育ちました。

 子どもならば、運動靴の方が・・とも思っていたのですが、当時の私は、「フランスは、そういう国なのかしら・・」と、あまり抵抗もせずに、夫の言うままに娘には革靴を履かせていました。

 なので、娘は通学の時にも必ず革靴で、スポーツをするときにはスニーカーや運動靴で・・とそんな感じでした。

 当時は、冬には、小学生でもブーツを履いているのも珍しくはなく(通学時)、まあ、どんどんサイズが変わっていく娘の靴探しは、毎年毎年、大変なことでした。

 昨今は、そんな古臭いことを言うフランス人も減ってきたのでしょう・・いわゆる革靴を扱うアンドレのようなお店は、当然、売上げが減少していたのも頷けます。

 正直、私自身もたくさん歩かなければ・・と心がけているために、革靴というものをすっかり履かなくなり、スニーカーばかりですませてしまっています。

 多くの中堅どころの既製服メーカー、カマイユ、エスプリ、NAFNAF、minelli、GAP、プリンセス・タムタムなどなど、近年、経済情勢の影響を受けて姿を消した数多くのブランドリストに創業130年という靴ブランド「アンドレ」も加わったことになります。

 創業130年という老舗の看板があれば、やり方次第でもっと何とかできなかったのか?と思わないでもありませんが、移り変わりの激しいファッション業界、ついに老舗靴屋さんまでもが、その看板を下ろすことになったのは、残念な気もします。


アンドレ(André)破産から清算手続き


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2026年9月30日水曜日

おススメのほっこりフレンチ Le Petit Baigneur ル・プティ・べニョール

  


 以前から、ちょっと目をつけていたレストランがあって、友人が来たら、是非、一緒に行こうと思っていたのに、思いのほか先の先まで予約がいっぱいで、結局、その友人とは行けずに、わざわざパリに来てくれたというのに、フレンチに一回も行っていないということに彼女の帰国間近になって気が付きました。

 そこで、急遽、どこかいいところはないかな?と探して、半信半疑で、なんとなく良さそうだな・・というだけで行ってみたのですが、これが大当たりでした。






 小さなビストロなのですが、こじんまりとしている家庭的な感じで、常連さんが多い感じのアットホームな感じのお店です。店内のインテリアも独特な雰囲気ではあるのですが、落ち着いた雰囲気です。

 もう「いつものお席」が決まっている一人でやってくる年輩の男性とか、ご近所のお友だち同士が集まってきて・・とか、比較的、年齢層高めの方々がゆったりと食事をしている・・そんな感じです。

 メニューも、あまりこじゃれた感じではなく、フレンチのド定番という感じでお値段もお手頃です。



 面白いのは、メニューを選んだら、小さな紙を渡されるので、自分で注文するものを書いて渡します。

 隣の人が頼んでいるものを、気軽に私もあれ、追加で注文したい・・そんなことが気軽に頼める雰囲気です。

 お昼のメニューは、前菜+メイン、またはメイン+デザートで19ユーロ、前菜+メイン+デザートで25ユーロとかなり良心的なお値段です。

 前菜、メイン、デザートは、それぞれメニューの中から自分で好きなものを選べるようになっていますが、ものによっては、メニューとして頼む場合に追加料金が取られるものも一部あります。


 どれも、量的にもかなりたっぷりとしていて、特に驚いたのは、前菜の中の自家製テリーヌを頼んだ場合、大きな塊がド~ンと出てきて、「好きな分だけ切ってください!」と食べ放題?、その付け合わせのコーニッション(ピクルス)も大きな瓶詰(自家製)が出てきて、こちらも「お好きなだけ取り分けてください!」とのこと。

 このテリーヌが抜群のお味で、ピクルスも漬き加減がちょうどよくて、いくらでも食べられそうな、これまたちょっと感動もののクォリティ。最近、食べたピクルスの中で一番、美味しいピクルスでした。

 このテリーヌ・・実は隣の人が食べていたのが、あまりにも美味しそうで、追加で注文してしまったのです。

 メインのお料理もぬかりはなく、丁寧に作られていることがわかる安定したお味です。



 そして、デザートがこれまた絶品、特にティラミスは「こんなに?」と思うほどの量なのに、ペロッと食べられてしまいます。



 周囲の人々が食べているものを眺めても、どれもこれも、食べてみたいものばかり・・。

 絶対にここは、しばらく、定期的に通います。


🌟Le Petit Baigneur  10 Rue de la Sabilière 75014 Paris 

 

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