最近、マルシェに良く顔を出してみるようになって、気になることがいくつかあります。置いてある商品についても、色々な発見はあるのですが、私は、そこに買い物に集まってくる人を眺めるのも好きです。
マルシェにはお花屋さんも結構出ていて、すごくイカつい感じのおじさんが可憐な感じのお花のブーケを平然と買っていたりするのも、微笑ましい光景です。
この一人一人にストーリーがあって・・という想像も楽しいのですが、目につくのは、けっこう年配の人が多いことです。なんとなく、昔からの風習というか習慣で、食料品の開門はマルシェですることを美徳としているようなところもあるのですが、考えてみれば、少量でも自分の必用な量を買いやすいということもあるのかもしれません。
しかし、今はスーパーマーケットもけっこう宅配をしてくれるお店などもあるのですが、一定の金額以上だったりもするので、かえって一人暮らしの高齢者には利用しにくいのかもしれません。
そして、彼らの買い物を見ていると、「歳をとっても彼らは肉食なんだ・・」とちょっと驚かされます。けっこうガッツリした鶏の丸焼きの半分とかだったり、かなりたっぷりしたステーキ用の肉とか・・圧倒的に魚より肉を買っている気がします。
魚よりも肉の方が調理が簡単で食べやすいのかもしれませんが、日本人だったら、やっぱり年齢がいってくると、やっぱりあっさり目の魚系になりがちな気もするのですが、やっぱり違うんだな・・などと思います。
以前、友人がガンで入院していた時に、お見舞いに行ったときに、「病院の食事はどう?」と尋ねたら、「あんまり食欲ないのに、今日もステーキで参っちゃった!手術したばかりなのに・・」と言っていたのを思い出します。
一人でマルシェに買い物に来ている高齢者はけっこういるのですが、一人暮らしなのか?老夫婦で生活をしているのか?高齢者施設のようなところにいるのか?様々だとは思いますが、おそらく、90は過ぎているであろう、ガリガリに痩せた年配のご婦人が自分でキャディを引っ張りながら、歩いて買い物に来ているのは、大変そうです。
中には車椅子などで、付き添いの人がついて買い物に来ている人もいるのですが、付き添いもおらずに一人でバスに乗って来ている人もいて驚かされたりもします。
先日、マルシェの帰りにバス停のベンチに座ってバスを待っていたら、中年女性に、「このご婦人のために席をあけてください」と声をかけられたので、スッと席を立ったのですが、この時は当然、その声をかけてくれた女性が付き添いで来ているのだと思っていたら、なんと一人でやってきていたのでした。
バスが来たときに、そのおばあさんが、「手伝って!」と自分で声をかけてきて、どうやら、バスに乗るのを手伝ってほしいということらしく、彼女の荷物をバスに乗せて、バスに乗り込む彼女の手を支えさせていただきました。
この女性、ちょっと見には、とてもひとりで出歩けるようには見えないくらい弱っている感じで、そのままベッドに横たわっていたら、もう重病人みたいに見える感じだったのです。
それでも、介助の人もつかずに一人でバスに乗ってマルシェに買い物に来ているのが、精神的には、とてもたくましいんだな・・と、複雑な気持ちになりました。
自分で食べるものは、自分の目で見て、自分で確保しようとしている、そのエネルギーがスゴいなと思うのです。
他人の助けを借りながらも自分で買い物をしようと、それを続けていることが長生きの秘訣なのかな?と思ったりもしましたが、私とて、一人暮らしの身、いつの日か、彼女くらいの年齢まで生きられたとして、彼女のように一人で買い物に来ているのだろうか?などなど、自分の身に置き換えて考えたりもしました。
私の両親は既に他界していますが、周囲の叔父叔母たちに、一人暮らしをしている高齢者はほとんどいないので、日本ではどんな感じなんだろう?と思ったりもしました。
高齢者のお買物
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