ポアラーヌは、創業1932年のパリでも有名な老舗ブーランジェリーで、おそらく多くの人が知っているパン屋さんです。
パリ市内のMonoprix(モノプリ)なら、たいていどこの店舗にもポアラーヌのパンは置いてあるし、ラファイエットグルメやボンマルシェなどにも置いてあります。
どこのモノプリにもたいていあるとなったら、それは、認知度はそれなりに高く、日本から来る観光客にも、一時、大変、もてはやされて、ポアラーヌのパンやクッキーなどを買い求める人もけっこういました。
また、当時は、このポアラーヌのミッシュが日本に空輸されて、うやうやしく「パリから空輸!○○時到着!」などとデパ地下などで売られていたこともありました。
ここのミッシュと呼ばれるパンは、天然酵母パンの草分け的存在で、アラン・デュカスが「世界最高のパン」と絶賛したこともあり、長くパリに根付いているブーランジェリーです。
私はこれまでモノプリでしか、買ったことがなかったのですが、少しお高め(といっても大したことはない)で、モノプリの中ではちょっと別格扱いされていて、一時、私もわりと頻繁に買っていたこともあるのですが、そのうち、なんだか慣れてしまったというか、飽きてしまったというか、しばらくご無沙汰していました。
ここのところ、「ポアラーヌ倒産!」などというニュースが入り、「えっ?あのポアラーヌが潰れちゃうの?」とびっくりしていたのですが、そんな報道があった後も、ポアラーヌのパンは相変わらず、モノプリには、ずっと置かれていて、「え?潰れてなかったの?」と思っていたのです。
どうやらポアラーヌは、一時、主要生産拠点が衛生上の問題で一時閉鎖されたり、売上げ減少、原材料、人件費の高騰などから、経営が傾いたのは事実で、現在、司法再建手続き中ということで、経営再建・会社更生手続き中ではありますが、現在も営業をストップしていません。
先日、娘がパリに来ていた時に、懐かしかったのか?娘がモノプリでポアラーヌのパンを買ってきて、それを久しぶりに食べたら、「あれ?やっぱり、ポアラーヌのパン美味しい!」と思い、それならば、本店に行ってみようと、初めて本店に行ってみたのです。
お店は思ったよりも小さなお店でしたが、店内に入るとものすごく良い香り・・。さて、どれにしようか?とりあえず、ミッシュは欲しいけれど、半分買うとしても、大きすぎるし・・と、お店の人に話してみたところ、「何枚欲しいの?好きな分だけ切ってあげるわよ!」と言ってくれたので、3枚だけ(といっても、一枚が大きい大きい!!!)と、小さなレーズン入りのライ麦パン、それと、店員さんが「これは美味しいわよ!」とおススメしてくれたりんごのタルトを買ってきました。
ここのサブレ、クッキーも大変、人気の商品でシンプルでとても美味しいのは知っているのですが、つい最近、ちょっと上等なサブレを他で買ったばかりだったので、こちらの方は今回はやめておきました。
本店で買って来たミッシュは、やっぱりモノプリで買うものよりもずっと美味しく、何よりも風味が素晴らしく、大概、美味しいパンを探して歩いて食べているものの、こんな風味の良いパンってなかなかないな・・とあらためて、ポアラーヌを見直した次第です。
お店の人も大変感じがよかったし、私のよく行くエリアでもあるので、これは、また、是非、行かねば・・と深く思ったのでした。
パリはよく美食の街などと言われますが、私は、パリ(フランス)で美味しいのは、パンとバター、チーズではないかと思っています。
それだけ、パリには多くのブーランジェリーがあるのですが、そんな中でも経営難に見舞われながらも、なんだかんだ生き残っているポアラーヌってやっぱりすごいんだ・・名実ともに・・と痛感させられました。
こうしてあらためて、ポアラーヌのパンを味わってみると、パリにブーランジェリーは数々あれど、やっぱり、ここは別格の感があるのです。
🌟Boulangerie Poilâne 8 Rue Cherche-Midi 75006 Paris
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