2026年8月10日月曜日

2026年最高のクロワッサンのお店 Boulangerie du Sentier(ブーランジェリー・ドゥ・サンティエ)

  


 パリでは、毎年、バゲットコンクールだのクロワッサンコンクールだのが開かれていますが、それが発表になると、なんとなく、行ってみることも多いです。

 ただ、正直、必ずしも感動!というわけではない・・というか、やはり、それは美味しいのですが、その度合いが違うと言った方が正しいかもしれません。

 私自身、なんだか慣れてきてしまって、感動するハードルが上がってしまっているかもしれませんが、「ふ~ん、なるほど・・」くらいにしか思わないこともあります。



 今回のクロワッサンは、2026年のクロワッサンコンクール(Grand Paris)で優勝したお店のクロワッサンです。

 クロワッサンに関しては、正直、久しぶりな気がしていましたし(一応、少々、カロリーを気にしているので・・)、今回もそんな感じで、そこまで期待はしていなくて、まあ、一応、チェックしておこうか・・くらいな感じでした。

 お店はパリ2区にあるBoulangerie du Sentier(ブーランジェリー・ドゥ・サンティエ)というお店です。平日の午前中の時間帯でしたが、お店の前には、少しですが、行列ができていて、お店から出てきた2人組の若い女の子がクロワッサンをかじりながら歩いて行く姿に、「あれ??これ?もしかしたら?かなりイケるかも?」という感じがしました。

 お店自体は、こじんまりとした佇まいのお店で、最近、やたらとたくさんの種類を扱うブーランジェリーが増えている中、種類もわりと少な目で、また、お店が華美すぎないことにも、好感が持てる感じのお店です。




 やはり行列はこのクロワッサン目当てのお客さんがほとんどですが、私が行った時には、行列といっても、わりとすぐに買えました。クロワッサンは 1個 1.5ユーロ、パン・オ・ショコラは1.6ユーロです。このクロワッサンの値段は、ふつうのブーランジェリー価格で、グランプリを受賞したからといって、特に高くしたりしていないところは嬉しいことです。

 今はSNSなどでも情報が広がっているためか、観光客もけっこういるようですが、例えば、海外からの観光客でパリを楽しみたいなら、今年、パリで一番のクロワッサンを現地で堪能してみるというのも、楽しいことかもしれません。しかも、1.5ユーロで楽しめるなんて、悪くない気がします。





 ここのお店のラインナップを見てみると、わりと素朴な感じの素材を活かした感じのものが多いです。

 私は、今回はクロワッサンとパン・オ・ショコラを購入してみました。






 久しぶりにクロワッサンを食べましたが、当然ですが、表面はパリッとしていて、中身はしっとりソフトです。中身のソフトな部分に関しては、マイルドでうっすら甘味を感じます。

 昨今は、パリでは、かなり立派で、大きさも大きめなツヤツヤしたクロワッサンが増えた気がしますが、ここのクロワッサンは、もっと昔からフランスにあるクロワッサンの基本的な美味しさを実直に守っている・・そんな印象も受けます。

 パリで超人気のセドリック・グロレのクロワッサンなどは、たしかに美味しいですが、1個5ユーロというクロワッサンとしたら、めちゃくちゃ高いお値段・・しかも、それを買うためには、大行列をならばなければならないわけで、実際に、パリジャン・パリジェンヌが日常で食べているクロワッサンではありません。

 そういう観点から言えば、今回のクロワッサン・グランプリ受賞のお店のクロワッサンは、もっと日常、ふつうに暮らしている人々が食べている美味しいクロワッサンという感じです。

 1.5 ユーロで楽しめる本物のパリの味!これは悪くない気がします。

 

🌟Boulangerie du Sentier 47 Rue du Caire 75002 Paris    土休

 

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2026年8月9日日曜日

魔の6月26日 猛暑が起因の死亡者数1日で2,935人 パンデミック時の1日の死亡者数記録突破

   


 今年のフランスの猛暑はやはり異常です。5月、6月から始まっている猛暑は、まだ続いており、時々、スッと涼しくなる週が挟まっているから良いものの、まもなく、今年5回目の猛暑が訪れると言われています。

 しかし、中でもやはり6月が特に酷かったのは、猛暑が起因とされる死亡者数が凄いことになっていた・・という数字が発表されて、あらためて、酷かったんだな・・と思わせられます。

 フランス国立統計経済研究所(INSEE)によると、2026年6月、あらゆる原因による死亡者数が53,082人に達し、1日平均1,769人となりました。これは2025年6月と比較して10.6%の大幅な増加です。

 この増加は2026年6月17日から30日にかけてフランス本土のほぼ全域を襲った猛暑が大きく影響しています。

 この期間、1日平均2,019人が死亡し、特に6月25日、26日、27日には1日あたり2,500人以上の死亡者が出ました。

 その中でもピークは6月26日で、2,935人の死亡が記録されました。最も被害が大きかったのは、イル・ド・フランス地域圏でした。

 また、特に自宅での死亡者数の増加が顕著で2025年6月に比べると20%も増加しています。これは、どう考えてもエアコンの普及が進んでいないことが大きな理由ではないかと思われます。しかし、私は、この頃はもう外に出るのが恐怖・・外に出たら死ぬかも・・とまで感じていたので、自宅に多くの人が籠っていたのは理解できます。

 たしかに暑くて苦しかったのは、覚えていますが、特にどの日が辛かったとまでは、記憶していなかったのですが、このような数字が出てみると、6月26日がいかに危険な日であったのかを知り、恐ろしくなります。

 この6月26日の1日の死亡者数(猛暑起因によるもの)の2,935人という数字は、新型コロナウィルス感染症パンデミックにおける1日の最多死亡者数記録(2,810人)を上回る数字でした。

 パンデミックのあの頃は、毎日毎日、まだよくわからないウィルスのために家の中で恐怖に震えながら毎日発表される感染者数や死亡者数を暗澹たる気持ちで眺めていたのですが、まさか、暑さでこれほどの死亡者数が出てしまうということは、驚きであると同時に驚異でもあります。

 また、すぐそこに猛暑が控えているのですが、この数字は暑さは決して侮れないということを如実に語っています。猛暑は時に、ウィルスよりも恐ろしいのです。

 

6月26日 死亡者数1日で2,935人


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2026年8月8日土曜日

セーヌ川での遊泳はもはやふつうになった・・?

   


 2024年のパリ・オリンピックで水泳競技の一部(トライアスロンなど)をセーヌ川で行うという話を聞いたときには、ひっくり返りそうになりましたが、事前にパリ市長がデモンストレーションでセーヌ川で泳いでいるところを見せたり、マクロン大統領までもが「セーヌ川で泳ぐ!」と言い出したりして(結局は、マクロン大統領は泳がなかったけど)、なにやら、セーヌ川で泳ぐことに対する世間の冷たい風評をはねのけるためにゴリ押ししてる感じが否めない雰囲気でした。

 そして、昨年からは、夏になると、セーヌ川に3ヶ所の遊泳スポットが設けられるようになり、一般市民が泳げるようになり、今年の夏などは、特に激しい猛暑ということもあって、7月だけで7万人がこのセーヌ川の遊泳場を利用したと報道されています。

 パリ市内の一般的な市民プールの入場者数はおよそ1.5~2万人(7月)と言われているので、この7万人という数字はかなり多い数字です。

 今年の7月31日から8月16日までのヨーロッパ水泳選手権は、パリで開催されているのですが、オープンウォータースイミングと高飛び込みの競技は、セーヌ川で行われます。

 つまり、もう当然のように、なにも憚ることなく、セーヌ川が水泳の場所として定着してきた感があります。これは決してセーヌ川がきれいになったわけではなく、たんに人々が慣れてきた・・ということだと思います。

 夏の初め、パリのセーヌ川に指定された3つの遊泳場エリアが再開される際にセーヌ川と運河を担当するパリ副市長は「セーヌ川で泳ぐことの意義やその利点について、もはや誰も疑問を呈する声は聞こえてこない」と宣言しています。

 今年は、その勢いを後押しするように、パリは35℃を超える日が10日間以上も続き、蒸し暑い夜が続き、皆が泳げる場所を必死に探すような状況でした。気候変動は、セーヌ川遊泳に対する大きな障壁を打ち砕いたとも言えるかもしれません。

 ましてや、このパリのセーヌ川の遊泳場は無料で開放されているのです。そこまで入場の規制も厳しくありません。先月、私がパリプラージュを散歩していた時にたまたま、この遊泳場の一つを通りかかったのですが、子ども連れの親子が来ていて、3~4歳くらい?と思って見ていたら、入口のところに身長を測るラインが引いてあって、このラインより、大きくならないと入れないよ・・来年またおいでね・・と言われていたので、一応、年齢制限というか、身長制限はあるようです。

 しかし、この遊泳場は無料ですが、その他の遊泳禁止エリアでの遊泳には、罰金68ユーロに引き上げられることになりました。(2026年8月から)

 これは、猛暑の期間にセーヌ川の遊泳エリア以外で水難事故が何件か発生したこともこの罰金が設けられた理由のひとつでもあると思います。だいたいにおいて、罰金や罰則なしには、禁止などの規則はないも同じというのが、フランスです。

 遊泳スポットでは、毎日水質検査がなされているようですが、水質検査をするまでもなく、いくら安全と言われても、私はかなり抵抗があるというか、いくら頼まれてもムリです。

 あの深緑色の水、セーヌ川は大きな川ではありますが、遊泳場から、ほんの数メートルのところを貨物船が通っていくのにも、ギョッとさせられます(そこで泳ぐとしたらの話)。

 しかし、それでもセーヌ川で泳ぎたいと思う人は、増えているわけですが、それはそれとして、個人の自由。

 むしろ、公式の水泳競技が行われる方が気の毒といえば、気の毒で、選手たちにとっては、競技がセーヌ川で行われるからといって、辞退するわけにはいかないので、たとえ、あの深緑色の水に抵抗があったとしても、泳がないわけにはいかないので、とても気の毒な気がするのです。

 ヨーロッパに最初に来た頃には、夏、暑くなると、街中の噴水で水浴びしたりする人々を見て、びっくりした記憶がありますが、今やそれがセーヌ川・・しかも、それがふつうのこととして認識されるようになったことには、やはり、感覚の違いを感じざるを得ない気がしているのです。


セーヌ川遊泳


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2026年8月7日金曜日

フランスの猛暑が野菜の生産に与えた影響 サラダがない・・

  


 今年のフランスの夏は、記録的な猛暑と干ばつが続き、野菜の生産に深刻な影響が出ています。特に露地栽培の野菜は大きな打撃を受けました。

 すでに、この影響は私たちのような一般市民にも、目に見えるかたちで表れ始めています。とりあえず、一番、目立つのは、レタスなどのサラダ類の葉物野菜がスーパーマーケットから消え始めていることです。

 現在は、猛暑が一瞬、去ったかのように感じる気温ですが、干ばつの被害は続いています。VigEau (フランス水質監視機関)は、8月4日の時点で99の県が規制対象となり、そのうち33県が警戒区域、66県が危機的状況にあると発表しています。

 この状況は様々な影響を及ぼしており、特に大量の水を必用とするサラダを始めとする作物に大きな打撃を与えています。

 レタス農家によれば、「気温が30℃を超える日が何日も続き、夜も熱帯のような暑さになると、植物は繁殖して子孫を残そうとするため、葉を伸ばすかわりに種をつけてしまう」のだそうで、こうして育ったレタスは小さな茂みのようになり、食用には適さなくなってしまうと言います。

 生き残ったものでさえも大きさは半分以下の小さなものになってしまいます。

 ブルターニュ地方のブロッコリーやアーティーチョークはほぼ全滅状態だそうです。

 私は、今の季節、ベランダできゅうりを育てていますが、水をやってもやっても、あっという間に乾いてしまうので、本当にたかが私の家の狭いベランダのプランターにどれだけ水をやっているかわからないほどです。まあ苦労のかいもあって、きゅうりは、無事ですが・・。

 フランス野菜協会によれば、この全国的な干ばつの影響で秋も非常に厳しい状況にあり、その影響は冬までも続くと言われています。

 野菜農家では、年間収穫量が半分程度にまで落ち込むケースもあり、数千万ユーロ規模の損失が見込まれています。政府は農家への財政支援や耐暑性品種・灌漑設備への投資拡大も検討しています。

 気候変動に直面する中で、解決策は、農法を適応させるか?より耐病性の高い品種を探すことが検討されていますが、こうした対策は生産コストの上昇に繋がる可能性があります。

 本当にどうにかしてほしい、この気候変動、猛暑・・フランスでは、また来週、猛暑がやってくる予報が出ています。

 一体、どうなっちゃったの???


猛暑と野菜


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2026年8月6日木曜日

C4V(Centres Forme et Bien-Être)犬・猫が病気になった時のレスキュー

  


 ポニョの具合が悪くなってから、嫌がるポニョを連れて獣医さんのところに行ったり、食欲が減退しているポニョのために何なら喜んで食べてくれるか?とか、嫌がるポニョに何とか薬を飲ませる方法とか、試行錯誤する毎日を送っています。

 獣医さんでは、さんざんポニョが暴れた末、麻酔までして血液検査をしてもらい、腎臓に問題があることがわかり、薬を処方されてきて、ポニョの人生で初めて、こんなに長く薬を服用しています。

 獣医さんには、薬の他に、どんなものを食べさせたらいいでしょうか?と聞いて、キャットフード(療養食)の缶を譲ってもらってきていました。

 ただ、一時、キャットフード(今まで家でポニョにあげていたふつうのキャットフード)は食べなくなってしまい、鶏肉やお魚などしか食べなくなっていたので、実際に薬を忍ばせることも難しい状態でした。とにかく、何も食べなくなったら大変と手をかえ、品をかえ、なんとか、食べてくれるものを必死で探していました。

 どんな時にも、あんなにガッツいていたポニョには、考えられないことでした。

 最初、Animalis(アニマリス)というふつうのペット用品のお店に行って、相談してみたのですが、特に方法もなく、薬はチュールのようなものに混ぜてあげてみたら?と言われて、試してみたら、1回は薬を飲んでくれたのですが、2回目からは、薬が入っていることを見破られ、チュールでさえも、使えなくなってしまいました。

 もうダメ元で、獣医さんからもらってきていたキャットフード(医療用)(缶詰めのキャットフードは食べなくなっていたのであきらめていて、しまってあった・・)をあげてみたら、なんと、あっさり食べてくれたので(薬を中に忍ばせて)、ひとまずホッとしました。

 同じものを獣医さんのところに買いに行ってもいいのですが、また、これでさえも飽きてしまう可能性もあるので、他にもなにかないかな?と色々と調べてみた結果、C4V(Centres Forme et Bien-Être)という場所を見つけました。

 C4V(Centres Forme et Bien-Être)は、獣医師によって設立されたネットワークで、犬や猫のための療法食、市販薬、個別相談に乗ってくれるところです。




 小さなお店ですが、ふつうのペット用品のお店などにはない、今のポニョにとっては必要なものがギュッと詰まったお店で、恐らくペット(犬や猫)のための療養食や食事、市販薬やおもちゃなどなどをたくさん扱っています。



 また、ポニョの病状や様子を説明し、その状態にあった療養食をていねいに相談に乗ってもらいながら、選べるのでとても心強い存在です。何よりもお店の方がとても優しく、動物に対する愛情に溢れているので、とても暖かい気持ちになります。




 メンバーに登録すると、10%割引になるというので、さっそくメンバー登録をしたのですが、登録がポニョの名前になるのも、なんというかホッコリさせられます。

 自分の大切なペットが病気になってしまうことは、とても辛いことで、心細いものです。ポニョは17年も我が家の一員として、大黒柱のように存在してきたので、誰よりも大切な家族の一員です。


 親身になって相談に乗ってくれるし、何よりも、たしかな獣医さんの知識を持っている人のアドバイスなので、心強く、とても信頼できます。これからしばらくは、ここに通うことになりそうです。

 夏休みも休むことなく営業しているそうです。

 

🌟C4V Paris 6            59 Rue Notre Dame des Champs 75006 Paris 


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2026年8月5日水曜日

2026年7月はフランス史上、最も暑く、最も乾燥した月だったらしい

   


 フランス気象局(Météo-France)が発表した気候報告書によると、2026年7月はフランス史上、最も暑い7月であり、フランス全土で灼熱の太陽が支配していたことを明らかにしています。

 また、幾度もの熱波に見舞われたこの月は記録的な乾燥度も記録しており、土壌の乾燥も進み、広大な面積を焼き付くす山火事の被害も続出しました。

 フランス気象局(Météo-France)によれば、この期間の平均気温は24.9℃で、1900年の観測開始以来、どの月よりも高い記録となりました。

 この平均気温24.9℃というのは、あくまでも平均とはいえ、肌感覚だと、「え~~?そんなに低くないでしょ!24.9℃だったら、全然、楽勝だったはず・・」とも思ってしまいます。

 しかし、考えてみれば、例えば40℃超えの1週間があったとしても、それがおさまると、20℃そこそこ、あるいは、朝晩は20℃を切ることもあったので、平均にすれば、そんな感じになってしまうのかもしれません。

 また、最高気温に関しては、もはや30℃どころか、35℃を超えることも、そこまで珍しいことではなくなっていることからも、1991年から2020年までの平均値を5.2℃上回っているということで、これには、充分に納得がいきます。

 私はこの記録よりも前からフランスに住んでいるので、この、夏とはいえ、そこまで暑くなかったフランスを体験してきたので、特にこの5~6年の猛暑をやはり異常なことと強く感じています。

 また、多くのフランス人が家にエアコンを設置してこなかったのも、全く必要がなかったためで、猛暑に対する対策を取るということをしてこなかった長年の生活によるものなのです。

 今日、パリの街を歩いていて、たしかにパリの街中にある旧建の建物などの街並みは本当に美しいな・・ここにエアコンの室外機がズラーッと並んだとしたら、ぶち壊しな気もするけど・・でもね・・と複雑な気持ちになりました。

 そして、これだけの猛暑が続けば、当然のことではありますが、2026年7月は全国平均で降雨量が70%近く不足し、特にフランス本土、中部と西部ではさらに深刻な状況となりました。

 この干ばつは表土の乾燥を深刻化させ、2022年7月と2025年7月を上回るレベルとなり、過去最悪の記録に匹敵すると言われています。

 これに加えて、日照時間が35%も増加しているのも、猛暑が苦しい理由のひとつでもあります。

 6月から7月にかけては、フランスでは、もっとも日が長い季節ではありますが、この日照時間が長いというのは、そのことにもよると思うのですが、いつまでも日が暮れず、日が暮れないどころか、灼熱の太陽が夜まで照り続ける暑さは本当に厳しいのです。本当に火の長さが恨めしくなります。

 要は気温が夜中まで下がらないということで、また、朝早くから日が昇るので、暑くなる時間が早く、長いのです。

 夜、気温が下がり始めてから、締め切った窓をあけて、空気を入れ替えて、まだ部屋の空気が下がりきらないうちに、朝、早くから、また窓を閉めなければならないので、この時期は、本当に寝不足になりました。

 雨不足、異常なほどの日照時間、乾燥、そして非常に高い気温が山火事の発生しやすい状況を作り出しました。フランス森林局(Météo des forêts)は、複数の県で火災リスクが高いとの警報を連日発令していました。

 7月12日には、70の県(フランスの県は101県)が警報を発令し、これまた過去最高を記録しています。

 特に7月5日、6日、8日には、地中海沿岸の7つの県が極めて高いリスクにさらされ、これらのリスクは破壊的な火災へと発展し、7月末までに9万ヘクタール以上が焼失しました。

 これは2016年から2025年までの平均焼失面積の約9倍に相当します。

 19世紀以降、地球の平均気温は1.3%上昇。科学者たちは、この気温上昇の原因が化石燃料(石炭、石油、ガス)を消費する人間の活動にあることを明確に立証しています。

 この温暖化は、その速度において前例のないものであり、私たちの社会と生物多様性の未来を脅かしています。

 本当に「どこまでいくの?」という感じです。


2026年7月 フランス史上、最も暑く乾燥した月


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2026年8月4日火曜日

首相官邸(マティニョン)職員2名自殺、自殺未遂2名、組織的な心理ハラスメントに告訴状

  


 2026年3月に首相官邸職員2名が自殺し、ここ数ヶ月間で複数の自殺未遂が発生したことを受け、職場でのハラスメントに対して、自殺未遂を起こした本人が告訴状を提出。パリ検察庁が、予備調査と複数の内部調査を開始しました。

 同じ職場でこれだけの人間が自ら自分の命を絶とうとして、実際に行動してしまうまで追いつめられるということは、恐ろしい話です。

 告訴状を提出した女性は、職員2名の自殺後、徐々に職務を剥奪され、会議から外され、最終的には地下のオフィスに隔離されたと証言しています。状況が悪化すると、彼女は職場のハラスメント通報窓口を含むあらゆる内部メカニズムに訴えかけましたが、何の対応もされることはなかったと告訴にまで至った経緯を説明しています。

 3月に自ら命を絶ってしまった人は、首相官邸、政務事務局(SGG)の隣接部署に所属していましたが、職場における苦痛にある状況下で列車に飛び込んでしまいました。もう一人の犠牲者は職場のトイレで遺体で発見されています。報告書の中には、「組織的な心理的なハラスメントが行われている」と記載されています。

 これは只事ではありません。

 この部署は政府首脳の直轄下にある、地位の異なる約50の行政機関から構成されており、特に政府の活動を調整する責任を担っています。

 彼女の弁護士は、「提出された報告書から判断すると、特に2024年の突然の国民議会の解散と首相および閣僚の交代以降、首相官邸は深刻な不安定に陥っており、行政機関の職員の状況は著しく悪化しているようだ」と述べています。

 2年間で4人もの首相が交代していること、公務員改革に関連した不安定な職場環境により、職員数は減少し、契約社員が増加。毎回、新しい人材がやってきて、新しい上司の新たな要求に応えなければならないことなども、職場の軋轢に繋がっているというのです。

 また、彼女の弁護士は、「職員間の熾烈な競争という容認できない行動がみられる。成功するためには、他の職員を踏みつけなければならない。ポストの競争は極めて激しく公務員は完全に方向を失っている」とも述べています。

 それにしても、恐ろしい職場です。


首相官邸(マティニョン)職員2名自殺、2名自殺未遂


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