2026年9月7日月曜日

フランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃の容疑者逮捕 容疑者は18歳と未成年

 


 6月末から複数回にわたって起こっていたフランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃は、「ZeroBytes」と名乗るハッカー集団の犯行で、ダークウェブサイト上で政府機関や企業のウェブサイトを標的とした複数のサイバー攻撃の犯行声明を出していました。

 この件に関してはパリ検察庁サイバー犯罪課が捜査を開始し、その後、サイバー犯罪対策局(OFAC)に引き継がれ、捜査判事の指揮の下、関係者の特定と逮捕に向けて動いていました。

 このハッカー集団は、税務当局に加え、8月中旬には、フランス教育省から数百万件のデータ記録を盗み出したと主張していました。「ZeroBytes」は、このデータ漏洩により、生徒、保護者、教師、事務職員が影響を受けたと述べていました。

 パリ検察庁は、「ZeroBytes」のサイバー攻撃の被害者は、フランス労働組合(CGT)、フランスハンドボール連盟、インターマルシェ、SFR、ビュロー・ヴァレ、そしてPulsyも含まれていると発表しています。

 犯行後にいちいち犯行声明を出して、いかにも挑戦的な態度を取り続けてきたこのハッカー集団は、8月末に2名が逮捕されています。

 容疑者の一人はパリ近郊在住の18歳で「ZeroBytes」グループの一員であり、過去に「Free」のデーター漏洩事件を含む2件のハッキング事件(2024年に発生したBFMTVとRMCのXアカウントへのハッキング事件)で既に起訴されていたことがわかっています。

 もう一人の容疑者は未成年(16歳未満)ではありますが、こちらもまた、別の事件で起訴されたばかり「Epsylon」と呼ばれるハッカー集団の一員でもありました。

 今回の事件では、18歳の男は身柄拘束から公判前拘留されていますが、未成年の男の方は、身柄拘束からは釈放されています。

 いずれにせよ、彼らは既にハッキングに関しては、それぞれ複数の前歴を持っており、過去の事件に関わったのは、彼らが14歳、16歳という年齢でした。

 彼らは以前、この事件に関する声明を発表しつつ、「盗んだデータは既に数千ユーロで二人に売却した」とと述べていましたが、また、別の報道機関には、「このデータは法外な価格で取引されるため、利益に惹かれて活動している」と答えていたりしました。

 しかし、法外な価格って数千ユーロ?、しかも、こんな大変なデータを数千ユーロ??とか、なんだか少々、子どもじみた声明のような気がするな・・と感じていましたが、本当に子どもだったわけです。

 しかも、彼らは14歳の頃からハッキングを始めていて、数件の事件において、起訴されながら、まったくやめる気はなかったようで、こういう少年たちには、どうやって向き合うべきなのか、呆然としてしまいそうになります。

 この容疑者、過去2023年、2024年に未成年だった頃に起こしたサイバー攻撃事件で起訴されており、司法監督下にあったそうです。

 毎回、色々な事件が起こるたび、この司法監督下にあったはずの人物が再犯を起こすという事件は少なくありませんが、この司法監督下って、もうちょっと、どうにかできないの?と思わずにはいられません。

 今回の事件で彼らは、彼は懲役10年と罰金30万ユーロの刑に直面しています。


フランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃の容疑者18歳と未成年


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2026年9月6日日曜日

私がフランスでの生活で好きなところ

  


 特に私は以前からフランスが好きだったわけでもなく、フランスについての知識が特にあったわけでもなく、極めつけには、フランス語ができるわけでもないのに、たまたま夫がフランス人でフランスに転勤?というか、フランスに戻ることになったので、フランスで生活することになりました。

 どちらかといえば、フランス語に関しては、大嫌いで、フランス語だけは絶対に嫌だ・・と思っていた時期もあったくらいでした。否応なしに勉強を始めた時は、途方に暮れそうになるほど、頭に入らず、大変苦労しました。

 フランスに来た頃は娘が生まれたばかりだったし、それから間もなくして、私は仕事を始めてしまったので、子育てと仕事と家のことで、日々の生活に必死で、フランスには、慣れないこともあり、もう頭に来ることばかり、そのうえ、日々の生活は、子どもの学校やお稽古事の送り迎えと仕事、家事で全くフランスを楽しむ時間もありませんでした。

 しかし、夫が若くして他界してしまい、現在は、娘も独立し、一人で好きに歩きまわれる時間ができたことで、フランスの好きなところが増えてきています。

 そのひとつは、知らない人とでも、すぐに話が始まることや、知らない人とでも必ず挨拶を交わし、目があったら、ニッコリし合う・・そんな些細なことなのですが、この習慣?というか国民性?というものが私にはとても心地よくなっています。

 逆にたまに日本に一時帰国した際には、なんとなく、知らない人とはできるだけ皆、目をあわさず、無表情でそっけなく、寂しく感じてしまいます。

 フランス人、特にパリジャン・パリジェンヌはお高くとまっていて、冷たい・・というイメージを持たれることが多く、私自身も最初はそんな風に思っていましたが、全くそんなことはないのです。

 むしろ、街中を歩いていたりすると、お年寄りや赤ちゃんを連れている人などに、サラッと声をかけて、手助けをしてくれる人は、とても多く、優しい人が多いな・・と思います。

 私がフランスに来たばかりのころ、頭にくることが多くて、居心地悪く感じることがあったのも、その国の習慣というか、フランス人なりの礼儀というか、人との接し方を心得ていなかったことも大きかったのだな・・と今になって、思います。

 日本だったら、知らない人に話しかけられるとか、ニッコリ微笑みかけられるということは、奇妙なことで、逆に居心地悪い感じがするかもしれませんが、これに慣れてみると、こんなに過ごしやすいことはありません。

 いきなり知らない人と話をしたりするのは、抵抗があっても、せめて、ニッコリとボンジュール、ボンソワール程度の挨拶や、ありがとう、MERCIを必ず言うことを心掛けるだけでもずいぶん過ごしやすくなるはずです。

 なにか、道や物事を尋ねるときにも、かならず、ボンジュールと挨拶してから尋ねるのがフランスです。そんな習慣?が私にはとても心地よいのです。


フランス人の習慣


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2026年9月5日土曜日

ドラゴンボールパークに東映アニメーションがストップ!

  


 マクロン大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が共同で発表したセルジー・ポントワーズに建設する3つのテーマパーク、通称「ドラゴンボールパーク」に早くも暗雲が立ち込めています。

 この話は2024年リヤドで行われた大統領と皇太子の会談がきっかけとなっており、会談で両者はマンガ、特に「ドラゴンボールZ」への共通の情熱を発見したと述べていました。

 この両首脳がやけに盛り上がって発表したこの「ドラゴンボールパーク」・・に関して、ドラゴンボールのライセンスをめぐって、一悶着起こっています。

 「ドラゴンボール」の世界観に関する権利は、使用されるメディアによって異なるものの、複数の日本企業が所有しています。

 その中の「東映アニメーション」は今週初めに発表したプレスリリースの中で、「当社および本作品の権利を保有するいかなる企業も、フランスのドラゴンボールパークプロジェクトに関するライセンスを付与しておらず、そのような情報も一切把握していない」と述べており、フランスで大々的に報道された「ドラゴンボールパーク建設を承認した」との報道を否定しています。

 このようなキャラクターというか、ドラゴンボールほどの作品のライセンス問題をクリアしていなかったとは、全くもって、お粗末というか、悪い見方をすれば、軽く扱われているというか、酷い話です。

 この「ドラゴンボールパーク」建設予定地のイル・ド・フランス地域圏のヴァレリー・ぺクレス知事は、この日本のマンガに着想を得たこのプロジェクトに18ヶ月間、取り組んできたことを明らかにしています。

 18ヶ月間もプロジェクトが進みながら、ライセンス問題をクリアにしていないとは、まず、ありえない話です。

 これらのテーマパークに投資するサウジアラビアの政府系ファンド傘下のキディア投資会社は、「ライセンスを保有する主要な国際ブランドとは、協議が進行中である」と言葉を濁しています。

 この「ドラゴンボールパーク」建設にあたっては、なにかとユーロディズニー(ディズニーランドパリ)と、その規模を張り合うような文言が目立ちましたが、ワールドディズニーが場所をパリに選んでユーロディズニーを建設するのと、サウジアラビアとフランスが「ドラゴンボールパーク」を建設するのは、全く違う話です。

 ライセンスを持っている側からすれば、この「ドラゴンボールパーク」の中身によっては、大きく本来の「ドラゴンボール」のイメージが侵害されるものにもなりかねないわけで、これには、ライセンス保有者側からしたら、そうそう簡単に許可できる話ではないのです。

 この「ドラゴンボールパーク」建設にあたって、ドラゴンボールは日本の作品なのに、なぜ?日本が置き去りになっているの?と思わないでもありませんでしたが、まさか、本当にライセンスまで置き去りになっていたとは、本当に驚きでした。

 もしかしたら、両首脳がフライング気味に発表してしまったのかもしれませんが、それにしても、こんなこと、あり得ないことだと思うのです。


ドラゴンボール ライセンス問題


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2026年9月4日金曜日

ル・ボン・マルシェで開催中の「SUPER JAPON」スーパー ジャポン

  


 パリのル・ボン・マルシェは私の大好きなお店のひとつ(といっても私の場合は、その中の食料品館)なのですが、現在、そのル・ボン・マルシェは「SUPER JAPON」と銘打って、大々的に日本関連の商品がデパートの多くの部分に散りばめられています。

 まず、正面入り口には、こいのぼり?のイラスト?を掲げ、店内に入ると、このこいのぼりの垂れ幕?のようなものが見事に飾られています。



 おそらく、この催し物の一番、目立つところには、日本の食料品や細かな雑貨類、小物類、食器類などなど・・可愛い箸置きがあったり、ハローキティの小物があったり、だるまがあったり、モンチッチがあったり、たまごっちがあったり、卵焼きフライパンやたい焼きを作るフライパンなどなど、なるほど、こういうところに目をつけるのね・・とそんな感じがしました。



 



 この中の一部は、日本のお土産・・というコンセプトらしいです。

 日本の調味料はなかなか充実していて、味噌、醤油、ポン酢、唐辛子、ゆず胡椒などなどとともに、私の大好きなお漬物(しば漬けや晩菊など)まであって、ちょっと嬉しくなりました。

 店内には、日本語の歌詞のふんわりした曲が流れていて、最初は、私の聴いたことのない歌でしたが、その後、ユーミンの曲がかかって、ちょっと嬉しくなりました。




 しかし、この部分は全体的には、ぼやっとした印象でしたが、平日の昼間にもかかわらず、けっこう人は集まっていて、日にちや時間帯によっては、大変な人が集まっているのだそうです。

 これだけ?と思ったら、また、その少し離れたところに、雑貨類、バッグや靴下、小物、文房具などを集めた一塊があり、どうやらこのル・ボン・マルシェの中に点々とこのようなカテゴリー別の集合体がバラバラと散りばめられているようです。




 中でも驚いたのは、AKI(パリの日本のパン屋さん第一号)もお店?を出していることで、その展示がまるで一流パティスリーのようにうやうやしくガラスのフタ(何と呼ぶのか知らない)に覆われて、かなり良いお値段で置かれていましたが、これは、この場所柄からしたら、まあ妥当なお値段かもしれません。

 いつの間にか、AKIのバッグやTシャツやキャップまであって、ビックリしました。



 上の階には、「DOKI DOKI」という名前のハンドロール(いわゆる手巻き寿司)のお店がド~ンと出店していて、私が行った時間帯は食事の時間帯ではなかったため、そこまで混んでいませんでしたが、これがなかなか人気で大行列ができることもあるのだそうです。



 個人的には、そのカテゴリー毎の塊が、バラバラしすぎて、ヘタをすると、一部だけ見て、これだけ?となってしまう可能性もあり、もう少し、まとめてくれたら、見やすいような気もしますが、他のお店への集客というなにか、別の意図があるのかもしれません。

 しかし、店内の中央の吹き抜けになっている場所には、見事にこいのぼり?が飾られていて、「SUPER JAPON」を大々的にアピールしている・・ル・ボン・マルシェ全体が「SUPER JAPON」に彩られているような、そんな印象を受けます。




 私の一番の興味のある食料品に関しては、ル・ボン・マルシェ本体の食料品館の方もかなり充実している(日本の食料品に関しても)ので、ことさら、この「SUPER JAPON」が感動的!という風にも感じないのですが、全体的には、一見の価値ありかもしれません。

 デパートは、経営難に見舞われているところが多く、色々と集客を試みて、創意工夫をしてイベントなどを試みているようですが、そんな中、日本のものが集客の一端になっていることがわかって、とても嬉しかったです。

 「SUPER JAPON」は10月18日まで開催しています。


🌟Le Bon Marché Rive Gauche    24 Rue de Sèvres 75007 Paris 


SUPER JAPON・スーパージャポン ル・ボン・マルシェ


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2026年9月3日木曜日

フランスの中学校2年生 金融リテラシーの授業が義務化

  


 9月に入り、学校では新年度が始まって、様々な変化があり、特に「高校での携帯電話の禁止」が話題になっていますが、ざっと目を通すと、「中学2年生全員を対象に、経済・予算・金融教育パスポート(Educfi)を用いた金融リテラシー講座を必修科目にする」というのが目にとまりました。

 これはフランス経済省がすでに今年の5月に発表していたそうですが、この金融教育パスポート(Educfi)は、フランス銀行との協力のもとに実施される本格的な金融教育の始まりになりそうです。

 このプログラムは、すでに2019年から、一部の中学校と職業訓練校で試験的に導入されていました。

 具体的には中学生は当座預金口座の管理や主な支払い方法といったテーマに関する研修モジュールを受講し、その後にテストを受けることになります。パスポートプログラムは各学校のスケジュールに合わせて年間を通していつでも実施可能となっていますが、理想的には3月に開催される「金融リテラシー週間」中に実施されます。

 国民教育大臣によると、このプログラムの目標は「すべての若者に経済的自立のためのツールを提供すること」と言及しています。

 それがなぜ?中学2年生なのか?はわかりませんが・・。

 予算管理とは?ローンとは?貯蓄とは?若い世代の金融に関する意識を高めること、これは、生徒たちに早い段階から金融習慣を身につけさせ、予算管理の方法、銀行口座の理解と管理、支払い方法などを学ばせます。

 また、このプログラムには、オンライン詐欺や不正行為の防止にも力を入れるとされています。

 かなり実践的で具体的な内容のプログラムには、支払い方法や口座といった様々な銀行・保険ツールに慣れ親しみ、クレジットや貯蓄といった概念を学ぶのに役立つものが多々、含まれており、教育省は、「若い世代が自分の利益になる選択をし、金融詐欺を回避できるように支援したい」と述べています。

 これは、かなり実用的な内容でもあり、できたら、私もこんな授業、受けてみたいと思う、ちょっと興味深い、これまでとはちょっと異色な試みです。


中学2年生 金融リテラシー授業必修


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2026年9月2日水曜日

フランスに猛暑が再びやってくる・・

   


 フランス気象局(Météo-France)によると、週末にかけて、フランス全土で3~4日間、猛暑が再来する見込みで、特に南部と南西部で気温が高水準に達する可能性があるそうです。

 もう本当に今年の夏(特に6月下旬)の猛暑は苦しかったので、猛暑の予報には、かなり、過敏に反応するようになってしまっています。

 そういう予報を見つけて、どうということもないのですが、いくばくかの備えと心づもりは、やはり必用なのです。

 木曜日と金曜日には、南部で35℃~38℃、場合によっては40℃に達する気温が予想され、金曜日から日曜日にかけては、パリ近郊まで北上し、30℃を超える可能性があるといいます。

 30℃くらい大したことはないのですが、ここのところのパリの気温は朝は14℃~15℃、最高気温でも25℃程度で、すっかり涼しいというか、朝などは、もうヒートテックが恋しくなるような気候だったので、この短期間での寒暖差というか、気温の変化には、身体がついていくのが大変な感じなので、また猛暑がやってくる・・という予報には、ウンザリしているのです。

 フランス気象局は、「今年の夏の猛暑とは比べものにはなりませんが、9月としては、かなり深刻な状況です」と発表しています。

 9月の熱波としては、2023年9月3日~11日にかけて、異例の期間と強度の熱波が発生し、モンモリヨンとラ・トリムイユ(ヴィエンヌ県)では、気温が39℃に達し、パリ、レンヌ、オルレアンでは記録的な高温となる35℃を超えた記録があります。

 また、2022年9月4日~6日、12日~14日、また、2020年9月13日~16日にも同様の熱波が発生しています。

 フランス気象局の予報士は、「これは気候変動と一致しており、こうした遅い時期の熱波は年々、頻繁に発生する傾向にあります」と語っています。

 今年の現象は、イベリア半島上空の小さな寒冷前線と高気圧が組み合わさったことで、圧縮作用により暖かい空気がフランス上空に押し上げられたことが原因と見られています。

 この熱波は少なくとも日曜日まで続く見込みで、月曜日には西から低気圧が接近し、暑さが多少、和らぐ可能性があるものの、東部と南東部では気温が高い状態が続く見込みと言われています。

 来週、火曜日には全国的に涼しい空気が流れ込む見込みではあるものの、これに関しては、まだはっきりとは確認がとれていない状況のようです。

 ただひとつ、少し心強いことは、ここのところ、パリでは急に新車のエアコン付きのバスが増えたことで、これが再来する猛暑の際に少しても役立ってくれればと思っています。

 今年の夏の猛暑以来、すっかり体調を崩している我が家の猫のポニョも、再びやってくるという猛暑に耐えられるのかどうか、とても心配しています。


9月の猛暑


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2026年9月1日火曜日

パリで今、一番人気のスマッシュバーガーのお店 DUMBO

  


 一時、パリのカフェでは、やたらとハンバーガーを食べている人が目に付いた時期があって、その頃もフランス人もやっぱりハンバーガーが好きなんだな~と思って、ハンバーガー屋さん巡りをしていた頃がありました。

 カフェでハンバーガーを食べるフランス人はナイフとフォークを使っていて、ハンバーガーといえば、手づかみでガブリ!というイメージがあった私にとっては、なんだか、フランス人らしいといえば、フランス人らしいというか、でも、どこか奇妙な感じに映ったりもしたのです。

 もちろん、マクドナルドやバーガーキングなどのファストフード店はパリでも定番の人気店で、集客数からいくと、マクドナルドなどは、圧倒的な存在ですらあります。

 今は亡き私の夫は、今から思うと古い世代のフランス人そのものの人で、アメリカのものはまず否定してかかるようなところがあって、マクドナルドなどのハンバーガーも「あんな手で食べる野蛮な食べ物」と、こバカにするようなところがありました。

 しかし、その実、本当は大好きで、私もたま~にマクドナルドのようなジャンクなものが食べたくなったりすると買ってきたりもしていたのですが、あっという間に平らげてしまうのは夫で、その度に、「本当は大好きなんじゃない!」と思っていました。

 最近は、ストリートフード的なものが広まっているパリで、彼らがナイフとフォークで食べているカフェやいわゆるテイクアウトではないハンバーガーレストランなどではなく、いわゆるマクドナルドなどの大手のチェーン店ではない、独自のテイクアウトのハンバーガーショップが最近、増えているような気がします。

 そもそもフランス人は基本的にパン(の類)と肉が好きなのですから、ハンバーガーはやはり確実に人気を得られる食べ物ではあるわけです。

 そんな中、今回は、今、パリで一番人気のスマッシュバーガーのお店です。正直、私はこれまで「スマッシュバーガー」というものの存在すら知らなかったのですが、ふつうのハンバーガーとは違って、牛肉を薄く鉄板に押し付けながら焼いて、表面をカリッと仕上げているのが特徴です。

 今回ご紹介する「DUMBO」というお店のスマッシュバーガーは、肉のクリスピー感、ふわっと焼き上げたバンズ、クセになるソースで圧倒的な評価を受けているものです。現在、パリのバーガーランキングで1位に君臨しています。




 たしかに、このお店、一般的なハンバーガー屋さんと比べたら、メニューも少ないのですが、来客する人の9割以上がスマッシュバーガー(チーズバーガー)を注文しています。

 カリッと焼かれた牛肉が2枚重ねになっていて、薄くカリッと焼かれてしまったら、味わいが逃げてしまっているのでは?と思いきや、本来の牛肉のしっかりとした味が存在し続けていて、しかも、2枚重ね(肉)になっていることで、その味わいを増しています。



 バンズの上には薄くマスタード、チーズの乗せられたカリッとした牛肉(ドライエイジドビーフ)の上にみじん切りの玉ねぎが散らされていて、あとはピクルスの薄切りが数枚のっているだけのシンプルそのものなのですが、この玉ねぎのみじん切りも、なぜか、なかなかパンチが効いていて、このピクルスもかなり美味しいし、トータルでのバランスがとてもいいのです。

 もとはケチャップが挟まっているのですが、付属されている特製ソースがこれがなかなか絶妙で、途中で味変ができて、飽きずに食べられます。



 このチーズバーガーは10ユーロとまあまあ専門店にしてはお手頃価格なのですが、ハンバーガー屋さんでよくある、「ご一緒にポテトは?」と言われ、一応、カロリーを気にしつつ、未練もあり、「美味しいの?」と聞いてみたら、「うちのポテトはタピオカパウダーをまぶして揚げているから外はカリカリ、中はホクホクですっごく美味しいわよ!」と言われて、タピオカパウダーに心を奪われて、ポテトも食べてしまいました。

 美味しかったです。ポテトも・・。

 私はマレにあるお店に行きましたが、お店は本当にシンプルなつくりで、看板さえもロクに出ていない感じで目立ちません。

 まあ、わざわざ、パリに来て、ハンバーガーを食べなくてもいいけど・・と思う人も少なくないとは思いますが、スマッシュバーガーとしては、今、パリで大注目のお店ですので、行ってみてもいいかもしれません。


スマッシュバーガー パリ DUMBO


🌟DUMBO MARAIS      6 Rue de Poitou 75003 Paris 


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