6月末から複数回にわたって起こっていたフランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃は、「ZeroBytes」と名乗るハッカー集団の犯行で、ダークウェブサイト上で政府機関や企業のウェブサイトを標的とした複数のサイバー攻撃の犯行声明を出していました。
この件に関してはパリ検察庁サイバー犯罪課が捜査を開始し、その後、サイバー犯罪対策局(OFAC)に引き継がれ、捜査判事の指揮の下、関係者の特定と逮捕に向けて動いていました。
このハッカー集団は、税務当局に加え、8月中旬には、フランス教育省から数百万件のデータ記録を盗み出したと主張していました。「ZeroBytes」は、このデータ漏洩により、生徒、保護者、教師、事務職員が影響を受けたと述べていました。
パリ検察庁は、「ZeroBytes」のサイバー攻撃の被害者は、フランス労働組合(CGT)、フランスハンドボール連盟、インターマルシェ、SFR、ビュロー・ヴァレ、そしてPulsyも含まれていると発表しています。
犯行後にいちいち犯行声明を出して、いかにも挑戦的な態度を取り続けてきたこのハッカー集団は、8月末に2名が逮捕されています。
容疑者の一人はパリ近郊在住の18歳で「ZeroBytes」グループの一員であり、過去に「Free」のデーター漏洩事件を含む2件のハッキング事件(2024年に発生したBFMTVとRMCのXアカウントへのハッキング事件)で既に起訴されていたことがわかっています。
もう一人の容疑者は未成年(16歳未満)ではありますが、こちらもまた、別の事件で起訴されたばかり「Epsylon」と呼ばれるハッカー集団の一員でもありました。
今回の事件では、18歳の男は身柄拘束から公判前拘留されていますが、未成年の男の方は、身柄拘束からは釈放されています。
いずれにせよ、彼らは既にハッキングに関しては、それぞれ複数の前歴を持っており、過去の事件に関わったのは、彼らが14歳、16歳という年齢でした。
彼らは以前、この事件に関する声明を発表しつつ、「盗んだデータは既に数千ユーロで二人に売却した」とと述べていましたが、また、別の報道機関には、「このデータは法外な価格で取引されるため、利益に惹かれて活動している」と答えていたりしました。
しかし、法外な価格って数千ユーロ?、しかも、こんな大変なデータを数千ユーロ??とか、なんだか少々、子どもじみた声明のような気がするな・・と感じていましたが、本当に子どもだったわけです。
しかも、彼らは14歳の頃からハッキングを始めていて、数件の事件において、起訴されながら、まったくやめる気はなかったようで、こういう少年たちには、どうやって向き合うべきなのか、呆然としてしまいそうになります。
この容疑者、過去2023年、2024年に未成年だった頃に起こしたサイバー攻撃事件で起訴されており、司法監督下にあったそうです。
毎回、色々な事件が起こるたび、この司法監督下にあったはずの人物が再犯を起こすという事件は少なくありませんが、この司法監督下って、もうちょっと、どうにかできないの?と思わずにはいられません。
今回の事件で彼らは、彼は懲役10年と罰金30万ユーロの刑に直面しています。
フランス税務当局(DGFiP)へのサイバー攻撃の容疑者18歳と未成年
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