航空機燃料問題が原因で減便・欠航が増える流れが始まっている中、エールフランスーKLMは、「6月までは、ジェット燃料を問題なく確保できる見込みであること」を発表しています。
すでに、KLMオランダ航空(エールフランスーKLMとは別会社)は、2026年4~5月、欧州域内で160便をキャンセル(主に短距離路線)、ルフトハンザドイツ航空は、子会社機材(約27機)を運行停止、座席供給を5%削減など、縮小モードに入っています。
そんな状況であるからこそ、このエールフランスーKLMの発表が行われたわけです。
エールフランスは、「パリ・シャルルドゴール空港は、パイプラインでル・アーブル石油ターミナル(フランスの港湾都市ル・アーブル周辺にある石油関連ターミナル群)と接続されていること、同社はノルウェー、北米、アフリカから石油を調達していること、欧州にはまだ戦略備蓄があり、必用に応じて放出することも可能であること」などを説明しています。
また、欧州連合は、米国で生産されているジェットA灯油の輸入を承認することを検討していると言います。
一時、エールフランスがパリ⇔羽田便を増便するという話が出ていましたが、これに関しては、「湾岸諸国からの輸出に大きく依存しているアジアの2つの空港(東京とシンガポール)からは、増便は望まない旨の要求が出ている(既存の便に関しては問題なし)」と説明しています。
いずれにせよ、中東情勢で燃料供給が不安定になっていること、ジェット燃料価格が短期間に2倍以上に上昇していることにより、同社は既に燃料費の増加分を顧客に転嫁することを発表していますが、このうちの40%分は回収しきれていないということです。
つまり大幅な値上げにもかかわらず、燃料価格の上昇には追い付いておらず、結果として採算があわなくなってしまうケースが増えているわけで、結果的には縮小、欠航に繋がり得るということです。
ただし、(例えば)パリ⇔東京間のフライトのような長距離便は利益率が高いために優先される傾向にあるため、キャンセルになる可能性は低いと考えられます。
私は、幸いにも日本には行ったばかり、次の日本行きについては、まだ全然、考えていないので、航空便の価格等は調べていませんが(怖くて見れない)、相当な値上がりが予想されます。
ただ、エールフランスの今回の「6月まで」は、問題なく確保できるという発表は、そもそも期間限定のもので、「6月まで」と区切るところが、かえって猜疑心を搔き立てられてしまうのです。
エールフランス-KLM ジェット燃料
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