ル・モンド紙の紙面に掲載されたブリジット・マクロン(マクロン大統領夫人)の発言が俄かにSNS上で大炎上しています。
X(旧Twitter)上のトレンドにマクロン大統領ならばともかく、「Brigitte Macron」が入っていたので、「何ごと?」と思って見てみたところ、どうやら彼女の発言が物議を醸し、フランス人を怒らせている模様。
これは、この発言をしている映像が流れているわけではなく、真偽のほどは確かではない気もするのですが、一応、フランスでは一流紙の「ル・モンド紙」の記事で、そこまでいい加減な話は書けそうもない気もしますが、話の流れのうえでの誤解でしょうか?
この記事によると、この発言は2024年6月にミシェル・サルドゥ(フランスのシンガー)に国家功労勲章の記章を授与する際になされたものとされていますが、6月の出来事がなぜ?今ごろ?と思わないでもありません。この授与式にはサルドゥを含めて8人のゲストが招かれていました。
本来ならば、国家功労章を授与するような席だったら、この賞を受賞する人々を讃えるような発言が飛び出すだろうし、実際に、マクロン大統領自身は、彼らにこの賞を授与しながら、一人一人に彼らの業績を讃える言葉を投げかけていたようです。
その中で、どういう文脈で彼女のこの発言が出てきたのかわかりませんが、「フランス人は夫(有能な)に値しない」と言い放ったとのことで、これだけ聞くと、大統領夫人としては、ちょっと唖然とさせられるような発言です。
もしかしたら、なにかの話の文脈の中での「切り取り」がなされたもの?と考えられないわけでもありませんが、どう切り取られたとしても、やはり、大統領夫人として公の場で言うべきことではありません。
これでは、国民のための大統領であるはずが、大統領のためのフランス国民で、その国民が大統領のレベルにふさわしくない・・と受け取られても仕方ありません。
どうにも今年に入って、雲行きの怪しいマクロン政権、マクロン大統領を嫌う人が増えていると思われる中、この彼女の発言により、「火薬に火がつけられた」と評する人も少なくありません。
この類の発言は、2022年にマクロン大統領の父親が地方紙のインタビューに答えて、「息子(マクロン大統領)の働きに対して、フランス人はあまりにも恩知らずだと思うが、これは今に始まったことではない・・」と発言し、これまたプチ炎上しましたが、さすがにこれは、地方紙のインタビューでの話で、公の席でもありません。(それでさえも、地方紙のメディアとはいえ、公表されることを知ってのうえでなかなかな話だとは思う・・)
そのうえ、父親というのは、どんな家庭でも、まあ、まだ親バカ・・ということで、少々、薄められる感じを受けなくもありませんが、大統領夫人となると、なぜか反感はさらに強くなります。
マクロン大統領のような超エリートでやり手?の人々は、多かれ少なかれ、内心は似たようなことを思っているのではないかと感じないでもありませんが、口にしていいこと、悪いこと・・というよりも、こんなことを言って、プラスになることは一つもないのに・・と思います。
案の定、SNS上では、これに反発する声が溢れていて、「親愛なるマクロン大統領夫人、たしかに私たちには、これほど傲慢で無能な大統領を迎える資格はありません!」などという言葉が飛び交っています。
ちょっとした発言の大炎上・・。
まあ、炎上には慣れているであろうけど、あまり良い話ではありません。
マクロン大統領夫人発言 大炎上
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