比較的、おとなしく? 家族と過ごすノエルと違って、多くの人々(特に若者)が友人たちと集ったり、街に繰り出す大晦日。パリの大晦日のカウントダウンの中心はやはりシャンゼリゼになります。
今年の大晦日のシャンゼリゼの催し物は「パリ・オリンピックとパラリンピックをオマージュにした音楽ショー」が開催されます。
当日のシャンゼリゼは、午前7時から駐車禁止、午後3時から自動車の通行禁止、その他、シャンゼリゼ内に立ち入る際には、テロ防止のために通行人も全てチェックされるために、決められたいくつかのポイント(検査を行っている場所)から以外は、歩行者も侵入できなくなります。
たいてい、例年の様子だと午後5時過ぎ頃には、シャンゼリゼは、よくもこれだけ詰め込めるな・・と感心するほど、人が集まっているので、よほど早くから行って、身動きできないまま、ずっと待っていることになるのだと思います。
安全上の理由から、シャルルドゴールエトワール駅は、1,2,6号線は前日深夜から閉鎖、A線は午後3時から閉鎖されます。また、1号線チュイルリー駅、コンコルド駅、シャンゼリゼ・クレマンソー駅、フランクリン・D・ルーズベルト駅、ジョルジュ10世駅、アルゼンチン駅は火曜日の午後3時から運行を停止。
6号線のパッシー駅は午後7時、デュプレックス駅は午後9時、ボワシエール駅は午後11時から閉鎖されます。 9 号線では午後 7 時以降、2 号線では午前 12 時 10 分からテルヌ駅に停車できなくなります。
その代わりと言ったら、なんですが、大晦日の夕方から元旦にかけては、パリ市内のメトロ等は、無料で提供されます。私は、長い間、大晦日も仕事ということが多かったのですが、帰りは、メトロの改札が全部オープンになっていて、「そうだ・・今日は大晦日だったんだ・・」と実感する一つでもありました。
伝統的?な花火の前、午後11時50分頃、「さまざまな顔を持つパリ」を想起させる3Dビデオマッピングが10分間流されます。シャンゼリゼの通りには、これがよく見えるように、大きなスクリーンが一定の間隔を置いて、設置されます。
私は、人混みが大の苦手なので、出向くことはなく、テレビでの映像を見るだけなのですが、最近は、この年越しのイベントのライティングには、全体で見ると、写真を撮ろうとする群衆の携帯のライトがシャンゼリゼの街路樹のイルミネーションと凱旋門のイルミネーションに加わって、それもアクセントになっていて、とてもきれいです。
この一年最後のイベント、毎年、相当数の人が集まるのに、事故が起こらないのは不思議なくらいです。
しかし、郊外の方では、いつも競い合うように車が燃やされるのも、必ず年末に起こる事件の一つでもあります。
私は、悠然と、そんな様子をテレビで眺めながら、年越しそばを食べるつもりです。
パリの大晦日 シャンゼリゼ 凱旋門
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