2024年12月7日土曜日

再開前日のノートルダム大聖堂に行ってきました

 


 約5年ぶりに再開するノートルダム大聖堂、当日は4万人の人出が見込まれており、おまけに天気予報は雨・・みたいなので、その前日、中には入れないだろうけど、まあ、近くに行く用事もあるので、ついでに見てきました。

 この週末は、むしろ、簡単にはアクセスできないのはわかっていましたが、前日もすでに、人出は大したことがありませんでしたが、すでに正面の広場には立ち入れなくなっており、祝賀会?が行われる仮設の会場が建てられていて、その周囲は立ち入り禁止、多くの警察官が周囲を取り囲んで警備していました。


 この囲いの中には、すでにフランステレビジョンの大きな車が控えていて、もうすでに、色々な国のテレビが取材に来ていて、私が通りかかった時には、スイスのテレビ局のジャーナリストがマイクを片手に撮影していました。

 警察官は警備とはいえ、けっこう愛想のよい人が多くて、写真撮影している人に笑顔で加わったりしているので、声をかけやすく、このバリケードみたいなの・・いつまであるの?と聞いてみたら、来週からは、このバリケードは取り払われるとのことでした。

 これまで5年間の工事期間中、そんなに度々ではないけれど、近くに行く用事があった時には、だいたい、どのくらい工事が進んでいるのかな?と覗いて見たりしてきたので、正面の部分はずいぶんきれいになったな・・と思うのですが、(中は見ていないので、全く実感がわきませんが・・)実のところ、セーヌ川とは反対の面から北側の壁面に関しては、正直まだ、絶賛工事中です。


 それにしても、工事中でも、いつ行っても、ノートルダム大聖堂から観光客がいなくなることはなく、中に入れなくても、ずっと人気を維持し続け、一時(夏の期間だったと思う)は、正面の広場に観客席みたいなものまでが設けられ、また、工事中の様子をパネルにして、外壁に飾ったりして、工事中でさえも、あくまでも見せ続ける姿勢を崩さなかったのは、見事なものです。

 パリには、モンマルトルの丘にあるサクレクール寺院もありますが、立地的には、ノートルダム大聖堂の方が立ち寄りやすく、やっぱり人気があるのだと思います。

 この週末のセレモニーは大混雑が予想されるために、周囲には、大きなスクリーンがいくつも設置されており、多くの人はこのスクリーンから中の様子を見ることになるのかもしれません。


 海外からも、アメリカの次期大統領のトランプ氏やイギリスのウィリアム皇太子、ウクライナのゼレンスキー大統領など、多くの要人が招かれているようで、なにやら、これが政治的な色合いを帯びる気がして、ちょっと嫌な感じがするためか、カトリックの総本山の教皇はいらっしゃらないようです。

 しかし、オリンピックの時と比べると、警備の人々も慣れたものという感じで余裕が感じられますが、パトカーのライト部分に鉄格子が設置されていたりするのには、「うわっ!すご!」と思わせられます。




 個人的には、中に入れるのはいつになるかわかりませんが、「あのマクロン大統領がゴリ押ししていた現代的なステンドグラスはいったいどうなったんだろうか?」ととても気になります。

 5年前の火災の少し前に、たまたま従姉妹がパリに来てくれていたので、一緒に中を見て歩いたのが、今となっては昔のノートルダム大聖堂の最後(私にとっては)でした。

 これは、実際に身を置いてみないと実感できないと思うので、予約がとれたら、今度はぜひ、中に入ってみたいと思っています。


ノートルダム大聖堂 再開前日


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