最近の私は、外出する際など、絶対に危ない目に遭いたくないというのが第一で、おしゃれよりも安全が優先で、それでも、一応、見苦しくない程度の服装にはしているものの、できるだけたくさん歩けるように靴はスニーカー、バッグなども目立つものは避け、バッグ自体を持たずに、エコバッグよりはちょっとはマシかな?という程度のショッピングバッグを持って歩いています。
友人とランチに行ったり、ちょっと良さげなお店に行ったりする時は、それでも一応、若干マシな格好をしているつもりでも、まあ、日本にいた頃(若い頃)の私からはちょっと考えられないほど、おしゃれはしなくなっていて、お化粧も5分ほどで済む程度の軽いお化粧しかしなくなっています。
私は、これで、全く危ない目に遭わなくなって、パリを歩き回るのは、やっぱりこの程度がラクだし、狙われずに安心・・とすっかりそんな状態に慣れきってしまっています。
しかし、季節柄もあるのか、たまにメトロの駅などで、年配の女性がちょっとこじゃれた着こなしで上質な感じのコートに素敵にマフラーを合わせていたり、先日は、全体的にシックな服装に赤いバッグと赤いエナメルの靴を合わせている上品そうなご婦人を見かけて、なんか、年齢を重ねても、こうしておしゃれをして(本人にとっては、ふつうのことで、特におしゃれをしている感覚ではないのかもしれないけど・・)出かける習慣を持ち続けるのっていいな・・大切なことだな・・と、私も安心、安全、快適性・・ばかりを言い訳にしないで、少しはおしゃれをしないとな・・と、ちょっと襟を正すような気持ちになりました。
ちなみに彼女、うっすらと品のよいお化粧もちゃんとしています。
パリは、若い人々も比較的、ラフな格好をしている人が多いですが、時々、真似したいようなおしゃれをしている人を見かけることもあります。特にかなり高い年齢層の場合、歩きやすいスニーカーが多い中、それなりにちゃんとした靴を履いている人も一定層存在します。
健康のため、できるだけ歩くことを心掛けるようになって以来、私などはもっぱらスニーカー一辺倒で、最後にまともな靴を履いたのはいつだったか?もう思い出せないどころか、靴を履いて出掛けると考えただけで、ちょっと気が遠くなるくらいに憂鬱になる感じです。
でも、そういえば私は、実は以前は靴というものが大好きで、若い頃は本当に父に「おまえの足は何本だ!」と怒られるくらい靴を沢山持っていたのです。
いつの間にか、色々、理由をつけて、ラフでラクな服装にまっしぐらに向かっていましたが、歳を重ねていくからこそ、心して、たまには、まともな靴を履いて、ちょっとだけおしゃれな服装をしてでかける機会も持った方がいいな・・と、この高齢の女性からちょっと教えられた気がするのでした。
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