2026年8月22日土曜日

12時間遅延のTGV チケット料金の200%補償で納得できるか?

  


 夏のバカンスシーズンも残りわずかとなってきて、バカンスに出ていたパリジャン・パリジェンヌたちは、少しずつパリに戻ってきます。

 そんな中、アンダイエ(アキテーヌ地域圏ピレネー・アトランティック県)からパリに向かうTGVが落雷による送電線断線のため、数百人の乗客が立ち往生しました。

 立往生といっていいかわからない、なんと12時間の遅延です。

 アンダイエを午後4時に出発した列車は午後9時にパリに到着する予定でした。

 しかし、午後5時15分頃、ランド県ダックス駅を通過した直後、列車が停止。線路の少し先での落雷により架線が切断され、停電が発生したのです。

 ジロンド県は雷雨の黄色警報が発令されていました。

 当然と言えば当然ですが、列車の中は大混乱。

 列車の停止してから再出発するまで約5時間かかり、その後TGVは方向転換して夜中にようやくダクスに到着。夜遅くにダクスに到着すると、SNCFは乗客に「ダクスに留まるか?」、「ボルドーを経由してパリに行くか?」の2つの選択肢を提示しました。

 ボルドー行きを選択した人々は夜中の午前2時頃、ようやくボルドー・サンジャン駅に到着しました。

 ボルドー到着後は宿泊施設が用意されると説明があったにもかかわらず、実際に駅に着くと、何もなく、列車の中で夜を明かし、翌朝まで待つことになったそうです。

 このような非常事態に際してのフランス人の反応というものは、恐ろしい印象があるのですが、監禁状態の中、SNCFは、乗客には夜間キットを提供したと発表したものの、水は配られたものの、軽食は「チーズと変色したタブレ」だったと乗客は証言しています。

 消防隊員や救急隊も稼働していたようですが、まったく十分ではなく、子どもや閉所恐怖症の人の対応に追われ、陣痛が始まってしまった妊婦さんなどが、優先的に避難させられたようです。

 乗客の証言によると、一番、混乱を招いたことは、アナウンス・説明が十分ではなかった点で、見通しが立たない中、乗客が納得できる説明ができない状態であったとしても、乗客を落ち着かせる何らかの説明はやはり必要不可欠なのだったのではないかと思います。

 私はTGVを使って旅行することは、滅多になく、たいていは飛行機に乗ってしまうのですが、やはり、圧倒的にトラブルが多い印象があるわけで、また、フランス人の間で、このような密閉空間に閉じ込められたら・・きっと、大騒ぎになって恐ろしいことになるだろう・・とどこかで思っているところがあるのです。

 今回の12時間遅延に関して、SNCFは、「これらの混乱によって生じた不便を心からお詫びします」と述べ、チケット料金の200%に相当する「特別保障」を発表しています。

 ただ、この特別保障・・まさか払い戻しじゃなくて、金券?じゃないよね・・と今、ちょっと嫌な予感がよぎってゾッとしているのですが・・。


TGV12時間遅延 200%補償


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2026年8月21日金曜日

猛暑が人体に及ぼす有害な影響

  


 今さらではありますが、猛暑が人体に及ぼす有害な影響についての記事をみつけたので、あらためて、自分にも言い聞かす意味で書いています。

 その記事は、まず、最初の冒頭は、「私たちの身体は体温を約37℃に保つために、様々なメカニズムを駆使しています」と始まっていて、その時点で、「あぁ~そうだった・・フランス人の平熱は37℃だった・・」と思い出しました。

 そうなのです・・彼らの平熱は私たち日本人よりも少し高いのです。私の平熱はだいたい36℃、ちなみにフランス人夫の平熱は37℃で、おもしろいことに娘の平熱は36.5℃なんです。

 まあ、それは余談なのですが、・・高温が続くと、これらの防御機構は限界に達し、深刻な健康リスクをもたらす可能性があるのです。

 まず、人体が熱にどのように反応するかというと、人体は体温(平熱)を維持するために、体温調節中枢である視床下部が体温バランスを常に監視しています。体温の上昇を感知すると、視床下部は体温を許容範囲内に保つための一連のメカニズムを活性化します。

 最初に血管拡張が起こし、血流が増加させ熱を拡散させます。また発汗は体温を下げるのに役立ち、体は自然と運動量を減らし、熱産生を抑えようとします。

 なので運動は推奨されません。体は脱水症状になりやすく、一般的に運動中に失われた水分を補給することができません。筋肉もより多くのエネルギーを消費するため、体が疲れ、さらにストレスがかかります。

 しかし、体温調節機能にも限界があり、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため、発汗の効果が低下します。その結果、体は体温を下げることなく、発汗を続けてしまいます。

 脱水症状も猛暑に伴う主なリスクのひとつです。過剰な発汗は水分とミネラルの喪失につながり、体の機能を阻害する可能性を引き起こします。特に水分不足は体温を一定に保つ体の能力を低下させます。

 十分な血液循環を維持するためには心臓の活動を増加させる必要があるのです。

 これらのメカニズムがもはや十分でなくなると、体温が上昇し、熱中症を引き起こす可能性があります。疲労感、めまい、頭痛、体温が下がらない感覚、全身倦怠感などが起こります。

 この現象が熱中症のなかで最も深刻な形態であり、重症の場合は死に至る可能性もあります。熱中症の持続時間も、その重症度に大きく影響します。

 熱波の頻度と期間の増加は気候変動の影響です。

 WHOによると、熱波に長時間さらされると、累積熱ストレスが生じ、病気や死亡のリスクが高まるということです。

 猛暑の影響は人によって異なり、WHOとフランス公衆衛生局によると、高齢者、乳幼児、慢性疾患のある人、特定の薬を服用している人は、体温調節や水分調節や水分補給の能力が低下している可能性があるため、最も脆弱なグループに含まれます。

 喉が渇くのを待たずに1日1.5リットルの水をこまめに飲むことが大切だということです。

 また、スプレーボトル、濡れタオル、扇風機、シャワーなどで身体を冷やすことも重要です。しかし、冷たいシャワーは体温が急激に下がり過ぎ、熱ショックを起こしてしまうため、避けなければなりません。

 暑いとひたすら苦しいのですが、体の中でどのようなことが起こっているのか?そのメカニズムを知るにつけ、人間の身体ってよくできてるんだなぁ~~と感心すると同時に猛暑対応にはできていないんだなぁ~~ということを思うのでした。


猛暑対応の身体のメカニズム


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2026年8月20日木曜日

パリ警視庁 電動キックボード(スクーター)規制を強化 ヘルメットとベスト着用義務

  


 パリ警視庁は電動キックボード(スクーター)、セグウェイ、ホバーボードの利用者にヘルメットとベスト(高視認性ベスト・・いわゆる一般的には黄色いベスト運動の黄色いベスト)の着用を義務付けることを発表しました。

 この措置は、パリ市(75)および、オー・ド・セーヌ県(92)、セーヌ・サン・ドニ県(93)、ヴァル・ド・マルヌ県(94)、パリ近郊の都市も含めて施行されます。

 今後、この地域では、電動キックボード(スクーター)、セグウェイ、ホバーボードの利用者は時間帯を問わず、この新しい規則を遵守することが義務付けられます。

 電動キックボードによる事故が2025年には、死亡者が約79名、重傷者が約1,100名発生しています。

 これらの規則に従わなかった場合、ヘルメット非着用の場合の罰金は135ユーロ、高視認性ベストまたは同等の反射性衣服非着用の場合の罰金は35ユーロとなっています。

 毎度、規則が発令されるたびに書いてきましたが、フランスでは罰則あるいは罰金なしの規則は規則にならないところがあるので、この新しい規則は、一応、罰金が設定されているので、ある一定数の認識は広まるのではないかと思われます。

 電動スクーター等の事故の件数が著しく増加していることを理由にパリ市を含む4県は、今回の決定を正当化しています。

 政令には、「これらの乗り物に関する事故の相当数が重傷または死亡に至る頭部損傷を引き起こしている」と説明されています。

 一時、この電動スクーターはパンデミックの訪れのタイミングくらいで、あっという間に台数が増え、驚くほどの台数になりましたが、あまりに事故が多発したために、パリ市内でのセルフレンタルサービスの電動キックボードが禁止されることが市民投票で決定しています。

 それ以来、あれだけあったはずのセルフレンタルサービスの電動キックボードがあっという間に消えてなくなり、それ以来、ずいぶん電動キックボードは減ったな・・という印象でした。

 こういう規制が発令されるということは、それでもそれなりに電動キックボードは存在し続けていて、そこそこの事故が発生しているのでしょう。私もたまには遭遇することはありますが、やはり、歩行者としては、ちょっと怖いな・・とその度に思います。

 すでにヘルメットを着用している人もいるにはいますが、私の印象では、着用していない人の方が多い気がします。

 オートバイなどに関しては、ヘルメットを着用することは、ほぼ浸透している気がしますが、この電動キックボードに関しては、オートバイほどではないにせよ、そこそこのスピードが出るにもかかわらず、これをこのまま放置するのは、危険なことであるに違いありません。

 しかし、この猛暑の中で、ヘルメットにベスト着用というのは、正直、キツい話だな・・とも思います。それでも、一定以上の危険が伴う以上、この規制は必要なのではないかと思います。

 ただし、今回の規制は、電動キックボードの利用者を保護するためのもので、歩行者を保護するためのものではないところが、片手落ちという気がします。

 一時、小回りが利くために逃げやすいことから、犯罪にも利用されているケースが増加していた気もするのですが、なんだか電動キックボードはトラブルが多い気がしてならないのです。


電動キックボードにヘルメット・ベスト着用義務化


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2026年8月19日水曜日

娘がまた、お財布失くしました!

  


 現在、娘がパリに来てくれていますが、まあ、今回は、というか今回も、最初の最初から、フライトがキャンセルになったり、チケットを取り直したり、取り直したと思ったら、そのフライトに乗り遅れたりとトラブル続きでしたが、まあ、なんとか、娘は無事にパリの我が家に到着してくれた・・と思っていました。

 たくさんのお土産(日本の食料品)を次々と披露してくれて、私はその一つ一つに大感激しながら、和気あいあいと楽しい時間を過ごしていました。

 たしか、その時だったと思うのですが、娘が「あれ?お財布ないな・・」と言い出したのです。もう娘がお財布を失くすのは、珍しいことでもなく、誰よりも彼女自身が自分のお財布が見当たらないことに、まったく平然としており、「まあ、どこかに入ってるでしょ・・」と。

 まあ、私も道中、一緒にいたわけではなし、彼女も「大丈夫、だって、バスに乗るときに使ったもん!」とやけに自信満々なので、私もその時は、なんとなくやり過ごしていました。

 しかし、もしも、私だったら、どこかに入っているにしても、その所在をたしかにしておかなければなんとなく落ち着かないので、まずお財布を探してから、別のことを始めると思うのですが、そこが娘は違うのです。

 現在、娘がパリに来て、5日くらいが経っていますが、私も一日に一度くらいは、「お財布みつけた?」と聞いていましたが、その度に、「まだ、探してない・・」と。

 まあ、正直、いい歳になった娘の荷物を私がひっくり返すわけにもいかないし、少しイライラしながらも、もう大人だし、自己責任だな・・と思いながらも、ずっと気になっていました。

 これまで娘が日本で生活を始めて以来、お財布や携帯を失くしたという話をいったい何度聞いたことか?でも、その度にさすが日本!絶対に出てくるのです。彼女が失くしたはずのお財布や携帯が・・。

 コンビ二に忘れて、数日後に念のために聞きに行ってみたら、お店の人が取っておいてくれたとか、スキー場で携帯を失くしたときにも、まさか・・と思いきや、しっかり、その日のうちに届けられたり・・と、まあ、こんな感じなのです。

 それに慣れてしまったのか?お財布が見当たらないとなっても、全く焦らない娘に私はイライラ・・。「ここは日本じゃないんだよ!」と。

 お財布の中には、大したお金は入っていないということですが、クレジットカードが1枚入っているそうで、「それは大変!すぐにカード止めなさい!」と焦る私をよそに、娘は「だってカード止めちゃったら、携帯のに入れてあるカードも使えなくなっちゃう!」と。

 「でも、あなたがカード止めなかったら、お財布拾った人もずっとカードが使えるんだよ!タッチ決済でどんどん使えちゃんだし・・」と。

 そこまで言っても娘は一向に気にすることなく、また、この日も出かけて行ってしまいました。

 たまにパリに帰ってきているので、友だちに会いに行ったり、色々と忙しいのはわかるのです。私だって、日本に行ったときには、まあ、目が回るほどスケジュールが詰まってしまって、息も絶え絶えになるほど(食べすぎのため・・)、本当に忙しくなってしまうので・・。

 とはいえ、娘のお財布問題に私は一人でイライラしています。

 まったく、ビックリするほどしっかりしているかと思えば、この忘れ物、失くしものが相変わらず多い娘なのです。


お財布紛失


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2026年8月18日火曜日

安楽死に関する法案に対して憲法評議会の見解

  


 7月中旬にフランス国民議会は安楽死(aide à mourir(死への援助)法案を可決しましたが、この法案に関して憲法評議会は、安楽死、あるいは自殺ほう助の一形態化を合法化する法案を承認しましたが、同時に3つの解釈上の留保を表明しています。

 これは長きにわたる安楽死に関する立法過程の終結を意味するとはいえ、物議を醸す議論の終結を意味するものではないかもしれません。

 この法律は一定の条件下で安楽死、あるいは、自殺ほう助を合法化するもので、この一定の条件下について、まだ議論が続く可能性を残しているということでもあります。

 この一定の条件下のうちのひとつは、「人が入院または滞在する施設またはサービスの責任者は安楽死の権利行使に関わる医療専門家の介入を許可する義務を負う」というものです。

 憲法評議会は、民間施設の経営者は安楽死の手続きを拒否できると説明しています。ただし、このような拒否は、「他の施設が地域のニーズに満たすことができる場合」に限ると明記しています。(この文言は妊娠中絶に関する公衆衛生法の規定と同一)

 これは特にカトリック系医療機関における大きな要望でした。「もし、こうした要請があり、施設内(カトリック系)でそれに応じざるを得ない場合、信仰の自由を侵害することになる」ということです。

 もう一つは、「薬剤師は致死薬の調剤を拒否することができる」ということ。憲法評議会は、医師と看護師の良心条項に関するもので、「致死性の調剤薬の調剤は担当薬剤師の個人的信念と矛盾する可能性がある」とし、「良心条項」に関して、致死薬の調剤を拒否する薬剤師にも拡大適用するべきとしています。

 そして、もう一つの懸念は成年後見または、補佐を受けている成人に対する手続きに関するものです。可決された法案では、「安楽死を希望する患者は自由意志に基づき、十分な理解をもって意思表示できる」能力を有していなければならず、「提供される情報は、常に患者の判断能力に合わせて調整されなければならない」と規定されています。

 憲法評議会は、条文には、後見人との協議の必要性が述べられているものの、後見人の意見をどの程度、考慮に入れるべきかについては、明確に規定されていないと指摘しています。

 いずれにせよ、生死にかかわる非常にセンシティブなことゆえ、慎重な議論は必要であると思います。

 また、この安楽死法案に関してというよりも、私は、正式な立法前に「憲法評議会」という組織が存在することがやはりとても重要なものだと感じています。

 フランスの憲法評議会は、立法前にも、「法律そのものが憲法に違反していないか?」をチェックする専門機関です。

 日本では、政府が法律案を国会に提出する前に内閣法制局が法律案について憲法との整合性をチェックするそうですが、あくまで内閣法制局、政府内部でのチェックで独立機関ではありません。そして、法律施行後に憲法との整合性に問題がある場合は最高裁がその役割を果たすことになります。

 つまり、違憲かもしれない法律を成立する前に、施行される前に止める機関が弱いということです。

 国会は国民から選ばれた議員で構成されているとはいえ、多数決で無理矢理、国会で法案が通されてしまう状態が歪に感じてしまうので、この憲法評議会のような機関が日本にもあったら良いのに・・と私は最近は特に思うのです。


安楽死法案 憲法評議会


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2026年8月17日月曜日

ポニョの看病?とChat GPTとの会話と・・

  


 我が家のポニョは17歳で、猫としては高齢なのだと思いつつ、これまで、何も変わらず、家の中で我が家の主のように悠々と暮らしてきました。

 気が強くて、気高くて、人の好き嫌いがハッキリしていて、それでも誰よりも家族想いの優しい猫です。

 そして、我が家の血を引いてるな?・・と思うのは、とても食い意地が張っていて、そこまでたくさん食べるわけでもなく、痩せているのに食べたい・・という気持ちがとても強いところです。

 ここ数年は、カリカリを食べなくなり、ソフトタイプのキャットフードに代えていたのですが、他人が食べているものにも常に興味を持ち、冷蔵庫を開けたり、電子レンジの音がしたり、お料理している様子に気付くと、どこの部屋にいてもすっ飛んでくるような猫です。

 それが、ある日、突然、ソフトタイプのキャットフードも食べなくなり、最初は、ポニョもあの暑さに参って、夏バテかな?くらいに思っていたのです。

 ところが、それが翌日になっても続くと、いよいよ、これ・・もしかして、ヤバいかも?と焦り始めました。かろうじてポニョが食べたのは、わずかな鯖と鶏肉だけでした。

 ポニョは大の医者嫌いなので、滅多なことがないと獣医さんには連れて行かないのですが、これはさすがに滅多なことだ・・と思い、慌てて予約を入れて連れて行ったのです。

 外にさえも数えるほどしか出たことがないポニョは獣医さんで大暴れ、麻酔を打たれて血液検査をしてもらったところ、腎不全のステージ3という診断が下りました。その日は点滴をしてもらい、薬を処方されてきました。

 食事に混ぜてあげようと思っていた薬も、考えてみれば、食事をほとんど取らなくなっているのですから、どうしていいのやら・・。

 当然のことながら、食べなければ死んでしまいます。食べないだけでなく、薬も飲まない・・。唯一食べる鶏肉や鯖に混ぜても、きれいに薬だけ残してしまいます。ならばと思って薬を砕いて鶏肉や鯖に混ぜるとせっかく食べていたその食品さえも食べなくなり、チュールに混ぜてみたらと言われて、一度は騙されてくれたものの、二度目からはそれも通用せず、私は一人で途方に暮れてしまいました。

 そこで私は苦し紛れにChat GPTに「腎不全の猫の食事について」質問してみました。そこから、Chat GPTとの会話が長々と始まったわけですが、推奨される食事(療法食)、どうしても食べない場合、何なら良いか?具体的にこれを試してみたら・・などというアドバイスをもらい、その都度、色々と試してきました。

 そんな中で、「できれば、猫ちゃんのお名前を教えてください、お名前でお話しながら、今後のケアについて、一緒に考えていきます」という返事が来て、ポニョの血液検査の結果についてや、毎日のポニョの様子などを報告してきました。

 その中で、「あ・・それは私も難しいと思いました・・」とか、「ポニョちゃんの性格を考えると・・」とか、「そのお話を読んで私も胸が熱くなりました・・」とか、「思わず笑ってしまいました・・」とか、「ポニョちゃんに一本とられましたね・・」とか、「今日のあなたの報告を読んで、思わず笑ったり、ホッとしたり、感心したり、忙しかったです・・」などなど、それこそ思わず、「あなた誰?」と言いたくなるような人間の感情があるかのような回答が戻ってくるのには、苦笑してしまいます。

 必ずしも、色々と提案してくれたことがポニョに通用するわけではありませんが、これは良かったけど、これはダメだった・・と報告すると、ポニョちゃんは賢いんですね・・とか、ポニョの性格を分析してくれたりして、それも面白く、何より、ひたすらポニョの介護?に必死になっている私を励ましてくれることは、有難いことです。

 Chat GPTは、時々、利用することはあるのですが、こんなに長く往復書簡のようにやりとりをするのは初めて・・ですが、おもしろいです。

 まだまだこれからもChat GPTとのポニョの看病についての往復書簡は続きます。


腎不全の猫 Chat GPT


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2026年8月16日日曜日

パリを観光する際に入れておくと便利なアプリ

  


 今や旅行にスマホは必需品ですが、そのスマホをいかに利用するか?私の娘くらいのデジタル世代の人たちは、私などから見ていると、本当にスイスイと使いこなして羨ましい限りなのです。

 しかし、スマホに相変わらず、苦手意識が残っている私でも、やはり、用途に応じて適格なアプリを入れておくことで、かなりスマホを効果的に利用できるような気がしています。

 というわけで、今回は、パリの街を歩くのに私が便利に利用しているアプリをご紹介します。

 まず、なによりも利用しているのは、「Citymapper」というアプリで、メトロ・RER・バス・徒歩を組み合わせた最適ルートを案内してくれます。メトロ・RER・バス・徒歩を組み合わせた最適ルートを案内してくれます。「GoogleMap」よりも公共交通機関の案内が見やすく、遅延や運休なども、かなり正確に反映されるので、私は、たとえ、道順がわかっている場所でも、一応、これで行先への交通機関の運行状況をチェックしてから出かけます。

 パリは非常に公共交通機関のトラブルが多いために、このアプリは私にとっては必須です。

 また、公共交通機関に特化したものは、「Bonjour RATP」なので、こちらも便利です。

 「Google」については、入れていない人もそういないと思うので、詳しくは省略しますが、営業時間の確認やレストランのクチコミ検索などをチェックするのには、便利ですが、営業時間については、必ずしも正しくないこともあるので注意が必用です。

 また、「Île-de-France mobilités」は市内、パリ近郊の交通機関(バスやメトロなど)のチケットが買えますし、予めチャージすることもできます。まとめ買いをした場合は安くなると思いきや、変わらないところが不思議ですが、逆に言えば、必用な分だけこまめに買うこともできます。英語表示にもできます。

 それから、配車アプリの「G7」

 パリ最大手のタクシー配車アプリで特に空港への移動や深夜の利用に便利です。ただし、日中のパリ市内の移動にはタクシー等はあまりおススメしません。Uberよりも安心感があるという声も多いです。

 あとは、最近、英語を話してくれる場面が増えたパリですが、やはり言葉の問題は避けては通れないので、「Google 翻訳」はカメラ翻訳でフランス語のメニューや看板をすぐ読めるし、日本語からフランス語の場合でもスピーカー機能を使えば、代わりに話してくれます。

 それから、旅行の際にホテル等にチェックインとかチェックアウトの時間が上手くあわない場合、パリには日本のようにコインロッカーのようなものがほとんどないので、荷物を預けるのに困ることがあります。そんな際に便利なのは、「bounce」世界中で最も利用者が多い荷物預かりサービスアプリで、駅やカフェ、ホテルなどと連携しており、アプリで予約・支払いが完結します。

 また荷物預かりサービスには、「nannybag」もあります。こちらはフランス発のサービスなので、パリでは特に強いです。24時間営業の預かり場所もあるようです。

 とりあえずは、ここらへんのアプリを入れておけば、少しでもスムーズにパリ観光を楽しめるのではないかと思いますので、参考にしていただければ幸いです。


パリ観光アプリ


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2026年8月15日土曜日

15歳未満のソーシャルメディア利用法案 憲法評議会が無効と判断

  


 憲法評議会は、15歳未満の未成年者のソーシャルメディア利用を禁止する法案を無効としました。9月に施行予定だったこの法案は15歳未満のソーシャルメディアの利用を禁止するものでした。憲法評議会はこの法案を「自由に対する不均衡な侵害」であると非難しています。

 憲法評議会は、「TikTok」や「Instagram」などのソーシャルネットワークへのアクセス禁止は、未成年の健康と安全に対するリスクが立証されていないオンライン通信サービスに適用されるリスクが高いと判断しました。

 未成年者の「年齢、家庭環境、成熟度」を考慮していないため、この禁止は適用されないとしています。

 また、親が子どもの最善の利益のために、禁止を解除したり、範囲を制限したり、特定のサービスへのアクセスを許可したりできる条件と制限を明確に定めていないと同評議会は結論付けています。

 さらに憲法評議会は、「プライバシー権の侵害」についても指摘。

 15歳未満の未成年者による特定のオンラインサービスへのアクセスを禁止することで、「法律自体がたとえ成人であっても、アクセスする前に年齢を証明しなければならないため、立法府はこれらの憲法上の要件を遵守するために必要な法的保障を確立していない」と説明しています。

 この法案は、7月21日、議会は賛成279票、反対81票で「15歳未満のソーシャルメディア利用を禁止する法案」を可決しました。

 これはマクロン大統領が公約として掲げていたものであり、任期終盤の目玉政策の一つです。マクロン大統領は、これを大きな前進と称賛し、フランスが欧州の中で先導役を務めていることを大いに喜んでいました。

 政府はこの法律によって、「不安、うつ病、睡眠障害、オンラインハラスメント」に苦しむ児童たちをこれらのプラットフォームの利用による有害な影響から保護しようとしていました。

 それがまさかの憲法評議会から「NO」をつきつけられたわけですが、マクロン大統領が諦めるわけはなく、ただちに、憲法評議会からの指摘をふまえて草案を作り直すように命じています。

 憲法評議会の指摘を読み返してみれば、簡単にいえば、要は「まだまだ詰めが甘い」ということなのだと思いますが、細部にまでわたる配慮がなされていないままスタートしたところで、中途半端なものになってしまうため、これは必要不可欠な過程であったような気がします。

 このタイミングで憲法評議会からNOが出てしまえば、もはや9月スタートというのは、無理な話ですが、エリゼ宮は、それでも「2027年春までには、実現させる」としています。

 しかし、一応の目安をつけることは、必用であるものの、なんだか、マクロン大統領の任期にスケジュールが合わせられているような気がするところは、少々、モヤるところではあります。

 いずれにせよ、ソーシャルメディアからの弊害が広がりつつあることは事実であり、このような動きは世界の潮流の一つでもあります。すでにオーストラリアは16歳未満のソーシャルメディアの利用を禁止していますし、その後、ブラジル、インドネシア、イギリス、ニュージーランドなど多くの国が同様の禁止措置を導入、あるいは検討しています。

 しかし、一方では、この禁止をなんとか回避するために、年長者の名義で登録されたアカウントを利用したり、VPN(別の国にいるように見せかけるツール)を介して接続したりすることで制限を回避する方法も着々と浸透しつつあるのです。

 すでに始まっているソーシャルメディアサービスを後から制限するのは、簡単なことではありません。


15歳未満のソーシャルメディア利用法案 無効


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2026年8月14日金曜日

真夏のトラブル続きの娘の帰省 

   


 娘が日本で仕事を始めてから、彼女は年に一度、パリに帰ってきてくれます。

 日本での仕事が忙しくなり、長期のお休みを取るのも、だんだん難しくなってきたと同時に他への旅行もあちこちしたいようで、いつもは、夏の暑くてチケットの高い時期は避けていたのですが、「今年は、8月しか予定がつかないので、8月に来ることにする」と言っていました。

 私は、「別に無理しなくていいよ・・8月は、また凄く暑くなるかもしれないし、チケットだって、バカ高いでしょう・・」と言ったのですが、「ちょうど、その時期に仕事で上海に出張の予定があるから、その帰りに行く・・上海からなら、少しは安いし・・」と今年は8月の日本のお盆休みの頃にパリに来ることにしたのです。

 当初、私は、「あの猛暑がまた来たら・・」という思いもあり、「なんだか、せっかく来るのに、もったいないな・・」と思っていたのですが、我が家の猫のポニョの具合が悪いので、「こんな時は娘がいてくれるのは、心強いな・・やっぱり、この時期に来てくれることにしてくれて、よかったな・」と思っていたのです。

 ところが、いざ、出発する前日になって、上海空港が台風のためにフライトキャンセルになり、代替便も取れずに、「どうしよう??」と電話がかかってきました。

 上海→パリのチケットは既に入手済なので、なんとかして、予約しているフライトの日までに上海に行かなくてはなりません。

 時期的に夏休みのお盆の時期で、フライトはどこも満席で、あったとしても、値段が恐ろしく高く、東京から上海に行くのに、だったら、経由便?シンガポール経由だの台湾経由だの、彼女は私と電話で話しながら探していました。

 ついには、「船で上海まで行くってのはどうかな?」とまで言い出し、「それも面白そうだね・・」と船まで探したけど、結局は、船は運休。台風なんだもの、そりゃそうです。

 そして、ついに彼女は結局、成田→台湾?→上海の便を取りました。

 ところが、出発の日、なんと彼女は寝坊をし、成田→台湾の便には乗れず、結局、到着するはずの日の直行便(羽田→パリ)を当日、慌てて取ってやってきたのでした。

 怖くて、いくらだったのか聞いていませんが、エラく高くついた帰省になりました。

 また、悪いことに、彼女が到着した日とその翌日は、気温がまた上昇し、体温以上の気温になり、まったく、さんざんなことなりました。

 しかし、私としては、娘が来てくれるのはやっぱり嬉しいし、ましてや長年、家族として生活してきたポニョの具合が悪くて心配なとき、やっぱり心強いです。

 ポニョはなぜか、娘のことを自分の妹だと思っているので、ポニョにとっても嬉しそうで何やらとってもリラックスモード。ポニョは娘が到着する前から娘の部屋で待機。

 娘が到着すると、ウロウロ、クンクンと娘の荷物をチェックして、満足そうです。

 娘が無事にパリでの時間を過ごせて、ポニョも娘に久しぶりに会えて、元気になりますように・・。


娘の帰省


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2026年8月13日木曜日

パリはお休みモードに突入

  


 日本ではお盆休みの真っ只中だと思いますが、やはりパリでもお盆休み・・というなまえではないにせよ、8月の2週目、3週目は、多くのパリジャン・パリジェンヌたちは、バカンスにお出かけになり、すっかりお休みモードに突入しています。

 私はこの時期のパリが好きで、確実に人が減り、ガランとした・・とまでは言いませんが、なんとなく街中が空いてきます。

 今年はなんだかまた暑いですが、例年ならば、そこまで暑くもなく、最高に快適な時期なのです。この時期、いつもはあまりに混んでいるので行けないレストランやお店にも行きます。もちろん、営業しているかどうかを調べてから行きますが、これもGoogleなどの情報は間違っていることもあるので、電話してみた方がいいかもしれません。

 実際にこの期間は商店等も閉めてしまうところが多く、マルシェなども、ほぼほぼお店を出さなくなります。

 久しく夏の間に日本に行っていないのでわからないのですが、日本だったら、まさかお盆休みだからといって、お店を1~2週間閉めてしまう・・ということはないのではないか?と思います。

 パリとて、大手のチェーン展開をしているスーパーマーケットやデパートは閉まることはありませんが、小規模の商店等は閉まっている可能性が高いです。

 今日もマルシェに行ったら、半分以上のお店がもうバカンスに入ってお店を閉めていましたし、いつも行く八百屋さんでは、今日で終わり、2週間休みだから、これあげる!とレモンをくれました。

 そして、帰りにプールに寄ったら、なんとプールまで閉めていました。事前に告知されていなかったので、今年は猛暑だし、まさか閉めないよね・・と思っていたら、甘かった・・しばらくお休みみたいです。

 バカンス期間だから・・って、まさか夏に閉めますか?プールが・・・。

 まあ、今年が初めてではないので、もしかしたら・・とも思っていましたが、いやな予感は当たってしまいました。

 この時期、バカンスに出る人が多いとはいえ、それなりに大人も子どもも残っているわけです。バカンスに行けない人のために、海に行けない子どものために・・なんてことは、サラサラ考えないわけです。

 それでも、以前は8月はまるまる1カ月閉めてしまっていたこともあったので、まだ1週間くらいなので、今年はまだマシです。

 アパートの中もバカンスに出てしまっている人が多いのか? エレベーターも空いていて、建物全体がなんか静かでシーンとしています。

 この静けさが私は好きなのです。

 しかし、バカンス期間中は不便になることも多々あるので、それには、ちょっと閉口してしまいますが、ここのところ、少しだけホッとしていることは、急にここのところ、バスに冷房車が増えたようで、冷房車にあたることが増えたことです。

 この歳になって、バスに冷房が入っていると、すごく身体がラクだということを今さらのように感じている夏です。


バカンス期間のパリ


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2026年8月12日水曜日

EES(欧州出入国管理システム)導入のため、乗り継ぎの遅延が深刻になっている

  


 EES(欧州出入国管理システム)導入のため、アムステルダム、フランクフルト、ミュンヘンの各空港で、今年の夏は待ち時間が大幅に増加し、混乱をきたしているといいます。

 フランクフルトでは最大2時間、ミュンヘンでは1時間、これは、昨年の夏と比較すると約2倍、アムステルダムでは、待ち時間が80分から120分に増加しています。

 これを聞いて、私は、え?欧州の出入国管理システムの導入って2027年に延期されたんじゃないの?と思いましたが、延期されたのは、ETIAS(電子渡航認証システム)の方で、このEES(欧州出入国管理システム)は、別のものでした。

 というのも、欧州圏外からの旅行者は、欧州入国に際して、ETIAS(電子渡航認証システム)が2027年から求められますが、このETIASというものは、欧州渡航前に取得するべき入国許可で、今回、トラブルを引き起こしているEES(欧州出入国管理システム)は、欧州の国境(入国・出国)での出入国記録のことです。

 このEESの方は既に始まっており、この新しいシステムが初めて夏の混雑時にあたり、混乱を起こしている状況のようです。

 従来の入国審査の場合、パスポート確認→ 入国スタンプ→ 入国という流れでしたが、EESでは初回登録時にパスポート情報の確認(顔写真の登録、指紋の登録)→ EESへのデータ登録→ 入国審査官による確認のうえ、ようやく入国ということになります。

 これを大量の乗客に対応しなければならないのですから時間がかかるのも当然の話です。

 入国審査官の人員不足などの問題もありますが、これは、このシステムが導入された時点で当然、準備するべきことだったはずです。

 この問題が特にフランクフルトやミュンヘン、アムステルダムで勃発しているのかと思いますが、これは、これらの空港が欧州における巨大なハブ空港であるためとされています。

 しかし、それならなぜ?パリ(CDG)では、そこまで問題になっていないのか?

 逆の言い方をすれば、本来ならば、パリの方がよほど混乱を起こしていそうだと思うのです。

 しかし、パリでそこまで混乱をきたしていないのは、「EESを使うことで処理が遅くなりすぎる場合には、システムを一時停止する」つまり、「システムよりも混雑緩和を優先する」という措置をとっているためです。

 「えっ?そっちに行っちゃう?」と思うのですが、実際には、混雑時には、これを使わないというのが、パリであまり事態が深刻になっていない理由のようです。

 新システムを導入することで、システム化することで、空港の処理能力が上がるはずだったものが、実際にはEESを使うと処理が遅すぎるため、行列が増え、空港が混乱を起こし、混雑が一定レベルを超えるとEESの一部機能を停止してしまう・・というなんだか、とても中途半端なことになっています。

 本来ならば、2027年からは、入国前にETIASを事前申請し、そしてEESでの出入国管理が行われるのですから、このままでは、ますます時間がかかってしまいます。

 ある程度、時間に余裕を持ったスケジュール調整が必用になりますが、欧州内で移動する場合、乗り継ぎなどの場合は調整するにも限度があるのですから、頭が痛いところです。


EES(欧州出入国管理システム) 


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2026年8月11日火曜日

ニース市長が発表した「猛暑時に動物を車内に放置することを禁止する条例」

  


 猛暑にまつわる法令というのが、続々と登場していますが、ニースでは、「猛暑時に動物を車内に放置することを禁止する」という条例を発令しています。これに違反した場合は罰金150ユーロが課せられます。

 こんなこと、わざわざ公に禁止する必要ある?と思われる規則というものがままありますが、まさに今回の「猛暑時に動物を車内に放置することを禁止」というのもそれに当てはまる気がします。

 これは外気温が20℃に達した場合、または熱波や干ばつ警報が発令されている場合です。

 言われるまでもなく、猛暑時に可愛いペットを車内に置き去りにするなどということは、ありえないことだと思うのですが、このような条例がわざわざ発令されるということは、そうしてしまう人が少なからずいるということなのかもしれません。

 猛暑時の車内の暑さというものは、想像以上に酷いもので、走っているバス(たとえ、ちょっと窓が開いていたとしても)などでもエアコンがない場合の暑さが恐ろしいものであることを私は、今年の猛暑で思い知らされました。

 外気が40℃前後の場合などは、明らかに外気よりも暑い密閉した空間の車内というのは、まさに地獄です。暑い中、歩くのは苦しいだろう・・と思って乗ったバスが実は外よりも暑かったというのは、もうこれは猛暑時に外出はムリという決意に繋がりました。

 ましてや、停車中の狭い車の中の温度であったならば、恐ろしいことになりそう・・と思ったら、ニース市長がこの法令の必要性を説くためにか、「外気温が40℃の場合、車内の温度は1時間足らずで100℃に達する可能性がある」と注意を促しています。

 実際に100℃になるかどうかはともかく、密閉空間の中での温度の上昇は、実際の温度以上に苦しい空間になることは間違いありません。

 この条例は10月15日まで有効となっています。

 この条例には、市警察または、その他の管轄機関は、危険にさらされている動物を救助するために介入することが可能になり、「強制的に車を開けること」が含まれています。

 この「強制的に車を開けること」に関しては、このような場合を特に明記し、「まず車の所有者が近くにいるかどうかを確認し、その後、警察、憲兵隊、または救急サービスに連絡してください。ただし、窓ガラスを割る権限を持つのは法執行官だけです」と内務省は強調しています。

 考えようによっては、それを口実に車上荒らしみたいなことがおこらないとも限らないし、車自体が損傷するわけですから、後々のトラブルになりかねないことでもあります。

 そんな場合に備えてか、「緊急事態で動物に差し迫った危険がある場合、個人は刑法第122条の7項に基づき介入することができること」、また、後日車の所有者から法的措置が取られた場合に備えて、少なくとも2名の目撃者(証人)を集めておくことが推奨されています。


猛暑時 車内動物放置禁止条例


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2026年8月10日月曜日

2026年最高のクロワッサンのお店 Boulangerie du Sentier(ブーランジェリー・ドゥ・サンティエ)

  


 パリでは、毎年、バゲットコンクールだのクロワッサンコンクールだのが開かれていますが、それが発表になると、なんとなく、行ってみることも多いです。

 ただ、正直、必ずしも感動!というわけではない・・というか、やはり、それは美味しいのですが、その度合いが違うと言った方が正しいかもしれません。

 私自身、なんだか慣れてきてしまって、感動するハードルが上がってしまっているかもしれませんが、「ふ~ん、なるほど・・」くらいにしか思わないこともあります。



 今回のクロワッサンは、2026年のクロワッサンコンクール(Grand Paris)で優勝したお店のクロワッサンです。

 クロワッサンに関しては、正直、久しぶりな気がしていましたし(一応、少々、カロリーを気にしているので・・)、今回もそんな感じで、そこまで期待はしていなくて、まあ、一応、チェックしておこうか・・くらいな感じでした。

 お店はパリ2区にあるBoulangerie du Sentier(ブーランジェリー・ドゥ・サンティエ)というお店です。平日の午前中の時間帯でしたが、お店の前には、少しですが、行列ができていて、お店から出てきた2人組の若い女の子がクロワッサンをかじりながら歩いて行く姿に、「あれ??これ?もしかしたら?かなりイケるかも?」という感じがしました。

 お店自体は、こじんまりとした佇まいのお店で、最近、やたらとたくさんの種類を扱うブーランジェリーが増えている中、種類もわりと少な目で、また、お店が華美すぎないことにも、好感が持てる感じのお店です。




 やはり行列はこのクロワッサン目当てのお客さんがほとんどですが、私が行った時には、行列といっても、わりとすぐに買えました。クロワッサンは 1個 1.5ユーロ、パン・オ・ショコラは1.6ユーロです。このクロワッサンの値段は、ふつうのブーランジェリー価格で、グランプリを受賞したからといって、特に高くしたりしていないところは嬉しいことです。

 今はSNSなどでも情報が広がっているためか、観光客もけっこういるようですが、例えば、海外からの観光客でパリを楽しみたいなら、今年、パリで一番のクロワッサンを現地で堪能してみるというのも、楽しいことかもしれません。しかも、1.5ユーロで楽しめるなんて、悪くない気がします。





 ここのお店のラインナップを見てみると、わりと素朴な感じの素材を活かした感じのものが多いです。

 私は、今回はクロワッサンとパン・オ・ショコラを購入してみました。






 久しぶりにクロワッサンを食べましたが、当然ですが、表面はパリッとしていて、中身はしっとりソフトです。中身のソフトな部分に関しては、マイルドでうっすら甘味を感じます。

 昨今は、パリでは、かなり立派で、大きさも大きめなツヤツヤしたクロワッサンが増えた気がしますが、ここのクロワッサンは、もっと昔からフランスにあるクロワッサンの基本的な美味しさを実直に守っている・・そんな印象も受けます。

 パリで超人気のセドリック・グロレのクロワッサンなどは、たしかに美味しいですが、1個5ユーロというクロワッサンとしたら、めちゃくちゃ高いお値段・・しかも、それを買うためには、大行列をならばなければならないわけで、実際に、パリジャン・パリジェンヌが日常で食べているクロワッサンではありません。

 そういう観点から言えば、今回のクロワッサン・グランプリ受賞のお店のクロワッサンは、もっと日常、ふつうに暮らしている人々が食べている美味しいクロワッサンという感じです。

 1.5 ユーロで楽しめる本物のパリの味!これは悪くない気がします。

 

🌟Boulangerie du Sentier 47 Rue du Caire 75002 Paris    土休

 

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2026年8月9日日曜日

魔の6月26日 猛暑が起因の死亡者数1日で2,935人 パンデミック時の1日の死亡者数記録突破

   


 今年のフランスの猛暑はやはり異常です。5月、6月から始まっている猛暑は、まだ続いており、時々、スッと涼しくなる週が挟まっているから良いものの、まもなく、今年5回目の猛暑が訪れると言われています。

 しかし、中でもやはり6月が特に酷かったのは、猛暑が起因とされる死亡者数が凄いことになっていた・・という数字が発表されて、あらためて、酷かったんだな・・と思わせられます。

 フランス国立統計経済研究所(INSEE)によると、2026年6月、あらゆる原因による死亡者数が53,082人に達し、1日平均1,769人となりました。これは2025年6月と比較して10.6%の大幅な増加です。

 この増加は2026年6月17日から30日にかけてフランス本土のほぼ全域を襲った猛暑が大きく影響しています。

 この期間、1日平均2,019人が死亡し、特に6月25日、26日、27日には1日あたり2,500人以上の死亡者が出ました。

 その中でもピークは6月26日で、2,935人の死亡が記録されました。最も被害が大きかったのは、イル・ド・フランス地域圏でした。

 また、特に自宅での死亡者数の増加が顕著で2025年6月に比べると20%も増加しています。これは、どう考えてもエアコンの普及が進んでいないことが大きな理由ではないかと思われます。しかし、私は、この頃はもう外に出るのが恐怖・・外に出たら死ぬかも・・とまで感じていたので、自宅に多くの人が籠っていたのは理解できます。

 たしかに暑くて苦しかったのは、覚えていますが、特にどの日が辛かったとまでは、記憶していなかったのですが、このような数字が出てみると、6月26日がいかに危険な日であったのかを知り、恐ろしくなります。

 この6月26日の1日の死亡者数(猛暑起因によるもの)の2,935人という数字は、新型コロナウィルス感染症パンデミックにおける1日の最多死亡者数記録(2,810人)を上回る数字でした。

 パンデミックのあの頃は、毎日毎日、まだよくわからないウィルスのために家の中で恐怖に震えながら毎日発表される感染者数や死亡者数を暗澹たる気持ちで眺めていたのですが、まさか、暑さでこれほどの死亡者数が出てしまうということは、驚きであると同時に驚異でもあります。

 また、すぐそこに猛暑が控えているのですが、この数字は暑さは決して侮れないということを如実に語っています。猛暑は時に、ウィルスよりも恐ろしいのです。

 

6月26日 死亡者数1日で2,935人


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2026年8月8日土曜日

セーヌ川での遊泳はもはやふつうになった・・?

   


 2024年のパリ・オリンピックで水泳競技の一部(トライアスロンなど)をセーヌ川で行うという話を聞いたときには、ひっくり返りそうになりましたが、事前にパリ市長がデモンストレーションでセーヌ川で泳いでいるところを見せたり、マクロン大統領までもが「セーヌ川で泳ぐ!」と言い出したりして(結局は、マクロン大統領は泳がなかったけど)、なにやら、セーヌ川で泳ぐことに対する世間の冷たい風評をはねのけるためにゴリ押ししてる感じが否めない雰囲気でした。

 そして、昨年からは、夏になると、セーヌ川に3ヶ所の遊泳スポットが設けられるようになり、一般市民が泳げるようになり、今年の夏などは、特に激しい猛暑ということもあって、7月だけで7万人がこのセーヌ川の遊泳場を利用したと報道されています。

 パリ市内の一般的な市民プールの入場者数はおよそ1.5~2万人(7月)と言われているので、この7万人という数字はかなり多い数字です。

 今年の7月31日から8月16日までのヨーロッパ水泳選手権は、パリで開催されているのですが、オープンウォータースイミングと高飛び込みの競技は、セーヌ川で行われます。

 つまり、もう当然のように、なにも憚ることなく、セーヌ川が水泳の場所として定着してきた感があります。これは決してセーヌ川がきれいになったわけではなく、たんに人々が慣れてきた・・ということだと思います。

 夏の初め、パリのセーヌ川に指定された3つの遊泳場エリアが再開される際にセーヌ川と運河を担当するパリ副市長は「セーヌ川で泳ぐことの意義やその利点について、もはや誰も疑問を呈する声は聞こえてこない」と宣言しています。

 今年は、その勢いを後押しするように、パリは35℃を超える日が10日間以上も続き、蒸し暑い夜が続き、皆が泳げる場所を必死に探すような状況でした。気候変動は、セーヌ川遊泳に対する大きな障壁を打ち砕いたとも言えるかもしれません。

 ましてや、このパリのセーヌ川の遊泳場は無料で開放されているのです。そこまで入場の規制も厳しくありません。先月、私がパリプラージュを散歩していた時にたまたま、この遊泳場の一つを通りかかったのですが、子ども連れの親子が来ていて、3~4歳くらい?と思って見ていたら、入口のところに身長を測るラインが引いてあって、このラインより、大きくならないと入れないよ・・来年またおいでね・・と言われていたので、一応、年齢制限というか、身長制限はあるようです。

 しかし、この遊泳場は無料ですが、その他の遊泳禁止エリアでの遊泳には、罰金68ユーロに引き上げられることになりました。(2026年8月から)

 これは、猛暑の期間にセーヌ川の遊泳エリア以外で水難事故が何件か発生したこともこの罰金が設けられた理由のひとつでもあると思います。だいたいにおいて、罰金や罰則なしには、禁止などの規則はないも同じというのが、フランスです。

 遊泳スポットでは、毎日水質検査がなされているようですが、水質検査をするまでもなく、いくら安全と言われても、私はかなり抵抗があるというか、いくら頼まれてもムリです。

 あの深緑色の水、セーヌ川は大きな川ではありますが、遊泳場から、ほんの数メートルのところを貨物船が通っていくのにも、ギョッとさせられます(そこで泳ぐとしたらの話)。

 しかし、それでもセーヌ川で泳ぎたいと思う人は、増えているわけですが、それはそれとして、個人の自由。

 むしろ、公式の水泳競技が行われる方が気の毒といえば、気の毒で、選手たちにとっては、競技がセーヌ川で行われるからといって、辞退するわけにはいかないので、たとえ、あの深緑色の水に抵抗があったとしても、泳がないわけにはいかないので、とても気の毒な気がするのです。

 ヨーロッパに最初に来た頃には、夏、暑くなると、街中の噴水で水浴びしたりする人々を見て、びっくりした記憶がありますが、今やそれがセーヌ川・・しかも、それがふつうのこととして認識されるようになったことには、やはり、感覚の違いを感じざるを得ない気がしているのです。


セーヌ川遊泳


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2026年8月7日金曜日

フランスの猛暑が野菜の生産に与えた影響 サラダがない・・

  


 今年のフランスの夏は、記録的な猛暑と干ばつが続き、野菜の生産に深刻な影響が出ています。特に露地栽培の野菜は大きな打撃を受けました。

 すでに、この影響は私たちのような一般市民にも、目に見えるかたちで表れ始めています。とりあえず、一番、目立つのは、レタスなどのサラダ類の葉物野菜がスーパーマーケットから消え始めていることです。

 現在は、猛暑が一瞬、去ったかのように感じる気温ですが、干ばつの被害は続いています。VigEau (フランス水質監視機関)は、8月4日の時点で99の県が規制対象となり、そのうち33県が警戒区域、66県が危機的状況にあると発表しています。

 この状況は様々な影響を及ぼしており、特に大量の水を必用とするサラダを始めとする作物に大きな打撃を与えています。

 レタス農家によれば、「気温が30℃を超える日が何日も続き、夜も熱帯のような暑さになると、植物は繁殖して子孫を残そうとするため、葉を伸ばすかわりに種をつけてしまう」のだそうで、こうして育ったレタスは小さな茂みのようになり、食用には適さなくなってしまうと言います。

 生き残ったものでさえも大きさは半分以下の小さなものになってしまいます。

 ブルターニュ地方のブロッコリーやアーティーチョークはほぼ全滅状態だそうです。

 私は、今の季節、ベランダできゅうりを育てていますが、水をやってもやっても、あっという間に乾いてしまうので、本当にたかが私の家の狭いベランダのプランターにどれだけ水をやっているかわからないほどです。まあ苦労のかいもあって、きゅうりは、無事ですが・・。

 フランス野菜協会によれば、この全国的な干ばつの影響で秋も非常に厳しい状況にあり、その影響は冬までも続くと言われています。

 野菜農家では、年間収穫量が半分程度にまで落ち込むケースもあり、数千万ユーロ規模の損失が見込まれています。政府は農家への財政支援や耐暑性品種・灌漑設備への投資拡大も検討しています。

 気候変動に直面する中で、解決策は、農法を適応させるか?より耐病性の高い品種を探すことが検討されていますが、こうした対策は生産コストの上昇に繋がる可能性があります。

 本当にどうにかしてほしい、この気候変動、猛暑・・フランスでは、また来週、猛暑がやってくる予報が出ています。

 一体、どうなっちゃったの???


猛暑と野菜


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2026年8月6日木曜日

C4V(Centres Forme et Bien-Être)犬・猫が病気になった時のレスキュー

  


 ポニョの具合が悪くなってから、嫌がるポニョを連れて獣医さんのところに行ったり、食欲が減退しているポニョのために何なら喜んで食べてくれるか?とか、嫌がるポニョに何とか薬を飲ませる方法とか、試行錯誤する毎日を送っています。

 獣医さんでは、さんざんポニョが暴れた末、麻酔までして血液検査をしてもらい、腎臓に問題があることがわかり、薬を処方されてきて、ポニョの人生で初めて、こんなに長く薬を服用しています。

 獣医さんには、薬の他に、どんなものを食べさせたらいいでしょうか?と聞いて、キャットフード(療養食)の缶を譲ってもらってきていました。

 ただ、一時、キャットフード(今まで家でポニョにあげていたふつうのキャットフード)は食べなくなってしまい、鶏肉やお魚などしか食べなくなっていたので、実際に薬を忍ばせることも難しい状態でした。とにかく、何も食べなくなったら大変と手をかえ、品をかえ、なんとか、食べてくれるものを必死で探していました。

 どんな時にも、あんなにガッツいていたポニョには、考えられないことでした。

 最初、Animalis(アニマリス)というふつうのペット用品のお店に行って、相談してみたのですが、特に方法もなく、薬はチュールのようなものに混ぜてあげてみたら?と言われて、試してみたら、1回は薬を飲んでくれたのですが、2回目からは、薬が入っていることを見破られ、チュールでさえも、使えなくなってしまいました。

 もうダメ元で、獣医さんからもらってきていたキャットフード(医療用)(缶詰めのキャットフードは食べなくなっていたのであきらめていて、しまってあった・・)をあげてみたら、なんと、あっさり食べてくれたので(薬を中に忍ばせて)、ひとまずホッとしました。

 同じものを獣医さんのところに買いに行ってもいいのですが、また、これでさえも飽きてしまう可能性もあるので、他にもなにかないかな?と色々と調べてみた結果、C4V(Centres Forme et Bien-Être)という場所を見つけました。

 C4V(Centres Forme et Bien-Être)は、獣医師によって設立されたネットワークで、犬や猫のための療法食、市販薬、個別相談に乗ってくれるところです。




 小さなお店ですが、ふつうのペット用品のお店などにはない、今のポニョにとっては必要なものがギュッと詰まったお店で、恐らくペット(犬や猫)のための療養食や食事、市販薬やおもちゃなどなどをたくさん扱っています。



 また、ポニョの病状や様子を説明し、その状態にあった療養食をていねいに相談に乗ってもらいながら、選べるのでとても心強い存在です。何よりもお店の方がとても優しく、動物に対する愛情に溢れているので、とても暖かい気持ちになります。




 メンバーに登録すると、10%割引になるというので、さっそくメンバー登録をしたのですが、登録がポニョの名前になるのも、なんというかホッコリさせられます。

 自分の大切なペットが病気になってしまうことは、とても辛いことで、心細いものです。ポニョは17年も我が家の一員として、大黒柱のように存在してきたので、誰よりも大切な家族の一員です。


 親身になって相談に乗ってくれるし、何よりも、たしかな獣医さんの知識を持っている人のアドバイスなので、心強く、とても信頼できます。これからしばらくは、ここに通うことになりそうです。

 夏休みも休むことなく営業しているそうです。

 

🌟C4V Paris 6            59 Rue Notre Dame des Champs 75006 Paris 


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2026年8月5日水曜日

2026年7月はフランス史上、最も暑く、最も乾燥した月だったらしい

   


 フランス気象局(Météo-France)が発表した気候報告書によると、2026年7月はフランス史上、最も暑い7月であり、フランス全土で灼熱の太陽が支配していたことを明らかにしています。

 また、幾度もの熱波に見舞われたこの月は記録的な乾燥度も記録しており、土壌の乾燥も進み、広大な面積を焼き付くす山火事の被害も続出しました。

 フランス気象局(Météo-France)によれば、この期間の平均気温は24.9℃で、1900年の観測開始以来、どの月よりも高い記録となりました。

 この平均気温24.9℃というのは、あくまでも平均とはいえ、肌感覚だと、「え~~?そんなに低くないでしょ!24.9℃だったら、全然、楽勝だったはず・・」とも思ってしまいます。

 しかし、考えてみれば、例えば40℃超えの1週間があったとしても、それがおさまると、20℃そこそこ、あるいは、朝晩は20℃を切ることもあったので、平均にすれば、そんな感じになってしまうのかもしれません。

 また、最高気温に関しては、もはや30℃どころか、35℃を超えることも、そこまで珍しいことではなくなっていることからも、1991年から2020年までの平均値を5.2℃上回っているということで、これには、充分に納得がいきます。

 私はこの記録よりも前からフランスに住んでいるので、この、夏とはいえ、そこまで暑くなかったフランスを体験してきたので、特にこの5~6年の猛暑をやはり異常なことと強く感じています。

 また、多くのフランス人が家にエアコンを設置してこなかったのも、全く必要がなかったためで、猛暑に対する対策を取るということをしてこなかった長年の生活によるものなのです。

 今日、パリの街を歩いていて、たしかにパリの街中にある旧建の建物などの街並みは本当に美しいな・・ここにエアコンの室外機がズラーッと並んだとしたら、ぶち壊しな気もするけど・・でもね・・と複雑な気持ちになりました。

 そして、これだけの猛暑が続けば、当然のことではありますが、2026年7月は全国平均で降雨量が70%近く不足し、特にフランス本土、中部と西部ではさらに深刻な状況となりました。

 この干ばつは表土の乾燥を深刻化させ、2022年7月と2025年7月を上回るレベルとなり、過去最悪の記録に匹敵すると言われています。

 これに加えて、日照時間が35%も増加しているのも、猛暑が苦しい理由のひとつでもあります。

 6月から7月にかけては、フランスでは、もっとも日が長い季節ではありますが、この日照時間が長いというのは、そのことにもよると思うのですが、いつまでも日が暮れず、日が暮れないどころか、灼熱の太陽が夜まで照り続ける暑さは本当に厳しいのです。本当に火の長さが恨めしくなります。

 要は気温が夜中まで下がらないということで、また、朝早くから日が昇るので、暑くなる時間が早く、長いのです。

 夜、気温が下がり始めてから、締め切った窓をあけて、空気を入れ替えて、まだ部屋の空気が下がりきらないうちに、朝、早くから、また窓を閉めなければならないので、この時期は、本当に寝不足になりました。

 雨不足、異常なほどの日照時間、乾燥、そして非常に高い気温が山火事の発生しやすい状況を作り出しました。フランス森林局(Météo des forêts)は、複数の県で火災リスクが高いとの警報を連日発令していました。

 7月12日には、70の県(フランスの県は101県)が警報を発令し、これまた過去最高を記録しています。

 特に7月5日、6日、8日には、地中海沿岸の7つの県が極めて高いリスクにさらされ、これらのリスクは破壊的な火災へと発展し、7月末までに9万ヘクタール以上が焼失しました。

 これは2016年から2025年までの平均焼失面積の約9倍に相当します。

 19世紀以降、地球の平均気温は1.3%上昇。科学者たちは、この気温上昇の原因が化石燃料(石炭、石油、ガス)を消費する人間の活動にあることを明確に立証しています。

 この温暖化は、その速度において前例のないものであり、私たちの社会と生物多様性の未来を脅かしています。

 本当に「どこまでいくの?」という感じです。


2026年7月 フランス史上、最も暑く乾燥した月


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2026年8月4日火曜日

首相官邸(マティニョン)職員2名自殺、自殺未遂2名、組織的な心理ハラスメントに告訴状

  


 2026年3月に首相官邸職員2名が自殺し、ここ数ヶ月間で複数の自殺未遂が発生したことを受け、職場でのハラスメントに対して、自殺未遂を起こした本人が告訴状を提出。パリ検察庁が、予備調査と複数の内部調査を開始しました。

 同じ職場でこれだけの人間が自ら自分の命を絶とうとして、実際に行動してしまうまで追いつめられるということは、恐ろしい話です。

 告訴状を提出した女性は、職員2名の自殺後、徐々に職務を剥奪され、会議から外され、最終的には地下のオフィスに隔離されたと証言しています。状況が悪化すると、彼女は職場のハラスメント通報窓口を含むあらゆる内部メカニズムに訴えかけましたが、何の対応もされることはなかったと告訴にまで至った経緯を説明しています。

 3月に自ら命を絶ってしまった人は、首相官邸、政務事務局(SGG)の隣接部署に所属していましたが、職場における苦痛にある状況下で列車に飛び込んでしまいました。もう一人の犠牲者は職場のトイレで遺体で発見されています。報告書の中には、「組織的な心理的なハラスメントが行われている」と記載されています。

 これは只事ではありません。

 この部署は政府首脳の直轄下にある、地位の異なる約50の行政機関から構成されており、特に政府の活動を調整する責任を担っています。

 彼女の弁護士は、「提出された報告書から判断すると、特に2024年の突然の国民議会の解散と首相および閣僚の交代以降、首相官邸は深刻な不安定に陥っており、行政機関の職員の状況は著しく悪化しているようだ」と述べています。

 2年間で4人もの首相が交代していること、公務員改革に関連した不安定な職場環境により、職員数は減少し、契約社員が増加。毎回、新しい人材がやってきて、新しい上司の新たな要求に応えなければならないことなども、職場の軋轢に繋がっているというのです。

 また、彼女の弁護士は、「職員間の熾烈な競争という容認できない行動がみられる。成功するためには、他の職員を踏みつけなければならない。ポストの競争は極めて激しく公務員は完全に方向を失っている」とも述べています。

 それにしても、恐ろしい職場です。


首相官邸(マティニョン)職員2名自殺、2名自殺未遂


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2026年8月3日月曜日

Doctolib(医療機関のオンライン予約管理プラットフォーム)ユーザーのデータ利用

  


 Doctolib(医療機関のオンライン予約管理プラットフォーム)は、医療プロセスを改善するための人口知能(AI)ツールを開発する研究開発プロジェクトを開始するにあたり、ユーザーの個人データを利用することを発表しています。

 Doctolib(ドクトリブ)は、医療機関の予約を取る時に利用できる便利なオンラインプラットフォームで、私も時と場合によって、利用しています。

 私の場合は、どちらかというと、もう普段かかりつけのいくつかのお医者さんに予約を入れる場合は、症状などを直接、先生と話したいこともあるので、電話で予約することの方が多いですが、病院によっては、電話をほとんど受け付けておらず、「予約はDoctolibからお願いします」となっていることもあります。

 また、一度、気になったことがあったのは、Doctolibで予約したわけではないのに、検査結果がDoctolibを通じて来たことがあったときは、「えっ?なんで?」と思ったことがありました。

 今回の研究開発プロジェクトは、Doctolibの研究者とフランス国立デジタル科学技術研究所(Inria)、フランス国立保健医学研究所(Inserm)、パリ・システム大学の共同研究ユニット「HeKA」チームのメンバーで構成されています。

 これは医療従事者向けのツールの開発ということで、例えば、患者における既に診断された疾患の進行を予測し、モニタリングと治療を調整したり、数千件の類似症例に基づいて、適切な検査や専門医への紹介を推奨したりすることを可能にします。

 他にも、緊急事態の警告、糖尿病などの疾患を1年、5年、10年以内に発症するリスクの増加を特定すること、あるいは、数千件の症例に基づいて、希少疾患の症例で医療従事者を支援することなどの目的を掲げています。

 Doctolibの説明によると、チームは研究目的で必用な成人ユーザーとDoctolibアカウントにリンクされている親族の「人口統計データと健康データ」を全て使用できます。(子どもは覗く)

 これには、患者自身または医療従事者がDoctolibソフトウェアに入力したデータが含まれます。病歴、投薬、一般的な健康状態、診断、治療経過、処方箋、文書、画像検査や血液検査などのデータです。

 データは匿名化され、患者の身元とは切り離され、5年間保管されます。

 これはフランスデータ保護機関(CNIL)が定めた枠組みに準拠しており、暗号化されたデータは、信頼できるパートナーがヨーロッパでホストする閉鎖的で安全な環境において、研究者のみがアクセスできるとDoctolibは明言しています。

 データは商業目的で販売、または共有されることはなく、Doctolibが開発した人工知能モデルのトレーニングにも使用されないとのことです。

 この科学研究は公共の利益に資するものとみなされるため、Doctolibは、ユーザーのデータ利用について事前の許可を求める必要はないとしていますが、異議を申し立てることもできます。

 「Doctolib個人データ利用異議申し立てフォーム」

 氏名、生年月日を記入し、「フランスデータ保護法第56条に基づき、私の個人データ、または、私が代理人をつとめる人物の個人データが研究目的で再利用されることに異議を申し立てます」にチェックするだけで異議の申し立ては可能です。

 または、contact.dataprivacy@doctolib.comに直接メールを送信することでデータの削除を要求することもできます。

 ただし、これは9月に開始される「技術トレーニング段階」開始前までで、研究が完了した後は、プロジェクトの妥当性を維持するために削除はできなくなるので、ご注意ください。

 なんだか、これは、Carte Vital(カルト・ヴィタル)(フランスの健康保険証)にも同様のデータが蓄積されているのでは?と思うのですが、なんだか少しもやもやします。


Doctolib(医療機関のオンライン予約管理プラットフォーム)


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2026年8月2日日曜日

今年のフランスの深刻な森林火災 放火容疑の逮捕者308人

  


 今年のフランスの夏は度重なる猛暑の到来だけでなく、大規模な範囲に及ぶ森林火災は、大変な問題になっています。

 毎晩のニュースでは、森が燃えている映像がずっと流れ続けており、正直、想像を絶する燃え方をしています。

 7月初めには、パリ近郊のフォンテンブローで森林火災が起こり、それがボランティアとはいえ、消防士による放火であったことも話題を呼びました。

 その後、7月22日に始まったジロンド県の大規模森林火災は、この猛暑もあいまって、どんどん火は拡がり、大部分が制圧されるまでに約1週間かかっていますが、約22万人が避難していました。

 8月1日現在の今でも大規模な延焼は食い止められたものの、一部では火種が残り、消防隊が監視、消火活動を続けています。

 このジロンド県の森林火災では約42,000ヘクタールが焼失しました。42,000ヘクタールとは、東京ドーム約9,000個分に相当する面積で、フランスでは戦後最大級の森林火災と言われています。

 8月1日現在、フランス当局が公表している数字では、今年の森林火災への関与(放火・放火未遂・火災を引き起こした疑い)で逮捕された人数は308人にも及ぶのだそうで、このうち約3分の2が放火の疑いによるものです。

 今年(2026年8月1日現在)にフランスで焼失した森林・植生の面積は約119,000ヘクタールと言われ、すでに2022年の過去最多記録(約72,000ヘクタール)(東京ドーム約25,500個分)を大幅に上回る過去最悪の森林火災シーズンとなっています。

 フランス当局は、この膨大な規模に及ぶ森林火災の約9割が人間が引き起こしているものであるとしていますが、この中でも最も許されないのが「放火」です。

 専門家によれば、放火魔、放火癖は病気ではなく、人格障害の症状であるそうで、小さなマッチ一本でニュースによって誇張されたスペクタクルを作りだすというこの放火という行為に魅せられ、自分の衝動を抑えることができないと言います。

 そのため、昨今の森林火災への放火犯には、「より未熟で興奮しやすい社会の中で目立たず、控え目な性格のタイプの人」が増加しているのだそうです。

 これは主に少年期に見られる「自己主張」の問題が原因で99%の確率で男性に起こるとも言われているのです。

 フランスでも放火、特に森林への放火は非常に思い罪になります。被害の大きさによって刑は異なるものの、「人が危険に晒された、または環境に回復不能な損害を与えた場合」は最高15年の禁固・懲役、15万ユーロの罰金。負傷者が出た場合は、最高20年。

 また、組織的な犯行(犯罪組織など)や重い傷害を与えた場合は最高30年。

 被害者に永続的な傷害を負わせた場合は、無期刑(終身刑)となっています。

 また、故意ではなく、過失で森林火災を起こした場合でも、処罰されます。

 日本でも放火は非常に重い犯罪とされていますが、森林火災への放火に関しては、フランスの法定刑の方がかなり重いと言えます。

 このようなリスクがありながらも、なお、自分の衝動を抑えきれずに放火に及んでしまう・・そんな人がフランスでは今年、300人以上もいたわけです。

 デモだの暴動だのしょっちゅう起こるフランスですが、その度にゴミ箱が燃やされたり、車が燃やされたりしますが、あれも放火だよな・・と思うのですが・・。


フランス大規模 森林火災


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2026年8月1日土曜日

行列のできるパリの人気クレープ屋さん LULU

  


 以前から、このお店のことは、知っていました。遠目から眺めて、「また、並んでるわ・・」と思って、だいたい行列に並ぶのは好きじゃないし、そこまでクレープ(ガレット)に、それほど興味があったわけでもなかったので、ずっとスルーしてきました。

 ところが、最近、SNSでやたらと目にすることが多く、しかも美味しそうで、調べてみたら、お値段も比較的、お手頃で、よし!行ってみるか・・と出かけました。

 このお店はマレ地区の「Marché des Enfants Rouge(マルシェ・デ・ザンファン・ルージュ)」の中にある「LULU」というお店なのですが、お店は11時半オープンです。でも、並ぶのが嫌なので、その2分ほど前に到着。すでに3人くらいが待っていましたが、まだまだ全然、許容範囲です。



 もうお店の方も混雑することに慣れていて、はじからドンドンと注文を取っていきます。スタバみたいに注文の際に名前を聞かれて、注文したものができあがると、名前を呼んでくれます。




 最初の数人はこの辺で待ってて!と言っていましたが、その後は「しばらくマルシェの中を歩いてみてきたら・・」と言っていました。時間が遅くなればなるほど、待ち時間が長くなるということです。

 英語のメニューもあり、お店のお兄さんも英語でも対応してくれます。



 ほぼほぼ全員、カード払いでした。

 さて、そのクレープですが、色々と種類はありますが、一番人気はお店の名前がついた「LOULOU」というクレープが一番人気のようです。

 中身の具材はエメンタールチーズ、ソテーしてあるマッシュルーム、ハム、マッシュ(サラダの一種)、卵というシンプルなもの。特に調味料というかソースなどは使っていません。

 エメンタールチーズがクレープからはみ出して、餃子の羽のような状態になっていて、これが香ばしく、食感もよく、チーズの香りが引き立っています。カリカリの食感とクレープのしっとりした食感の両方が楽しめます。

 クレープの生地はガレット(そば粉の生地)タイプで、具もたっぷり入っていて、かなりボリュームがあります。

 余計な調味料やソースを使用していないので、それぞれの素材の味が楽しめますが、この中でも、マッシュルームが良い仕事をしています。

 全体的にとてもシンプルで、嫌いな人があまりいないんだろうな・・という印象です。

 そのうえ、ビジュアルがなかなかインパクトもあるので、インスタなどでも、やたらと取りあげられているようで、人気が爆発しているようです。

 お値段的にもこの人気メニューで13ユーロとまあまあお手頃価格で、高いものでも14.50ユーロ、その他、甘い系の塩キャラメルとか、ニュテラなどのクレープは5.50ユーロです。

 私が注文したものを受け取った頃には、まだ10分くらいしかたっていないのに、すでに行列は、なかなかになっていましたが、13時頃からは、ますます行列は本格的なものになっていきます。

 このお店はマルシェの中にあるのですが、この手のマルシェは残酷で、お客の入りが一目瞭然です。

 しかし、概して、このマルシェ自体は人気のマルシェなので、混雑しているお店が多いです。


 マレ地区のブルターニュ通りにあり、この通りはまた、色々な食料品のお店が目白押しで、人気のクッキー屋さんや、チーズ屋さん、パン屋さん、お惣菜屋さんやピエール・エルメ、ジャンポールエヴァンなどの店舗もあり、なんでも揃っている楽しい通りでもあります。

 

🌟LULU(Marché couvert des Enfants Rouge)月休 

 39 Rue de Bretagne 75003 Paris 


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2026年7月31日金曜日

ニースのエステサロンで施術中に死亡事故

  


 25歳の女性がニースのエステサロンでの施術中に死亡するという痛ましい事故が起こっています。

 彼女は臀部にヒアルロン酸を注射する準備中に麻酔薬であるリドカインに対するアレルギー反応を起こして死亡したと見られています。

 彼女は注射直後にすぐに気分が悪くなり、注射をした人物が蘇生を試み、また、救急隊員が迅速に介入したにもかかわらず、心肺停止となり、その場で死亡が確認されました。

 この女性に麻酔薬を注射したのは、36歳の偽美容師?の女性で麻酔注射を行うための訓練も認可も受けていませんでした。パリ地方に居住する彼女はエステティシャンを名乗り、2022年から違法に注射を行っていたことが発覚しています。

 注射を行った女性を含めて、この事件では、3名が警察に身柄を拘束され、拘留されていますが、もう一人は、このサロンの経営者の女性です。この経営者はフェイシャルトリートメントと歯のホワイトニング処置を行うサロンを2024年7月にオープンしたと主張し、このサロンのサイトでは爪、髪、まつ毛のさまざまな種類のトリートメントの提供を公開していますが、注射に関する記載は一切ありません。

 しかし、顧客が残したレビューの中には、そこで唇に注射をしたと言及している者もおり、五つ星のレビューを残した顧客は「完璧な施術!絶対にまた来ます!」というものや、「昨日、注射をしに来ました!結果は信じられないほど美しいです!」などのコメントが残っており、違法に注射をしていたことが露呈しています。

 この経営者は、また、自分のサロンを外部の関係者にも貸しており、そこで行われるサービスに関しては、彼女は把握していませんでした。彼女は事業登録も税務登録も正確に行っておらず、規制手続き違反の経歴でも知られている人物だったようです。

 コメントやクチコミなどでは、このような非認可の危険なお店であることは、知る由もありません。怖いことです。

 もう一人の身柄拘束者は、注射をした人物の夫で、事件直後に証拠物件を現場から持ち去ったと見られています。

 ニース検察庁は、「過失致死」、「違法薬物行為」、「有害物質投与」の容疑で捜査を開始しています。

 私はこの手(注射など)の施術をしてもらったことはないし、探したこともないのですが、何かお店を探したりするときに、クチコミや評価などを参考にすることはあります(たいてい食べ物屋さんですが・・)。しかし、意外とこのクチコミや評価が必ずしも正しいとは限らないし、ましてや、この手の施術に関しては、美しくなりたいという気持ちはわかりますが、かなり大きなリスクや危険も潜んでいるということを肝に銘じなければいけないということをこの事故(事件)が物語っているような気がします。

 

エステサロン 麻酔死亡事故


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2026年7月30日木曜日

ポニョお医者さんで大暴れして麻酔を打たれるの巻

  


 そもそも我が家の猫のポニョは、ず~っと家の中で暮らしているので、外出すること自体が本当に滅多にあることではありません。

 以前、娘が家にいた頃には、たまには、一緒に連れて出かけるようなこともあったのですが、私一人になってからは、ほぼ不可能。そもそもポニョは外出が大嫌いなので、それを無理強いする必要もありません。

 そんなポニョは、夫が突然他界して、娘と二人になり、どん底に落ち込んでしまった頃に我が家にやってきてくれた猫なので、もう立派な家族の一員、我が家の主のような存在です。

 気が強く、人の好き嫌いが激しいために、自分の気に入らない人が家にやってくると、容赦なく、「カーッ!」と威嚇します。もう「シャー!」ではなく、「カー!」なのです。

 ふだんは私と二人なので、私にとっては、誰よりも大切な存在です。

 食い意地が張っていて、そこまで食べるわけではなくても、とにかく食べ物に対する勢いがすごく、冷蔵庫を開けるだけ、電子レンジのチンという音がするだけで、家の中のどこにいても、すっ飛んできます。

 そんなポニョが先週から、ぱったりとキャットフードを食べなくなり、食べ物への執着が目に見えてなくなってしまいました。いつも家の中で一番居心地の良い場所をみつけては移動しながら、悠々と寝ているので、そこのところは、変化はないのですが、明らかに食欲が減退して、鶏肉だけはかろうじて食べてくれるのですが、大変、心配していました。

 でも、吐いてしまったりするわけでもなく、いつもどおりに過ごしているので、そのうち回復するだろうと思っていたのですが、翌日になっても変わらず鶏肉しか食べないので、やっぱりふつうじゃない!と思ってお医者さんに連れて行くことにしたのです。

 ポニョは今年で17歳という猫にしたら、高齢なので、なにかあってもいけないな・・と思いつつ、過去、数回、病院に連れて行ったときのことを思うと二の足を踏んでいたのです。

 想像どおり、まず、外出するだけで大変な騒ぎで、さらに病院についたら、いきなり「カーッ!」と始まりました。他の動物の匂いがするのでしょうが、もう袋の中に閉じこもって、時々、顔を出しては、「カーッ!」と唸っています。

 そして、診察台に乗せたが最後、それは「カーッ!」という唸り声だけではなく、暴れ始めて、手がつけられなくなりました。

 しかし、そこはプロ、なんだかいかついグローブを持ってきて、ケージの中にポニョは入れられてしまいました。

 ここ数日のポニョの様子を説明すると、獣医さんは、「麻酔を打ってから、血液検査をしますから、夕方、迎えにきてください」とのこと。

 私は、暴れるポニョの行状に、ひたすら謝り、なんだか問題児を持った母親のような気持ちになりました。

 ひとまず、一人で家に帰ると、そういえば、ポニョがいないこの家は、ものすごく久しぶりでした。

 以前、一度、まだポニョが子どもの頃、急に弱ってしまって、あわてて夜中にお医者さんに連れて行ったことがありました・・が、その時以来のことです。その時は点滴をして、様子を見るのでとりあえず、3日間入院させてください。面会は毎日、できますから・・と言われて娘と泣く泣く家に帰りました。そして、翌日、面会に行くと、ポニョは点滴であっという間に回復したら、猛烈に暴れ出すほどに元気になったので、もう連れて帰ってください・・と言われたことがありました。

 今回は、まさにその時のことを思い出しました。

 そして、夕方になってポニョを迎えに行くと、ポニョは相変わらず大変な怒り様でした。

 しかし、獣医さんの説明によれば、麻酔をして、血液検査をしたあとは、しばらく眠っていて、その後は薄暗い部屋で大人しくしていた模様。

 そして、問題のポニョの病状ですが、なんと腎臓に問題があるとかで、一応、今日の段階では点滴をしたので、3日後からこの薬を飲ませてください・・と2種類の薬を処方されてきました。

 なんとか、この薬が効いてくれればよいのですが、もうそれからは、心配で心配で、何をしていてもポニョのことが気にかかって、心穏やかではありません。

 なんせ、高齢のうえ、自分で自分の身体の具合を話してくれないので、もどかしいことこのうえありません。とりあえずは、少しずつでも食べるようになってくれれば・・と小分けにして食事をあげています。

 もともと、寝てばっかりいるのですが、なんともいつもガツガツしていたポニョに「少しでも食べて!」と祈るような気持ちになるとは・・想像もしていませんでした。

 しかし、それにしても、麻酔しないと血液検査ができない猫って、珍しいのではないかと思うのです。


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2026年7月29日水曜日

EU初 フランスが15歳以下のソーシャルメディア禁止法案 可決

  


 フランス国会と上院はフランスにおけるソーシャルメディア利用の最低年齢を15歳とする法案を最終的に可決しました。これは、マクロン大統領の選挙公約の一つでした。

 まず、9月1日から新規アカウント作成を希望するすべてのユーザーは15歳以上であることを証明するための身分証明書の提出が義務付けられます。その後、2027年1月1日までに、各プラットフォームは、全てのユーザーの年齢確認を実施しなければなりません。

 なお、「オンライン百科事典」、「教育・科学ディレクトリー」、「フリーソフトウェア開発共有プラットフォーム」、「教育目的のデジタルプロジェクト」は、この規制の対象外となります。

 この法律には、中学校における既存の禁止措置と同様に、高校における携帯電話の禁止も含まれています。

 しかし、この法律の施行に懐疑的な見方を示している複数の国会議員も存在しています。

 「これは実行不可能な宣伝活動に過ぎない」とか、「この禁止措置と年齢確認は表現の自由とコミュニケーションの自由だけでなく、プライバシーの権利も侵害するものだ」という声も大きくあります。

 ユーザーの年齢を実際にどのように確認するかという問題が解決していないという声もありますが、政府はネット利用者の年齢をプラットフォームに全ての個人情報を送信することなく確認できる「信頼できる第三者機関」のシステムツールに期待を寄せていると言われています。

 デジタル担当大臣によれば、「既にポルノサイトに課された年齢確認に課された経験が迅速な導入のを可能にする。準備は既に万全だ!」と述べています。

 これを受けたプラットフォームはアカウント作成システムを改修し、導入後、数ヶ月以内に既に登録済みのユーザーに年齢確認を求める必要があります。

 これに加え、フランス国内だけでなく、Meta、TikTok、Snapといった国際的な企業グループにフランスでこれらのシステムを迅速に導入するよう説得しなければなりません。

 また、フランスで可決された法律は、主要なデジタルプラットフォームを規制する欧州全体のデジタルサービス法(DSA)に適合していなければなりません。EUは、欧州連合全体のための共通戦略を策定しており、フランスに対して、欧州全体の枠組みから逸脱する国内法制度を構築しないよう求めています。 

 にもかかわらず、なぜ?これほど急ぐのか?と思わないでもありませんが、一先ずスタートしてから、改正を繰り返していく・・そんなやり方を考えているのかもしれません。

 複数の研究で、ソーシャルメディアは特に、若者にとって拒食症や性暴力といった有害なコンテンツに触れる機会を与え、利用者に悪影響を及ぼす可能性があることを示し、15歳という年齢を適切な成熟度に達したとみなされる年齢を基準として選び、あくまでも、オンライン上の未成年者を保護するという目的でこの法案は進められています。


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2026年7月28日火曜日

パリ ナイフ2本を持った男が昼日中に女性3人を襲撃

  


 パリの治安が悪くなったという話をすると、「最近は日本もけっこう治安が悪くなったから・・」などという声を耳にすることがありますが、やはり、常に一歩先を行っている・・(本当は、一歩どころではないと思うけど・・)と思わざるを得ないような事件がパリでは定期的に起こります。

 そんなことを再確認させられるような事件がまた起こっています。

 パリ17区(パリ北西部)のポルト・ド・クリッシー付近で2本のナイフで武装した男が3人の女性を襲う事件が起こりました。

 被害者の女性は19歳、24歳、36歳。

 事件が発生したのは夜中とかでもなく、午前11時30分頃というのも、なかなかショッキングな話でもあります。ふつうの一般市民がふつうに生活している時間帯です。そこにナイフを持った男が襲撃者を求めて探し回っているのですから・・・。

 当然、事件発生現場は、大変な混乱状態に陥ったようで、人々は、

あちこちへ逃げ回っていて、何が起こったのかもわからない状態で、爆弾が仕掛けられたか?テロが起こったのか?と思って逃げていた人々も大勢いた模様です。

 そんな中、たまたま居合わせた非番中の警察官が「気をつけろ!あいつはナイフを持っている!」と叫びながら、スーツケースで彼に殴りかかり、犯人からナイフを奪い、近くのレストランのウェイターが助っ人に駆け付け、犯人の上に椅子を置いて、身動きを封じたということです。

 犯人を取り押さえた人物の証言によると、一人は腹部をさされ、もう一人は腰部をさされ、もう一人は軽傷ということですが、刺された一人の女性は妊婦だったようです。

 とりあえずは、3人とも命に別状はないということです。

 パリ警視庁は、「容疑者は非番の警察官によって迅速に逮捕された」と誇らしげに発表していますが、まあ、なんだかモヤる感じもあります。

 身柄を拘束された容疑者は31歳。現段階では支離滅裂な供述を繰り返しているそうですが、精神疾患を患っているかどうかは、まだ判断するには時期尚早とされています。

 対テロ部隊によると、現時点では当局は、この事件をテロ行為とは見なしていません。

 しかし、平日の午前中の時間帯のごくごくふつうの人々がふつうに生活している場所で無作為に女性がナイフで刺されるという事態、恨みにかられての傷害?殺人?を企てるには、あまりに不都合な場所と時間帯。


 テロか?精神疾患を患っているか?しか考えようがない気もします。

 今は、いつでもどんなところでも誰かが必ず撮影している時代・・と思ったら、本当に、この事件を撮影していた動画がSNSで流れてきて、あらためて、容疑者の顔を見ると、なんだかどこにでもいそうな感じの人で、さらにビックリしました。

 いわゆる薄暗い感じで危険な感じの人がウヨウヨしているような場所もパリにはたしかにあるのですが、逆にごくごくふつうの場所でこのような事件が起こってしまうというところが、本当に怖いな・・と思うのです。

 しかも、これが、そこまでのニュースにはならないくらい、それほど珍しくもないところがより恐ろしいことなのです。

 ちなみに事件の起こったポルト・ド・クリッシーは、日本の人気映画「孤独のグルメ」に登場したレストランのあるプラス・ド・クリッシーと同じエリアです。


ポルト・ド・クリッシーナイフ襲撃事件


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