2026年7月8日水曜日

ETIAS(電子渡航認証システム)の導入 2027年に延期される見込み

  


 ビザ免除対象の非EU圏からの渡航者がEUに入国する際に必要となる電子渡航認証システム ETIASの導入は、2026年末までには導入される予定になっていましたが、依存する生体認証出入国システム(EES)の深刻な不具合と遅延のため2027年に延期される見込みとなりました。

 この新しいシステムは英国、米国、その他の第三国を含む、EUへの渡航を希望する約14億人のビザ免除対象者に影響を与えます。日本もこれに含まれます。

 米国のシステムに倣ったこのシステムでは、オンライン申請、出発前のセキュリティチェック、そして出発前に20ユーロの支払いが必用になります。

 今回の延期は主に、指紋認証と顔認証を用いて非欧州圏からの旅行者の出入国を電子的に登録する生体認証欧州出入国システム(EES)の導入中に発生した問題によるものです。段階的な導入により、複数の空港で長蛇の列が発生し、夏季シーズン突入とともに、航空業界内で懸念が高まっています。

 ただでさえ、この時期、空港は長蛇の列・・このような不具合のためにさらに列の長さが延長されるようでは混乱は免れません。

 本来ならは4月10日から本格稼働する予定だったこのシステムは、数々の技術的な不具合に見舞われています。なかには、100人以上の乗客が乗り遅れる事態も発生しています。

 まだ、公式発表はされていませんが、システム開発を担当する欧州機関(EU-LISA)は、ETIASの年内導入はもはや不可能であることを認めています。

 欧州委員会はシステムの正式は発効日を設定する責任を負っていますが、EU-LISAによる技術テストの検証が完了して初めて発行日を設定できます。しかし、IT関連の問題が依然として残っており、年内導入は不可能というのは、もう避けられません。

 また、欧州委員会によれば、これはシステム上の問題だけではなく、人員不足やインフラ整備の不備など、出入国管理システムとは無関係な他の要因が遅延の原因となっている可能性があることも示唆しています。

 この生体認証システムの導入は、まさに難航を極めているといってよく、当初は2022年に導入される予定だったが供給問題、技術的な困難、加盟国間での導入状況のバラつきなどにより、導入は度々、延期されてきました。

 ここで確認しておきたいのはETIAS(電子渡航認証システム)とEES(生体認証欧州出入国システム)という異なる2つのシステムが連携して存在しているということです。

 今回のETIASの不具合は、複数の主要な欧州国境システムを同時に導入することの難しさとも言われていますが、これに対してEESは国境通過時に機能し、出入国を記録するものです。

 一方、ETIASは、出発前に必要なもので、ビザ免除対象の旅行者は対象となる欧州諸国へのフライトに搭乗する前に、電子認証を取得する必要があり、システムが稼働すれば、航空会社は乗客がこの認証を取得していることは確認しなければならなくなります。

 つまり、旅行者側からすれば、このシステムがよっぽどスムーズに稼働してくれなければ、面倒なステップが増えるということになります。少なくとも、このために出費がかさむことだけは確かです。

 とりあえず、年内は、これが導入されないということは、旅行者にとっては朗報なのかもしれません。


ETIAS(電子渡航認証システム)の導入延期


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2026年7月7日火曜日

セドリック・ジュビラー事件から5年後 ついに自供

  

 セドリック・ジュビラー事件?は2020年12月に起こった、あるカップル(家族)の妻の失踪事件(当初は突然、彼女が姿を消したため、失踪と報道されていた)で、当時は、もう毎日のようにほぼほぼトップニュースで扱われていた事件でおそらくセドリック・ジュビラーのなまえを知らないフランス人はいないと思われるほど有名な事件です。

 失踪したまま、本人が発見されないまま、捜査が進んでいく様子が毎日のようにとりあげられ、本人の周囲の人々が数々の証言をしており、その夫に疑惑の目が集中していきました。

 事件の起こった2020年の夏に彼女は離婚を希望しており、その頃から夫婦の関係は悪化していったと伝えられていました。しかし、彼女が突然、姿を消した日、彼は妻の親しい友人に「デルフィーヌ(妻)に家に帰るように伝えて・・」というメッセージを送っており、友人が「彼女は私のところにはいません」と返信、翌朝、夫は彼女の行方不明を警察に通報していました。

 夫は妻は夜、白いダウンコートを着て、携帯電話を持って出かけたまま戻らないと説明していました。

 彼らには、当時6歳と18ヶ月の男の子と女の子がおり、また、クリスマス間近であったこともあり、彼女は子どものためのクリスマスプレゼントを用意していたり、パーティーの相談を友人たちと話をしていたりしたこともあり、彼女自身の意志でクリスマス前というこのタイミングで失踪するなどありえないと多くの彼女の友人が証言していたりもしました。

 捜査が進むにつれて、彼女が将来を共に過ごそうとしていたとされる男性や、周囲の関係者などが容疑者として挙げられたりもしていましたが、着々と容疑がはれていきましたが、事件は、夜中のうちに起こったことゆえ、関係者は限られており、もっとも深い容疑がかけられていたのは、夫のセドリック・ジュビラーでした。

 しかし、彼はマスコミの前でも公然と自分は無実であることを訴え、行方不明の彼女の捜索にも加わったり、彼女の追悼集会などにも積極的に参加したりしていました。

 それでも、妻の遺体が発見されれば、事態はもっと異なったものになっていたと思いますが、どれだけ捜索しても、彼女の遺体は発見されていませんでした。彼らの住む地域は丘陵地帯であり、また、鉱山に囲まれており、そんな地理的な理由も捜索を難しくしていたとも言われていました。

 ただ、夫に関しては、あまりに疑惑が多く、彼女が行方不明になった日、(妻が友人の家に泊ったりすることが多かったにもかかわらず)、あまりに早く警察に通報していることや、近隣の人が当日の夜、女性の叫び声を聞いたという証言、また、彼らの6歳の長男が夜11時過ぎに両親が激しく口論する声を聞いているという証言もあり、また、彼女が行方不明になったことに気付いて、警察に通報するまでの間に彼自身は40歩しか歩いておらず(携帯の履歴)、また、逆に彼は彼女に180回も電話をしており、翌日からはまるで連絡をとらなくなり、妻の死を悼む様子があまりにも早かったことが不審に思われていました。

 それから約半年後、彼の家から携帯のメモリーカードなどが発見され、彼は無罪を主張したまま、逮捕・拘留され、昨年10月に懲役30年の判決を受け、ただちに控訴していました。

 そして、再審が今年の9月21日に行われる予定になっていたのですが、ここへきて、突然、彼の弁護士が彼が犯行を自白する供述を始めたと発表し、話題になっています。

 なにしろ、皆が「彼がクロだ!」と思う中でも一貫して無実を訴え続けてきて、再審も迫っているなか、なぜ?急に自白したのか?世間の注目はやはり彼が・・というよりも、ここへきて、彼が自供をしたことの方に驚きが大きいような気がします。

 彼が自供するに至ったのは、どうやらこの弁護士との関係によるものであるようで、彼は、これまでの弁護士を解雇し、年明けに新しい弁護士に変更しています。この弁護士との間に彼は信頼関係を築き始めたようです。彼は、これまで刑務所の中で、独房監禁と非常に強い薬を投与されていたために、非常に衰弱していたところをまず、薬の服用をやめるように助言し、本当は話したかった彼の気持ちを新しい弁護士は解きほぐしていったようです。

 現在、彼女の遺体は家から数キロほど離れた場所で発見されたと言われており、彼は捜査に協力する準備があると見られています。

 しかし、似たような事件もたくさんあるであろうに、なぜ?これだけ注目される事件とそれほどでもない事件があるのだろうか?と私はいつも不思議に思います。

 今年の春頃に日本で起こった小学生が行方不明になったが結局は殺されていたという事件もやたらと取りあげられていたようですが、なんだか、このセドリック・ジュビラー事件もちょっと似たところがあるような気がします。

 ごくごく身内に限りなく疑わしい人物がいる行方不明事件。そして、少しずつ、周囲の様子からなんとなく人物像が浮き彫りになっていく感じ。不謹慎ではありますが、なんとなく、ミステリー小説みたいな、そんな感じさえもあります。

 とはいえ、5年以上経って、ようやく解決に向かいつつあるこの事件。結果的にはやっぱりそうだったんだ・・で幕引きを迎えそうです。

 それにしても、当時、ものごころもついていなかった彼らの子どもたちにとっては、激動の5年間、母親は突然、姿を消し、父親が母親を手にかけていたという事実、子どもたちは、両親ともに失ってしまっているのです。

 今は亡くなった妻の妹が引き取っていると伝えられています。


セドリック・ジュビラー事件


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2026年7月6日月曜日

猛暑の中のパリの公共交通機関

 


 フランス国民の多くが外出を控えた猛暑の影響でRATP(パリ交通公団)は、「猛暑対策ユニット」を設置したことを発表しました。

 四の五の言わずに、さっさとエアコン設置しろよ!と言いたくなるところではありますが、猛暑対策への努力は進めているようです。

 猛暑は具体的な運行プログラムにも影響を与えており、地下鉄については、地下にあるために温度のピークをある程度は抑えることができる一方、高架区間や路面電車では、猛暑によって路面や線路が変形してしまう可能性があるため、RATPは、高架区間のリアルデータを取得するために接続型センサーを設置し、線路温度を毎日、測定しています。

 パリでは線路温度が57℃に達すると地下鉄の運行速度が減速されることになっているそうです。ということはタイムテーブル(一応ある)にもズレが生じてくるということでもあります。そもそも時間どおりにはいっていないので、あまり皆、動じないとは思いますが・・。

 そのまえに、あまりの猛暑に多くの人が外出を控えたため、猛暑期間、イル・ド・フランス地域の地下鉄とRER(地域急行鉄道)の乗客数は15%減少、近郊バスではこの減少率は25%から30%に達しました。

 乗客向けには地下鉄車両の冷房換気システムの搭載は50%。これは外気温より数度低い温度で車内を冷却するもので、外気温とは無関係に温度を設定する従来の空調システムよりはエネルギー消費量が少ないようです。しかし、外気よりも数度低いという場合、外気が40℃以上の場合、数度低いといっても30℃台後半の気温ということ・・。どおりで、たとえメトロに冷房が入っていても、まあ、なんとなく冷房が入っているかも?と思うくらいで、あまり涼しくはないのです。

 先日、今年の夏初めてパリのメトロ5号線で冷房らしい冷房が効いているメトロに遭遇して、感動したくらいです。

 2034年までに導入が進められている新型MF19型車両はすべて冷房システムが搭載される予定になっていますが、2034年っていつのことだよ!と言いたくなります。

 一方、RER(地域急行鉄道)では、既に車両の93%に冷房システムが搭載されています。また、トラムに関しては、イル・ド・フランス・モビリテ向けにRATPが運行する路線には既に冷房が設置されており、バスについては、冷房設置率は49%(こんなにあるとも思えないけど・・?と疑問)、2035年までには全バスに冷房が完備される見込みだそうです。

 RATPは給水器の設置も段階的に進めており、イル・ド・フランス・モビリテのネットワーク全体で100基以上が設置されていると胸を張っているRATPに啞然とします。イル・ド・フランス全体で100基ですよ!

 全体の印象では、とにかく、フランスは、これまで全く猛暑に対する考えが甘いまま、何年も見過ごしてきたということで、また、そもそも夏に猛暑に見舞われるという事態に対応できるようには、街全体というか、国全体ができていないということ。

 夏の暑い期間、冷房が効きすぎることを考えて、ちょっと羽織るものを持って出かけるというような日本の冷房事情は、つくづく羨ましい限りなのです。

 

パリの公共交通機関の冷房


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2026年7月5日日曜日

デジタルユーロとはなにか?

  


 欧州議会経済通貨委員会は先月末、デジタルユーロ(€N)プロジェクトに関する立場を採択し、決定的な一歩を踏み出しました。

 これは単なる決済手段の改革にとどまらず、デジタル時代における欧州連合(EU)の通貨主権維持能力に関わる問題として注目されています。欧州連合の主権と競争力は、現在、決済システムの根本的な変革に直面していると言えます。

 現在、デジタル決済は現金利用をはるかに凌駕する一方で、その運用を支えるインフラの大部分は欧州以外主体のものに支配されています。

 EUにおけるカード取引の10件中6件はVISAとMastercardのネットワークを経由しており、モバイル決済においては、Apple PayとGoogle Payの支配力が拡大しています。このような状況は、単なる経済競争を超えた欧州の通貨主権という重大な問題を引き起こしていると欧州議会は考えています。

 欧州の通貨システムは現在、欧州中央銀行が発行する2種類の公的通貨(紙幣と銀行が保有する準備金)に依存している一方、日常の決済は民間銀行の資金によって行われています。

 現金の使用が減少するにつれ、公的通貨が日常的な決済手段から姿を消し、外国の主体によって支配されることが多い民間の決済手段に取って代わられるリスクが高まっているのです。

 この依存関係は、欧州の主体にとって決済コストが増加し、非欧州企業によるデータや付加価値の獲得が容易になり、EUを地政学的リスクに晒すことになり、米国の域外制裁は、決済インフラが権力行使の手段として利用され得ることを示しているのです。

 デジタルインフラが主権にとって不可欠なものになりつつ世界において、欧州はこの動向を無視し続けることはできないのです。

 こうした背景の中で、欧州中央銀行はデジタルユーロプロジェクトを推進しつつあるわけですが、その目的は新たな通貨を創設することではなく、公的通貨をデジタル形式でも存在させることです。

 これは仮想通貨でも、暗号通貨でもなく、銀行や決済プロバイダーが配布するデジタルウォレットの形をとります。

 簡単にいえば、VISAやMastercardを通さない決済システムを構築するということです。

 現在、多く利用されているVISAやMastercardに手数料を支払うことなく、欧州独自のシステムを作るということでもあります。

 この大枠を管理するのは、欧州中央銀行ですが、日常的に使用するアプリ等のサポートは銀行が行うことになります。

 ただし、デジタルユーロは金融システムの安全性を維持するために複数のセーフガードが盛り込まれ、預金の流出を防ぐために保有できる金額には上限が設けられ、利息はつきません。

 かといって、現金を廃止するわけではなく、あくまでも共存、また、既存のカード会社の決済とも共存を目指し、用途や金額によって使い分けるという形を目指しているようです。

 これは、欧州全体の海外企業への依存を減らし、欧州独自の決済インフラを持ち、緊急時にも欧州内で決済を維持することを目的としているようです。

 まだこのシステムは実際にはスタートしていませんが、このような方向に世の中が動いているということを知っておくことも必要かと思います。


デジタルユーロ


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2026年7月4日土曜日

転倒、乱闘、警察出動 LIDL20万台エアコン販売

 


 6月の異常な猛暑は現在、おさまりを見せていて、1週間の違いでまさに天国と地獄。現在のパリは高原の夏といった感じの、このうえなく心地よい気候です。涼しい顔をしている観光客を見かけると、1週間の違いでラッキーだったね・・と言いたくなりますが、旅行先の天候ばかりは、これは運としか言いようがありません。

 しかし、また来週には猛暑が訪れるという予報のためか、パリの住民は、なんとか、この猛暑を軽減する措置をさがしているようです。

 そんな中、フランスにあるディスカウント・スーパーマーケットチェーン LIDL(リドル)が7月1日に全国で20万台のエアコンを販売すると発表。次の猛暑が迫りくる中、このLIDLの広告は大混乱を起こしています。

 このエアコンは日本で一般的な壁に取り付ける形のエアコンではなく、持ち運びが可能なエアコンなので、一般的には、エアコン本体から排気口として取り付けられている極太のホースを窓の外に出さなければならないため、必然的にホースを挟むために開けた窓の間に隙間が生まれ、その処置を上手くしなければ、エアコンからは冷気が出てくるものの、窓の隙間からは逆に熱風が舞い込んでくるため、これもまた、なかなか厄介なシロモノでもあるのです。


 とはいえ、壁に取り付けるタイプのものよりは、まだお値段も工事?も手軽で、今回のLIDLで販売されたエアコンもこのタイプです。

 しかし、この広告には想像以上の人が押し寄せ、お店は大混乱になってしまったようです。

 このエアコンの販売と同時に扇風機も販売され、扇風機が89ユーロ、エアコンが179ユーロという価格だったようですが、お店には開店前から長蛇の列ができ、長蛇の列だけならまだしも、20万台という触れ込みの広告ではありながら、実際に各店舗にならんだエアコンは10台程度だったようで、開店と同時に人が店内になだれ込み、ある女性は段ボール箱にしがみつき、群衆に踏みつけられ、ナンテール店ではドアが破損、中には催涙ガスを噴射する客まであらわれ、腕から血を流している人まで出て、まさに流血の事態となったようです。

 オンライン販売では配送待ちが2027年1月までなんていうものもあるそうで、今やフランスでエアコンをお手頃価格で入手することは至難の業となっています。

 また、このLIDLのエアコンを転売目的で購入して、さっそくサイト上で倍以上の値段で売りに出している人も出現しているようです。

 流血騒ぎにまでなったLIDLのエアコン販売には、警察まで出動する始末。

 激しやすいというか、興奮すると手が付けられなくなるところのあるフランス人。こういう人たちは、ごく一部だとは思いますが、その割合は、少なくはないのだと思うのです。

 なので、災害時など、もっと差し迫った危機が訪れた場合は、心配なことです。

 家電では一時の隆盛がウソのように下火になってしまっている日本の家電メーカーは、エアコンでフランス市場に販路拡大してくれないかな?と思っています。


LIDL20万台エアコン販売


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2026年7月3日金曜日

カーフールシティはカーフールよりもずいぶん高かった!

  


 スーパーマーケットは、同じスーパーマーケットでも値段が違うのは、よくあることです。

 我が家のわりと近くにあるモノプリ・MONOPRIXは、イル・ド・フランスの中でも一番高いモノプリなんだということを娘から聞きました。

 今はそのまま同じかどうかはわかりませんが、娘が学生の頃に夏休みに娘の友人がそのモノプリでアルバイトをしようとしていたことがあって、その友人がモノプリで聞いてきた話でした。

 それから、なにげなく見ているつもりでも、ここのモノプリは高いんだな・・と、なんとなく、心のどこかにひっかかっていました。

 ふだん、私の日常の買い物は、モノによって、あれはあそこ、これはこちら・・という具合にそれぞれ違うお店(スーパーマーケットやマルシェなども含む)で買い物をしているのですが、どこで買っても、大差ないようなもの、特に重いものなどは、家から一番近いカーフールで買い物をしています。

 気のせいかわかりませんが、フランスでの食料品のお買物は、いちいち重いものが多い気がしてならないのです。きゅうりやなすだって、バカにみたいに大きいし、なにかとかさばるものも多くて、買い物は大変です。

 先日、たまたま、パリ・リヨン駅でバスに乗ろうと思ったら、待ち時間が25分となっていて、「げっ・・こんなに待つんだったら、メトロにすればよかった・・」と思って憮然としたところ、少し先に「カーフールシティ・Carrefour City」があるのに気が付きました。

 最近は、モノプリ(MONOPRIX)にしても、カーフールにしても、普通サイズの店舗のほかに、パリ市内には、その縮小版というか、小型にコンパクトに商品をまとめた小型店(モノプリの場合はMONOP、カーフールの場合はカーフールシティ)が店舗を増やしています。

 食料品の割合が多い、なんとなく、コンビニっぽいような存在の仕方でもあるのですが、私はふだん、この小規模店舗で買い物をすることがほとんどないので、まあ、街中で場所もいいところにあるので、若干高めかもしれないな・・と思いつつも、具体的に実際のことは調べたことはありませんでした。

 たまたま目に入った小型カーフール・・カーフールシティ・・「そういえば、マヨネーズが切れてたから、ここで買っておこうかな?」と店内でマヨネーズを探したのです。私が好んで使っているマヨネーズはカーフールの自社ブランドのもので、ほんの安いものです。

 海外に出たばかりのころ、マヨネーズはなかなか口に合うものがみつからず、探すのが大変だった記憶があります(概して、酸味が少なめなものが多い印象)。その中でこのマヨネーズを見つけて以来、ずっとそれを気に入って使っているものです。

 だからといって、そのマヨネーズをふだん、いくらで買っているのか?ということまでは覚えていなかったのですが、そのカーフールシティで同じマヨネーズを見つけて、値段を見てみたら、「えっ?なんかすごく高い??」とちょっとビックリしたのです。

 もともと、そんなに高いものではないとはいえ、同じものを高い値段で買うというのも、あまり気分が良いものではありません。最近は、なんでもやたらと値上げしているので、マヨネーズもこんなに値上げしてたのかな?と思ったのですが、やっぱり伸ばした手をひっこめ、本家のカーフールの方でもう一度、見てみることにしました。

 後日、カーフールに行った際に同じマヨネーズの値段をチェックしたところ、なんとカーフールシティの方は値段が1.5倍以上になっていることが判明しました。

 同じものを同じ系列のお店で1.5倍以上の値段をつけるというのもなかなかエグいものです。

 まあ、急いでいて・・とか、旅行者が・・とかいう客層が多いであろうカーフールシティの方は、少々高いくらい関係なく皆、買っていくんでしょうが、なんとなく、納得いかない気分になり、このような小型店で買い物をするときには、気をつけようと思った次第です。

 考えてみれば、日本でもコンビニなどは、スーパーマーケットに比べて、若干、値段が高めだったりしたような気もするので、そんな仕組みなのかな?と思います。


カーフールシティ Carrefour City


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2026年7月2日木曜日

今年もベランダにやってくる鳩がしぶとい

  


 春から夏にかけて、私のベランダでの家庭菜園が始まります。

 春先から土の準備をして、まず葉もの(今年は小松菜、春菊、水菜)の種蒔きから始めます。葉ものは、育てやすく、わりと早く収穫ができるので、お料理をして、ちょっと青菜がほしいなと思うときなどには、とても便利です。

 その他、小ねぎや青じそ、山椒、三つ葉などの薬味類は、もう何年も同じ鉢に植えたままになっていて、冬場、枯れたかに見えていても、春になると、また息を吹き返します。

 しかし、なんといっても、私のベランダ菜園の主役は「日本のきゅうり」です。

 私はこの夏場の日本のきゅうりが大好きで、フランスにもきゅうりは売っていますが、大きくて、大味で食感も違います。最近はミニ・コンコンブル(小さなきゅうり)といった種類の小さなきゅうりがところにより売ってはいますが、フランスのきゅうりよりは若干、日本のきゅうりに近い感じではありますが、やっぱり、あのパリッとした食感の日本のきゅうりが私は好きなのです。

 シーズンになると、ジャックと豆の木の豆の木のように、きゅうりはグングンと蔓をのばしていき、ベランダが緑の棚で覆われるようになり、けっこうたくさんのきゅうりが収穫でき、毎シーズン、200本近いきゅうりが収穫できています。

 今年も5月半ば頃から種を蒔き(今年はいつまでも寒かったので、いつもよりは少し遅めでした)、順調にきゅうりも育ち始めています。6月の猛暑の中、あまりの暑さに枯れてしまうのでは?と心配して、朝晩にたっぷり水をやっていましたが、今のところ、順調に育っています。

 しかし、問題なのは、きゅうりの苗が中途半端な大きさまで育ってきた頃に、ここ数年、悩まされているのが「鳩」です。鳩もこの暑さで心地よい居場所を探して巣作りをしようとしているのでしょうが、ここのところ、毎日のように、朝、起きてベランダに行くと鳩がやってきています。

 鳩といっても、なかなか困りもので、今年は小松菜をたべられちゃったし(春菊は食べません)、他の野菜を踏み荒らしてダメにしてしまったり・・。酷いのです。

 そして、今は気が付くと、プランターの隙間にせっせと鳩が小枝を運んできており、それを取り除いて、そこには、立ち入れないように棒を立てたり、ペットボトルをおいてみたり、網戸用に買って余っていた網を張ったりしています。

 鳩はだいたい、つがいで行動しているようで、2羽がセットでやってきています。毎日、追い払っているのが同じつがいなのかどうかはわかりませんが、私がベランダに出ると、慌てて、バタバタと飛び立っていく、そのなんとも生々しい羽音だけでも、もう恐怖です。

 ある時には、一羽だけが陣地取りのように苗の隙間に座り込んでいて、もう一羽が小枝をくわえてこちらに向かって飛んでくるところに遭遇したこともあります。

 それにしても、これだけの小枝を毎日毎日、一本ずつ運んでくるのですから、大変な労力だとも思うのですが、かといって、こんなところに巣作りされてはたまったものではありません。

 最近は暑いので、ベランダに向けた大きな窓は開けっぱなしにしていて、猫のポニョが控えているというのに、全く、ポニョもなめられたものです。かといって、ポニョが鳩をつかまえたりしたりしても、それはそれで怖いのですが・・。

 毎年、こんなことが続くのですが、今年の鳩は、より、しぶとく、もうこれが1週間以上も続いていて、毎朝、毎朝、同じことを繰り返しています。

 もう根競べで、1日でも諦めて、鳩の巣が完成してしまったら、もう大変なので、頑張るしかありません。

 こんな狭いベランダじゃなくても、他に良い場所がもっとありそうなものなのに、なんでうちが選ばれているのか?と思います。

 例年では、きゅうりの棚がもう少し大きく育ちきってくれる頃には、むこうも諦めてくれるので、それまでの辛抱です。

 しかし、ベランダ菜園をやっていなくてもパリの住宅には、けっこうベランダに鳩が巣を作って困っているという話はあるようで、必ずしもベランダ菜園のせいだけではないようなのですが、この鳩の被害は本当に困ったものです。


パリのベランダの鳩


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2026年7月1日水曜日

今年の私の暑さ対策 家にあるものでお金をかけずになんとかする・・

  


 現在、あの一時の暑さがおさまっているものの、まだまだ夏が終わったわけでもなく、また週末から猛暑が戻ってくるという予報があって、一瞬、ホッとしたものの、まだまだ気を抜けない日々が続いています。

 今回の猛暑は、昨年の猛暑から教訓を得て、ネックリングや冷却シート、ハンディタイプの冷却機能付きファン、日傘などを購入してあって、ある程度、備えていたので、これらがあれば、大丈夫!となんか少し過信していたところがありました。

 しかし、これらの冷却グッズはもちろん、大いに役立ってくれたものの、実際にはそれだけでは間に合わないほどの苦しいものでした。

 まだまだ続きそうな猛暑に私がこれまでに感じた、これは良い!という暑さ対策をご紹介したいと思います。

 まず、非常に基本的なことですが、出かけるときには帽子、しかし、帽子というものも、モノにもよるとは思いますが、気温も自分の体温も上がってくると、けっこう蒸れて暑いものなのです。なので、やはり、帽子プラス日傘、今さらながら、日傘というものは、大変、有効なものだということを今さらながら、実感しています。

 猛暑の中、外を歩かなければならない場合、自ずと救いを求めるように日陰を探しながら歩くのですが、日傘があれば、とりあえずはずっと日陰状態なわけで、街路樹の脇にできている日陰を日傘をさして歩ければ、ずいぶん違います。

 帽子が暑く、蒸れてくる場合は、頭の上に保冷剤をのせて、帽子をかぶると、かなり違います。(なりふりかまわなくなっていることは言うまでもありません)

 ネックリングは大変、有効で気持ちよいし、首を冷やしているだけで、ずいぶんと違ってくるのですが、とはいえ、首だけです。

 あと、大変、有効なのは、水を入れて凍らせたペットボトルです。大小取り交ぜたペットボトルはいくつあっても便利で、今回はずいぶんと助けられました。

 今回のような猛暑ではなくても、私は少し暑くなってくると、お水やお茶を入れたペットボトルを凍らせたものを持ち歩いているのですが、これは大変便利です。まず、猛暑の場合の水分補給は大切で、外で飲み物を買おうと思うと、水ならばともかく、それ以外の飲み物はフランスの場合、甘い飲み物ばかりでアイスティーなどはあっても甘いことが多いのです。

 日本はウーロン茶とか、日本茶とか甘くないペットボトルがどこででも買えていいな・・と思うのですが、もうそれなら、自分で作ってペットボトルに詰めて持ち歩けばいいじゃん!ということで、私はいつもこの甘くない飲み物を凍らせて持ち歩いています。

 猛暑の場合、これは、自分の水分補給とともに凍らせているので、自分の身体を冷やす役割も果たしてくれるので、とても助かります。凍ったペットボトルを小脇に抱えてみたり、おでこにあててみたりしていると、あっという間に溶けます。

 また、この凍らせたペットボトルをMONOPRIX(モノプリ)などのエコバッグのリュックバージョンがあるので、それに入れて背中に背負っていると、背中を冷やしてくれるので、とてもラクになります。

 あまりに猛暑で気温が高くなると、ハンディファンはもはや熱風を拡散するだけで、あまり涼しく感じられなくなるので、これすらも無力感に襲われます。

 あと、思いのほか、優れものだったのは、パレオです。簡単に言えば、ビーチなどで身体に纏う一枚の薄手の布なのですが、これがとても有効でした。

 私の持っているパレオはずいぶん前にイタリアのどこかのビーチで、行商人が売りに来たときに、何の気なしに買った安物なのですが、非常に通気性もよく、かさばらないし、サラッとしているので、大変、使い勝手が良いです。

 家の中にいるときはもちろんのこと、外出する時にも、これを濡らして絞って、肩から背中を覆っていると、ひんやりととても気持ちよいです。いくら外が暑くても、パレオを身にまとっていれば、熱気の中のハンディファンでさえも、少々、涼しく感じられます。

 すぐに乾いてしまうのですが、凍らせたペットボトルの水がすぐに溶けてくるので、この水で濡らして、再び身体を覆います。

 このパレオを買ったときには、ビーチでなんとなく、欲しくなって買ってしまって、滅多にビーチなんて行かないのに、こんなのどうするのよ!と思ったのですが、意外にも役立っています。

 なんか、間に合わせ感覚でひょんなことで買ったものをけっこう長く使っているということってありますよね・・このパレオはまさにそんな感じです。

 あとは、今回、救われたのはなんといってもペットボトルを凍らせたもの・・。これは、日中、持ち歩くだけでなく、夜、寝る時にも大きめのペットボトルを凍らせたものにタオルを巻いて、自分の両脇に抱えて眠りました。

 保冷剤も大変、助かります。日本に行って食料品を買うとやたらと保冷剤を入れてくれて、あっという間に保冷剤が山のようにたまるのですが、そのいくつかをフランスに持ち帰っています。

 この保冷剤をアイマスクを縫い合わせたものに挟んでおでこにあてています。

 暑くて寝苦しくて眠れないというのは最悪。ただでさえも暑くて疲れるところ、睡眠がしっかりとれないことはとてもダメージです。

 こう考えてみると、家にあるもので、けっこうお金がかからない方法でなんとか涙ぐましい努力をして頑張っているのです。


暑さ対策


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2026年6月30日火曜日

鬼のような暑さがひいた・・

  


 延々に続くのではないかと思えた、あの鬼のような暑さがあっさりひきました。

 特に厳しかった最後の1週間は、もうまともな日常生活が送れないほどになっていましたが、週明け、月曜日の朝は、肌寒いほど、すっきりした気温になっていました。今朝の気温は17℃でした。

 だんだんと涼しくなっていく・・というのがなくて、この突然に何ごともなかったようにすっきり涼しくなるのもパリなのです。

 早朝、目覚めて、なんだか少し肌寒いな・・と思って、ベッドの中でタオルケットを手繰り寄せ、涼しさを確かめるように、再び眠りにつくとき、「これこれ!パリの夏はこれなのよ!」と思いながら、久しぶりにぐっすり休めた気がしました。

 朝、肌寒く感じることに、こんな喜びがあるとは、自分でもとても新鮮で、なんだか、その後、出かけて、「うん!やっぱり涼しい!」とにんまりしてしまったほどでした。

 そうなのです。夏にすごく暑くなることがあっても、それは、せいぜい1週間ほどのことで、そのあとは、なにごともなかったようにスッキリとした気候になるのが、パリなのです。

 もともと、湿度が低いので、じめじめと暑さが長引くことがなく、突如、あっさり涼しくなるのです。この変わり目はなかなか鮮やかです。

 これが、多くの人々が「やっぱりエアコンはいらない」と家にエアコンを設置しない理由でもあり、まさに、私自身も今朝、同じことを思っていたのです。

 しかし、その1週間の暑さが、いつしか度を超えたものになり、また、その1週間が1度では終わらず、5月、6月からはじまり、頻繁なものになってきていることが問題なのです。

 先週の猛暑には、さすがの私も「エアコンほしいかも?」と頭をかすめることがあったのですが、そうなったときには、既に猛暑の中、エアコンを買いに行くということすら、もうムリで、日々、家の中での自分での暑さ対策の技を更新していくのです。

 今回は、最後には大小のペットボトルに水を入れて凍らせて、凍ったペットボトルにタオルを巻いて、夜、寝る際にはそのペットボトルを身体の脇にはべらせて、時には抱えながら寝るという新しい技を見つけました。

 そして、どうにか鬼のような暑さの1週間があっさり終わり、まさに夢のような涼しい夏の気候が戻ってきたときには、エアコンを連想させるようなものはまるでなくなるのです。

 日本だったら、エアコンも除湿だけでも・・とかいって利用する人も少なくない気がするのですが、パリではそれがあまり必要ありません。

 しかし、今朝、あっさり涼しくなった空気にこのうえない幸せを感じながら、「ほんと、以前のパリの夏はこんなだったんだけどな~」と思っていました。

 せいぜい一週間程度の夏の厳しい暑さも、せいぜい30℃台後半までで、40℃を超えるなんてことはありませんでした。

 今、明らかに気候変動が起こっていることはたしかに実感しているところで、エアコンなしにはとても苦しいのですが、エアコンが増えれば、室外機から噴き出る熱風でますます暑くなり、環境には悪循環なことも理解しています。

 今はあまりにあっさりと涼しくなったので、またエアコン欲しい熱が気温とともに、おさまっていますが、この夏、この猛暑がこれでおさまるはずはありません。(と思っていたら、もしかしたら、週末にはまた熱波がやってくるというニュースが・・)

 なにより、急激にあっさり涼しくなってくれるのは、大変、ありがたいのですが、この温度差、今回、42℃まで上昇したパリの気温が今は朝16℃~17℃、日中でもせいぜい30℃いくかいかないかくらいです。

 この気温の変化は身体に応えます。

 どんなに気温があがったとしても、せいぜい、自分の体温以下だったら、まだなんとか耐えられる気もするのですが、自分の体温以上というのは、人間の住む場所じゃない気がしているのです。

 しかし、この一週間で私はどれだけのアイスクリームを食べただろうか?と思うとちょっと怖いです・・。


猛暑の終わり 


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2026年6月29日月曜日

6月の猛暑による人的被害 死亡者数は平年よりも約1,000人増

  


 6月も残りわずかとなり、フランスの異常な猛暑は徐々におさまりつつあり、ひとまず、ちょっとだけホッとしています。

 今回の猛暑は私の肌感覚としても、本当に厳しく、個人的には、これで寿命が5年くらい縮まった気がしていますが、寿命が縮まるどころか、寿命がストップしてしまった死亡者数も相当数に上っており、現段階では、正確な数字は出ていないものの、平年よりも約1,000人増と言われています。

 1,000人増ということは、少なくとも1,000人以上の人が亡くなってしまっているということであり、それよりもずっと多いということです。

 この増加は特にイル・ド・フランス、ヌーベル・アキテーヌ、ブルターニュ、サントル・ヴァル・ド・ワール、ノルマンディーといったレッドアラートが発令された地域に顕著にみられる傾向であると言われています。

 あらゆる年齢層が影響を受けていますが、65歳以上の高齢者が特に大きな打撃を受けています。また、特にイル・ド・フランス地域では、病院や介護施設での死亡者数よりも自宅での死亡者数の増加が急激に進んでいます。

 フランスにおける熱波は2003年の熱波が特に人的被害が甚大であったと認識されており、2003年の熱波では、1万5,000人が亡くなりました。

 しかし、今回の熱波は気候学観点からみると、2003年よりもさらに深刻であると見られており、ここ数日でフランスでは100を超える気温記録が更新されています。

 こうした異常な高温にもかかわらず、政府は国民の不安を払拭しようと、保健相が出てきて、「今回の熱波は2003年と同程度だが、健康面では、過去のような被害には至らないであろう」などと述べています。

 しかし、これは、あまり根拠の見えない、説得力のない言葉、この20年強の間にどれほどの対策が取られてきたのかと言えば、日常的にはあまり感じられません。

 また、この猛暑に関連して、この間の溺死者数が異常に増えているのも痛ましい話です。

 内務大臣は、この猛暑に際しての溺死者数が6月18日以降74件も確認されていることを発表しています。

 あまりの暑さにサンマルタン運河での遊泳が許可されたりもしていましたが、このサンマルタン運河でも死亡事故が起こっています。

 内務大臣は、「これらの死亡事故は、おもに許可されていない、監視されていない水域、特に河川、小川、池などで発生した」と説明し、「私有のプールでの溺死もあった」と付け加えています。

 原因は突然の冷水への浸水や、時には過度の運動が多く、心臓発作による死亡例も多いと言われています。

 金曜日(最も高温を記録した日)、パリの救急医療サービス(SAMU)は109人の死亡を記録。1日でです。この死亡者数は、SAMUのサービス(自宅や公共の場で対応されたもの)を記録した数字のみの話で、病院内での猛暑による死亡は含まれていません。

 まだまだ夏は始まったばかりなのに、悲惨な数字ですが、少なくとも溺死のような事故は避けようと思えば避けられるもの。遊泳禁止地域での事故も少なくないとのことですが、この禁止事項を守らないのがフランスでもあり、今回はあまりの暑さの中というヤブレカブレな感じもあったのかとも思いますが、少なくとも、泳ごうと思えるほど元気だった人が亡くなってしまうというのは、やはり身につまされます。


6月の猛暑による人的被害


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2026年6月28日日曜日

AI生成ウェブサイトで販売されている偽エアコンにご注意ください

  


 この猛暑の中、フランスでは、これまでは、「この暑さもどうせ一時的なものだし、エアコンはいいや・・と思っていた人でも、さすがに今年のような暑さがこれから毎年くる可能性があるのであれば・・」と、さすがにエアコンの購入を検討したくなっている人も多いようです。

 そんな暑さに煽られ、購買意欲がいつもの数倍に達しているであろう時に、インターネット上には、究極の冷房効果を謳う広告が溢れています。

 しかし、この中には、AIにより生成された詐欺広告が混ざっており、注意が必用なようです。

 広告では、「ホースも設置工事も不要なスーパーエアコン!」と謳い、フランス製の発明品として宣伝されているものもあります。しかし、これらのエアコンは存在すらしていないケースや偽物であるケースが続々、報告されてきています。

 600ユーロ以下で販売されている「ホースレスエアコン」は、51平方メートルの部屋の温度を35℃から17℃まで、わずか2分以内に下げられると謳っています。

 たしかに、私もエアコンの設置の一番のハードルは設置工事の問題や、ホースの問題が大きく、そのうえ、35℃から17℃まで2分以内に気温を低下させられると聞けば、飛びつきたくなるのもわかるような気がします。しかし、これは偽の広告で、支払いの決済を行っても、最悪のケースはお金だけとられて、商品は発送されない・・、荷物は届くが、偽物・・というか、エアコンではなく、謳い文句とは全く違う気化式冷却器、あるいは空気を循環させるだけで冷却効果のないガジェットだったりする・・つまり、扇風機とかわりないしろものなのです。

 エアコンとしたら、破格に安いけれど、扇風機にしたら、異常に高い。なにより、エアコンと思って買わせているのに詐欺です。この機器には本物のエアコンに不可欠なコンプレッサーや冷媒が全くなく、外部排気口がないため、室内の熱を排出することもできません。宣伝されている「吸熱コイル」という仕組みは全く根拠のないもので、単に空気を循環させているだけのものです。

 本当に最近は、いつでも、どんな機会にでも詐欺サイトというものが登場し、それがAIによるものであることがとても増えていますが、今回の詐欺サイトもAIにより作成された洗練されたサイト、カウントダウンタイマー、明らかにマーケティング部門が作成した顧客レビュー、そして瞬時に決済を完了させるプロセスは恐ろしいほどです。

 この猛暑という皆が追いつめられたときに弱みに付け込んで登場する詐欺サイト。

 同様のサイトは数多く存在するそうですが、その中でもEpiCooler(get-epicooler.com)は、今シーズンのエアコン詐欺の象徴的な存在となっているそうです。

 6月の猛暑を控えて、5月末に大量の注文がこのサイトには殺到したそうですが、現在では、クレームが殺到しているそうです。

 フランスの消費者団体は注意を呼び掛けていますが、同時に銀行のチャージバック(クレジットカードの場合は120日以内)を利用すれば、取引に異議を申し立てることができることを知らせています。

 猛暑の中、涼しくなるつもりで購入したのに、こんな手続きに追われるとは、まったく二重の災難です。

 どうぞお気を付けください。


エアコン詐欺


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2026年6月27日土曜日

バスの運転手が運転中に熱中症で意識不明に陥り衝突事故の惨劇

  


 猛暑の話題ばかりで恐縮ではあるのですが、なにせ、もう、まともに外には出られないうえに頭がボーッとしてしまい、上がってくるニュースなどもこの猛暑関連のことが多いです。

 今朝、サーッと雨が降って、一瞬、サーッと気温が下がったので、「救いの雨!」と感動したのもつかの間、それは本当に一瞬のことで、また、驚くほど一瞬のうちに、気温はグングンあがってしまいました。

 昨晩、気温が下がり始めたのは、午前零時頃でそれでも37℃とかで、それでも40℃を下回っていたことで、なんとなくホッとしている自分に唖然としてしまいました。


 そんな毎日の中、昨日、サン・クルー・ポルト(イル・ド・フランス地域圏・パリ近郊)でRATP(パリ交通公団)のバスの運転手が車内の暑さの中で意識を失い、街路樹に衝突してしまいました。

 エアコンのないバスの車内で熱中症に苦しんでいた運転手はバスをコントロールできずに、木に衝突してしまったのです。幸い乗客が乗っていない状態だったのは、不幸中の幸いでした。

 この運転手が事故を起こす前日に複数のバスで測定された車内の温度は、車両前方で45℃~48℃、後方では最高56℃に達していた模様。

 イル・ド・フランス地域では、現在、エアコンを装備しているバスは全体の60%にすぎません。個人的な感覚では「え~~?冷房車60%もあるの?」と思うほど、私はこの夏?バスの冷房車にほとんど遭遇していません。

 私がバスを利用するのは、本当に決まった区間がほとんどで、まあ、歩いて歩けない距離で、暑い中、歩くのも辛いし・・と思って乗る5分くらいなのですが、ここ1週間ほど、バスに乗って思うのは、「バスに乗るより、外を歩いた方が涼しいかも?」と思うほどなのです。

 ポータブルの扇風機を回しても、熱風があたるだけで、むしろ、暑い感覚が倍増してしまいます。

 私はバスの中で気温をチェックしたことはありませんが、明らかにバスの中は外よりもずっと暑く、それは、もうちょっとびっくりするほどです。

 私の場合、せいぜい5分くらいしか乗らないので、それでも我慢していましたが、考えてみれば、バスの運転手さんは、そのバスにずっと乗っているわけですから、そりゃあ苦しいだろうと思います。

 この事故をきっかけに、この劣悪な労働環境に対して、複数の労働組合が訴えを起こすことを発表しています。

 ただでさえ、労働組合が強いRATP(パリ交通公団)がこの状況を黙っているはずはありません。このように運転手が運転中に熱中症により事故を起こしかねないとなれば、乗客の安全にも関わる重大な問題です。

 また、エアコンのない27番線と83番線では、一部の運転手が就業拒否権の行使を検討しているそうです。

 やっぱり、こんなこと、放置できない問題ですね。


エアコンなしのバス運転手 熱中症


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2026年6月26日金曜日

やっぱり外にはもう出られません・・

  


 猛暑が続いて、もう一日中、家に籠ってウロウロしているのに、あまり夜、ぐっすり眠れないこともあって、朝から身体がだるくてグッタリしています。

 こんな時は思い切って、泳ぎにでも行こうかとプールに出かけたら、案の定、プールに着くまでの暑さがしんどすぎました。

 ネックリングに凍らせたペットボトルを2本、日傘、ハンディ扇風機などなど、やたらと荷物が多いのですが、これらがなかったら、もう倒れているかも・・と思うほどです。

  おまけに、40℃近いというのにバスは冷房はなしの蒸し風呂状態。そんな中、扇風機を使っても熱風が顔に向けて吹き付けられるだけで、かえって暑いくらいです。

 一時は、ずいぶんパリにもバスの冷房車が増えたな・・と思った時期もあったのですが、一体、あの冷房車はどこに隠しちゃったの?と思うくらい、今年は滅多にバスの冷房車にあたりません。

 誰もが考えるのか?プールはえらい混雑でしたが、それでも、かろうじてこの暑さの中、身体を動かしても汗をかかないので、少しは身体がほぐれました。しかし、シャワーもお湯しか出ず、もうお湯のシャワーを浴びるのが苦痛なくらいです。

 髪の毛もドライヤーを使うのが嫌で、濡れた髪のまま、帽子をかぶって帰ってきました。

 帰りにマルシェに立ち寄ると、マルシェもお店を出していないところもあったり、いつもよりもずっと早めに昼前、早々に店じまいしています。これでは経済問題にもかかわるな・・と思いつつ、私もマルシェで買い物をしても、お料理したくないので、マルシェのかわりに冷凍食品のお店「PICARD」へ。

 さすがに冷凍食品のお店だけあって、店内も涼しく快適で、いつもより、ずっと混んでいたし、アイスキャンディーなどは、売り切れ状態でした。

 もう、家からそう遠くないプールに行っただけで、もうヘロヘロ状態。家に戻ってすぐに水風呂に入り直して、身体のほてりを冷ますまでに少し時間がかかりました。

 プールでさえも、もう無理です。

 というわけで、この猛暑がどうにか去り行くまでは、できるだけ外出はしないことにしました。というより、もうムリです。

 来週には、少し暑さがマシになる予報になっていますが、その代わりにまた絶望的なお知らせがあって、また7月に入るとこの猛暑がぶり返し、14日頃がピークになるとのこと。

 「今がピークじゃないんかい!!」と突っ込みたくなりますが、7月14日はパリ祭の日、当日がこんな猛暑になってもシャンゼリゼでのパレードは行われるのかな?それとも朝、すごい早い時間にやるとか・・そんなこともあるかもしれません。


フランス パリ 猛暑


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2026年6月25日木曜日

猛暑の一日 パリ41℃ 他人には決して見せられない私の家ごもり

  


 この一週間は家にエアコンのない私としては、決死の覚悟で臨んでいます。

 本当に他人には決して見せられない姿で家に籠っているのです。

 一日のうちで、一番気温が低いのは、朝5時頃からの数時間だけなので、今朝は5時半頃に起床。家中の窓を開け放ち、昨夜から籠っている熱をできるだけ入れ替えます。朝、5時といっても、28℃です。

 昨日の40℃以上の気温ですっかり温まってしまっている部屋の空気は簡単には、涼しくはなりませんが、それでも、朝の部屋の空気の入れ替えをせずには、その日、一日を過ごすことはできません。

 日中、お料理をすることは、もう無理なので、その日、食べられるものを何とか少しだけ用意して、部屋中の掃除をして、床にモップをかけ、少しでも部屋の温度が上がりにくくなるようにと涙ぐましい努力をします。

 朝のうちにベランダの野菜の苗に水を大量に蒔きます。鳩も暑さをなんとか凌ごうと必死なようで、今年は、網を張ったりしているにもかかわらず、なんとか、隙を狙って来ようとしているのを防御しています。昨日、ここを防御したと思ったら、ホントにこんな隙間を塗ってくるのかと驚きますが、これだけの高い気温に、鳩も必死なのでしょう。

 しかし、夜中はベランダに面した大きな窓は空け放したままにしているし、なんといっても、うちには猫もいるというのに、ポニョは全然、鳩に興味がないというか、まったく鳥を追い払ってはくれません。今日も鳩がやってきていた隙間に応急処置として空の植木鉢をさかさまにして置いてみました。

 一日中、天気予報の気温をチェックしながら、行動していますが、一番、気温が低いのが朝5時頃で、28℃、それからあっという間に9時には32℃になってしまうので、そこまでにならないうちに部屋中の窓をシャッターのある部屋のシャッターはおろし、窓を閉め、遮光のカーテンや大きな板を立てかけます。

 お天気は良すぎるくらい良いにもかかわらず部屋は薄暗い状態になりますが、それでも強い日差しが隙間から入ってくるので、真っ暗にはなりません。

 そして、暑さに耐えきれなくなったときに入るためにお風呂に水をはります。

 以前は、猛暑の時には、短めの薄手のワンピースなどを着ていましたが、もうそれさえも着なくなりました。どちらにしても、気ままな一人暮らし、誰が見ているわけでもないので、これが一番です。

 とはいえ、それでも、自分の身体から発する熱が上がり過ぎてくると苦しいので、パレオやタオルを水に濡らしたものを身にまとって、それが温まってくると、また、水洗いして身体に巻き付けます。

 それで間に合わなくなってくると、アイスノンを背中に背負ってみたらずいぶん楽でした。

 一体、私は何をしているんだろうか?と思わないでもないのですが、どこか、エアコンの効いた場所に移動するにしても、その移動行程が鬼のように暑いわけで、やっぱり家の中で工夫して、身体が辛くなったときには、水浴びしたり、ちょっと横になったりできる方が良い気がしているのです。

 実際、昨日、近所のコマーシャルセンターに買物に行ったのですが、一応、エアコンは効いているのですが、効きがあまく、あまり「涼しい~~」という感じでもなかったので、今回は家に籠ることにしました。

 ふだん、こんなに早起きはしないので、一日、特に午前中の時間がとても長いです。しかし、そこまで気温が上がらないうちに、色々とやることがあるので、けっこう忙しいです。

 こまめに水分を補給するのですが、そうそう水ばかりも飲みにくいため、ミネラルウォーター、ペリエの他、紅茶やジャスミンティーなども冷蔵庫に入れておきます。そして、氷をたくさん準備します。

 寝るときが、さらに重装備?でネックリングをして、頭には保冷剤を乗せ、身体の下には、薄手の保冷シートのようなもの(Amazonで購入した)を敷いて、扇風機をつけて寝ます。

 これだけ重装備をすれば、さすがに涼しく、眠りやすくなります。こんな時だからこそ、睡眠は大切。このうえ、暑くて寝苦しくて寝付けない・・なんてことになったら、本当にバテてしまいます。

 今のところ、来週月曜日には、最高気温が29℃となっているので、少し期待していますが、天気予報はチョイチョイ変わるので、あまり期待しすぎないようにしています。

 去年の暑さに懲りて、ハンディの扇風機やネックリングや薄手の保冷シートなどを購入して、万全を期したつもりだったのですが、まだまだ、これだけでは足りなくなる気がしているので、まだまだ試行錯誤をしていこうと思っています。

 

パリ40℃の一日


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「あまりに暑くてアフリカ生活を思い出しました」

2026年6月24日水曜日

フランスでは扇風機がバカ売れ 1~2時間で在庫が完売する!

  


 この猛暑に際して、電化製品の中でも、フランスでは扇風機がバカ売れしているとのこと。「エアコンじゃないんかい!」と言いたくなるところでもありますが、工事の必用なエアコンよりも、安価で手軽に即戦力になる扇風機が大人気らしいです。

 「日本では、扇風機って今でも、あるんかい?」くらいな感じがしますが、私の日本の実家にも扇風機って、もうなかったような気がします。

 パリの我が家にも、エアコンはありませんが、さすがに扇風機はあります。我が家はアフリカからやってきたということもあり、やたらと扇風機だけはたくさんあると思っていましたが、現在、稼働している扇風機は2台だけです。

 私の寝室に1台とキッチンに1台あります。

 この猛暑の間は、朝の比較的、涼しいうちに(といっても、現在は朝でも全く涼しくはありませんが)部屋の空気を入れ替えて、本格的に気温が上昇し始める前にシャッターを下ろし、窓を閉め切ってしまっているので、たしかに扇風機の前に陣取っていれば、かなり暑さは緩和できます。

 日本ほど湿度がないので(とはいっても、さすがに通常よりも湿度は高いと思うけど)、扇風機がかなり効果的な気候でもあるのです。

 家によっては、「すでに2台もあるのに、今年は2台買い足した!」とかいう話も聞くので、意外なことですが、フランスは扇風機大国なのかもしれません。

 扇風機の売上げは、6月のこの時点で既に、前年比250%増加しているとのことで、去年も5月、6月と暑い時期があったのに、さらに扇風機がこんなに売れているということは驚きです。

 我が家にある扇風機は一体、いつ買ったか覚えていませんが、かなり長いこと使っています。とはいえ、一年のうちにそれほど使う期間が長くないので、あんまり使用頻度は高くありません。

 フランスで扇風機を買おうとすると、安いもので40ユーロ程度(約7,300円程度)、だいたい平均的な価格だと50ユーロ(約9,200円程度)くらいなもの、冷風が出る扇風機だと150ユーロから200ユーロ程度になりますが、エアコンとなると、またさらにその数倍にもなります。

 一年のごくわずかな期間(といってもけっこう暑い期間も長くなりましたが・・)のために高価なエアコンを設置する・・というのも、やっぱりなかなか踏み切らないのがまだまだ一般的なのかもしれません。

 また、エアコンを冬に使う(暖房として)ということも、こちらのアパートはセントラルヒーティングのことも多いために、冬の寒さにはあまり支障のないようにできているので、冬、エアコンを必用としないことも、エアコンが家庭に導入されてこなかったことに影響しているのかもしれません。

 しかし、今の時代に扇風機がバカ売れというのも、なかなか驚きな事実です。


フランス扇風機バカ売れ


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2026年6月23日火曜日

フランスの家庭のエアコン導入率は約25%

  

 6月の長引く猛暑に苦しんでいますが、フランスではどこの家庭でも同じ悩みを抱えているようで、また、異例の猛暑ということもあって、毎日のように猛暑関連の報道がなされています。

 そんな中、テレビのニュースで「フランスの家庭でのエアコン導入率は25%」というのを見て、「えっ?そんなにエアコン入れている人多い?」とビックリしました。

 しかし、この数字はニースやマルセイユといった地中海沿岸の、もともと気温の高い地域が40%~50%という数字が全体の数字を押し上げているようで、パリなどは20%弱、ブルターニュ地方などは10%程度のようです。

 これには、住宅事情もあり、一戸建ての家ならば、比較的、ハードルは低いのですが、アパートなどの集合住宅の多いパリなどでは、外壁への室外機設置に管理組合の許可が必用なこともあり、困難なことも少なくありません。

 なにかと外観にうるさいパリ市内ならではのことでもあります。

 もともとフランスでは、歴史的に冷房の必用性が低かったこともあり、旧建築の石造住宅は暑さを回避できるということもエアコンが普及しなかった理由でもあります。

 しかし、こう暑くなってくると、熱を遮断してくれるのが、ある程度までは良いのですが、逆に暑いまま、気温が下がらない状態の日が続くと、逆に熱が籠ってしまうことになり、本当に地獄です。

 また、エアコンに対しての先入観が植え付けられている人もいて、「エアコンはエネルギー消費が多い、環境によくない」とか、「健康に良くない」と唱える人も一定数存在しています。

 しかし、40℃を超す日が続くと、さすがに命に関わってくる問題で、今後、地球温暖化が劇的に回復することは見込めないどころか、今後、さらに酷い状態になっていくかもしれないわけで、捨て置けない問題となりました。

 この家庭でのエアコン導入率が報じられた際に、各国の動向も併せて報じられていたのですが、抜群にエアコン導入率の高い国として紹介されていたのは「日本」で90%以上ということでした。

 さすがに日本では、家のエアコンの効きが悪いという話ならともかく、あまり家にエアコンがないという話を聞いたことがありませんが、日本は、以前から高温多湿の夏、エアコンなしでは、ずっと前から苦しい気候でした。

 このため、日本では、ダイキン、パナソニック、三菱電機などの家電メーカーがエアコンを開発してきており、1970~1980年代からエアコンが大量生産されるようになり、価格も比較的安価に普及してきたという歴史があるようです。

 また、日本は高齢化社会ゆえに、猛暑を我慢するのは危険、即、命に関わる事態に直結してしまう・・といった危機感も社会に根付いているようです。

 フランスは猛暑になる日々が年々増えているとはいえ、これまでの歴史から「なくても生活できる」という妙な自信のようなものがあるのも事実です。

 そういう私もエアコンいいな・・と思いつつ、お金かかるし、工事が難しいだろうし、何より、喉元過ぎれば熱さを忘れる・・と言いたくなるくらい、この波が落ち着けば、スッと涼しくなったりもするので、未だ、エアコンを入れる気にはなっていません。

 実際に今年は、寒くて天気の悪い日がずっと続いていて、本当にいつまでこんなに寒いの?と思っていたくらいだったのです。

 ただし、近年の猛暑日の増加により、フランス環境エネルギー庁(ADEME)は2035年には、住宅の約半数が冷房設備を持つ可能性があると見ているそうです。


フランスの家庭のエアコン導入率 


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2026年6月22日月曜日

パリ市内の公園24時間開放、学校へのエアコン設置、サンマルタン運河遊泳許可 パリ市の熱波対策

  


 現在のパリは、異常な熱波に襲われていて、今週の気温は、ほぼほぼ毎日40℃前後の予報が出ていて、もう途方に暮れているような状態です。

 この異常な熱波にパリ市はいくつか行政がこの熱波対策に動き始めています。

 ひとつはパリ市内の公園と庭園(一部例外を除く)を24時間開放すると発表しています。これにより550ヶ所の緑地、409ヘクタールの庭園が夜間も解放されることになります。

 こう暑いと、街を歩いている時にも街路樹でさえも、ありがたく、できるだけ日陰を探して歩くようになっているのですが、街中の緑がこれほどありがたいと思うことも珍しい気がしています。

 しかし、逆に考えれば、通常は夜間は安全上の問題から公園の類は閉鎖しているわけで、これを24時間開放するということは、それだけ危険も考えられます。ただ、パリの暑さの厳しいところは、一日のうちの最高気温が夕方の17時とか18時とかで、また、これだけ暑いとなかなか気温が下がらず、30℃を下るのは、午前零時を過ぎたころになるということなのです。

 例えば、公園に涼みに行きたいと思っても、夜間まで開けていなければ、涼むという感じには、恐らくならないと思います。

 また、もうひとつのパリ市の暑さ対策は、市内のサンマルタン運河での遊泳を許可するようになったということで、この暑い中、少しでも水に浸かりたい気持ちを汲んでくれたようです。なかなかワイルドな熱波対策です。

 別に許可されなくても、入る人は勝手に入ってしまうのがフランス人ではありますが、パリ市の許可が下りたということで、ますますたくさんの人がサンマルタン運河に飛び込むことになるでしょう。

 ただし、だからといって、サンマルタン運河の水がきれいになったというわけではありません。ふつうの人(おそらく日本人の感覚)からしたら、ちょっとこの水に入るのは、躊躇するな・・という感じなのです。


 一応、パリ市は水質検査を毎日して、午後4時から午後8時までということになっていますが、それもまた、時間を守るということもなさそうですが・・。

 パリオリンピックの前後から、パリプラージュで泳げるスポットがいくつかできていますが、セーヌ川でさえ、水に入るのはなかなか抵抗がある感じなのに、見たところ、サンマルタン運河はそれ以上な気がします。

 また、これは、もし、ほんとにできたら、すごいな・・と思うのですが、市内の620の幼稚園と小学校に設置するための1,200台のエアコンを購入、「週末までにパリの全ての学校に冷房完備の教室を確保する」とパリ市長が発表しています。

 少しでもパリ市内の学校に冷房が設置されるのは良いことですが、エアコンを購入して、すぐに設置・・通常のパリで、なにか、電化製品等を買ったときに、スムーズに配達されて、設置されると考える人は誰もいないと思うのですが、今回はどうなるんでしょうか?

 早くしないと夏のバカンスに突入してしまいます。

 そのほか、市内のプールなどの営業時間を延長するという話などもあります。

 しかし、ここ数年は、毎年、5月、6月の熱波が訪れているわけですから、今後は、今回のような付け焼刃ではなく、前もって対策を講じて備える必要がありそうです。

 

パリ市の熱波対策


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2026年6月21日日曜日

パリのベストシーズンはいつなんだろうか?

   


 私が日本に一時帰国する際は、夏は絶対NGで、暑いし、航空運賃は高いし・・。とにかく長く日本を離れている身としてはまず、飛行機を降りた瞬間に呼吸がしにくいというか、あのむっとくる感じの湿度の高さが厳しく感じられるのです。

 とはいえ、娘が小さい頃は、娘を日本の小学校に行かせたかったこともあり、また、フランスの学校の長いお休みをどう乗り越えるか?ということもあり、否応なしに長いこと、高い航空運賃を払って暑い夏の間に日本に行っていました。

 最近は、自分で好きに選べるので、まず、夏の日本行きは避けます。時期的には


特に、何か特別な用事がない限り、特にいつということはありません。なにより、日本はとりあえずは行ったら絶対に楽しいので、あとは、できるだけ航空運賃の安い時期を選んでいます。

 となると、たいていは、11月か、1月末から2月になることが多いです。

 逆にパリに来る場合は一体、いつがベストシーズンなんでしょうか? 少し前までだったら、5月、6月あたりが一番気候も良く、日も長くベストシーズンと言われていた気がしますが、特にここ数年、5月、6月の暑さは尋常ではなくなっているので、あまりおススメできなくなりました。

 まあ、観光でパリに来る場合は、まさか、ホテルにエアコンがないということはないだろうし、お天気が良く、日が長いということには変わりないので、暑さに対する耐性が強い方ならば、やはり良い季節かもしれません。

 7月、8月はまあ、もともと夏だし、暑いことには、変わりませんが、本格的なバカンスシーズンになっているので、7月から8月にかけて、徐々にパリの住民たちは、バカンスに出てしまい、観光客の方が多いくらいになっていきます。

 特に8月の2週目あたりからは、2週間程度、お店を閉めてしまうところも多いので、注意が必用です。

 航空運賃に関しては、6月から徐々に上がり始め、7月、8月はおそらく一年で一番高いのではないかと思われます。

 結局のところ、航空運賃もそこまで高くなく、気候も比較的良いのは10月、11月にかけてくらいなのではないか?という気もしています。そこまで寒くもなく、暑くもなく・・。また、航空運賃だけで考えれば、1月、2月も比較的、安いチケットがあります。

 また、クリスマスシーズンも街中のイルミネーションがとてもきれいなので、おススメしたいです。

 ただ、ひとつ、気を付けた方が良いのは、フランスの場合、ストライキを最大限回避する努力をすべきということです。

 ストライキのために、フライトキャンセル・・というのも日本⇔パリの場合は長距離フライトのために、フライトがまるまるキャンセルということにはなりにくいのですが、他の便との調整でフライトが勝手に変更されるリスクがあります。

 日本の航空会社は比較的、ストライキの影響を受けるリスクは低いです。ストライキに関して言えば、エアフランスは最悪、また、格安航空会社もストライキの影響を受けやすいです。ストライキは航空会社そのものだけでなく、空港や管制塔などのストライキもあるので、その際には、格安航空会社から切られる傾向にあります。

 また、パリに到着した後の移動に窮する可能性も無きにしも非ずです。滅多にないことではありますが、その滅多にないことに遭遇してしまう、しかも旅先で・・こういったトラブルはできる限り最小限にしたいところです。

 フランスは冗談抜きに、本当にストライキの多い国なので、可能な限り避けられたら避けたいところです。

 かなり前もって予告して行うストライキもありますが、そうでない場合もあります。一般的に言って、できるだけ、人を困らせるためにやるので、より効果的なタイミングを狙うため、学校のバカンス期間の入り口くらいのタイミングを狙っていることが多い気がします。

 バカンス期間といっても、フランスでは、うんざりするほどバカンスが多いのですが、夏の初め7月の1週目の週末あたり、ノエルのバカンスのあたり、あとは、トゥーサン(ハロウィン)、冬休み、パック(イースター)のバカンスがあります。

 バカンスの時期は毎年、同じころなのですが、その年によって日にちが変わるので、○○日ということはできませんが・・。

 ただでさえ、トラブルが多い国、避け得るものなら、避けるのが賢明だと思います。


パリのベストシーズン


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2026年6月20日土曜日

音楽祭、スポーツイベント、バカロレア・・猛暑が及ぼす影響が続々・・

  


 本当にこの猛暑には参っていますが、今回の猛暑は、思っていたよりも長く続いているために、また、フランスでは年度末ということもあって、多くの行事が予定されているので、猛暑が数々の行事に影響を及ぼし始めています。

 今週のパリは、最高気温が35℃を下る日はなく、下るどころか、36℃、37℃・・となっていて、来週には、38℃、39℃、40℃になる予報が出ています。もう地獄です。

 直近では、毎年、恒例になっている各地で行われている音楽祭(Fête de la Musique)が中止になる地域も出てきています。

 この音楽祭開催に際しては、内務大臣まで出てきて、「音楽祭の全面的な中止は行いません」と宣言しているものの、「各県知事に対し、主催者と緊密な連絡を取り、自治体ごとに個別に判断することを要請している」と発表しています。

 実際に、既に複数の地域では、この音楽祭の中止を発表しています。

 パリ市では、この音楽祭のために例年よりはるかに多い約2,000人の職員を動員、関係当局が示すあらゆる予防措置を講じるとしています。パリ市は既に、パリ市内で行われる複数の音楽祭にすでに相当数の観光客が訪れることを見込んでおり、音楽祭への人出は前年度比3%増といわれています。

 パリ市では既に救急外来の混雑が急増していることもあり、そのため、特にパリの救急医療サービス(SAMU)を中心に職員の増員を行うとしています。

 また、音楽祭以外のイベント、特に屋外でのスポーツイベントに関しては、パリ警視総監がこの週末に予定されていた11件に関して中止を要請しています。

 そして、お祭りやイベントだけでなく、学校にも影響が出ています。教育大臣は、フランス国内の6万校の教育期間のうち、784校が時間割の変更または一時閉鎖を余儀なくさせられる事態になっています。うち、約150校は完全に閉鎖される措置がとられています。

 また、フランスの学生にとっては、一大イベントである「バカロレア」の試験についても、影響が出ています。バカロレア試験の口頭試験(受験者約4,000名)が数日間延期。

 フランス全土に2,300ヶ所ある試験センターのうち、57ヶ所で試験を延期することを決定。

 この試験延期の影響を受けるのは、ボルドー、リヨン、モンペリエ、ポワティエ、ノルマンディーの5つのアカデミーです。

 バカロレアの試験はフランス全土で同時に行われる高校卒業認定試験で、フランスでは、その後、このバカロレアの成績が長いことついて廻る大変、重みのある試験です。

 通常ならば、フランス全土の学生が同時に同じ試験を受けるのですが、この猛暑のために、今年は同時・・というわけにはならなくなっています。

 よく、日本の受験シーズンは、冬の寒い時期で、もう少し気候の良い時期にした方がよいのに・・などという話を聞いたことがありましたが、このバカロレアの試験に関しては、これまでは、もっとも良い季節だったはずの6月がこんな猛暑に襲われるようになってしまったので、なにか?これを回避できる方法を考えなければならない時が来ているのかもしれません。


猛暑のために中止、延期するイベント


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2026年6月19日金曜日

猛暑とフランスの学校の設備 学校にもエアコンがないのがふつうです

   


 今回の猛暑の中、フランスの学校はどうやって暑さを凌いで授業をやっているのか?と思うのですが、たいていの学校は通常6月いっぱいで7月1週目の週末くらいからは夏のバカンスに突入することもあってか?フランスの学校にはエアコンがないのがふつうです。

 でも、気温が体温を上回るほどになれば、さすがにエアコンなしで授業というのもさぞ苦しかろうと思うのです。

 娘が学生だった頃(小・中・高校)には、まだ5月、6月にここまで暑くなることはなかったので、そこまで心配したこともなかったのですが、その後、年々、初夏?の暑さが厳しくなってきて、各学校は対応に追われ、中には、短縮授業や休校の措置をとっている学校もあるそうです。

 フランスではこれまで夏が比較的、短く、また省エネや景観保護の考え方も強いため、学校へのエアコン(冷房)導入が遅れてきました。

 保護者からは学校へのエアコン導入の声が大きくなりつつありますが、特に公立校ではなかなか具体的に対策が進まず、地域ごと、学校ごとに段階的に対応している状況で、窓を開けたり、遮光カーテンを使って暑さを凌いでいるのが一般的なのです。

 もうここまでになってくると、窓を開けるのは逆効果という感じもありますが・・。

 学校でのエアコン設置は少しずつ増える可能性はありますが、フランスでは電力消費を抑えたいという意向や歴史的建造物が多かったりするため、どちらかというと、まず断熱を改善すべきという声の方が大きいようです。

 また、フランスの学校にはプールというものもなく、水泳の授業はあるものの、地域の市民プールなどを学校ごとに交代で利用するという方法をとっているケースが多いです。

 私も娘が学校に通っている時に、「えっ?学校にプールがないの?」と大変、驚いたのですが、ないのです。年間を通して学校ごとに交代で市民プールを利用するために、水泳の授業が真冬・・ということになったりすることもあり、また、その際に「先生が水泳のある日はタイツを履いてきてはいけない」と言っているというのを聞いて、またまたダブルにビックリした覚えがあります。

 親としては、いくら室内プールとはいえ、外の気温との温度差が激しい時こそ、タイツを履かせたいと思うのは親心。しかし、着替えにより時間がかかるからタイツはダメ!というのには、閉口しました。

 考えてみれば、日本の学校は公立の学校でもたいていプールくらいはあるし、教室にエアコンがあるのもあたりまえだし、なんなら教科書だって、義務教育期間は海外にいても希望すれば、無料でもらえます。フランスの学校は教科書も1年間借りるという形をとっているので、年度初めには教科書1冊1冊に丁寧にカバーをし、年度終わりには、そのカバーを外して教科書は返さなければなりません。(その際、破損していたり、紛失してしまった場合は弁償しなければなりません)

 合理的といえば、非常に合理的です。

 こう考えると、日本の学校は公立でもすごく恵まれているだな・・と思うのです。

 まあ、エアコンに関して言えば、フランスの学校は7月、8月は学校はまるまる休みなので、その間はいらないんですけどね・・。


フランスの学校 エアコン


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2026年6月18日木曜日

猛暑でもひとつだけ良いことがあった!

  


 今週から来週にかけて、パリ(というかフランス全土らしいけど)は異常な暑さに見舞われつつあり、来週の初めなどは、パリで40℃かも?という予報が流れていて、ほんとに、もうどうしよう??というくらい怯えています。

 水曜日の時点では、まだまだ32~33℃程度でそこまででもないのですが、この後、週末から来週にかけては気温がグングン上昇していく予報が出ています。

 水曜日ですら、早朝から20℃超えで、夜9時過ぎからようやく気温が下がり始める感じで、見ても仕方ないとは思いつつ、一日何回天気予報をチェックするかわからないほどです。

 そんな中、食料品の買い物はしなければならないのですが、買ってきたとて、火をできるだけ使わなくても良いもの・・最悪、電子レンジで短時間でチンしてできるもの・・となると、肉や魚なんかも、あまり買う気になりません。

 とりあえず、マルシェを覗いてみても、暑さゆえ、あまりガッツリしたものを食べる食欲はなく、スイカでも買って帰ろうかな?と思って、他の用事を済ませて、帰りにもう一度、マルシェに寄ることにしました。

 そして、お昼すぎ、もうマルシェも店じまいを始めている時間帯だったこともあったのですが、いつも立ち寄る八百屋さんでスイカを物色。

 一人なので、4分の1くらいの大きさにカットしてあるものにしようかな?と思って見ていると、突然、急にメロンやラズベリーなどの叩き売りが始まりました。

 いつも、閉店間際に行っても、そんなことはしていないのに、どうやら、この暑さ・・これから数日間の異常な暑さに商品がもたないであろうと売り切ってしまいたかったのか? いつもよりも棚はガラガラになっていて、そう思って、他のお店を見回してみると、どこのお店もいつもよりもずっと商品の残りが少なく、叩き売りに近い感じ。

 なるほど、生鮮食料品を扱っているマルシェでは、この暑さは大敵で、商品を保存しておくことはいつもより大変で、それこそ大損害にも繋がりかねないのです。

 スーパーマーケットなら、冷蔵庫から店頭に出すのにも、そこまで温度差がありませんが、マルシェとなると、どこかから運んできて、マルシェに出して、そして売れなかった分はまた車で輸送して、どこかに保存するのでしょうが、食品へのダメージはずっと大きく、腐らせてしまうよりは、叩き売ってしまおう・・となるわけです。

 お店側からしたら、大変な損害だと思いますが、消費者側からしたら、この暑さでもひとつだけ良いことがあった!と感激して、1個1ユーロになったメロンを3個も買ってしまいました。

 しかし、正直なことを言えば、メロンは1ユーロではなくてもいいから、もう少し涼しくなってほしいです。


パリ猛暑


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2026年6月17日水曜日

G7サミット開催中のエヴィアンは地元住民にとってはほぼロックダウン

  


 現在、G7サミットを開催中のフランス南東部にある都市エヴィアンは、ほぼほぼロックダウンのような状態になっているらしいのです。

 ヨーロッパ最大の湖、レマン湖とアルプスに挟まれた美しい環境に恵まれている都市で、おなじみのミネラルウォーター「エヴィアン」で有名な都市でもあります。

 現在、G7サミット開催中で大々的に報道されてはいますが、この街は5日間封鎖状態にあり、歩いているのはジャーナリストと警察官くらいと言われています。

 水のきれいな場所ゆえ、療養地としても有名で、通常ならば今ごろ、かなりの観光客にも恵まれている季節なはずなのです。

 エヴィアン駅は前の週、11日から閉鎖されており、サミット終了まで閉鎖が続きます。約100人の爆発物処理専門家が現場に待機し、レマン湖では巡視艇が常時パトロールを行っています。湖の一部は航行が禁止されており、騎馬警官が湖岸を定期的に巡回しています。

 G7サミットの映像に映る美しい景色からは、およそ不釣り合いな感じの厳重警戒の物々しい感じです。

 エヴィアンに通じるすべての道路では、法執行官が車両と歩行者がブルーゾーン(厳重警備区域)に入るための通行許可証を所持しているかどうかを確認しています。通行証がなければ、車は市街地の入り口で引き返さなければなりません。

 エヴィアンを見下ろす高級ホテルは、さらに厳重な警備区域の中心に位置し、サミット期間中、各国首脳人の滞在先となっています。この区域では警備はさらに厳重で、入場する車両は全て検査され、その後、警察の護衛を受けます。

 レッドゾーンに位置するいくつかの学校は1週間サミットのために休みになっています。

 これだけの厳重警備を行っているエヴィアンは、現在、世界一安全な場所だろうと地元民は言っています。

 人口9,000万人のこの街は、例年夏には人口が倍増するのに、「G7サミットのため休業」という看板を掲げている店が多く、「サミットは3日間だが、住民にとっては10日間の制限で、失われた収入を取り戻すことはできない」と嘆いています。

 こんな話を聞くと、まさしくパリオリンピックの時を思い出しますが、あの時も超厳重な警備体制で多くの道路が閉鎖され、街中を歩いていると10メートルくらいおきに何人もの警察官とすれ違う異様な警戒ぶりでした。

 パリオリンピックの時は、開会式をセーヌ川で行うという突飛なプランゆえに、この警戒体制が広範囲にわたり、住民は大迷惑し、オリンピックが近付く頃には、住民は早めにパリを脱出してしまったがために、パリ市内はガラガラという思わぬ事態になりました。

 やはり地元の商店やレストラン等は、その間、営業できなかった・・客が極端に減ったことを理由に補償を求める騒ぎになっていましたが、今回のサミット開催に関しても、補償を申し立てるのでしょうか?

 それにしても、今回のサミットも溢れる自然の中の美しいリゾート地ではあるものの、山や湖に囲まれた場所は、警備もことさら大変な場所。

 セーヌ川の開会式といい、今回のエヴィアンでのG7サミットといい、なぜ?そんなに警備が大変なところばかりを選ぶんだろうか?と思うのです。


G7サミット エヴィアン


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2026年6月16日火曜日

フランス気象局によると今週、パリの気温は37℃まで上昇する見込み

  


 先週あたりから、今週はまた暑くなるな・・と思ってはいました。天気予報というものは、日々、変わるもので、先週前半あたりの翌週の予報では、パリは30℃前後の感じだったので、ゲゲ・・と思いつつも、まあ仕方ないな・・と思っていました。

 ところが、今週になってみると、気温の上昇は30℃では済まないようで、パリでも36℃、37℃という予報が続いています。

 5月末に前例のない猛暑に見舞われた後、今週もまた気温は上昇を続け、水曜日からは猛暑は全国に広がる見込みと見られています。

 フランス気象局は、今週中に2026年最初の「本格的な猛暑」が発生すると予測しているそうですが、「5月のあれは、本格的な猛暑ではなかったの?」と思わず突っ込みを入れたくなりました。

 フランス気象局は、「木曜日からは南西からの気流がフランスにさらに高温をもたらし、少なくとも来週末まで全国的な熱波を引き起こす」と警告しています。

 気象庁は、ヌヴェールで38℃、パリで37℃、リヨンで36℃、トゥールーズで35℃に達すると予測しています。この6月の熱波は夏至とほぼ重なり、一年で最も日が長い時期を迎えるため、蒸し暑さが予想されています。

 今回の熱波は5月よりもさらに深刻だということで、土壌の乾燥が空気の過熱を促進するという悪化要因があります。このような状況ではフランスで40℃に達する気温になることもあり得るという絶望的な予報です。

 今週の水曜日からはほとんどの地域で気温は30℃~35℃に達し、南西部と中部・東部では36℃に達し、木曜日からはサントル・ヴァル・ド・ワール地域圏やパリ盆地を含む地域では34℃から38℃に達する見込みとのこと。

 ちょうどバカロレアの試験にも重なる時期なので、受験生には、さらに厳しいものとなることが予想されます。ただでさえ、異様に時間の長いバカロレアです。暑さ対策も重要なものとなりそうです。

 フランスでは2022年6月にエロー県のある村で国内最高気温46℃を記録したそうですが、これもそう遠くない未来に記録が更新されそうな気がしています。

 もうさすがに35℃を超えるとふつうの日常生活を送るのは不可能で、もう暑さで疲労困憊してしまうため、寿命が縮まる思いです。

 以前は6月というと、ジューンブライド・・一年のうちで一番気候の良い季節だったはずなのに、もはや6月が最高のシーズンとは言えなくなりました。

 我が家にエアコンがないのも致命的なのですが(まあ、フランスではエアコンのない家の方が多いです)、メトロやバスなどの公共交通機関でもエアコンなしというものもけっこうあるために、パリでは暑さはより厳しく感じられるのです。

 もうヨーロッパの6月は快適な月というのは幻想になってしまったようです。


パリ37℃


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2026年6月15日月曜日

フランスのテレビでの相撲中継番組に感動

  


 日曜日の夕方、そういえば、今日はテレビで相撲中継やってるんだった・・と慌ててテレビをつけてみると、なにやら、やけに興奮して解説しているフランス語が飛び込んできて、不思議な気持ちになりました。

 私は、日本に住んでいた頃もあまり、相撲というものを自ら進んで見た覚えもなく、家族の誰かが見ているのに便乗してなんとなく見ている程度だったので、ほとんどお相撲さんの名前もよくわからないくらいでした。

 ましてや、日本を離れてから、もう四半世紀以上も経って、現在のお相撲さんのことは、正直、一人もわからないくらいです。

 それでも、けっこう「SUMO PARIS」は宣伝されていましたし、けっこう話題にもなっていたので、気になってはいましたが、高いチケットを買って、見に行くという気にもなりませんでした。

 テレビでやるならば、ちょっと見てみようか・・その程度だったのですが、テレビ中継は、土俵を中心とした中継なのでよくわかりませんが、背景に映る会場の様子を見ると、広い会場は、かなりの人で埋まっていて、正直、日本の相撲がパリでこんなに集客力があるものなのか・・と実際に目の当たりにすると驚きでもありました。

 また、解説をしている人の熱量がものすごく、相撲の技等に関しては、「YORIKIRI」とか、「UWATENAGE」とか、日本語なのですが、それ以外は当然のことながら、フランス語で、「ヌメロ アン モンディアル!(世界一!)」とか、「ア!トンシオン!(気を付けて!)」とか、「セ・マ・二・フィック!(すばらしい!)」と、もう叫んでいる感じで、「こんなに熱心に相撲を見てくれているんだな・・」とちょっと妙な感動を覚えました。

 日曜日の夕方にテレビでお相撲を見る・・フランスで・・。というのが、なんだかとても不思議な・・でも、妙に嬉しい気持ちでした。


 だいたい、髷をゆって、まわし姿のお相撲さんそのものも、また行事の衣装、拍子木、土俵という独特な舞台・・あらためて見てみると、これは、大いに日本の文化を感じさせるもので、異文化の歴史あるスポーツとして、また、欧州にはないもので、非常に日本文化として価値のあるものなんだということを感じました。

 表彰状や優勝カップの授与に加えて、和牛(森和牛)一頭分!などという大きな商品目録を掲げたりするのも、フランスでは他のスポーツにはあまりないのではないか?しかも和牛一頭分とはなお珍しいでしょう。

 実にパリに大相撲がやってきたのは31年ぶりのことだったそうで、初日は1万人超えの集客を記録し、トータルでは、3万人の来場者であったであろうと言われています。観客には、フランス人だけでなく、ドイツやスイスなどの近隣のヨーロッパ諸国からわざわざやってきている人も少なくなかったようです。

 私は人混みが大の苦手なのですが、こんな雰囲気のものであったなら、ちょっとチケットが高くても行ってみてもよかったかな?とちょっと思っています。

 私はテレビ中継を忘れていたので、最後の30分程度しか見れませんでしたが、相撲自体は、日本語主体で進められ、フランス語の解説がつくという感じで、また観客も私が想像していたよりも充分に楽しんでいる様子がうかがえて、なんだかちょっと嬉しくなりました。

 この興行は「スペクタクル・エクセプショナル!(格別に素晴らしいスペクタクル)」と多くの人が評しています。

 今回のパリでの相撲興行が成功であったのならば、今度はまた30年後とは言わず、せめて10年後くらいにまた来てくれたらいいのにな・・と思っています。

 日本文化は、フランス人がかなり好意的に受け止めてくれているものであることは、承知していましたが、まさか、相撲がこんなに人気があるなんて!ビックリでした。


SUMO PARIS 


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2026年6月14日日曜日

マティスを見にグラン・パレへ行ってきました

 


 パリに住んでいて、いいな・・と思うところのひとつは美術館などに気軽に行けて、また、展示されている美術品はもちろんのこと、その器となっている美術館なりの建築がまた、素晴らしいので、また一段と作品の美しさが引き立てられている感じがするのです。



 私など、美術品鑑賞に関しては、ド素人なので、ただ、これ、いいな・・とか、好きだな・・美しいな・・という程度の適当な見方なのですが、それでも、歴史のある美術品の中に身を置く時間が持てるということは、貴重な時間なのです。

 とはいえ、そんなに、自分から探し出して、何かを見に行くということは、滅多にないのですが、たいていは、駅に貼られたポスターで、「今、こんなのやってるんだ~行きたいな~」と思って行くことが多いです。



 広告などもネットが幅を利かしているこの時代に駅のポスターというのもアナログといえば、アナログなのですが、私はこれに動かされて美術館に行くことが多いのです。

 というわけで今回のマティス展も駅の広告を見て、足を運びました。

 現在、マティス展が行われているのは「グラン・パレ」でしたが、シャンゼリゼからも近い恵まれたロケーション、アクセスも良く、かといって、ルーブルやオルセーなどのように混み過ぎていないところが良いです。

 実際に、私も今回、事前予約はせずに、現地で当日券をゲットしましたが、ほぼほぼ並ぶことはありませんでした。とはいえ、入場時には、いくらか入場制限して混雑をコントロールしているので、ほんの少しだけ待ちましたが、5分程度です。




 中に入ってみると、けっこうな人出ではありましたが、広い会場ゆえ、問題はありません。特に有名な作品の前には、人が多いのですが、それでも、ごくごく近距離で作品を眺めることもできるのは、ちょっと感動ものです。




 私は、特にマティスファンというわけではないのですが、それこそ、なんとなく好き・・そんな感じです。

 さすがに、「あっ・・なんか見たことある・・」という作品も多いのも楽しいところです。

 





 また、中には簡単なカフェやレストランもあるので、お食事もできますが、街中よりも若干高めではあります。しかし、結構、混んでました。


 


 それから美術館には、お決まりというか、お土産物屋さんもあり、なかなか可愛いものも見つけてしまいました。




 それから美術館には、お決まりというか、お土産物屋さんもあり、なかなか可愛いものも見つけてしまいました。

 パリに来たら、どこか1つでも美術館に行きたいという方も多いかと思いますが、ルーブルは広すぎ、混みすぎ・・オルセーやオランジュリーもいつも激混みしていますから、グランパレでやっている特設展を狙ってみるのもけっこう良いかもしれません。


グランパレ・マチス展


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2026年6月13日土曜日

パリのメトロのエスカレーターの工事はなんであんなに時間がかかるのか?

  



 なにかと日本と比べるのはナンセンスだと思いつつも、どうしても比べてしまうことはパリには多々ありますが、その中でも最近、よく遭遇するのがメトロの駅のエスカレーターの故障です。

 この故障しているエスカレーターが多いのはもちろんのこと、この修理に異様に時間がかかるのは、どういうことなんだろう?と不思議でなりません。

 先日も、私がいつも利用するメトロの駅のエスカレーターが止まっていて、最初は「故障中」と書かれた柵のようなものが張られていて、通るたびに、「え~??まだなおらないの?」と呆れていたら、そのうち、張り紙が張られていて、工期のようなものが書かれていて、それが2026年6月30日と書かれていたのです。もう張り紙が張られる以前に1ヶ月近く工事中だったのに・・です。

 まあ、動かないものにいつまでも腹をたてていても仕方ないので、もう気にしないようにしていたら、先日、何気にふつうになおっていて、「え??早いじゃん!」と、うっかり少し喜んでしまいました。我ながら、なんとハードルが低いんだ・・と苦笑してしまいました。

 そして、その同じ日、別の駅でまた、故障中のエスカレーターに遭遇。なんとこっちには、2026年6月8日から7月31日となっていて、また、「ウソでしょ!」となりました。

 エスカレーターの修理に2カ月近く・・。

 毎度のことですが、こちらの人には、お客様にできるだけ不自由をおかけしないとか、できるだけ故障しないように、あるいは、故障してもできるだけ早く修理しようとか、そういう配慮はないのです。

 日本の地下鉄などで、大規模な工事ならともかく、ちょっとエスカレーターが故障して、1ヶ月以上もエスカレーターが動かないなんてこと考えられないですよね・・。

 しかし、これでいちいち腹をたてていては、パリにはいられません。

 また、ついでに言わせてもらえば、パリのメトロは妙な構造になっていて、違う路線に乗り換えたりする場合、駅の通路を移動して・・というところも少なくないのですが、やたらと登ったり下りたりする階段が途中に多く、なんでここで登る?すぐに下るのに・・という場所もけっこう多いです。

 それでも最近は、メトロの電車自体が途中で停まってしまうとか、動かなくなってしまうということは、減ったような気がするのですが、なんとも発展途上の感が拭えないところが多々あります。

 でも、なんとなく、いつまでもダメなところが残っているというのも、なんとなく愛らしい気さえしているのですがね・・。


パリのメトロのエスカレーター


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2026年6月12日金曜日

レディーガガも食べた世界一のサンドイッチ Le Petit Vendôme

  


 「レディーガガが2024年のパリオリンピックの際にパリを訪れた際にここのサンドイッチを買って行った!」というサンドイッチを食べてみたいとずっと思っていました。

 このお店はサンドイッチ屋さんではなくパリにあるごくごく庶民的な感じのビストロなのですが、どうやら、Time Out誌に世界一のサンドイッチとして評されたこともあり、ビストロそのものよりもサンドイッチで有名なお店のようです。



 私は、Time Out誌よりも先にレディーガガの噂を先に聞いていたので、まあ、場所的に、ヴァンドーム広場の近くでもあり、おそらく彼女はこの近くに泊っていて、その立地的な利便性もあって、サンドイッチを買いに来たのかな?くらいに思っていました。



 出かける前に一応、サイトで確認していったのですが、サイトあるあるで、行ってみると、なるほど、よく撮れている写真・・という感じ。私がイメージしていたお店とは全然、違いました。


 ちょうど12時頃にお店に到着したのですが、その時点で、既にサンドイッチのために行列する人がお店の外まではみ出していました。

 ふつう、パリでは、だいたい昼食の時間で混雑するのは13時過ぎ。12時ならば、まだ空いている時間です。


 私は、友人と食事をする約束をしていたので、店内でサンドイッチではなく、ふつうの食事をしようと思っていたので、予約なしで入れました。サンドイッチだけだったら、カウンターにしてね・・と言われましたが、サンドイッチの大半のお客さんはテイクアウト。それでもカウンターには、ビールとサンドイッチを食べているおじさんたちですでに埋まっていました。

 一応、ランチを注文する時に、他のメニューを注文してから、「レディーガガのサンドイッチって何のサンドイッチなんですか?」と聞いたら、「カンタール(チーズ)とジャンボン(ハム)です」というので、「あ・・レディガガのサンドイッチで通じるんだ・・」と思ったと同時に、お店の人が「じゃあ、それはテイクアウトですね・・」(すでにメニューを注文しているので)と言ってくれたので、サンドイッチはテイクアウトにすることにしました。



 正直、ビストロの食事は、そこまで感動ものではありませんでしたが、なかなか味のある雰囲気で、パリの下町感がギッシリ詰まった感じのお店で、座席と座席の間隔がこれでもか・・というくらい狭く、一度、隣の人が座ってしまったら、そうそう簡単には立ち上がれないほどです。

 それにしても、このサンドイッチの人気はスゴいもので、この近くにパン屋さんなど、テイクアウトできるお店はたくさんあるというのに、ここのお店が独り勝ちという感じ。少なくとも、12時前から私が食事を終わって、近くのお店でお茶して出てきて3時少しまえまで、まだ行列は途切れていませんでした。

 お昼時に、その近辺を歩いている人は、かなりの割合でここのサンドイッチを持っている・・そんな感じです。



 そして、その「カンタールとジャンボンのサンドイッチ」(8.5ユーロ)は、家に帰ってから、しっかり頂きました。正直、私はあまりサンドイッチというものをふだん買わないので、他のものと比較することはできないのですが(ましてや「世界一のサンドイッチ」かどうかはわからないけど)、とても美味しかったです。

 バターがたっぷり塗られていて、カンタールもジャンボンもたっぷり入っています。ひとつひとつの素材がどれも邪魔しない感じ。嫌みのない、きっと嫌いな人はいないだろう・・ものすごく食べやすいサンドイッチです。

 素材がシンプルだからこそ、そのサンドイッチとして一つにまとまった味が際立つ・・そんな感じです。

 「世界一のサンドイッチ」を食べてみたい方はぜひ、行ってみてください。ヴァンドーム広場から徒歩1分ほどの良い場所です。


🌟Le Petit Vendôme 8Rue de Capucines 75002 Paris 


世界一のサンドイッチ Le Petit Vendôme レディーガガ


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