フランスは長いこと、食文化に関してはかなり保守的で、いつも同じようなものばかり食べている・・そんなイメージが私にはありました。
私は日本で生まれ育っているので、食に関してはやはり日本が一番!あんなにバラエティーに富んでいて、次から次へと新しいアレンジを加えて、また、その質も高い!こんな国は他にはないよな・・といつも思います。
しかし、ここ7~8年くらいでフランスにもずいぶん、新しい食べ物が浸透し、また、自国の食べものにも様々なアレンジを加えて売られるようになってきました。
「フランスは世界一!」これは食文化ばかりではなく、多くのカテゴリーにおいて、フランス人が憚りもなく、公言することでもありますが、フランスの食べものについても、そんな風に思っている人は少なくない気もします。
しかし、様々な国の人が集まり、またSNSの発達などで、美味しそうなものがバズって売れる!という現象もあってのことか?食文化に関しても、少しずつ変化が見られ、いつまでもただただ「フランスは世界一!」とふんぞり返っているわけにもいかなくなっているというのが現実です。
これは消費者にとっては、楽しいことに違いありません。
特にここ2~3年でみるみる変わったと思うのはパン屋さんで、種類も増え、サンドイッチやランチボックスなどに力を入れているのには、目を見張るほどです。
しかし、このサンドイッチの中のクロワッサンを使ったサンドイッチには、異を唱えるフランス人がチラホラ・・私の周りには存在します。
ここでフランス人ならではのウンチクが始まるのですが、「クロワッサンはそれだけで完成している立派なヴィエノワズリー(フランス人はバゲットやパン・ド・ミーなどのパンとは区別している)であり、それをサンドイッチのパン扱いするのは、邪道である!」というのです。
実際にクロワッサンにハムやチーズ、野菜などを挟んだサンドイッチが登場し始めたのはここ数年のことで、これまでフランスでクロワッサンのサンドイッチというものは、売られていませんでした。
別にいいじゃん!という気もする一方、もう四半世紀以上もフランスにいる私にとっても、正直、クロワッサンのサンドイッチには、どこか違和感を感じないでもありませんし、やはり、それを買う気にもならないのです。
ちょっと古い世代のフランス人にとっては、クロワッサンとは、朝、カフェオレやコーヒーと一緒にそのまま食べるのが正しい食べ方・・というより、それ以外はありえない!そもそもクロワッサンというものは・・という風に、得意のウンチク語りが始まるのです。
まあまあ文化というものは、食文化も含めて、少しずつ変化していくものではあるので、このような変化もさもありなん・・なのですが、絶対に受け入れられない!と頑張っているフランス人も一定数存在するのです。
クロワッサン
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