外観はそんなに特別でもないスタバの正面入り口 |
カフェ文化が根強くはびこるフランスで、スターバックスが出来始めた時には、一体、どの程度、広まるものかとも思いましたが、スタバは今やどこでも見かけるほどにグングン拡大していきました。たしかに美味しいとは思いますが、だいたい、いつも行列していて、並ぶのが大嫌いな私は、滅多にスタバには行くことはありません。
最近は、他のお店でも見かけるようになりましたが、かつてはあまり一般的ではなかったチーズケーキやドーナッツやマフィンなどがあるので、お菓子目当てに行っていたことはあります。
とはいえ、パンデミックで多くのお店が閉店に追い込まれたりしたものの、パリでもスタバは健在、パリのほとんどの区にスタバは存在し、パリ1区にいたっては、ちょっと数えただけでも8店舗もあります。
今回は、パリ2区にスタバとは思えないようなスタバがあるというので、これは是非、行ってみたいと思って、覗きに行ってきました。
オペラ通りから歩いていくと、オペラ通りにも1軒、こちらの方は、そんなに特別感はありません。それでも、ここも大抵、いつも行列ができています。
今回のお目当てのスタバは、もっとオペラ座に近いキャプシーヌ大通り(Boulevard des Capucines)にあります。外観は、そんなに特別感はありませんが、中に入ると、「うわっ!これか!!」とやっぱり、なかなかインパクトがあります。
入り口付近の注文する場所は、いかにもスタバな感じのモダンに作られたスペース、中央には、スタバグッズが並んでいます。
それは、外観の店構えよりもずっと奥行きのある空間で、客席は、階段を数段上がったスペースに設けられています。
この階段を数段上がっていくと、美術館?宮殿?と思われるような光景が広がります。
もちろん、満席。一瞬、ここ、図書館?どこかの事務所?と思うくらい、パソコンを開いたお客さんが中央を陣取っています。このパソコンを開いている人々のいるテーブルが中央にあり、それを遠巻きにするように各座席があります。
しかし、それ以上にびっくりするのは、もはや内装という言葉は適さないのではないかと思うような天井のフレスコ画、大理石の柱、ゴールドの装飾、豪華なシャンデリア、鏡と優雅な空間です。
そのキラキラ、豪華な内装には、とってつけた感がなく、どこかしっくりきてしまうところがさすがのパリマジックです。
スタバのお値段は、場所によっても違いますが、オペラ通りのお店とは、同じお値段だったら、せっかくなら、この優雅な空間を味わえる方がなんだかお得な感じです。
しかし、パリ市内、どこも値段は同じかと思えば、我が家から直近のスタバを覗いてみたら、値段は、だいたい50セント安かったので、やっぱりパリの中心地は高いようです。
もともと、スタバのお値段は少々、高め・・そのうえ、さらにちょっとだけ高いのですが、この豪華な空間を楽しめるのであれば、文句はありません。
ましてや、そこで長時間、仕事をしたりするのであれば、気分よく仕事ができそうな気もします。しかし、場所取りはなかなか大変そうです。
とはいえ、ここで仕事?をしている人のパソコンはなぜか、圧倒的に Mac(Apple)が多く、りんごのマークがずらりと並んでいます。ひょっとして、ここApple?と勘違いするほどです。
スタバが好きな人は、なぜかMacが好き・・一見、全然、関係ないようでいて、ここに集まる人のタイプが垣間見えるような気もしたのでした。
しかし、もしパリにいらっしゃる機会があれば、この優雅なスタバ、一見の価値があるかもしれません。
Starbucks Boulevard des capucines
3 Boulevard des capucines 75002 Paris 7:00~22:00
パリのスタバ スターバックス パリ
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