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2026年1月15日木曜日

ネットショッピングと商品配達のトラウマ  

 


 ここ1年くらいはやたらとモノが壊れることが多く、電子レンジが壊れて買い替えたばかりなのに、今度はオーブントースターが壊れました。電子レンジは、ピンキリで色々なものがあるため、やっぱり自分の目で見て、お店の人に説明を聞いて買いたい・・と、DARTY(家電量販店?)に見に行って、購入し、重たい電子レンジを自分でズルズルカートを使って持ち帰ってきました。

 本当だったら、ネットショッピングの方がラクだし、もしかしたら、安いかも??と思いつつ、個人的に商品の配達というものを全く信頼しておらず、また、これまで数々の嫌な思いをしたこともあって、ある種、トラウマのようになっているところもあり、できれば避けたいと思っているのです。

 まず、指定された日に届かない可能性もあり、また指定日に届いたとしても、日にちだけがあらかじめわかっているだけなので、一日中、待ち続けることもあります。

 ましてや、電化製品の場合、冷蔵庫や洗濯機などは、さすがに自分では持ち帰れないので、こればかりはさすがに配達を頼むのですが、一度、冷蔵庫がなかなか届かないと思ったら、ようやく、到着したと電話がかかってきたと思ったら、冷蔵庫をどこかにぶつけたのか?穴をあけてしまったので、割引するけど、これでもいいですか?などととんでもないことを言われて、もう怒るのを通り越してあきれ果て、新品買ってるのに、ちょっとの割引でしかも穴があいた冷蔵庫ってなに???と断り、後日、別の穴のあいていない冷蔵庫を配達しなおしてもらったことなどもありました。

 配達に関しては、もうこれまでに嫌な思いは他にも山ほどしているので、もうできるだけ、そういうことには関わりたくないと思っているのです。

 しかし、オーブントースターは、地味だけど、けっこう使っているもの、ちょっとパンを焼いたり、ケーキやクッキーを焼いたり、チキンを焼いたり・・私は今ではほぼほぼ大きなオーブンを使っていません。

 少し前に取っ手の部分が外れたのですが、それでも買い替えるのが面倒でそのまま使っていたら、とうとう全面的に壊れました。

 近所のスーパーなどにも見に行ったのですが、あまり種類がないうえに、けっこうな値段がするのに驚いて、ネットでチェックしたところ、値段が全然、安く、こりゃ!リスクがあってもネットで買ってみるか・・と注文したのです。

 一人暮らしなので、小さいサイズでよく、そんなに手の込んだお料理をするわけでもないので、ごくごくシンプルなものでいいのです。

 結果からすれば、商品は無事、届いたのですが、配達に指定した日は1日あけて家で待つつもりでいたら、朝早く8時頃に届きました。事前の連絡等、一切なしです。

 日本でAmazonなどで買い物をすると、驚くほど無防備に、娘などは、家のガレージに置いて行ってください・・なんて頼んでいるのを見ると、「大丈夫なの?」と思ってしまうのですが、全く大丈夫なようで、ネットショッピングが配達のストレスなくできてしまうのが羨ましいです。

 こっちじゃ、置いて行ってください・・なんてことは、冗談にも言えるはずもありませんから・・。


ネットショッピング 配達事情


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2025年12月24日水曜日

ノエルの食卓に変化あり? フランスのスーパーマーケットとアジアのスーパーマーケット

  


 私は日常の食料品の買い物は、必用な食材に応じて、何軒かのお店を渡り歩くことになるのですが、ごくごく日常的な野菜や肉などは、近所のスーパーマーケット2軒、品物によって、そのどちらかへ、それ以外、和食などのアジアっぽい食材の場合は、アジア食材を扱っているスーパーマーケットに行っています。

 あとは、日本から買ってきているものをちょっとずつ、必用に応じて使っています。

 私の食生活がいわゆるふつうのフランス人の食卓とは違い、おそらく、日本人の食生活に近いような食生活を送っているためでもあります。

 ノエルの前の今の時期は、カーフールなどのスーパーマーケットはもうすっかりノエル仕様になっており、もう「フォアグラ祭り」とでもいうべく、入口近くに綺麗にリボンでパッケージされたフォアグラの棚がズラーッと並び、サーモン、キャビア、生牡蠣などなどが前面に登場、大きな箱詰めのチョコレートなども山積みになっています。

 また、ノエルならではのシャポン(大きな去勢鶏)や鴨などなど、いつもは見かけないものも登場しています。

 ここ数日で、これらの食材が売れていくわけですが、人出は今のところそこそこ・・な印象です。

 私はもう一人暮らしになってからは、クリスマスもなにも、あまり関係ないのですが、今週、来週と久しぶりにお客さんが来るので、少しお買物をしておかなければ・・と、アジア食材を扱うスーパーマーケット(タン・フレール)にでかけたのです。

 これが、ものすごい混雑していて、正直、驚きました。もうレジに並ぶ人の行列が商品を陳列している棚にまで達していて、一部の棚は行列のために見れないほどに・・。

 昔は、このアジア食材を扱うスーパーマーケット

は、さすがにクリスマス前は、そんなに混雑をすることがなく、やっぱりノエルの食卓には、アジア食材は選ばれないんだな・・と思った記憶があるのですが、最近では、むしろ、フランス人のノエルの食卓もバリエーションが増えたのではないか・・と思わせられます。

 しかし、以前は、このアジア食品を扱うスーパーマーケット、一般的なフランスのスーパーマーケットよりも、圧倒的に安かったんですが、最近は、ずいぶん値上がりしました。

 と、同時に最近は、一般的なカーフールやモノプリなどのスーパーマーケットにもタン・フレールの商品がポツポツと置かれるようになっていて、これが当然ながら、おおもとのタン・フレールで買うよりも格段に高いです。

 けれど、置いてあるということはそこそこ売れているということでもあります。

 それだけ、アジアの食品がフランス人の食卓にも浸透しつつあるということでもあるのですが、同時に商売の仕方がやっぱり圧倒的に上手いのではないか?と。

 フランスの大きなスーパーマーケットも軒並み業績悪化と言われているところも多いのですが、やっぱり商売の仕方が今一つなのかな?などと思わずにはいられません。

 考えてみれば、店舗数やお店の大きさが違っても、商品の種類や数というものは、ものすごく多いアジア系のスーパーマーケットです。

 日本のスーパーマーケットやコンビニなどを見ていても、小さい店舗でもものすごい品数で、常時、品出しを欠かさないその姿勢はすごいな・・と思うのですが、少なくとも、お店が大きくても同じ商品が横並びになっているようなフランスのスーパーマーケットが追されていくのもわからないではありません。

 食料品ではありませんが、服飾の世界などでも中国系のSHEINなどにおされて、フランスの中堅どころの服飾メーカーが倒産に追い込まれたりしていますが、ざっくり言って、フランスはあんまり商売が上手じゃないのかな?と思ったりもします。

 スーパーマーケットの話から、話がちょっと飛躍してしまいました・・・。


フランスのスーパーマーケット


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2025年12月19日金曜日

セドリック・グロレ ショコラトリー Cedric et la Chocolaterie  セドリック・グロレのチョコレート屋さん

  


 あの行列の絶えない人気パティシエのセドリック・グロレがチョコレート屋さんをオープンしています。

 あの人気パティスリーと同じ通り沿い(オペラ通り)、しかも、2軒のお店を挟んで隣です。

 お店はパティスリーほどではありませんが、今のところ、いつも行列しています。とはいっても、店内への入場制限をしていて、チョコレートの置いてあるスペースには、5人くらいしかお客さんをいれないので、そこまで待ち時間は長くありません。私は10分ほどで入れました。もちろん、もっと待つ場合もあるようですが・・。




 お店の外観はそれほど派手ではありませんが、内装はとても凝っていて、映画「チャーリーとチョコレート工場」に出てくるチョコレートに溢れる空間を彷彿とさせるようなデコレーションになっています。




 しかし、チョコレートそのものは、そこまでたくさんの種類があるわけではなく、正面のショーケースとオペラ通り沿いに展示してあるデコレーション用?のチョコレートだけです。

正面のショーケースの後ろにあるチョコレートの滝


 お店の左奥にはチョコレートの木に見立てたオブジェが2本立っていて、そのチョコレートの木から広がるチョコレート(作り物)が天井に広がっている感じになっています。正面のショーケースの奥の壁はチョコレートの滝になっていて、このチョコレートは、ホンモノのチョコレートなんだそうです。








 実際には、正面のショーケースに並んでいるチョコレートから注文すると、店員さんがタブレットを使って注文し、奥のスペース(クリック&コレクトのスペースと同じ場所)で支払い、商品を受け取るようになっています。




 この商品も2ヶ所のカプセルのようなものに注文が入った順番にあがってくるようになっており、人が運んで来たりしないところが、洗練された印象を受けます。

 なんといっても驚きなのは、お値段で、パティスリーの方も超高価格ですが、こちらのチョコレートの方も一番、安いものでもタブレット(板チョコ)の14ユーロ(約2,500円)です。

 5粒入りのボンボンショコラ18ユーロ(約3,300円)、10粒入り35ユーロ’約6,400円)、15粒入り50ユーロ(約9,150円)です。

 ちっちゃなチョコレートの箱詰めがこのお値段・・超高級品です。

 パリにある他の有名なショコラトリーと、とりあえずお値段を比べてみると、一番お手軽なタブレットではジャンポールエバン(Jean Paul Hevin)で5ユーロ~7ユーロ程度、その他、メゾン・ド・ショコラ(Maison du Chocolat)やパトリック・ロジェ(Patrick Roger)などだと10~14ユーロ程度ですから、他の高級ショコラトリーと比べてもお高め・・しかも、セドリック・グロレのタブレットは他のショコラトリーのものより、ひと回り小さいです。

 パトリック・ロジェなどのお店は店舗にもよりますが、かなりアーティスティックな感じもありますが、お店のデコレーションの観点からは、このセドリック・グロレのショコラトリーは、なかなか個性的でもあります。

 ただし、どこのショコラトリーに入っても、ものすごいカカオの香りに包まれて圧倒されるのですが、このセドリック・グロレはそこまでチョコレートの香りは強くはありません。

 これはお店の構造の違いから来るものだと思いますが、(実際のチョコレートは店内には、あまり置かれていない)香りから誘惑される感じは薄いです。

 私は、とりあえず、まずちょっとだけ食べてみたい・・と一番お手頃なタブレットを購入しました。



 一番、お手頃とはいえ、なかなか高価な貴重品、一番隅っこをちょっとだけ食べてみましたが、ん~~やっぱり美味しい!

 ・・けど、セドリック・グロレのクロワッサンを食べたときのような感動はありませんでした。

 とはいえ、今、ちょっと話題の新しいスポット・・店内もちょっとおもしろい感じに出来ているので、そこまで行列しないで入れるならば、ちょっと覗いて見るのもおもしろいです。


🌟Cedric et la Chocolaterie   33 Avenue de l'Opera 75002 Paris  11:00~19:00


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2025年12月9日火曜日

パソコンの買い置きをして失敗しました

 


 私はデジタル機器というものの扱いが非常に苦手で、かといって、パソコンや携帯電話などには、とても依存している生活なので、これが壊れることは私にとっては、本当に恐怖なのです。

 娘がまだ家にいた頃はこの手のことに関しては、完全に彼女に頼りきりだったのですが、彼女が独立してからというもの、徐々にこれらの通信機器が壊れたときに備えるようになっています。

 まず、突然、壊れるということが一番困るので、早め、早めに買い替えて、突然、壊れるというリスクを減らすようにしています。

 全く壊れてしまってからだとデータの移行などが、より難しくなる気がしていて(本当はできるのかもしれないけど・・)、まだ、もうそろそろヤバいかも・・となる前に換えてしまいます。

 携帯電話は昨年、新しいものに換えたのですが、その際にパソコンも・・と思って、今、使っているものが壊れたときのために・・と思って、一台、買い置きをしてあったのです。

 私は、パソコンはもともとはAppleの製品を使っていたのですが、後にWindowsのものが必用になり、新しいものを買って、現在は、それをメインに使っています。

 しかし、以前から使っていたAppleのパソコンも必要に応じて使い続けており、次回、Appleが完全に壊れてしまったときのために・・とこのAppleのパソコンを買い置きをしてあったのです。

 それで、私はパソコンに関しては、「大丈夫・・あるある・・ストック?が・・」となんとなく安心しており、しかし、これまで使っていたAppleはそのストック用を買ってからもう1年以上も壊れる兆しがなかったので、封も開けずにそのままになっていました。

 しかし、先日、そのAppleの方が急にカーソルが動かない兆しが表れ始め、これはヤバい!とようやく、買い置きをしてあったAppleをセットアップしてデータの移行などをし始めたのです。

 私としては、自分一人でそんなことをやってのけるだけでもドキドキでしたが、データの移行等のセットアップは無事完了し、あとは、充電しておけばいい・・と思っていました。

 ところが、いつまでたっても充電されることはなく、これはさすがにおかしい・・と・・「だって、買ったばっかりのパソコンが故障なんて、あり得ないでしょ!」とさっそくパソコンを持って、シャンゼリゼにあるAppleストアに行ったのです。

 すると、バッテリーがダメになってしまっているとかで、修理が必用とのこと・・パソコンを預けてきました。店員さん曰く、「パソコンのバッテリーも車と一緒で、長い間、使わないでいると、バッテリーがダメになっちゃうんですよ・・」と。

 私としてみれば、全然、立ち上げる前だったら、長い間使わなくても大丈夫だと思っていたのですが、パソコンというものは、長いこと買い置きをしておくことはダメなようです。

 この歳にして、こんなことを初めて学びました。

 しかし、久しぶりに行ったシャンゼリゼのAppleストア・・相変わらず、キレイで店員さんみんながとても感じよく、この人ダメそう・・という人は一人も見当たらず(たいていどのお店でも、そういうダメそうな人っていそうなもんですが・・)、完璧だな・・と思いました。

Appleストアの店内の中庭


 修理に関しては、サービス・テクニックというセクション(2階)に行くのですが、通常ならば予約が必用とのことでしたが、当日だったので、その場で予約を入れてもらい、1時間半くらい待ちましたが、全然、退屈しませんでした。

 私の担当をしてくれたお兄さんは、たまたま2週間後に日本に旅行に行くんだ!ということで、とっても日本に好意的な感情を持っていてくれる人で大変、良い人でした。

 フランスは、本当に日本に好感情を持ってくれている人が多いことは、とても生活しているうえで嬉しいこと・・助かることでもあります。

 しかし、壊れたときのために買っていたパソコンが長いこと保管していたために、最初から、修理が必用とは・・全く、自分の愚かさが情けなくなりました。


パソコンのバッテリー


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2025年11月30日日曜日

年々加熱するブラックフライデーの落とし穴

 


 ここ1ヶ月ほどの間、やたらと「BLACK FRIDAY(ブラックフライデー)」の広告をやたらと目にしていて、もう少々、鬱陶しく感じるほどで、いったいブラックフライデーっていつよ!と私は思っていました。

 なんだか世間がやたらと「ブラックフライデー・ブラックフライデー」と騒いでいるので、私はむしろ、なんだか少々、胡散臭いとまでは言わないものの、あまりに踊らされている感じが嫌で、特に何かをこの時期に買物しようという気にはなっていませんでした。

 しかし、この「ブラックフライデー」・・フランスでも年々、クリスマス前の年間最大のショッピングイベントとなっていて、オンラインでも実店舗でもかなりの広告を打ち、多くの人が少しでも割安な買い物をしようと待ち望んでいるイベントになっているようです。

 ボストン・コンサルティング・グループが11月中旬に発表した調査によると、フランスでは10人に7人以上の人々がブラックフライデーに買物を計画しており、2025年には平均345ユーロを支出する予定で、これは昨年の平均315ユーロ(約62,000円)を上回る数字になっています。

 中でも衣料品、電化製品、美容製品などが特に人気なようです。

 そういえば、数年前に娘が携帯電話を買うのにブラックフライデーを待って買おうかな?などと言っていたことを思い出します。

 ところが、消費者が期待しているこのブラックフライデーの破格の割引というのは、必ずしも大したことがないことが明らかにされてきています。

 衣料品・電子機器などが30%、40%、50%、ときには70%オフ?などとのふれこみでアメリカで始まったことのブラックフライデーはフランスでも非常に注目され、小売業者は時に破格の値下げをうたいます。しかし、現実の割引は大きく異なり、消費者擁護団体UFC Que-Choisirの調査によると、実際の値下げは0.5%から3%ほどのもので、消費者が期待している割引からは程遠いものでした。

 消費者擁護団体UFC Que-Choisirの調査によれば、携帯電話の価格はわずか1.6%、テレビは3.7%、パソコンの場合は1.9%でした。

 ブラックフライデーでのショッピングの場合、注意が必用なのは「参考価格」というもので、この参考価格は例えば競合他社の価格や過去の価格と比較してブランドが自由に設定できる価格で、政府によると、2023年には当局の検査を受けた1,000店舗のうち、約3分の1に価格設定に異常が認められ、これには偽の割引、水増しされた参考価格、在庫状況に関する誤解を招くような表示、虚偽広告などが含まれていました。

 本来ならば、ノエルの前の時期には、一番、買い物をすると言われてきたフランス人にとって、業界では、クリスマス前には、絶対に値下げをしなかったはずの季節です。そして、クリスマスが終わると、バーゲンが始まって、一気に値下げする・・これが今までのパターンだったのです。

 それを易々と一番高く物が売れていた時期にそんなに値下げをしてしまうイベントが登場するとは、時代も変わっているのでしょうが・・実はブラックフライデーとは名前だけで、実は大して値下げしていない・・そんなものも紛れているのです。

 あまりに騒がれすぎているブラックフライデー まさにブラックな部分もあるようです。


ブラックフライデー BLACK FRIDAY


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2025年11月26日水曜日

たかが1セント、されど1セント お釣りがないとお釣りをくれないモヤモヤへのささやかな抵抗

  


 最近は、ほぼほぼ現金というものを使わなくなったので、こんなことに遭遇することも減ったのですが、たまに現金を持っていて、少額ならば、現金で払おうかな?と思うこともあります。

 オートレジなどでは、たとえ現金で支払ってもそのようなことはないのですが、フランスでは、有人のレジだと、1セントや2セントなどの細かい小銭のお釣りがないと、お釣りを返してくれなかったりすることがあります。

 先日も、たまたま、9.99ユーロの商品を買おうと、10ユーロ札を渡して支払おうとしたら、1セントのお釣りがないから・・といって、平然とお釣りをくれませんでした。あまりに当然のようにお釣りをくれないでやり過ごそうとするので、内心、またか・・と思いつつ、「お釣りは?」と言うと、涼しい顔で「1セントの硬貨がないから・・」と言います。

 そこで、私は、「だったら、カードで払いますから、その10ユーロ返してください」と言ったら、慌てて、もう一度、レジの中の小銭を再び探し始めたのですが、やはりないものは、ない・・。逆に、そこで、「あ~やっぱりありました・・」とか言われたら、もっとムッとして、もう買いものをするのをやめていたかもしれません。

 お店の人の側はほとんど悪気はなく、逆に1セント硬貨がなくて、2セント硬貨でお釣りをくれたりすることもあるのですが、とにかく、そのあたりの数セントの扱いがとても雑なところがあります。

 そのへんのとってもルーズなところが私には、とってもモヤモヤするところでもあります。1セントくらいいいじゃないか・・せこいこと言っているようで嫌な気もするのですが、お釣りを用意せずにお店をあけること自体、なんか不誠実な気がしてしまいます。

 お釣りがないなら、だったら、9.99ユーロなどと言う表示はやめて、10ユーロと表示すればいいものを10ユーロじゃなくて、9.99ユーロという方がなんとなくその1セント差につられて、買いやすい気分になるのも私のケチなところなんですが・・。

 しかし、逆に何か買い物をしたくて、たとえ1セントでも足りなかったら、買えないのはふつうなのに、お釣りがないから、1セント返してくれないというのは、納得いかないのです。

 そんな時は、最近は、ささやかな抵抗ですが、お釣りがないと言われたら、それならカードで払います。と最近はカード払いにするようにしています。

 支払う私の方にしたら、表示どおりの金額を支払うだけなので、実際にはどちらで払っても変わりないのですが、お店の方にしたら、本当ならば、カード払いなら手数料をカード会社に支払うことなく現金で受け取った方がありがたいはずなのに、なんで現金での顧客に対して、こういう    雑な扱いをするのか?と思います。

 たかが1セントや2セントのことで、くだらないと思われる方も多いかとも思うのですが、そんないい加減なところを少しでも改善してほしいと願うささやかな私の抵抗です。

 この小銭(特に赤い小銭1・2セント)を返してくれないことは、そんなに珍しいことではなく、これがまかり通っているのは、それを多くの人が見過ごして、なんとなくやり過ごしている結果だと思うのですが、ケチなフランス人にしては、へんな習慣だな・・と思うのです。


1セントのお釣り


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2025年11月18日火曜日

なにかと話題のパリBHVの中のSHEINの店舗に行ってみたけど・・

 


 なにかと話題のオンラインファストファッションの「SHEIN」の実店舗(オンライン上ではない実際のお店)がパリの老舗百貨店BHVの中にいよいよオープンしたということで、どんなものなのか?覗きに行ってみました。

 オープン初日には、デパートの外に行列ができるほどの賑わいのようでしたが、私が行ったのは、その数日後、もう行列はありませんでした。

 BHVに到着したところ、ちょうど、SHEINの紙袋を持って出てきたお客さんがいたので、「SHEIN」は何階にあるんですか?と聞いたら、6階とのことで、ついでに「お店はどうでしたか?なに買ったんですか?」と聞いてみたところ、女性二人連れのお客さんでしたが、なかなかの渋い顔・・「なんだかがっかりした・・ネット上の商品のように安いわけでもなく・・なんだか思っていたのとは全然違った・・まあ、行ってみればわかるわよ!」とのこと。

 フランス人がよく評価がつけがたいときにつかう手のひらを下に向けて右、左を交互に上げ下げするしぐさ・・をしながら、口をへの字にしていました。とはいえ、彼女は紙袋を下げていたということは、とりあえず、なにかを購入していたわけですが・・。



 とにかく百聞は一見にしかず、教えてもらったとおり6階にあがっていくと、思ったよりは、大きなスペースがとってあって、多くの人出を見込んでのことなのか、一店舗のお店としては、異例のセキュリティの人の多さです。




 私はSHEINのサイトはチラッと覗いて見たことはあるのですが、「えっ??こんなに安いの?」と驚いただけで、実際に買いものをしたことはないので、詳しいことは言えませんが、並んでいる商品を見ると、一言で言えば「中途半端」。値段もそこまで安いわけでもなく、(特に高いというわけでもないけど)、特にデザイン的に優れている感じも受けず、商品の品質は粗い感じが拭えず、パッとしない・・そんな印象を受けました。(あくまで個人的な感想です)



 これから、実際に店舗に置く商品として、色々と価格帯や品質、この店舗だったら、どんな商品が売れ筋となり得るのかなど、研究されて、品揃えなども変わっていくのだとは思いますが、現状では、まさに「SHEIN」の第一の売りである「圧倒的な低価格」でもなく、かといって、高級な商品とは言い難く、これでは、SHEINのおかげで倒産に追い込まれていったフランスの数々の衣料品ブランドと同じではないか?と思いました。

 多くの物議を醸している「SHEIN」のパリの店舗。いつまであるでしょうか?


BHV SHEIN


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2025年9月18日木曜日

パリでおススメの両替所 MERSON

  


 昔に比べるとパリのいわゆる両替所というものは、かなり減りました。買い物等もかなり少額のものでもカードで買い物が可能となり、カードを持っていれば、ほぼほぼ現金は必要ないくらいになったので、当然といえば、当然なのかもしれません。

 とはいえ、全く現地の通過を持っていないで歩くというのも、心もとないとは思いますが、この両替所も気をつけないと、とんでもない、ぼったくりのようなお店もあるので、気を付けるに越したことはありません。

 また、このような悪徳両替所は、一度、替えてしまうと、二度と戻してくれなかったりもするので、まあ、できれば気を付けた方がいいと思います。

 一度、日本人の知人が「両替してきた!」というので明細を見せてもらうと、酷くレートが悪いうえに、ものすごい手数料をとられていたので、「ちょっと、これはないんじゃないの?」とすぐに(たった今両替したところで、その5分後くらい)これ、取り消してください・・と言っても、絶対に戻してくれなくて、悔しい思いをしたことがあります。

 例えば、日本円からユーロに両替するとして、日本円の売りと買いが逆に書かれていたり、レートはまあまあ悪くなくても、手数料が恐ろしく高くて、実際に替えてみて、手にすると、「えっ?これだけ?」となってしまうことも少なくありません。

 もっとも、ほぼほぼカードで済んでしまう今、あまり高額な両替をする必用もないので、大したことではないかもしれませんが、現在は、日本円はすごく下がってしまっているので、ますます、なんだ?これだけ?という気分になると思います。

 私が知っている両替のお店でまあまあ良心的と思われるのは、「MERSON」という両替所で、ここは、同じ通り沿いにもたくさん両替所がありますが、だいたい、このお店が一番レートもよく、しかも手数料も取られないので、私が日本から持ってきた日本円を両替する時には、だいたいこのお店で両替します。

 現在の日本円のレートの悪さには、ちょっとウンザリしますが、それでも、両替所によっては、さらに酷いことになるので、もし、時間的な余裕があれば、少しでもレートの良いところに行くにこしたことはありません。

 比較的、パリの中心地の近くですので、なにかのついでに行くのも可能だとも思います。

 近くには、蝋人形館(Musée de Grévin) があります。

 


🌟MERSON    33 Rue Vivienne 75002 Paris      9:00~17:45


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2025年6月27日金曜日

フランスのレストランチケット Ticket Restaurant とフランス人のランチ事情

  


 フランスで会社勤め、あるいは、仕事をしている人の多くが愛用?しているもののひとつに、レストランチケット(Ticket Restaurant)があります。このレストランチケットのシステムは、1960年代後半からフランスにある大変、便利なものです。

 これは、フランス全土に共通する従業員への食事補助のチケットで、通常、会社側が半額を負担し、個人が半額を負担するという就業時に食事の時間帯が入った場合における食事への援助のシステムで、多くのレストラン、スーパーマーケットなどの小売店舗などで利用することができます。

 これは、フランスで定められている従業員の厚生システムの一つのようなもので、必ずしも義務付けられているものではありませんが(社員食堂があったり、賄いがあったりして、別のカタチで食事(多くの場合は昼食代)を補助できる場合は、このシステムを採用する必要はありません)、まあ、一般的には、このレストランチケットを社員に支給している会社(企業)が多く、現在では500万人以上が24万4000の店舗で、このレストランチケットを利用していると言われています。

 事実上、これは、本人負担は半額程度なので、半額で食事ができたり、買い物(食料品)ができたりするわけで、とても有難いものです。

 特に、パンデミックを前後して、一時はレストランなどの飲食店がクローズしてしまったこともあり、このレストランチケットを利用してスーパーマーケットなどで食料品のお買物に利用する枠が拡大し、インフレなどもあいまって、現在では、半分以上は、実際の食事よりも、このお買物に利用されているのが現実となっているようです。

 私が以前、仕事をしていた会社でもこのレストランチケットがあったのですが、実際の昼食時は、とても外に食事に行く時間など取れず、逆に仕事をしている日にこのレストランチケットを使って食事をすることなど不可能で、もっぱら、お買物に使うことがほとんどでした。

 当時は、日本食材店で、もっぱら、日本のお醤油などの調味料や日本の食材などに使うことが多く、その店舗(現在はお弁当屋さんになっている)は、けっこう大雑把で、食料品に限らず、何から何まで、そこで売っているものは、レストランチケットで買い物できたので、若干高め?ではあったものの、自分で支払っているのは、チケットの額面の半額であることを考えれば、結果的には全然、安かったので大変、便利に使わせていただいていました。

 このレストランチケットで食料品のお買物ができる枠が広がったことは、当時、多くのレストランから大反発を受け、これは、期間限定、本来ならば2026年には終了する予定になっていましたが、この期限が再度、撤廃、しかも日曜日にまで利用できるようになるそうです。

 実際に、現在、フランス人の10人に6人は職場に食事を持ってきているというのが現状で、皆、時間短縮、緊縮財政・・で、昼食時の混雑時にレストランに食事に出かける人が減っているようです。

 それこそ、テイクアウトは、より一層増え、昼食時の街を見ていると、ランチが入っているであろう紙袋を抱えている人がびっくりするほど増えました。

 昔は、フランス人はランチからワイン片手に優雅に食事に時間をかける・・などと言われてきましたが、今はランチにはお弁当持参、もしくはテイクアウトが主流になりつつあるみたいです。


レストランチケット チケットレストラン ランチ


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2025年6月26日木曜日

リドル アウトレット(Lidl Outlet)がフランスに進出

  


 ドイツのディスカウントスーパーマーケットチェーンであるLidl(リドル)が新たに新しいコンセプトの食料品以外の商品を激安価格で販売する「Lidl Outlet」(リドルアウトレット)をイル・ド・フランス地域圏に2店舗オープンしました。

 フランスに数あるスーパーマーケットの中でもLidl(リドル)は、そもそも低価格帯のスーパーマーケットですが、それをアウトレットと銘打ち、さらに従来のスーパーマーケットでは販売していない価格の商品を破格の値段で販売するという、いわゆるハードディスカウントショップに乗り出したということです。

 今、大手のスーパーマーケットでさえも、あまり業績が好調だという話を聞きませんが、逆にこの手のハードディスカウントショップが隆盛であるのは時代のトレンドともいうべき変化でしょうか?

 我が家の近所にあるコマーシャルセンターの中には、カーフールとACTION(アクション)の両方が入っていますが、この2店舗を見ているだけでも、この流れは、明白です。

 コマーシャルセンターの奥の隅にできたACTIONは、場所的にもこのコマーシャルセンターの中では、一番奥ゆえ、あまり良い場所とは言えません。

 一方、カーフールは依然として巨大なスペースを有していて、すごく恵まれているにもかかわらず、その半分のスペースは閉鎖。さすがに食料品は、圧倒的な数の商品を置いているので、その部分に関しては、かろうじて生き延びていますが、どうにもこのスペースと商品構成、価格、販売方法等、いかにも先細りの感が否めません。

 そこへ行くと、スペースもカーフールの半分もないACTIONの方は、お客さんが途絶えることなく、また、かなりの荷物を抱えて帰る人が多い印象で、あまのじゃくな私からしたら、逆に、そんなに買うものある?けっこう、ムダなもの買ってない?とさえ思ってしまうくらい、よく売れています。

 こうなってくると、このハードディスカウントショップの勢いはますます増してきて、それが拡大すればするほど、一般のスーパーマーケットでは、食料品以外のものは、停滞していってしまう道を辿りそうです。

 そもそもこのハードディスカウントショップは、廃業あるいは、傾きかけた店舗の商品を買い叩いて売るというもの、一般のスーパーマーケットで売れ残ったものなどがますます、このような店舗に流れて、ますます従来のスーパーマーケットを締め上げることになります。

 現在のところは、リドル アウトレットは、サン・ピエール・デュ・ペレー(エソンヌ県)とビュシュレー(イヴリーヌ県)の2店舗ですが、他の地域にも拡大していく予定とされています。

 開店早々の店舗では、通常200ユーロのシルバー・クレスト・ポータブルエアコンが50ユーロで販売され、60台が30分で完売したと発表されています。

 え~~?エアコンが50ユーロ??私も欲しかった~~!と思いましたが、きっと、今からいっても、もうないです。

 店舗では、季節ごとのテーマに加えて、ファッションや美容、スポーツやレジャー、家庭用品や装飾用品、工具、園芸用品などが販売されます。

 また、パークサイド(DIY)、シルバークレスト(家電・キッチン家電)、クリビット(スポーツ用品)、ルピル(子供用ゲーム・玩具)といったリドルの主力ブランドに特化したコーナーも設けられているそうです。

 一度は、ぜひ、覗いて見たいところですが、なんだか、家から遠そうです。


リドル アウトレット(Lidl Outlet)


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2025年6月4日水曜日

M&S マークス&スペンサーが消えた!

  


 私は、しばらくロンドンにいたこともあって、なんとなく懐かしさもあって、イギリスのスーパーマーケットM&S マークス&スペンサーが好きで、時々、思い出したころに行ってみては、マフィンとかパンとかクッキーとか、スナック類とか紅茶とかをに買いに行っていました。

 ブレグジット前までは、パリ市内にはいくつもあったこのお店、ブレグジット後には、がっくり店舗数も減って、残った店舗内でも品数がグッと減ってしまいました。

 それでも、私の欲しいものは、ギリギリ存在していたので、生き残ったM&Sは、もうずっと、存在し続けるのだと思っていました。

 「そういえば、最近、M&Sに行ってなかったな・・パンと紅茶、買いに行こう!」と急に思い立って、買い物に出かけたモンパルナス駅。これまでも、MONOPRIX(モノプリ)(パリのスーパーマーケットチェーン)の一部のスペースにM&Sの商品がおかれていたのですが、このコーナーがすっぽり消失して、ただのモノプリになっており、大ショック!

 俄かに信じ難い光景に、こんなことってあるのかしら?とないものはないのに、一応、店員さんに、「もうM&Sの商品おいてないんですか?」と聞いたら、「もう全て、撤廃しました・・」と。

 大げさではありますが、フランスのパンとも違い、最近、少しブームみたいになった日本の高級食パンや菓子パンなどとも違い、イギリスのパン、マフィン、スコーン、クッキーなどは、それなりに独特なもので、たまに食べるのを実はとても楽しみにしていたので、これがなくなってしまったのは、大変ショックでした。

 たかがスーパーのパンごときに大げさなのですが、私の中では大変にショッキングなことでした。

 モンパルナス駅には、このM&Sの他に、ボルドーのカヌレ屋さんなどもあって、ついでにいくつかの食料品等の調達ができるので、便利に利用していました。

 まさかのM&S消滅に、未練がましく、店員さんの元に戻って、「パリで他にM&Sのお店はどこにありますか?」と聞いてみたら、「La Defense ラ・デファンス」に一店舗だけ残っているはず・・でも、そこも、あんまり商品ないかもしれないわよ・・とのことで、こうなったら、ラ・デファンスでもなんでも行ってやろう!と、そのまま手ぶらで帰るのも忍びなく、ラ・デファンスへ行きました。

 ところが、ラ・デファンスのM&Sも実はもう消滅していました。サイト上には、まだ、存在しているように出ていますが、実際にはありません。

 あとは、たしか、空港にあったはず・・と思いましたが、さすがに空港まで行くのは、億劫で、しかも、クチコミの中で「空港のモノプリの中にあったはずのM&Sがない!!サイトには、載ってるのに・・」というものがあり、こりゃ、全部、消えちゃったのかも・・と思っています。

 それにしても、ほんのちょっとでしたが、少しはイギリスを感じられる身近な空間だったM&S(マークス&スペンサー)がなくなっちゃったなんて、ほんのちょっとのことなんですが、想像以上にショックを受けております。

 あたりまえのようにずっと存在し続けるものはなく、ある日突然、あるはずのものがなくなることってあるのです。

 


M&S(マークス&スペンサー)パリ撤退


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2025年6月3日火曜日

私がたまにラファイエットグルメに行ってみる理由

 


 私はお散歩というものが、あんまり得意ではなくて、できるだけ健康のためには、歩いた方がいいことはわかっているけど、そうそう何もなしに歩くということが苦手です。

 ことに、若い頃は、本当に歩かない人間で、「歩くくらいだったら、泳ぐ方がラク・・」とか、「あまり歩くと足が太くなる・・」とか、適当な言い訳をしつつ、およそ、歩くということをしてきませんでした。

 それでも、ジムには行っていたし(泳ぎに・・)、そこそこ運動はしていたし、何より若さゆえ、健康でした。

 ここ最近は、歩くことを心掛けているものの、犬でもいれば、お散歩に行くのでしょうが、私はネコ派で、健康にさえ問題なければ、猫のような生活が私の理想ではあります。

 そういうときは、お買物か美術館などが定番ではあるのですが、そのお買物スポットの中には、ギャラリーラファイエットグルメが入っています。なんといっても、ふつうのお店の1割から2割方、値段が高いので、もっぱら、美術館へ行くのと大して変わらず、どんな美味しいものがあるのかを見に行く程度です。

 さすがに品質の高い、美味しいもの・・しかも、新製品などがいち早く並んでいるので、ラファイエットグルメの中の店舗はだいたいいつも同じでも(とはいえ、けっこう入れ替わりもあります)季節によって、また、新製品が美しく並んでいます。



 食べることが何より好きで、食品を見て歩くのが楽しいので、効率よく美味しいものを探すには、絶好の場所で、なんなら、今まで見かけなかったお店が入っていたりして、これは、良さそうと思ったお店には、後日、本店を探して行ってみます。

 ということは、私にとっては、見本市のようなもので、せこいですが、ラファイエットグルメではあまり買い物はしません。とはいえ、今日は、今まで見たことがなかったPHILLIPE CONTITINIで今まで見たことのなかったパン・オ・ショコラ(生地がカカオ味になっていて、チョコレートが3本?入っています)を一つだけ買いました。




 あとは、ピエール・エルメの新作スイーツが出ていたり、他に新しくロールケーキのお店(PATISSELIER)が出店していました。




 ロールケーキは最近、時々、パリでも見かけるようになりましたが、食べてみてもいないのに、何ですが・・正直、ロールケーキの美味しいものは、日本の方がクォリティが高いのでは・・?などと勝手に思いました。

 地下の食料品売り場には、野菜、魚、肉、加工品等やお土産ものに使えそうな長期保存が可能なものがあり、1階(日本で言う2階)には、ストリートフードコートとワインのカーブを美しく展示している場所があります。




 これは、数年前にワインやシャンパンのカーブが大部分を占めていた場所をストリートフードコートに改造したスペースですが、早くもこのストリートフードコートに出店しているお店には、変動があるようで、スペースの一部は改装中でした。



 こうして、美しく、美味しそうな食べ物を見て歩いていると、いつのまにか、けっこう歩いているものです。


ギャラリーラファイエットグルメ


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2025年5月15日木曜日

最近、再び、見直しているお店 Nous Anti Gaspi ヌ・アンチ・ガスピ

  


 このお店を発見した時は、「なるほどね・・いいじゃん!」くらいに思っていたのですが、最近、たまたま、行く先々の近くでこのお店に遭遇することが重なって、まあ、時間もあるし、掘り出し物でもあれば・・と思って、あまり期待せずに見て行ったら、「やっぱり、ここ、いいかも? さすがにやっぱり安いかも・・?」とちょっと、機会があれば、寄ってみるようにしています。

 Nous Anti Gaspi はパリ市内に14店舗もあるそうで、どうりでよく見かけるようになったわけだ・・と思います。名前のとおり、食品廃棄物を減らすことをモットー?としており、野菜だったら、不揃いだったり、規定外の形だったりするものや、その他、他のお店で商品として、出せないものだったり、捌ききれないものだったりを値段を下げて売っています。


 今では、Nous Anti Gaspiの自社ブランドの商品もけっこうありますが、それ以外は、基本、色々なお店の在庫処分のようなものなので、いつもいつも同じものを売っているわけではないのですが、それでも、ふつうのスーパーマーケットで買うよりも、見たところ、どこが違うかわからないようなものが、ずっと格安に売られています。



 なので、カーフールブランドのものだったり、モノプリブランドのものだったりするものも、同時に同じところに並んでいるのが面白いところです。



 お国柄ともいうべきか?やはりこのお店で極端にお得な感じがするのは、バターやチーズなどの乳製品やハムやソーセージ類などは、かなり掘り出し物がある気がします。




 最近はインフレでどんな食料品もビックリするほど値上げしていて、会計の段になって、「えっ?こんな値段になっちゃった?」と思うのに、このお店だと、チーズやハム類、野菜ちょっと買っても(選び方にもよりますが・・)たいてい10ユーロ以内で済んでしまうので、やっぱりお得感があって、すごく倹約できた気がして、なんだかとっても満足です。




 この間も、エシレバターをみつけて(これもいつもあるわけではありませんが・・)小さいパッケージでしたが、1.35ユーロで、小さいパッケージにしたって、これやっぱり安いよな・・とビックリしました。

 最近は、すごく美味しいものはもちろんのこと、この倹約できた!と思える買い物をすることが楽しみのひとつとなっているのです。


Nous Anti Gaspi ヌ・アンチ・ガスピ


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2025年5月6日火曜日

あっさり買えるものと、なぜかなかなか買えないもの

  



 そもそも私はあまりショッピングというものが昔から好きではないので、あまりショッピングを楽しむというタイプでもなく、私にとってはウィンドーショッピングというような習慣?は、ほぼほぼありません。

 それでも、最近は、街中を歩いていて、ふらっとお店の様子を見てみたりすること もないこともないのですが、まず何も買いません。

 買い物をするときは、ある程度、まとめて・・洋服などは、最近は日本に行ったときのユニクロくらいなものです。

 若い頃、本当に洋服が好きでおしゃれをしたくて、ほしいものがたくさんあった時期もあったのですが、見に行くのが買うときで、また、かなり好みもハッキリしているので、あまり迷うこともなく、第一印象と、ある程度の範囲内の価格であれば、あっという間に買い物は終了してしまうので、私の買い物はものすごく早いです。なので、自分のペースで買い物したいので、あまり人と一緒に買いものに行くこともありません。

 なのに・・そんな私が最近、とても迷っているのは、ベッドのマットレスで、これには、二の足を踏み続けています。実は今日もサイトで下見をしてから、お店に見に行ったのですが、まさかの店頭販売はない(サイトでは売っているのになんで???)とのことで、ガッカリ。

 日本に行ったときに、娘が友人からもらったというマットレスがびっくりするくらい寝心地がよくて、これはぜひ欲しい!特に現在、睡眠時に呼吸の問題がある病気の治療中ゆえ、睡眠に関して、とても真剣に取り組まなければ・・やっぱり寝具、マットレスって大事だと思ってフランスに帰ってきてから、探しています。

 日本の家にあったマットレスと同じものが買えれば簡単なのですが、これが日本製のもので、製造元なども調べたのですが、フランスで買うことはできません。まさか、日本で買って、フランスまで運ぶとなれば、大事なので、なんとかフランスで良いマットレスを探そうと最近、色々、見て歩いていますが、お店に行って、ちょっと寝転んでみるくらいはできるのですが、実際に眠ってみることはできないので、一体、どれがいいのか?決めかねています。

 以前、私が使っていたマットレスは今の家に引っ越してきたときに、夫がどこかから買ってきたもので、その後は、娘が使っていたベッドを使っています。

 おそらく、そんなに頻繁に買い替えるものではないので、私が自分で自分のために買う最初で最後のマットレスになるかと思うと、そんなにケチるつもりはないのだけど、まさにピンキリです。

 なによりも、寝心地が一番なのですが、あのマットレス(日本にあったもの)ほど、ちょっと横になってみただけで、「これは!」と思えるものに、まだ出会えていません。

 考えてみれば、これまでに私はあまり大きな買い物というものをしたことがなく、家を買ったこともなければ、車を買ったこともなく、私がフランスで一番、大きな買い物をしたのは、夫の墓石くらいなものです。

 しかし、墓石ですら、こんなに悩みはしませんでした。

 金額にしてみれば、なんとなく目をつけているマットレスは500ユーロ程度のものなので、金額的にということなら、日本に行くときのチケットや旅行のときのホテル代など、もっと高額な金額をあまり躊躇することなく消費しているのに、なんで私は、こんなマットレスごときで、こんなに迷ってしまうんだろうか?となんだか、自分でウンザリしてきます。

 なんだか、妙になかなか思い切りがつかないものってあるものだ・・と。

 思うに、家には、余分なスペースはないので、買ったものが気に入らなかった場合に始末に困る、そうそう簡単には捨てられないし、変えるのもなかなか大変なうえに、日頃、あまり買う習慣のない大きな買い物のために腰が引けてしまっているのだと思います。

 なんなら、睡眠グッズとして、日本にある抱き枕のようなもので良さそうなものも見つけたのですが、これもフランスでは買えません。

 どうせ買うなら、一日でも早く買って、早く、より心地よい眠りにつきたいと思うのですが、こうなったら、自分で期限を決めて、今月中にはなんとかしようと、思っています。

 一日の3分の1程度、毎日毎日使うもの、実はとっても大事なものです。もしも、良いマットレスがあったら、教えてください。


マットレス


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2025年4月30日水曜日

SHEIN, TEMU, Ali Express 中国からの小包に課税 2026年からの予定

 


 エリック・ロンバール経済相は、中国からの荷物の流入の急増に直面し、「倫理、地球、公共財政」を尊重することを求め、中国からの小包(ネットショッピングによる買い物)に対して、これまで免税されていた150ユーロ以下の荷物に対して課税することを発表しました。

 これは、SHEIN, TEMU, Ali Expressなどのネット販売の大躍進によるもので、2024年、フランスには、年間8億個以上の150ユーロ以下のこのネットショッピングの荷物が到着しているそうで、これは、2023年の2倍になっています。

 欧州委員会もこの現実に注目し、2028年に同様の措置をとることを検討していますが、フランスは、これに先立ち、来年から実施する見込みと発表しています。

 この課税について、フランス環境移行機構(ADEME)などのデータを引用し、飛行機で輸送される荷物(中国からの荷物は特にこのケース)は、船で輸送される場合よりも100倍多くの二酸化炭素を排出していることなど、環境面からのアプローチも理由付けにされていますが、正直なところは、これらのSHEIN, TEMUなどのネットショッピングの低価格、幅広い選択肢、積極的なマーケティングにおされて、多くのフランス企業がその居場所を奪われていることが大きな理由でもあります。

 これまで、私は、これらのネットショッピングをしたことがなく、というよりも、できるだけ、買わない・・物はできるだけ減らしていくつもりでいるので、あまりこのようなサイトさえも覗かないのですが、今回、この話を見て、どれどれ??とサイトを覗いてみたところ、まあ、安いこと!10ユーロ以下のものがたくさん!しかも、見たところ、そんなに悪くなさそう・・これなら、使い捨てでもいい値段・・などと思ってしまいました。

 ちょっと日本で100均で買い物する感覚と似ているかもしれません。これが実際に買いものに行かずとも、クリックするだけで、家に届くのですから、これはショッピングが好きな人にとっては、ついついお買物をしてしまいそうです。

 ここ数年でフランスの中堅どころの服飾品メーカーが軒並み倒産に追い込まれていますが、これは、このネットショッピングが大きな原因のひとつになっているような気がします。(そんな中で大成功しているユニクロは凄いと思いますが・・)

 この価格帯ならば、150ユーロ以上の買い物をすることはむしろ大変で、そこに8億個分の小包に税金をかければ、税収が見込めるだけでなく、この荷物の流入に少しはストップをかけられ、フランスの企業を救うことに繋がるのでは・・という算段です。

 それならば、飛行機での荷物の配送は二酸化炭素を100倍排出するなどというきれいごと(そのこと自体は事実だとは思いますが、消費者には響かないと思う)を言っていないで、要はフランスにそのような魅力的な価格の商品やより魅力的な商品を提供できる商売を構築していけばよいのに、なんだか、あまりに中国が勝ちすぎているから、税金をかけるとは、ある程度はありと思わないではないですが、根本的なフランスの産業回復とは違うんじゃないか?これではトランプ大統領と同じではないか?と思うところもあります。

 実際にフランスで2026年から開始、欧州では2028年からとなれば、とりあえずは、欧州内の他の国に配達してから、フランスへ・・などといった税金回避の方法を考えるだろうし、この2年間の間にまた別の方法を考え出すに違いありません。


SHEIN,  TEMU,  Ali Express 中国からの小包に課税


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2025年4月16日水曜日

エルメスがLVMH(ルイ・ヴィトン)の時価総額を上回り業界トップに!

  


 エルメスがLVMH(ルイ・ヴィトン)に勝った!・・といっても、株式市場での話ではありますが、ルイ・ヴィトンだけでなく、ディオール、セリーヌ、フェンディ、ショーメ、ティファニーなどの複合企業であるLVMHは、この株式市場においても、これまで圧倒的な存在で、他の追随を許さない不動の一位を保ってきたのですから、その競合であるエルメスにその座を奪われたことは、歴史的なことでもあります。

 エルメスは、今週火曜日、パリ証券取引所で同日、取引終了後の価格で株式時価総額が2,486億ユーロに達し(一時的には3,000億ユーロを超えた)、LVMHの2,443億9,000万ユーロを大きく上回りました。

 この展開は、前日に発表されたLVMHの第1四半期の売上高にアナリストによって失望とみなされたことにより、LVMHの株価が急落したことによるもので、米国による関税引き上げも大きく影響し、LVMHの株価は1月の初め以来、株価は23%以上下落を続けていた果てに起こったことだと言われています。

 これに反して、エルメスは、この危機に直面しておらず、1月初旬以降、上昇しており、高級品業界全体にとって、より厳しい状況が続いているの中で注目すべき進歩であることが注目されています。

 エルメスは高級品に対する世界的な需要の減速を競合他社よりも上手く乗り越えていると言われており、エルメスはそのターゲットを「超富裕層」に絞ると同時に商品の希少性の倫理で運営することで、その商品そのものの価値を上昇させ、合理的な価格上昇を基盤としています。

 この希少性を高めることにより、エルメスはよりブランドに対する信頼の証を強め、強固な価格決定力と製品の長いウェイティングリストを誇っています。

  最近、パリのメインと言われるエリアには、「えっ?ここにもルイ・ヴィトン?しかも、こんな広いスペースで?」と驚くほどに、拡大していると思われるルイ・ヴィトンに対し、エルメスは頑固に店舗を増やさず、しかも、ともすると、全くやる気なし、商売っ気ない?と思わせるような感じさえあります。

 私自身は、自分でこのようなハイブランドには興味はないのですが、少し前に日本に住んでいる従姉妹に頼まれて、エルメス本店に彼女のご希望の商品を探しに行ったことがあるのです。

 従姉妹によれば、日本では、どんなに探しても買えないとのことで、もしかして、パリの本店に行けば、買えるかもしれないから見てきて!とのことでした。パリのエルメス本店に行って、聞いてみると、店員のお姉さんによれば、「ああ、それ、素敵よね!でも、今は、その商品はなくて、次にいつ入荷するかもわからないの・・」とのことで、まったくやる気ないというか、商売っ気がないな・・と思ったものです。

 しかし、これこそが「希少性」のマジックで、従姉妹曰く、「とにかく、いくらでもいいから買ってきて!日本では絶対に手に入らないから・・」ということで、まさにこの希少性の罠?にハマっているわけで、こうして、手に入りづらいことから、どんな強気な価格で販売しようとも、売れてしまうわけです。

 たしか、小さなポシェットのようなバッグだったと思いますが、軽く10万円は、超える価格、ちょっと常識では考え難い値段、まさに「超富裕層」をターゲットにしていることがうかがえます。

 無理に急いで大量生産せずに、悠々と品質を保ちながら、価格を余裕で高価格に設定できるエルメスの基本理念が見事に成功しているように思います。

 もっとも、2024年の売上高、営業利益を見れば、LVMHは、売上高847億ユーロ、営業利益196ユーロに対して、エルメスの売上高は152億ユーロ、営業利益は62億ユーロと少ないのですが、株価は将来性やトレンドなどある意味、現段階でははっきり見えない部分を予測した価格が繁栄されるので、現在の利益がそのまま反映するものではありません。

 10年前には、エルメスを買収しようとしていたLVMHにとっては、頑として買収を許さなかったエルメスに圧倒的1位の座を奪われる日が来ることを想像していたでしょうか?

 しかし、その経営方針から、今や両極?のようになった2つのハイブランドの企業が相容れなかったことは明白です。


エルメス時価総額LVMHを上回る


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「偽物を買うことはもはやタブーではなくなっているフランスの若者」


 

 

2025年3月16日日曜日

偽物を買うことはもはやタブーではなくなっているフランスの若者

  


 ハイブランドの偽造品の売買は、違法行為で売る側も買う側も罰せられます。にもかかわらず、2022年から2023年にかけて、この類のフランスで押収されたブランド物の偽造衣料品やアクセサリーなどの数は倍増しています。

 EUIPO(欧州連合知的財産庁)の調査によると、15歳から24歳のフランス人の29%が故意に偽造品を購入していると言います。2019年の同様の調査では、14%でした。この数字だけでも倍増していることは明らかですが、私などにはこの2019年の14%という数字ですらもすでに驚きです。

 29%といえば、もはやほぼ3人に1人という割合で、もはや彼ら(彼女たち)は、それが偽造品だということを隠しもせず、偽造品だということは重々承知のうえで、購入し、偽造品が流行しているような、もはや偽造品はタブーではなくなっているくらい浸透しているということなのです。

 私も若い頃、一時期はちょろっと麻疹のようにブランド物にかぶれかけたことはあったけれど、徐々に興味を失い、むしろ、フランスに来てからは、敢えてブランド物は身につけないようになったくらいです。何よりも安全を考えてのことです。

 考えてみれば、最近、メトロやバス、トラムの中などで、男女問わず、若者がブランド物を身に着けているのを見かけるようになりました。グッチのキャップやポシェットを身に着けている若い男の子などは、特によく見かける気がしますが、絶対にホンモノではないだろうな・・と思いつつ、それでも(偽物でも)ほしいんだな・・?と眺めていました。

 現在は、若い男の子の間で主に白やグレーのディオールのスニーカーが大流行しているそうです。(偽物ですが・・)

 だいたい、まともな人はパリ市内のメトロなどで、これ見よがしに本物のブランド品は持ち歩きません。危ないですから・・。

 以前は、このような偽造品は露天商が売りさばいている様子を見かけたものですが、それが現在は、SNSでお手軽にネットショッピング、特に中国のサイトを通して、簡単に手に入れることができるそうで、Telegram、Snapchat、TikTok のアカウントから注文するだけで、数日以内にパッケージが届くようです。

 この偽造品を扱うサイトを運営している中国を拠点としているフランス人は、「当社はルイ・ヴィトンとディオールの上客だ」と言い、実際に本物を購入してその製品を特殊な機械を使って、重さ、織り方、模様、色を決め、工場に発注して偽造品を作って販売します。

 中国を拠点とするのは、労働力の問題で彼らには、月給制で給料を支払いますが、彼らは月29日間労働なのだそうです。

 製品の発送は中国からになるため、税関にひっかかることもあるとはいえ、税関も全てをチェックすることは不可能なため、時々、損失は出るとしても、その分は充分カバーできるほど売れているので問題ないと話しているといいます。

 偽造品がまかり通れば、本家本元のハイブランドの方も迷惑極まりない話ですが、そもそも「偽物がタブーではない」という観念自体が破滅的というか、彼らは一体、何に価値を求めているのか? 偽物なんてみっともない!偽物を持つくらいだったら、ノーブランドで良いではないか?と思う私はもう古いんでしょうか?

 しかし、数年前から、確実に変化してきているフランスのファッション業界、モードの世界、極端に高価なハイブランドか、サイトでも簡単に変えるお手軽・格安モードのブランド以外は、軒並み経営不振で倒産続き、このサイトで簡単に変える格安・お手軽モードの中に偽造ハイブランド品の躍進があったとは・・驚きです。



ハイブランド偽造品


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2025年3月5日水曜日

フランスにも広がり始めているアメリカ製品ボイコット運動

  



 « BOYCOTT USA : Achetez Français ! »(アメリカ製品をボイコットし、フランス製品を買おう!)そんな呼びかけがフランスで起こり始め、Facebookには、この類の文言を掲げるグループが立ち上がり、具体的にアメリカのメーカーや製品とそれに代替するフランス(あるいは欧州)の製品名を表示するサイトが立ち上がったりもしています。

 しかし、現実的には、アメリカの製品は驚くほど、フランスにも浸透しており、これらすべてをボイコットするとなると、スーパーマーケットに並んでいるドリンク類から衛生用品に至るまで、多くの商品が棚から消えることになります。

 例えば、ソフトドリンクに関して言えば、コカ・コーラとペプシコのブランドを取り除くと半分の棚が空になると言われており、また、菓子部門でフランスで、大きな位置を占めている「Lu」ブランドは、オレオやミルカのブランドも所有するアメリカの大手モンデリーズの傘下となっています。このアメリカのグループの傘下に属する製品を撤廃するとなると、この棚の3分の1が消えてしまいます。

 同様の現象は、衛生用品などでも同じことで、オールウェイズ、アリエール、パンパース、ヘッドアンドショルダーズ、プロクター&ギャンブルグループなど、誰もが知っているメーカーが全てアメリカに属するものです。

 これらの商品がこれほどまでに広まって存在しているということは、これまで、多くの人々がその商品を選んで消費してきたということで、巨大企業の彼らには、太刀打ちできない価格の問題等もあり、消費者側からすれば、これに代替する商品をボイコットし、他の商品を選ぶということは、より多くのお金を払うか生活習慣を見直さなければならないということになります。

 にもかかわらず、これらの商品をボイコットするということは、生活必需品以外のものは比較的可能なことかもしれませんが、そうそう容易いことではなさそうです。

 それでも、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の衝撃的なマスコミを前にしての交渉決裂から、その後に欧州全体に緊張状態が波及したことだけでなく、その他にも外交、軍事上の約束を撤回し、欧州連合(EU)に経済制裁をちらつかせるなどアクセルを踏み込んでいるトランプ大統領に対して、ただただ黙っているわけにはいかない・・少しでも何かアクションを起こしたいと思っている人は少なくないのも事実。

 そもそもフランスには、「アメリカからの自立というアイディアを実現する土壌がかなり肥沃である」と見ている人もいます。実際に、私の夫(フランス人)なども、アメリカを毛嫌いする世代の人で悉くアメリカのものを拒絶しようとする傾向がないでもありません。

 この問題がここまで深刻化する前から、トランプ政権に直接関係があるテスラのような企業に対しては風向きが強くなりはじめ、2月には、テスラの欧州での売り上げは3分の2減少したとも言われています。

 しかし、大きなところでは、GAFAと呼ばれる、Google、Apple、Facebook、Amazonなどに関しては、全くのお手上げ状態と言わざるを得ない感じ、そもそもこのアメリカ製品ボイコットグループの呼びかけが立ち上げられたのもFacebookで、なんだか、手のひらのうえで、踊らされている感がしないでもありません。


アメリカ製品ボイコット運動


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2025年2月16日日曜日

私は透明人間? タッチパネルが反応しない・・

 


 最近、日本の銀行もセキュリティーがキツくなって、ネットバンキングにしても、海外からだと、なかなかふつうにイジれなくなってきて、便利なんだか、不便なんだかわからなくなってきた感がありますが、セキュリティーを盾に取られたら、仕方がありません。

 というわけで、日本に一時帰国している際は、一応、日本の銀行で色々、確認したりすることがあって、銀行にも立ち寄るのですが、相変わらず、日本の銀行、ATMも含めて、なんで?こんなに人が多いんだろう?と思います。

 とはいえ、そういう私も日本に帰国時は、必ず、銀行のATMを利用するわけですが、今回、初めて、立ち寄った銀行のATMでタッチパネルが反応しないという体験をしました。

 ATMの操作をしていて、途中からタッチパネルが反応しなくなって、焦って、もう一度、最初からやり直し・・でも、いざ、暗証番号を入力する段になると反応しなくなってしまう・・これ、故障?と思って、係の人を呼ぶと、なぜか、その人の指には反応。

 私の指に問題あり?乾燥している?逆にさっきクリームつけたから?などと考えましたが、結局、原因は、わかりませんでした。

 もしや、他の銀行でも??と、その後、他の大手銀行の支店2つを回りましたが、結局、問題だったのは1行だけ・・。なにを隠そう、それはみ○ほ銀行です。

 み○ほ銀行は、なにかと、ヤバいとたびたび噂が出て、「やめといた方がいいよ・・」と知人に言われたこともありますが、私が実際のトラブルに遭遇したのは、これが初めてでした。

 しかし、この銀行、私が初めて口座を持ち、通帳を作ってもらった銀行で、少々、センチメンタルな思い出もあり、これを解約したくはないと思って、ずっとそのままにしていたのですが、今回、些細なことではありますが、「あれ?ほんとにヤバいの?」と思ってしまった次第です。

 そもそもフランスの銀行では、現金を引き出すということは、ほとんどないし、その他の振込み等も全部オンライン。あまりATMにすら用はありません。

 実は、今回、日本の銀行に用があったのは、日本が新紙幣の切り替えを始めたため、レートの良い時にユーロに変えようとフランスに少々持ち出していた日本円の現金を新紙幣に取り替えたかったこともあったのです。

 このご時世に今さら、新紙幣に変えるのもどうかと思いますが、仕方ありません。

 急務ではないとはいえ、そうそう日本に来るわけではないので、この機会にと思っていた次第です。

 それにしても、私の指にだけ、タッチパネルが反応してくれないというのは、なかなかショックなことでした。


ATMタッチパネル


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2025年2月13日木曜日

薬局・ドラッグストア免税の罠

  


 一時帰国で日本に到着して、わりとすぐに、ひとまず是非、買い物をしていきたいものをかたっぱしから、済ましていく第一弾として、携帯電話やタブレットなどの電子機器とユニクロでの買い物をしました。免税で・・。

 結局、あとから、調べたら、携帯は免税してもらっても、Amazonの方が若干、安かったという苦い経験をしたばかりです。

 残る買い物として、フランスでは手に入らない薬類等、いわゆるドラッグストアでのお買い物に行き、携帯の際の苦い思い出を糧に、今度は騙されないぞ!とばかりに、数軒のドラッグストアの値段を比較してから、買い物をすることにしました。

 なぜか、なんとなく薬に関しては、どこで買っても大差ないだろう・・という思い込みがあったのですが、実際に比較してみると、お店によって、かなり価格に差があることがわかり、それが、なかなかな違いであったことに仰天しています。

 いつのまにか、この薬屋さんというか、ドラッグストア、気付けば、かなり増えていて、たいていのチェーン展開をしているドラッグストアはどこも免税手続きができるようになっているようで、考えてみれば、これだけあれば、相当な競争状態にあるわけで、価格に差があるのは、当然のことです。

 同じ商品があるお店では、免税してもらったところで、他の店舗で税込で売っている価格よりも大幅に高かったりして、こんなに違うもんなの??と驚いています。

 免税に関していえば、とりあえず、5,500円以上のお買い物に対して免税措置が可能ということになっているようですが、今どき、バラバラと買わないかぎり、あっという間にそれくらいの金額に達してしまいます。

 ただ、免税は10%なので、5,500円の買い物で税金分550円程度なので、大した金額ではありませんが、同じ商品を少しでも安く買えれば、それだけでなんだか満足感があります。

 また、ドラッグストアには、いつも日本に来ると買う薬(目薬、痒み止めの薬、胃腸薬、風邪ぐすり等)に加えて、化粧品類(基礎化粧品や髪染めの液などなど)などなどもあり、けっこう買って帰りたいものがたくさんあります。

 とにかく、おそらく海外からの外国人観光客は、「免税!TAX FREE!」という看板に吸い寄せられるように、しこたま買い込んでいくのでしょうが、実は免税したところで、全然、安くならない店もあるようで、免税でお買い物をしようと思っている方は、ある程度、注意した方がよいかもしれません。


日本での免税のお買い物


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