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2025年3月16日日曜日

偽物を買うことはもはやタブーではなくなっているフランスの若者

   ハイブランドの偽造品の売買は、違法行為で売る側も買う側も罰せられます。にもかかわらず、2022年から2023年にかけて、この類のフランスで押収されたブランド物の偽造衣料品やアクセサリーなどの数は倍増しています。 EUIPO(欧州連合知的財産庁)の調査によると、15歳から24歳のフランス人の29%が故意に偽造品を購入していると言います。2019年の同様の調査では、14%でした。この数字だけでも倍増していることは明らかですが、私などにはこの2019年の14%という数字ですらもすでに驚きです。 29%といえば、もはやほぼ3人に1人という割合で、もはや彼ら(彼女たち)は、それが偽造品だということを隠しもせず、偽造品だということは重々承知のうえで、購入し、偽造品が流行しているような、もはや偽造品はタブーではなくなっているくらい浸透しているということなのです。 私も若い頃、一時期はちょろっと麻疹のようにブランド物にかぶれかけたことはあったけれど、徐々に興味を失い、むしろ、フランスに来てからは、敢えてブランド物は身につけないようになったくらいです。何よりも安全を考えてのことです。 考えてみれば、最近、メトロやバス、トラムの中などで、男女問わず、若者がブランド物を身に着けているのを見かけるようになりました。グッチのキャップやポシェットを身に着けている若い男の子などは、特によく見かける気がしますが、絶対にホンモノではないだろうな・・と思いつつ、それでも(偽物でも)ほしいんだな・・?と眺めていました。 現在は、若い男の子の間で主に白やグレーのディオールのスニーカーが大流行しているそうです。(偽物ですが・・) だいたい、まともな人はパリ市内のメトロなどで、これ見よがしに本物のブランド品は持ち歩きません。危ないですから・・。 以前は、このような偽造品は露天商が売りさばいている様子を見かけたものですが、それが現在は、SNSでお手軽にネットショッピング、特に中国のサイトを通して、簡単に手に入れることができるそうで、Telegram、Snapchat、TikTok...

2025年3月5日水曜日

フランスにも広がり始めているアメリカ製品ボイコット運動

   « BOYCOTT USA : Achetez Français ! »(アメリカ製品をボイコットし、フランス製品を買おう!)そんな呼びかけがフランスで起こり始め、Facebookには、この類の文言を掲げるグループが立ち上がり、具体的にアメリカのメーカーや製品とそれに代替するフランス(あるいは欧州)の製品名を表示するサイトが立ち上がったりもしています。 しかし、現実的には、アメリカの製品は驚くほど、フランスにも浸透しており、これらすべてをボイコットするとなると、スーパーマーケットに並んでいるドリンク類から衛生用品に至るまで、多くの商品が棚から消えることになります。 例えば、ソ...

2025年2月16日日曜日

私は透明人間? タッチパネルが反応しない・・

  最近、日本の銀行もセキュリティーがキツくなって、ネットバンキングにしても、海外からだと、なかなかふつうにイジれなくなってきて、便利なんだか、不便なんだかわからなくなってきた感がありますが、セキュリティーを盾に取られたら、仕方がありません。 というわけで、日本に一時帰国している際は、一応、日本の銀行で色々、確認したりすることがあって、銀行にも立ち寄るのですが、相変わらず、日本の銀行、ATMも含めて、なんで?こんなに人が多いんだろう?と思います。 とはいえ、そういう私も日本に帰国時は、必ず、銀行のATMを利用するわけですが、今回、初めて、立ち寄った銀行のATMでタッチパネルが反応し...

2025年2月13日木曜日

薬局・ドラッグストア免税の罠

   一時帰国で日本に到着して、わりとすぐに、ひとまず是非、買い物をしていきたいものをかたっぱしから、済ましていく第一弾として、携帯電話やタブレットなどの電子機器とユニクロでの買い物をしました。免税で・・。 結局、あとから、調べたら、携帯は免税してもらっても、Amazonの方が若干、安かったという苦い経験をしたばかりです。 残る買い物として、フランスでは手に入らない薬類等、いわゆるドラッグストアでのお買い物に行き、携帯の際の苦い思い出を糧に、今度は騙されないぞ!とばかりに、数軒のドラッグストアの値段を比較してから、買い物をすることにしました。 なぜか、なんとなく薬に関しては、どこで買っても大差ないだろう・・という思い込みがあったのですが、実際に比較してみると、お店によって、かなり価格に差があることがわかり、それが、なかなかな違いであったことに仰天しています。 いつのまにか、この薬屋さんというか、ドラッグストア、気付けば、かなり増えていて、たいていのチェーン展開をしているドラッグストアはどこも免税手続きができるようになっているようで、考えてみれば、これだけあれば、相当な競争状態にあるわけで、価格に差があるのは、当然のことです。 同じ商品があるお店では、免税してもらったところで、他の店舗で税込で売っている価格よりも大幅に高かったりして、こんなに違うもんなの??と驚いています。 免税に関していえば、とりあえず、5,500円以上のお買い物に対して免税措置が可能ということになっているようですが、今どき、バラバラと買わないかぎり、あっという間にそれくらいの金額に達してしまいます。 ただ、免税は10%なので、5,500円の買い物で税金分550円程度なので、大した金額ではありませんが、同じ商品を少しでも安く買えれば、それだけでなんだか満足感があります。 また、ドラッグストアには、いつも日本に来ると買う薬(目薬、痒み止めの薬、胃腸薬、風邪ぐすり等)に加えて、化粧品類(基礎化粧品や髪染めの液などなど)などなどもあり、けっこう買って帰りたいものがたくさんあります。 とにかく、おそらく海外からの外国人観光客は、「免税!TAX...

2025年2月10日月曜日

私が日本でしたい買い物は外国人観光客のお買い物のステレオタイプ?

  私の場合、日本への一時帰国をした際にフランスに買って帰りたいものの9割型は日本の食料品です。フランスでは手に入らない、手に入りづらい食料品は山のようにあるので、毎回毎回、「これ、私、一人分だよね・・」と思うと、あらためて、かなりえげつないと思われる量の食料品の量になるのですが、これがまた、私のフランスでの生活には欠かせない何よりも?大切なものなのです。 おかげさまで、フランスにいても、かなり充実した満足のいく食生活を送っています。 とはいえ、それ以外にも多少?は、食料品ではないもので、買って帰りたいというものがあり、今回は、その一つが携帯電話です。 携帯電話は別にフランスで買っても良さそうなものなのですが、機種にもよると思いますが、円安でもあり、日本の方が断然、安いです。買ったあとの設定や前の携帯からの移行?に全くといって、自信がなく、日本で買って、娘にそれらをやってもらう必要があるために、娘のいる日本に来たときに、新しい携帯に変えよう!ということになるわけです。 もしも、突然、携帯が壊れた場合、あたふたと慌てふためくことのないように、もうそろそろ、いつ寿命を迎えてもおかしくない年数が経っているために、もう新しいものに変えてしまおうと思ったわけです。 そんなわけで、免税ができることもあって、今回、携帯に加えて、タブレットを買いに、電気量販店に娘に一緒に行ってもらくことにしたのですが、たまたま、行きたかった焼肉屋さんに行ったついでに、秋葉原に行ってみることにしたのです。 私は、これまで秋葉原というところになかったので、ちょっとどんなところか興味もありました。 たまたま意にしたことではなかったのですが、なんとなく、ヨドバシカメラに入り、携帯を物色・・。さすがに、外国人観光客も多い場所、家電製品?のメッカのような場所。 店員さんもかなり優秀な人が集められているのか、海外対応などについても良く把握していて、淀みなく説明してくれるところは、さすが・・と驚きました。 わりと早々にどれにするか決めて、免税手続きもしてもらって、支払いも済んで、さあ・・終わった、あと、買い物したいものは、ユニクロと100均!と行っていた私に朗報! なんとヨドバシカメラと同じビルにユニクロと100均(DAISO)のお店も入っていたことに気がついて、そのどちらでも免税手続きができるようになっていました。そんな時に娘が私に言った一言に妙に納得させられました。 「つまりは、ママが日本に来て、買い物したいお店は外国人観光客が日本に来た時にかいものしたいお店のステレオタイプだ!」と。 まあ、それこそ、ずばり「正解です!」という感じなのですが、なんとなく、日本人でありながら、外国人観光客のステレオタイプに自分がハマっていることに、一抹の寂しさも感じるのでありました。 しかし、のちにさらに落とし穴があり、ヨドバシカメラで、かなり値引きもされて、そのうえ免税までしてもらった携帯電話ですが、帰ってきて、Amazonで調べたら、なんと同じものが免税された金額よりも安かったことで、正直、ズッコケました。 ただ、フランスでの使用の際の対応の問題等の詳しく説明してくれたことで、安心して商品を選ぶことができたことは、収穫でしたが、実際には、その説明だけ聞いて、Amazonで買う・・というのが、一番、お買い得だったようです。 次回、携帯を探す時は、ヨドバシカメラなどに下見に行って、Amazonでの金額を確認してから、どちらで買うか決めようと思います。 こんなチョンボをした時は、「よい勉強になった!」と思うことにします。 結局、私が疲れてしまって、100均にまでは行きませんでしたが、少なくとも、ユニクロのお店の方は、間違いなく、パリのユニクロにはない商品もたくさんあるうえに、金額的にも確実に安くなるので、間違いないと思います。 しかし、今回は、「免税」ということが、必ずしも安くはならないこともあるということを思い知った次第です。外国人観光客のお買い物<関連記事>「海外在住者の免税でのお買い物は思ったよりも全然、簡単だった!」「日本製品で海外で是非、売ってほしいもの・・日本の薬」「カマイユ(Camaïeu)倒産に見るカマイユとユニクロ...

2025年1月24日金曜日

エシレバターもいろいろ苦労している・・

   日本に行くときのお土産で最も喜ばれるもの(私の周辺では・・)は、バターやチーズなどの乳製品が多いのですが、チーズなどは、人それぞれにお好みがあって、だいたい、わかっている範囲でお好みのものを買っていくのですが、バターに関しては、やっぱりエシレバターが一番、日本では知名度が高いようで、これまで、いつもいつもエシレバターというのも能がないかな?と「ボルディエ(Bordier)」とか、「オー・ボン・ブール(Au Bon Beurre」などのバターを買っていったこともありましたが、やっぱり、一周回って、エシレバターという感じなのか? 今年のご要望には、エシレバターが復活しています。 色々なバターを食べてみると、さすがに日本で流行る?だけあって、一番、日本人の味覚には、あっているかも?と個人的には、思います。 フランスの高級バター?の中では、比較的、手に入りやすいこともあって、買っていくには、便利なのですが、これがけっこう、場所によっては、値段が違うので、実際に買う前に、他の買い物のついでに、ちょこちょこと下見していたら、妙なことを発見しました。 まず、ギャラリーラファイエットグルメは、色々な美味しいものが一か所で買い物できる面では便利なのですが、高いです。まあ、バター1個の値段の差なら、大したことはないといえば、ないのですが、数もけっこういるとなると、ちょっと差がでてくるケチ根性が働いて、「同じものを高い値段で買うことないな・・」と思ってしまうのです。 ボン・マルシェのグルメ館にもたいていの高級バターが揃っていますが、こちらは、ラファイエットグルメよりも若干、良心的なお値段です。 私の知る限りでは、MONOPRIX(パリにあるチェーン展開のスーパーマーケット)が一番、安い(といっても安くはないけど・・)ようです。これまた、MONOPRIXも商品によっては、場所によって価格が違ったりするので、一概には言えません・・が、私の知る限りでは、だいたいどこのMONOPRIXでも同じ感じです。ただし、エシレバターをおいていなモノプリもあります。 エシレバターには、大小2つのサイズのものと、なんだか、小さめのこぶし程度の大きさのパニエ入りのものがあるのですが、ここのところのインフレでエシレバターはこの小さいサイズのバターを125gから100gに変更していて、これを最初に見つけたときには、「ちっちゃ!」とびっくりしました。 最近、エシレバターのパッケージが(大小ともに)変わって、これって大きさをカモフラージュするためなのかしら?と思っていたら、まさにそのとおりだったようで、大きい方のパッケージも250gから200gになっていました。 なので、値上がりが目立たない感じになっています。 ところが、これまでどおりの250gのパッケージのものも、あるところには、まだあって、その代わりといってはなんですが、これまで以上に高価格になっている正当性を主張するかのごとく、AOP(原産地統制呼称保護・平たく言えば、食品によって細かな規準のある品質保証)が強調されて、メダルのようなものがつけられていて、エシレバターも苦労しているんだな~と思いました。 そもそも、エシレバターは、日本ではかなり有名みたいで、「エシレ」のお店まであるようですが、フランスでは、けっこう知らない人も多いくらいで、だいたい、どこのスーパーマーケットでも買えるというポピュラーなものではないし、ましてや、パリに「エシレ」のお店は私の知る限りありません。 それでも、観光客が多いギャラリーラファイエットグルメやボン・マルシェなどのバター売り場などを覗いて見ると、けっこうな人だかりができたりしているので、フランスからのお土産には、人気の商品で、なかなかよく売れているようです。 だったら、バターとしては、規格外の100gや200gのサイズを敢えて作らなくとも、多少値段はあがっても、「エシレ様」として、堂々として君臨していればよいのに・・と思わないではありませんが、このエシレ様でさえも、このインフレでのあまりの価格高騰に恐れをなしているこの対応に、逆に涙ぐましい気もしてしまうのです。 現在では、逆にふつうのバターサイズ250gのエシレ様を見つける方が難しくなっています。エシレバター<関連記事>「フランス人は、意外とエシレバターを知らない」「エシレのミルクは超絶、美味しかった・・」「ずっと食べてみたかったバター Au...

2025年1月12日日曜日

スーパーマーケットでいつのまにか変わっていたこと・・

   いつも美味しい食べ物を探し歩いている私ですが、来月、日本に行くつもりにしているので、その際に持っていくお土産の物色というか、下見をして歩いています。 毎回、毎回、日本に行く時には、もうお土産には、頭を悩ませるのですが、もう四半世紀近くもパリにいて、たいていは、年に1度か2度は、日本に行っているので、もうありとあらゆるものを持っていき尽くしていて、今さら、目新しいものを探すのも大変で、ここ数年は、今では食料品がほとんどです。 とにかく我が家は親戚も多く、数だけでも大変な量になるため、財政的にも大変なので、そこまで贅沢なものを買い集めることも難しいのですが、一番、人気があるのは、...

2024年12月27日金曜日

12月28日から 充電器端子の共通化 同じコードで充電できる!

   2024年12月28日から、フランスで発売される全ての携帯電話、ワイヤレスヘッドホン、タブレット、ゲーム機、電子書籍リーダー、キーボード、カメラなどに使用される電子機器には、ユニバーサルUSB-Cタイプの充電ポートが搭載されることになります。 簡単に言えば、全ての電子機器に同じ充電ポートがあり、同じケーブルを使用して、これらの異なるデバイスに充電することが可能になるということです。 これは、すでに流通しているデバイスには関係ありませんが、各新製品は、100ワット以下の充電電力を提供する適切な充電器に対応できなければなりません。 これは、2022年に欧州議会にて採択された措置で、「新しく販売される小型電子機器には、すでに広く普及しているUSB-Cタイプの充電ポートを装備することが義務付けられる」というものです。 これは電子廃棄物の削減を目的としたもので、これにより、年間11,000トンの廃棄物の削減が見込まれていると言われています。 たしかに充電器、充電コードは、なにか新しい電子機器を買うたびに違うコードが登場し、また、それぞれが少しずつ、ポートが違ったりして、「このコード?何の充電のコードだったっけ?」と思うものが我が家にも山ほどあります。 しかし、この日付以前にフランスに入荷しているものに関しては、これまでどおりの様々な充電ポートが使用されるものが販売され続けるため、今後、なにか電子機器を購入する場合は、先のことを考えて、この充電ポートを確認して購入するほうが良さそうです。 また、これは、複数のデバイスに同じコードを利用できるということで、電子機器の販売と充電器が別販売になり得るということでもあり、新しい電子機器を買うときには、新しいコードが必用かどうかを考えて、購入する電子機器に充電器が入っているかどうかを確認する必要があります。 これには、絵文字のような表記がされるという話ですが、具体的には、どのような表示になるのかは、わかりません。 この充電器端子の共通化に関しては、「イノベーションを損なう」として、Apple社が最後まで抵抗していたようですが、長期間の交渉の末、Apple社もこれを受け入れ、2023年iPhone...

2024年12月15日日曜日

アンジェリーナは相変わらず行列 やっぱりモンブランはアンジェリーナが安定の美味しさ

   パリの街は今、クリスマスのイルミネーションやデコレーションがきれいです。家からわりと行きやすくもあるので、この時期にチュイルリー公園にできている移動遊園地などもあるマルシェ・ド・ノエルもひととおり見ておこうと思って出かけました。 すると、今年は、コンコルド広場にもマルシェ・ド・ノエルのようなスペースができていて、そういえば、オリンピック以来、コンコルド広場には、来ていなかったと思いつつ、オリンピック当時は、大きな囲いの中に隠されていた、その周りにある噴水などがお色直しされて、え??こんな色になってたの?と驚きました。 チュイルリー公園のマルシェ・ド・ノエルは、パリ市内では、大きいマルシェ・ド・ノエルのひとつですが、移動遊園地のインパクトが大きくて、例年とあまり変わらず、あまり感動はありませんでした。 食べ物の屋台などは、ソーセージやラクレットのサンドイッチなどが人気のようで、あとは、季節柄、ホットワインやホットチョコレート、オニオンスープなどに加えて、チュロスやワッフルなどのスイーツ類、そして、冬ならではの焼き栗のお店などが並んでいます。 どのお店もいつもと同じような感じですが、違っているのは値段で、サンドイッチ(バゲットに焼き立てのソーセージやトロッと溶かしたラクレットなどを挟んだもので15ユーロ前後と、ファストフードと考えたら、けっこういいお値段です。 せめて、焼き栗くらい買おうかな?とも思ったのですが、小さい包みで5ユーロ、大きい包みで8~10ユーロとちょっと焼き栗にこの値段??と思ってしまったので、同じ栗なら、近くにあるアンジェリーナでモンブランを買って帰る方がいいな・・と久しぶりにアンジェリーナに寄りました。 アンジェリーナは相変わらずの人気で、お店の前には、大行列ができていて、さすがの人気です。もっとも、この行列は、アンジェリーナの中のカフェに入るための行列で、ケーキを買うだけなら、行列に加わる必要はありません。 以前は、モンブランはけっこうマイナーで、モンブランを作っているパティスリーは少なかったのですが、最近、秋から冬にかけては、モンブランを置いているパティスリーは少しずつ増えてきた気がします。 いつでもどこにでもあるわけではないため、モンブランを見つけると食べてみているのですが、なかなかこれは!というものには、あたりません。久しぶりに覗いたアンジェリーナのショーケースには、なんとモンブランが2種類になっていて、一つはオリジナルのモンブラン、もうひとつは、まっ白い新作のモンブランができていました。 ショーケースを覗いて、真剣に悩んでいた私は、お店の人に、「この新しいモンブランってどんな感じですか?」と聞いてみたら、「新しいものは、土台がサブレでできていて、オリジナルに比べて、少し軽い感じです・・基本的にこれはモンブランというよりもタルトです」と。それでも、悩んでいた私に、お店の人があっさり、「私はオリジナルの方が好きだけどね・・」と背中を押してくれたので、やっぱり、私はオリジナルのモンブランを一つ買って帰りました。 久しぶりに食べたアンジェリーナのモンブランは、やっぱり安定の美味しさで、やっぱり、人気なだけあります。ちょっと久々にその美味しさに再感動しました!やっぱりモンブランはアンジェリーナだ!と・・。 これまで私がパリで食べたモンブランの中ではやっぱりアンジェリーナが一番、そして、別枠でMORI...

2024年11月24日日曜日

クラッシックなノエル・クリスマスデコレーションのお店

   ノエルまで、あと1ヶ月ちょっとになり、パリの街中もノエルのデコレーションの飾りつけをするお店が増えてきました。 一年のうちで、おそらく夏のバカンスの次?あるいは、同じくらいのビッグイベントのノエルには、街のイルミネーションやデコレーションもとても楽しめる時期であると同時に、それぞれの家庭では、ノエルのデコレーションで家の中を飾ります。 ノエルのデコレーションのためのグッズがあちこちのお店で見られるようになりますが、それこそ、ピンキリで、ふつうは、毎年、新しいものを買うよりも、だいたい使いまわしで、毎年、少しずつ買い足したり、アレンジを加えたりする人が多いように思います。 郊外の方の家だと、家全体を飾りつけ、電飾で覆ったりする家もありますが、パリだと一軒家というものもあまりないので、必然的に室内を飾るということになると思うのですが、家族で集まるノエルを彩るために、ノエルの飾りつけをする家庭は多いと思います。 日本では、お正月の方が家族で集まることが多いと思いますが、フランスの場合は、ノエルこそ家族が集まる機会で、そこにシンボル的に飾るクリスマスツリーはある意味、門松みたいな感じでもあるかもしれません。 雑貨屋さんやデパートなど、この時期、どこへ行ってもクリスマスの飾り物(主にはクリスマスツリーを飾るデコレーションなど)が売られていますが、お店にもよりますが、ちょっと高級っぽいお店だと、どちらかといえば、あまりたくさんの色を使わず、洗練された感じに飾るのかな?と思われるデコレーションが多いような気がします。 そんな中、とてもクラッシックなノエル・クリスマスのデコレーションの小物のお店があって、それはそれは、もうお店全体がキラキラなノエル満載のお店で、売られているひとつひとつのデコレーションも基調はクリスマスカラーの赤とグリーン・・そしてゴールドで、とにかくお店中がキラキラです。 それでも、決して下品な感じにはならないのが不思議なのですが、それなりにクラッシックな感じで、ひとつひとつの商品も歴史が感じられるというのも大げさですが、どこかの宮殿の宝箱の中みたいです。 そんな感じなので、お値段もそんなに安い!お手頃!という感じではありませんが(といっても、そこまでべらぼうな値段というわけでもない)、長く代々、引き継いでいけそうなものでもあります。 広いお店ではありませんが、商品の数は山盛りで、お店の奥には螺旋階段があって、上の階にも下の階にも行けて、それぞれに商品が置かれています。地上階には、それこそ、パンパンの商品がギッシリと置かれ、別の階には、商品が陳列されているというよりは、美術館のような、美術品が展示されているような感じでもあります。 クリスマスツリーの飾りにもある種の流行のようなものもある気がするのですが、ここは、あくまでクラッシックな感じ・・このお店の名前の...

2024年10月1日火曜日

大手スーパーマーケットチェーン カジノ CASINO 大幅縮小 1,000人以上解雇

   仏大手スーパーマーケットチェーン CASINO(カジノ)は、業績不振のため、フランス全土のカジノブランドの約400店舗のハイパーマーケットとスーパーマーケットが売りに出されることは、今年、4月の時点で発表されていました。 第一段階の9月末を迎え、同社はすでに2億ユーロを超える店舗・不動産の売却が完了しましたが、古すぎたり、立地が悪かったり、維持管理が不十分だったりするため、買い手が見つからなかった施設もあり、これらの店舗は永久に閉鎖されることになりました。 中でも一番、打撃を受けたのは、スーパーマーケットよりもさらに規模の大きいハイパーマルシェといわれるもので、明らかに規模が大きく、何でも扱っている大規模なハイパーマルシェの需要が減少していることが原因です。 このハイパーマルシェが全盛だったのは、80年代から90年代にかけてのことで、その規模のおかげで商品の種類が豊富で都市郊外へも車で簡単にアクセスできるなどの利点が消費者のトレンドのようになっていました。 しかし、今や消費者の買い物の仕方が変化し、あまりに広すぎるハイパーマルシェでの買い物は時間がかかりすぎて効率も悪く、ネットショッピングなども発達したために、明らかに、小規模でより安く、早く、気軽に買い物ができる場所へと移行しつつあるのです。 とはいえ、全てのハイパーマルシェが閉鎖の脅威にさらされているわけではないので、時代の潮流に合わせて、少しずつ、何らかの戦略をとってきた企業はしたたかに生き残っているのです。 実際に、このカジノの店舗を買収したのは、インターマルシェ(Interarché...

2024年9月30日月曜日

プリンターのインク

  最近は、印刷が必用な書類というものがグンと減って、書類などもPDFで送られてくることも多いし、そのまま保存・・ということが多くなったので、以前に比べれば、家でプリンターを使うことは本当に減りました。 以前は、紙で提出して手続きをしていたものが、ほとんどオンラインになっているので、今から考えれば、ずいぶんとムダが減ったし、ずいぶん面倒なことをしていたな・・と思います。 ところが、久しぶりに、いつもはオンラインで済ませられる手続きが何回やっても、「現在はできませんので、もう少し経ってから、トライしてください」と出るので、わざわざ先方に出向いて、お願いしようと思ったら、やっぱりそこでもできなくて、どうやらシステム上の問題だとかで、久しぶりに紙を渡されて、「この用紙に記入して出してください。添付書類も紙で添付してください。」などと言われてしまったので、久しぶりに家のプリンターを使用するハメになりました。 久しぶりだけど、大丈夫だろうか?と思ったら、案の定、プリンターのインクが切れていて、慌てて近所のカーフールにインクを買いに行ったのですが、まあ、値段が爆上がりしていて、高いこと! だいたい、以前から、プリンターのインクの値段というものには、全く納得いかない気持ちで、まったく、なぜ?あんなに高いんだろうか?下手をすると、プリンター本体とそんなに変わらなかったりもするくらいです。 まあ、そんなにしょっちゅう買うものではないにしろ、量からしたら、ほんの少しのトナーがなぜ?あんなに高いのか?全くどうしてあんな暴力的な価格が成り立つのか?と思っていました。 久しぶりに行ったカーフールのインクコーナーには、なんと環境保護対応なのか?からになったインクのカセットを入れると1ユーロの金券が出てくるようなマシンが置かれていました。 これまでも、カーフールのお店の外には、そのような不燃物?特殊ゴミを捨てるゴミ箱があったのですが、金券が出てくるのであれば、なんか少しお得な気分です。そこで、私は、お目当てのインクはその場では買わずに、家に戻ってからのカセットをもって、もう一度、買いに来よう!と思って、そのときは、インクは買わずに他の買い物だけして家に戻ったのです。 我ながら、たった1ユーロのことで、セコいな・・と思いつつ、まあ、環境問題にも配慮している良いシステムだな・・とも思ったのです。 そして、同日、他の用事で出かけた先の近くに、そういえば、あの辺に携帯とかパソコン機器や部品などが安く売っているお店がたくさんあるところがあったな・・と思って、寄ってみたら、なんとカーフールよりも同じものが5ユーロ近く安くて、即買いしました。(ちなみにパリ12区のRue...

2024年7月27日土曜日

大雨のオリンピック開会式当日 前夜の事件とセレモニーあれこれ

 🇫🇷 ALERTE - Le pont d’Austerlitz s’enflamme aux couleurs du drapeau français pour la cérémonie d’ouverture des JO. (France 2) #Paris2024 pic.twitter.com/NM8fe9FMWj— Mediavenir (@Mediavenir) July 26, 2024   朝、目覚めて外を見たら、雨が降っていました。前日の天気予報でも雨の予報だったので、「やっぱり雨か・・」と思いました。この日は、近所のバスなども全て運行休止。コマーシャルセンターまでクローズになっていて、最後のとどめか・・と思いましたが、ここまでされるともうその日は外出は断念、ロックダウンしていました。 オリンピックの警備のための様々な交通規制や制限のために、パリを脱出してしまった人も多いなか、私は、オリンピックの開会式などを見に行くことはしなくても、自分の住んでいる街でオリンピックをやるなんていうことは滅多にないこと!と思って、この期間は、パリに留まることにしていたのです。 しかし、実際に住んでいる街でオリンピックをやられるということは大変なことだと実感!、また今回の開会式がセーヌ川上6㎞にわたってパレードを行うなどという荒唐無稽?なことを実現させようとしたために、その1週間以上前から警備が異常に厳しく、広範囲にわたることになりました。 私は、オリンピックに関わる仕事をしているわけではありませんが、ここまで住民の犠牲を強いたからには、やっぱり素晴らしいものにしてほしいと思っていました。 それが雨に加えて、朝一番のニュースはSNCF(フランス国鉄)のTGVネットワークへの大規模攻撃による交通網大混乱のニュース。ℹ️...

2024年7月25日木曜日

空いているパリを満喫する1日

   オリンピックまでのカウントダウンが始まり、今週に入ってから、公共交通機関や通行止めなどの不便さに腹を立ててばかりいるのもバカらしく、代わりに予想外に空いてきたパリを満喫することにして、いつもは、混んでいて断念してしまうレストランに行ったり、買い物(といっても食べ物・・)に行ったりして、それなりに空いているパリを満喫しています。 メトロやバスなどの公共交通機関は前もって予告されていたところ以外でも運行していなかったり(特にバス)、途中までしか行かなかったり、これには少々閉口し、移動に時間もかかるのですが、その代わりにというか、その分、パリに人が少ないので、半分は、「そりゃそうだよな・・」「こんなに迂回しなければならなかったりするのは面倒くさいもんな・・わざわざみんな出かけないよな・・」と思いつつ、「いやいや、こんな機会はまたとない!」とその空いているという部分を楽しむことにしたのです。 オデオン界隈(サンジェルマン・デ・プレ界隈)にお気に入りのレストランがあるのですが、そこは、いつも、行きたいな~行こうかな~?と思って覗いてみると、いつもすごく混んでいて、そうでない場合は時間を外してしまったりとなかなか行けていないお店があって、「そうだ!今なら、あそこも空いているかも?」と思って、行ったのです。 それでも、行ってみるまでは、「今日はもう混んでいるかもしれない・・」とか、「あそこは、例外的にやっぱり混んでいるかもしれない・・」と目の当たりにするまでは、どうかわからないな・・と思っていたのですが、類にもれずにそこもやっぱり空いていました。 このお店がお昼時にこんなに空いているのを初めてみましたが、ラッキーでした。地元のパリジャン・パリジェンヌにも大人気の、とっても美味しいお店です。久々のお気に入りのレストランのランチにとっても満足し、ゆっくり、ゆったりと食事をして出てきたら、サンジェルマン大通りがなんと通行止めになっていて、通りの向こうには行けなくなってしまい、帰りに生ハムを買って帰ろうと思ったのに買えず、「もう今日はやめておきなさいということだな・・」と自分に言い聞かせました。 この近くでいつもは大混雑しているお店といえば、シティファーマ(CITY...

2024年6月23日日曜日

食品廃棄物を救うスーパーマーケット お財布にも優しい Nous Anti Gaspi ヌ・アンチガスピ

   フランスで本格的に食品廃棄物への取り組みが開始されてから、もう4年以上が経ちますが、一般のカーフールなどのスーパーマーケットなどでも、賞味期限が迫った商品などには、「アンチガスピヤージュ(無駄廃止)」のオレンジや黄色いラベルが貼られて、価格を下げて売り切ろうとする試みが始まったり、Too Good Too Goなど、その日、売れ残った商品を格安で販売したりするアプリなどが出現したりしています。 しかし、スーパーマーケットに関しては、私見ではありますが、当初に比べるとこのラベルが貼られている商品は減ったような気もするし、この食品廃棄物問題は、少しずつは改善されてはいるかもしれませんが、依然として大きな課題が残されているような気がします。 先日、たまたま、SNSの広告で、この食品廃棄物を救おうという試みの「Nous...

2024年5月18日土曜日

シャンゼリゼのロクシタンカフェの不思議

   シャンゼリゼの中腹くらいにロクシタンとピエール・エルメのコラボのお店ができてから、もうずいぶん経ちます。 最初は、ピエール・エルメ人気が急上昇して、あちこちに店舗が増え始めていた頃でもあり、また、この場所がマカロン対決とも言うべく、シャンゼリゼを挟んでラデュレのはす向かいくらいの場所だったために、「スゴいな・・ピエール・エルメ・・闘志むき出しな感じ・・」とそっちの方にびっくりしましたが、それにしても「ロクシタン×ピエールエルメ・・」この組み合わせってどうなのかな?とちょっと不思議な感じもしていたのですが、それなりに継続しているようです。 ロクシタンも一時は、すごい人気でパリに...

2024年5月16日木曜日

マルシェ サンジェルマン界隈のちょっと良さげなお店

   私がパリで一番好きな場所は、サンジェルマン・デ・プレのあたりで、おそらく日本人の多くの人々がイメージするパリに一番近い場所ではないか?と思います。だいたい、あのあたりに行くと、いつも寄ってみるお店は決まっていて、基礎化粧品の類が切れれば、CITY PHARMA というビオコスメのお店(とにかく安くて、わからないことがあれば、店員さんに聞けば、丁寧に教えてくれます)だったり、生ハム屋さんだったり、いくつかのレストランだったり、モノプリ(スーパーマーケット)なども、場所がらここは高いかと思えば、意外とそうでもないものもあったりするので、時間があれば覗いてみます。 このあたりは、街並みもきれいなうえに、さりげなくおしゃれな人が多くて、あまり気負っていない感じのおしゃれな感じのファッションの参考になったりもします。 最近、このあたりで久しく覗いていなかったな・・と思って、マルシェ・サンジェルマンを覗いてみたら、(私の記憶が正しければ・・)以前、M&S(マークスアンドスペンサー)(イギリスのスーパーマーケット)だった場スペースが...