2023年4月27日木曜日

ファミリーサイズ詐欺 大量パッケージは安いとは限らない

  


 フードウォッチ(Foodwatch)(消費者保護団体)の調査によると、ファミリーサイズなどの大きなパッケージの商品は実は既存のサイズのものよりも、割高の価格で販売されているケースが少なくないことを警告しています。

 一般的な消費者の心理としては、ファミリーサイズや大きなパッケージで同じ商品が大量に入っている場合、当然、お得で割安な印象を受けてしまうので、このファミリーパッケージは思わぬ落とし穴で、「ファミリーサイズ詐欺」などとも呼ばれています。



 これは、かなりショッキングというか、悪質なやり方で、このインフレで何もかもが値上げされている中、原料費、燃料費、人件費など全てが値上がりしているため、商品の値上げは必然だという話もよく聞きますが、このファミリーサイズ詐欺に関しては、全く違うものです。

 我が家は、大家族ではないので、ファミリーサイズなるものをほとんど買ったことはないのですが、そんな落とし穴があるとは知らずに、むしろファミリーサイズは多すぎて買えないな・・などと、ちょっと残念な気さえしていたのです。

 そもそも、スーパーマーケットなどには、他にも落とし穴があって、半額!などと書かれていても、その横に小さな文字で「2つ買うと3つ目が半額」などというのも結構あって、結局は、どの程度安くなっているんだか、すぐには、わからない感じの落とし穴もあります。

 もともと、そんなに大量に買っても仕方がないのですが、たまに買い置きをしておいても間違いなく消費するものなどの場合は、一瞬立ち止まって計算してみて、その結果、本当にお買い得の場合は買うこともありますが、迷った挙句に、結局レジでは、割引されていなかったりもするので、一応、表示してある価格の写真を撮って、レジで金額を間違えられた時のために備えたりするくらいです。(常に戦闘態勢)

 そもそも、フランスに来て以来、ほぼ全てのことに関して信用しておらず、トラブルに遭った場合に備える癖がついています。

 しかし、このファミリーサイズ詐欺は実は2020年から問題視されていて、フードウォッチが警告を続けていたそうなのですが、3年経った現在も現状は変わっていないようです。特に昨年から止まらないどころか加速を続けるインフレの中、消費者は一層、値段に対して注意深くなり、また、ファミリーサイズなどの商品を手にする大家族は、比較的、経済的にも弱い立場にある人々であることも多いことから、弱いものを獲物にした悪質な商売の仕方が非難の対象となりつつあります。

 これは食品メーカー側の卸価格によるものなのか?最終的な価格設定をしている小売店(スーパーマーケット)がやっていることなのかはわかりませんが、いずれにせよ、悪質なことにはかわりありません。

 スーパーマーケットが「アンチインフレバスケット」などと選定された商品に対して価格を値上げしない宣言をしたりしていますが、その陰でこんな詐欺まがいのことをしているとしたら、嫌悪感を感じずにはいられません。

 これは、表示している価格どおりに商品を販売しているわけで、厳密にいえば、これは違法ではありませんが、「ファミリーサイズなどの大きなパッケージは割安である」という消費者の先入観を利用した詐欺まがいの商法でこれに騙されるわけにはいきません。

 それが、しかも、あまり目にしないようなメーカーのものでもなく、むしろ、誰もが知っているようなメーカーの有名な商品であったりするのは、そんなやり方までして儲けようとするところがうんざりさせられるところです。

 そもそも、このインフレも恐らくインフレに乗じて上乗せ値上げをしている商品も少なくない感もしないではなく、こうなったら、マルシェのような売り手と買い手が直接、交渉しつつ買い物ができる場所の方がむしろ信用できるのではないか?と最近、思うようになりました。


ファミリーサイズ詐欺


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