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2025年3月31日月曜日

ビブリオテック エリアにある屋台村が楽しい

   先日、映画を見るために、久しぶりにビブリオテック(フランス国立図書館)のあるエリアに行きました。ビブリオテックの駅も久しぶりでしたが、一時は、きれいにしても、すぐに汚れていくパリのメトロの駅の中では、いつ行っても清潔できれいに保たれていて、また、全体的にゆったりと整然としている駅で、いつ来ても印象の良い駅です。 このエリアは、パリの中では、新興エリアで、文化的に近代的に発展させようとしている感じの街のつくりで、ある意味、パリらしくないとも言えないこともありませんが、けっこう、DECATHLON (デカトロン)(スポーツ用品店)やDARTY (ダーティー)(電化製品)、よく見るちょっとおしゃれなチェーン展開のカフェやバーなどもあり、なかなか悪くないエリアです。 ビブリオテックというだけに、もちろん、大きなフランス国立図書館や映画館、催事場などが色々、揃っているし、オフィス街でもあります。 これまで私が知らなかっただけかもしれませんが、映画館の前の広場には、屋台村を思わせる色々な種類のテイクアウトフードのカミオン(小型トラック)が集まっていて、その中央には、テーブルと椅子がぽつりぽつりと置かれていて、テイクアウトした食べ物をそのままオープンエアで食べられるようなスペースが設けられていて、平日のランチタイムには、けっこう賑わっています。 最近、時々見かけるようになったハンバーガーのカミオンや、チャイニーズ、アクラ(魚のすり身を揚げた料理)やパエリア、和食風のBENTOなどなど、国際色豊かなお店があります。 そもそもカミオン(小型トラック)といえば、以前はカミオン・ピッツアはわりとよく見かけるものだったし、我が家の近所にも来ていたことがあったのですが、いつの間にか(どうやらパンデミックの頃以来)見かけなくなっていました。 しかし、考えてみれば、ピザが焼けるのなら、他の料理だって、できないわけはなく、ただ、どの程度、受け入れられるのかを考えれば、ハンバーガーあたりが、一番、手っ取り早くフランス人には、受け入れられやすいのかもしれません。 しかし、多くの人が集まるオフィス街や映画館近くのエリアならば、毎日のように、食べるランチ・・バラエティに富んだメニューが楽しめるのは、ランチ難民にとっては嬉しいことだと思います。 どうやら、このテイクアウト業界界隈は、カフェやレストランに行くよりもずっと経済的で、価格設定も10ユーロ前後にターゲットが絞られている感じで、気軽に利用しやすい感じでもあります。 いわゆる観光地ではないけれど、ちょっと面白いパリの一面を感じられるこのエリア、ちょっと覗いてみるのも楽しいかもしれません。 パリの屋台村 ビブリオテック<関連記事>「ファストフードの激安メニュー競争」「パリ市庁舎前のストリートフードフェスティバル」「私史上、パリ最高のケバブに感激! パリの美味しいケバブ屋さん Doni...

2025年3月29日土曜日

久々のギャラリーラファイエット・グルメには、ピエール・エルメのパワーを感じた!

   久しぶりにギャラリーラファイエット・グルメに寄ってみたら、パック(イースター)を前に、チョコレートの彫刻のようなものが、あちこちに出ていました。 なにかにつけて、チョコレートを別のカタチで売る感じは、毎度のことですが、イースターともなると、イースターエッグのたまごの形のチョコレートやにわとりの形のチョコレート、また、うさぎや、その他の小動物の形のチョコレートだったり、まさに手を変え、品を変えという感じです。 ギャラリーラファイエット・グルメの地上階は、正面入り口を入ると、まず、スイーツのお店がウワッと目に飛び込んでくるのですが、入口、正面を陣取っているのは、ピエール・エルメ、入口を入って右手は、長いことダロワイヨが入っていたのですが、とうとう、その座(ダロワイヨが長年陣取っていた場所)は他のお店に入れ替わっていました。 そして、入口を入ってすぐの左側のスペースは、だいたい今、注目のパティスリーだったり、ブーランジェリーだったり、アイスクリーム屋さんだったりが、期間限定で入っています。 その期間限定のスペースには、現在、「ピエール・エルメ」のチョコレートが陣取っていて、その正面には、常設の「ピエール・エルメ」のスイーツ(マカロンやケーキ類など)があり、入口付近の大部分を「ピエール・エルメ」が占めています。 この「ピエール・エルメ」の存在感というか、パワーというか・・そんなものをひしひしと感じます。 この期間限定のスペースは、ショコラティエとしての「ピエール・エルメ」のスペースで、これまた、「サロン・ド・ショコラ」??と思うような、大きなオブジェのような芸術作品というか、一見すると、なんだかよくわからない(失礼!)芸術作品のようなチョコレート。 これまで、どちらかというと、マカロンで有名になったといってもよいピエール・エルメ・・実はショコラティエでもあります。 それが、ピエール・エルメといえば、かなりのお値段なのは、間違いないのですが、ちょっとだけ覗いて見ると、すかさずお姉さんがやってきて、「今、これを買うと、このタブレット(板チョコ)がついてきます!」と、商売っ気もバッチリです。 大きなチョコレートは、正面のものは、どうやら売り物ではないようですが、両隣は79ユーロ、39ユーロとわかるようなわからないようなお値段でした。 その他のブーランジェリーやスイーツなどのお店は、Nicolas...

2025年3月24日月曜日

地下鉄サリン事件から30年 フランスの反セクト法

   日本で1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件から30年ということで、日本では、あの事件を忘れてはいけない、風化させてはいけない・・と振り返る番組や報道がなされていたようですが、フランスでもこの事件を振り返る報道が出ています。「サリン」という、当時はあまり耳慣れなかった化学物質をあの東京の霞が関を中心とした地下鉄内の数ヶ所で散布されるという驚愕の事件は、平和で治安の良いはずの日本だからこそ、余計に海外諸国には、衝撃的だったと思います。 当時、私は、まだ日本にいたので、その当時のフランスがどの程度、騒いで報道していたのかは、わかりませんが、30年経った現在でも、それを振り...

2025年3月22日土曜日

気が重かった医療機器の設置も日本好きのお兄さんのおかげで救われました!

   今週初めにやっと検査の結果が出て、やはり睡眠時の呼吸に大きな問題があることがわかり、主治医の先生に「これじゃ、体調が悪いのも当然だ・・」と言われ、即刻、睡眠時に着用するための医療機器を自宅に設置するように手配してくれました。 「そんな、機械を自宅に設置??」と聞いて、ギョッとしましたが、反面、楽観的に考えれば、体調不良の原因がやっとわかって、この治療をすれば、改善されるのだ・・と思い、少しは身体が楽になるということだと思うので、よかった・・と思うことにしました。 ただ、また、その機械の配達・設置となると、また、時間が大幅にずれたり、ヘタをすると決めた日に来てくれなかったりということは大いにありえるわけで、機械の設置をしてくれる人から電話があった時点で、日時を約束したものの、半分は、「どうせ、時間どおりには来ないよな・・」と、その日は一日、予定をあけて、待っているつもりにしていました。 しかし、担当の人は約束どおりの時間にやってきて、本当に親切に説明しながら、機械を設置して、使い方なども丁寧に教えてくれました。 全て、保険適用になるために、そのための書類をまず、作らなくてはならなくて、それも全部、その場ですぐにやってくれました。30代半ばくらいの男性だったのですが、向こうの方から、「どちらの方ですか?」と尋ねられたので、「日本人です」と答えたら、「僕、日本が大好きなんです!」と。 もう、日中はけっこう暖かいこともあってか、そのお兄さんは半そで・・「いくらなんでも寒くないの?」と思って、Tシャツを見ると、なんと「ラグビーワールドカップジャパン2019」のロゴ入り・・。 「なぜ?日本が好きなんですか?」と聞いてみたら、「僕は、ドラゴンボールで育ってきたから・・NARUTOも好きだし・・」と・・。日本が好きになったきっかけは、MANGAだったそうで、これらのMANGAのおかげで、日本にとても親しみを感じるようになったとのことでした。 パリの街では、日本のマンガのキャラクターが描かれているTシャツなどの服を着ている人を見かけることも少なくはありません。 一時、フランス政府が停滞したフランスの文化事業推進・支援と若者への文化と芸術への好奇心を喚起させるために若者向けに発行された「カルチャーパス」が、そのうちの4分の3が「MANGA」に費やされたという結果から、一時は「カルチャーパス」は「MANGAパス」と呼ばれるようになったこともありました。 これは、当初から、文化的なものなら、何にでも使用することができる!とのことで、その中にもちろん「MANGA」も入っていたのですが、まさかこれほどフランスの若者の文化が「MANGA」で占められることになっているとは、開けてビックリ!の事態でした。 今回、家に来てくれたお兄さんは「マンガパス」よりもう少し上の世代ですが、実にフランスでの「MANGA」人気の拡大?には、長い年月を経ていて、年齢層も幅広いのです。 フランスは日本に次いで、世界第二のマンガ消費国で、そのおかげで、フランスには、日本を好意的に感じてくれている人が多いことは、フランスに住む日本人としては、本当にありがたいことです。 今回のちょっと厄介に感じていた医療機器の設置という気が重かった出来事も、この日本好きのお兄さんのおかげで、とても親切に、丁寧に対応していただきました。 とっても、優しい目をした人だったので、そうでなくても、誰にでも親切なのだと思いますが、やはり、日本人としては、初対面の人にでも「日本大好き!」と言ってもらえるのはとっても嬉しいことで、自然とうちとけられる気がしました。 昨年の鳥山明氏の訃報はフランスでも大々的に報道され、多くの著名人、マクロン大統領までが弔意を表明していましたが、このフランスでのMANGA文化の浸透は、日本という国に大きく貢献し、幅広く浸透していることを、あらためて、身をもって感じ、それに深く感謝する気持ちになりました。医療機器設置<関連機器>「フランス政府が若者に発行したカルチャーパスがMANGAパスになった!」「パリに日本の駄菓子屋さんみたいなお店ができた!MANGA...

2025年3月21日金曜日

BPIフランス(フランス公的投資銀行) フランスの軍事資金調達基金

   エリック・ロンバール経済財務大臣は、「BPIフランス(フランス公的投資銀行)から、防衛分野への投資を希望するフランス国民に新たなファンドを立ち上げること」を発表しています。 大臣は、「不確実になった米国の傘に直面して、我々は、平和に備え、平和を保証するために欧州の防衛に投資するための組織化された取り組みが必用である」とこの基金を説明しています。 詳細については、まだ発表されていませんが、防衛分野への投資を望む国民が、より単純なかたちで行えるように、この投資によって集められる資金をBPIフランスが民間の防衛関連企業との間に入って、投資されるもので、すでに投資家たちの間では、ここ数週間で株価が高騰しているような巨大企業やグループ企業だけでなく、比較的、中規模、小規模の防衛産業に携わる企業にもふりわけられるようになります。具体的には、フランスの防衛関連企業・大手グループ9社と4,500社への融資にふりわけられるようです。 このBPIフランス(フランス公的投資銀行)というのは、フランス社会の変革を推進する機関として2012年に設立されたもので、日常では目に見えにくい機関ではあるものの、実は多くの場面で関わりのある機関、新しい起業家への支援のかけ橋になっていたり、フランスの未来に繋がる分野での中継など、様々な役割を果たしています。 例えば、V.I.E(Volontariat...

2025年3月20日木曜日

日本で非公開の映画 Black Box Diaries を見てきました!

   私は、映画というものを見に行くということがほとんどなくて、映画館に行ったのは、もう何年ぶり?という感じでした。そもそも閉鎖された空間に大勢の人がいる場所というのがあんまり好きではないこともあるのですが、まあ、映画を見に行く習慣がないということかもしれません。 今回の映画が私の重い腰を上げたのは、日本の映画なのに日本非公開だということで、しかも、海外ではけっこう評価されていると評判で、ドキュメンタリー映画のため、見る前からおおよその内容は知っていたものの、やはり、実際に見てみると、けっこうインパクトがあり、また、実際のやりとりなどが繋ぎ合わされているので、リアリティがあります。 おそらく海外での上映は、どこも同じもので、主人公の彼女は英語で話している部分も多く、その他は日本語で、フランスでは当然、フランス語の字幕がつけられています。 ただし、字幕の場合はどんな映画にもあることだと思いますが、微妙な日本語の表現をこう訳す?というところもあったりしました。 まず、この映画を見たいな・・と思って、パリ市内の映画館を探したのですが、思っていたよりも上映しているところは多く、私が行ったのは平日の昼間だったので、満員とまではいかないまでも、けっこう人がいるんだな・・という印象でした。 日本で非公開になっている理由は、裁判用に提出された映像を無許可で使用しているためということでしたが、これは、該当部分を修正してでも、ぜひ、日本でこそ公開すべき作品だと思いました。 彼女が2015年に性被害に遭って以来、警察が被害を受け付けてくれなかった様子やそこから周囲の人々の力もあって、ようやく逮捕状が出たにもかかわらず、それが逮捕直前に取り下げられたこと、多くの人のバッシングに遭って、隠れるように生活している様子、にもかかわらず、自分たちで証言を取りに奔走する様子、刑事裁判に敗れたとき、民事裁判に勝訴したとき、また、加害者と言われる男性の会見の様子などなどが織り込まれています。 中でも最後に登場する事件発生日にホテルのドアマンをしていた男性の思いやりに満ちた言葉とその言葉を受けて彼女が号泣する様子には、涙しました。 証言をしていただくことで御迷惑をかけることになってしまうかもしれないと案ずる彼女に対して、このドアマンの男性は、「だいたい、この種の犯罪に対しては罪が軽すぎるし、あなたの苦しみに比べたら、私が証言をすることで被るかもしれない被害は大したことない、私が事件当日、勤務していてよかった・・」と話しているのです。 この映画は性加害問題のみならず、簡単には被害届さえも受け付けてもらえなかった状態から、ようやく警察が逮捕状を取ったにもかかわらず、逮捕直前に取り消されるという権力によって犯罪が握りつぶされてしまうという恐ろしい現代の日本の状況を訴えている作品でもあります。映画の中にたしか、女性の方だったと思いますが、「逮捕状が出たからといって、全て逮捕されるというわけではありません」という全然、納得いかない説明がありました。 犯罪が権力によって握りつぶされる・・そんなことがあっていいわけありません。 この作品が多くの国で公開され、評価されていることは、素晴らしいことではありますが、この作品は、日本でこそ、上映されるべきものだと思います。 この映画の中で、あるジャーナリストが、「ジャーナリズムというものは権力を監視しなければならない!そのために存在する!」と言っている部分があったと思いますが、まさに、私もそう思います。 現在、映像を修正中とのことですが、一日も早く修正すべきところは修正して、日本で公開され、権力が犯罪をねじ伏せるようなことがない国になってほしいです。Black...

2025年3月18日火曜日

生きる気力を奪う病院食

   ずっと前から予約していた検査のための入院で、病院に一泊しました。今回の検査は、夜間の睡眠時の呼吸状態を検査するもので、何やら頭から顔、腕、足、胴体にいたるまでコードをつけられて、一晩、過ごしました。 検査自体は、夜間の睡眠時の状態を調べるものなので、当初は夕方に予約を入れておいたのですが、なんとその予約時間が二転三転、15時、14時、13時・・となり昼過ぎには病院へ。 13時の約束で1時間ほど待たされ、その後に病室に通されてさらに1時間待ち、15時頃には、身体中のコードを接続。 18時になったら、このコードを本体の機械に繋げてください!と言われて、その日はそのまま放置。心の中...

2025年3月17日月曜日

フランス人の86%が兵役復活に賛成している?

  IPSOS-CESI Ecole d'Ingénieur 世論調査によると、フランス人の86%が兵役の再開、さらには、53%が義務的兵役 に概ね賛成していると答えています。 この世論調査は、ロシアのウクライナ侵攻とトランプ大統領就任以降の国際的な緊張の高まりを背景に周囲の欧州諸国が防衛力を強化するために徴兵制や予備軍増強を検討している中で行われました。 それでも、調査対象者の多くが概ねこれに賛成している中、14%は完全に反対であると答えています。 また、これらの回答は調査対象者の支持党派によっても異なり、極左政党に近い人の31%が兵役義務の復活を支持しているのに対し、極右政党国...

2025年3月16日日曜日

偽物を買うことはもはやタブーではなくなっているフランスの若者

   ハイブランドの偽造品の売買は、違法行為で売る側も買う側も罰せられます。にもかかわらず、2022年から2023年にかけて、この類のフランスで押収されたブランド物の偽造衣料品やアクセサリーなどの数は倍増しています。 EUIPO(欧州連合知的財産庁)の調査によると、15歳から24歳のフランス人の29%が故意に偽造品を購入していると言います。2019年の同様の調査では、14%でした。この数字だけでも倍増していることは明らかですが、私などにはこの2019年の14%という数字ですらもすでに驚きです。 29%といえば、もはやほぼ3人に1人という割合で、もはや彼ら(彼女たち)は、それが偽造品だということを隠しもせず、偽造品だということは重々承知のうえで、購入し、偽造品が流行しているような、もはや偽造品はタブーではなくなっているくらい浸透しているということなのです。 私も若い頃、一時期はちょろっと麻疹のようにブランド物にかぶれかけたことはあったけれど、徐々に興味を失い、むしろ、フランスに来てからは、敢えてブランド物は身につけないようになったくらいです。何よりも安全を考えてのことです。 考えてみれば、最近、メトロやバス、トラムの中などで、男女問わず、若者がブランド物を身に着けているのを見かけるようになりました。グッチのキャップやポシェットを身に着けている若い男の子などは、特によく見かける気がしますが、絶対にホンモノではないだろうな・・と思いつつ、それでも(偽物でも)ほしいんだな・・?と眺めていました。 現在は、若い男の子の間で主に白やグレーのディオールのスニーカーが大流行しているそうです。(偽物ですが・・) だいたい、まともな人はパリ市内のメトロなどで、これ見よがしに本物のブランド品は持ち歩きません。危ないですから・・。 以前は、このような偽造品は露天商が売りさばいている様子を見かけたものですが、それが現在は、SNSでお手軽にネットショッピング、特に中国のサイトを通して、簡単に手に入れることができるそうで、Telegram、Snapchat、TikTok...

2025年3月15日土曜日

日本から戻って以来、フランスの食べ物に食指が動かない・・

   日本に一時帰国して来仏した後、最初に近所のスーパーマーケットなどに行った時の絶望感といったら、ちょっとはかりしれません。 逆に日本に行った時などは、別に高級スーパーマーケットというわけではなくとも、もうワクワク感が止まらず、もう端から端まで、全てが愛おしく、しかし、日本に到着したばかりの段階では、「落ち着け!落ち着け!まだまだ日本滞在は長いんだから、今から買い込んでも、一度には食べられないし、ましてや持って帰るものは、ギリギリに買った方が賞味期限が少しでも先になる・・」などと気持ちを落ち着かせるように自分に言い聞かせるほどです。 以前は、それを娘と二人でやっていたのですが、今では日本で生活している娘は、すっかり日本のスーパーマーケットは日常のものになり、全く興奮しないどころか、落ち着いたもので、私はそんなことを少々寂しく感じつつも、それでも私は一人で興奮しつつ、日本のスーパーマーケットや食料品店を見て回るのです。 山ほどの食糧品を抱えて、フランスに帰ってきて、それらは、あっという間に冷蔵庫や食料貯蔵庫におさまってしまうのですが、しばらくは、「まだまだあるある・・」となんとなく、満ち足りた日々を過ごせるのです。 しかし、いくらたくさんの食料品を持ち帰ったとはいえ、野菜や肉、卵などの生鮮食料品は、持ってきているわけではないので、仕方なく近所のスーパーマーケットに買いものに行くのですが、毎度のことながら、「あ~~またこの世界に戻ってきてしまった・・」と絶望感が溢れてくるのです。まあ、毎回のことなので、やっぱり・・と言う程度のことなのですが・・。 今は、特別にフランスでの生活には、それなりに満足しているし、フランスの方が心地よいと思う部分も少なからずあるのですが、この日本から帰ってきて、最初の食料品の買い物の時に感じる絶望感は毎度、おなじみの感情です。 しばらくすれば、またそれに慣れてきて、あっちで美味しいものがあれば飛んでいき、また、こっちで美味しいものがあれば飛んでいく!という生活に戻るのですが、今のところ、まだまだエンジンがかかりません。 約3週間の日本滞在で、3ヶ月分くらいの食べ物を食べたと思うので、しばらくは、食べなくてもいいくらいなので、ちょうどいいかもしれませんが、今まで勇んで行っていたブーランジェリーやレストラン等、今のところは、全く行く気になりません。 先日、美味しいサンドイッチのお店があるという情報を得たので、出かけたついでに寄ってみようかな?と思っていたのですが、最初の目的地の用事が済んだ時点で、「さて、次はサンドイッチ屋さん・・」と思ったところで、なんだかめんどくさくなって(いつもなら、食べ物に関して、めんどくさくなるなんてあり得ないのです)、行ってみたいけど、あんまり食べたくないしな・・また今度にしよう・・と結局、サンドイッチ屋さんには、行きませんでした。 軽め?のサンドイッチですら、こんな感じ、日本に行くまえには、通りかかれば、必ず覗いていたブーランジェリーなどにも、まるで魅力を感じなくなっています。 まるで別に好きな人ができて、これまでの彼にはすっかり冷めてしまった感じ・・日本から帰ってきたら行こうと思っていたレストランにも、まるで行く気になれません。 食べ物に対して、ここまで気持ちが盛り上がらないなんて、久しぶりのことで、ここで、ショック療法として、どこか、飛びぬけて美味しそうなものを探すか?自然と復活するのを待つか? そんなくだらないことを、しかし、食べることが何より大好きな私にとっては、重大事なことを、ここ数日、考えているのです。フランスの食品<関連記事>「日本のパン屋さん 日本のパン」「山形 佐藤牛肉店に大興奮!」「最近のマイブーム パリのヴィエノワズリーの美味しいお店」「超人気のセドリック...

2025年3月9日日曜日

祖父がパリから送っていた絵葉書

   祖父が昔、フランスに留学、滞在していたことがあったことは、私が子どもの頃から聞いていた話で、その影響なのか?祖父はその年代の人には珍しく、フランス料理が好きで、一家が集まって食事をしたりするのには、フランス料理であることが多かったり、DONQ(ドンク)というパン屋さんのバゲットが好きで、なんだかバゲットにはこだわりがあるようだったり、そのバゲットをお皿に置かずにテーブルに直に置いてしまったりすることを祖母が嫌がっていたりしたことを覚えている程度で、私は祖父から直にフランスの話を聞いたことはありませんでした。 そもそも祖父は家ではかなり寡黙な人で、祖父母の家に行っても、私が話をするのは、もっぱら祖母とばかりで、それをニコニコと聞いていて、食事をしたりしている際に「美味しいかい?」と聞かれて、「うん!」と答えるくらいで、そういえば、私は祖父と何を話したことがあったか?ほとんど記憶にないくらいです。 祖父が亡くなって久しいですが、のちのち、私がフランスで生活することになることがわかっていたら、もっと祖父にフランスの話を聞いていただろうし、何よりフランス語を教われたのになぁ・・などと思うこともありました。 祖父がフランスに留学していたのは、第二次世界大戦直前から戦争に突入した頃のことだったようで、(そういえば、空襲を逃れてどこかに逃げた話をきいたことがありました)まだまだ、日本人が渡航すること自体がかなり珍しい時期で、当時は船でかなりの時間を要し、フランスに渡った記録を当時のチケットとか、色々な切り抜きなどとともに書き残しているアルバムのようなものがあるのですが、「いつか、読もう!」と思いつつ、なかなか読めていませんでした。 祖父は絵が好きで、休みの日には、ルーブルなどに通っていたようで、たくさんの絵について、子どもたち(当時はまだ母と叔父のふたり)宛に解説するような絵葉書を大量に送っていて、それも大量に残されていますが、いつか、その祖父が母宛に送った絵葉書の解説を見ながら、ルーブルに行ってみるのも素敵だな・・などと思いつつも、いつも私の日本からの帰りの荷物は大量の食料品が優先されて、未だフランスに持ってきていません。 それが、今回、来仏直前に、叔母がそれとは別に祖父が祖母宛や両親(祖父の)宛に送っていた絵葉書を一束持たせてくれて、帰りの飛行機の中でゆっくり読む機会を持てました。 絵葉書自体も時代もので、シャンゼリゼの街路樹もまだ今よりもずっと低かったりするものの、たいがいの絵葉書の写真を見れば、だいたいどこだかわかる・・ということは、基本的には絵葉書になるような場所はパリの街は変わっていないということで、なるほど・・と感心しました。 絵葉書の消印を見ると、1938年から1939年のもので、実に祖父は達筆で筆まめで、その時の生活ぶりや、たまにフランス語の単語が混ざっていたりするのも、現在、「それじゃルー語(ルー大柴みたいに外国語が混ざる)じゃん!」などと娘と言いあったりする私には、なんかホッコリさせられたりします。 しかし、私とは違って、大変、優秀であった祖父はフランスに留学といっても国からの留学生としてグランゼコールに行っていたようで、毎日、フランスの新聞数紙に目を通し、当時は、日本語の読み物などは手に入らなかった様子や娯楽も現地のものを楽しむしかなく、「文化人ぶって、美術館やコメディーフランセーズに演劇を見に行ったり、映画を見に行ったりしている」などと書いてあったり、戦争が始まると、どこの新聞にも同じようなことばかりが書いてあってと批判めいたことが書いてあったりしながらも、自分は無事であるから心配はしないでほしいなどと書いてあるのも、それが戦時中であることを考えれば、その心中は察してあまりあるものです。 このようなハガキが今でも大切にとってあるということも凄いことだと思いますが、今のようなネットの時代とは違って、筆跡や数十年経ってもぬくもりの感じられる絵葉書のようなものも良い時代だったのだな・・と、思いながら、今度こそ、日本に行ったら、祖父が当時のフランスについてのアルバムや、子どもたちに残していたルーブルにある絵の解説ハガキを持って来て、ゆっくり読みたいと思いました。祖父の絵葉書<関連記事>「冬の山荘で凍る でも想い出が蘇ってきて、心が温かくなりました 想い出も心を満たしてくれる」「ほのぼのする光景 パピー・マミー(祖父母)と孫の時間」「ちょっとビビった心臓のMRI検査」「1686年創業のパリ最古のカフェレストラン ル・プロコープ Le...

2025年3月6日木曜日

マクロン大統領の演説 明日の解決策は昨日の習慣であってはならない

  「フランス国民の不安に応えたい」と行われた夜20時からのマクロン大統領の演説は、15分弱のものでしたが、終始厳しいながらも落ち着いた様子で行われました。 内容は、フランス・欧州の防衛に関する内容が中心ではありましたが、急激に変化する世界情勢の中、フランスがどのような姿勢で取り組んでいるか?また、今後、フランスはどうしていくのか?今後のフランスの外交路線を説明するものでした。 この演説は、翌日にはブリュッセルで27ヵ国が集結し、今後のウクライナと欧州防衛への継続的な支援についての協議が行われる前日に行われています。 この演説の中で、マクロン大統領は、「この危険な世界に直面して、傍観者でいる...

2025年3月5日水曜日

フランスにも広がり始めているアメリカ製品ボイコット運動

   « BOYCOTT USA : Achetez Français ! »(アメリカ製品をボイコットし、フランス製品を買おう!)そんな呼びかけがフランスで起こり始め、Facebookには、この類の文言を掲げるグループが立ち上がり、具体的にアメリカのメーカーや製品とそれに代替するフランス(あるいは欧州)の製品名を表示するサイトが立ち上がったりもしています。 しかし、現実的には、アメリカの製品は驚くほど、フランスにも浸透しており、これらすべてをボイコットするとなると、スーパーマーケットに並んでいるドリンク類から衛生用品に至るまで、多くの商品が棚から消えることになります。 例えば、ソ...

2025年3月4日火曜日

久しぶりのバスで・・

   長期間、家を留守にするため、家の中の冷蔵庫はほぼ空にしていったので、日本から、山のような食料品を持ち帰ったとはいえ、生鮮食料品はないので、近所にお買物にでかけました。いつもならば、歩く距離でも、時差ボケと旅の疲れにかまけて、バスに乗ってでかけました。 これで、雨でも降っていたら、まだまだ外出はしなかったかもしれませんが、幸いにもお天気がよかったので、太陽の光を浴びることは、時差ボケ解消にもなるな・・とも思ったのです。 バス停には、年配の女性二人がベンチに座っていて、そのうちの一人がなにやら、少々、興奮気味に話している様子で、ああ~フランスだわ・・と思いながら、その隣でなんとな...

2025年3月3日月曜日

久しぶりのフランスのテレビは・・

  日本滞在中はテレビは見ない生活を続けていました。実家(といっても現在は娘が生活している家)では、テレビは繋いでいないので見れないし、特に見たいとも思わなかったし、主なニュースは、SNSやYouTubeなどで時々見る程度でした。 もっとも、フランスにいても、テレビは夜8時からニュースをせいぜい2時間程度見るだけなので、それほど大きな違いはありません。 現在、絶賛、時差ボケ中で、日本から持ち帰った大量の荷物(ほぼ食糧)を少しずつ整理して片付けながら、長いこと留守して、なんとなく煤けた感じの家の中を掃除したりしながら、ゴロゴロ過ごし、ちょっと横になれば、いつの間にか眠ってしまいます。 さすがに、忙しく旅行しまくり、東京に戻っても日々、お出かけの毎日の疲れもどっと出ている感じです。 フランスのニュースは、現在、数日前のトランプ大統領とゼレンスキー大統領の衝撃的な会談決裂の話題で沸騰しています。トランプ氏がアメリカの大統領に当選した時点で、このような流れは想像はついてはいたものの、それが、戦禍中とはいえ、いみじくも一国の大統領をカメラの前であのような感情的な様子で罵倒したことは、彼を支えようとしている欧州をさらに結束させることに繋がったようで、翌日にイギリスに渡ったゼレンスキー大統領が熱烈歓迎を受け、チャールズ国王と固く握手を交わす様子やイギリスに集まっている各国首脳たちと、次々と熱いハグを交わす映像が繰り返し流れています。 ウクライナが突然とも言える攻撃を受けてから、もう3年が経ち、それ以来、常に表立ってウクライナ支援を進めてきた感じのマクロン大統領も、衝撃のゼレンスキー×トランプ会談の少しまえの対トランプ大統領との会見では、トランプ大統領がウクライナ支援をあくまでもビジネス的な融資のような扱いをしたことに対し、トランプ大統領の発言を制して、彼を手で押さえて、フランス(欧州)は、ウクライナ支援は、あくまでも支援であり、融資、貸付ではないとハッキリと主張したことは、今となれば、あの時点でハッキリさせておかなければならなかったことであったと、あの時点で彼の発言を寸時に訂正できたことは、賢明であったと思われます。 今後は、一歩間違えば、深刻な事態に発展しかねない状況になっていますが、どちらにしても、アメリカ(トランプ大統領)との会談に関しては、ゼレンスキー大統領にしても、マクロン大統領にしても英語で話をしているわけで、いくら彼らが英語を流暢に話しているとはいえ、言語的にハンディがあることは見逃せないことでもあります。 このことが、欧州連合といいながら、本来は別々の文化、歴史的背景を持ち、本当の意味での連合は難しいと思われていたヨーロッパの連帯を逆に強める結果になりつつあるという側面もあるようで、フランスのテレビでは、そんなことを喧々囂々と話し合っています。Autour...

2025年2月24日月曜日

日本のパン屋さん 日本のパン

   日本に来て行きたいお店のひとつに日本のパン屋さんがあります。期間限定というか、限られた日本滞在期間の中で、食べたいものは、たくさんあり、食事の回数にも限りがあり、また、胃の許容範囲もあるので、その全てを網羅することは、なかなか難しいのですが、それでも、一度は食べておきたいと思うのが日本のパン屋さんのパンです。 一時は、「限られた日本滞在の中で、なにもパンを食べなくても・・パンなら、いくらでも、パリで美味しいパンがあるしな・・」などと思っていた頃もあるのですが、よくよく考えてみれば、「日本のパン屋さんにあるようなパン」は、パンといっても独特なものであることに思い至りました。 パンごとき?(失礼!)で大げさではありますが、日本のパンは、ある種、私にとっては、日本食の一部のような位置づけで、最近、パリでもいわゆる日本の食パンのようなものが、一部のブーランジェリーで扱われるようになったり、また、まさに「日本のパン屋さん」とうたっているブーランジェリーAKIには、日本の食パンはもちろんのこと、メロンパンやカレーパン、クリームパン、あんぱんなどなど・・を扱い大成功をおさめています。 しかし、それは、パリでは、ごくごく特別なパン屋さんなのです。 「ふわふわ・・」とか、時には、「もっちり・・」といった食感のパンや、「ふわふわ、かつ、もっちり、かつ、トーストにすれば、「さっくり・・」なパンや、さまざまな食材をつかったいわゆる「お惣菜パン」のようなものは、「日本独特なパン」で、私が渡仏当初、いわゆる日本のサンドイッチ(たまごサンドやツナサンドなど)を作ったら、珍しがられてびっくりしたことも思い出されます。 今、日本のパン屋さんは、さらに充実し、お惣菜パンも多種多様になり、かつ、フランスにあるようなバゲットやパン・ド・カンパーニュのようなハード系のパンもあったりして(これも日本人に受け入れられやすいようにアレンジされているようですが・・)、日本人の器用さやアレンジの巧さをつくづく感じさせられます。 私が日本に帰国時に一度は行きたいと思っているパン屋さんは、そこまで有名なお店ではありませんが、人気のお店ではあるらしく、午後になると、ほぼ売り切れで、欲しいものが買えなかったりするのですが、毎年毎年、これまで見かけなかったパンが登場していることも楽しみのひとつです。 「美味しいものは、逃せない!」と常に思っている食い意地の張っている私は、そのパン屋さんでも、「滅多に日本に来ることがないので、これは!という美味しいものありますか?」などと聞いてみたら、「まぁ!どちらから?」というので、「フランスです」と言ったら、「うちの職人の中にもフランスで修行していた者がいるんですよ!」という答えが返ってきて、「え〜?だったら、パリでもお店だしてください!」と頼んでみましたが、そんなに簡単な話ではないですね・・。 でも、そのパン屋さん、正直、「AKI」のパンよりもずっと美味しいです。 しかし、日本のパンもフランスのパンもそれぞれ別物?とも思いますが、それぞれ美味しいです。日本のパン屋さん 日本のパン<関連記事>「パンの国フランス・パリで大成功した日本のパン屋さん・ブーランジェリー...

2025年2月22日土曜日

日本のランチタイムは早くて驚く

  日本に一時帰国の際には、友人たちと会って、一緒に食事をしたりするのは、このうえない楽しみのひとつです。季節柄ということもあり、夜だと寒いし、出歩くのがなんだか億劫で、大方、友人たちとの食事は、ランチタイムということがほとんどです。 今回の帰国では、幸いなことに、寝心地の良いマットレスのおかげでほぼほぼ時差ボケというものがなく、とはいえ、夕方に急激に眠気が襲ってきたり、比較的、朝、早くに目が覚めてしまうということはあるのですが、前回の帰国の時と比べれば、格段に身体は楽です。 少々、話はズレましたが、私の友人たち、「類は友を呼ぶ」で、私の友人たちは誰もが食べることに対して、真剣で、ましてや、そうそう頻繁には日本に来れない私のために、久しぶりの再会の場に美味しいお店を選んでくれます。 ただ、その予約となると、ちょっとびっくりするのが、ランチなのに、時間が11時とか、かなり早い時間であることで、もちろん、お昼真っ只中の12時くらいになると、お店も混んで予約がとりにくかったりもするのかもしれませんが、ランチ・お昼ごはんが11時??というのが、ちょっとびっくりします。 だいたい日本の飲食店は昼のオープンが11時というところが多いらしく、下手をすると、予約できないお店だったりすると、第一陣のお客さんが11時にどっと入るので、その少し前の時間に・・ということになるので、そんな時間からランチに取り組む?というのが、びっくりします。 そもそも、私が日本に住んでいた大昔?は、私は仕事をしていたので、そんな時間にランチに行ったことはなかったのですが、もちろん、今だって、ふつうに仕事をしている方々は同じなのだと思いますが、そうではない人々は、お昼となると、この時間帯にどっと押し寄せているわけで、なんだか、そこのパワーはすごいな・・と思います。 なるほど、お店の側からすれば、11時からオープンして、それだけお客さんが来てくれれば、一巡、余計にできるので、お店側からしても、お客さんの側からしても、ウィンウィンの関係です。 パリの場合は、たいてい12時からというのがふつう?で、お客さんが最もランチに押し寄せる時間帯は13時です。そこからすると、11時の開店と同時にお客さんがとりあえず埋まって満員になる日本とは、2時間の時差があることになります。 どちらがいいというわけでもなく、少しでも多くのお客さんに来てもらうために11時からお店をあける日本はやっぱり働き者なんだな・・と思います。 現在は、軽く時差ボケしているままなので、11時にランチといっても、まあまあ大丈夫なのですが、これが日常だったら、なかなかキツいかな?とも思うのです。日本のランチタイム<関連記事>「日本に帰ると猛然と食べまくる!帰国時の海外在住日本人の姿」「拡張しているテラス席でのパリのレストランでのランチ」「パリのラーメン一杯の値段 パリのラーメン屋さん」「古き良きパリを体感できる庶民派フレンチレストラン シャルティエ」「ランチタイムの中華料理屋さんでの風景 Impérial...

2025年2月11日火曜日

YouTube等、日本のSNSの広告

  当然のことなのですが、日本に来るときは、日常、フランスで使っている携帯やパソコンを持ってきて、携帯に関しては、現在、私が使っている携帯は e-SIM対応ではないために、日本用のSIMカードを買って、SIMカードを入れ替えて使用しています。 パソコンに関しては、パソコンを利用する場所のWi-Fiを利用して使っているのですが、それで、ふつうに普段と同じようにパソコンも利用しています。 しかし、SNSを利用する際にどうしても入ってくる広告は、当然のことながら、フランスにいる時に入る広告とは違い、日本のCMが入るのですが、これがどうも、フランスにいる時に比べて、広告の割合が多い気がしてなりません。 以前、ネットがここまで広がっていなかった頃は、両親や叔母たちが私たち(主には娘の日本語習得)のために、テレビ番組(ドラマやバラエティ番組やアニメなど)を録画して送ってくれていたのですが、その番組自体もさることながら、その時々に番組に挟まっているテレビCMというものも、けっこう楽しみの一つで、そのCMを見ながら、「今、日本ではこんなものが流行っているのか・・」とか、「こんな俳優さんが人気なんだ・・」、そして、さらには、日本のテレビCMがなんとなく家の中に流れているだけで、ホッとするような気持ちになったものです。 今では、ネットが発達して、多くの日本の番組などもYouTubeなどで見ることができるので、お手数をおかけして、録画したものを送ってもらう必要もないのですが、当然のことながら、フランスでYouTubeなど(たとえ、それが日本のものであったとしても・・)を見ていると、合間に挟まって流れてくるのはフランスのCMなので、日本のCMというものを見る機会はなくなりました。 というより、ネットで流れてくる種類のCMとおそらくテレビで流れているCMとは、違う業種のものも多いのでしょうが、現在、日本で滞在している私の実家(現在は、娘が暮らしています)には、テレビを繋いでいない(娘は全く、テレビを見ない世代?)なので、日本のテレビを見ることはありません。 私自身もフランスにいる時でもテレビはニュース番組くらいしか見ていないので、大差ありません。 もっぱら、私が見ているのはYouTubeなのですが、どうにも日本だと、広告が多くて、ちょっとウッときます。しかも、ほぼほぼ、私の興味のないことばかりのCMなのには、微妙な気がしています。 そのあたりのシステム的な裏構造については、全くわからないのですが、とりあえず広告量が多いことだけは、どうしてなんだろう?と思います。 ただ、当然のことながら、予定がわりとぎっしりなので、それほど、YouTubeなどを見ている時間はあんまりないので、わりとどうでもいい話ではあるのですが・・・。 この手のデジタル?関連のことについては、本当にアレルギーといってもよいほど、苦手なので、下手に設定をいじると、大変なことになる!というあたまがあるので、設定次第で、改善されることもあるのかもしれませんが、例えばGoogleマップのようなものにしても、ふつうに日本でも使えるのはありがたいのですが、なぜか、インディケーションは全てフランス語。 別にそれでもわかるので、支障はないものの、どこまでもフランスがついてくる感じで、フランス語で道案内されるたびに、苦笑してしまいます。日本のYouTube・SNS広告<関連記事>「フジテレビ問題 フランスでの報道 他への飛び火」「シャンゼリゼのルイ・ヴィトンの巨大トランクは違法な広告なのか?」「パリに巻き起こる「エミリーパリへ行く」現象と経済効果 Emily...

2025年2月5日水曜日

約1年ぶりの日本行き そんなに混んでないのに、なんだかセキュリティーがけっこう厳しかった

    今回の日本行きは、なんかはずみで予約しちゃった!みたいな感じで、たまたま、ふらっとサイトをのぞいていたら、「えっ??」これ!かなり安くない??なら、行っちゃおうか!という感じで、私としては、こんなに早くに前もって予約を入れることは、とても珍しいことでした。 ところが、あまりに早く(自分としては・・)予約したもので、油断してしまったというか、出発間近にインフルエンザにかかり、それがなかなか長引いて、焦ってお医者さんに行って抗生物質の薬まで飲み始めたというのに、いつまでたっても、よくならなくて、果たして14時間のフライトに耐えられるだろうか?と、実際に日本行きをキャンセルするのは、さすがにな・・と思いつつも、「え〜〜?どうしよう??」とちょっと焦っていました。 しかし、どうにか、出発当日の朝は、なぜだか、やっとしゃっきりしてきて、空港に向かったのでした。それでも、焦らなくてもよいように、いつもより、早くに空港に到着し、また、幸いにも空港はわりと空いていて、スイスイとチェックインもできて、ゲートの方へと進んで行きました。 ところが、なぜだか、パスポートコントロールでは、ほぼ全てのページをチェック(実際にちゃんと見ているのかは知らないけど)してから、スタンプを押してくれ、また、手荷物検査は、なんだかいつもよりずっと念入りで、コートから中に来ているベストまで脱ぐように言われて、パソコンも蓋をあけて、ブラシをかけ、そのブラシをさらに機械にかけてチェックするという、なにそれ?という感じでした。 別に全員に対してというわけではないとはいえ、こんなチェックは初めてのこと。そこまで混んでいなかったからこそ可能だったレベルでのセキュリティチェックという気がしますが、それでも、公には発表されていないセキュリティーのランクアップが指示されている気がしました。 別に私は何ら後ろめたいことがあるわけではないし、かなり私は、時間に余裕をもって、空港に出向いていたので、問題はありませんでしたが、これ、もし、時間がかなり迫っている人が重なっていた場合は、かなりヒヤヒヤものです。 とはいえ、なんとか、飛行機も無事、ほぼオンタイムで離陸し、飛行自体は、多少揺れる箇所はあったものの、無事、羽田に到着しました。 羽田空港は、といっても、せいぜい年に1〜2回しか来ていませんが、なんだか、来るたびに、違うターミナルに飛行機は寄せられ、新しいターミナルは、はっきりいって殺風景で、極端にいえば、病院かお役所みたいな気分。 反面、パリ・シャルル・ド・ゴール空港は、いつも姿を変えながらも相変わらずキラキラすぎる感じもしないでもありません。なんだかキラキラな空港から、いたってシンプルな日本の空港(一部ではありますが・・)に、なんだかものすごくギャップ?を感じたのでした。パリ発羽田行き<関連記事>「久しぶりのエアフランス日本行き直行便」「羽田空港 国際線ターミナルがあまりに混んでいて焦った!」「羽田空港での航空機衝突炎上事故にフランス...

2025年2月3日月曜日

フジテレビ問題 フランスでの報道 他への飛び火

   中居氏の性加害問題から始まったフジテレビ問題は、フランスでは、日本のテレビ各局が報道を控えていた頃、年始、わりと早々にフランスの報道局BFMなどが報じたと思ったら、仏大手 Le Figaro紙までが報じていたのには、驚かされました。 フランスではSMAPや中居氏はそこまで有名でもないにもかかわらずです。この時、フランスの報道では、フジテレビの関与についても、多少触れてはいたものの、どちらかといえば、ジャニー喜多川、ジャニーズ問題と関連付けて書いている向きの方が強い感じでした。 その後、日本でフジテレビが問題の中心となり、大炎上していますが、このことに、フランスの報道では、しばらく触れずに来ていましたが、先週、同社の社長、会長が辞任したことから、また続報が少しずつ出始め、つい数日前には、今度はル・モンド紙を始めとする数紙が再び、この件について、報道していました。 この加害事件について、フジテレビが隠蔽しつつ、この司会者のテレビ出演を継続し続けてきたこと、実際には、同社の社員がこの事件に加担していた疑惑がかけられていることなどについてを説明したことに加えて、同社がこの件について、世間に公表するに至るには、同局の大株主であるアメリカのファンド会社「ダルトン・インベストメント」の力が必用だったと書いています。 その後、トヨタやマクドナルドを始めとする多くの広告主が同局からの広告を撤退し、株価も落ち込んでいる(株価については、誤報だと思いますが・・)と伝えています。 また、この問題に関連して、日本の...