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2026年6月14日日曜日

マティスを見にグラン・パレへ行ってきました

 


 パリに住んでいて、いいな・・と思うところのひとつは美術館などに気軽に行けて、また、展示されている美術品はもちろんのこと、その器となっている美術館なりの建築がまた、素晴らしいので、また一段と作品の美しさが引き立てられている感じがするのです。



 私など、美術品鑑賞に関しては、ド素人なので、ただ、これ、いいな・・とか、好きだな・・美しいな・・という程度の適当な見方なのですが、それでも、歴史のある美術品の中に身を置く時間が持てるということは、貴重な時間なのです。

 とはいえ、そんなに、自分から探し出して、何かを見に行くということは、滅多にないのですが、たいていは、駅に貼られたポスターで、「今、こんなのやってるんだ~行きたいな~」と思って行くことが多いです。



 広告などもネットが幅を利かしているこの時代に駅のポスターというのもアナログといえば、アナログなのですが、私はこれに動かされて美術館に行くことが多いのです。

 というわけで今回のマティス展も駅の広告を見て、足を運びました。

 現在、マティス展が行われているのは「グラン・パレ」でしたが、シャンゼリゼからも近い恵まれたロケーション、アクセスも良く、かといって、ルーブルやオルセーなどのように混み過ぎていないところが良いです。

 実際に、私も今回、事前予約はせずに、現地で当日券をゲットしましたが、ほぼほぼ並ぶことはありませんでした。とはいえ、入場時には、いくらか入場制限して混雑をコントロールしているので、ほんの少しだけ待ちましたが、5分程度です。




 中に入ってみると、けっこうな人出ではありましたが、広い会場ゆえ、問題はありません。特に有名な作品の前には、人が多いのですが、それでも、ごくごく近距離で作品を眺めることもできるのは、ちょっと感動ものです。




 私は、特にマティスファンというわけではないのですが、それこそ、なんとなく好き・・そんな感じです。

 さすがに、「あっ・・なんか見たことある・・」という作品も多いのも楽しいところです。

 





 また、中には簡単なカフェやレストランもあるので、お食事もできますが、街中よりも若干高めではあります。しかし、結構、混んでました。


 


 それから美術館には、お決まりというか、お土産物屋さんもあり、なかなか可愛いものも見つけてしまいました。




 それから美術館には、お決まりというか、お土産物屋さんもあり、なかなか可愛いものも見つけてしまいました。

 パリに来たら、どこか1つでも美術館に行きたいという方も多いかと思いますが、ルーブルは広すぎ、混みすぎ・・オルセーやオランジュリーもいつも激混みしていますから、グランパレでやっている特設展を狙ってみるのもけっこう良いかもしれません。


グランパレ・マチス展


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2026年6月12日金曜日

レディーガガも食べた世界一のサンドイッチ Le Petit Vendôme

  


 「レディーガガが2024年のパリオリンピックの際にパリを訪れた際にここのサンドイッチを買って行った!」というサンドイッチを食べてみたいとずっと思っていました。

 このお店はサンドイッチ屋さんではなくパリにあるごくごく庶民的な感じのビストロなのですが、どうやら、Time Out誌に世界一のサンドイッチとして評されたこともあり、ビストロそのものよりもサンドイッチで有名なお店のようです。



 私は、Time Out誌よりも先にレディーガガの噂を先に聞いていたので、まあ、場所的に、ヴァンドーム広場の近くでもあり、おそらく彼女はこの近くに泊っていて、その立地的な利便性もあって、サンドイッチを買いに来たのかな?くらいに思っていました。



 出かける前に一応、サイトで確認していったのですが、サイトあるあるで、行ってみると、なるほど、よく撮れている写真・・という感じ。私がイメージしていたお店とは全然、違いました。


 ちょうど12時頃にお店に到着したのですが、その時点で、既にサンドイッチのために行列する人がお店の外まではみ出していました。

 ふつう、パリでは、だいたい昼食の時間で混雑するのは13時過ぎ。12時ならば、まだ空いている時間です。


 私は、友人と食事をする約束をしていたので、店内でサンドイッチではなく、ふつうの食事をしようと思っていたので、予約なしで入れました。サンドイッチだけだったら、カウンターにしてね・・と言われましたが、サンドイッチの大半のお客さんはテイクアウト。それでもカウンターには、ビールとサンドイッチを食べているおじさんたちですでに埋まっていました。

 一応、ランチを注文する時に、他のメニューを注文してから、「レディーガガのサンドイッチって何のサンドイッチなんですか?」と聞いたら、「カンタール(チーズ)とジャンボン(ハム)です」というので、「あ・・レディガガのサンドイッチで通じるんだ・・」と思ったと同時に、お店の人が「じゃあ、それはテイクアウトですね・・」(すでにメニューを注文しているので)と言ってくれたので、サンドイッチはテイクアウトにすることにしました。



 正直、ビストロの食事は、そこまで感動ものではありませんでしたが、なかなか味のある雰囲気で、パリの下町感がギッシリ詰まった感じのお店で、座席と座席の間隔がこれでもか・・というくらい狭く、一度、隣の人が座ってしまったら、そうそう簡単には立ち上がれないほどです。

 それにしても、このサンドイッチの人気はスゴいもので、この近くにパン屋さんなど、テイクアウトできるお店はたくさんあるというのに、ここのお店が独り勝ちという感じ。少なくとも、12時前から私が食事を終わって、近くのお店でお茶して出てきて3時少しまえまで、まだ行列は途切れていませんでした。

 お昼時に、その近辺を歩いている人は、かなりの割合でここのサンドイッチを持っている・・そんな感じです。



 そして、その「カンタールとジャンボンのサンドイッチ」(8.5ユーロ)は、家に帰ってから、しっかり頂きました。正直、私はあまりサンドイッチというものをふだん買わないので、他のものと比較することはできないのですが(ましてや「世界一のサンドイッチ」かどうかはわからないけど)、とても美味しかったです。

 バターがたっぷり塗られていて、カンタールもジャンボンもたっぷり入っています。ひとつひとつの素材がどれも邪魔しない感じ。嫌みのない、きっと嫌いな人はいないだろう・・ものすごく食べやすいサンドイッチです。

 素材がシンプルだからこそ、そのサンドイッチとして一つにまとまった味が際立つ・・そんな感じです。

 「世界一のサンドイッチ」を食べてみたい方はぜひ、行ってみてください。ヴァンドーム広場から徒歩1分ほどの良い場所です。


🌟Le Petit Vendôme 8Rue de Capucines 75002 Paris 


世界一のサンドイッチ Le Petit Vendôme レディーガガ


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2026年6月9日火曜日

パリ大相撲でお相撲さんが清め塩に使う塩は「ゲランドの塩」

  


 まもなく行われるパリ大相撲の準備が着々と進んでいるようです。

 日本国外での大相撲興行は非常に珍しいものでもあり、フランスで本格的な大相撲興行が行われるのは30年以上ぶりのことです。

 フランスでは、柔道は、もはや子どもに最もポピュラーなお稽古事のひとつにもなるくらい浸透しており、また、日本文化への関心も高い国で、近年は相撲クラブも増えているという話もあるくらいです。

 そのため、日本人コミュニティだけでなく、フランス人の日本文化ファン、格闘技ファンからも、今回のパリ大相撲は、大変注目されています。

 大会案内でも「単なるスポーツイベントを超えた日本文化体験」として宣伝されています。以前から度々書いてきましたが、フランス人の中には、日本文化を愛でることは、どこか高尚な趣味という感覚があり、日本文化は特に富裕層に好まれる傾向にあります。

 そこに、マンガやアニメなどの、また別方面からの日本文化の浸透に加わっていることから、幅広い層の人々が日本文化が以前よりもずっと身近なものになっている気もします。

 今回のパリ大相撲は、アリーナという大きな会場で行われることになっており、2日間にわたり、満席になるものと予想されています。

 そんな大きなイベントとなりつつあるパリ大相撲で、「相撲の清め塩に使用される塩にゲランド産の塩200㎏が運び込まれた!」という報道が舞い込んできました。

 大相撲とゲランドの塩・・とは、なんともユニークな感じです。

 「ゲランドの塩」とは、フランスのブルターニュ地方のゲランド半島で採れる塩で、海水を天日干しして作られる伝統的な製法の塩です。フランスではかなり一般的な高級なお塩のひとつで、バターなどにもこのゲランドの塩が使われていることが多いです。

 日本でもこの「ゲランドの塩」は人気があるようで、一時、私が日本に一時帰国する際には、「ゲランドの塩、買ってきて!」という注文が多かった時期もありました。

 ゲランドの塩といえば、グルメなイメージがあるところ、大相撲の清め塩にまで登場するというのは、なかなか意外なことです。

 私はこれまで相撲の清め塩に注目したことはありませんでしたが、相撲の清め塩というものは通常の食塩とは異なり、海水から自然に結晶化された粗塩が使われるということで、その意味では「ゲランドの塩」は、条件に適っています。

 この清め塩は神聖な土俵を清め、邪気を払うといった大いにスピリチュアルな意味合いもあることから、日本から輸送してくるものだとばかり思っていただけに、少し意外でしたが、逆にフランスでは、「塩は神道に根差した神聖な側面も持つハイレベルなスポーツである相撲において中心的な役割を果たす」とし、この塩にゲランドの塩が使われることは、光栄なこととして受け止めています。

 「力士が手を叩くのは神々に祈願するため、足を踏み鳴らすのは、悪魔を追い払うため、そして、塩は空間を浄化するためです」、「怪我や呪いなどあらゆる災いを遠ざけるためのものなのです」相撲における清め塩をフランスでは、こんなふうに解説しています。

 今回のパリ大相撲は最も安いチケットで81ユーロ、しかし、これはアリーナ席のために、ほぼほぼそこに参加するため程度にしか見られないと思われ、かといって、高い席になると500ユーロから2,000ユーロという金額に恐れをなして、チケットはとらなかったのですが、この「ゲランドの塩」の話を聞いて、ちょっと後ろ髪を引かれるような気持ちになっています。


パリ大相撲 ゲランドの塩


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2026年6月8日月曜日

フランス国民に最も愛されたファーストレディ ベルナデット・シラク

  


 フランス国民に最も愛されたファーストレディと言われるジャック・シラク元大統領夫人ベルナデット・シラクが93歳で永眠されました。

 著名人の訃報に際して、その後の報道などを見ていると、生前のその人の存在が国民にとって、どのようなものであったのかをあらためて知らされることも多いのですが、このベルナデット・シラクもまさに、その中の一人であったような気がします。

 シラク元大統領が亡くなったのが2019年のことでしたので、あれからもう7年も経っているというのに、しかも、シラク大統領は、もう現役を引退してかなり経ってからのことでしたので、その夫人といえば、ともすると、とりたてて、大きく扱われることもない可能性もあったわけです。

 しかし、今回の彼女の訃報には、極めて多くの人が弔意を示し、それこそ、現役の大統領、政治家、そして、一般の国民たちも大勢、彼女の死を悼んでいます。

 ファーストレディでありながら、これほど国民に愛された人物も珍しいのではないか?と思われます。

 彼女は、長い間、フランスで率直な物言いをし、献身的な姿勢を崩さず、教養があり、繊細で精力的で決意が固く、勤勉で、控えめながらも力強い女性のロールモデルとされてきました。

 ジャック・シラク元大統領とは、パリ政治学院(シアンスポ)(超エリート校)の同級生だったということで、彼女自身も長年にわたり、フランス政界で最も人気のある政治家であったとも言われています。

 また、常に完璧な装いを見にまとうパリジェンヌであり、その立ち振る舞い、装いはエレガントでシックであり、貴族出身で隠しきれない育ちの良さがにじみ出ると同時に飾らない、取り繕わない彼女の姿勢が国民に愛されてきました。

 率直な物言いをしても、取り繕うことがなくても、嫌みがないところが、育ちの良さなのではないかとも思います。

 彼女は四半世紀にわたり、イエローコインキャンペーンで病気の子どもたちを支援し続けてきました。彼女の子どもが精神疾患、拒食症を患っていたことも彼女を病気の子どもを支援い駆り立てることになっていたと思われます。

 彼女はとても率直な性格で、夫のジャック・シラクに対しても遠慮せずに意見を言い、政治家たちを辛辣に批判することもありました。フランス人は権威にへつらわない人物が好きで、気が強く、皮肉が上手く、本音を隠さない彼女の性格が国民に親しまれたとも言えます。

 シラク元大統領も人気の高い大統領でしたが、その横で夫を叱り、夫の欠点を公然と語ったりする姿は、多くのフランス人にとって親しみやすく映ったようです。しかし、決して目立ちすぎない・・それが彼女の美徳だったのです。

 また、彼ら(シラク大統領夫妻)が重い精神疾患を抱えた娘を持ち、大きな苦難を経験してきたことも華やかなエリート家庭に見えながら、私生活では深い苦しみ、悲しみを抱えてきたことも国民の共感を集めることとなりました。

 権威に阿ることなく、率直な物言いをし、気が強く、皮肉が上手く、本音を隠さない・・しかし、情に厚い・・彼女はまさしくフランス人が好む人物のロールモデルのような人物だったのではないかと思います。


ベルナデット・シラク訃報 

 

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2026年6月5日金曜日

フランスの高級ホテル 五つ星ホテルと「パレス」の称号認定ホテル

  



 「今月、6つのホテルがパレスホテルの仲間入りをしました!」とのニュースに、「パレスホテル」ってなに?と思って調べたら、フランスのホテルには、五つ星ホテルのさらに上をいく「パレス」なる称号があることを知りました。

 まず、今回、この「パレスホテル」の仲間入りしたパリの3つのホテルは、ブルガリ(Bulgari Hotel Paris)、シュバル ブラン(Cheval Blanc Paris)、フーケ(Hôtel Barrière Fouquet's Paris)の3つです。

 この3つの新規認定の結果、現在、パリには、パレスの称号を持つホテルは13軒あります。

 フォーシーズンズ ジョルジュⅤ(Four Seasons Hotel George V, Paris)、ホテル クリヨン(Hôtel de Crillon, A Rosewood Hotel)、ルテチア(Hôtel Lutetia)、プラザアテネ(Hôtel Plaza Athénée)、ラ レゼルヴ(La Réserve Paris – Hotel and Spa)、ブリストル(Le Bristol Paris)、ホテル モリス(Le Meurice)、ロワイヤル モンソー(Le Royal Monceau - Raffles Paris)、シャングリ ラ(Shangri-La Paris)、ペニンシュラ パリ(The Peninsula Paris)です。

 この「パレス」の称号の制度は、2010年に創設されたもので、一流の施設のための称号を定め、この称号の使用をこれらの施設のみに限定することを目的にしています。政府機関であるアトゥー・フランスがこの称号にふさわしい施設の選定を担当しています。

 これは星の数で認定されている基準とは別物で、5つ星の中でも例外的な卓越性を持つホテルとされています。

 パレス認定には、圧倒的な立地、歴史的文化価値、建築や内装の独自性、伝説的な名声、オーダーメイドのパーソナルなサービス、フランス文化や芸術への貢献、国際的な評価などの厳しい基準があります。

 つまり、5つ星ホテルの中でも、ことさら優れている特別な最高のホテルの称号ということなのです。

 この認定は永久的なものではなく、定期的な更新審査もあり、今回の審査では、パリでは、マンダリン オリエンタル(Mandarin Oriental, Paris Hotel)、パークハイアット(Park Hyatt Paris-Vendôme)の2つがこの称号を失っています。

 なお、有名なリッツホテル(Ritz Paris )はパレスの称号を持っていませんが、これは格が足りないというわけではなく、ホテル側がこの制度に参加していないためで、実際には世界最高峰のホテルの一つとして扱われています。

 この「パレス」の称号付きのパリのホテルがどの程度のお値段なのか?わかりませんが、きっとお値段も最高峰なのでは?と思います。

 パリに住んでいれば、パリのホテルに泊まるという機会はないのですが、せめてお茶しにいくくらい行ってみてもよいかな?とチラッと思います。

 ちなみに、先日、スパに行った際に「ここ以外におススメのスパはどこですか?」と聞いてみたら、今回、新たにこのパレス称号ホテルに加わった「Cheval Blanc Paris」のスパを奨められました。

 パリで最高峰のホテルをお探しの方はどうぞご参考になさってくださいませ。


パリ 「パレス」の称号認定ホテル


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2026年6月1日月曜日

パリ・サンジェルマン 2年連続チャンピオンリーグ優勝がもたらした悲劇

 


 今年のサッカー・UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦は2年連続でパリ・サンジェルマンが優勝を手にしました。しかも、PK戦で勝利を決めるという、もっとも興奮が高まりそうな勝ち方でした。

 サッカー人気がハンパないフランスでは、まさしく国を挙げておお喜びの祝賀モードとなるわけなのですが、この喜びがとんでもないカタチで大騒動にも繋がってしまっています。

 決勝戦当日の夜、パルク・デ・フランス(パリ・サンジェルマンホーム球技場)に設置された巨大スクリーンのあるファン・ゾーン周辺では、治安が著しく悪化し、暴力が横行する事態が発生していました。

 車が燃やされ、自転車が炎上し、迫撃砲まで飛んでくる事態、そして、ホテル・ケータリング業界労働組合は、「地域のパン屋が略奪にあい、レストランが破壊された・・」と被害を訴えています。

 同じころ、シャンゼリゼには約2万人が集結し、祝賀モードに包まれていましたが、シャンゼリゼとて、穏やかな祝賀モードとは言いにくく、パリ警視庁の公式発表によると、この日の夜のパリでの逮捕者数は283人、全国では416人に達したということです。

 逮捕者からは、24個の照明弾と約100発の迫撃砲が押収されています。

 パルク・デ・フランスの方では、グラインダーで車が切断されるという事態も起こっており、照明弾にせよ、迫撃砲にせよ、グラインダーにせよ、既に用意して、その場に臨んでいるわけですから、計画的な破壊・暴力行為で、これはサンジェルマンが優勝したとかいうのは、単なる口実で暴れたいだけなのではないか?と思ってしまいます。

 それでも凝りもせず、翌日には、エッフェル塔の麓のシャン・ド・マルス公園で祝賀会、その後、選手たちはエリゼ宮へ向かいました。

 当日の夜、私はサッカーよりも何よりも暑さにへばっており、暑いのに花火をあげてるんだなあ~などと、ボーっと思っていましたが、実はこんな大騒ぎになっていたのです。

 サッカーといえば、勝っても負けても、この騒ぎ、しかも勝ったときには、余計ひどい興奮ぶり。とはいえ、昨年よりもこの暴動?騒ぎはエスカレートしているようで、単純に逮捕者数で比較すれば、2025年に比べて32%も増加しているそうです。

 よく言えば感情表現が豊かでストレート、しかし、ハッキリ言えば、激しやすく興奮しやすく、血の気が多い・・そんな感じなのですが、このような事態には、被害者の店舗やレストランなど、一体、だれが補償してくれるのでしょうか?


パリ・サンジェルマン 2年連続チャンピオンリーグ優勝


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2026年5月30日土曜日

年に一度の極上 SPA スパ 今年は Maison Albar Le Pont Neuf

  


 ここ数年、私のお誕生日には、娘がスパのチケットをプレゼントしてくれるので、私にとっては、年に一回の贅沢なひとときを過ごすことができています。

 この手のチケットはたいてい一年間有効なので、もう実際にプレゼントをもらってからは、かなり時間が経っていて、もう少し、気候が良くなってからにしようと大事にとってありました。

 自分の都合の良い日に予約を入れるのですが、気候が良いどころか、ここ一週間ほどは、驚くほどのお天気・・というか、猛暑の日々。しかし、一度、予約を入れてしまってから暑いから予約を変更する・・というのも何なので、しっかり行ってまいりました。 




 今回のスパは、パリのメゾンアルバーという5つ星のホテル(Maison Albar Le Pont Neuf)の中にあり、プールやジャグジー、ハマムも利用できて、その後にマッサージ、そしてランチまでついているものでした。

 パリの5つ星のホテルですから、それなりにゴージャスで静寂が保たれていて、とても良い雰囲気でサービスも行き届いています。

 予約の時間より、5分ほど前にホテルに到着して、受付を済ませると、すぐに地下にあるスパエリアに案内してくれます。なんと、他にお客さんはおらず、貸し切り状態。外があんなに暑かったのがウソのような適温。何気なく置かれている調度品も品よく洒落ています。

 スパエリアをひととおり案内してもらうと、ロッカールームで着替え。バスローブとスリッパ、タオルなどが備え付けられています。



 まずは・・プールへと直行。プールに入ってみると、一人だけお客さんがいましたが、静かで落ち着いた雰囲気の中、プールに入って、軽くひと泳ぎ。そして、本当に久しぶりのジャグジーに移動。かなりの水圧に、「これも立派なマッサージになるな・・」と思いながら、ジャグジーを堪能。

 優雅な雰囲気ではあるものの、貧乏根性が頭をもたげ、ハマムにも入らなくっちゃ!と次はハマムに移動。「外があんなに暑くてしんどいのにハマムの暑さは全然、不快じゃないのは、どうしてなんだろう?」などと思いながら、昔、私が通っていたジム(ひととおりのマシンとプール、ハマムなどもあって、超おしゃれできれいでした)は、よかったなぁ~・・などと思いつつ、ハマムも堪能。

 昔、私が通っていたジムはパンデミック後に潰れてしまったので、今度、あんな感じのジムをまた探して通おうかな?などと思いつきました。




 プール、ジャグジー、ハマムのエリアは、1時間ほど滞在し、次はマッサージへ。若い女性が担当してくれましたが、「本日、お客様の担当をさせていただきます」とごあいさつ。

 ソフトでやさしい感じの方で、「本日はインディアン・マッサージをさせていただきます」とマッサージの説明をしてくれた後、その後、マッサージ用の使い捨ての下着を渡されて、着替えて、ベッドにうつ伏せに横たわり、マッサージがスタートします。

 どこのスパでもそうなのですが、流されているBGMもほどよい音量で、リラックスを促してくれるような優しい音楽。室内の照明の色も自分で選ぶことができます。

 最初はマッサージを心ゆくまで味わおうと、おとなしく、半分、眠りそうな感じで身をゆだねていたのですが、少し、身体がほぐれたところで、彼女とゆる~いおしゃべりを楽しみました。

 こんなに快適ならば、お誕生日だけではなく、自分でスパを探して、色々、行ってみようかな?などと思い始めた私は、「あなたに聞くのも気が引けるんだけど、ここ以外に、パリで良いスパを知りませんか?」と尋ねてみました。

 すると、「「NUXE」もなかなか良いですよ・・」と。NUXEは、昨年、行ったところだったので、他には?と聞いてみると、もう一か所、別のホテルのスパを教えてくれました。

 それでも彼女には、「でも、パリにはスパがいっぱいあるから・・」と言われて、まあ、もっともだ・・と思い、スパに来て、他に良いスパをしつこく聞き出すというのも、気が引けてきて、そこまでで断念しました。

 マッサージは1時間ほどで、その後は、好みの飲み物とドライフルーツを出してくれました。

 このチケットには、ランチもついていて、ホテル内のレストランでフレンチも堪能しました。ホテル内のレストランとはいえ、ミシュランガイドにも掲載されているレストランです。




 
 別世界のように静かで、落ち着いたスペースに身を置くということは、身体だけではなく、心もなんだかほぐれる気がするものです。
 
 しかし、ランチを終えて、家に帰るのには、また鬼のような暑さの中に身をおかなければなりません。
 
 次回、行くときには、もう少し気候の良いときを選ばなければ・・と思いつつも、とっても満ち足りたひとときでした。

2026年5月28日木曜日

ルーブル美術館強盗事件が映画化される!

  


 2025年10月に発生したルーブル美術館強盗事件も、当時はセンセーショナルに報じられましたが、最近は、すっかり鳴りを潜めてきていました。

 私も、この報道を耳にしたときには、「ウソ!そんなこと、あり得るの? 映画じゃあるまいし・・」と思ったくらい衝撃的な事件でした。

 実際にどこから、どうやって入れるのか?と野次馬根性で、侵入現場となったアポロギャラリーを見に行ったりもしたくらいでした。

 ところが、この事件は、どうやら後世に深く記憶が刻まれるようになるらしく、この事件を題材とした映画と調査報道を原作としたドキュメンタリーシリーズが発表されるようです。

 3人のジャーナリストによる調査報告書「Main basse sur le Louvre」(ルーブル美術館の占拠)はフランスマリオン社よりすでに5月27日に発売されています。

 そして、本書の映像化権は、フランスマリオン社から長編映画版が制作会社アイコノクラスト社に、ドキュメンタリーシリーズ版がイギリスのプロデューサーにそれぞれ売却されています。

 映画は、フランスの映画監督ロマン・ガヴラスによって映像化されますが、映画のタイトル、公開日、キャストはまだ発表されていません。

 既に発売された調査報告書「Main basse sur le Louvre」(ルーブル美術館の占拠)の中では、2025年10月19日の週末にルーブル美術館に強盗が侵入し、推定8800万ユーロ相当の王冠や宝石を盗み出した経緯を詳述しています。

 この事件により、ルーブル美術館館長が交代していますが、7ヶ月に及ぶ捜査と主要容疑者の逮捕後、宝石の捜索は複雑な謎、捜査官を困惑させる難問となったと同書には記述されています。

 そして、映像化される原作となるこの本の中で訴えている重要なことは、「この強盗事件は、美術品窃盗が多くの犯罪者にとって単なるビジネスの一つとなりつつあり、以前のような「巨大な美術館への強盗」といったどこか神秘的、神話的なイメージは消え失せたことを示している」、これまで強盗といえば、「装甲車強盗、銀行強盗」がその王道?象徴的なものでしたが、「犯罪組織は新たな金儲けの手段を見つけた!」と言っています。

 たしかに、この事件が起こった直後には、美術館強盗が注目され、パリの他の大きな美術館「オルセー美術館」、「フランス国立自然史博物館」などでも強盗事件が起こっていたことが浮き彫りになったりしました。

 このルーブル美術館強盗事件に関しては、実行犯は意外とあっさりと逮捕されていますが、実際に奪われた宝石類はほぼ回収できておらず、美術市場には宝石が一切、出回っていません。

 逮捕された容疑者たちは、最大懲役15年の懲役刑に直面していますが、彼らはほんの手先にすぎず、黒幕はまだ影に姿を潜めているということです。

 映画の中では、この黒幕は、どう描かれるのでしょうか?


ルーブル美術館強盗事件 映画化決定


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2026年5月26日火曜日

超高齢者のお買物

   


 最近、マルシェに良く顔を出してみるようになって、気になることがいくつかあります。置いてある商品についても、色々な発見はあるのですが、私は、そこに買い物に集まってくる人を眺めるのも好きです。

 マルシェにはお花屋さんも結構出ていて、すごくイカつい感じのおじさんが可憐な感じのお花のブーケを平然と買っていたりするのも、微笑ましい光景です。

 この一人一人にストーリーがあって・・という想像も楽しいのですが、目につくのは、けっこう年配の人が多いことです。なんとなく、昔からの風習というか習慣で、食料品の開門はマルシェですることを美徳としているようなところもあるのですが、考えてみれば、少量でも自分の必用な量を買いやすいということもあるのかもしれません。

 しかし、今はスーパーマーケットもけっこう宅配をしてくれるお店などもあるのですが、一定の金額以上だったりもするので、かえって一人暮らしの高齢者には利用しにくいのかもしれません。

 そして、彼らの買い物を見ていると、「歳をとっても彼らは肉食なんだ・・」とちょっと驚かされます。けっこうガッツリした鶏の丸焼きの半分とかだったり、かなりたっぷりしたステーキ用の肉とか・・圧倒的に魚より肉を買っている気がします。

 魚よりも肉の方が調理が簡単で食べやすいのかもしれませんが、日本人だったら、やっぱり年齢がいってくると、やっぱりあっさり目の魚系になりがちな気もするのですが、やっぱり違うんだな・・などと思います。

 以前、友人がガンで入院していた時に、お見舞いに行ったときに、「病院の食事はどう?」と尋ねたら、「あんまり食欲ないのに、今日もステーキで参っちゃった!手術したばかりなのに・・」と言っていたのを思い出します。

 一人でマルシェに買い物に来ている高齢者はけっこういるのですが、一人暮らしなのか?老夫婦で生活をしているのか?高齢者施設のようなところにいるのか?様々だとは思いますが、おそらく、90は過ぎているであろう、ガリガリに痩せた年配のご婦人が自分でキャディを引っ張りながら、歩いて買い物に来ているのは、大変そうです。

 中には車椅子などで、付き添いの人がついて買い物に来ている人もいるのですが、付き添いもおらずに一人でバスに乗って来ている人もいて驚かされたりもします。

 先日、マルシェの帰りにバス停のベンチに座ってバスを待っていたら、中年女性に、「このご婦人のために席をあけてください」と声をかけられたので、スッと席を立ったのですが、この時は当然、その声をかけてくれた女性が付き添いで来ているのだと思っていたら、なんと一人でやってきていたのでした。

 バスが来たときに、そのおばあさんが、「手伝って!」と自分で声をかけてきて、どうやら、バスに乗るのを手伝ってほしいということらしく、彼女の荷物をバスに乗せて、バスに乗り込む彼女の手を支えさせていただきました。

 この女性、ちょっと見には、とてもひとりで出歩けるようには見えないくらい弱っている感じで、そのままベッドに横たわっていたら、もう重病人みたいに見える感じだったのです。

 それでも、介助の人もつかずに一人でバスに乗ってマルシェに買い物に来ているのが、精神的には、とてもたくましいんだな・・と、複雑な気持ちになりました。

 自分で食べるものは、自分の目で見て、自分で確保しようとしている、そのエネルギーがスゴいなと思うのです。

 他人の助けを借りながらも自分で買い物をしようと、それを続けていることが長生きの秘訣なのかな?と思ったりもしましたが、私とて、一人暮らしの身、いつの日か、彼女くらいの年齢まで生きられたとして、彼女のように一人で買い物に来ているのだろうか?などなど、自分の身に置き換えて考えたりもしました。

 私の両親は既に他界していますが、周囲の叔父叔母たちに、一人暮らしをしている高齢者はほとんどいないので、日本ではどんな感じなんだろう?と思ったりもしました。


高齢者のお買物


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2026年5月25日月曜日

多くの企業が「連帯の日」に充てる聖霊降臨祭の月曜日 フランスの連帯の日とは?

  


 日本同様、フランスでも祝日の多い5月ですが、その祝日の中には、聖霊降臨祭(le lundi de Pentecôte)があります。今年は5月25日がその日にあたります。

 そして、この祝日は、多くの企業が「連帯の日」に割り当てることが多く、多くの人が祝日にもかかわらず、働くことが多い特異な祝日でもあります。

 このフランスの「連帯の日( la journée de solidarité )」は、2003年の猛暑で多数の高齢者が亡くなったことを受け、高齢者や障がい者の自立を支援する取り組みへの資金提供を目的として2004年に導入されたもので、無給労働日となっています。

 つまり、本来は祝日の日に休日返上で働く日ということです。これは、全ての従業員が対象であり(自営業者と研修生は対象外)、雇用主は連帯・自立支援拠出金(CSA)を支払う必要があります。

 もともとは、聖霊降臨祭の月曜日と決められていましたが、2008年以降、5月1日(メーデー)を除くあらゆる祝日に設定できるようになっています。しかし、そのまま、この聖霊降臨祭の月曜日を「連帯の日」に充てている企業が多いようです。

 この連帯の日によって、国庫には年間約25億ユーロがもたらされ、高齢者や障がい者への支援に充てられています。

 身もふたもない言い方をしてしまえば、余計に税金を払っているようなものですが、目的がはっきりしている税金ではあります。

 余計にお金を支払わなければならない制度?が、よく制定されたな・・と今になってみると思うのですが、2003年の猛暑の際の悲劇が、当時はかなり国民の心を動かしたのだとは思います。

 この悲劇を二度と繰り返さないためにも、また、高齢化社会に移行していこうとしている国でこのような財源は必要であると、多くの人が理解はしているし、基本的には、社会連帯(solidarité)はフランス的価値観でもあります。

 しかし、無給労働という点では反発も大きく、特に労組系や左寄りの人々からは、本来は税金で賄うべきものであり、なぜ労働者だけが負担するのか?solidarité(社会連帯)という美名で無給労働を正当化している!などとなど、反発の声もあります。

 フランスでは、有給休暇・祝日は社会的権利という感覚が強いため、実質、祝日を削るという抵抗はとても大きいものです。

 しかし、この「連帯の日」が設けられたのは2004年のことで、もう20年以上が経過した今では、実際には、この制度自体が形骸化してしまっており、実際には何をしているのかよくわからないという人も少なくありません。

 最近では、世代間不公平感も生まれており、特に若年層からは、「若者の方が生活が苦しいのに・・」、「なぜ現役世代だけが負担をするのか?」などという声も上がっており、実際に退職世代の方が資産を持っている場合も多いことも事実です。

 冷静に考えれば、支援が必用なことはいくらでもあるため、何か悲劇的なことが起こるその度に「連帯の日」を追加されていたら、だったら、税金は何のために払っている?ということになりそうでもあり、実際に、追加の「第二の連帯の日」を作る案が出た際には、反対が多数。2018年の調査では約65%が反対しています。

 逆に言えば、この日、何の祝日だった?という場合も、そういえば、あるな・・と思うのですが・・。


フランス 連帯の日  la journée de solidarité 


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2026年5月12日火曜日

フランス人の味覚の変化

 


 最近、スーパーマーケットにおいてある商品を見て、フランス人もずいぶんと食生活に変化が出てきたんだろうな・・と思います。

 もうフランスのごくごくふつうのスーパーマーケットでお寿司を置いてあるのは、当然のようになったし、最近は、スーパーマーケットもテイクアウト(主にランチ用)に力を入れているのは、どこのスーパーマーケットにもみられる傾向で、お寿司はもちろんのこと、おにぎりも大抵、置いてあるし(ただ、日本人の感覚からしたら、バカ高いけど・・)、ご飯におかずの入ったようないわゆる日本のBENTOタイプのランチボックスなどもけっこうある店舗も増えました。

 以前は、もっとランチに外食する人が多かったのだと思いますが、今はインフレの影響もあり、外食の値段は跳ね上がり、おまけにランチライムに以前のように時間を取りづらくなっているのか、時短の意味もあるのではないかと思われます。

 それに加えて、最近、タバスコのような辛めのソースを目にすることが増え、「えっ?フランス人って辛いものが嫌いじゃなかったっけ?」と驚いています。

 以前はこんな激辛ソースみたいなものは、置いてなかったし、なにか辛い食べ物などに表示されている「辛い!」、「とっても辛い!」などという文言も、ちょっと辛い香りがふんわりするだけで、実際には、ちっとも辛くないのがあたりまえでした。

 それが、こんな激辛ソースがごくごくふつうのフランスのスーパーマーケットにならぶようになったのは、驚きです。少しまえに、ボン・マルシェに行ったときにも、この激辛ソースの棚が2つもできていたので、これは、やっぱり大きな変化だと思います。

 フランス人は、「辛いもの、熱いもの、固いものが嫌い」というのが、一般的な傾向でしたが、少しずつ、色々な国の食事を受け入れるようになってきて、彼らの食生活にも変化が起こっているようです。

 私の夫などは、本当に典型的なフランス人の味覚の持ち主で、まさに辛いもの、熱いもの、固いものが苦手でした。野菜なども、しっかり火が通って、柔らかくなっているものを好んでいたし(私は、ちょっと歯ざわりを感じられる程度が好き)、料理仕立ての熱々のものをと思っていても、わざわざ、冷ましてから食べ、「熱くしないでお料理ってできないものなのかな?」などと言っていました。

 パリにまだ数件しか、ラーメン屋さんがなかった頃には、そのうちの一軒は、フランス人仕様になっていて、出てきたラーメンが湯気がたっていない・・ぬるいラーメンが出てきた!と憤慨していた話を日本人観光客から聞いたこともありました。

 今では、ラーメン屋さんもパリには、たくさんできましたが、さすがにもうアツアツのラーメンしかないようになりました。

 それだけ、海外の食品がフランスに入り込み、以前はかなり食べ物に関しては、フランス人は保守的で、なかなか外のものを受け入れない感じがあったのですが、最近は、さすがに、変わってきたようです。 




 冷凍食品などを見ても、AJINOMOTOの餃子(しかもエビ、野菜、鶏、牛肉、鴨肉などの餃子まである)や YAKITORI、KARAAGE、TSUKUNE、TATSUTAAGE、OYAKIなんていうのまであったりしてビックリします。

 まあ、日本のスーパーマーケットの品数や品揃えの豊富さに比べれば、まだまだではあるし、こんな外の国のものが、どんどん浸透してきたなんて、一体、いつの時代の話をしているの?と言われそうな気もするのですが、この顕著な変化は、せいぜいここ5年から長く見ても10年くらいのことなのです。

 辛いソースに関しては、移民が増えて、外国人が買うのかな?とも思ったのですが、ここまで大々的に置くようになったということは、フランス人にもそのようなものを好む人が確実に増えているのだと思います。

 外国からの移民が増えるということは、それだけ他の文化(食文化も含めて)も入り込んでくるということです。

 とはいっても、基本的に、彼らが好きなのはパンの類のものとチーズと肉が好きなんだというところは、変わらないんですが・・。


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2026年5月10日日曜日

フランスの祝祭日と土曜日・日曜日

  


 4月から5月にかけて、日本では、ゴールデンウィークでお休みが多いタイミングですが、フランスでも4月はパック(イースター)のお休みがあって、学校がバカンス期間になったり、また、5月はなにかと祝日が多い月でもあります。

 まったく、今さらのことながら、本当に学校のお休み(バカンス期間)の多い国で、今年は、2月の終わりから3月にかけての2週間が冬休み(パリ地域)で、それから1ヶ月ちょっとしたら、またパック(イースター)のバカンスが2週間・・そして、5月は祝日が毎週のように散らばっています。

 学校のバカンス期間は別として、祝祭日と日曜日は基本的にお休みのお店も多いのですが、最近の祝祭日は営業するお店もずいぶん増えてきました。

 特に祝日といっても、それが宗教的なお休みではない場合、営業するといった方針の店舗も多いようです。

 それでも、基本的には日曜日はお休みということが多いので、祝日を除けば、世間一般の土日がお休みの人が多いことを考えれば、買い物(食料品や日用品など)は土曜日にまとめてするという人が多いのです。

 なので、どうしても土曜日は、ある程度、混雑していることが多いので、私は比較的、時間が自由に都合できるため、買い物はできるだけ平日に済ませることにしています。

 ところが、ここのところ、どういうわけか、祝日なのに・・、土曜日なのに買い物に行かなければならなくなり、「やってるかな?やってるよね・・」と5月8日(第二次世界大戦の戦勝記念日)にスーパーマーケットに行ったところ、しっかり営業。

 しかも、やってるか、やってないか??なんて、思いながら買い物に行った私としたら、祝日開けても、そんなに人が来てるのかな?と思いきや、これがなかなかの混雑ぶりで、5月の祝日営業も、なんだかすっかり浸透しているんだな・・と思いました。

 もう引退して、老後の生活に入っている人々もなぜか、昔からの習慣なのか?祝日や土曜日に買物に来がちなのも、わかるようなわからないような・・。

 また、その翌日の土曜日のマルシェにも立ち寄ることになったのですが、ふだん、あまり土曜日の朝は、出かけない私にとっては、なんだかとっても新鮮でした。

 マルシェの出ている場所は、街の中心部にも近く、家族連れも多く、また、近くには市民プールがあったりで、お父さんが小さい子どもを連れてプールに来ている人が多いのには、なんだかホッコリさせられました。

 土曜日はなぜか?パパが子どもを連れてきているケースが多いのです。

 また、マルシェに買物に来ているのは、年輩の方も多く、子連れは比較的少ない印象です。それでも、マルシェに来ると顔を合わせる知り合いというのが、あっちこっちにいるようで、そこここで、立ち話。立ち話で足りない場合は、近くのカフェなどで座り込んでおしゃべりに興じています。

 マルシェの中にもイートインスペースのような場所があり、そこに座り込んで、買い込んだものを食べながら、カフェなどを注文して、和やかな時が流れていて、なんだかとってもいいな・・と思いました。

 きっと、この人たちは、こんな風にず~っと暮らしてきたんだろうな・・ここに根付いている人々なんだな・・と、しみじみとそんなことを思いました。

 そういう私も、もう今の家には、20年以上住んでいるので、ここでずっと暮らしてきたのですが、土曜日は、ずっと仕事をしてきた期間もあったし、それから解放されると、今度は、土曜日は、午前中のうちにウィークデーにはできない家事を片付け、昼食の支度をして食べさせて、午後は娘のお稽古事や公文の送り迎えと買い物で超忙しい一日だったので、こんな風にゆっくりと時間が流れる場所に顔を出したことはありませんでした。

 いつもは出かけない日に、いつもは行かない場所に行ってみることも、同じ見慣れた場所でありながら、時には、違う空気が流れている空間になっていることを楽しむのも悪くないな・・と思った1日でした。


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2026年5月5日火曜日

最近、マルシェが楽しくなってきました・・

  


 マルシェというものは、フランス独特の文化だな・・と時々、思います。(まあ、他のヨーロッパの国々にもそれぞれのマルシェがあるのでしょうが・・)

 色々なものが合理化されたり、便利になっていく世の中で、このマルシェというものが、失われずにいつまでも存在し続けているというのは、不思議といえば、不思議、でもフランスらしいところだな・・と思います。

 残念ながら、私の住んでいるところには、歩いてすぐ・・のところにマルシェはなくて、その代わりに大きなスーパーマーケットがあったりするので、これまでは、一度に色々な買い物が済んでしまうスーパーマーケットで買い物をするのが、ほとんどでした。

 それでも、けっこう歩いて行けば、マルシェがあるにはあるのですが、家から離れているうえに、決して安くない・・時間がかかるし・・行き付けていないと、なんとなく行きづらい・・そんな感じでマルシェを敬遠してきました。

 絶賛子育て中の頃は、図らずもシングルマザーとなってしまった身としては、もう自分の仕事と子どもの送り迎え、家事に追われて、とにかく時間がなかったので、マルシェなんかで優雅に?買い物をすることはできませんでした。

 どこの地域でも、毎日やっているマルシェは少なくて、週2日くらいのところが多くて、火曜日と金曜日とか、水曜日と土曜日などの午前中が多いです。

 やっぱり昔からの習慣というのも大きいのでしょうか?また、時間的にも余裕がある人が多いからでしょうか?比較的、年配の方が多い気がします。人によっては、生鮮食料品は、絶対マルシェじゃなきゃ!とか、スーパーマーケット(特別な高級スーパーは別として)よりも上に見ている人も少なくないのではないかとも思います。

 どうしたって、一つ一つ、人を介さなければ買い物ができないマルシェは、時間もかかり、面倒なこともありますが、おしゃべり好きなフランス人は、そこで人との触れ合いが生まれることも楽しいのだと思います。

 最近は、私は新しい習慣で、マルシェのやっている日の朝に、近くにでかける用事ができたので、帰りにマルシェに寄って、マルシェをぐるっと回って、安くて良いものがあれば、買う・・ことにしていて、そうして、定期的にマルシェに通っていると、なかなか今までには、感じられなかったマルシェの良さを感じています。

 何より、「けっこう高い!」と思っていたマルシェでも、中には掘り出しものもあるわけで、それを見つけるのが楽しくて、ついこの間は、イチゴ3パック5ユーロ、グリーンアスパラ2束5ユーロ・・なんていうものも見つけたりして、喜んでいます。



 一人なのに、一度にそんなに買って、大丈夫かな?とも思ったのか、これがやっぱりスーパーマーケットのものよりも新鮮なのか、思ったより日持ちするし、いちご3パックなんて、あっという間でした。



 かと思うと、オーボンブールのような高級な有名バターがあったり、この間はエシレのミルクも見つけて、こんなのマルシェにもあるんだ!と驚きました。



 また、お魚屋さんに関しては、やっぱり日本のお魚屋さんに比べれば見劣りする気が否めませんが、それでも、種類もけっこうあって、この間は、ふつうのスーパーなどには置いていない「あさり」の貝などもあったりして、ちょっと嬉しくなりました。






 なんといってもお魚屋さんは、その陳列の仕方が独特で、どうしてこうなるの?と思うような飾り方をしているので、そんなのを見て行くのも楽しいです。



 腰を落ち着けて、じっくり見て行けば、チーズだって、美味しそうなチーズはいっぱいあるし、街中のチーズ屋さんに行くとなかなか味見させてもらうのも憚られる感じもあるのですが、マルシェの場合、わりとフランクに味見させてくれます。



 また、そんな生鮮食料品のマルシェにおいて、堂々とした位置を確保しているのは、お花屋さんで、季節ごとのきれいな切り花、ブーケなどが売られていますが、これがまた、けっこう売れているのもフランスらしいところです。

 まあ、客商売なので、当然といえば、当然なのですが、あちこちから「ボンジュール!マダム!」と声をかけてくれて、(フランスではどこのお店に行ってもこの挨拶をしないのは、とっても失礼なことです)やたらと愛想がよいです。

 でも、たくさん並んでいるお店の中には(マルシェの)そうでもないお店もあって、そんなお店は、やっぱり客足が鈍くて、「それじゃダメなのにな・・」とか思ったりもします。

 なんとなく、がちゃがちゃしていて、ざわざわしていて、そんなことが煩わしくないように感じられるようになってきたのも、やっぱり年齢的なこともあり、また、時間的にも昔に比べれば、余裕ができたからこそ、そんなことも楽しめるようになってきたのかもしれません。

 私は、東京生まれの東京育ちですが、あまり下町っぽいところに馴染みがなくて、どちらかというと、そういう雰囲気は苦手ではあったのですが、パリは、表面的には、気取っているとか、ツンとしているとか、言われることも多いけれど、実は、下町のおじさん、おばさん気質な部分がけっこう潜んでいる人種なんだな・・ということをマルシェを見ていると感じます。

 そんなところは、パリの好きなところです。


パリのマルシェ


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