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2026年7月24日金曜日

夏はとにかく工事が多くて困る・・

  


 昨日、いつも通りに出かけようとしたら、いつも利用しているバス停が撤去されていて、ひとつ先の停留所まで歩くハメになりました。家の近くでビルを潰すのかと思われるけっこう大々的な工事をしていることは知っていたのですが、車を通行止めにしてまでの工事になるとは思っていませんでした。

 そんなわけで、こんな工事がそうそう簡単に終わるわけはないので、これからしばらくは、停留所1区間分、歩かなくてはならなくなりました。

 まだ比較的、新しいビルだったのに、なにも壊さなくてもいいじゃない・・古いものでもいつまでも大切に使うフランスらしくない・・などと、もぞもぞ思ってはいますが、私には、なにも抵抗できることではないので、黙って諦めるしかありません。

 そもそも、この夏のバカンス期間は多くの人がバカンスに出かけるために、やたらと工事が多く、メトロなどの公共交通機関の運休・一部運休もやたらと多いです。

 それは、日常に比べれば、迷惑を被る人も少ない時期ではありますが、夏にバカンスに出かけない人もけっこういるわけで(私もその一人)、ウンザリする季節でもあります。



 現在、パリ市内のメトロの運休状況は・・・

・メトロ4号線(7月6日~24日)Les Halles~Montparnasse間が運休

・メトロ8号線(8月20日~27日)Balard~Concorde間が運休

 また、République駅は7月22日から改修工事のため長期間停車しません

・メトロ12号線(7月16日~26日)Jules Joffrin~Concorde間が終日運休

・メトロ13号線(7月31日~8月17日)Saint-Denis Université~La Fourche間が運休

・RER B線(シャルル・ド・ゴール空港方面)7月下旬~8月中旬に中心部で運休

・RER C線(ヴェルサイユ方面)7月15日~8月22日に大規模運休

・RER A線(ディズニーランド方面)8月に一部区間運休

 と、ちょっと見ただけでも、こんなにたくさん!

 こんなに工事しているのに、ちっともきれいにならない気がしているのですが、少しずつ変わっているので、気が付かないだけかもしれませんが・・。

 しかし、日本の場合を考えると、こんなに一度にあちこちが工事中・・ということはあまりないような気もするというか?一体、いつの間に?というくらい工事の期間も短い気がするのは、私の気のせいでしょうか?

 この時期、パリを旅行する方は、予め「Bonjour RATP」のサイトなどで確認のうえ、お出かけすることをお勧めします。(英語表記にもできます)


パリ公共交通機関夏季工事


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2026年7月22日水曜日

強盗事件から9ヶ月 ルーブル美術館アポロンギャラリー再開

  


 ルーブル美術館のアポロンギャラリーは、昨年10月に発生した壮絶な強盗事件から約9ヶ月を経て、再開されました。強盗事件では、フランス王冠の宝石8点が盗まれ、現在も行方不明です。

 ところがアポロンギャラリーは再開されるものの、展示ケースや宝石類は一切ありません。もちろん展示品がないのは、このアポロンギャラリーのみではありますが、空っぽの状態で部屋のみの公開というのもなかなかな出来事でもあります。

 なんだか妙なことです。

 ただ、このアポロンギャラリーとして公開されている部屋は、天井高15メートルの金箔張りで、ルイ14世の命によって造られたものです。何世紀もにわたり、偉大なフランスの芸術家たちがその才能を注ぎ込んできたものです。

 シャルル・ルブランやウジェーヌ・ドラクロワによる装飾もあります。

 そんな部屋なので、部屋だけでも公開する意味は充分にあるかもしれませんし、野次馬的に、「ここが、強盗が侵入した部屋なのか・・」と見たい人もいるかもしれません。

 外部からの侵入により盗まれた宝石8点以外の盗まれなかった貴重な品々は、これから数ヶ月以内には、展示用の保管庫に入った状態で展示される予定になっていますが、ルーブル美術館館長は、今後、美術館内の別の場所に窓のない安全な部屋を作る予定であることを発表しています。しかし、窓の有る無しの問題なのか?と少々、疑問を感じます。

 老朽化が問題視されているルーブル美術館は、ただでさえ資金不足。他にも計画されているプロジェクトは山積みで、現在、ピラミッドを通るメインエントランスは再設計が必用な状態となっており、セキュリティ体制も見直さなければなりません。

 また、常に混雑して、ロクに拝めない状態になっているルーブル美術館の目玉ともいえる「モナリザ」の引っ越しプロジェクト・・モナリザを美術館内の新しい部屋に移設する計画もあります。

 モナリザに関しては、将来、来館者はモナリザを鑑賞するために別料金を支払わなくてはならなくなる可能性があります。

 これらの改修費用は10億ユーロと見積もられており、ノートルダム大聖堂の再建に必要な金額に匹敵する巨額です。そしてさらに、来年までには、3億6千万ユーロの調達が必用です。

 ノートルダム大聖堂は衝撃的な火災のため、全世界から支援が寄せられましたが、ルーブル美術館は、まだまだ資金不足のようです。

 年間約900万人の来場者を誇る世界最大の美術館であるルーブル美術館は、支援者や国からの支援がなければ、閉館の危機に瀕することになるという声もあるのです。


ルーブル美術館アポロンギャラリー再開


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2026年7月19日日曜日

日本の皇室典範改正に関するフランスの報道

  


 日本では、皇室典範改正問題が物議を醸していますが、この件に関しては、フランスでも報道されています。

 比較的、事実を淡々と説明する内容が多かったものの、日本のマスコミ、特に大手新聞社各社がこの件に関して批判的な報道を始めたことによって、その報道を紹介するという形に加えて、若干の諸々が付け加えたりされているケースが多いようです。

 ただ、共通して、その報道に描かれていることをざっくりとまとめるならば、「日本中が敬宮(としのみや)愛子内親王殿下を慕っているが、法律の壁により天皇になれない 愛子内親王の不思議なケース」という感じのような気もします。

 しかし、フランスは文化・歴史を尊重することを大切にしていることも事実で、日本固有の歴史・文化に深く根差した制度に外部の価値観で評価すべきではないという見方もあります。 (ただ、歴史を尊重するだけあって、2600年の伝統と言われている皇室の歴史において、日本はすでに複数の女性天皇を輩出していることは大きな矛盾であるとも指摘しています)

 そのため、国民の多くが望んでいないことに進んでいく日本社会がどのような合意を形成するかが重要という中立的な論調になりやすいとも言えます。

 今回の皇室典範改正は、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎え入れること、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できるが、その家族は皇族として認められないこと、女性天皇は認められなかったことが柱となっていますが、フランスの場合は、男女平等(男尊女卑批判)、人権問題等からこの件を疑問視する見方が強いとも思われます。

 フランスの場合、今回の日本のように多くの国民の意志に反する方向に向かおうとするときには、少なくとも、野党が激しく追及し、議会での徹底的な議論を要求します。

 また、メディアでは民主的正当性が大きな論点となり、国民は大規模なデモやストライキを起こします。国民が大きな反応を起こし、社会的反発が起こる背景の一番の理由には、「議論が充分に尽くされていない」ことにあります。

 ただ、逆にフランスでも、共通してアピールされることになっているのは、敬宮(としのみや)愛子内親王殿下がいかに国民に愛されているか?ということでもあります。

 どのメディアにも共通して見られることは、愛子さまが魅力的な笑顔、情熱、機知にとんだ会話で国民に愛されている存在であるということなのです。

 強引な法案を通したことにより、より人気が高まり、女性天皇を望む国民の気持ちに火をつけた感もあり、また、女性初の首相が女性天皇を排除しようとしていることが皮肉な結果だと述べているところもあります。

 いずれにせよ、フランスには皇室はありませんが、このような歴史的・伝統的な存在を非常に崇拝する傾向にあり、現在の天皇陛下の即位の儀式などもフランスでは大絶賛していました。

 また、報道は、日本の国会は、19世紀に制定された皇室典範を歴史的に改正し、父系男性のみが天皇になると規定したが、これにより、すでに縮小傾向にある皇室が崩壊するのではないかという懸念が高まっている・・という次の段階への懸念にまでも及んでいます。


日本の皇室典範改正 フランス


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2026年7月17日金曜日

フランス国民議会 終末期医療法案「aide à mourir(死への援助)法案」可決 安楽死認可へ

  


 フランス国民議会 は、長らく議論が続けられてきた終末期医療法案「aide à mourir(死への援助)法案」を可決しました。この法案は、一定の条件を満たす患者に対して、医療者の関与のもとで生命を終えるための薬剤を提供するものです。

 この法案は長年の議論を経て可決しましたが、適用対象は欧州の中でも比較的厳格に限定されています。また、最終的な施行に至るまでには、憲法評議会による審査などの手続きが残されているので、まだ、ただちに施行されるというわけではありませんが、かなり大きく前進したと言えます。

 非常にデリケートな話ですが、終末期医療について議論する際に、若干、曖昧な気もする「尊厳死」と「安楽死」の違いについては、「安楽死」については、医師が薬などを投与して死期を早める行為であり、「尊厳死」は延命治療を中止し、自然に死が訪れるのを待つというのが、一般的な見解のようです。

 今回のフランスでの法案は、「安楽死」を認めるものです。

 対象となるのは、18歳以上の成人であること、フランス国籍または、フランスに居住している者、重篤かつ治癒不能の疾患であり、病気が進行期または終末期であること、持続的な身体的苦痛があり、治療では充分に軽減できない、または本人にとって耐えがたい苦痛があること、そして、本人が充分な判断能力を保持し、自発的かつ明確な意思表示ができることなどの条件が連ねられています。

 しかし、本人が希望してもただちに認められるわけではなく、主治医が申請を審査、少なくとも複数の医師および医療・介護関係者との協議が必用で、条件を満たすと判断された場合でも熟慮期間(2日間)を設けたうえで、最終確認後に薬剤が投与されます。

 この法案の反対派は特に、この熟慮期間(2日間)が短すぎるという声が大きいようです。

 また、ちょっと驚きなのは、原則、薬剤の投与は患者自身が自分で行うとなっており、医師幇助自殺の形をとっている点です。ただし、ALS(筋委縮性側索硬化症)などで身体機能の低下により自分で投与できない場合は、医師または看護師の幇助が認められます。

 この自分で、自分を死に至らしめる薬剤を投与するという部分で私が思い出したのは、以前、末期がんで入院していた友人のお見舞いに行ったときに、友人の腕には点滴が繋がっていて、手元にはボタンがあり、痛みが辛いときには、自分でいくらでもボタンを押してよい(モルヒネが点滴に入っている)と言われていて、制限されていない・・と友人が困惑して話してくれたのを思い出します。

 自分で好きなだけモルヒネ??

 友人は、一度、試して、自分が幻覚に襲われて怖くなったということで、自分を見失いたくないと、ボタンを押すことはなく、痛みに耐えていたのを思い出しました。

 話は戻って、安楽死のこの場合、医師・看護師には、宗教的・倫理的な理由から実施を拒否できる条項が含まれていますが、一方で医療機関そのものが制度全体への参加を拒否することはできない仕組みとなっています。

 そして、この改革の特徴は、「死への援助」と「緩和ケアの充実」をセットで進める方針であることで、この法案と並行して全国で緩和ケアへのアクセスを改善する法律も成立し、政府は緩和ケアへの大幅な投資を進める方針です。

 このフランスの安楽死に関する法案は既に安楽死を認めているオランダやベルギーなどより対象が狭く設定されていることが特徴です。

 また、長年、議論が進まなかったものが急に話が進みだしたのは、任期の迫ったマクロン大統領が自分の功績として残そうとしているなどという話もあるのですが、法案自体は若干の修正が加えられることはあったとしても、充分に熟考された内容になっているのではないか?という印象です。


フランス終末期医療法案 安楽死


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2026年7月15日水曜日

2026年のシャンゼリゼの軍事パレード

  


 毎年のパリ祭のシャンゼリゼのパレードは、一年のうちでもフランスでもっとも華やかな行事のひとつです。

 今年のパレードは、マクロン大統領最後のパレードということで、いつも以上に注目されている感じでした。




 個人的には、猛暑の続くパリで、しかも屋外の長時間にわたるパレードということで、さぞかし大変になるんだろうな・・と思っていました。

 しかし、当日の朝の気温は26℃程度、パレードが終わるころの気温は28℃程度だったので、そこまで厳しいというわけではありませんでした。

 今年のパレードは「ヨーロッパの戦略的覚醒」をテーマに掲げ、有志連合加盟国から派遣された500名の軍関係者による開会式で幕を開け、その後、数千名の兵士、警察官、憲兵、救助隊員などがパレードに加わりました。




 また、今年はウクライナを支援するための多くの欧州諸国が参加する「有志連合」から合計35ヵ国の国家元首あるいは政府首脳が集い、ウクライナのゼレンスキー大統領夫妻も招待を受けていました。




 個人的な感想ではありますが、ゼレンスキー大統領ほど来仏している海外からの国家元首もなかなかいないのでは?と「えっ?また来てるの?」思ってしまうほど、よく彼が来仏している報道を見かける気がします。

 ちなみにマクロン大統領が最初に大統領に就任した際に招かれたのは米国のトランプ大統領、彼の任期中最後に招待されたのは、ウクライナのゼレンスキー大統領でした。

 そもそも、このパレードは軍事パレードであるので、当然といえば、当然なのですが、気のせいか?いつもよりも軍事色がより強く感じられた気がします。

 私は毎年、家でテレビで見ているだけなのですが、家の窓からトリコロールの噴煙を蒔きながら飛んでいく飛行機が見えるので、テレビと二元中継?で見るのを楽しみにしているのですが、今年はことのほか、この飛行機の爆音がもの凄く、ある程度、離れている我が家からも驚くほどのこの爆音、シャンゼリゼで見ている人には、ものすごい迫力なんだろうな・・と思いました。

 今回のパレードに関して、国防省は従来の軍事パレードに加え、前例のない能力実証を行うとし、地上部隊と航空支援部隊の連携を披露し、現代の軍事作戦の仕組みを再現すると公言していました。



 なるほど、これまでのパレードよりも、より多くの航空部隊が空を舞い、ドローンまでがパレードに登場していました。

 今回の一般市民のパレード観覧には、オンラインでの事前登録が必用になり、警視庁によれば、5万人以上が登録して参加しました。これは、パリ・オリンピックの際に実施されたものと同様の手続きで、今後、このような催し物の安全管理はオンラインにも大きく頼るカタチになっていきそうです。

 パレード時のシャンゼリゼへの入場管理はある程度はオンラインで行うとしても、それ以外に大規模な警備体制が敷かれ、パリおよびパリ近郊には、警察官と憲兵7,000人、消防士2,000人が動員されました。

 また、同日には、夜10時にフランス対スペインのワールドカップ準決勝もあるために、この日の警備体制は、朝から夜遅くまで、大規模警戒体制が続く1日となりました。




 しかし、やはりパレードそのものは、好天にも恵まれ、至極、華やかなもので、見事なパレードでした。時折、映し出されるマクロン大統領もとても満足そうな笑みをたたえていました。

 やはり凱旋門を背に緑の街路樹が連なるシャンゼリゼでのパレードはやはりロケーションとしては、最高のもので、また、軍服に身を包んでいるとはいえ、正装の軍服はまるでこのパレードのために用意されたかのごとく、全てとマッチしていて、本当に美しく華やかです。




 けれど、やはり近くでいくつかの戦争が起こっていて、その当事国の国家元首までが招待されている中で行われているパレードがあまりに華やかで美しいことには、逆にどこかモヤモヤしてなりませんでした。

 軍事パレードそのものは、それなりに愛国心が高められたり、兵士たちの士気もあがったりと意味のあるものでもあるとは思うのですが、戦争は決して華やかなものではないのに・・という気持ちがどうしても湧いてきてしまうのでした。


2026年シャンゼリゼ軍事パレード 


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2026年7月12日日曜日

真夏のオランジュリー美術館

  

 

 猛暑が少しおさまっていた頃に、つい、うっかり、どこか近場の美術館に行きたいな・・と思って、できれば、モディリアーニの絵がみたいな・・と調べたら、現在、確実にモディリアーニの作品が展示されているのは、パリではオランジュリー美術館だということで、オランジュリー美術館に行くことにしました。

 通常ならば、予約なしでも行けないこともないのですが、今はバカンスシーズンに入っているし、この暑い中、延々と並ぶのも嫌だったので、まあ、予約しておこうかな・・と思い予約を入れました。

 直近で空きのあったのは、1週間後くらいだったのですが、まさかこんなにまた暑くなるとは思わずにうっかり予約してしまいました。予約の直前になって、また猛暑がぶり返してきたわけですが、ついうっかり予約してしまったので、行かないわけにもいかず、また、行ってしまえば中は涼しいので、「まっいいか!」と行ってきました。

 予約して出かけたのは、不幸中の幸いというか、現在、猛暑のために事前予約以外は受け付けないということになっていて、ずいぶんたくさんの人が泣く泣く帰されていました。



 ルーブル美術館は夏季(7月8月)は、もともと事前予約以外は受け付けていませんが、オランジュリーは当日でも多少、並べば入れたのです。今年は猛暑のための例外ということでした。

 また、ルーブル美術館の方はたとえ、事前予約があったとしても、かなり並びます。(オランジュリー美術館の方は事前予約があれば、ほとんど並びません)

 美術館内に入ってしまえば、館内はこのうえない避暑の場所でもあり、冷房もちゃんと効いていて、暑くもなく、寒くもなく、美しいものに囲まれて、まさに天国です。

 私がオランジュリー美術館が好きなのは、有名なモネの睡蓮の絵の部屋なども好きなのですが、家からあまり遠くなく、中を見て歩くのに、ちょうどいい大きさで、美術館の周囲もチュイルリー公園、コンコルド広場、シャンゼリゼと、まさにパリそのものの美しい景色に囲まれたロケーションということもあります。




 現在は、アンリ・ルソーの特設展をやっていました。ルソーに関して言えば、そこまで詳しく知っている画家ではありませんでしたが、それでも、「あっ!この絵、どこかで見たことあるかも?」というような有名な絵があることも、飽きずに見れてしまう空間です。








 パリの美術館を色々と見ていると、最近、感じるのは、ただただ、絵が並んでいるというだけではなく、その展示の仕方、飾り方がスマートで洗練されたものであるところがとてもすごいな・・と思います。

 ある程度、こじんまりとしたスペースを使って、部屋中を大きく取り囲むような展示の仕方、バックの壁の色、ライティングなども素晴らしいな・・と思うのです。

 私のお目当てだったモディリアーニの作品ももちろん、しっかりありました。私は絵のことは、専門的には全くわからず素人なので、どこがいいのかわからないのですが、なぜか好きというそれだけなのです。



 一年中を通して、美術館は私の好きな場所で、わりとよく出かけますが、この暑い時期の美術館は涼しいし、格別なものです。心地よい美しいものに囲まれた空間は、心の奥底が癒される気がする場所です。


オランジュリー美術館 Musée de l'Orangerie Paris 

Jardin des Tuileries 75001 Paris 


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2026年7月9日木曜日

急に思い立ってパリ・プラージュ散歩

  


 また、熱波が迫りくる・・というより、もうすでにやってきているパリですが、前回の猛暑に比べると、今週はまだ少しはマシ・・。とりあえず、今のところは、夜中のうちに気温がある程度、下がってくれているので、朝のうちは、まだ過ごしやすい時間が存在しています。

 それも、早めの朝の時間だけなので、動くなら、午前中の早めの時間帯・・と思って、久しぶりにパリ・プラージュを歩いてきました。



 2002年以来、たぶん、ほぼ毎年やっているパリ・プラージュですが、私は毎年、行っているわけでもなく、今回も数年ぶりな感じです。


 まだ暑くならない朝の時間帯だったので、人もあんまりいないだろうと思ったものの、けっこう人が来ているもので、特に自転車でビュンビュン飛ばしている人(単に通勤経路にしている感じの人から、サイクリングをしている人など)や、ジョギングをしている人、お散歩をしている人、また、セーヌ川の遊泳場に泳ぎに来ている人など、それぞれにセーヌ川沿いのパリ・プラージュを満喫していました。


 何回見ても、ここで泳ぐのは、私にはちょっと抵抗があります。(だって水がみどり・・)フランスはバカンスに突入しているため、小さな子どもを連れたパパの姿もあり、しかし、入口には、一応、年齢のチェックというのではなく、身長のチェックポイントがあって、この線よりも大きくなければ入れない・・ということになっているようで、たまたま居合わせた小さな男の子は、「今年はまだ、ダメだね・・来年になったらきっと入れるよ・・」と言われていました。

 中にはおそらく育休中の、なかなか素敵な若いパパが生後1カ月にも満たないほどの赤ちゃんにミルクを慣れない手つきでミルクをあげていたりもしている姿は微笑ましいかぎり。




 パリの街中で、この暑さの中救われるのは、街路樹がけっこう多くて、緑に覆われて木陰になっている部分がけっこうあることです。しかし、セーヌ川沿いとなると、そこまで街路樹は多くなく、しかし、朝の時間帯ならば、ふつうに車やバスなどが走っている車道からは、階段で降りていく感じになっているため、その突堤というか壁の部分が日陰を作ってくれています。



 ほぼ、以前に行ったときと大きな変化はありませんが、給水ポイントが以前よりも増えたことと、給水ポイントのような感じで、お水ではなく、日焼け止めが出てくるようになっているポイントなどもありました。

              


 ところどころに公衆トイレが設置されていましたが、かなり匂うところもありました。美しいパリ・プラージュにこの匂い・・なんか逆にパリっぽい気もします。

  


 しかし、朝、比較的早い時間帯ということもあったのでしょうが、思いのほか、川辺というものは涼しいもので、一般道のようにアスファルトに囲まれていない場所というのは、それだけでも少しマシなのかも??と思いました。

 あちこちに置かれたデッキチェアで昼寝をしている人もいれば、本を読んでいる人もいれば、昼寝というよりも、ひょっとしてこの人、昨夜から寝てる?と思うほど爆睡している人・・またテーブル・ベンチ・パラソル尽きのスペースでは、朝ごはんを持ってきて食べている人たちもけっこういて、なんか、以前に来たときよりも、生活に根付いている感じがあるな・・と思いました。

 

パリ・プラージュ2026 PARIS PLAGE 2026


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2026年7月5日日曜日

デジタルユーロとはなにか?

  


 欧州議会経済通貨委員会は先月末、デジタルユーロ(€N)プロジェクトに関する立場を採択し、決定的な一歩を踏み出しました。

 これは単なる決済手段の改革にとどまらず、デジタル時代における欧州連合(EU)の通貨主権維持能力に関わる問題として注目されています。欧州連合の主権と競争力は、現在、決済システムの根本的な変革に直面していると言えます。

 現在、デジタル決済は現金利用をはるかに凌駕する一方で、その運用を支えるインフラの大部分は欧州以外主体のものに支配されています。

 EUにおけるカード取引の10件中6件はVISAとMastercardのネットワークを経由しており、モバイル決済においては、Apple PayとGoogle Payの支配力が拡大しています。このような状況は、単なる経済競争を超えた欧州の通貨主権という重大な問題を引き起こしていると欧州議会は考えています。

 欧州の通貨システムは現在、欧州中央銀行が発行する2種類の公的通貨(紙幣と銀行が保有する準備金)に依存している一方、日常の決済は民間銀行の資金によって行われています。

 現金の使用が減少するにつれ、公的通貨が日常的な決済手段から姿を消し、外国の主体によって支配されることが多い民間の決済手段に取って代わられるリスクが高まっているのです。

 この依存関係は、欧州の主体にとって決済コストが増加し、非欧州企業によるデータや付加価値の獲得が容易になり、EUを地政学的リスクに晒すことになり、米国の域外制裁は、決済インフラが権力行使の手段として利用され得ることを示しているのです。

 デジタルインフラが主権にとって不可欠なものになりつつ世界において、欧州はこの動向を無視し続けることはできないのです。

 こうした背景の中で、欧州中央銀行はデジタルユーロプロジェクトを推進しつつあるわけですが、その目的は新たな通貨を創設することではなく、公的通貨をデジタル形式でも存在させることです。

 これは仮想通貨でも、暗号通貨でもなく、銀行や決済プロバイダーが配布するデジタルウォレットの形をとります。

 簡単にいえば、VISAやMastercardを通さない決済システムを構築するということです。

 現在、多く利用されているVISAやMastercardに手数料を支払うことなく、欧州独自のシステムを作るということでもあります。

 この大枠を管理するのは、欧州中央銀行ですが、日常的に使用するアプリ等のサポートは銀行が行うことになります。

 ただし、デジタルユーロは金融システムの安全性を維持するために複数のセーフガードが盛り込まれ、預金の流出を防ぐために保有できる金額には上限が設けられ、利息はつきません。

 かといって、現金を廃止するわけではなく、あくまでも共存、また、既存のカード会社の決済とも共存を目指し、用途や金額によって使い分けるという形を目指しているようです。

 これは、欧州全体の海外企業への依存を減らし、欧州独自の決済インフラを持ち、緊急時にも欧州内で決済を維持することを目的としているようです。

 まだこのシステムは実際にはスタートしていませんが、このような方向に世の中が動いているということを知っておくことも必要かと思います。


デジタルユーロ


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2026年6月21日日曜日

パリのベストシーズンはいつなんだろうか?

   


 私が日本に一時帰国する際は、夏は絶対NGで、暑いし、航空運賃は高いし・・。とにかく長く日本を離れている身としてはまず、飛行機を降りた瞬間に呼吸がしにくいというか、あのむっとくる感じの湿度の高さが厳しく感じられるのです。

 とはいえ、娘が小さい頃は、娘を日本の小学校に行かせたかったこともあり、また、フランスの学校の長いお休みをどう乗り越えるか?ということもあり、否応なしに長いこと、高い航空運賃を払って暑い夏の間に日本に行っていました。

 最近は、自分で好きに選べるので、まず、夏の日本行きは避けます。時期的には


特に、何か特別な用事がない限り、特にいつということはありません。なにより、日本はとりあえずは行ったら絶対に楽しいので、あとは、できるだけ航空運賃の安い時期を選んでいます。

 となると、たいていは、11月か、1月末から2月になることが多いです。

 逆にパリに来る場合は一体、いつがベストシーズンなんでしょうか? 少し前までだったら、5月、6月あたりが一番気候も良く、日も長くベストシーズンと言われていた気がしますが、特にここ数年、5月、6月の暑さは尋常ではなくなっているので、あまりおススメできなくなりました。

 まあ、観光でパリに来る場合は、まさか、ホテルにエアコンがないということはないだろうし、お天気が良く、日が長いということには変わりないので、暑さに対する耐性が強い方ならば、やはり良い季節かもしれません。

 7月、8月はまあ、もともと夏だし、暑いことには、変わりませんが、本格的なバカンスシーズンになっているので、7月から8月にかけて、徐々にパリの住民たちは、バカンスに出てしまい、観光客の方が多いくらいになっていきます。

 特に8月の2週目あたりからは、2週間程度、お店を閉めてしまうところも多いので、注意が必用です。

 航空運賃に関しては、6月から徐々に上がり始め、7月、8月はおそらく一年で一番高いのではないかと思われます。

 結局のところ、航空運賃もそこまで高くなく、気候も比較的良いのは10月、11月にかけてくらいなのではないか?という気もしています。そこまで寒くもなく、暑くもなく・・。また、航空運賃だけで考えれば、1月、2月も比較的、安いチケットがあります。

 また、クリスマスシーズンも街中のイルミネーションがとてもきれいなので、おススメしたいです。

 ただ、ひとつ、気を付けた方が良いのは、フランスの場合、ストライキを最大限回避する努力をすべきということです。

 ストライキのために、フライトキャンセル・・というのも日本⇔パリの場合は長距離フライトのために、フライトがまるまるキャンセルということにはなりにくいのですが、他の便との調整でフライトが勝手に変更されるリスクがあります。

 日本の航空会社は比較的、ストライキの影響を受けるリスクは低いです。ストライキに関して言えば、エアフランスは最悪、また、格安航空会社もストライキの影響を受けやすいです。ストライキは航空会社そのものだけでなく、空港や管制塔などのストライキもあるので、その際には、格安航空会社から切られる傾向にあります。

 また、パリに到着した後の移動に窮する可能性も無きにしも非ずです。滅多にないことではありますが、その滅多にないことに遭遇してしまう、しかも旅先で・・こういったトラブルはできる限り最小限にしたいところです。

 フランスは冗談抜きに、本当にストライキの多い国なので、可能な限り避けられたら避けたいところです。

 かなり前もって予告して行うストライキもありますが、そうでない場合もあります。一般的に言って、できるだけ、人を困らせるためにやるので、より効果的なタイミングを狙うため、学校のバカンス期間の入り口くらいのタイミングを狙っていることが多い気がします。

 バカンス期間といっても、フランスでは、うんざりするほどバカンスが多いのですが、夏の初め7月の1週目の週末あたり、ノエルのバカンスのあたり、あとは、トゥーサン(ハロウィン)、冬休み、パック(イースター)のバカンスがあります。

 バカンスの時期は毎年、同じころなのですが、その年によって日にちが変わるので、○○日ということはできませんが・・。

 ただでさえ、トラブルが多い国、避け得るものなら、避けるのが賢明だと思います。


パリのベストシーズン


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2026年6月19日金曜日

猛暑とフランスの学校の設備 学校にもエアコンがないのがふつうです

   


 今回の猛暑の中、フランスの学校はどうやって暑さを凌いで授業をやっているのか?と思うのですが、たいていの学校は通常6月いっぱいで7月1週目の週末くらいからは夏のバカンスに突入することもあってか?フランスの学校にはエアコンがないのがふつうです。

 でも、気温が体温を上回るほどになれば、さすがにエアコンなしで授業というのもさぞ苦しかろうと思うのです。

 娘が学生だった頃(小・中・高校)には、まだ5月、6月にここまで暑くなることはなかったので、そこまで心配したこともなかったのですが、その後、年々、初夏?の暑さが厳しくなってきて、各学校は対応に追われ、中には、短縮授業や休校の措置をとっている学校もあるそうです。

 フランスではこれまで夏が比較的、短く、また省エネや景観保護の考え方も強いため、学校へのエアコン(冷房)導入が遅れてきました。

 保護者からは学校へのエアコン導入の声が大きくなりつつありますが、特に公立校ではなかなか具体的に対策が進まず、地域ごと、学校ごとに段階的に対応している状況で、窓を開けたり、遮光カーテンを使って暑さを凌いでいるのが一般的なのです。

 もうここまでになってくると、窓を開けるのは逆効果という感じもありますが・・。

 学校でのエアコン設置は少しずつ増える可能性はありますが、フランスでは電力消費を抑えたいという意向や歴史的建造物が多かったりするため、どちらかというと、まず断熱を改善すべきという声の方が大きいようです。

 また、フランスの学校にはプールというものもなく、水泳の授業はあるものの、地域の市民プールなどを学校ごとに交代で利用するという方法をとっているケースが多いです。

 私も娘が学校に通っている時に、「えっ?学校にプールがないの?」と大変、驚いたのですが、ないのです。年間を通して学校ごとに交代で市民プールを利用するために、水泳の授業が真冬・・ということになったりすることもあり、また、その際に「先生が水泳のある日はタイツを履いてきてはいけない」と言っているというのを聞いて、またまたダブルにビックリした覚えがあります。

 親としては、いくら室内プールとはいえ、外の気温との温度差が激しい時こそ、タイツを履かせたいと思うのは親心。しかし、着替えにより時間がかかるからタイツはダメ!というのには、閉口しました。

 考えてみれば、日本の学校は公立の学校でもたいていプールくらいはあるし、教室にエアコンがあるのもあたりまえだし、なんなら教科書だって、義務教育期間は海外にいても希望すれば、無料でもらえます。フランスの学校は教科書も1年間借りるという形をとっているので、年度初めには教科書1冊1冊に丁寧にカバーをし、年度終わりには、そのカバーを外して教科書は返さなければなりません。(その際、破損していたり、紛失してしまった場合は弁償しなければなりません)

 合理的といえば、非常に合理的です。

 こう考えると、日本の学校は公立でもすごく恵まれているだな・・と思うのです。

 まあ、エアコンに関して言えば、フランスの学校は7月、8月は学校はまるまる休みなので、その間はいらないんですけどね・・。


フランスの学校 エアコン


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2026年6月15日月曜日

フランスのテレビでの相撲中継番組に感動

  


 日曜日の夕方、そういえば、今日はテレビで相撲中継やってるんだった・・と慌ててテレビをつけてみると、なにやら、やけに興奮して解説しているフランス語が飛び込んできて、不思議な気持ちになりました。

 私は、日本に住んでいた頃もあまり、相撲というものを自ら進んで見た覚えもなく、家族の誰かが見ているのに便乗してなんとなく見ている程度だったので、ほとんどお相撲さんの名前もよくわからないくらいでした。

 ましてや、日本を離れてから、もう四半世紀以上も経って、現在のお相撲さんのことは、正直、一人もわからないくらいです。

 それでも、けっこう「SUMO PARIS」は宣伝されていましたし、けっこう話題にもなっていたので、気になってはいましたが、高いチケットを買って、見に行くという気にもなりませんでした。

 テレビでやるならば、ちょっと見てみようか・・その程度だったのですが、テレビ中継は、土俵を中心とした中継なのでよくわかりませんが、背景に映る会場の様子を見ると、広い会場は、かなりの人で埋まっていて、正直、日本の相撲がパリでこんなに集客力があるものなのか・・と実際に目の当たりにすると驚きでもありました。

 また、解説をしている人の熱量がものすごく、相撲の技等に関しては、「YORIKIRI」とか、「UWATENAGE」とか、日本語なのですが、それ以外は当然のことながら、フランス語で、「ヌメロ アン モンディアル!(世界一!)」とか、「ア!トンシオン!(気を付けて!)」とか、「セ・マ・二・フィック!(すばらしい!)」と、もう叫んでいる感じで、「こんなに熱心に相撲を見てくれているんだな・・」とちょっと妙な感動を覚えました。

 日曜日の夕方にテレビでお相撲を見る・・フランスで・・。というのが、なんだかとても不思議な・・でも、妙に嬉しい気持ちでした。


 だいたい、髷をゆって、まわし姿のお相撲さんそのものも、また行事の衣装、拍子木、土俵という独特な舞台・・あらためて見てみると、これは、大いに日本の文化を感じさせるもので、異文化の歴史あるスポーツとして、また、欧州にはないもので、非常に日本文化として価値のあるものなんだということを感じました。

 表彰状や優勝カップの授与に加えて、和牛(森和牛)一頭分!などという大きな商品目録を掲げたりするのも、フランスでは他のスポーツにはあまりないのではないか?しかも和牛一頭分とはなお珍しいでしょう。

 実にパリに大相撲がやってきたのは31年ぶりのことだったそうで、初日は1万人超えの集客を記録し、トータルでは、3万人の来場者であったであろうと言われています。観客には、フランス人だけでなく、ドイツやスイスなどの近隣のヨーロッパ諸国からわざわざやってきている人も少なくなかったようです。

 私は人混みが大の苦手なのですが、こんな雰囲気のものであったなら、ちょっとチケットが高くても行ってみてもよかったかな?とちょっと思っています。

 私はテレビ中継を忘れていたので、最後の30分程度しか見れませんでしたが、相撲自体は、日本語主体で進められ、フランス語の解説がつくという感じで、また観客も私が想像していたよりも充分に楽しんでいる様子がうかがえて、なんだかちょっと嬉しくなりました。

 この興行は「スペクタクル・エクセプショナル!(格別に素晴らしいスペクタクル)」と多くの人が評しています。

 今回のパリでの相撲興行が成功であったのならば、今度はまた30年後とは言わず、せめて10年後くらいにまた来てくれたらいいのにな・・と思っています。

 日本文化は、フランス人がかなり好意的に受け止めてくれているものであることは、承知していましたが、まさか、相撲がこんなに人気があるなんて!ビックリでした。


SUMO PARIS 


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2026年6月14日日曜日

マティスを見にグラン・パレへ行ってきました

 


 パリに住んでいて、いいな・・と思うところのひとつは美術館などに気軽に行けて、また、展示されている美術品はもちろんのこと、その器となっている美術館なりの建築がまた、素晴らしいので、また一段と作品の美しさが引き立てられている感じがするのです。



 私など、美術品鑑賞に関しては、ド素人なので、ただ、これ、いいな・・とか、好きだな・・美しいな・・という程度の適当な見方なのですが、それでも、歴史のある美術品の中に身を置く時間が持てるということは、貴重な時間なのです。

 とはいえ、そんなに、自分から探し出して、何かを見に行くということは、滅多にないのですが、たいていは、駅に貼られたポスターで、「今、こんなのやってるんだ~行きたいな~」と思って行くことが多いです。



 広告などもネットが幅を利かしているこの時代に駅のポスターというのもアナログといえば、アナログなのですが、私はこれに動かされて美術館に行くことが多いのです。

 というわけで今回のマティス展も駅の広告を見て、足を運びました。

 現在、マティス展が行われているのは「グラン・パレ」でしたが、シャンゼリゼからも近い恵まれたロケーション、アクセスも良く、かといって、ルーブルやオルセーなどのように混み過ぎていないところが良いです。

 実際に、私も今回、事前予約はせずに、現地で当日券をゲットしましたが、ほぼほぼ並ぶことはありませんでした。とはいえ、入場時には、いくらか入場制限して混雑をコントロールしているので、ほんの少しだけ待ちましたが、5分程度です。




 中に入ってみると、けっこうな人出ではありましたが、広い会場ゆえ、問題はありません。特に有名な作品の前には、人が多いのですが、それでも、ごくごく近距離で作品を眺めることもできるのは、ちょっと感動ものです。




 私は、特にマティスファンというわけではないのですが、それこそ、なんとなく好き・・そんな感じです。

 さすがに、「あっ・・なんか見たことある・・」という作品も多いのも楽しいところです。

 





 また、中には簡単なカフェやレストランもあるので、お食事もできますが、街中よりも若干高めではあります。しかし、結構、混んでました。


 


 それから美術館には、お決まりというか、お土産物屋さんもあり、なかなか可愛いものも見つけてしまいました。




 それから美術館には、お決まりというか、お土産物屋さんもあり、なかなか可愛いものも見つけてしまいました。

 パリに来たら、どこか1つでも美術館に行きたいという方も多いかと思いますが、ルーブルは広すぎ、混みすぎ・・オルセーやオランジュリーもいつも激混みしていますから、グランパレでやっている特設展を狙ってみるのもけっこう良いかもしれません。


グランパレ・マチス展


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2026年6月12日金曜日

レディーガガも食べた世界一のサンドイッチ Le Petit Vendôme

  


 「レディーガガが2024年のパリオリンピックの際にパリを訪れた際にここのサンドイッチを買って行った!」というサンドイッチを食べてみたいとずっと思っていました。

 このお店はサンドイッチ屋さんではなくパリにあるごくごく庶民的な感じのビストロなのですが、どうやら、Time Out誌に世界一のサンドイッチとして評されたこともあり、ビストロそのものよりもサンドイッチで有名なお店のようです。



 私は、Time Out誌よりも先にレディーガガの噂を先に聞いていたので、まあ、場所的に、ヴァンドーム広場の近くでもあり、おそらく彼女はこの近くに泊っていて、その立地的な利便性もあって、サンドイッチを買いに来たのかな?くらいに思っていました。



 出かける前に一応、サイトで確認していったのですが、サイトあるあるで、行ってみると、なるほど、よく撮れている写真・・という感じ。私がイメージしていたお店とは全然、違いました。


 ちょうど12時頃にお店に到着したのですが、その時点で、既にサンドイッチのために行列する人がお店の外まではみ出していました。

 ふつう、パリでは、だいたい昼食の時間で混雑するのは13時過ぎ。12時ならば、まだ空いている時間です。


 私は、友人と食事をする約束をしていたので、店内でサンドイッチではなく、ふつうの食事をしようと思っていたので、予約なしで入れました。サンドイッチだけだったら、カウンターにしてね・・と言われましたが、サンドイッチの大半のお客さんはテイクアウト。それでもカウンターには、ビールとサンドイッチを食べているおじさんたちですでに埋まっていました。

 一応、ランチを注文する時に、他のメニューを注文してから、「レディーガガのサンドイッチって何のサンドイッチなんですか?」と聞いたら、「カンタール(チーズ)とジャンボン(ハム)です」というので、「あ・・レディガガのサンドイッチで通じるんだ・・」と思ったと同時に、お店の人が「じゃあ、それはテイクアウトですね・・」(すでにメニューを注文しているので)と言ってくれたので、サンドイッチはテイクアウトにすることにしました。



 正直、ビストロの食事は、そこまで感動ものではありませんでしたが、なかなか味のある雰囲気で、パリの下町感がギッシリ詰まった感じのお店で、座席と座席の間隔がこれでもか・・というくらい狭く、一度、隣の人が座ってしまったら、そうそう簡単には立ち上がれないほどです。

 それにしても、このサンドイッチの人気はスゴいもので、この近くにパン屋さんなど、テイクアウトできるお店はたくさんあるというのに、ここのお店が独り勝ちという感じ。少なくとも、12時前から私が食事を終わって、近くのお店でお茶して出てきて3時少しまえまで、まだ行列は途切れていませんでした。

 お昼時に、その近辺を歩いている人は、かなりの割合でここのサンドイッチを持っている・・そんな感じです。



 そして、その「カンタールとジャンボンのサンドイッチ」(8.5ユーロ)は、家に帰ってから、しっかり頂きました。正直、私はあまりサンドイッチというものをふだん買わないので、他のものと比較することはできないのですが(ましてや「世界一のサンドイッチ」かどうかはわからないけど)、とても美味しかったです。

 バターがたっぷり塗られていて、カンタールもジャンボンもたっぷり入っています。ひとつひとつの素材がどれも邪魔しない感じ。嫌みのない、きっと嫌いな人はいないだろう・・ものすごく食べやすいサンドイッチです。

 素材がシンプルだからこそ、そのサンドイッチとして一つにまとまった味が際立つ・・そんな感じです。

 「世界一のサンドイッチ」を食べてみたい方はぜひ、行ってみてください。ヴァンドーム広場から徒歩1分ほどの良い場所です。


🌟Le Petit Vendôme 8Rue de Capucines 75002 Paris 


世界一のサンドイッチ Le Petit Vendôme レディーガガ


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