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2026年10月18日日曜日

フランスのマルシェ文化 土曜日のパリのマルシェ

  


 私が子育てをしていた頃には、あまりマルシェに行くことはありませんでした。我が家のごくごく近所には、マルシェがなかったということもありますが、マルシェでの買い物は、明らかに時間がかかり、一か所で素早く買い物ができてしまうスーパーマーケットばかりで買い物をしていました。

 とにかく、子育て期間中は、途中で夫が突然、他界してしまったこともあり、とにかく忙しく、常に時間に追われており、働きながらの子育ては本当に大変で、平日の学校の送り迎えと仕事で平日もゼーゼーな感じ、週のうちの2日のお休みには、お稽古事の送り迎えやその他、やらなければならないことが山積みでマルシェでのんびりお買物をしている時間はありませんでした。


 そんな私がマルシェに行くようになったのは、ごくごく最近のことで、行きはじめてみると、マルシェの食材の方が断然、新鮮だし、買い物するのにも、そこには、何かしらの触れ合いがあって、ぬくもりが感じられる空間で、私のマルシェ通いも板についてきた気がしています。

 マルシェは場所によって市が立つ日が違うのですが、私の行っているマルシェは水曜日と土曜日に市内の屋内スペースに設けられるマルシェです。




 特に土曜日のマルシェは、休日にみんなが買い物に来ている憩いの場という感じで、フランス人の生活感がとても感じられる感じでとても好きです。

 どちらかといえば、年輩の人が多いとはいえ、子連れ、犬連れの人なんかもけっこういて、お客さんどおしが皆、顔見知りというか、なんなら、連れてきている犬どおしも顔見知りな感じで、ほんと、下町感というか、田舎の人付き合いみたいなホッコリ感があります。




 マルシェのお店を出している人たちは、どんどんお客さんに声をかけるし(商売だし)、顔見知りにもなっていくし、最初は、マルシェなのに愛想のない感じのおばあさん(パン屋さん)も、最近は、ニッコリしてくれるようになったりして、そんな小さなことも嬉しかったりして、人のぬくもりが感じられます。

 こうしたマルシェという文化がパリにもしっかり残り続けているということが、フランスらしいところで、こういうところだからこそ、フランス人ってこういう人たちなんだな・・というところが垣間見える場所なのです。




 まあ、パリジャン・パリジェンヌにも色々な人がいるので、一概に言うこともできないかもしれませんが、いわゆる下町のおじちゃん、おばちゃんみたいな人がたくさんで、実は面倒見のよい、人の良さが感じられる空間なので、私としては、とても居心地が良い場所なのです。

 そういう私は東京生まれ、東京育ちで、逆に私の生まれ育った地域には、このような場所がなかったので、余計に、もう一つのほっこりする故郷のような気がしているのです。

 パリ=ほっこり・・というイメージは一般的にはあまりないかもしれないのですが、実はパリにもこのような空間があるということはとっても嬉しいことなのです。


フランスのマルシェ


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2026年10月12日月曜日

ルノワールの著名な絵画が盗難 容疑者2名を含む6名逮捕

  


 9月初旬(9月8日)、カーニュ・シュル・メール(アルプ・マリティーム県)の美術館からオーギュスト・ルノワールの絵画2点「コロンナ・ロマーノ夫人」と「井戸端の若い女性」が盗まれました。

 2人組の窃盗犯は、庭のフェンスに開けられた穴からルノワールの最後の住居に侵入し、わずか数分で4点の美術品を盗み出し、警察が到着すると2点を庭に放置して逃走しました。

 検察当局は、窃盗事件後に「窃盗犯が狙った4点の作品は、美術館の中でも最も価値の高い4点だった」と発表していました。対象となったのは、「ココ・リザン」、「マダム・ステファン・ピションの肖像」、「マダム・コロンナ・ロマーノ」、「井戸端の少女」の4点です。

 捜査関係者によると、回収された2点の絵画は、800万ユーロから1,000万ユーロの価値があると推定されています。 

 窃盗事件の翌日、カーニュ・シュル・メール市長は、「容疑者たちは、ヘルメット、手袋、マスクを着用した真のプロであり、非常に情報通でもあり、わずか5分足らずで絵画を盗み出した」と述べています。

 犯人は、装備も情報も万全で、フェンスに穴をあけて邸宅の敷地内に入り、窓を割って建物内に侵入。その後、電動金属ノコギリで絵画の掛け金具を切断しました。しかし、警報システムで通報を受けた市警察のパトロール隊が数分以内に到着したため、犯人たちは2点の絵画を放置して逃走を余儀なくされたと見られています。

 しかし、グラース検察庁から捜査を引き継いだマルセイユ検察庁と司法警察は、ただちに声明を発表することはありませんでした。

 事件から約1カ月たった後、複数のメディアがアルプ・マリティーム県、ヴァール県、エロー県、ドゥー県で窃盗容疑者2名を含む6名が一斉に逮捕されたと報じました。

 この盗難事件は、パリ・ルーブル美術館で発生した強盗事件の約1年後に発生しています。今回のカーニュ・シュル・メール(アルプ・マリティーム県)の美術館の強盗事件は、フランスの美術館におけるセキュリティに関する議論を再燃させています。

 ここ数ヶ月、フランスの美術館では複数の著名な侵入事件が発生しています。

 7月に発表された33項目の計画の中でフランス文化省は、展示の安全性が確保されるまで一部の作品を一時的に展示ケースから撤去することを推奨しています。


ルノワール盗難


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2026年10月11日日曜日

欧州連合(EU)欧州証券市場監督機構(ESMA)の権限強化に満場一致で合意

  


 欧州証券市場監督機構(ESMA)はEU(欧州連合)の金融市場を監督する独立機関です。

 この機関は、投資家の保護(金融商品や証券市場に関するルールなど)、金融市場の透明性・安定性(市場のリスクを分析し、不正や市場の混乱を防ぐための取組み)の確保、市場の監督(EU加盟国の監督当局と協力し、監督の一貫性をはかる)をするための機関です。

 今回、EU(欧州連合)は、この欧州証券市場監督機構(ESMA)の権限を強化することで合意しています。

 これは、EU各国に分かれている金融市場の監督を一体化し、欧州企業が資金を調達しやすい競争力のある資本市場を作ることを目的としています。

 現在も、EUには、共通の金融市場の規制がありますが、実際の監督は、国ごとの当局が担う部分が大きく、規制の適用や執行の方法にも違いがあります。ESMAの権限を強化することで、主要な市場運営者をEUレベルで直接監督できるため、監督基準のバラつきや企業の負担を減らすことができると期待されています。

 また、これは、米国に対抗できる欧州資本市場をつくるためという意味もあります。

 現在は、欧州企業、特に成長企業やスタートアップ企業が事業拡大に必要な資金を十分に調達できずに米国等に拠点を移すことが多く、これを欧州に引き戻すため、欧州企業が欧州域内で成長資金を調達しやすくすることを目指しています。

 取引所、証券決済機関、清算機関などは、EU全域の金融取引を支える重要インフラです。こうした機関の活動が複数の国にまたがる場合、監督が各国に分かれているとリスクへの対応や情報共有に差が生じる可能性があります。

 そこでESMAの監督、権限を拡大し、独立した常勤の執行機関を設けることで監督上の判断を迅速かつ一貫して行うことが狙いなのです。

 つまり欧州企業の成長と競争力の向上を図っているわけですが、これには、ドイツの主要な市場運営者などに例外が設けられており、監督の完全な一元化ではありません。

 本質的には、金融監督の中央集権化そのものが目的なのではなく、欧州の資金を欧州企業の成長に活用し、米国などに対する欧州の経済の競争力を高めることが目的なのです。

 しかし、ドイツの主要な市場運営者などに例外が認められていることなどにもみられるように、所詮は、異なる国が集まっているEUという連合ゆえの難しさがあらわれており、まったく無意味とは言わないまでも、最も主要とも言えるドイツの主要な市場運営者が加わらないということには、なにか、すっきりしないものがあります。

 EUは、独立した国家の集まりでありながら、国境を越えた一つの経済圏として機能しようとしていますが、経済面では統合を進めたくもあり、とはいえ、政治面では各国の独立性を維持したいという難しさがあります。

 これが、将来的には、どのように作用していくのかは、まだ未知ではありますが、相対的には、対米関係への焦り、対米競争への危機感のようなものを感じます。


欧州証券市場監督機構(ESMA)


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2026年10月10日土曜日

試食しながら選べるバター専門店 LE BUTTER SHOP ル・バターショップ

 


 

 今年の夏、パリ15区にオープンしたばかりの「ル・バターショップ」は、フランス産のバターの専門店です。



 このお店の特徴は、お店で売っているバターをその場で試食しながら選べるという、そういう意味では非常に良心的で自分の好みに合ったバターを選べるお店でもあります。

 お店自体は、繁華街ではなく、住宅街?の中のあんまり目立たないところにあり、ほんの小さなお店です。しかし、実際に行ってみると、小さなお店ながら、わりと賑わっていて、お客さんの入りは上々といったところでした。

 お店は狭いこともあり、一度に入店できるのは10人までと、入場を制限しているため、少々、並ぶこともあるようです。




 このお店が扱っているバターは、いわゆる超有名どころのエシレバターやボルディエ、オーボン・ブールなどではなく、ル・ブール・デュポン(Le Beurre Dupont)とか、ヴュー・ブルグ(Vieux Bourg)が中心となっていますが、そのフレーバーの種類の多さは、なかなか見事です。

 ル・ブール・デュポン(Le Beurre Dupont)は、ミルクの自然な甘みとクリーミーさを味わうタイプで、濃厚でありながらクセが強すぎず、「フランスの良いバターってこういう味なんだ」と美味しさがわかりやすい感じです。 

 フレーバーは、プレーン、ゲランド塩、海藻、エシャロット、オニオン、黒トリュフ、野生ニンニク、スモークソルト、ピマン・デスプレット、フランボワーズ、マダガスカル・バニラ、ショコラなどなど、なかなか選びきれるものではありませんが、試食してみるだけでも楽しいお店です。



 また、たくさんのフレーバーを食べてみたい人には、ほんの5㎝くらいの包みのたくさんのフレーバーのバターが小分けされたものが売っています。これは1個1ユーロ。冷静に考えてみれば、えらく割高なバターではありますが、色々な種類を一度にたくさん食べ比べしてみたかったりする場合は、これをひとつずつ買っていくのも楽しいかもしれません。

 また、バターだけではなく、バターと相性のよいジャム、マスタード、ワイン、チョコレートなどや、バターナイフなども扱っています。




 これまでバターやバターを扱うお店もいくつかご紹介してきましたが、チーズならともかく、バターを試食できるお店は初めてで、そういう意味では、バター好きの方には、見逃せないお店だと思います。


🌟LE BUTTER SHOP ル・バターショップ   3 Rue Bouchut 75015 Paris  水・日休


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2026年10月1日木曜日

創業130年のフランスの靴ブランド アンドレ(André)破産から清算手続きへ

  


 パリ商事裁判所は、フランスではかなり歴史の長い(1896年創業)靴ブランド「アンドレ(André)」が破産状態にある同社の清算を正式に発表しています。

 同文書によると、現在、従業員30名しかいない同社は再建不可能であり、その主な理由として、「家主との問題」や「ショッピングセンター大手ウェストフィールドとの交渉決裂」などが挙げられています。

 私自身、以前のように買い物をしなくなっているので、アンドレがそんな状態になっていることも全く気が付いていませんでしたが、アンドレは、以前は、パリの繁華街やショッピングセンターには、あたりまえのように存在するお店のひとつでした。

 それが最後は、従業員が30人しかいなくなっていたなんて、びっくりでした。

 アンドレは、女性・男性向けの比較的、正当派な感じのブーツ、ローファー、パンプス、サンダルなどを扱うそこそこのクォリティの靴屋さんでした。私も以前は、何度か買い物をしていました。

 すごく印象に残っているのは、娘の靴(たしかブーツだった)探しは毎年、大変なことで、多分、私が持っていたアンドレの靴が欲しくて、買いに行ったところ、一番小さいサイズでも、少し大きくて(小学校高学年か中学生くらいだった?)、娘が気に入ったブーツが彼女のサイズがなくて、「来年、買いに来てね!」と店員さんに言われたのが、なぜだか、すごく印象に残っています。

 思い返せば、フランスの古い世代であった亡き夫は、靴にはとてもこだわっている人で、娘がほんの小さな頃から、足のカタチが悪くなるからと革靴を履かせなければいけないと言い張り、娘は小さな頃から革靴を履かされて育ちました。

 子どもならば、運動靴の方が・・とも思っていたのですが、当時の私は、「フランスは、そういう国なのかしら・・」と、あまり抵抗もせずに、夫の言うままに娘には革靴を履かせていました。

 なので、娘は通学の時にも必ず革靴で、スポーツをするときにはスニーカーや運動靴で・・とそんな感じでした。

 当時は、冬には、小学生でもブーツを履いているのも珍しくはなく(通学時)、まあ、どんどんサイズが変わっていく娘の靴探しは、毎年毎年、大変なことでした。

 昨今は、そんな古臭いことを言うフランス人も減ってきたのでしょう・・いわゆる革靴を扱うアンドレのようなお店は、当然、売上げが減少していたのも頷けます。

 正直、私自身もたくさん歩かなければ・・と心がけているために、革靴というものをすっかり履かなくなり、スニーカーばかりですませてしまっています。

 多くの中堅どころの既製服メーカー、カマイユ、エスプリ、NAFNAF、minelli、GAP、プリンセス・タムタムなどなど、近年、経済情勢の影響を受けて姿を消した数多くのブランドリストに創業130年という靴ブランド「アンドレ」も加わったことになります。

 創業130年という老舗の看板があれば、やり方次第でもっと何とかできなかったのか?と思わないでもありませんが、移り変わりの激しいファッション業界、ついに老舗靴屋さんまでもが、その看板を下ろすことになったのは、残念な気もします。


アンドレ(André)破産から清算手続き


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2026年9月30日水曜日

おススメのほっこりフレンチ Le Petit Baigneur ル・プティ・べニョール

  


 以前から、ちょっと目をつけていたレストランがあって、友人が来たら、是非、一緒に行こうと思っていたのに、思いのほか先の先まで予約がいっぱいで、結局、その友人とは行けずに、わざわざパリに来てくれたというのに、フレンチに一回も行っていないということに彼女の帰国間近になって気が付きました。

 そこで、急遽、どこかいいところはないかな?と探して、半信半疑で、なんとなく良さそうだな・・というだけで行ってみたのですが、これが大当たりでした。






 小さなビストロなのですが、こじんまりとしている家庭的な感じで、常連さんが多い感じのアットホームな感じのお店です。店内のインテリアも独特な雰囲気ではあるのですが、落ち着いた雰囲気です。

 もう「いつものお席」が決まっている一人でやってくる年輩の男性とか、ご近所のお友だち同士が集まってきて・・とか、比較的、年齢層高めの方々がゆったりと食事をしている・・そんな感じです。

 メニューも、あまりこじゃれた感じではなく、フレンチのド定番という感じでお値段もお手頃です。



 面白いのは、メニューを選んだら、小さな紙を渡されるので、自分で注文するものを書いて渡します。

 隣の人が頼んでいるものを、気軽に私もあれ、追加で注文したい・・そんなことが気軽に頼める雰囲気です。

 お昼のメニューは、前菜+メイン、またはメイン+デザートで19ユーロ、前菜+メイン+デザートで25ユーロとかなり良心的なお値段です。

 前菜、メイン、デザートは、それぞれメニューの中から自分で好きなものを選べるようになっていますが、ものによっては、メニューとして頼む場合に追加料金が取られるものも一部あります。


 どれも、量的にもかなりたっぷりとしていて、特に驚いたのは、前菜の中の自家製テリーヌを頼んだ場合、大きな塊がド~ンと出てきて、「好きな分だけ切ってください!」と食べ放題?、その付け合わせのコーニッション(ピクルス)も大きな瓶詰(自家製)が出てきて、こちらも「お好きなだけ取り分けてください!」とのこと。

 このテリーヌが抜群のお味で、ピクルスも漬き加減がちょうどよくて、いくらでも食べられそうな、これまたちょっと感動もののクォリティ。最近、食べたピクルスの中で一番、美味しいピクルスでした。

 このテリーヌ・・実は隣の人が食べていたのが、あまりにも美味しそうで、追加で注文してしまったのです。

 メインのお料理もぬかりはなく、丁寧に作られていることがわかる安定したお味です。



 そして、デザートがこれまた絶品、特にティラミスは「こんなに?」と思うほどの量なのに、ペロッと食べられてしまいます。



 周囲の人々が食べているものを眺めても、どれもこれも、食べてみたいものばかり・・。

 絶対にここは、しばらく、定期的に通います。


🌟Le Petit Baigneur  10 Rue de la Sabilière 75014 Paris 

 

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2026年9月28日月曜日

ロンドンとパリの違うところ・・というか、ロンドンはパリよりもずっと活気がある気がする・・

 


 ロンドンとパリ・・なにかと、同じような括りをされたりすることもありますが、似ているようで、全然、似ていない街です。

 ロンドンは、私が初めて海外生活を送った街なので、特別な思い入れがあり、若干、フラットに見れないところもあるとはいえ、その後、パリで長く生活するようになってから、あらためてロンドンに行ってみると、「パリとは全然、違うんだな・・」と思うことが多々あります。

 まあ、私はロンドンには、現在は住んでいるわけではないので、暮らしてみれば、まあ、色々とあると思いますし、あくまで、私の個人的な感想ですが、ロンドンの方がパリよりもきちんとしている印象があります。

 まず、ユーロスターでパリ北駅から行った場合、ロンドンのキングスクロス・セントパンクラス駅に着いたときの、この駅の違いは、毎度のことながら、あまりにきれいで整っていて、この差に驚きます。

 まあ、ロンドンとて、その他の駅はびっくりするほど、古くて汚い駅もありますが、国の玄関口の駅としては、この差は大きいです。それでも、パリ北駅もこれでも以前に比べれば、ずいぶんきれいになったのですが・・。

 街中でお掃除をしている人などを見ても、パリよりも、ずっときちんとお掃除して下さっているように見えます。(あくまで私にはそう見えたというだけですが・・)

 ただ、メトロ、地下鉄に関しては、パリも大概、酷い路線もありますが、ロンドンの地下鉄(一部ではあると思いますが・・)は、古くて、老朽化がかなりすごくて、たまたま私が行っていたときが、けっこう気温が高かった(といっても9月)こともあり、空調の悪さと暑さが、「こりゃ、パリのメトロよりも酷いかも・・」と思いました。

 古い車両やスタイルを使い続けることは、私は嫌いではないのですが、この気候変動が激しいご時世には、少しは改良の必用があるのでは・・と思った次第です。



 あとは、やっぱりロンドンの方が街に活気があるということです。今回は、オックスフォードサーカスやオックスフォードストリートのあたりを歩く機会があったのですが、人の流れも多く、近辺のお店やレストランなどに躍動感があり、ひとくちに言えば、活気があるな・・と感じたのです。

 これだけ街に活気があれば、経済的にもずいぶん違うんだろうな・・とも思います。

 これは、一概に良い悪いはありませんし、パリにはパリの良さがあると思うし、街のスタイル?雰囲気の違いもありますが、とにかく、オックスフォードサーカスやピカデリーサーカスあたりの繁華街の感じに該当する場所で、パリには思い当たる場所がありません。

 それから、人々の服装に関してですが、これは、たまたまだったのかもしれませんが、ロンドンは全体的に地味な印象で、色使いが比較的少ないような気がしました。

 パリは、わりと皆が自由でバラバラというか、色とりどりというか、もう少し華やかな感じがします。

 まあ、物価が高いことなどは、パリと同等です。

 その他、観光客に対しては、パリの場合は英語対応をしてくれるか?などがあり、ずいぶんと以前に比べれば進歩してきたと思いますが、ロンドンの場合は、そもそもが英語の国なので、ここに関しては比較になりません。

 ・・が、全般的な印象は、ロンドンはパリよりも、街に活気があり、都会だな・・という感じがしました。これには、賛否両論があると思いますが、私の個人的な感想です。

 わっ・・パリ、負けてる・・という感じ。もっとも、まったく、良さは違うところにあるので、それぞれに良さがあると思うし、私は、どちらの街も大好きなのです。


ロンドンとパリ パリとロンドン


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2026年9月26日土曜日

ローマ教皇がパリ・ノートルダム大聖堂にやってきた!

  


 パリ・ノートルダム大聖堂にローマ教皇がやってきました。ローマ教皇は、カトリックのトップですが、パリ・ノートルダム大聖堂はフランスにおけるカトリック信者の教会という位置づけに留まらず、フランスの歴史学者などによれば、「国民の教区(paroisse de la nation)」ともいうべき存在です。

 ノートルダム大聖堂は、中世以来のフランス史、パリ、王権、革命、共和国、そして近代フランスの記憶が重なる独特な存在感を持っています。

 2019年の火災がフランス社会全体に強烈な衝撃を与えたのもそのためだと言われています。

 そのため今回のローマ教皇のノートルダム大聖堂訪問は、火災から復活したフランスの歴史的共同体を訪れるという意味でも特別の意味を持っています。

 最近は、若者や聖人の洗礼が増えるなど、カトリックの一部に新しい活力が見られるとの報道もありますが、現代のフランスは非常に世俗化が進んだ社会です。ル・モンド紙などは、レオ14世が「再び活力を見せ始めているフランス・カトリック」を訪問するものだと分析しており、世俗化したフランスの中でカトリックが再びどのような位置を占めるのかという問いが生まれています。

 今回のローマ教皇の行程には、数十万人規模の人出が見込まれており、約8万人がサンドニの若者向けのミサに登録しています。

 しかし、フランスは、政教分離を非常に重視する国で、そのため教皇が来るといっても国家がカトリック国家のように振舞うわけではありません。

 それでもマクロン大統領側は、レオ14世にノートルダム再建を案内する時間を設けることを望んでいたと報じられていますが、バチカン側はそれを断っています。背景には、ノートルダムを単なる国家的な文化財・観光施設ではなく、まず宗教施設として扱うという考え方があると見られています。

 つまりフランス側としては、「ノートルダム大聖堂はフランスの歴史・文化遺産である」という姿勢、カトリック側としては、「もちろん、そうではあるが、同時にここはキリスト教の聖堂である」という二つの見方が交差しているわけです。

 実際にノートルダム大聖堂を訪れたレオ14世は、再建された大聖堂について「単なる記念碑以上のものであり、ここでは一つの民の心臓が鼓動している」という趣旨の言葉を述べています。

 彼はフランスはカトリック国家であるといっているわけではなく、「宗教的には世俗化したフランスであっても、キリスト教はこの国の歴史・文化・記憶の深層に存在しているということをノートルダム大聖堂そのものが語っている」ということを言っているのです。

 9月25日のパリでは教皇のルート沿いに約30万人が集まったとバチカン側は発表しています。

 前日に発表された世論調査では、フランス人の80%がレオ14世に良い印象を持っていると回答しています。

 フランス人が彼に持つ印象は、穏やかで、慎重で、人の話を聞き、平和、弱い人、貧しい人への配慮を持つ人であり、教会内での性的虐待などへの対応を評価しており、カトリックの教義を拡げてほしいというよりも、世界情勢への道徳的な発言を求めているようです。

 また、フランスは本当に世俗化してしまったのか?という問いも生まれつつあり、60万人規模が参加予定となったコンコルドのミサや8万人規模の若者のスタット・ド・フランス集会などを鑑みて、「フランスではカトリックが完全に消滅したわけではない」との見方も強くなりつつあります。

 私が昔、比較的、長めにイタリアを旅行した時に、感じたイタリア人の中のパップ崇拝のようなものをフランスで感じたことはありませんが、フランス人の意識下には、なにかそのようなものの片りんがあるのかもしれない・・と今回のローマ教皇のフランス訪問の様子を見て、感じないこともありません。


ローマ教皇パリ・ノートルダム大聖堂訪問


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2026年9月25日金曜日

エアフランスのファーストクラスが世界最高のファーストクラスに選ばれた!

 

 


 今月、ロンドンで開催されたスカイトラックス・ワールド・エアラインアワードにおいて、エアフランス航空はサービスの質の高さで数々の賞を受賞しました。

 なかでも、2025年春からリニューアルされている「ラ・プリミエール(ファーストクラス)」が世界最高のファーストクラスに選ばれました。

 また、エールフランス航空は6年連続で西ヨーロッパ最高の航空会社に選出されており、ファーストクラスラウンジにおける最高の機内食と機内で提供されるアメニティキットも高く評価されています。

 エールフランス航空は、「新しいプリミエールキャビン・プロジェクトの開始当初から、私たちは、世界最高のファーストクラスを提供することを目標に掲げてきました。真に卓越した他に類を見ないサービスであり、私たちの伝統とフランスならではの旅の芸術に対する独自のビジョンを体現しております。このスイートのデザインには3年の歳月を要し、5つの窓を備え、お客様にプライベートジェットに匹敵する体験をお届けするために、あらゆる細部までこだわり抜きました。空港到着から目的地到着まで、エールフランス・ラ・プリミエールは間違いなく、私たちが考える最高の旅の姿であり、スカイ・トラックスに認められたことは、大きな誇りです」とこの受賞の喜びを表現しています。

 数十年にわたる革新とエレガンスの証を誇るエアフランス・ラ・プリミエールは、オートクチュールの制服、歴史的なメニュー、食器類に至るまで心くばりされています。

 このプリミエールが評価された理由の一つは、機内の個室感が非常に強いという点で、大型のアームチェア、長いロングシェーズ、これらを組み合わせた約2mのフルフラットベッドです。

 また、パリ・シャルルドゴール空港では、プリミエール専用の非常にプライベートな導線が用意され、ラウンジには個室型のスイートがあります。そして、食事も大きなポイントでラウンジの料理・ワイン・シャンパンは、アラン・デュカス氏のチームが監修しています。

 このラ・プリミエールは単純に広い座席を目指したというよりも、「フランス料理×シャンパン×ワイン×ファッション×化粧品×ホスピタリティ」というパリのラグジュアリー文化そのものを商品にしています。

 機内のアメニティにはフランスの高級スキンケアブランド「Sisley」を採用しています。

 ・・とこんな紹介をしておいて、私はファーストクラスというものには一度も乗ったことがないので、他と比較するとか、そういうことは全くわかりませんが、エアフランスはそこそこ利用していたこともあります。

 エコノミークラスでもシャンパンが飲めるし、クルーのサービスも適切で、その場に応じて融通をきかせてくれるし、食事だって、機内食としては、そんなに悪くはないので、サービス自体は、わりと好きな航空会社ではあります。

 しか~し!なんといっても、ストライキにあたる可能性が一段と高く、勝手にフライトを変更されたりすることが、何回かあり、これは、まったくもって困るわけです。

 フライトがキャンセルされたりすることは、いくらファーストクラスを予約していたとしても、それなりのケアーがあったとしても、如何ともし難い話。

 一度くらいは、乗ってみたいと思いますが、ハードルは高いです。

 ちなみに気になる料金は、時期によって、かなり差がありますが、おおよそ、往復で10,000€~16,000€(現在のレートだと約180万円~290万円)くらいだそうです。

 

エアフランス ファーストクラス 世界最高 ラ・プリミエール


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2026年9月18日金曜日

クロワッサンのサンドイッチは邪道だ・・

  


 フランスは長いこと、食文化に関してはかなり保守的で、いつも同じようなものばかり食べている・・そんなイメージが私にはありました。

 私は日本で生まれ育っているので、食に関してはやはり日本が一番!あんなにバラエティーに富んでいて、次から次へと新しいアレンジを加えて、また、その質も高い!こんな国は他にはないよな・・といつも思います。

 しかし、ここ7~8年くらいでフランスにもずいぶん、新しい食べ物が浸透し、また、自国の食べものにも様々なアレンジを加えて売られるようになってきました。

 「フランスは世界一!」これは食文化ばかりではなく、多くのカテゴリーにおいて、フランス人が憚りもなく、公言することでもありますが、フランスの食べものについても、そんな風に思っている人は少なくない気もします。

 しかし、様々な国の人が集まり、またSNSの発達などで、美味しそうなものがバズって売れる!という現象もあってのことか?食文化に関しても、少しずつ変化が見られ、いつまでもただただ「フランスは世界一!」とふんぞり返っているわけにもいかなくなっているというのが現実です。

 これは消費者にとっては、楽しいことに違いありません。

 特にここ2~3年でみるみる変わったと思うのはパン屋さんで、種類も増え、サンドイッチやランチボックスなどに力を入れているのには、目を見張るほどです。

 しかし、このサンドイッチの中のクロワッサンを使ったサンドイッチには、異を唱えるフランス人がチラホラ・・私の周りには存在します。

 ここでフランス人ならではのウンチクが始まるのですが、「クロワッサンはそれだけで完成している立派なヴィエノワズリー(フランス人はバゲットやパン・ド・ミーなどのパンとは区別している)であり、それをサンドイッチのパン扱いするのは、邪道である!」というのです。

 実際にクロワッサンにハムやチーズ、野菜などを挟んだサンドイッチが登場し始めたのはここ数年のことで、これまでフランスでクロワッサンのサンドイッチというものは、売られていませんでした。

 別にいいじゃん!という気もする一方、もう四半世紀以上もフランスにいる私にとっても、正直、クロワッサンのサンドイッチには、どこか違和感を感じないでもありませんし、やはり、それを買う気にもならないのです。

 ちょっと古い世代のフランス人にとっては、クロワッサンとは、朝、カフェオレやコーヒーと一緒にそのまま食べるのが正しい食べ方・・というより、それ以外はありえない!そもそもクロワッサンというものは・・という風に、得意のウンチク語りが始まるのです。

 まあまあ文化というものは、食文化も含めて、少しずつ変化していくものではあるので、このような変化もさもありなん・・なのですが、絶対に受け入れられない!と頑張っているフランス人も一定数存在するのです。


クロワッサン


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2026年9月17日木曜日

バスの中での見知らぬおばさんとおじさんとの会話

   


 土曜日は、バスも本数が減るため、待ち時間が増えるし、本数が減っても、さほど乗降客は減らないために、混雑するので、ふだんはあまり乗らないようにしているのですが、日本から友人が来てくれていて、そんなに長くパリにいるわけでもないので、お天気の良い日に一日出かけずにいるのも、もったいないと思い少しはパリの街を歩こうと、バスに乗ったのです。

 わりと混んではいたものの、運よく、2人とも座れて、2人でぼそぼそとおしゃべりをしていたら、ちょうど向かいに座っていた年配の女性が何やら、もうおしゃべりしたくてたまらない様子でいるのに、私は気が付いていました。

 ちょっとしたバスの中でのハプニングをきっかけに、ついに、その女性の口が開かれたと思ったら、それから始まりました・・おしゃべりが・・。

 外に歩いていたピンクのロングヘアの若い女の子の二人組が目にとまり、何気に目をやると、その女性が隙なく、その女性がそれを見つけて、顔をしかめて、「モッシュ・・(醜い)」、「ああいうの・・最近、よく見かけるけど、あんな恰好する娘の気が知れない・・」と。

 見るからに、アニメのコスプレというか、そんな感じで、おそらく日本由来のコスプレ・・なんとなく、日本人の私としたら、あまり嫌な顔をされるのも、どこか居心地の悪いような感じで、「私たち、日本人なの・・」と言ったら、もうそこから、日本の寿司の話・・。

 「お寿司ってすごく美味しい!」・・「けれど、お醤油は、しょっぱすぎる!」と。「お醤油ってなんであんなにしょっぱいのかしら?私は、お醤油はお水で薄めて使っているの・・」と。「えっ?お醤油、水で薄めるの????」「なにそれ???」。

 この女性、なにかにつけて、文句ばっかり言い続ける人で、その後もパリって本当に汚くて・・と始まり、こんな大きなネズミをみかけるし・・などなど、延々と彼女が降りるまで、彼女のおしゃべりは止まりませんでした。

 彼女がようやく途中で降りるようだったので、「それじゃね!ボンジョルネ!」と声をかけて、友人ともども、ちょっとホッとして顔を見合わせていると、今度は、その女性の隣に座っていた男性が「なんだ!あいつは・・あいつの言ってることはめちゃくちゃだ!」とすかさず、彼女にとってかわっておしゃべりをはじめました。

 彼は、ずっと私たちのおしゃべりを苦虫を潰すような顔をして、ずっと聞いていたのです。「あんな大きなネズミなんているか!」・・「だいたい、MONOPRIX(モノプリ)のお寿司なんて、寿司とは言えない!あんなもの・・」と言い出し、こちらは、「まあ、パリでふつうに食べてるお寿司なんて、そんなものでしょ・・」と内心思いながら、聞いていたら、「だいたい、パリにあるお寿司屋は中国人がやっていて、あんなものは寿司とは言えない!」・・「自分は、ちゃんと日本人がやっているホンモノのお寿司屋さんを知っている!あそこの寿司はホンモノの寿司だ!」と。

 そして、私にパリにあるホンモノのお寿司屋さんとやらを教えてくれました。

 その場で、そのお店をネットで検索してみると、ちょうど、ポニョの療法食を買いに行っている付近にあるお店ということがわかったので、今度、ついでに行ってみて、本当にホンモノのお寿司かどうか、食べてみようと思います。

 ともかくも、フランス人の特に、年輩の人たちは、隙あらばおしゃべりがしたくてしたくて、たまらないのだということが、図らずも今回もバスの中で実感し、友人にもパリの日常の一面を見てもらえたのではないかと思っています。

 でも、そんな、フランス人の人間っぽいところ、私は好きなんです。

 その後、友人とパリの街をふらふらと散歩して、早めに家に帰って少しゆっくりしようと、また帰りのバスに乗ったら、なんと、このおじさんの方がまた途中から乗って来てびっくり! おじさんの方もあまりの偶然にバツが悪かったのか? 「わざとじゃないからね・・」と顔を赤らめていました。


フランス人 おしゃべり


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2026年9月6日日曜日

私がフランスでの生活で好きなところ

  


 特に私は以前からフランスが好きだったわけでもなく、フランスについての知識が特にあったわけでもなく、極めつけには、フランス語ができるわけでもないのに、たまたま夫がフランス人でフランスに転勤?というか、フランスに戻ることになったので、フランスで生活することになりました。

 どちらかといえば、フランス語に関しては、大嫌いで、フランス語だけは絶対に嫌だ・・と思っていた時期もあったくらいでした。否応なしに勉強を始めた時は、途方に暮れそうになるほど、頭に入らず、大変苦労しました。

 フランスに来た頃は娘が生まれたばかりだったし、それから間もなくして、私は仕事を始めてしまったので、子育てと仕事と家のことで、日々の生活に必死で、フランスには、慣れないこともあり、もう頭に来ることばかり、そのうえ、日々の生活は、子どもの学校やお稽古事の送り迎えと仕事、家事で全くフランスを楽しむ時間もありませんでした。

 しかし、夫が若くして他界してしまい、現在は、娘も独立し、一人で好きに歩きまわれる時間ができたことで、フランスの好きなところが増えてきています。

 そのひとつは、知らない人とでも、すぐに話が始まることや、知らない人とでも必ず挨拶を交わし、目があったら、ニッコリし合う・・そんな些細なことなのですが、この習慣?というか国民性?というものが私にはとても心地よくなっています。

 逆にたまに日本に一時帰国した際には、なんとなく、知らない人とはできるだけ皆、目をあわさず、無表情でそっけなく、寂しく感じてしまいます。

 フランス人、特にパリジャン・パリジェンヌはお高くとまっていて、冷たい・・というイメージを持たれることが多く、私自身も最初はそんな風に思っていましたが、全くそんなことはないのです。

 むしろ、街中を歩いていたりすると、お年寄りや赤ちゃんを連れている人などに、サラッと声をかけて、手助けをしてくれる人は、とても多く、優しい人が多いな・・と思います。

 私がフランスに来たばかりのころ、頭にくることが多くて、居心地悪く感じることがあったのも、その国の習慣というか、フランス人なりの礼儀というか、人との接し方を心得ていなかったことも大きかったのだな・・と今になって、思います。

 日本だったら、知らない人に話しかけられるとか、ニッコリ微笑みかけられるということは、奇妙なことで、逆に居心地悪い感じがするかもしれませんが、これに慣れてみると、こんなに過ごしやすいことはありません。

 いきなり知らない人と話をしたりするのは、抵抗があっても、せめて、ニッコリとボンジュール、ボンソワール程度の挨拶や、ありがとう、MERCIを必ず言うことを心掛けるだけでもずいぶん過ごしやすくなるはずです。

 なにか、道や物事を尋ねるときにも、かならず、ボンジュールと挨拶してから尋ねるのがフランスです。そんな習慣?が私にはとても心地よいのです。


フランス人の習慣


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2026年9月4日金曜日

ル・ボン・マルシェで開催中の「SUPER JAPON」スーパー ジャポン

  


 パリのル・ボン・マルシェは私の大好きなお店のひとつ(といっても私の場合は、その中の食料品館)なのですが、現在、そのル・ボン・マルシェは「SUPER JAPON」と銘打って、大々的に日本関連の商品がデパートの多くの部分に散りばめられています。

 まず、正面入り口には、こいのぼり?のイラスト?を掲げ、店内に入ると、このこいのぼりの垂れ幕?のようなものが見事に飾られています。



 おそらく、この催し物の一番、目立つところには、日本の食料品や細かな雑貨類、小物類、食器類などなど・・可愛い箸置きがあったり、ハローキティの小物があったり、だるまがあったり、モンチッチがあったり、たまごっちがあったり、卵焼きフライパンやたい焼きを作るフライパンなどなど、なるほど、こういうところに目をつけるのね・・とそんな感じがしました。



 



 この中の一部は、日本のお土産・・というコンセプトらしいです。

 日本の調味料はなかなか充実していて、味噌、醤油、ポン酢、唐辛子、ゆず胡椒などなどとともに、私の大好きなお漬物(しば漬けや晩菊など)まであって、ちょっと嬉しくなりました。

 店内には、日本語の歌詞のふんわりした曲が流れていて、最初は、私の聴いたことのない歌でしたが、その後、ユーミンの曲がかかって、ちょっと嬉しくなりました。




 しかし、この部分は全体的には、ぼやっとした印象でしたが、平日の昼間にもかかわらず、けっこう人は集まっていて、日にちや時間帯によっては、大変な人が集まっているのだそうです。

 これだけ?と思ったら、また、その少し離れたところに、雑貨類、バッグや靴下、小物、文房具などを集めた一塊があり、どうやらこのル・ボン・マルシェの中に点々とこのようなカテゴリー別の集合体がバラバラと散りばめられているようです。




 中でも驚いたのは、AKI(パリの日本のパン屋さん第一号)もお店?を出していることで、その展示がまるで一流パティスリーのようにうやうやしくガラスのフタ(何と呼ぶのか知らない)に覆われて、かなり良いお値段で置かれていましたが、これは、この場所柄からしたら、まあ妥当なお値段かもしれません。

 いつの間にか、AKIのバッグやTシャツやキャップまであって、ビックリしました。



 上の階には、「DOKI DOKI」という名前のハンドロール(いわゆる手巻き寿司)のお店がド~ンと出店していて、私が行った時間帯は食事の時間帯ではなかったため、そこまで混んでいませんでしたが、これがなかなか人気で大行列ができることもあるのだそうです。



 個人的には、そのカテゴリー毎の塊が、バラバラしすぎて、ヘタをすると、一部だけ見て、これだけ?となってしまう可能性もあり、もう少し、まとめてくれたら、見やすいような気もしますが、他のお店への集客というなにか、別の意図があるのかもしれません。

 しかし、店内の中央の吹き抜けになっている場所には、見事にこいのぼり?が飾られていて、「SUPER JAPON」を大々的にアピールしている・・ル・ボン・マルシェ全体が「SUPER JAPON」に彩られているような、そんな印象を受けます。




 私の一番の興味のある食料品に関しては、ル・ボン・マルシェ本体の食料品館の方もかなり充実している(日本の食料品に関しても)ので、ことさら、この「SUPER JAPON」が感動的!という風にも感じないのですが、全体的には、一見の価値ありかもしれません。

 デパートは、経営難に見舞われているところが多く、色々と集客を試みて、創意工夫をしてイベントなどを試みているようですが、そんな中、日本のものが集客の一端になっていることがわかって、とても嬉しかったです。

 「SUPER JAPON」は10月18日まで開催しています。


🌟Le Bon Marché Rive Gauche    24 Rue de Sèvres 75007 Paris 


SUPER JAPON・スーパージャポン ル・ボン・マルシェ


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