私がフランスで、未だに小切手を使う理由
さすがに、最近は、スーパーマーケットなどで、小切手で支払いをしている人を見かけることは、(これをやられると、ただでさえ時間がかかるレジで、身分証明書を確認したり、サインしたりする作業などが加わるので、一層時間がかかり、行列を招きます。)
減りましたが、私は、時々、いくつかの支払いに未だに小切手を使っています。
それは、以前に edf(フランス電力会社)の支払いの際、自動引き落としにしていて、二桁も間違えられて、引き落とされた際の苦い思い出や、支払いの際の、払った、払っていないという問題が生じた場合に、小切手で支払えば、小切手のナンバーで、支払ったことを通知しやすいからです。
あくまでも、全て、ミスが起こることを前提として、考えているからです。
出来るだけ、ミスが起こらないように、そして、起こった場合に対処しやすい方法を考えるようになるのです。
edf の引き落としミスは、銀行からの残高が赤になっているという知らせでわかりましたが、そんな大金を使った覚えはなく、調べてもらったところ、edf からの引き落としミスで起こったことがわかりました。
即刻、edf に連絡して確認したところ、引き落としの桁を2桁も間違えられていたことがわかり、驚愕しました。また、その上、一言の謝罪もなく、逆ギレされ、間違えて引き落とした金額の再入金に驚くほど時間がかかったのです。
我が家は、その時の苦い経験がトラウマのようになっていることから、自動引き落としは、できる限りしないようになりました。とはいえ、今の時代、自動引き落としでなくては、利用できないサービスもたくさんあるので、それは、自動引き落としにして、毎月、チェックするようにしています。
日本では、小切手というのは、あまり一般的ではありませんが、フランスでは、未だに小切手社会が存在しています。
今、普通に買い物をするときには、現金もほぼ使わず、カードで済ませてしまいます。
その方がいちいち現金をおろす必要がないし、その方が早くて間違いがないからです。
この間違いというのが、人間が介在すればするほど起こりやすいものなのですが、フランスの場合は、その確率が高いのです。
常にトラブルを前提として、出来るだけ、トラブルにならない方法をこちらから取る必要があるのです。こちらもその度に嫌な思いをしたくないのです。
こんなわけで、私は、前時代的とは、思いつつ、私は、未だに小切手を利用しているのであります。
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