かねてより発表されていた2025年パリ・プラージュの一環としての試み、セーヌ川沿いの3つの遊泳スポットが7月5日からスタートしました。
パリは一週間ほど前は、本当に殺人的な暑さに見舞われていましたが、猛暑日の最終日の夜に、突然、突風が吹き荒れ、その後、それまでの暑さがウソみたいにス~ッと涼しくなりました。
まあ、まだこれから、暑くなる日はいくらでもあるのでしょうが、とりあえずは、このパリプラージュのセーヌ川の遊泳スポットオープンの時には、すっかり涼しくなっていたのは、皮肉なものです。
一見する限り、正直、個人的には、いくらなんでも泳ぐ気にはなれないセーヌ川ですが、あの暑さの中だったら、尻込みしている人も背中を押されることがあったかもしれません。
それでも、オープン初日には、そこそこの人はいた模様ですが、翌日は、パリ地域に降った大雨により、水質が悪化したため、早々にクローズされました。
昨年のパリ・オリンピックの際のセーヌ川でのトライアスロンについても、さんざん、その水質については、問題視され、予選が延期されたりもしたり、競技後にトライアスロンの選手が体調不良のために入院してしまったりもしていたのです。
そもそも、泳げるセーヌ川を目指して、このセーヌ川の水質改善のために、2016年以来、イル・ド・フランス地域の地方自治体は、約14億ユーロを投じてきたと言われていますが、セーヌ川は、雨水と廃水が1つのネットワークで混ざるようになっていて、大雨が降ったりした場合は、その溢れた雨水をセーヌ川に排水するようになっているという、そこそこ・・そこが肝心なんでしょ・・と思うところが改善されていないようです。
一応、この遊泳スポットには、旗が掲げられており、セーヌ川の流れがわかるようになっていると同時に、水質も示されているそうです。
セーヌ川遊泳スポット・・オープン翌日には、遊泳禁止というのは、幸先悪い気もしますが、前向きな捉え方をするならば、水質が泳ぐのに適さないということを、しっかり検査していて、危険な場合は、遊泳禁止にしてくれるということがわかったことで、これは、まあ、一応、良心的かな?とも思います。
この夏のうちに、一度は、パリプラージュに行ってみようと思いますが、私は、やっぱり泳ぐのは、遠慮しておこうと思います。
パリ・プラージュは8月31日までです。
セーヌ川の遊泳スポット
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