2025年8月10日日曜日

エッフェル塔からパラシュートで飛び降りた男 逮捕

  


 また、暑さが少しぶり返してきた感じのパリですが、そんな中、早朝からエッフェル塔に侵入し、パラシュートで飛び降りた輩3人が逮捕されています。

 朝早くから、ご苦労様という感じですが、それを見過ごすわけにはいかない警察官たちにとっても迷惑な話です。

 8月に入って2週目の土曜日の早朝、午前5時20分、ジャックシラク通りでエッフェル塔警備隊が警報を鳴らしました。

 このエッフェル塔からのパラシュートによる降下を試みた3人は、エッフェル塔に不法侵入して、(飛び降りるために)登ろうとしていました。現場で通報を受けた警察とGRIMP(危険環境介入グループ)の消防隊は、介入を試みたようですが、思うように迅速に介入することができずに、3人組のうちの1人は、降下予定地点に到着。

 考えてみれば、エレベーター等も当然、動いていない中、パラシュートで降りるのによい地点まで、パラシュートの用具をかついで登らなければならないのは、大変なエネルギーを要するものです。

 登り遅れていた2人は、追いつかれた消防隊により、足で降りてくるように指示されて、渋々断念。

 しかし、先頭を切っていた男は、パラシュートによる降下に成功し、シャン・ド・マルス公園付近の地上に降りた模様です。最終的にこの男性がどの階から飛び降りたのかは不明ですが、とにかくパラシュートによるエッフェル塔からの降下を成し遂げてしまいました。

 まったくご苦労なことだと思いますが、実はエクストリームジャンプ愛好家にとっては、エッフェル塔からのパラシュートによるジャンプは、偉業とされているようです。

 しかし、パラシュートによるジャンプに成功した者も断念した者も3人揃って、指定建造物、歴史的建造物への不法侵入の罪で逮捕されています。

 今回の件については、エッフェル塔占拠事件管理委員会の代表らが彼らを告訴するそうです。

 このエッフェル塔からのジャンプは、そんなに珍しいことでもないようで、実は、7月10日にすでに2人の男性がエッフェル塔の3階から飛び降りているとのことで、こう度々のこととなると、エッフェル塔の管理体制が問われてくることになります。


エッフェル塔パラシュート降下


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