年末になってくると、続々と来年からの値上げ・・等が発表されますが、今年は、まだあと5ヶ月も残っているというのに、早々に2026年からの郵便料金の値上げが発表されています。
フランスでは、緊急を要さない郵便物を送るグリーンレター?(切手)が最も経済的で環境に優しい選択肢であり、20gあたり1.39ユーロの料金となっています。
これは、航空便を使わずに3営業日以内に配達されるため、もっとも多く利用されており、この料金が郵便料金の基本的な金額として挙げられることが多いです。
来年の話をすると鬼が笑う・・などと言いますが、値上げの話は笑えません。
現在1.39ユーロのグリーンレター(切手)は、現在の1.39ユーロから、1.50ユーロになるそうで、これだけ見ると、0.11ユーロの値上げで大したことはないように思いますが、値上げされるのは、このもっとも経済的といわれるグリーンレターだけではなく、手紙や小包等、全ての料金が上がるわけで、これらの値上げの平均は、7.4%の上昇だそうです。
ラ・ポスト(フランス郵便局)は、これらの値上げを利用者の減少とサービスの質の向上のためとしています。
たしかに、ここ数年、私自身も何かを郵便で送るということは、極端に減り、今まで家賃などの支払いのために小切手などを郵送で送っていたものも、全て、ネットで振込や送金で済んでしまうし、なにかの手続きのための書類なども、多くはネット上で済んでしまうし、もっとも経済的と言われるグリーンの切手でさえも、ほとんど使わなくなってしまいました。
以前は、けっこう頻繁に友人に手紙を書いたりもしていたのですが、今はメールやLINEなどで済んでしまうので、手紙も書かなくなりました。なので、値上げと言われても、正直、あまり影響はありません。
これは、全般的に皆に言えることで、実際にラ・ポスト(フランス郵便局)の売上げは、昨年だけでも5億ユーロ減少したそうです。
サービスの向上などと言っても、フランスの郵便事情は、以前よりはマシになったとはいえ、まだまだ安心できるものでもなく、言わせてもらえば、できるだけ、間に人間が介入しない手段の方が安心なのです。人間が介入すれば、それだけトラブルやミスが生じる可能性が増えるわけで、できればそれを回避したいと思うのは、当然の話です。
しかし、一方では、なんでもネットで済むようになってきている世の中で、高齢者たちは、ちゃんとこれについて行けているのだろうか?と思うことはあります。
実際にネットを使いこなせない高齢者などは、これまでどおりの郵便に頼るしかないわけで、年金生活に突入している高齢者にとっては、あまり歓迎できない負担増となり得るものかもしれません。
私もネットは、あまり充分に使いこなせているとは言えないものの、どうにか、あっぷあっぷでついて行っている状態。ネットの時代になり、便利になっていく半面、それについていけないと、全てにおいて高くつくな・・とある程度、時代についていけなければ、大変だな・・と思っています。
2026年郵便料金値上げ
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