多くの人がバカンスに出て、その間、お休みにしてしまうお店もけっこうあるパリは、夏のバカンス期間中は、なんとなくガランとした感じで人も少なく、観光客が多い場所にさえ行かなければ、この時期ならではの独特な静けさがあって、私はこの期間が好きです。
しかし、8月も最終週となり、新年度が近付いてくると、ぼちぼちとパリジャン・パリジェンヌたちは、パリに戻ってきています。
それでも、本格的に日常に戻るのは、9月に入ってからなので、まだ人々が戻り切っていない、それでも閉めていたお店が再開している、この9月までのギリギリ若干人が少ない今週は、空いているパリを楽しめる一週間です。
なので、この8月の最後の週の1週間は、いつもなら、混んで大変なお店やレストランに行っておきたい!となんとなく、去り行く夏を惜しむかのごとく、毎日、忙しく出かけています。
このバカンス期間閉まっていたお店なども、ほんのり日焼けした人たちがバカンス気分の余韻を引きずっているような感じでどこかほんわか気分が漂っているのは、なんとなく微笑ましいところもあるのですが、気をつけないと、大変な目に遭うこともあります。
先日、あるお店で、このバカンス気分が抜けきっていない感じのおばさんがいて、お会計をしてもらったところ、なんかおかしい??と思って確かめてみたら、なんとまるまる100ユーロ違っていました。
すぐにその場で気が付いて、申し出たからよかったものの、危うく大惨事(私にとっては大金!)になるところでした。
指摘すると、さすがにおばさんも、焦って「ごめんなさい!」とすぐに謝って、訂正してくれたのですが、こちらもボーっとしていたら、そのままになってしまうところでした。
夏のバカンス期間中は、けっこうバカンスに入っている正規職員の代わりに学生らしき若いアルバイトの子たちがいて、この子たちは、何をやるのもキビキビ素早くて、感じもよくて、この期間にこの若い子たちの接客に遭遇するのが楽しみでもあるのですが、バカンス期間が終わると、この学生さんたちもアルバイトを終えて、姿を消してしまうのがとても残念な気持ちになります。
こんなことを言うのは、おばさんたちには失礼なのですが(私もおばさんの身の上で・・)、パリでおばさんの接客に遭ったら、要注意、特にバカンス明けのこの時期は、さらなる注意が必要かもしれません。
8月最終週のパリ
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