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2025年8月15日金曜日

恐らくパリは今、一番空いている・・

  


 このまま涼しくなるとは思っていなかったものの、やはり戻ってきた猛暑に少々、バテ気味です。しかし、今、恐らく多くのパリジャン・パリジェンヌはバカンスに出かけていると見えて、同じアパートの中も人があんまりいない感じで、エレベーターでさえも滅多に人と顔を合わせることがなく、日頃からそんなに騒がしいわけではないのに、人がいない気配というか、なんとなくしんとした感じが伝わってきます。

 観光地のような場所に行けば、全然、違うのでしょうが、とりあえずは、我が家の近所はとても静かです。こんな感じの静けさが私はとても好きです。

 今日、明日中に終わらせなければない仕事があるために、今日は観念して、扇風機の前を陣取って、黙々と仕事をし、一段落したところで、少し散歩がてらに近所のコマーシャルセンターに買物へでかけました。

 コマーシャルセンター内のお店も、そもそもこの期間は夏休みで閉店してしまっているお店もあるのですが、それにしてもお客さんがまばらなことといったら、ちょっとロックダウンの頃を思い出すくらいでした。

 これでは、わざわざ、この期間にお店をあけておくのもなんだなぁ・・と思いながら、こちらは、やっぱり空いているお店というものは、快適です。

 以前、日本で暮らしていた頃も、お盆休みの頃は、通勤ラッシュも緩和され、なんとなく街がスーッとする感じで、意地でもこの時期には休みをとらない!と思ったのと同じ感じです。

 昨日は珍しくマルシェに買物に行きましたが、こちらのお店の閉店ぶりは、もっと顕著で、お魚を見に行ったのですが、いつもは3軒くらいは出ているはずの魚屋さんも昨日は1軒だけ。そのため、なんだか行列ができているという皮肉な結果。

 行列は嫌なので、別の用事を済ませて、帰りにまた寄ってみたら、もう店じまいの準備中で、未練がましく覗いていたら、「マダム!何にしましょう!」ってすぐに来てくれて、そこまででもなかったんだけど、「タコが欲しいんだけど・・大きいのしか残ってないですね・・買うんだったら、一番小さいのに・・」と言うと、やっぱりやたらと大きなタコで、「ん~~」と渋っていたら、お揉むろに重さを測り始めたので、一応、「それでいくらですか?」と聞いてみたら、35ユーロだと・・。

 「一人だし、食べきれないだろうし、高いしな・・」と言ったら、「25ユーロでどう?もうお店も今日は閉めるし・・」と10ユーロも値引きしてくれるなら・・とタコをまるまる1杯買ってきました。

 それにしても、あんまり予期していなかったお買物。タコって意外と重いんです。

 それが、家に戻ってみると、この暑さの中、まさかのエレベーターが故障。思いタコを下げつつ我が家はなんと8階。日々、けっこう歩いているつもりでも階段で8階までとなるともう足はガクガクです。

 ようやく家に辿りついた時には、もうパリが空いていたことなんてすっかり忘れるほどヨレヨレ・・でも、この大きなタコをなんとかしなければ・・と、さっそく買ってきたタコを茹でたり、マリネにしたり、わさび醤油で和えてみたり、タコ飯を作ってみたり、一部を冷凍したりとバタバタ。

 でも、空いているパリでゆったりと・・なんて思っていた私は、結局、貧乏性に重たいタコをしかも階段を8階ものぼって、ひたすら料理。

 まあ、こんなもんです。


空いているパリ


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2025年8月6日水曜日

ルイヴィトン財団美術館 Fondation Louis Vuitton は思っていたよりずっと良かった!


 


 先日、友人に会ったとき、何気に「どこか良い美術館なかった?」と聞いてみたら、わりと即答で、「Fondation Louis Vuitton(ルイヴィトン財団美術館)がわりと良かったよ!」と返事が返ってきたので、これまで、勝手に「あんまりルイヴィトン興味ないしな・・」などと、まるでお門違いの避け方をしてきた私は、そこで初めて、ルイヴィトン財団だからといって、ルイヴィトンの商品が置いてあるわけでもないんだし、恥ずかしながら、見当違いな印象を勝手に持っていたことに気が付いたのでした。

 彼女は、自分でも絵を描いたり、色々、普段から芸術に触れていることもあり、彼女が言うんだったら、行ってみよう!と思ったのです。

 ルイヴィトン財団美術館はパリ16区、ブローニュの森の近くにあり、メトロの駅からは少し歩きますが、充分、徒歩圏内。さすがにパリ16区だけあって、瀟洒な街並みの中を歩き、Jardin d’acclimatationという遊園地?の続きくらいにあります。




 突如、表れる奇抜な建物に「おっ!これか!」と圧倒されますが、意外にも(私の勝手な印象)、けっこうな人気のスポットなようで、同じ目的地に向けて歩いて行く人の多さにまたビックリ!さすがに駅からは、ずっと「Fondation Louis Vuitton➡」の表示が途切れなくあるので、道に迷う心配はありません。メトロ1号線 Les Sablons駅から徒歩10分程度です。シャトルバスもあるようですが、メトロで充分な気もします。

 





 入口には、少々、行列ができていましたが、行列のわりには、待ち時間は5分ほどですんなり入れました。もちろん事前予約した方がスムーズかもしれませんが、当日、チケットを買うのも全然、簡単です。




 現在は、デイヴィッド・ホックニー(ノルマンディーを拠点に活動しているイギリスの画家・芸術家)の展示をしていました。



 私は、これまでポップアートというかモダンアートというか、この類の作品にはあまりなじみがなかったのですが、小さめ(といっても大きい)の絵をいくつも併せて、1枚の絵に見せるような展示の仕方や、映像や音楽を大きなシアターのように使って、四方から訴えかけてくる感じなど、とっても新鮮で、また単に鑑賞するにとどまらず、全身で彼の作品を浴びれる感じのつくりになっていて、とっても感動しました。




 映像に包まれる部屋では、正面、側面の大画面を前に、カーペットが敷いてあり、大きめのクッション?のようなものが置いてあり、そこに寝転びながら、鑑賞することがあります。




 カーペットに寝転ぶと、自ずと視界が広くなり、全身で作品を味わえるような気持ちに包まれます。

 途中、エレベーターで乗り合わせた外国人観光客に何やら興奮気味に「Amazing!Museum!」とうったえかけられたりもしました。




 いわゆる他のパリの有名な美術館のように旧建築の歴史的建築物で、その入れ物自体が芸術!というのとは違い、新しい近代的な建物の中にありながら、これだけ人を惹きつけるというのも見事なものだと思いました。




 お庭には、いつか、どこかで見たかな?と思うルイヴィトンの大きなトランクと金の彫像があり、お庭続きには、Jardin d’acclimatation(遊園地)にも行けるようになっており、こちらは、ルイヴィトン財団美術館のチケットがあれば(中からなので、当然、皆、持っているはずですが・・)、そのまま無料?で遊園地の方にもアクセスできます。




 こちらの方もなかなかクラッシックな感じのジェットコースターとか、公園の遊具、ボートなどがあり、こちらだけ行こうと思ったら、別に?入場料がかかるところなのですが、ルイヴィトン財団から入れば、両方楽しめるので、お得かもしれません。


 


 現在は、「デイヴィッド・ホックニー」展をやっていますが、これは、8月31日までです。

 9月以降は誰の作品になるのかはわかりませんが、また違う作家のものをどう見せてくれるのか?楽しみです。

 ルーブルやオルセーなどのいわゆるクラッシックなタイプの美術館とはまた、違った趣で、別の楽しさを味わわせてくれるので、とってもおすすめです。

 


🌟Fondation Louis Vuitton 8Avenue du Mahatma -Gandhi 75016 Paris 

 ルイヴィトン財団美術館


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2025年8月5日火曜日

小切手での支払いは2027年に廃止される⁈

  


 フランスに来た当初、銀行に口座を作って、日本では、お目にかからなかった小切手というものをもらい、「ほ~っ!こんなものがあるのか・・」と物珍しい気がした記憶があります。

 当時(25年くらい前)は、実に小切手は、必要不可欠のものであり、税金等の支払い、家賃の支払いや電気代の支払い、子どもの学費やお稽古事の費用、高額な支払い、また支払う時点まで金額が不明の場合の支払いなどなど、かなり多くの支払いに利用していました。

 そういえば、小切手用のお財布や小切手が入るお財布なるものも、昔はあったような気がします。

 特に、自動引き落としが信用できず(以前にedf(電気)に桁を間違えられて引き落とされて、大変な思いをしたことがあるため)、絶対に請求書で金額を確認してから、小切手を書くようにしていたし、後になって、支払われていないとか言われた場合にこの日付でこの小切手ナンバーで支払いましたということが言いやすいので、敢えて、小切手で支払いをしていたということもありました。

 なので、年に何回かは、銀行に新しい小切手をもらうように頼んでいたし、そういえば、常にお財布には、非常時に備えて、金額もサインもしていない小切手を1枚は、お財布に入れていたものでした。

 それが、ほんとうにいつの間にか、この小切手は、ほとんど使わないようになっていて、一応、家には小切手はまだあるものの、使うことは、ほとんどなくなりました。

 ほとんどが銀行のカードか、ネットで振込をすることで、事足りてしまうため、わざわざ小切手を書いて、それを送ったり、渡しに行ったりする手間が省けてしまうのです。

 それは、私だけではないようで、フランス全体でも、ここ15年ほどで小切手の利用率は72%減少したとのことで、2000年には、取引の37%を占めていた小切手は、3%までに減少したとのことで、2027年には、最後の小切手処理センターが閉鎖される予定になっているそうです。

 利用が減っているにもかかわらず、小切手の偽造は増加しているとのことで、今や小切手は、受け取る側からしても、まことに始末の悪いものになりつつもあります。

 今、小切手が廃止されても、日常生活には、ほぼほぼ支障はないとは思いつつ、なにかの際の非常手段として、あり続けてくれることは、やっぱり、いつ何が起こるかわからないフランスでは、安心なような気もするのですが・・。


2027年小切手廃止


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2025年8月4日月曜日

お酒は一生分飲みました!

  


 最近、肝臓の数値が良くないということで、お医者さんから、アルコールはダメ!と釘をさされ、そうはいっても、このお酒が大好きだった私がなぜかパッタリとアルコールを欲しなくなったために、かれこれ2年以上、私はほとんど飲まなくなっています。

 あれだけ好きだったお酒を、この私が飲みたいと思わない日が来るとは、思いも拠らぬことでしたが、まあ、飲んではダメ!と言われた時に、飲みたいのにガマンするわけではないので、全く苦に感じないのは、幸いなことながら、逆に「お酒を全然、飲んでないのに、なんで肝臓悪いのよ!と、ちょっと悔しい気もしないではありません。

 しかし、私がこれまで飲んできたお酒(アルコール)の量を考えれば、恐らく、ふつうの人が一生に飲む量は、余裕で飲んできたと思うので、お酒に関しては、大げさではありますが、我が人生に悔いはありません。

 我が家は子どもの頃から、父がお酒が好きだったので、父は必ず、夕食の際に晩酌をしながら食事をするのを見てきたので、お酒をごくごく身近に感じてきたということもあると思いますが、父は帰ってくるとたいていビールを飲んでから、その後は、その日のお料理に合わせて、ウィスキーだったり、焼酎だったり、日本酒だったり、必ずお酒を飲みながら、延々と食事をしていました。

 小さい頃は、私はもっぱらの辛党で、甘いものは苦手なかわりに、酒の肴になるようなものが好きで、小さい頃から「こりゃあ、酒飲みになるだろうな・・」と言われてきて、その通りになりました。

 日本では、仕事帰りに友人などと食事に行くというよりは、飲みに行くというのがメインで、人付き合いが活発で大好きという方ではなかった私もお酒のおかげで、それなりの人並みの人間関係をかろうじて、継続できたような気もします。

 思うに友人などと「飲みに行こう」というのは、飲むことそのものというよりは、飲んで話そうということで、アルコールが入ってかろうじて口が滑らかになって、人付き合いができていたのかもしれません。

 しかも、自分で言うのもなんですが、私はけっこうお酒に強くて、お酒で潰れたという経験もなく、最悪、翌日も酔っぱらっている状態・・。以前、けっこう仲良くしていた男の子に、「一緒に飲んで、口説こうと思っても、こっちが先に潰れちゃうから上手くいかないよ・・」とボヤかれたこともありました。

 しかし、全く、失敗がなかったかというと、そういうわけではなく、途中、記憶が定かではなかったりすることもあるのですが、ちゃんと家には、帰って自分のベッドに寝ていて、翌朝、目が覚めると、なんと服を着ておらず、ベッドの脇には、ホックを外していないワッカ状になったブラジャーが落ちており、これ、どうやって脱いだんだろう?と不思議に思って、自分で笑ってしまったこともありました。

 フランスに来てからは、子どもがいたこともあり、外に飲みに行くということはなく、もっぱら、友人を家に呼んで飲む、あるいは、夜、一人で飲むことが多かったですが、家のソファはたいそう寝心地がいいのか、家に飲みに来てくれた友人は、途中でソファで寝てしまうことが多かったです。

 フランスに来てからはもっぱらワインかウォッカでしたが、娘が小さい頃には、スーパーマーケットに行くと、ウォッカが置いてある近くに行くと、娘がパーッと走っていって、「ママ~オッカ!オッカ!あったよ~!」と得意気に叫んで私に教えてくれるのに、赤面しつつもうれしかった思い出もあります。

 とにかく、お酒にまつわる話は数限りなくあるのですが、お酒のおかげでたくさんの楽しい思いをしてきました。お酒を飲まない人生は、人生の多くの楽しみを損しているような気もしてきたのですが、今は、そのお酒がない生活。

 少々、寂しい思いもありますが、今まで飲んできた時間を考えれば、まさに悔いはありません。

 飲まなくなった今でも、もう身体に沁みついているというか、酒瓶を見るだけでワクワクするのは、ひっそりと心の中で感じる幸せです。


アルコール 酒飲み


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2025年7月27日日曜日

パリ・オリンピックから1年 パリ・オリンピック記念イベント開催

  


 パリ・オリンピックの開会式から1年が経ち、パリ市は、パリ・オリンピックを1周年を記念したイベントを開催しています。

 当日は、午前9時半、開会式のパレードが行われたセーヌ川で、約100隻のカヌーとカヤックのパレードが、その後、約30隻の音楽船と装飾船によるパレードが行われました。

 パリ・オリンピックのマスコットであった赤いフリージュ君たちも登場し、パリ市長は、「パリ・オリンピックは街を大きく変え、私たちにたくさんの幸せと喜びを与えてくれました!」と挨拶しました。

 このパリ・オリンピック記念式典には、IOC新会長カースティ・コベントリー氏も参加。なぜか、前会長のトーマス・バッハ氏も同席していました。トーマス・バッハ氏は、IOC名誉会長ということになっているそうです。

 パリ・オリンピックを歴史的なものとして、パリに刻んでいきたいという思いの強さがあちこちに見られ、そのひとつ、パリ・オリンピックでの様々な国籍のメダル獲得者に敬意を表し、「チャンピオンズモニュメント」が2025年末までには、パリ中心部の橋の一つに設置される予定だそうです。せっかくこのようなイベントを企画したのならば、それに間に合わせればよさそうなものに・・とも思いますが、これもパリらしいところです。

 パリ・オリンピックの中心地であったセーヌ・サン・ドニでは、オリンピック・アクアティックセンターがこの日は無料で開放。

 また、オリンピックの開会式で使用されたジゼル・ハリミやオランプ・ド・グージュなどの10人の著名な女性の先駆者を讃える金色の像がパリ北部のポルト・ド・ラ・シャペルに設置されています。

 大会期間中に設置されていたエッフェル塔の五輪は、現在は外されていますが、まもなく再設置され、2028年のロサンゼルス・オリンピックまで五輪付きのエッフェル塔として、再登場するそうです。

 パリ・オリンピックの開会式でセーヌ川の水上を華麗に走っていったゼウス・メタリックホースは、現在、フランス全土を巡回中とのことで、リヨン、マルセイユ、ボルドー、そして、なぜかフランクフルトを訪れた後、現在は、モン・サン・ミッシェルに滞在中。9月7日から29日までは、ナントに滞在する予定になっているそうです。

 そして、パリ・オリンピックのもうひとつのシンボル的な存在でもあった聖火台として使用された気球はすでにフェット・ド・ラ・ミュージック(音楽祭)の日からチュイルリー公園に復活していますが、毎晩、日没から午前2時まで地上60メートルほど舞い上がり、夏のパリの星として存在しています。

 お祭り好きなフランス人ですから、なんだかんだと理由をつけて、お祭りにしたがるのもわからないではありませんが、正直、一体、いつまで、オリンピックを引っ張るの?という気がしないでもありません。だいたいオリンピック1周年記念パレードなんて、他にやっている国があるのでしょうか?

 現実に、2026年度の予算は、どこを削るかで大論争中の財政難のなか、スポーツに割り当てられる予算が大幅に削減され、オリンピック後の深刻な後遺症に苦しんでいるスポーツ界も同時に存在しています。深刻な財政難とすでに終わったパリ・オリンピック記念の派手なパレード・・なんだかちぐはぐな気がしてなりません。

 オリンピックを機に、スポーツを奨励する機運にあったはずなのに、このようなお祭りだけ、なんだか派手にやっていて、実際のスポーツ振興には、予算削減なんて、なんだかおかしな話だと思わないでもありません。


パリ・オリンピック記念イベント


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2025年7月25日金曜日

フランがとっても美味しいお店 Boulangerie Patisserie Alexine

  


 最初、このお店をどうやって見つけたのかは、よく覚えていないのですが、多分、最初は、近くにあるお店に行きたくて、以前は、あまり行かなかったエリアで、なんだか物珍しいお店がたくさんある通りで、気になるお店を覗いて歩いていたときのこと。

 その中にあったブーランジェリー(パティスリー)が、なんだかとってもほんわかした雰囲気で、しかもお店を覗いて見ると、種類もものすごく豊富で、行列が絶えない感じのお店で、入ってみたのが最初だったと思います。

 この界隈は、ちょっとオリエンタルな感じのお店が多く、アラブ料理だったり、インディアンの料理だったり、最初は、クルドサンドイッチのお店を探して出かけたのですが、パリの中にありながら、ちょっと別の風味がする感じの通りです。

 いわゆるキラキラのパリの雰囲気とはちょっと違いますが、かといって、治安が悪いとか、そういう感じでもなく、しかし、お値段もわりと庶民的な価格のお店が多くて、ちょっと珍しいスパイスや野菜などを置いているお店などもけっこうあります。

 その中にあった人気のブーランジェリーなのですが、その時も以前、フランコンクールで1位を取ったというトロフィーが飾ってあり、フランが美味しいお店なんだな~とは思っていました。

 フランというのは、フランスでは、どのブーランジェリーにも必ずといっていいくらいあるくらい、定番のお菓子ですが、美味しいブーランジェリーのフランは絶対に美味しいのは基本です。



 先日、久しぶりに近くを通りかかったので、そうだ!久しぶりに行ってみよう!とお店を覗いて見たところ、2025年イル・ド・フランスのフラン・コンクールで1位獲得!と出ていたので、「わお!やったね!」となんだかうれしくなり、久しぶりにフランを買ってきました。

 最近は、お値段が天井知らずの感じがする、いわゆる有名店などのお菓子に比べると、まず、極めて良心的な価格設定で、しかも、お店自体は、そんなに大きなお店ではないのですが、ショーケースの中に並んでいるパンやヴィエノワズリーなどの種類は、私がパリの色々なブーランジェリーを見ている中でもかなりの種類の多さです。




 パンもバゲット、クロワッサンの類はもちろんのこと、キッシュ類、また、ハード系のパン・ド・カンパーニュの類、胚芽入り、ナッツ入り、黒パンなどなど、かなりの種類があります。

 なんと、今年は、このお店サンドイッチ部門でも3位に入賞しているとのことで、今年は特に勢いに乗っている感じです。

 フランもピスタッシュやチョコレートや色々な種類があるのですが、今回、私はシンプルなバニラにしました。かなりの大ぶりなピースで、食べ応えもあり、しかし、リッチなコクがありながらも、まろやかで優しい味、そして、なによりもリッチなのに後味がスッキリとしています。



 フランを食べたことがない方に敢えて説明するなら、パイ生地が敷いてある、ちょっとしっかりしたプリンみたいな感じです。

 お値段も3.5ユーロと、この大きさでこのお値段!と思うほどの庶民的な価格です。

 フランは、華やかなスイーツ類に比べると一見地味な存在ではありますが、飽きのこないホッとする味です。

 フランだけでなく、なんでも美味しいので、近くに寄られることがあれば、ぜひ、なにか、トライしてみると楽しいと思います。


🌟Boulangerie Patisserie Alexine 15 Rue du Faubourg Saint-Denis 75010 Paris 


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2025年7月24日木曜日

パリのピカソ美術館はけっこう穴場スポットかもしれない

  


 私は、最近、常に行きたい美術館をピックアップしていて、機会があれば、ひとつひとつ行ってみては、リストから外し、また別の美術館をリストに加えるようにしていますが、そんな中、長年にわたり、ピカソ美術館は、なぜか、ずっと私のリストに居座り続けていた美術館でした。

 正直、特にピカソが好きというわけでもないので、いつかは行ってみようと思いつつも、他に私のリストに横入りしてくる美術館のために、ずっと私のリストの中では、置き去りにされ続けてきた美術館でした。

 私の数少ない友人の一人がこのパリのピカソ美術館の隣に住んでいるので、ほんとにすぐ側まではよく行っているのですが、これまで美術館の中には入ったことがありませんでした。

 今回、ふと、では、ついにピカソ美術館に行ってみようと思い、足を踏み入れたのですが、これが全く行列もなく、スイスイ入れた、まず、それだけでもポイント高いな・・と思ったのです。


 そして、パリの美術館あるあるなのですが、その美術館に使われている建物が重厚で、かその階段、天井、窓など、その建物自体も趣のあるもので、ここにあってこそ、美術品も映えるというもの・・と思えることで、このピカソ美術館もまた、そんなパリの美術館らしい美術館のひとつでもあります。




 パリのマレ地区にある、この建物は、塩税を徴収して富を得た租税農家のために建てられたものですが、その後、何度も所有者が変わり、1964年にパリ市が所有権を取得し、1968年には、歴史的建造物として認められています。

 ピカソ美術館のコレクションには、絵画、彫刻、デッサン、陶磁器、版画など5,000点以上のピカソの作品とともに、ピカソ自身が所蔵していた他の芸術家(ルノワール、セザンヌ、ドガ、ルソー、マティス、モディリアーニなど)の作品なども展示されています。





 いつも思うのですが、その美術品の展示のセンスがとてもよくて素敵です。






 ピカソは、独特な世界観を持った芸術家ではあるので、かなりインパクトがあります。

 しかし、美術館としては、それほど広すぎないにもかかわらず、かなり見応えもあります。

 なにより、マレ地区という他にも色々楽しめることがたくさんあるエリアという抜群の立地条件、そして、2時間くらいあれば、余裕で回れるほどほどのサイズ。予約なしでも全然OKなスムーズな入館。ピカソ美術館、観光スポットとしては、けっこう穴場だったりするかもしれない・・と思いました。

 ちなみにピカソ美術館は、バルセロナとマラガにもあります。


🌟Musée National Picasson-Paris   5 Rue de Thorigny 75003 Paris  月休


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2025年7月17日木曜日

LIVRET A(リブレA)の金利 さらに下がって8月1日から 1.7%へ

  


 フランスでの銀行預金の金利に関して語られる時、しばしば、その代表として例に挙げられるのは、「LIVRET A(リブレA)」と言われる預金口座です。

 このLIVRET A(リブレA)は、恐らくフランス人の間で最もポピュラーな預金口座で、貯蓄や利息に対して非課税の預金口座です。ただし、預金の上限は22,950ユーロとなっているので、それ以上の高額の預金はできません。ただし、預金に対する利息は、そのままその口座に上乗せされていくので、22,950ユーロを超えた場合でもその上乗せされた預金の分は、そのままその口座に積み重なっていきます。

 私がフランスで仕事を始めたときに、当時、私のフランスの銀行には、預金がほぼほぼない状態だったので、夫が月々のお給料から、少しでもこのLIVRET A(リブレA)に貯金していきなさいというので、始めたので、なんとなく、夫に言われたとおりに口座を開設していたので、それ以来、ずっとこの口座は、キープし続けています。

 このLIVRET A(リブレA)の金利は、2018年頃に一度は、0.5%まで下がったことがありましたが、ここ15年くらいの間に1.7%から3%くらいの間を上下しています。

 直近の金利では、3%から2.4%に下がり、この8月からさらに1.7%に下がるということで、衝撃的に報じられています。

 この金利に関しては、直近の平均インフレ率と欧州金融政策に依存する平均銀行間金利に基づいて1月中旬と7月中旬の6ヶ月ごとに計算されているそうで、公式の厳密な計算方法に従って設定されていると財務省は説明しています。

 したがって、インフレ率などを考慮しているために、金利が変動しても、購買力を引き続き保護することができると主張していますが、果たしてそうなんでしょうか?

 この他のポピュラーな預金口座には、LDDやLEPといったものがありますが、これらも、このLIVRET A(リブレA)の金利と同様に改定されます。

 LIVRET A(リブレA)やLDD、LEPといった口座に預金されているお金は、6,000億ユーロ以上に及ぶと言われており、これらは、Caisse des dépôts et consignations (預託金・委託基金)と銀行に分配され、銀行は、主に中小企業や小規模企業向けの融資に利用しています。

 金利が下がるということは、預ける人にとっては、残念なことですが、借り入れをしたい人にとっては、朗報。

 私は、借り入れることもない代わりに、そこまでの資産があるわけでもないので、そこまで金利の上下を憂慮するほどでもありません。

 一方、低金利といえば、日本の銀行の定期預金の金利はどうなっているのか?と思いきや、メガバンクで0.275%だそうで、一時の0.00…と0の数を数えるのが大変なような金利よりは、ずいぶんマシには、なったものの、依然として、比較にはならないようです。

 個人的には、どうにかしてほしいと思うのは、日本の円安で、本当にどこまでいくの?という感じ・・1ユーロ170円突破してます。


LIVRET A (リブレA)の金利


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2025年7月15日火曜日

いつものパリ祭のパレードが・・

  


 パリ祭のパレードは、フランスで行われる公式行事の中でも、もっとも華やかなもののひとつだと思いますが、私は、実際に現場に見に行ったことは、一度もありません。

 一度、義理の息子が学校単位?でパレードに参加したことがあって、夫は、ここぞとばかりに張り切って見学に行っていましたが、その頃は、私はその日は仕事で、一緒に行くことはできずに残念でした。

 とにかく、パレードに参加している人は7,000人近くいるので、もう現場は大変な人で、パレードの前に待機している人々とパレードが終わって、パリの街中に散らばっていく人々とで大変な混雑です。

 パレードに参加している人々は、皆、軍やそれぞれの団体のコスチュームや制服を着ているので、日常は制服というものがあまりないフランスでこれだけのコスチューム姿の人々が街に散らばっていることは、年に一度きりで、珍しいことです。



 私はなんとなく、毎年、このパレードをテレビで見るのが習慣になっており、窓の外にシャンゼリゼの上を飛んで行った飛行機やヘリコプターなどが家の近くを飛んで帰っていくのをなんだかテレビと窓の外を見比べながら、楽しんでいます。




 昨年もパリ祭のパレードは行われたものの、パリ・オリンピックのために、シャンゼリゼでのパレードではなかったため、なんとなく、「やっぱりシャンゼリゼの方がカッコいいのにな・・」などと思った記憶がありましたが、今年は、再びシャンゼリゼに戻ってきました。




 毎年、少しずつは違っても、似たようなパレードですが、ここ数年は、実際の戦争が近くで起こっていることもあり、この軍事パレードを見るのは、華やかに見えても、これってやっぱり人殺しの道具だよな・・と複雑な気持ちにもなります。

 毎年、海外からのお客様が招かれていますが、今年は、インドネシアの大統領が主賓でした。450人のインドネシア軍兵士もパレードに参加しました。

 パレードのハイライトは、やはり最後に出てくる騎馬隊ですが、今年は、58頭いた騎馬隊の馬の中から、なんだか隊列から外れてしまった馬がいたと思ったら、最後の最後に転んでしまう馬までいて、馬が転ぶことってあるんだ・・とへんなことに驚きました。

 パレードのテレビ中継が終わった後には、テレビでは、世界からパリ祭に向けてのビデオメッセージ・・のトップは、なんと日本から・・。

 日本の大阪万博のフランスパビリオンの紹介でした。

 これまで大阪万博については、あんまり報道されていませんでしたが、今回、フランスのこの華々しい機会に紹介されて、なんだかちょっとだけ嬉しかったです。

 夜の花火は、なんだかいつもより派手だったみたいで、例年は家から遠くに見える感じなのに、なんだか音がすごいのに気が付いて、のぞいてみたら、なんだかやたらと規模が大きい様子でした。すごいな・・。


パリ祭 パレード


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2025年7月14日月曜日

ベルシー地区のウォーターフロントエリアとセーヌ川遊泳スポット

  


 セーヌ川の遊泳スポットのひとつが設けられているベルシー地区に行ってみたら、なかなか良い感じ・・今年のパリ・プラージュの3ヶ所の遊泳スポットの中では、最も上手くできているんじゃないかな?と思いました。

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 メトロ14号線のBercy駅からParc de Bercy(ベルシー公園)を突っ切ったところにセーヌ川に出て、上下が曲線を描いて、美しく交差するシモーヌ・ド・ボーヴォワール歩道橋のすぐ近くに、その遊泳場はあります。

 川岸には、階段でもエレベーターでも降りられるようになっていますが、上から全景を見ると、こんな感じです。

 



 この遊泳場は、他の2つに比べて、しっかりと作られている感じで、遊泳場と他の船が通ったりするエリアとは、けっこう、きっちり分かれています。

 入口にもしっかりとゲートができており、全てが整然と(他の2ヶ所に比べて)作られています。

 


 輪ではないので、浮き輪とは言わないかもしれませんが、泳ぐ人は、この黄色い袋をつけるように言われています。

 ビーチサイドにはパラソルとデッキチェア・・これがなかなかシンプルで可愛くて、売っていたら、買いたいな・・と思いましたが、当然のことながら、売っていません。




 近くに橋があるので、橋の近くには、程よい日陰ができるので、そのあたりは、大変、快適で、デッキチェアに横たわっていると、川辺の心地よい風が気持ちよくて、なんだかとってもゆったり、リラックスできます。

 このベルシーのいわゆるウォーターフロントエリアは、この遊泳場ができる前から、比較的、古いものを上手に残して利用しつつも、近代的に開発が行われている場所でもあり、船を使ったカフェなどが立ち並んでおり、セーヌ川の向こう側には、セーヌ川に浮いている感じのプールもあります。こちらのプールはセーヌ川沿いにあるというだけで、プールの水はふつうのプールの水で、セーヌ川の水ではありません。

 向かい側のビブリオテック(国会図書館)のあたりは、近代的でちょっと奇抜なデザインのビルなども多く、いわゆるみんながよく見かけるカフェやレストラン、また、スーパーマーケットや電気店、スポーツ用品店、映画館など、ひととおりのものが揃っており、映画館の前の広場には、屋台村ならぬカミオンが集まっているフードエリアなどもあります。




 なにより、私が気に入っているのは、このビブリオテックの駅は、比較的広くて、ゆったりしているうえに、いつ行っても、駅がきれいで清潔。パリには珍しいことです。

 いわゆる一般的にイメージされるであろうパリとは、また違う景色かもしれませんが、なかなかセンスの良い、きれいなところです。


ベルシー地区ウォーターフロントエリア


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2025年7月11日金曜日

セーヌ川の遊泳場の1つ エッフェル塔の近くのグルネル遊泳場 BAIGNADE GRENELLE

  


 個人的には、いかにしても信じ難いセーヌ川で泳ごう!というパリ市の試みに、やはり現場をこの目で見てみなければ・・と思い、お天気の良い日に出かけてみました。

 場所的には、背後にエッフェル塔を望めるセーヌ川沿いの一画なのですが、近辺には、それらしい看板や道案内などもないため、川沿いは一般の歩道からも少し低いところにあるため、ちょっとわかりにくいといえば、わかりにくいところです。




 まあ、言ってみれば、川沿いのあるスペースにブイを張って、遊泳スペースを作り、それに付随するかたちで、デッキチェアーなどが置かれている川辺に、板張りがされています。




 入場?は無料ですが、遊泳スポットに入る地点では、一応、セキュリティの人がいて、荷物チェックされますが、うるさいことは言われません。

 スペースの中には、簡単なロッカーと、トイレ、シャワーなどがあり、一応、泳ぎ終わった後に、シャワーを浴びることは、できそうです。



 私が行ったのは、平日のお昼頃の時間帯だったので、若干人出は少ない時間帯だったのかもしれませんが、そこまでの人はいませんでした。



 なんといっても川の水をのぞき込んでみれば、やっぱり尻込みするのがふつうだと思いますが、しかし、涼しい顔をして、嬉しそうに泳いでいる人もいるには、います。

 だって、この水ですよ・・💦

  


 これは、ただでさえ、最近、すぐに体調を崩してしまう私には、ちょっとあまりにリスクを感じます。子どもをここで泳がせようともなかなか思えないとも思うのですが・・。だって、正直、間近で川の水を見れば、まるでど〇みたい・・。

 パリには、あと2つのセーヌ川遊泳場があるそうなので、後日、他のも見てみますが、結局、同じセーヌ川・・水の質というか、状態というものは、そんなに変わるものでもありません。

 考えてみれば、海のようにというか、海ほどには、巡回しない川で、同じエリアでは遊覧船や輸送用の船なども通っているのですから、そこまできれいな水であり得るはずもありません。

 やっぱり、今のところは、セーヌ川は泳ぐよりも眺めるもの・・周囲の景色の一部として見るには、美しい川なのですが・・。


セーヌ川遊泳場 グルネル BAIGNADE GRENELLE


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