2025年2月12日水曜日

恐怖の渋谷駅

  


 渋谷駅の再開発工事が始まったのは、もうだいぶ前のことだと思いますが、その工事が始まった当初は、「どうせ、日本のことだから、あっという間に終わるんだろう・・今度、日本に来たときには、多分、出来上がっているんだろうな・・」と思っていたら、その後、もう何年もの間、日本に来るたびに、「えっ?まだ終わっていない・・」が何年も続き、もう「まだ、やってるんだな・・」に変わり、たまに日本に来るからこそ、その工事期間の長さを余計に感じるような気がします。

 渋谷ははるか昔?私が高校生の頃に渋谷駅から歩いて通学していたこともあって、東京で、ほとんど唯一といっていいくらい土地勘、方向感覚が定まっていた駅でもありました。

 ところが、工事のために、なんだか、わけのわからない遠回りをすることになっていて、本来ならば、ちょっと、そこを突っ切れば済むだけだった場所が、駅の中を迂回することになり、3回以上曲がると、もうどっちの方向を向いているのかわからなくなる方向音痴の私にとっては、もう大変なことになってしまいます。

 しかも、もともとは、よく知っていると思っていた渋谷で・・ということが殊更ショックでもあります。

 そもそも、人混みが大の苦手な私は、もうかなり前から、できればちょっと避けたい場所でしたが、我が家の立地的に、比較的、どこに行くにも渋谷駅を通過する必要があり、否が応でも、通る機会が多いのです。

 現在は、ハチ公口あたりがなんだかわけのわからない、特殊な通路体制が敷かれていて、混乱や混雑を整理するためと思われますが、往路、復路を分けて、交通整理のような人を何人も配置して、人の流れを捌いています。

 そもそも、ハンパではない数の人の群れがひっきりなしに行き交う渋谷という場所で、スクランブル交差点などは、信号が変わると数方向にいる人が数方向に散っていくという考えてみれば、ちょっとふつうの国ではその安全性からも成り立たないような数奇な場所。

 今や外国人にとっては、日本の象徴的な場所になり、一度、羽田空港からのリムジンバスに乗ったら、スクランブル交差点を通過した時点でリムジンバスの中の外国人観光客?たちが、一斉に携帯を掲げて撮影を始めたのには、仰天しました。

 そんな通常の状態に加えて、現在の渋谷駅公園口はものすごい人の流れで、一部では人の流れを横断しなければならない場所もあり、人波を渡るというのは、凄いことだな・・と、東京で生まれ育った私もすっかり気後れし、ちょっとした恐怖にさえ感じてしまいます。

 とはいえ、交通整理要員が配置されているとはいえ、この人の群れの移動が整然と行われていることは、凄いことだな・・と。


渋谷駅


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