2025年2月6日木曜日

「とんでもないです!」という言葉は今、日本で流行っているの?

  


 久しぶりの日本に到着して2日目、久しぶりといっても、ほぼ1年ほどしか経っていないのですが、とにかく日本にいる間に、食べたいものを中心にこの機会に行っておこうというところは、数々あって、私にとっては、毎回、まずお気に入りの美容院に行ってから、あそこのあれ食べたい・・とか、あれは買って帰りたい・・というものをできるだけ効率よくこなしていこうと、さっそく動き回っています。

 そんな中、1年来なければ、色々と変わっている場所もあるし、そもそも、長年、日本にいなくて知らなかったことに遭遇したりして、いちいち感動したり、驚いたりしています。

 結局、パリにいても、なにか美味しいものはないか?と探し歩いているところは、変わらないのですが、日本では期間限定の分だけ、この機会を逃してはならない・・と思うところは、必死でもあり、焦るような気持ちもあって、他人にものを尋ねてみる機会があります。

 まだ、2日目なので、全部が全部というわけではありませんが、基本的になにかものを尋ねたときに、日本人はとても親切で、たとえば、ある特定の場所を尋ねたりした場合は、ご親切にそのすぐ目の前の場所についていってくれたりするのには、本当にすごいな・・と思います。

 これは、以前にフランス人の知人が日本に出張に行った際に、あるレストランの場所を尋ねたら、道を教えてくれるだけでなく、一緒にその場所に行ってくれたことがあった・・日本人ってなんて親切な国民なんだ!と感激して話してくれたことがあったので、「あの人が言ってたのと、一緒のケースだ・・」などと思ったりもしたのです。

 しかし、そんな中、なにかを教えてもらって、「ありがとうございました!」とお礼を言うと、かなりの確率で、「とんでもないです!」という返答が戻ってくることに、決して、嫌な気がするわけではないものの、こう、そろいもそろって、皆がお礼に対して「とんでもないです!」という返答をすることに、一種のモヤモヤ感とは言わないまでも、「なぜ?皆、同じ返答?」、「今、こういう言い方が流行っているの?」、「以前は、そんな言い方しなかったような?(していたけど、私が知らなかっただけ?)」などと、思ってしまったのです。

 なにか?お尋ねして、とても、快く教えてくださったりして、とても感激して「ありがとうございました」とお礼を申し上げる・・すると、「いいえ、(どういたしまして)・・」ではなく、「とんでもないです」という・・ある意味「謙遜ワード」。

 謙遜する姿勢は日本人の美徳でもありますが、なんか、あまりの乱用?に戸惑いを感じてしまいました。

 皮肉な言い方をすれば、「とんでもないです」のワードが安くなってはしまいか?、それとも、「とんでもないです」のニュアンスは変わってきているのか?などと、一人で思ってしまいました。

 こう安易に、このワードを使っていたら、かつて使っていたようなニュアンスで、本当に「とんでもない」ときには、なんというんだろうか?とちょっと嫌味なことを感じたりもするのでした。


「とんでもないです」


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