今回、日本に来て、なんだか感じるのは、ぎすぎすしている人が増えたということ・・。以前の日本は、ひたすら、みんながこれでもかというくらい感じが良くて、親切でお店などでも応対が丁寧で行き過ぎではと思うところがあるくらいでした。
今でも、世界的に見たら、絶対的に感じのよい人が多いとは思うのですが、そんな中だからこそ、そうでない人が目立つのかもしれません。でも、なにか変わってきている(かわってきているといえば、変わっているのだと思いますが・・)、そんな感じがするのです。
特に年配の男性(70代後半以上くらいの年齢?)には、ちょっとギョッとさせられる場面にここ数日、遭遇しています。
歩いていて、自分からぶつかってきておいて、逆ギレされたり、携帯を見ながら自転車に乗って車道を走り続けていて、後続の車に気がつかなかったり、なにか尋ねたりしても、その受け答えがやけに横柄だったり、ものすごい上から目線だったり、以前は、こんなおじいさん、日本にいなかったよな・・とびっくりしてしまい、ここ数日で、自然と年配の男性がいらっしゃると、ちょっと警戒してしまいます。
周囲の人々に、そんな私の感想を話すと、たしかに、その世代の男性は、現役時代の感覚をどこか引きずっているところが多いのかもしれない・・とのこと。もちろん、全ての年配の男性がそうだというわけでもないのでしょうが、その点、女性の方が年齢を重ねても、そこまで周囲に対して、横柄になるでもなく、マイペースで周りともバランスをとりながら、上手に生きていけるのかもしれません。
相対的にみれば、上手く年齢を重ねていくことは、むずかしいことだと、自分のことも含めて、よくよく戒めを含めて富みに思うのですが、それが自然にできていける人もいるでしょうが、自覚して、気をつけないといけないな・・と、そんなおじいさん?たちを見ていて考えさせられるのです。
社会現象というほどではないのかもしれませんが、もうだいぶ前に、「こんな年齢の人々が、ここまで働かなければならないのか?」と、なんだか痛々しいように思った記憶がありましたが、それが年々、あたりまえのようになってきて、「そりゃあ、ぎすぎすもするよな・・」と思わないでもありません。
フランスなど、定年が62歳になっただけで、大規模なデモやストライキ、はたまた暴動のようなことが起こる国。逆に富裕層で、もうそろそろ引退してもよいだろうに・・と思われる人々がその地位にしがみついて働いているのは、日本もフランスも同じなのですが、身体的にもキツいであるかと思うような仕事に就いている人々をあまりフランスでは見かけない気もします。
そして、フランスでは、定年後の人生を男性でも女性でも、それなりに楽しんでいる人が多いと思われるので、街中でイライラと他人にあたったり、横柄だったりする男性(女性も)には、あまり遭遇しない気がします。
そんな意味においては、私はふだんフランスではぬるま湯に浸かっている状態なので、そんな男性に日本で遭遇することが余計にショッキングに感じるのかもしれません。
自分自身も年齢を重ねていくうえで、上手く歳をとるって、本当に難しいことだな・・とそんなことを感じながら、久しぶりの日本滞在を過ごしているのです。
年配の日本人男性
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