私がフランスで生活し始めた頃は、「日本だったら、こんなことあり得ないのに!」と憤慨することに多々、遭遇し、「ここは日本じゃないんだから、しょうがない・・日本という国はやっぱり、さすがなんだな・・日本のレベルをフランスに要求してはいけない・・」と諦めて、フランスではそれなりの対応が必要なことを学び、なんとか、トラブルに遭遇することを避けるように生活する術を見つけていきました。
しかし、フランスでの生活も長くなるにつけ、このフランスでの対応を身につけはじめたことから、また、フランス自体も色々とデジタル化などが進み、いつのまにか進歩してきたことから、以前よりは生活しやすくなった気がしています。
でも、ここ数年、いや、10年くらい?、相変わらず、日本は便利で快適ではあるのですが、逆に、おや?日本どうしちゃったんだろう?と思うことが目につき始め、最初は、駐車場や工事現場の交通整理?や警備に年配の男性の姿が見えるようになって、失礼ではありますが、こんな年齢の人がするのは、体力的にもさぞかしキツいだろうに、にもかかわらず、働かなくちゃいけないんだろうか?と思ったのが最初でした。
少子高齢化が問題になり始めて久しく、世界的に少子高齢化の話といえば、もれなく日本の例が挙げられるほど、日本は、その意味での先進国となっていますが、ふだんは、フランスのニュースに話題にされている日本の少子高齢化の現実を日本に来るたびに、目の当たりにすることは、ショッキングなことでもあります。
今回、感じたのは、ある意味、高齢化とは別の問題なのかもしれませんが、その高齢者が姿を見せ始めいていた(過去形ではない)工事現場などで交通誘導などを行なっている人々の中に、けっこう中年(40〜50代)の女性が混ざっているのを多く見かけるようになったことで、ちょっと主婦が時間があるから、空き時間にバイト・・という仕事でもなさそうだし、偏見的な見方ではありますが、あまり女性に推奨される仕事という感じでもないのに、彼女たちは、なぜ?その仕事を選んでいるんだろう?ということです。
人は、基本、お金のために仕事をしているので、そこを否定するつもりはありませんが、少なくとも、以前には、見かけなかった光景です。
また、同時に感じるのは、工事現場にやたらとこの類の交通誘導員?警備?の人が増えたこと・・。実際の工事作業をする人以外の人が多いこと。以前はこんなにたくさんの人がいなかったと思うし、正直、こんなにたくさんの交通誘導や警備?必要かな?と感じます。
こんなに人がいたら、さぞかし、経費もかかるだろうし、工事もさぞかし高くつくんだろうな・・と思いながら、見ています。
なんだか、こういう現場で働く人に女性まで進出してきたことや、やたらとこの種の仕事に多くの人員が割かれていることがなんとなく、アンバランスな感じを受けてしまいます。
フランスの工事現場、こんなふうに交通誘導をする人は、あまり見かけない気がします。
しかし、こう言う仕事は、軽作業や比較的簡単な事務作業などよりも給料が高いのか?そこまでガッツリ、ほんとにひと昔前のいわばガテン系の仕事に近い感じ・・。続々とそこに女性が加わりつつあることも、日本は本当に年々、厳しくなっているのかな・・と、ちょっと思ってしまいます。
日本が厳しくなっている現状
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