日本に一時帰国して以来のプチ温泉旅行の第二段。今度は、娘と従姉妹と3人でのちょっとだけ贅沢な珍道中は、私にとって、中学生の時以来の東北旅行でした。
東北新幹線というものにも初めて乗り、今回は、たまたま、東北地方が大雪と強風のために、数日前まで運休や遅延が相次いでいた最初から、出発できるかどうかも危うい感じのスタートでした。
当初、娘は、前日にスキーに行くことになり、現地で合流することになったために、一度、予約していた新幹線の予定を変更していたものの、スキー場が強風のためにリフトも動いていないということで、再び私たちと一緒の新幹線に変更しなおしに行った時、本来ならば、2回目の変更には、手数料がとられるものの、実際に、変更後の新幹線も運行されるかどうかが定かではなかったために、手数料なしで変更してもらえたという、なんだかラッキーなんだか?アンラッキーだったのか?微妙な気分で、出発当日まで行けるかどうか?また、新幹線が運行停止・・なんていうことになったら、予約している旅館もキャンセルにしなくては?その際のキャンセル料をとられるんだろうか? いやいや天候のために行けないという場合だったら、キャンセル料はかからないでしょう!などと言いながら、ひとまず新幹線が運行するかどうかも当日にならなければわかりませんでした。
結果的には、1時間の遅延となりましたが、無事に目的地に辿りつくことはできました。
新幹線が遅延とはいえ、無事に到着。
1時間近く遅れたものの、私にとっては、ほぼ初めて見る大雪の景色、雪に覆われた山の稜線の美しさに感動しました。
一日目は、ただただ雪景色の露天の温泉とお料理を堪能し、翌日は次の宿へ移動。
駅に着くと、とりあえずは、駅ビルの食料品売り場でさっそく、東京(パリ)へ買って帰りたいものを次から次へとお買い物。そして、乗り継ぎの電車を駅の待合室で少し待機したのちに、次の電車に乗って、目的地の駅に到着。
目的地の駅の改札を抜けるところで、従姉妹が買い物をしたものを乗り換え地点の駅の待合室に置き忘れてきたことに気づいて、すぐに到着した駅に連絡し、忘れ物をした駅に連絡をとってもらいました。
けっこうな人であふれていた駅の待合室には、そのまま彼女の荷物がおかれていたようで、すぐに、その忘れ物を保管しておいてくれることになり、翌日、再び、戻った際に受け取れるように手配してくれました。
さすがに日本、忘れ物をしても、誰も勝手に持って行ってしまう人もいなくて、すぐに駅の人が探しに行ってくれて保管しておいてくれるなんて、やっぱりすごいな!日本!と誇らしいような、安心したような気持ちになりました。
そして、楽しい温泉旅館滞在を終えて、その翌日、まず、忘れ物を受け取りに行けばよかったものの、まずは、食事をしてからにしよう・・なにも、それまで荷物は増やすことはないでしょ・・と、お蕎麦屋さんに直行。
そして、お蕎麦屋さんから、駅の忘れ物センターへ行くと、まさかの昼休みで14時までがクローズ!私たちの予約している新幹線の出発時刻は14時4分発。忘れ物係の人が14時に戻ってくるのを待っていたら、予約している新幹線に間に合わせるのは絶望的。
迫ってくる時間と周囲の駅員のたらい回しに合いながら、遠目から見ても、従姉妹は、電話片手に大激怒。とりあえず、私たち親子は、ホームに降りて待機し、従姉妹が間に合うかどうか、ギリギリのタイミングまで待つことに・・。
日曜日の午後のことで、もう新幹線も満員の状況。ドタンバで変更しても、3人分など、席があるかどうかもわかりません。
新幹線がホームに滑り込んできて、「やっぱりダメか・・もう間に合わない・・」と思いかけたところで、なんと従姉妹が階段をかけ降りてきて、滑り込みセーフ。
係の人が少し前に戻ってきてくれたとかで、ようやく荷物を受け取れたんだとか・・。途中、「では、配送しましょう・・」などと提案もしてくれたようなのですが、今回はギリギリまで粘った従姉妹の粘り勝ちでした。
駅の忘れ物センターは昼休みでクローズしてしまうということを知り、今後は時間を確認しておくべきということを学びました。
しかし、幼い頃から、隣に住んで、一緒の学校に通っていた時期も長かった彼女・・あんなに怒っているのを見たのは初めて、はっきり言って、すごい迫力でした。
駅の忘れ物
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