2023年8月14日月曜日

落とし物を届けに行ったら・・へんな顔をされた・・

 


 落とし物をしても、日本だったら、見つかる可能性もなくはないと思うし、以前、流行語にもなった滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」の東京オリンピック招致のスピーチの中に、東京は安全な場所だというアピールの中で、「もし、あなたが、落とし物をしても、きっと戻ってきます・・現金の入ったお財布でさえも、年間3000万ドル以上が警察に届けられる街なのです・・」 という話を思い出します。

 たしかに、これは、海外から見れば、現金でさえも、そんなに落とし物として届けられるなどということは、ちょっとしたミラクルのような話です。

 だいたい、落とさなくても盗られるのが不思議ではなく、しかも、盗られても、気をつけなかった方がいけないような雰囲気で、たとえ、スリなどにお財布を盗られたとしても、警察に盗難届を出しても、見つかる可能性は限りなく低く、保険のための盗難届の書類を書いてもらうために行くようなものです。

 パリでの私の落とし物に関しては、一度は、パンツのうしろポケットに入れていたNavigo(定期券のようなもの)を座った時に、レストランで落としたらしく、後で気が付いて、取りに行ったら、レストランの人がとっておいてくれた・・ということがありました。

 あとは、一度、歩いている途中にスカーフを落としたら、後ろから来た人が私のスカーフを持って駆け寄って来てくれて、「これ、落としましたよ!」ということがあったのですが、「うわ!ありがとうございます!」とお礼を言い、彼女たちが私の横を通り過ぎていく時に、一緒にいた女性が、「なんで?渡しちゃうのよ!ふつう、渡さないでしょ!」と拾ってくれた女性を責めているのが聞こえてしまって、「やっぱりね・・ふつうは、拾っても盗られちゃうんだよな・・」と思いました。

 もう一度は、バスの中でけっこう気に入っていた折り畳みの傘を忘れて降りてしまい、バスを降りてすぐに気が付いたので、猛スピードで走ってバスを追いかけて、ちょうど渋滞でストップしたバスの扉をドンドンたたいて、「忘れ物をしてしまったので、ちょっとすみません・・」とバスに乗り込み、私が座っていた場所に目をやると、ちょうど、隣にいた女性が自分のバッグにしまおうとしているところで、「それ!私のです!」といって、取り返してきたことがありました。

 その他は、娘も含めると、相当の落とし物をしていますが、見つかったためしがありません。

 最近は、もうできるだけ落とし物やスリに遭ったりしないように、服装などもできるだけシンプルに、大ぶりのバッグを持ち歩いたりと対策をとっているので、落とし物もしていないし、スリなどの被害にも遭っていません。

 それとは逆に、この間、動物園に出かけた時に、歩いていたら、子供用の帽子が落ちているのを拾ったので、ちょっと周りを見回しても、それらしい子供が見当たらなかったので、一瞬、これはどうしたものか? ここの近くのどこかにひっかけておいた方が、もしも、本人か親が探しに来た場合、見つけられるかな?とも思ったのですが、いやいや、関係ない人に盗られてしまうこともあり得るし、広い動物園の中、どこで落としたかのかもわからないだろうな・・と思って、動物園の入口(出口)の受付に届けておこうと思って、持っていきました。

 受付にいた一人の女性に、「これ、拾ったんですけど・・」と帽子を渡したら、「それ、あなたのじゃないの?」と変な質問をされ、「自分のものを拾って届けるわけないだろ!」と心の中でつぶやきながら、「およっ??やっぱり落とし物を届けるなんて、あり得ないこと??」と思いつつ、「いいえ、私のではありませんよ・・」と言って、その帽子を渡したら、「始末に困る・・」と言わんばかりの不機嫌な顔をされて、やっぱり落とし物を預かるということに慣れてないんだわ・・と、あたかも私がフランスの文化に馴染んでいないような気になりました。 

 落とし物が届けられるといことがどれだけ少ないことなのか?と思った体験でした。


落とし物


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