殺伐としたニュースばかりが多い中、珍しく、ほっこりさせられるニュースです。
目覚めない母親を心配して、救急隊に電話してきた子供とオペレーターの会話をSNS上で公開し、正確に状況を把握して処置を行おうとする救急隊のオペレーターと冷静な子供の応答を公開して、正確で冷静な通報の啓発と頼もしい救急隊の仕事ぶりをアピールしています。
すごく不安で、小さな男の子が救急隊に電話をかけてくるだけでも、大変な勇気のいることであっただろうに、この男の子は極めて冷静で、オペレーターの質問に正確に答え、指示に従って、一つ一つの確認作業をこなしていくのには、聞いているだけでも、思わず、「がんばれ!えらいぞ!」と応援したくなります。
[#GoodJob] Découvrez l'extrait d'un appel d'urgence 1️⃣8️⃣/1️⃣1️⃣2️⃣.
— pompiers78 (@pompiers78) August 14, 2023
L'enfant donne les informations essentielles à l’opérateur et réalise les premiers gestes de secours.
Un appel qui met en lumière le quotidien de nos opérateurs. pic.twitter.com/jnrA912utu
子供は第一声、「ボンジュール、私のお母さんが起きられないので〇〇(住所)に来てください」と言います。
「ママは何歳ですか?」「34歳」
「一軒家ですか?アパートですか?」「一軒家です」
「ママはうつ伏せになっていますか?仰向けになっていますか?」「うつ伏せですが、起きられません」
「ママを仰向けにできますか?」「ママン・・」と言いながら、仰向けにしている気配で、オペレーターは、「呼びかけるとママは答えますか?」と畳みかけるように質問すると、「いいえ、返事がありません」
「ママの耳の近くで大きな声でママ~と叫んでみてください」「ママ~!具合わるいの?」
「仰向けにしてください」「了解」、「仰向けにできましたか?」「ウィ!」
「ママの鼻のそばに耳をあてて、空気が出ているか確認してください」「はい、鼻から空気が出ています!」
「君は何歳ですか?」「7歳半です」
「ママを肩を下にして、横向きにできますか?」「はい、できました!」
「君は家に子供一人だけですか?」「いいえ、妹と一緒です」
「妹は何歳?」「4歳半です」
「お隣さんのところへ知らせに行けますか?」「ハイ!」といって、子供はお隣に行って、事情を説明し、お隣のおばさんに電話を引き継ぎます。
救急隊員は子供が確認したことを再度簡単におばさんに確認し、救急隊が到着するまで、子供と一緒にいてもらえますか?と頼み、「彼はとても立派だあったので、彼を誉めてあげてくださいね・・」と付け加え、通話は終了します。
救急隊を呼ぶ事態となれば、大人であっても、冷静に会話、行動することは、なかなか難しいことですが、この子供はびっくりするほど冷静で、本当に全然、関係ない私も「偉かったね・・」とほめてあげたくなります。
私は、ずいぶん前のことになりますが、夫が家で苦しくて息ができない!と言い出したことがあり、一度だけ、夜中に救急車を呼んだことがありましたが、救急隊に電話して何を話したか?全く記憶がありません。
一応、命に別状はないとのことで、当時、娘はまだ3~4歳で、まさかそんな子供を連れて夜中に一緒に救急車に乗ることも憚られて、不安な気持ちで夜を過ごしたことだけは覚えています。
しかも、娘にとっては、救急車が家に来たことが相当なショックだったようで、しばらくは、救急車を見かけるたびに、「voiture de papa !」(パパの車だ!)と反応していました。
呼び掛けても答えない意識不明の母親を救った7歳の男の子、本当に立派だなぁ~と感心させられます。
意識不明の母親を救った7歳の子供
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