2023年8月17日木曜日

冷蔵庫が壊れて、慌てて新しい冷蔵庫を買いに行きました・・

  


 2~3日前から、どうも冷蔵庫があんまり冷えないな・・と思い始めていたのですが、急ぎの仕事があったので、そのうちなんとかしなくちゃと思いつつ、それでも、冷凍庫は動いているので、そのうちなんとかなるか・・と甘い気持ちでいました。

 私は、電気系統とか、家電とかに全く弱く、ネットで冷蔵庫が壊れた時の対処法などを調べて、「冷凍庫に霜がたまっていませんか?」とか、「冷蔵庫の裏に埃がたまっていませんか?」など、故障の原因になっている場合があるということを少しずつやってみて、Twitter(X)の皆さまにも教えを乞うたりして、どれをやっても、結局ダメ。

 また、悪いことに、パリはちょっと気温がまた上がってきたタイミング、もう冷蔵庫なしでは、どうにもならない・・と、慌てて、冷蔵庫って、いくらぐらいするものだったっけ?とネットで調べ始めました。

 とにかく安い買い物ではないし、以前、冷蔵庫を買ったときに、おそらく、これが、私が生きている間に買う最後の冷蔵庫になるのでは?などと思って、そこそこいい冷蔵庫を買ったつもりではあったのですが、その冷蔵庫が届いた時から、運んできたおじさんが、得意気に、「これが冷蔵庫の霜取りに使うヘラです。こんなのもちゃんとついてます!」というので、「こんなのつけるくらいなら、霜のつかない冷蔵庫にせんかい!」などと思ったことは、覚えているのですが、肝心な値段は、全く覚えておらず、ただ「高いな~」という記憶しかありませんでした。

 しかし、数ある電化製品の中でも恐らくないと一番困るのは、冷蔵庫。ふつうにあることがあまりにあたりまえで、日頃は全く、ありがたみを感じることもないのですが、特にこの暑い中、冷蔵庫が冷えないと、当然のことながら、中のものはどんどん腐り始め、ほんとうに困ります。

 そういえば、家電製品修理の援助金というものができたんだったな・・と思いつつ、冷蔵庫などは、自分で持っていくこともできないし、冷蔵庫修理の援助金は25ユーロで、もう修理に来てもらうだけでも、そんな金額ではとても間に合わないうえに、来てもらったうえに、結局、なおらないとか言うことになった場合は、それこそ大変なうえに、何日もかかることになります。

 この夏の暑い中、できるだけ早く冷蔵庫は必要で、もう腹を括って、買いに行きました。ネットで買うこともできるのですが、やっぱり写真では、イマイチぴんと来ないし、今ある冷蔵庫を引き取ってもらったり、色々、わからないことを質問したりもしたかったので、お店に出向きました。

 やっぱり、実物を見てみると、中のしきりの大きさとかポケットとか、スペースの取り方とかがそれぞれ、微妙に違い、このスペースは何?と聞くと、「それは、チーズのためのスペース」とか、ワインラックがついているものとか、いかにもフランスな感じのものもあり、そんなものはいらない私は、やっぱり直に来て聞いてみてよかった・・などと思ったのでした。

 幸い、バカンス中でお店は空いていて、運よく、とてもテキパキした若い女の子が担当してくれて、非常にスムーズに、お店のカードをその場で作って、今日からそれで割引にしてあげる!ということになり、明日には、配達できるというので、けっこうあっという間に決めて帰ってきました。

 電化製品のお店は日本のようにそんなに選択肢がなく、たいていDARTYというお店に行くのですが、こんな風に何かが壊れた時に来るだけなので、本当に何年かに一度しか来ないし、前に来たのがいつだったか?何を買ったのかもよく、覚えていないくらいです。

 しかし、前に来た時にも少し感じたのですが、以前はたくさんあった日本の製品がすっかり姿を消していることに愕然とし、Samsung(サムソン)のものがたくさんになっていて、思わず、「私は日本人なので、日本のメーカーがいいんだけど、日本の冷蔵庫はないの?」と半分、冗談めかして言ってみたものの、あっさり、「全然、ない!ありません!」とのこと。

 他の電化製品にしても、すっかり日本のものはなくなっていて、かろうじてあるのは、SONYのテレビくらいのもので、ここでも日本の衰退ぶりをハッキリ見せつけられた気がして寂しくなりました。

 とにかく、明日の午前中には新しい冷蔵庫が届くことになっていますが、最後の最後まで安心できないのがフランスです。一度、約束の日になかなか来ないと思っていたら、電話がかかってきて、「運ぶときに冷蔵庫に穴をあけてしまったけど、割引するから、それでもいいか?」などと言われたこともあり(いいわけないだろ!という話ですが・・)、無事に運んでくれて、それがしっかり動くことを確認し、きっちり古い冷蔵庫を持って行ってもらうまでは、まだまだ安心はできません。

 しかし、とかく電化製品といえば、立て続けに色々なものが壊れ始めるというジンクス(我が家ではという話ですが・・)があるため、またまた、他のものにも、いつ何が起こるのか?不安な気持ちにもなります。

 以前から感じているのですが、電化製品というのは、当たりはずれがあって、やけに、あっさり壊れてしまうものもあれば、やたらと長持ちするものもあったりで、全く、寿命というものに見当がつきません。

 ちなみに我が家で使っている電子レンジは、フランスに来た時に、義姉が、もう家で使っていないものがあるから、これ、使って!と言われてもらってきたもので、ということは、少なくとも、我が家では、もう25年以上使っていて、その前に義姉が使っていたことを考えれば、スゴく長持ち・・昔の電化製品の方が長持ちするという感じもするのですが、とにかく、これは当たりの電子レンジでした。しかも、もらいもの。

 こんなことを言っていると途端に電子レンジが壊れた・・とかいうことになりかねませんが、その電子レンジはTOSHIBAのものです。

 どうか、今度の冷蔵庫は霜取りが必要ありませんように・・。


冷蔵庫故障


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