2021年12月25日土曜日

ノエルの食材に和牛が君臨するパリ

  


 世界が、オミクロン株でバタつく中、フランス人は、急激な感染拡大にもかかわらず、やはりノエル一色になっています。

 街の中は、ノエルのデコレーションで煌びやかに彩られ、メトロやバスの中もいつもより多い人出で、クリスマスプレゼントを買い集めているのか、大きな袋をいくつも抱えた人が目立ちます。

 日本にいる私の友人たちからは、今年の日本はクリスマスをすっとばして、お正月って感じ・・という知らせが入っていますが、パリはクリスマス全開の感じです。

 毎年のことですが、ルパ・ド・ノエルといって、クリスマスに食べる食事についても、職場などでも話題の中心は、ノエルの食事についてが多くなります。

  


 スーパーマーケットは、やはりノエル仕様に山積みのチョコレート、フォアグラ、キャビア、牡蠣、シャポンなどのいつもはあまり大々的に前面には出てこない食材が並んでいます。

   

  


 特にお肉の種類は多く、いつも出回っているチキンなどは、むしろ目立たなくなり、この時期にしか登場しないシャポンや、鹿、バイソン、ダチョウ、猪などなど、ちょっと珍しいさまざまな種類の肉が並べられています。

 




 そして、特に今年、目を引いたのは、その多くの種類のお肉のセンターを飾るのが「WAGYU(和牛)」であったことで、「WAGYU(和牛)」がこんなに前面に出てきたのを見たのは今年が初めてでした。

 実際にフランス人がどの程度、WAGYU(和牛)を知っているのかは、わかりませんが、その和牛もコニャックでマリネされているものや、ヒマラヤの岩塩が添えられているものなど、種類はいろいろあります。

 ノエルには、普段は食べないちょっと高級なものを食べるという感覚がありますが、まさに牛肉の中でもWAGYU(和牛)は、高級な肉に位置付けられている(実際、高い)ような気がしています。

 空前の日本食ブームということもあるのでしょうが、とかく日本の食品というのは、フランスでは、高級なイメージが浸透している感じがあり、日本人の私としては、至極、光栄かつ嬉しいことではありますが、この和牛についても、どの程度のクォリティーのものかはわからず、また、日本から空輸しているとも思い難く、欧州産の日本米があるように、欧州産の和牛なのではないか?と思って、調べてみましたが、どこにも記載はなく、実際のところは、何物なのかは定かではありません。

 しかし、ここ数年で、日本の食品がかなりフランスに出回るようになったことは、事実で、お寿司、ラーメン、餃子などは、立派に市民権を得た感もあり、SUSHI, RAMEN, GYOZAなどは、そのままフランス語として使用されています。

 そして、ついには、このフランス人の食の祭典とも言うべくノエルの時期に「WAGYU」が堂々とセンターを飾る日が来るとは、私がフランスに来たばかりの20年ほど前には、想像すらつかないことでした。

 食品によっては、フランス人の好みに合わせて、変化しているもの(甘いお醤油など)もありますが、いずれも他の食品よりは、少々値段が高くてもフランス人が買いたがるようになりました。

 以前は、日本製品なら間違いなし・・と日本の工業製品がもてはやされましたが、現在は、日本の食品がちょっと高級で先端を行くような雰囲気を纏っていて、食品の中でも「日本」というのは、一種のブランドのような価値がつくもののような感じで、その実際のクォリティは、必ずしもどうかと思うところはありますが、イメージとして、かなり悪くないものとして、フランスでは浸透しつつあることを、スーパーマーケットの肉売り場で堂々とセンターを飾る「WAGYU」を見て感じたのでした。


WAGYU 和牛


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