週初めの月曜日、パリ9区にあるグレヴァン美術館(蝋人形館)からマクロン大統領の蝋人形が盗まれるという事件が起こっていました。
そんなもの?どうやって盗めるの?と思いますが、これは、NGOグリーンピースが抗議活動に利用するために借りた・・と言っているらしいのです。
Des militants de Greenpeace ont volé la statue de cire d’Emmanuel Macron au Musée Grévin et sont repartis en camion avec.
— Bleu Blanc Rouge ! 🇫🇷 (@LBleuBlancRouge) June 2, 2025
Ce pays est vraiment un divertissement au quotidien.. 🙄
Si seulement, ils avaient pu voler l’original plutôt. 😅😅 pic.twitter.com/23FL6G59sX
このマクロン大統領の蝋人形は4万ユーロ相当のものだそうなのですが、盗まれた後、最初は、ロシア大使館前に設置され、側に活動家の一人が「プーチンとマクロン 放射能同盟」と書かれたプラカードを掲げていました。
Des militants de Greenpeace déposent la statue de cire d’Emmanuel Macron, dérobée au musée Grévin lundi, devant le siège d’EDF à Paris. pic.twitter.com/dpu4j6nmhL
— CLPRESS / Agence de presse (@CLPRESSFR) June 3, 2025
後日、このマクロン大統領の蝋人形は、EDF(フランス電力)の本部前に移動された模様で、グリーンピース・フランスのジャン・フランソワ・ジュリアール事務局長は、「当初、約束したとおり、エマニュエル・マクロン大統領の蝋人形は借り物なので返却に来た」とEDF本部近くで声明を発表しました。
「グレヴァン美術館と警察には通報したので、回収に来るのは彼らの責任です」と彼は言っており、盗み出しておいて、借りたといいつつ、返却したので、取りに来い!というあたり、なかなか横柄な感じがすごいな・・と思うのです。
とはいえ、一応、この盗難事件に関して2人が逮捕されているそうです。
このマクロン大統領の蝋人形盗難の様子やパリを移動する様子が、SNS上で拡散されているのですが、妙にリアルな蝋人形が布もかけられないままに、抱えられて移動させられる様子はとてもシュールです。
なんだか、グレヴァン美術館の存在は知っていたし、時々、前を通ることもあるのですが、今まで、まったく興味がなかったのですが、今回の騒ぎのおかげで、なんだか見に行きたくなりました。
これはもしかして、グレヴァン蝋人形館の凄いコマーシャルになったかもしれません。
グレヴァン美術館 グレヴァン蝋人形館 マクロン大統領の蠟人形
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