フランス人はとうもろこしをブタのえさだと思っている
フランスには、コーンスープというものがありません。
そもそも、とうもろこしというものをフランス人は、あまり食べないのです。
コーンを食べるといったら、サラダに散らしてある缶詰のコーンくらいなものです。
ですから、スーパーマーケットにも、とうもろこしは、たまに、しおれたようなものは置いてありますが、あまり、華々しい場所に置かれていることはありません。
フランスにおけるとうもろこしの地位は、極端に低いのです。
ですから、缶詰のコーンもホールコーンは売っていても、クリームコーンは売っていません。ですから、私は、時々、コーンスープが恋しくなって、ホールコーンの缶詰を買ってきて、自分でミキサーにかけて、コーンスープを作ります。
玉ねぎのみじん切りとベーコンを細かく切って、ちょっと胡椒を振って、炒めて、ミキサーで潰したコーンを入れて、ミルクを入れて、ブイヨンキューブを入れて出来上がりです。
これは、我が家の母から直伝の、私のご自慢のコーンスープです。
クリームスープではありませんが、帰って、ザクザクした玉ねぎや潰しきれていないコーンが美味しいのです。
よかったら、お試しください。とても、簡単で美味しいです。
主人曰く、とうもろこしは、フランスでは、主に、豚のエサ用に栽培されているもので、あまり、人間は、食べないのだとか・・。
かく言う主人は、珍しいことに、フランス人が食べない、コーンスープが大好きで、これは、日本に住んでいた時の名残りだと言います。
アメリカのものは、嫌いなくせに、日本のものは大好きなのです。しかし、そもそも今、日本にあるコーンスープは、アメリカから来たものを改良して作られたものだと思うのですが、彼は、そこは、勝手にスルーしています。
私たちが日本に行くときも、必ず、コーンスープを買ってきて!と頼まれます。
フランス人もスープは、簡単だし、好きで、よく食べるので、スーパーなどのスープ売り場には、たくさんの種類の液体、粉末、冷凍のスープがたくさん売られています。
シャンピニオン(マッシュルームやセップ茸など色々)、ポアロ、トマト、アスパラ、野菜のミックス、オニオン、かぼちゃ、などなど種類もなかなか、豊富です。
しかし、コーンスープはないのです。
日本人は、カップスープ、インスタントスープをよく飲まれると思いますが、おそらく、一番人気は、コーンスープでしょう。そのコーンスープがないのは、私には、なんとも解せないのです。
何しろ、私は、大のとうもろこし好きで、3食、とうもろこしでもいいくらい、とうもろこしが好きなのです。
ですから、夏の間は、わざわざ、アジア系の食材を置いているスーパーまで、とうもろこしを買いに行きます。
実際に、コーンスープを食べてみれば、絶対、フランス人も好きになってくれると思うのですが、どこかの食品メーカーの方、フランスで、コーンスープを売り出してもらえないでしょうか?
1 コメント:
初めまして、コーンスープのルーツについて面白い記事を見つけました。
ルーツはフレンチにあるそうです。
ルーツと言っても調理法ですが。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO54164630Y0A100C2000000
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