2019年7月29日月曜日

国際カップルの習慣の違い  ギャ〜!ヤメて!なんで、そんなことするの?




 違う環境に育った二人が一緒に生活を始めれば、日本人同士とて、様々な問題が浮かび上がってくることと思います。

 これが、やはり、国際結婚ともなれば、なおさらのことです。

 それでも、私の場合は、主人が4年間、日本に赴任していた経験があったので、ある程度は、日本のことを知っていてくれ、日本人の習慣なども、ある程度は理解してくれていたので、とても救われました。

 アフリカや、パリでも、日々、ことごとく起こる、日本ではあり得ないことに、私がへこたれそうになっても、”そんなのパリでは、当たり前だよ・・” などとは、決して言わずに、” そりゃあね〜 日本みたいな国は、他にはないからね〜” と、言ってくれていましたので、少しでも、私のやるせない気持ちを理解してくれる人が側にいてくれたことは、私にとっては、とても大きな支えでした。

 とは言え、個々の文化、習慣の違いは、一緒に暮らしていれば、ところどころに出てくるものです。

 食べ物に関しては、概ね、何でも、美味しい美味しいと言って食べてくれる主人ですが、私が手をかけて育てた日本のきゅうりは、私は、カリカリと歯ざわりが良く、とても美味しいと思うのですが、このきゅうりは、水分が少ないな・・などと言います。

 また、ブロッコリーの茹で方なども、これは、日本風の茹で方だね・・(フランス人は柔らかいものが好き)と言い、猫舌な彼は、(全般的にフランス人は熱いものが苦手)、アツアツのものをと思って出すと、熱くしないで、料理ができないの?などと言って、わざわざ、冷まして食べたりします。

 そして、フランス人は、平熱が高いのをご存知でしょうか?
日本人なら、だいたい、平熱は、36℃くらいですよね。フランス人の平熱は、37℃くらいです。なので、私と主人、両方の血を引く娘の平熱は、何度なのでしょう?
 
 これが面白いことに、36.5 ℃くらいなのです。

 普段、少し風邪を引いたくらいでは、私は、熱を測りません。熱を測っても熱が下がるわけでもなし、ここらへんに、私のいい加減さが表れています。何となく、触ってみれば、どの程度なのかわかります。(笑)

 でも、ある時、娘が高熱を出した時、主人は水風呂に娘を入れようとしたのです。
主人曰く、熱が高いのだから、全身を冷たく冷やして、熱を下げるのだ、と言うのです。

 しかし、日本人の私としては、熱がある時は暖かくして寝かせ、頭だけ冷やす、と言うのが、習慣です。高熱のある娘を水風呂に入れようとした主人を見て、” ヤメて〜っ!!” と私は、恐ろしくて、身を呈して、娘を守ったものです。

 私には、熱を出して臥せっているときに、” 暖かくして、寝ていなさい” と布団をかけ、頭に冷たいタオルをのせてくれた母の面影が深く刻まれているのです。

 それから、こちらの人は、赤ちゃんに、シュセットという、哺乳瓶の先がついたような、おしゃぶりのようなものをくわえさせるのですが、これも、私は、あまり、好きではありませんでした。
 
 これは、幸いにも、娘の方が、吸っても何も出てこないので、ぺっと、すぐに吐き出してしまい、勇んで買ってきた主人もガックリして、諦めてくれました。

 また、靴のことでも一悶着ありました。
 娘が生まれた時、いや、生まれる前から、主人は娘のための靴を買ってきたのです。
まだ、歩けもしないのに・・、いや、生まれてすらいないのに・・です。
” 歩けない子供の靴がなんでいるのよ!!”  と。

 そして、生まれてからは、歩けないうちから、外出の際は、必ず、靴を履かせるのです。
なんと、もったいない!!と私は、思っていたのですが、靴を履かせないと足の形が悪くなる・・そして、冬は、靴を履かせなければ、寒いだろう・・と言うのです。

 冬、寒いフランスでは、靴は防寒の意味もあるのだと、私は、初めて知りました。
(娘は、そのうえ、その寒さゆえ、冬には、耳を守るために必ず耳を覆う帽子も被らされていました。)

 これには、ハッキリとフランスの靴文化などの文化の違いをまざまざと感じさせられたものです。

 こんな風に、細かいことではありますが、一緒に暮らしていれば、数々の違いに驚かせられる日々なのです。






















 







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