2025年4月3日木曜日

英国入国の際に必要になったETA(電子渡航認証)

  



 「4月2日から、英国に入国する欧州からの観光客は、英国国境のセキュリティ強化を目的とした有料のデジタル文書である電子渡航認証(ETA)を事前に取得し、携帯することが義務付けられる」ということで、欧州からの観光客?私は欧州からの観光客?それとも日本人?と、一瞬、ちょっと考えてしまいました。

 いやいや・・私は日本人です・・。

 調べてみると、これは、1月に米国、カナダ、オーストラリア、日本等を含む約50ヵ国と地域には、すでにこの制度は導入されているとのことで、次の段階として、今度は、欧州諸国もそれに加えられたということらしいです。

 このETA(電子渡航認証)を取得するには、専用のアプリ「UK ETA」をダウンロードするか、それができない場合は、英国政府のウェブサイト「gouv.uk」にアクセスする必要があります。

 ビザ(就労、留学など)を持つ者以外は、英国入国の際には、全員、これが必用とのことで、ヒースロー空港、マンチェスター空港等、到着時に英国の国境管理を通過する必要がない特定の空港を除き、英国を通過するほとんどの人(トランジット)も申請が必用になり、料金を支払う必要があるそうで、なかなか厄介なことです。

 この手続きには、パスポート、顔写真を提供し、一連の質問に答える必要がありますが、10分程度でできる簡単な申請だとされていますが、入国の少なくとも3営業日前までにETAの申請をすることが推奨されています。

 取得したETAは2年間有効です。

 料金は現在、10ポンド、4月9日から、16ポンドになるそうです。1週間で6ポンドも値上げするとは、この期間にとりあえず取っておこうと駆け込み申請を狙っているのか?と邪推してしまうところです。

 英国政府は、この制度を「移民制度のデジタル化」による「国境の安全確保」の必用性と説明していますが、旅行に追加費用がかかることになったことだけは、たしかです。

 これに対して?EUも同様のシステムを導入する計画だそうで、欧州30ヶ国への渡航許可システムである「Etias」(欧州渡航情報・認証システム)を導入し、2026年に発効する予定としています。

 しかし、欧州の場合は、英国と違って、陸続きに入国できるために、コントロールはより、複雑になる気もします。

 そういえば、英国にもしばらく行っておらず、一時は、あまりに気軽に行けることに気が付いて、やたらとロンドンに行っていた時もあったのに、パンデミックの前後?に娘の英国への留学がポシャって以来、なんだか、すっかり旅行の選択肢から、外れてしまって、ほぼほぼ忘れていたくらい・・このETA(電子渡航認証)のお知らせで思い出したくらいです。

 このようなシステム、日本入国の場合はこのようなシステムを導入しているのでしょうか? 


英国 イギリス ETA 電子渡航認証


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