2023年10月22日日曜日

クレジットカードが使えない! 複数の店舗でカード払いが不可能に・・

  


 もう、ここ数年、私は、ほとんど現金を持ち歩かないようになっています。たいていのお店では、クレジットカードで支払いが済むため、いちいち、現金をおろして、現金で支払う必要はないのです。

 フランスでは、このカードでの支払いは、コロナ禍でより一層進んだ気がしています。たまに、カードでの支払いは、20ユーロ以上のみ・・などというお店があったりもしますが、それさえも、今はもう、ほとんど見かけません。

 最近では麻薬や薬物に関する違反もその場でカード払いになっています。

 あまりに小さい買い物の際には、現金を使うこともありますが、そのためにお財布に入っている現金は、せいぜい20ユーロ程度です。治安もあまりよくなくて、高額の現金を持ち歩くのは、決して賢明とも思われず、仮に、スリなどに遭って、お財布を盗られたりしても、カードはすぐにストップすればよいし、被害を最小限に食い止めることができます。

 最近は、バゲット1本でさえも、カードでOKの場合は、カードで済ませてしまいます。

 そんなフランスで、土曜日の午後に、複数の商業施設でこぞってクレジットカード払いがストップしてしまったそうで、カーフールなどのスーパーマーケットをはじめとして、IKEA、マクドナルド、DARTY(電化製品のチェーン店)、オーシャン(スーパーマーケット)、Leroy Merlin ルロワメルラン(DIYショップチェーン店)、そしてSNCF(フランス国鉄)までもが同じ問題が発生して、大混乱に陥りました。

 今は、何か事件が起こるとX(Twitter)などで、その状況が拡散されますが、今回も、カーフールに買い物に来たけれど、カード払いができずに、店内が大混乱に陥っているという投稿に続いて、同様の投稿が浮上しはじめ、この問題が明らかになりました。

 フランスでは、多くのお店が日曜日には、閉店するために、買い物は土曜日に集中します。そんな土曜日にこのカード問題が起こったのでは、店舗側としても大損害に違いありません。

 最近のオートレジには、カードオンリーなどというものもあるので、当然、現金での支払いのための大行列ができたり、その場で買い物を諦めて、商品の入ったカートをそのまま放置していく人々も・・。

 さんざん、時間をかけて、商品をカートに集めて、いざ支払いとなったら、カードが使えないなんて、多くの人はカード払いを前提に買い物に来ているために、現金の持ち合わせがない場合は少なくありません。

 今回の事故?に関して、銀行カード経済利益団体 (GIE CB) は、即時にこの問題について、「これはサイバー攻撃でもCB決済ネットワークの問題でもない」ことを強調し、「同じ技術サービスプロバイダーに依存している特定のブランドに限定された事件です」と説明しています。

「すでに問題を特定されており、解決されつつありますが、CBは銀行、加盟店、その他の決済ブランドと同様に影響を受けるため、これ以上の詳細については、言及できません」と付け加えています。

 こんな話を聞くのは初めてのことですが、こんなことも起こり得るんだということを知っていれば、心の準備はできるというものです。また、いざとなったら、さらに逆もどりして、小切手一枚を持っておくというのもアリかな?などとも頭をかすめます。

 しかし、スーパーマーケットなどの前払いのお店ならばともかく、レストランなどだったら、どうしたんだろうか? お店側の場合、前もって知らせてくれなければ、困っちゃうかも・・? しかし、知らせてくれたところで、わざわざ現金をおろして、買い物に行くとか、食事に行くとかいうことが、すごく億劫な気がしてしまいます。

 全く、ラクなことには、すぐに慣れるくせに、それがもとに戻ってしまうことには、非常に抵抗を感じるのですから、しょうがないもんです。



クレジットカードシステム機能不全


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