イスラエル問題が勃発して以来、あちこちで爆破予告が続き、翻弄されている感がありますが、中でもヴェルサイユ宮殿では、昨日も爆弾警報発令で、観光客が避難、退去を求められ、なんと、避難勧告は、この8日間の間で7回目であったことがわかっています。
8日間で7回目ということは、ほぼ毎日ということで、ハタから見る限り、オープンするのもどうなのか?と思ってしまいます。しかし、これで閉館にしてしまえば、テロに屈することになってしまいます。
⚠️🇫🇷 22/10 12h10 Pour des raisons de sécurité, le château de Versailles évacue les visiteurs et procèdera à la réouverture dès que les vérifications auront été menées. Nous vous remercions de votre compréhension. pic.twitter.com/6w6ykC499l
— Château de Versailles (@CVersailles) October 22, 2023
このうち、水曜日の爆破予告については、電話による爆破予告とのことで、すでに、37歳の精神疾患を患っている男が犯人として特定され、逮捕されているようです。これまでに犯罪歴はなかったというこの男、37歳で無職、両親と同居というフランスにしたら、珍しい感じではありますが、統合失調症とのことですが、刑事罰の対象とされるそうです。
法務相の発表によれば、この間の爆破予告のための捜査は22件にも及んでいるそうで、ほぼ毎日の爆破予告のための避難勧告だけでも驚きなのに、それが、22件ともなれば、一日に複数の爆破予告があるということで、ヴェルサイユ宮殿だけでの話ではないでしょうが、パリ中が翻弄されている感じもあります。
これらの爆破予告は、電話によるものや、SNSによるものなど、脅迫手段としては、比較的、簡単に行えてしまうものではありますが、法務省は、これに対して、これらの犯罪は、「最高2年の懲役と3万ユーロ(約500万円)の罰金が課せられる可能性がある」と警告しています。
年間来場者数800万人といわれるヴェルサイユ宮殿、パリを訪れた人は、ヴェルサイユへも行きたいと旅程に組み込む方も多いと思われますが、せっかくの時間を割いても、現状では、結局、追い出される可能性も高いため、残念ながら、ヴェルサイユ宮殿観光は、避けた方が賢明かもしれません。
ヴェルサイユ宮殿 避難勧告
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