2023年10月5日木曜日

海外生活をしていると年齢の自覚が希薄になるかもしれない

  


 それなりに年齢を重ねてきて、特に子供の年齢などを考えれば、着実に歳をとっているにもかかわらず、どうしても私には、自分の年齢の自覚が希薄な気がしています。

 最近になって、いつの間にか、体力が低下してきて、以前のようなつもりで動いていると、決まって、後になってから、疲れがどっと出たり、体調を崩したりすることで、ようやく、自分の年齢を自覚させられることになるのですが、よく言えば気持ちが若いと言えないこともありませんが、年齢に対する自己認識が甘く、自覚が足りないということになります。

 そもそも、海外で生活していると、どうしても日本人は実年齢よりも若く見られるということもあるし、服装などに関しても、おそらく、日本人のような周囲からの目というものも違って、けっこうな年齢の人がかなり華やかな洋服やアクセサリーをしていたりするのもふつうなので、私もそんな中にいると、歳をとったからといって、特に服装が変わったりということもなく、唯一、気を配っているとしたら、人に不快感を与えないようにしようということぐらいでしょうか?

 つまり、客観的に自分がどう見えているのかをあまり意識していないというか、自分が心地よく感じる服装をしているのですが、そんな無自覚な私でも、時々、自分でもビックリするのが、全く知らない、けっこうなおじさんの外見の人を見て、実はその人の年齢が自分よりも、ずっと若かったりするのを耳にすると、「え??もしかして、この人、私よりも年下??・・ということは、私って、もしかしたら、すごい年齢なのかも・・?」などと気が付いて、愕然とさせられることがあります。

 それでも、男女問わずに、知らない人から声をかけられることも多いし、こんなおばさんになっても、男性は、女性を女性として扱ってくれる感じがあるので、なんとなく、自分の年齢を自覚しにくいというのは、言い訳でしょうか?

 いずれにしても、何もせずにいたら、体力は衰える一方で、体力を維持していくだけでも努力が必要で、その努力でさえも、頑張り過ぎると逆に体調を崩すという情けない状態。今週は3キロは泳いだ!などと自己満足に浸っていると、途端に体調を崩して、しばらく、動けなくなるという、まさに1歩進んで2歩下がる感じ。

 私は、若い頃に、わりと、スポーツをよくしていた方で、昔は、「体力だけは自信があります!」などと言っていたのに、その自信もなくしつつあります。

 「日本に住んでいたら、私はどんな生活をしているのだろうか?」とか、「私はどんな感じだったんだろうか?」などと、考えても仕方ないようなことを時には思ったりするのですが、そんな私に娘からはキツい一言。

 「ママは日本だったら、まだまだ若者・・日本なら、ママよりも年上の人がいっぱいだよ!」と。たしかに・・日本に行くと高齢者ばっかりだもんな・・と思います。


年齢の自覚


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