またまた、予約してから、3ヶ月近く待たされた心臓専門医の診察の日がようやくやってきて、数ヶ月前に行った検査の結果を持って行ってきました。パリの街はすっかりハロウィンの飾りつけが増えてきました。
もともと、イベントごとに興味が薄い私は、あまり、ハロウィンなどは、特にやったことがありません。
子供の頃に母がかぼちゃをくりぬいたりして、飾りものを作っていたりしたことがありましたが、自分としては、一回くらいは、娘が小さかった頃にかぼちゃをくりぬいて、同じようなかぼちゃおばけみたいなものを作ったことがあったかな~?という程度で、ほとんどといっていいくらい興味がありませんでした。
そもそも、このハロウィンの時期は、フランスではハロウィンというよりもトゥーサンというカトリックの祝日(バカンス)で、亡くなった人を追悼する日であり、家族とともにお墓参りをするという色が強く、この時期になると、墓地がたくさんのお花で埋め尽くされます。
しかし、ここ最近は、このトゥーサンのお墓参りはそこそこで、それよりも、ハロウィン=仮装大会のような色が強くなってきた気がします。
スーパーマーケットなどに行っても、ハロウィン仕様のお菓子や、仮装のための衣装などがたくさん並んでいて、フランスも変わったな~と年寄りのようなことを思います。
一番、びっくりしたのは、心臓専門医の診療所までハロウィンの飾りつけがされており、お菓子などがおいてあったことです。
お祭り好きなフランス人、これに乗らないはずもないのですが、場所が場所、それでも、診察が終わったあと、会計の際に受付のお姉さんが、「お菓子持って行って!」と楽しそうにいうので、チョコレートを物色していると、魔女が大声をあげてガブッと私の手にかみつきそうになる仕掛けになっていて、私は、年がいもなく、悲鳴をあげてしまいました。
おもしろがる受付嬢をよそに、私の悲鳴をききつけて、診察室からみんなが出てきて、魔女以上に私がみんなを驚かせてしまいました。
「これって、心臓によくないんじゃない?」と言いながらも、みんな楽しそうで、私も余計にチョコレートをもらってきました。
トゥーサンからハロウィンに移行しつつあるフランスを実感した一日でしたが、私は、もう少ししたら、ご無沙汰している夫のお墓参りに行こうと思っています。
ハロウィン
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