家族勢揃いで仮装 |
現在は、フランスはトゥーサン(万聖節・諸聖人の祝日)と呼ばれるバカンスで、それがハロウィンであることももちろん認識していましたが、昨日、昼間に街に出たら、ハロウィンの仮装をしている人がゾロゾロいて、しかも家族連れで、小さな子供たちから、子供たちを連れたママやパパまで一家総動員でハロウィンの仮装をして歩いている人がいっぱいで、ここは、パリなのか?とびっくりしました。
しかも、街をあげてハロウィンのイベントをやっていたりして、それに一家勢揃いで仮装している人々が大行列していました。ここ数日、トゥーサンのバカンスがはじまってからは、バカンスのわりには、パリから人が減らずにその分、街中は家族連れですごい人出です。
インフレやガソリン不足などの影響で、今回のバカンスは遠出をしないで済ませた人が多いのか、街中はえらい賑わいようで、かえって景気がよさそうな感じさえしてしまいます。
以前、娘が小さい頃には、学校などで、仮装パーティーがあるから・・と仮装の用意をしてでかけたりしていたことはありましたが、こんなに街中が仮装大会のようになるとは、フランスもずいぶん変わったな・・と思います。
元来、フランスのこの時期はトゥーサンといって、家族でお墓参りをする日で、お花屋さんには大きな菊の鉢植えが並び、お墓参りに行けば、どのお墓も華やかなお花に彩られており、けっこうみんな来ているんだ・・えらいものだな・・と感心する感じで、逆にハロウィンのイメージはあまりありませんでした。
最近、「昔はこんなじゃなかった・・」と年寄りじみたことばかり言っている気がしますが、パンデミックで身動きが取れなかった時期を挟んで、このハロウィンフィーバーは一気に爆発したような気がします。しかも、以前は行列というものを極端に嫌っていたフランス人も最近は、行列に抵抗がなくなったのも興味深いところです。
先日、ソウルでハロウィンのために集まった人ごみで、大変な事故が起こったばかりですが、夜、あまり出かけない私はわかりませんが、昼間でも家族連れの仮装している人々がけっこうな人出で驚いたので、夜は夜で若者たちは、ハロウィンイベントに参加しているのではないかと思います。
夕方、スーパーマーケットに買い物にでかけたら、ハロウィンの仮装のためグッズのコーナーが、もうすでにかなり売り切れてガラガラになっている状態で、なるほど、ハロウィンのための売り上げもバカにならないのだろうな・・と思いました。
すでにほとんど売り切れ |
売れ残っていたかぶりもの |
常に何かお祭り騒ぎのきっかけを探しているような感じではありますが、それを子供たちだけでなく、家族総動員でやるところが、フランスなのだな・・中には、おばあちゃんまで・・とビックリしましたが、よく見ると、そのおばあちゃんは仮装しているわけではなかったり・・苦笑してしまいました。
私は、変わりなく、お墓まいりにだけは行くつもりで、お花の鉢植えを買ってありますが、このお墓に鉢植えを置くというのも、なにかの機会に日本の友人に話したら、フランスってお墓用のお花も鉢植えなんだね・・と驚かれて、あらためて、そういえばそうだ・・と思った覚えがあります。
さすがにハロウィンで、ソウルのような人出になることはパリではないとは思いますが、あったとしても、また、デモで鍛え上げた警察や機動隊が激しくガードすると思われます。
フランスのハロウィン トゥーサン 仮装大会
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