2022年11月9日水曜日

インターネット不通の一日の恐怖 想像以上のネット依存

  


 一昨日、午前中の一仕事を終えて、一息ついたところで、つけっぱなしにしていたYouTubeの画面が急に止まって、ぐるぐるし始めて、「えっ??」と思ったものの、そのうち、また繋がるだろうと思って、そのまま放置しておきました。

 ところが、一向に回復する兆しはなくて、「えっ??」が、「え〜〜〜??」という感じになってきて、「まさか??」と思って、コンセントを一旦、外して、繋ぎ直すという原始的な手段を試みましたが、回復はせず・・(これで回復する場合もある)。

  これが、家のボックスが故障したのか、それとも我が家が利用しているネットサプライチェーン側のシステムダウンなのか?もわからず、とりあえず、携帯でSFR(ネット会社)と検索すると、同様のトラブルに遭っている人がいる模様で、おそらく、これはうちの問題ではなく、供給側の問題なのだろうと判断し、イライラしながら家で待っていても仕方ないので、パリの街中にお買い物に行くことにしました。

 ネット環境というものは、現在の私の生活には欠かせないものであるにもかかわらず、どうにも苦手意識が消えないというか、実際に苦手だし、わけがわからないというか、わかっていないというのが正直なところで、これまでは、ほぼ全て娘に頼っていました。 

 実際に現在の家のインターネット契約は、彼女が全てやってくれて、彼女名義になっているのです。しかし、現在、彼女は日本に住んでいて、彼女に頼るわけにもいかなくなったのです。

 以前に、携帯のネットが繋がらなくなって、「実は契約切れになっていた・・」ということもあったので、もしかして、「今回もネット回線の契約切れ?」とも思い、娘に「家のネットが繋がらなくなったけど、もしかして、契約切れ?」というメッセージを送ると、しばらくして、彼女は問い合わせをしてくれたようで、SFRからの「今、復行作業中、できるだけ早く復行させます」という返事を送ってくれて、「そのうち治るみたい」と言われて、一安心。

 買い物が終わって、家に戻る頃には、治っているだろうと思って、パリの紅葉を楽しみながら呑気に買い物をして、家に戻ると、まだ、なおっておらず、結局、その日は一晩、ネットなしの夜を過ごすことになりました。

 まあ、携帯は繋がるので、全く閉ざされた状況ではないとはいえ、普段はパソコンとiPadと共に家の中を移動しているほど、家のネット環境に依存している私の生活、まるで、ネットがないのは、停電したのと同じような気分でした。

 今や私にとって、家でパソコンが使えないのは恐怖に近く、現在、使っているパソコンが壊れた時のために、予備のパソコンを準備しているほどなのですが、しかし、それもネットが繋がらなければどうにもなりません。

 なにか、故障があったり、わからないことがあれば、何でもすぐにネットで検索して解決法を見つけるので、ネットが通じなければ心許ないといったらありません。

 いつのまにか、こんなにネットに頼る生活になっていることを今さらのように思い知らされて、家の中が暗くなったような気さえしてしまうのです。

 今では普段、あまり見ることがなくなったDVDを見たりして、その日、本来はやるはずのことは諦めて、早々に寝ることにしたのですが、なんだか眠れず、結局、飲んだくれることになりました。

 翌朝、起きると、幸いなことにネットは復行していましたが、これが何日も続いたら、どうなることだろうか?とゾッとしました。

 しかし、もともとは、ネットなどない世界に生まれ育ってきたにもかかわらず、今では当然のようにあるネット環境に浸りきって生活していることを、あらためて実感し、ちょっと一日ネットが繋がらないくらいでパニッてしまうのも、「それならそれで、落ち着いて、今日は本でも読もう・・」とはならなかったことに、以前は、あんなに好きだった本を最近、ちっとも読まなくなったな・・と思いながら、これからは、心してネットから少し離れる時間を心して作った方がいいかな?などとも思ったのです。


インターネット不通 ネット依存


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